JPH0640436A - 缶蓋殺菌方法および装置 - Google Patents

缶蓋殺菌方法および装置

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JPH0640436A
JPH0640436A JP4212446A JP21244692A JPH0640436A JP H0640436 A JPH0640436 A JP H0640436A JP 4212446 A JP4212446 A JP 4212446A JP 21244692 A JP21244692 A JP 21244692A JP H0640436 A JPH0640436 A JP H0640436A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶蓋の殺菌を、装置を大型化することなく、
短時間で効率よく、細部にわたり充分に殺菌することの
できるものとする。 【構成】 缶蓋18を、缶蓋搬送手段12によって、そ
の進行方向に対して缶蓋面が直交するように、一枚づつ
隔離して連続的に搬送し、缶蓋搬送手段12の前部に位
置する殺菌液処理手段14において、噴霧部14aから
揮発性殺菌液を噴霧し、吸引部14bから噴霧された殺
菌液の吸引することにより、各缶蓋18の間に霧状の殺
菌液の流れを生じさせて殺菌液を缶蓋18の表面に付着
させるとともに、噴霧された余分の殺菌液を吸引部14
bから排除し、その後、缶蓋搬送手段12の後部に位置
する加熱処理手段16において、殺菌液処理済の各缶蓋
18を100〜200℃に加熱してその表面に付着した
殺菌液を蒸発乾燥させて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品や飲料等を充填す
る缶の端板部として使用される缶蓋の殺菌方法およびそ
の殺菌方法を実施するために使用する殺菌装置に関する
もので、特に、無菌充填法を適用するための前処理とし
ての缶蓋の殺菌に適した、缶蓋殺菌方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】缶に食品や飲料等を充填して密封する場
合、一般的には充填密封後に加熱殺菌するという方法が
とられているが、この方法では、缶に用いられている塗
料等の耐熱性の問題から加熱温度が制限されるため、殺
菌のために長時間加熱せざるを得ず、そのために内容物
の風味が損なわれることがあり、また、高温をかけるこ
とのできない内容物を充填するのには不都合である等の
問題がある。そこで、従来から例えばミルクを紙カート
ンに充填する場合等に適用されているような無菌充填
法、すなわち、あらかじめ適当な手段により殺菌した内
容物を、あらかじめ殺菌処理した容器内に充填するとい
う方法が、缶に食品や飲料等を充填する場合にも採用さ
れることがある。
【0003】このような無菌充填法を缶に対する充填に
適用する場合に、缶を密封するための缶蓋についても、
あらかじめ無菌状態としておくことが必要となり、その
ための缶蓋の殺菌手段として、従来、多数重ねられた状
態で輸送されてくる成形済の缶蓋を、一枚づつ分離し、
その進行方向に対して缶蓋面が直交するように一枚づつ
隔離して連続的に搬送し、その搬送経路中において高温
スチーム等を吹き付けることにより、各缶蓋を殺菌する
ということが行われている(特開昭54−68378号
公報、特開昭56−104669号公報)。しかしなが
ら、缶蓋を直接高温スチームでその細部にわたり殺菌す
るためには、長時間缶蓋を高温スチームに曝す必要があ
り、しかも、缶蓋を一枚づつ殺菌しなければならないた
め、極めて長時間を要し、缶蓋殺菌処理効率が著しく低
下してしまうという問題がある。
【0004】一方、搬送中の蓋材に過酸化水素水等の揮
発性殺菌液を噴霧し、その後熱風を吹き付けることによ
り殺菌液を蒸発乾燥させて除去するという技術は従来知
られており、具体的には、傾斜した搬送用ガイドに沿っ
て、殺菌剤噴出部、無菌熱風噴出部等が設けられ、搬送
用ガイドにより移動する蓋材に、殺菌剤噴出部から過酸
化水素水等の揮発性殺菌液を吹き付け、その後熱風乾燥
をするという技術が従来公知であり(特開昭63−44
429号公報)、また、容器の蓋等を外気から遮断され
た殺菌室内に導入し、該殺菌室内をコンベアにより搬送
中に、噴霧ノズルより噴霧された過酸化水素水等の揮発
性殺菌液の細かい霧粒をその表面に付着させ、その後熱
