JPH064034Y2 - タ−ボチヤ−ジヤ - Google Patents

タ−ボチヤ−ジヤ

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JPH064034Y2
JPH064034Y2 JP1987048847U JP4884787U JPH064034Y2 JP H064034 Y2 JPH064034 Y2 JP H064034Y2 JP 1987048847 U JP1987048847 U JP 1987048847U JP 4884787 U JP4884787 U JP 4884787U JP H064034 Y2 JPH064034 Y2 JP H064034Y2
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oil
bush
bearing
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slinger
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車などの内燃機関に使用されるターボチャ
ージャに関する。
(従来の技術) 近年、自動車などの内燃機関では加速性能を向上させる
べくターボチャージャが使用されている。このターボチ
ャージャでは、内燃機関から排出される排気ガスでター
ビンロータを回転し、タービンロータと一体的なコンプ
レッサロータを回転し、これにより内燃機関に圧縮空気
を供給するものである。
ターボチャージャとしては、実開昭59−024557
号公報にかかるものが提供されている。
実開昭59−024557号公報にかかるターボチャー
ジャでは、タービンロータおよびコンプレッサロータの
高速領域などでの回転を円滑にすべく、タービンロータ
およびコンプレッサロータをつなぐシャフトに、潤滑用
のオイルが供給される。
このターボチャージャは、第4図にしめすように、上方
にオイル供給通路100と下方にオイル排出口101を
もつ軸受室102をもつハウジング103と、オイル供
給通路100よりオイルの供給を受ける軸受としてのラ
ジアルベアリング104、スラストベアリング111
と、ラジアルベアリング104、スラストベアリング1
11により回転自在に保持されたシャフト105、シャ
フト105の端部に一体的に設けられたコンプレッサロ
ータ106およびタービンロータ107と、コンプレッ
サロータ106とスラストベアリング111との間のシ
ャフト105に固定されたブッシュ108と、ブッシュ
108の外周面と対向する内周面をもちコンプレッサロ
ータ106側に位置するシールプレート109と、ハウ
ジング103に保持されたスリンガ110とをもつ。
スリンガ110は、ブッシュ108の外周面108aに
対向する円形端面110aをもち、オイルをオイル排出
口101に案内するものである。
このターボチャージャでは、内燃機関の排気ガスにより
タービンロータ107が回転すると、シャフト105が
ラジアルベアリング104の中で回転し、これによりシ
ャフト105を介してコンプレッサロータ106が回転
し、コンプレッサロータ106の回転により、圧縮空気
が内燃機関に供給される。
このようにコンプレッサロータ106が回転するときに
は、オイル供給通路100からオイルがラジアルベアリ
ング104、スラストベアリング111に供給され、シ
ャフト105の回転を円滑ならしめる。
ところで、上記したターボチャージャでは、ラジアルベ
アリング104、スラストベアリング111を経たオイ
ルは、スリンガ110にそって矢印B方向にオイル排出
口101から排出される。
内燃機関の出力が増加して排気ガス量が増加すると、タ
ービンロータ107の回転速度が増加しシャフト105
の回転速度が増加する。このとき内燃機関に供給される
オイル量が増加し、したがってオイル供給通路100へ
のオイル量も増加する。そのため、ラジアルベアリング
104、スラストベアリング111に供給されるオイル
量が増加する。
すると、スリンガ110の円形端面110aとブッシュ
108の外周面108aとの間の隙間をオイルが通過し
て、そのオイルがシールプレート109とスリンガ11
0との間の締付112に侵入する。しかし室112に侵
