JPH0640308B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0640308B2
JPH0640308B2 JP58244538A JP24453883A JPH0640308B2 JP H0640308 B2 JPH0640308 B2 JP H0640308B2 JP 58244538 A JP58244538 A JP 58244538A JP 24453883 A JP24453883 A JP 24453883A JP H0640308 B2 JPH0640308 B2 JP H0640308B2
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孝 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は一階述語論理型言語を高速処理可能な情報処理
装置に関するものである。
(2)先行技術 近年、述語論理式をプログラムと見なし、証明するとい
うことを計算することと見なした一階述語論理式が提案
されている。例えば一階述語論理型言語をホーン節に限
ると証明過程が再帰呼出しや繰返しによる計算過程に素
直に対応することに基づいてPROLOG[Kowalski,
R.:“Predicate Logic as Programming Language”,Pro
c・IFIP 74,pp.569-574(1974)]等が開発されている。
PROLOGは非決定的処理とその並列処理可能性によ
つて次世代のコンピユータにおける言語として注目され
ているが、その実行手順はバツクトラツキングと呼ぶ試
行錯誤制御機構によつて実現され、現在このバツクトラ
ツキング制御機構はハードウエアでは未だ実現されてお
らず、ソフトウエアによつて実現されており、プログラ
ム実行の大部分はこのソフトウエアによる制御オーバー
ヘツドとなり、実用的処理速度を得られないでいる。
このためPROLOGを実行するためのハードウエアと
して、いくつかの提案がなされているが、構成が複雑で
ある割には並列処理の効果が小さく、また、変数の値の
同期等については未解決であるという問題があつた。
(3)発明の目的 本発明は上述従来技術の問題点に鑑みなされたものでそ
の目的とする所は、一階述語論理型言語を並列処理し、
バツクトラツキングのオーバーヘツドを軽減し、高速処
理を行なう情報処理装置を提供することにある。
(4)実施例 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例について詳
細に説明する。
第1図は本発明の一実施例情報処理装置のブロツク構成
図である。
第1図図示の如く本実施例装置は、データ伝送手段であ
るコモンバス3に接続された複数の単位処理手段である
入出力処理装置1とn個の単位処理装置2−,2
,…,2−nとからなる。コモンバス3は、単位処
理装置(以下UPmと略す)2−mにプログラムをロー
ドする場合や、入出力処理装置(以下IOPと略す)1
とUPm(2−m)相互間での通信に用いる。本実施例
装置では処理装置相互間での通信方法として、送信権移
譲手段である制御ライン4により各処理装置に順次送信
権を移譲して行く送信権サイクル方式を用いている。
また5は操作者が質問を入力するキーボード(KB)、
6は処理経過等を表示する表示装置(CRT)、7はプ
ログラム等の格納されている外部記憶装置(以下DIS
Kと称す)、8は処理経過や処理結果等を出力するプリ
ンタである。
次にIOP1の詳細を第2図に示す。図中5〜8は第1
図に示した構成と同一である。
IOP1の機能は主に操作者からの質問の受け付け、質
問に対する答えの出力(表示)、プログラムのロード等
であり、コモンバス3とインタフエース13を介して接
続されたローカルバス11にCPU10、メモリ12、
I/O制御部50が接続されており、I/O制御部50
にはキーボード5とCRT6とが接続されている。また
ローカルバス11にはDISK7及びプリンタ8も接続
されている。上記インタフエース13には第1図の制御
ライン4に相当する先頭のUP(2−)への制御ラ
イン401と最後のUPn(2−n)よりの制御ライン
4n0とが接続され、送信権移譲手段が制御される。
次にUPm(2−m)の詳細を第3図に示す。
UPm(2−m)の機能は目標を受け取り、その目標に
対する答を返すことであり、各UPm(2−m)はコモ
ンバス3にUPインタフエース2m3を介して接続され
たローカルバス2m1にUPCPU2m0、UPメモリ
2m2が接続された構成であり、UPインタフエース2
m3には前のUPm−1よりの制御ライン4(m−1
mと、次のUPm+1よりの制御ライン4m(m+1
とをもつ。
但し、m=1の場合には前のUP(m=0)はIOP1