風乾燥をするいう技術が従来公知である(特開昭59−
115220号公報、特開昭62−28326号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、飲料用の缶
等において一般に広く使用されている缶蓋、すなわち、
図5に示されているような、平らなフラット部104の
他に、缶本体の胴部との巻き締め接合を行うためのカー
ル部102、開缶を行う際に用いるタブの陰になるタブ
周り部分106、タブを支持するリベットが固定された
リベットホール103、環状凹部を形成するカウンター
シンク部105等を有するような複雑な表面形状の缶蓋
に対して揮発性殺菌液による殺菌を適用する場合、缶蓋
の各部分にわたって殺菌液を良好に進入させるために
は、上記の従来技術にも示されているように、搬送用ガ
イドにより移動する蓋材に殺菌剤噴出部から過酸化水素
水等の揮発性殺菌液を吹き付けるようなもの(特開昭6
3−44429号公報)では、缶蓋の両面を殺菌液噴霧
装置に対向させるために缶蓋進行方向に対して缶蓋面が
平行になるように配置し、缶蓋両面に殺菌液を直接水滴
状にして充分吹き付けるように構成しなければならず、
また、外気から遮断された殺菌室内で噴霧ノズルより噴
霧された過酸化水素水等の揮発性殺菌液の細かい霧粒を
その表面に付着させるもの(特開昭59−115220
号公報、特開昭62−28326号公報)では、揮発性
殺菌液の霧粒を充満させるための密閉構造の殺菌室を設
ける必要があり、その殺菌室内の殺菌液の霧粒が充満し
た雰囲気中に缶蓋を充分時間をかけて曝すように構成す
る必要がある。
【0006】その結果、前者のものでは、缶蓋を1枚づ
つ進行方向に対してその両面が平行になるように配置す
ることにより、搬送経路が長くなって搬送効率が悪くな
り、しかも殺菌液を大きな水滴状にして大量に吹き付け
るため、殺菌剤の水切り部等も必要となる。また、後者
のものでは、殺菌室内の揮発性殺菌液の霧粒が外部に漏
れないような密閉された構造の殺菌室を設けることが必
要となり、いずれのものにおいても、殺菌装置自体が大
型化するとともに、殺菌経路を通過させるための缶蓋搬
送時間が長くなって作業効率が落ちるという問題があ
る。
【0007】本発明は、上記のような従来の缶蓋殺菌方
法あるいは缶蓋殺菌装置の持つ問題を解決することを目
的としており、複雑な表面形状の缶蓋を細部にわたり短
時間で充分に殺菌することのできる缶蓋殺菌方法、およ
びにそのような缶蓋殺菌方法を装置の大型化を必要とせ
ずに実施できる缶蓋殺菌装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、缶蓋を、その進行方
向に対して缶蓋面が直交するように、一枚づつ隔離して
連続的に搬送する缶蓋搬送経路中において、先ず、搬送
中の缶蓋群の側方から揮発性殺菌液を噴霧し、該缶蓋群
を挟んで噴霧位置に対向する位置で、噴霧された殺菌液
の吸引することにより、各缶蓋の間に霧状の殺菌液の流
れを生じさせて殺菌液を缶蓋の表面に付着させるととも
に、噴霧された余分の殺菌液を吸引によって缶蓋搬送経
路から排除し、次いで、殺菌液処理済の各缶蓋を加熱し
てその表面に付着した殺菌液を蒸発乾燥させて除去する
ことを特徴とする缶蓋殺菌方法を提供するものであり、
さらに、そのような缶蓋殺菌方法をより好適に実施する
ために、揮発性殺菌液として2.0〜15.0重量%の
過酸化水素水を、缶蓋全表面の付着量が15〜100m
g/100cm2 となるように噴霧し、殺菌液処理済の
各缶蓋を、缶蓋温度が100〜200℃となるように加
熱するという実施態様を有するものである。
【0009】また、本発明は、上記の缶蓋殺菌方法を実
施するための装置として、缶蓋を、その進行方向に対し
て缶蓋面が直交するように、一枚づつ隔離して連続的に
搬送する缶蓋搬送手段と、該缶蓋搬送手段の前部に位置
して、搬送中の各缶蓋を揮発性殺菌液により殺菌する殺
菌液処理手段と、該缶蓋搬送手段の後部に位置して、該
殺菌液処理手段により殺菌液処理済の各缶蓋を加熱する
加熱処理手段とを備えた缶蓋殺菌装置において、該殺菌
液処理手段が、該缶蓋搬送手段により搬送中の缶蓋群の
側方に配置された殺菌液の噴霧部と、該搬送中の缶蓋群
を挟んで該噴霧部に対向する位置に配置された殺菌液の
吸引部とからなることを特徴とする缶蓋殺菌装置を提供
するものである。
【0010】