入したオイルは、シールプレート109で遮られる為、
コンプレッサロータ106側へは侵入することはなく、
したがって室112に侵入したオイルは、矢印E方向に
移動してオイル排出口101から排出される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、内燃機関の出力が増して排気ガス量が更に増
加し、シャフト105の回転速度が更に増加すると、ラ
ジアルベアリング104、スラストベアリング111に
供給されるオイル量が更に増加する。その結果、矢印B
方向、矢印E方向からの排出だけでは、供給されたオイ
ルを排出しきれない。そのためシールプレート109の
内周面とブッシュ108の外周面108aとの間の隙間
を介して、オイルがコンプレッサロータ106側に侵入
するといった問題が生じる。
このようにオイルがコンプレッサロータ106側に侵入
すると、そのオイルが内燃機関の吸気孔に吸込まれ、内
燃機関の出力に影響をきたす。
本考案は上記した事情に鑑みなされたものであり、その
目的は、シャフトを回転自在に保持する軸受に供給され
たオイルがコンプレッサロータ側に侵入するといった問
題を改善したターボチャージャを提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案にかかるターボチャージャは、上方にオイル供給
通路と下方にオイル排出口をもつ軸受室を有するハウジ
ングと、 オイル供給通路よりオイルの供給を受け該ハウジングに
保持された軸受と、 軸受により回転自在に保持されたシャフトと、 シャフトの端部に一体的に設けられたコンプレッサロー
タ及びタービンロータと、 コンプレッサロータと軸受との間のシャフトに嵌着され
たブッシュと、 ハウジングに保持され、ブッシュが挿通されると共にブ
ッシュの外周面と対向する内周面で区画されたブッシュ
挿通孔をもち、コンプレッサロータ側に位置するシール
プレートと、 ハウジングに保持され、ブッシュが挿通しシールプレー
トと軸受との間の該ブッシュの外周面に対向する円形端
面をもちオイルをオイル排出口に案内するスリンガとを
備えたターボチャージャにおいて、 ブッシュは、 スリンガの軸受側側面と近接対向する側面をもつ第1つ
ば部と、 スリンガとシールプレートとの間に配置され、上記シー
ルプレートのうちブッシュ挿通孔の周縁の軸受側側面に
シャフトの軸長方向において突き合わせ状態で近接対向
し、第1つば部の外径よりも小さな外径を有する第2つ
ば部とを備えていることを特徴とするものである。
ブッシュは、孔にはめこまれる円筒部材をいう。本考案
を特徴づけるブッシュは第1つば部と第2つば部をも
つ。第1つば部は、スリンガの軸受側側面と近接対向す
る側面を持つ外周径の大きい部位である。第2つば部
は、スリンガのコンプレッサ側側面と近接する第1つば
部より外径の小さい部位である。第1つば部、第2つば
部はブッシュの円周にそって連続して形成されている。
第2つば部の外周径は、ブッシュの外周面と対向するス
リンガの円形端面の径よりも小さいことが望ましい。
尚、ハウジング、軸受、コンプレッサロータ、タービン
ロータ、シールプレート、スリンガなどは、従来と同一
の構成とすることができる。
(作用) 本考案にかかるターボチャージャでは、内燃機関の排気
ガスでタービンロータが回転し、そのためシャフトが軸
受の内で回転し、シャフトを介してコンプレッサロータ
が回転し、これにより圧縮空気が内燃機関の吸気孔に供
給される。
このとき、オイル供給通路に送られたオイルは、軸受に
供給される。したがって、軸受の内で回転するシャフト
はオイルのため円滑に回転し、ターボチャージャのコン
プレッサロータ、タービンロータは円滑に作動する。
ところで、ターボチャージャでは、軸受に供給されたオ
イルは、従来と同様に、スリンガにそってオイル排出口
から排出される。
一方、内燃機関の出力が更に増して排気ガス量が更に増
加すると、オイル供給通路へのオイル供給量が増加し、
したがって軸受へのオイル供給量も更に増加する。
このとき、本考案にかかるターボチャージャでは、シャ
フトとともにブッシュが回転するので、第1つば部、第
2つば部もかなり高速で回転する。そのため、第1つば
部、第2つば部付近のオイルには大きな遠心力が作用す