となり、m=nの場合には次のUP(m=n+1)はI
OP1である。
各処理装置(IOP,UPm)内のコモンバス3とのイ
ンタフエース(13,2m1)の詳細を第4図に示す。
インタフエース13とUPインタフエース2m1は同様
の構成となつており以下UPインタフエース2m1を例
として説明する。
インタフエース部はバス制御部31、送信バツフア3
2、受信バツフア33、コモン切換部(以下SWCと称
す)34、ローカル切換部(以下SWLと称す)35、
自UP番号を設定するUP番号設定部36、行先指定を
比較する比較部37、ゲート38により構成されてい
る。
バス制御部31には前のUPm−1より制御ライン4(
m−1)mが入力され、また次のUPm+1への制御ラ
イン4m(m+1)が出力されている。但し、IOP1
の前のUPはUPn(2−n)であり、次のUPはUP
(2−)である。
次にコモンバス3を介しての各処理装置間のデータ授受
を説明する。
第5図はデータ授受の際のデータフレームの通信フオー
マツトを示す図であり、51はデータフレームの行先U
P番号を示す行先でこのUP番号が負の場合には行先指
定なしであり、全てのUPがこのデータフレームを受信
する。52は発信元UP番号を示す発信元であり、53
は目標番号、54は機能コードであり、“Y”は目標に
対する答が“YES”、“N”は“NO”を示し、
“?”の場合にはこのデータフレームが目標であること
を意味する。また“L”は送られてきたデータフレーム
がプログラム文であることを示すため、このデータフレ
ームをプログラム文としてプログラム文保持手段である
メモリ(12,2m2)にロードする。
また55は述語、56は通信データ本体TEXT、57
はデータの終りを示すEOFである。
データ授受は制御ラインより送信権を委譲された各処理
装置がインタフエース(13,2m3)を介してコモン
バス3上にデータを送受信する。
このインタフエース(13,2m3)の動作を第6図の
フローチヤートを参照してまず説明する。
UPmのインタフエース2m3を例に説明すると、ます
ステツプS1で前のUP即ちUPm−1より制御ライン
4(m−1)mを通して送信権を委譲されたか否か監視
し、送信権の委譲のない場合にはステツプS2に進み、
コモンバス3上に第5図に示すデータフレーム(受信デ
ータ)があるか否か調べ、受信すべきデータフレームの
ない場合にはステツプS1に戻り、送信権の委譲される
のを待つ。コモンバス3上にデータフレームのある場合
にはステツプS3に進み、第5図に示す行先51がUP
番号設定部36での設定値、即ち自UP宛のデータフレ
ームか否か、又は行先51が負であり行先指定なしか否
かを比較部37で比較する。比較部37での比較の結果
行先51が自UP宛又は負の場合にはステツプS4でコ
モンバス3上のデータフレームをゲート38を介して受
信バツフア33に順次格納する。行先51が正で他UP
宛の場合にはゲート38が許可されずデータフレームを
受信バツフア33に格納せずステツプS1に戻る。
ステツプS1でUPm−1より制御ライン4(m−1
mにより送信権を移譲されたときにはステツプS5に進
み、送信バツフア32又は受信バツフア33にデータが
あるか否か調べ、データのある場合にはステツプS6で
SWC34を送信バツフア32とコモンバス3が接続さ
れる様に、SWL35を受信バツフアとローカルバス2
m1が接続される様に切り換える。そしてステツプS
7、S8とステツプS9,S10とを並列にて処理す
る。
まずステツプS7にて送信バツフア32のUPCPU2
m0により格納されたデータフレームをコモンバス3に
送出し、送信バツフア32のデータを全て送出するとス
テツプS8で送信バツフア32の内容をクリアしステツ
プS11に進む。ステツプS7と同時にステツプS9に
より受信バツフア33に受信データフレームのある場合
にはこの受信データフレームをUPメモリ2m2に転送
し、ステツプS10で受信バツフア33をクリアし、次
のデータフレーム受信に備える。そしてステツプS11
に進む。
ステツプS11ではSWC34とSWL35を切り換え
コモンバス3と比較部37、ゲート38を介して受信バ
ツフア33を、ローカルバス2m1と送信バツフア32
とを接続し、ステツプS12で制御ライン4
m(m+1)により次のUPm+1に送信権を移譲し、
ステツプS1に戻る。
ステツプS5で送信権を移譲された時に送信バツフア3
2及び受信バツフア33に共にデータのない場合にはス
テツプS12に進み、直ちに次にUPm+1に送信権を
移譲する。
以上の説明はUPmのインタフエース2m1を例に説明
したが他のUP及びIOP1のインタフエースにおいて
も動作は同様である。
次にIOP1より各UPnに対してのプログラムのロー
ドを説明する。