【作 用】本発明の缶蓋殺菌方法は、上記のように構成
されているので、缶蓋を、その進行方向に対して缶蓋面
が直交するように、例えばその間隔を10mm程度に、
高密度でしかも比較的短時間で搬送しながら殺菌液で処
理しても、各缶蓋間に噴霧された揮発性殺菌液が流れと
なって強制的に入り込むため、噴霧ノズルをそれぞれの
缶蓋面に対向するように配置しなくても、各缶蓋の細部
にまで揮発性殺菌液が付着して充分な殺菌を行うことが
でき、しかも、缶蓋に付着しなかった余分な殺菌液は吸
入されて排除されるため、殺菌液をその周りに拡散させ
ることがなく、殺菌装置の周りの作業環境を悪化させる
ことがない。
【0011】さらに、そのような本発明の缶蓋殺菌方法
において、揮発性殺菌液としての過酸化水素水の噴霧条
件を2.0〜15.0重量%の濃度、かつ缶蓋の全表面
に対し15〜100mg/100cm2 の付着量となる
ように設定し、缶蓋の加熱温度を100〜200℃とす
れば、比較的低い濃度の過酸化水素水を使用して、加熱
処理時に液滴痕が残存する程噴霧量を多くせずに、缶蓋
の塗膜が変色しない程度の加熱で、完全な殺菌効果を得
ることができる。
【0012】また、本発明の缶蓋殺菌装置については、
殺菌液処理手段として、その進行方向に対して缶蓋面が
直交するように配置されて搬送されている缶蓋群の側方
に、殺菌液の噴霧部と吸引部が配置されているだけであ
るので、缶蓋を1枚づつ進行方向に対して缶蓋面が平行
になるように配置したり、水切り部等を設けたりする必
要がなく、殺菌液処理手段を極めて短い搬送区間で構成
することができ、また、密閉構造の殺菌室のようなもの
を設けずとも、殺菌液がその周りに拡散することがない
ため、装置を大型化することなく、上記の缶蓋殺菌方法
を適切に実施することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、図1〜図4によって、本発明の
缶蓋殺菌方法の実施に使用する缶蓋殺菌装置の一実施例
について説明する。本発明の缶蓋殺菌装置10は、図1
に示されているように、缶蓋殺菌装置10内における缶
蓋搬送手段12と、該缶蓋搬送手段12の前部に配置さ
れた殺菌液処理手段14と、缶蓋搬送手段12の後部に
配置された加熱処理手段16とにより構成されている。
【0014】缶蓋搬送手段12は、図2に示されている
ように、搬送経路に沿って3本の螺旋溝付きスクリュー
70、72、74を、缶蓋18を中心に逆倒三角形状に
平行に配置したもので、横方向に重ね合わされた状態で
輸送されてきた各缶蓋18の端縁が各スクリュー70、
72、74の螺旋溝に入ることにより、各缶蓋18が軽
く回転できるように両側方および下方から支持され、ス
クリュー70、72、74の1ピッチ当たりにそれぞれ
缶蓋18が1枚保持されることによって、缶蓋進行方向
に対して缶蓋面が直交し、且つ隣接する缶蓋面との間隔
が10mm程度となるように隔離された状態で、各缶蓋
が殺菌液処理手段14に導入されるように構成されてい
る。このような缶蓋搬送手段の構成は、従来の高温スチ
ーム等の吹き付けによる缶蓋の殺菌(特開昭54−68
378号公報、特開昭56−104669号公報)にお
いて使用されている缶蓋搬送手段と同様の構成を有する
ものである。
【0015】なお、本実施例における上記の缶蓋搬送手
段12の具体的な仕様については以下の通りである。
【0016】殺菌液処理手段14は、図1に示されてい
るように、殺菌液噴霧部14aと吸引部14bとからな
り、殺菌液噴霧部14aは、図示されていないコンプレ
ッサより送られる圧搾空気を濾過するフィルタ20、過
酸化水素水タンク22、純水タンク24、ミキサー2
6、貯蔵タンク28、自動供給装置30、薬液タンク3
2、流量計34、流量調節弁36、噴霧ノズル38等に
より構成されており、噴霧ノズル38は、具体的には、
図2、3に示されているように、搬送中の缶蓋18の上
部に、4本の噴霧ノズル38a、38b、38c、38
dとして配置される。吸引部14bは、図1に示されて
いるように、缶蓋搬送手段12の下方に配置された集霧
ダクト43およびこれに続くブロア44、ミスト凝集器
46、排気処理装置48等により構成されている。
【0017】この殺菌液処理手段14の領域において、
殺菌液噴霧部14aと吸引部14bとの間に位置する缶
蓋搬送手段12には、図2および図3(A)に示されて
いるように、各スクリュー70、72、74に対応し