る。その結果、オイルがスリンガを越えることは抑制さ
れ、スリンガとシールプレートとの間の室へのオイルの
侵入は、抑制される。
その理由は、仮に第1つば部とスリンガとの間にオイル
が侵入しても、そのオイルは、第1つば部の回転により
発生する遠心力により、径外方向に引きもどされるこ
と、さらに、仮に第2つば部とスリンガとの間にオイル
が侵入しても、第1つば部で発生する遠心力が第2つば
部で発生する遠心力よりも大きいので、その侵入したオ
イルは、第1つば部の回転により発生する遠心力によ
り、第1つば部側へ引きもどされること、第1つば部で
発生する遠心力が第2つば部で発生する遠心力よりも大
きいので、スリンガがブッシュとの間の空気は第1つば
部側へ引きよせられるため、空気の引きよせられ方向と
逆方向へはオイルが侵入しにくいからである。
(実施例) 本考案にかかるターボチャージャの一実施例について第
1図〜第3図を参照して説明する。
本実施例にかかるターボチャージャは自動車の内燃機関
に適用したものである。
(実施例の構成) 本実施例にかかるターボチャージャは、第1図に示すよ
うに、ハウジング1と、軸受としてのラジアルベアリン
グ2、スラストベアリング3と、シャフト4とコンプレ
ッサロータ5およびタービンロータ6と、ブッシュ7
と、シールプレート8と、スリンガ9とをもつ。
ハウジング1は、内燃機関に接着されており、上方にオ
イル供給通路10と下方にオイル排出口11をもつ軸受
室12をもつベアリングハウジング15と、ベアリング
ハウジング15に連結されタービン室16aをもつター
ビンハウジング16と、ベアリングハウジング15に連
結されコンプレッサ室17aをもつコンプレッサハウジ
ング17とを備える。
オイル供給通路10はオイルポンプの吐出口などに連通
させており、オイルが供給されるようになっている。タ
ービンハウジング16のタービン室16aは、内燃機関
の排出ガスを排出する排気孔につながる。コンプレッサ
ハウジング17のコンプレッサ室17aは、内燃機関へ
吸気を行う吸気通路につながる。
ラジアルベアリング2は、ハウジング1の軸受室12に
保持されており、シャフト4に作用する半径方向の加重
をうけるものである。ラジアルベアリング2はオイル孔
2aをもつ。スラストベアリング3は、同様にハウジン
グ1の軸受室12に保持されており、シャフト4に作用
する軸方向の加重をうけるものである。スラストベアリ
ング3はオイル孔3aをもつ。ラジアルベアリング2の
オイル孔2a、スラストベアリング3のオイル孔3a
は、オイル供給通路10とつながり、オイル供給通路1
0からオイルの供給を受ける。
シャフト4は、段部4aをもち、ラジアルベアリング
2、スラストベアリング3により、ラジアルベアリング
2およびスラストベアリング3内で回転自在に保持され
ている。シャフト4の一端には、タービンロータ6が一
体的に形成されている。
ブッシュ7は、円筒状をなし、コンプレッサロータ5と
スラストベアリング3との間のシャフト4に固定されて
いる。本実施例ではブッシュ7とラジアルベアリング2
との間には、円筒状をなす第2ブッシュ70が挿入され
ている。
そして前記したシャフト4には、ラジアルベアリング
2、スラストベアリング3、第2ブッシュ70、ブッシ
ュ7、コンプレッサロータ5が挿入されており、これら
はナット42で締付けられている。したがって、シャフ
ト4が回転すると、ナット42で締付けられた第2ブッ
シュ70、ブッシュ7、コンプレッサロータ5がシャフ
ト4と一体的にシャフト4とほとんど同じ回転速度で周
方向に回転する。
シールプレート8は、第2図に示すように、ハウジング
1のベアリングハウジング15にスナップリング8cに
より固定されており、ベアリングハウジング15の軸受
室12とコンプレッサハウジング17のコンプレッサ室
17aとを仕切るものであり、コンプレッサロータ5側
に位置する。シールプレート8は、第2図、第3図に示
すように、ブッシュ7が挿通されブッシュ7の外周面7
aと対向する内周面80をもつ。内周面80でブッシュ
挿通孔80hが形成されている。尚、シールプレート8
とベアリングハウジング15との間には、シール部材8
aが介在しており、シールプレート8の内周面80とブ
ッシュ7の外周面7aとの間には、シールリング8bが