IOP1はまずDISK7に記録されているプログラム
文をメモリ12に読み込む。そして最初のプログラム文
をインタフエース13の送信バツフア(第4図の32に
相当)に転送し、UPnよりの送信権移譲を待つ。そし
て送信権が移譲された時にコモンバス3上に送出する。
そして送出が終了すると送信権をUPに移譲し、次の
プログラム文のある場合にはそのプログラム文を送信バ
ツフアに送り、送信権が移譲されるのを待ち、移譲され
ると送信バツフア内のプログラム文を送出する。これを
繰り返し、全てのプログラム文を順次送出する。
この場合のデータフレームフオーマツトはプログラム文
番号を行先UP番号として行先51にセツトし、FC5
4を“L”とする。
コモンバス3上に送出されたプログラム文は行先51に
て指定された各UPにて受信され、プログラムとしてU
Pメモリ2m2にロードされる。
文番号に対応した各UPにプログラム文がロードされる
と操作者よりの質問の入力を待つ。
そして質問が入力されるとIOP1は質問に対して論理
演算処理を実行し、(当面の)目標をコモンバス3に出
力する。質問が述語の連言(論理積)の場合の論理演算
処理は、先頭の述語を当面の目標とし、この目標に対す
るユニフイケーシヨンが成功すれば、その結果をもとの
質問に代入し、次の述語を次の目標として次の目標が無
くなるまで同様に処理する。述語がなくなるまで処理が
進めば質問は真であり、その時のユニフイケーシヨン結
果が質問中の変数の値を与える。質問が1つの述語から
なる場合は、連語の特別な場合である。
IOP1が送信する目標のデータフオーマツトは、行先
51は負、発信元52は“0”、目標番号53は
“0”、FC54は“?”、述語55は目標の述語、T
EXT56は目標の引数とする。IOP1はこのデータ
フレームを作成し、送信権が移譲された時にコモンバス
3上に送出する。
質問と目標及び対応するデータフレームとの関係は、履
歴保持手段であるメモリ12の実行履歴リストに保持
し、以後のプログラム文の実行処理に備える。
コモンバス3に送出された目標は全てのUPにより受信
され、各UPは送信権を受けとつた以外の時に受信バツ
フア32より目標をUPメモリ2m2のワークエリアに
転送し、ワークエリアの受信データを順に(複数の場合
もある)述語と自らのプログラム文の頭部とを比較しパ
ターンマツチングを行なう。このマツチングは、論理型
言語におけるユニフイケーシヨンのアルゴリズムによつ
て行う。
パターンが適合したときは、相当する文が事実であると
きは、FC54を“Y”とし、マツチした引数の値をT
EXT56として送信バツフア32に書く。このとき、
行先51は目標を発したUP(又はIOP)の番号と
し、発信元52を自らのUP番号設定部36での設定値
とする。
また、担当する文が規則であるときには、文の本体に対
して論理演算処理を実行し、(当面の)目標を送信バツ
フア32に書く。この論理演算処理は、前述の質問に対
する処理と同じである。このとき、発信元52は自らの
UP番号、目標番号53は目標UP(スタツク)の番
号、FC54は“?”、述語55は述語、TEXT56
は引数とする。そして次に送信権を受けとつたときにコ
モンバス3に出力する。
送受信した目標及び対応するデータフレームとの関係
は、履歴保持手段であるメモリ12の実行履歴リストに
保持し、以後のプログラム文の実行処理に備える。
受信データの中に自UPに対する返事があるときは、返
事に対応する目標を履歴保持手段である実行履歴リスト
で目標番号の照会によつて検索して保留になつている論
理演算処理を再開する。FC54が“Y”であれば、ユ
ニフアイされた変数の値を代入したあと次の目標があれ
ばそれを通信データとして送信バツフア32に書き、な
ければ論理演算処理のもとになつた目標を発したUPに
対する返事をFC54を“Y”とした通信データとして
送信バツフア32に書く。論理演算が保留になつている
ときに、さらに担当する目標を受けとると、途中まで論
理演算を実行した論理演算処理の実行履歴である保留に
なつている論理演算を、リスト、即ち、当該保留になつ
ている論理演算の実行履歴を保持する実行履歴リストに
記録し、新しい目標の論理演算処理を実行する。一階述
語論理における証明をプログラムの実行と考える計算モ
デルでは、証明の途中で生成された論理式のリストがプ
ログラムの実行リストとなる。
本実施例では、各目標は目標番号によつて参照できる様
に構成してあるので、他のプロセツサが行なつた証明結
果を容易に参照することが出来る。履歴保持手段である
目標(論理演算処理)の実行履歴リストは、目標番号
(データフオーマツト、目標番号53)によつて目標を
識別するようになつており、返事を受けとると該当する
目標を実行履歴リストで検索してその処理を再開する。