て、スクリューに付着した余剰殺菌液を除去するための
ブローオフノズル76、78、80が、スクリューの回
転方向と対向する方向へ圧搾空気を送るように、各スク
リュー70、72、74に近接して配置され、各ブロー
オフノズル76、78、80から送られる圧搾空気によ
る余剰殺菌液除去効率を向上させるためのブレード8
2、84、86、88、90、92が、各スクリュー1
本に対して2本づつ設けられている。
【0018】なお、本実施例における上記の殺菌液処理
手段14の具体的な仕様については以下の通りである。 処理部の長さ 250mm(缶蓋通過時間:2.5秒) 殺菌液噴霧ノズル 個数 4本 方式 2流体方式 パターン 平吹き 粒径 40〜80μm ブローオフノズル 個数 3本(1本/スクリュー) ブレード 個数 6枚(2枚/スクリュー) 排気量 約100m3 /時間
【0019】加熱処理手段16は、図1に示されている
ように、エアフィルター50、ブロア52、エアフィル
ター54、ヒーター56等により構成される高温空気の
供給部と、ブロア58、放冷器60、フィルター62等
により構成される排気部とからなり、該排気部は、使用
済の高温空気を排気して冷却した後、加熱処理手段16
の最後部に位置する冷却処理部63に供給するように構
成されている。なお、加熱処理手段16中には、その加
熱温度を監視するための温度センサー66が設置されて
いる。この加熱処理手段16の要部については、具体的
には、図4に示されているように、缶蓋搬送手段12の
スクリュー70、72およびスクリュー72、74の各
間隙に、高温空気の供給部から供給される高温空気を搬
送中の各缶蓋18に吹き付けるための熱風ノズル96、
98が配置されており、この高温空気の吹き付けによる
缶蓋18の浮き上がりを防止するためのガイド100
が、缶蓋搬送手段12の上方に配置されている。
【0020】なお、本実施例における上記の加熱処理手
段16の具体的な仕様については以下の通りである。 処理部の長さ 320mm(缶蓋通過時間:3.2秒) 熱風ノズル 個数 2本 長さ 300mm 口径 2mmφ×5mmピッチ 吹出し量 約120m3 /時間
【0021】つぎに、上記のような本発明の缶蓋殺菌装
置によって実施される缶蓋殺菌方法の一実施例について
説明する。まず、横方向に重ね合わされた状態で缶蓋殺
菌装置10に搬送されてきた缶蓋18を、缶蓋殺菌装置
10の缶蓋搬送手段12によって、重ね合わされた状態
の各缶蓋18を一枚づつ剥離し、缶蓋進行方向に対して
缶蓋面が直交し、且つ隣接する缶蓋面との間隔が10m
m程度となるように隔離して、殺菌液処理手段14に導
入する(図1の右方向から左方向へ搬送)。
【0022】殺菌液処理手段14においては、過酸化水
素水タンク22内の過酸化水素水と純水タンク24内の
純水とをミキサー26により混合して適当濃度に調整し
た希薄過酸化水素水とし、これを揮発性殺菌液として貯
蔵タンク28に貯蔵しておき、この貯蔵タンク28から
自動供給装置30により希薄過酸化水素水を薬液タンク
32に適宜供給するとともに、コンプレッサからの圧搾
空気をフィルタ20を介して薬液タンク32に供給し
て、薬液タンク32内の希薄過酸化水素水に圧力をかけ
て噴霧ノズル38に供給し、噴霧ノズル38から希薄過
酸化水素水を霧状にして噴霧する。なお、噴霧ノズル3
8からの噴霧量は流量計34により監視され、流量調節
弁36により適量に調整される。
【0023】霧状に噴霧された希薄過酸化水素水は、噴
霧ノズル38に対向して殺菌液処理手段14の下部に配
置された集霧ダクト43から、ブロア44の吸引によっ
て吸引し、その結果、噴霧ノズル38により噴霧された
霧状過酸化水素水は、図3(B)に示されるように、一
定方向の流れに従って強制的に各缶蓋18の間に進入
し、ノズル38が直接缶蓋面に対向していないにもかか
わらず、各缶蓋18の細部に至るまで均一に缶蓋各部に
付着する。なお、噴霧ノズル38により噴霧されたが缶
蓋18間に進入しなかった希薄過酸化水素水の残霧は、
また殺菌液処理手段14の上部から排気ブース40およ
びブロア42により排気し、集霧ダクト43からブロア
44によって吸引された希薄過酸化水素水は、ミスト凝
集器46により気液分離して、気体部分については排気
処理装置48により排気し、液体部分については廃液処
理を行なう。
【0024】また、缶蓋搬送手段12のスクリュー7