介在している。
スリンガ9は、オイルをオイル排出口11へ案内するも
のであり、ハウジング1のベアリングハウジング15側
に固定されている。スリンガ9は、第2図に示すように
ブッシュ7が挿通され、シールプレート8とスラストベ
アリング3との間のブッシュ7の外周面7aに対向する
円形端面91をもつ。
さて、本実施例にかかるターボチャージャでは、上記ブ
ッシュ7は、第2図に示すように、その外周面7aに、
第1つば部73と第2つば部75とをもつことを特徴と
する。
第2図に示すように、第1つば部73は、ブッシュ7の
周方向に連続しており、側面73aをもつ。第1つば部
73の側面73aは、上記スリンガ9のスラストベアリ
ング3側の側面92と微小隙間を介して近接対向する。
第1つば部73の外径は、スリンガ9の円形端面91の
内径よりも大きい。したがって、スリンガ9と第1つば
部73とは、微小隙間を介してオーバーラップする構造
となっている。
第2つば部75は、ブッシュ7の周方向に連続してい
る。第2つば部75の外径は、第1つば部73の外径よ
りも小さく、つまり、スリンガ9の円形端面91の内径
よりも小さい。したがって、スリンガ9と第2つば部7
5とは、オーバーラップしない構造となっている。第2
つば部75は、シールプレート8の内側突部8eの軸受
側の側面8iに、即ちブッシュ挿通孔80hの周縁の軸
受側側面に、シャフト4の軸長方向と平行な方向におい
て、突き合わせ状態で近接対向している。
(実施例の作用、効果) 本実施例にかかるターボチャージャでは、内燃機関の排
気ガスでタービンロータ6が回転し、シャフト4を介し
てコンプレッサロータ5が回転し、圧縮空気が内燃機関
の吸気孔に供給される。このとき、オイル供給通路10
から送られるオイルは、ラジアルベアリング2、スラス
トベアリング3に受けられる。したがって、ラジアルベ
アリング2、スラストベアリング3の内で回転するシャ
フト4は、円滑に回転し、ターボチャージャは円滑に作
動する。
ところで、ターボチャージャでは、ラジアルベアリング
2、スラストベアリング3を経たオイルは、スリンガ9
にそってオイル排出口11からオイルパンなどに排出さ
れる。
更に、内燃機関の出力が更に増して排気ガス量が更に増
加すると、排気ガスで回転されるタービンロータ6の回
転速度が増加するので、シャフト4の回転速度が更に増
加する。この場合、ラジアルベアリング2、スラストベ
アリング3に供給されるオイル量が更に増加する。
このとき、本実施例にかかるターボチャージャでは、シ
ャフト4とともにブッシュ7が回転するので、第1つば
部73、第2つば部75も回転する。したがって、第1
つば部73、第2つば部75付近のオイルは、ブッシュ
7とともに回転し、そのため、第1つば部73および第
2つば部75付近のオイルには遠心力が作用し、その結
果、オイルが旋回する。よって、オイル供給通路10内
に供給されるオイル量が増加した場合であっても、コン
プレッサロータ5側へのオイルの侵入は、従来と異な
り、抑制される。
その理由は、仮に第1つば部73とオイルスリンガ9と
の間にオイルが侵入しても、そのオイルは、第1つば部
73の回転により発生する遠心力により、径外方向に引
きもどされること、さらに、仮に第2つば部75とスリ
ンガ9との間にオイルが侵入しても、第1つば部73で
発生する遠心力が第2つば部75で発生する遠心力より
も大きいので、その侵入したオイルは、第1つば部73
の回転により発生する遠心力により、第1つば部73側
へ引きもどされること、第1つば部73で発生する遠心
力が第2つば部75で発生する遠心力よりも大きいの
で、スリンガ9とブッシュ7との間の空気は第1つば部
73側へ引きよせられるため、空気の引きよせられ方向
と逆方向へはオイルが侵入しにくいからである。
特に本実施例では、シールプレート8の内側突部8eに
第2つば部75は微小隙間を介してシャフト4の軸長方
向と平行な方向において突き合わせられ近接対向し、第
2つば部75付近のオイルに遠心力が作用するので、シ
ールリング8bに侵入しようとするオイルを、第2つば
部75で発生する遠心力により室85側に引き戻すに有
利である。
ところで、第1つば部73、第2つば部75付近のオイ
ルに作用する遠心力は、ブッシュ7の回転速度、シャフ