0、72、74に付着した余剰殺菌液については、ブロ
ーオフノズル76、78、80によりスクリューの回転
方向と対向する方向へ圧搾空気を送ることにより吹き飛
ばし、さらにブレード82、84、86、88、90、
92の板面に沿って遅滞なく除去して、それら除去され
た余剰殺菌液は、ダクト43を介してミスト凝集器46
に送る。したがって、余剰殺菌液は缶蓋搬送経路から確
実に除去され、従来のように缶蓋のシューターに余剰殺
菌液の水滴が付着し、この水滴が更に缶蓋に再付着する
ことによって缶蓋に液滴痕を残すというようなことはな
い。殺菌液処理手段14を通過した缶蓋18は、次い
で、缶蓋搬送手段12により加熱処理手段16に導入さ
れる。
【0025】加熱処理手段16においては、エアフィル
ター50、ブロア52、エアフィルター54、ヒーター
56を介して高温空気を供給し、該高温空気を、搬送手
段12のスクリュー70、72の間およびスクリュー7
2、74の間のそれぞれから熱風ノズル96、98によ
って、搬送されている缶蓋18に吹き付ける。この高温
空気の吹き付けによる缶蓋18の浮き上がりは、缶蓋1
8の上部に配置したガイド100によって防止される。
そして、この加熱処理手段16において使用済みの高温
空気は、二重壁部の内壁と外壁との間を通して排気口9
9から排出し、ブロア58、によって放冷器60に送
り、放冷器60により冷却後フィルター62を介して加
熱処理手段16の最後部の冷却処理部63に供給して、
蓋の冷却を行うために使用する。加熱処理手段16にお
ける温度は、温度センサー66により監視されており、
常に一定に温度を保つように調整されている。
【0026】以上、上記の缶蓋殺菌装置によって実施さ
れる本発明の缶蓋殺菌方法の一実施例について説明した
が、さらに、揮発性殺菌液の濃度と加熱温度には密接な
関係があり、揮発性殺菌液と加熱の相乗作用により極め
て効率的な殺菌を行うことができるという点に着目し
て、より好適に本発明の缶蓋殺菌方法を実施するための
実施態様について、以下に詳しく説明する。
【0027】まず、図5に示されているような形状の缶
蓋18について、そのそれぞれの部位と殺菌効果の関係
について検討した結果については次の通りである。Ba
cillus subtilis ver.niger
ATCC9372の胞子を塗布し(塗布菌数2.0×
104 /蓋)、図1の装置を用いて比較的温和な条件で
殺菌試験を行った。なお、処理量は300枚/分(噴霧
処理:5秒、加熱処理:6.4秒)とし、過酸化水素水
濃度は2%、噴霧量は10ml/ノズル・分(ノズル3
本)、噴霧圧力3kg/cm2 、加熱温度は200℃〜
230℃である。その結果を次の表に示す(菌残存缶蓋
枚数/テスト枚数)。
【0028】
【表1】 ──────────────────────────────── 230℃ 200℃ ──────────────────────────────── 内面側 フラット部 1/10 4/10 カール部 4/10 5/10 リベットホール 8/10 10/10 ──────────────────────────────── 外面側 フラット部 0/10 3/10 カウンタシンク部 0/10 5/10 タブ周り 9/10 10/10 ────────────────────────────────
【0029】上記表1より明らかなように、リベットホ
ール、あるいはタブ周りの殺菌が極めて困難であること
が理解される。そこで、缶の内面側となる側であり、特
に菌に付着が問題となるリベットホールを指標として、
殺菌条件の検討を進めた。すなわち、図1の缶蓋殺菌装
置において、揮発性殺菌液として過酸化水素水を用いた
場合について、その濃度、加熱温度と殺菌効果の関係に
ついての試験結果を次の表2に示す。なお、殺菌処理の
評価は、B.subtillisを1.9×104 個/
1枚となるように缶蓋(直径約60mm)に塗布し、殺
菌処理後に菌が発見された場合には×、殺菌処理後に菌
が発見されなかった場合には○を付した。また、温度は
缶蓋到達温度であり、雰囲気温度よりも通常50〜10
0℃低い。
【0030】
【表2】 ──────────────────────────────────── H2 2 濃度(%) 0.0 2.0 5.0 15.0 35.0 ──────────────────────────────────── 50℃ × × × × ○ 70 × × × × ○ 100 × × × ○ ○ 150 × × ○ ○ ○ 200 × ○ ○ ○ ○ 230 × ○ ○ ○ ○ ────────────────────────────────────