ト4の回転速度が大きい程大きい。つまり、第1つば部
73、第2つば部75付近のオイルに作用する遠心力
は、ブッシュ7の回転速度の2乗に比例する。そのた
め、オイルに作用する遠心力は、タービンロータ6の回
転速度が高速となってシャフト4の回転速度、ブッシュ
7の回転速度が高速になればなるほど、大きい。
従って、内燃機関が高出力となりターボチャージャのシ
ャフト4が高速で回転すればする程、高いシール性を確
保することができる。
しかも本実施例では、ブッシュ7とスリンガ9とは非接
触状態であるので、ブッシュ7とスリンガ9との間には
機械的損失を生じず、ターボチャージャの能力の低下を
きたさない。
さらには、ブッシュ7とスリンガ9とは非接触状態であ
るので、長期間にわたって使用しても、シール性の低下
をきたさない。
[考案の効果] 本考案にかかるターボチャージャによれば、シール性を
確保することができ、とくにシャフトの回転速度が増加
すればする程、高いシール性を確保することができる。
そのため、オイルがコンプレッサロータ側に侵入するこ
とを抑制することができる。
特に本考案にかかるターボチャージャによれば、シール
プレートのうちブッシュ挿通孔の周縁の軸受側側面に、
シャフトの軸長方向と平行な方向において、第2つば部
が突き合わせ状態で近接対向しており、第2つば部がオ
イル侵入に対しての障害物として機能し、このためオイ
ルのブッシュ挿通孔への侵入を抑制できる。更にコンプ
レッサロータ側に侵入しようとするオイルを、第2つば
部で発生する遠心力により引き戻すに有利であるため、
一層のシール性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はターボチャージャの断面図、第2図は要部の断
面図、第3図はシールプレートとブッシュとの間のシー
ル構造を示す断面図である。第4図は従来のターボチャ
ージャの断面図である。 図中、1はハウジング、10はオイル供給通路、11は
オイル排出口、2はラジアルスラスト(軸受)、3はス
ラストベアリング(軸受)、4はシャフト、5はコンプ
レッサロータ、6はタービンロータ、7はブッシュ、7
3は第1つば部、75は第2つば部、8はシールプレー
ト、9はスリンガを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方にオイル供給通路と下方にオイル排出
    口をもつ軸受室を有するハウジングと、 該オイル供給通路よりオイルの供給を受け該ハウジング
    に保持された軸受と、 該軸受により回転自在に保持されたシャフトと、 該シャフトの端部に一体的に設けられたコンプレッサロ
    ータ及びタービンロータと、 該コンプレッサロータと該軸受との間の該シャフトに嵌
    着されたブッシュと、 該ハウジングに保持され、該ブッシュが挿通されると共
    に該ブッシュの外周面と対向する内周面で区画されたブ
    ッシュ挿通孔をもち、該コンプレッサロータ側に位置す
    るシールプレートと、 該ハウジングに保持され、該ブッシュが挿通し該シール
    プレートと該軸受との間の該ブッシュの外周面に対向す
    る円形端面をもちオイルをオイル排出口に案内するスリ
    ンガとを備えたターボチャージャにおいて、 上記ブッシュは、 上記スリンガの上記軸受側側面と近接対向する側面をも
    つ第1つば部と、 上記スリンガと上記シールプレートとの間に配置され、
    上記シールプレートのうちブッシュ挿通孔の周縁の軸受
    側側面に上記シャフトの軸長方向において突き合わせ状
    態で近接対向し、上記第1つば部の外径よりも小さな外
    径を有する第2つば部ととを備えていることを特徴とす
    るターボチャージャ。
JP1987048847U 1987-03-31 1987-03-31 タ−ボチヤ−ジヤ Expired - Lifetime JPH064034Y2 (ja)

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JPS63156432U (ja) 1988-10-13

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