【0031】上記表2により示された殺菌効果の試験結
果と、過酸化水素水濃度については、30%となると5
0℃程度の加熱条件では過酸化水素水の残留が観察され
ることや、製造コストの点とから考えても、低い方が好
ましく、加熱温度については、230℃とすると缶蓋の
塗膜が変色して好ましくない、等のことから、加熱温度
は100〜200℃、過酸化水素水濃度は2.0〜1
5.0%が好適であるものと考えられる。さらに、加熱
温度を150℃、過酸化水素水濃度を5.0%に固定し
た場合の、噴霧量(缶蓋全表面へ付着させる量)と殺菌
効率との関係についての試験結果は表3に示す通りであ
る。
【0032】
【表3】 ─────────────────────────────── スプレー処理量(mg/100cm2 ) 菌残存蓋枚数 ─────────────────────────────── 5 8/30 15 0/30 30 0/30 50 0/30 100 0/30 ───────────────────────────────
【0033】上記表3により明らかなように、全部缶蓋
の内外面に付着するとした場合の過酸化水素水の噴霧量
については、缶蓋の全表面100cm2 当たり15mg
以上必要であることがわかるが、噴霧量が缶蓋の全表面
100cm2 当たり100mgを越えると、缶蓋上に比
較的大きな水滴として凝集し、加熱処理時に液滴痕が残
存する場合があるので、15〜100mg/100cm
2 とすることが好適であるものと考えられる。
【0034】なお、図6は、各噴霧量を10ml、15
ml、20ml(ml/ノズル・分×3本)とした場合
(この噴霧量は缶蓋表面に付着する量と付着しない量と
の合計噴霧量)のそれぞれの蓋の菌残存枚数が0となる
条件を比較して示したものである。同図より明らかなよ
うに、噴霧量を増加させる程、濃度値は低くても殺菌効
率は向上するが、20ml/ノズル・分となると、場合
によっては缶蓋表面に大きな液滴痕となって過酸化水素
水が付着するため好ましくない。なお、ここで20ml
/ノズル・分×3本は、缶蓋全表面の付着量として、1
20mg/100cm2 以上に相当する。以上の各試験
結果からみて、本発明の缶蓋殺菌方法を実施するにあた
り、揮発性殺菌液として2.0〜15.0重量%の過酸
化水素水を噴霧して、これを缶蓋の全表面に対する付着
量が15〜100mg/100cm2 となるように缶蓋
に付着させるとともに、殺菌液処理済の各缶蓋を、缶蓋
温度が100〜200℃となるように加熱するというこ
とが、比較的低い濃度の過酸化水素水を使用して、加熱
処理時に液滴痕が残存したり、缶蓋の塗膜が変色したり
することなく、完全な殺菌効果を得ることができるため
の好適な条件であるということが理解される。
【0035】なお、上記の実施態様に従って実際に缶蓋
殺菌試験を行ったところ、殺菌効果を5Dに設定した場
合、缶蓋温度を140℃まで上昇(加熱温度5秒)させ
ることで達成された。これに対し、同様の殺菌効果を得
るために従来のスーパースチームを用いた場合には、缶
蓋到達温度を240℃、維持時間を15秒以上(加熱温
度としては30秒以上)とすることが必要となり、本発
明により大幅な殺菌時間短縮が行われたことが実証され
た。
【0036】以上、本発明を各実施例に基づいて説明し
たが、本発明は、上記の各実施例に限定されるものでは
なく、例えば、上記の缶蓋殺菌装置の実施例においては
スクリューに付着した余剰過酸化水素水を除去するため
にブローオフノズルおよびブレードを設けたが、ブレー
ドの代わりにバキュームダクトを設けることも可能であ
る等、特許請求の範囲に記載された限りにおいて、種々
の実施態様をとることが可能なものである。
【0037】
【発明の効果】本発明の缶蓋殺菌方法は、以上説明した
ように構成されているので、高密度でしかも比較的短時
間で搬送しながら殺菌液で処理しても、各缶蓋の細部に
まで揮発性殺菌液が付着して充分な殺菌を行うことがで
き、しかも、殺菌液をその周りに拡散させることがな
く、殺菌装置の周りの作業環境を悪化させることがな
い。なお、そのような缶蓋殺菌方法において、揮発性殺
菌液としての過酸化水素水の噴霧条件を2.0〜15.
0重量%、かつ缶蓋の全表面に対し15〜100mg/
100cm2 の付着量となるようにし、缶蓋の加熱温度
を100〜200℃とすれば、比較的低い濃度の過酸化
水素水の使用により、加熱処理時に缶蓋に殺菌液の液滴
痕が残存することなく、缶蓋の塗膜の変色もなく、しか
も完全な殺菌効果を得ることができる。また、本発明の
缶蓋殺菌装置については、殺菌液処理手段を短い搬送区
間で構成することができ、装置を大型化することなく、
上記の缶蓋殺菌方法を適切に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の缶蓋殺菌装置の一実施例を示す概略説
明図。
【図2】図1に示された一実施例の殺菌処理手段の要部
と缶蓋搬送手段の一部を示す斜視図。
【図3】図1に示された一実施例の殺菌処理手段におけ
る殺菌液の噴霧実施状態を示す説明図。
【図4】図1に示された一実施例の加熱処理手段の要部
と缶蓋搬送手段の一部とを示す一部断面図。
【図5】缶蓋の断面図。
【図6】過酸化水素水の濃度、噴霧量、雰囲気温度と殺
菌効率の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10 缶蓋殺菌装置 12 缶蓋搬送手段 14 殺菌液処理手段 14a 噴霧部 14b 吸引部 16 加熱処理手段 18 缶蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶蓋を、その進行方向に対して缶蓋面が
    直交するように、一枚づつ隔離して連続的に搬送する缶
    蓋搬送経路中において、先ず、搬送中の缶蓋群の側方か
    ら揮発性殺菌液を噴霧し、該缶蓋群を挟んで噴霧位置に
    対向する位置で、噴霧された殺菌液の吸引することによ
    り、各缶蓋の間に霧状の殺菌液の流れを生じさせて殺菌
    液を缶蓋の表面に付着させるとともに、噴霧された余分
    の殺菌液を吸引によって缶蓋搬送経路から排除し、次い
    で、殺菌液処理済の各缶蓋を加熱してその表面に付着し
    た殺菌液を蒸発乾燥させて除去することを特徴とする缶
    蓋殺菌方法。
  2. 【請求項2】 揮発性殺菌液として2.0〜15.0重
    量%の過酸化水素水を、缶蓋全表面の付着量が15〜1
    00mg/100cm2 となるように噴霧し、殺菌液処
    理済の各缶蓋を、缶蓋温度が100〜200℃となるよ
    うに加熱することを特徴とする、請求項1に記載の缶蓋
    殺菌方法。
  3. 【請求項3】 缶蓋を、その進行方向に対して缶蓋面が
    直交するように、一枚づつ隔離して連続的に搬送する缶
    蓋搬送手段と、該缶蓋搬送手段の前部に位置して、搬送
    中の各缶蓋を揮発性殺菌液により殺菌する殺菌液処理手
    段と、該缶蓋搬送手段の後部に位置して、該殺菌液処理
    手段により殺菌液処理済の各缶蓋を加熱する加熱処理手
    段とを備えた缶蓋殺菌装置において、該殺菌液処理手段
    が、該缶蓋搬送手段により搬送中の缶蓋群の側方に配置
    された殺菌液の噴霧部と、該搬送中の缶蓋群を挟んで該
    噴霧部に対向する位置に配置された殺菌液の吸引部とか
    らなることを特徴とする缶蓋殺菌装置。
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