以上の処理において、1つのUPが扱うデータフレーム
は、送信、受信ともに複数でありうる。これは複数の目
標が保留になつていると、送信権が移譲される間に返事
が同時に複数返されることがあるからである。
以上の過程をくり返すことによつて、IOP1の論理演
算処理が終了すると、IOP1はその答え(目標に対す
るユニフイケーシヨン結果)をCRT6に出力する。
上述のIOP1による論理演算処理の詳細を第7図の論
理演算処理実行フローチヤートを参照して以下に説明す
る。
まずステツプS20でキーボードKB5よりの質問を読
み込み、質問文の左端の述語式を得る。そしてステツプ
S21でこの述語式を各UPへの目標として送信バツフ
アに書き込み、送信権を獲得した時にコモンバス3に送
出する。この時のデータフオーマツトは行先51を負と
し宛先が決まつていないことを示し、発信元52をIO
P1を表わす“0”、目標番号53は最初のときは
“0”、FC54を目標を意味する“?”とする。
そして、目標に対するユニフイケーシヨンの失敗をタイ
ムアウト方式ではなく、答“N”によつて受け取る場合
には、ステツプS22で各UPよりの受信確認を受け取
る。一定時間を経過しても“Y”の答を受け取らない場
合に、“N”と判断するタイムアウト方式では、受信確
認及び以下の処理は不要である。
そしてUPからの受信確認を受けとる毎に、目標番号に
対するUP数を1つインクリメントする。そしてステツ
プS23で目標番号に対するUP数が“0”か否か調べ
“0”の場合には後述するステツプS31に進む。
“0”でない場合にはステツプS25に進みUPからの
答えを受けとる。そして目標番号に対するUP数を1だ
けデクリメントし、もし答えが“YES”なら履歴保持
手段である実行履歴リスト中の目標番号に対する答えリ
ストに追加する。
その後、ステツプS26に進み答えリストに答えがある
か調べ、答えリストに答えがあればステツプS27に進
み、残りの質問があるか否か調べ、残りの質問がなけれ
ばステツプS29で答えをCRT6に表示し、論理演算
処理を終了する。残りの質問がある場合にはステツプS
28で答えリストの最初の答え(その変数の値)を残り
の質問文に代入して次の質問とし、目標番号を1つイン
クリメントしてステツプS20に戻る。この時代入の済
んだ答えは答えリストより削除する。
ステツプS26で答えリストに答えがない場合にはステ
ツプS30に進み、目標番号に対するUP数が“0”か
否か調べ、“0”でない場合にはステツプS24に戻
り、答えの返るのを待つ。UP数が“0”の場合には目
標に対する答えのないことを示すためステツプS31に
進む。
ステツプS31では前の質問があるか否か調べる。これ
は目標番号が“0”か否かで判別する。そして目標番号
が“0”で前の質問のない場合にはステツプS32に進
み、CRT6に答えNOを表示して処理を終了する。目
標番号が“0”でない(すなわちもとの質問ではない)
ときに、その目標番号に対するUP数が“0”でかつ答
えリストに答えがないときはステツプS33に進み、目
標番号を1だけ減らし、前の質問に戻り、ステツプS2
6に進み答えリストを調べる。ここでさらに答えがな
く、かつUP数が“0”のときには目標番号が“0”に
なるまで順次戻る。
ここではIOP1を例に説明したが各UPも同様の処理
を他のUPに対して行い、論理演算処理を実行する。
次に目標を受け取つた場合の目標の実行を第8図
(A),(B)のフローチヤートを参照して説明する。
第8図(A)は目標受信処理を示すフローチヤートであ
り、ステツプS50でIOP1又は他のUPよりの目標
フレームは行先51が負であるため全てのコモンバス3
接続装置で受信され、受信バツフア33に格納される。
そしてUPメモリ2m2に転送され、ステツプS51に
て目標の述語と自UPで受け取つたプログラム文の述語
が一致するか否か調べられる。一致しない場合にはステ
ツプS52に進み、受信した目標をクリアし、ステツプ
S50に戻り次の目標の送られてくるのを待つ。目標の
述語と自らの述語が一致すればステツプS53に進み、
受信した目標を履歴保持手段であるUPメモリ2m2の
目標リストに追加する。そしてステツプS54で発信元
に対して受信確認応答を発信する。この時のデータフレ
ームは行先51を受信フレームの発信元52と同一に、
発信元52をUP番号設定部36の自UP番号に、目標
番号53及びFC54は受信フレームと同一とする。そ
してステツプS50に戻る。
このようにして受信した目標を順次処理待ち目標リスト
に追加して行く。
ここで自分自信が目標となるときは通信を行わず直接目
標リストに書き込む。
次にこの目標リストを読み込み、目標を実行する処理を
第8図(B)の目標実行フローチヤートを参照して説明
する。
まずステツプS60において、目標リストより読み込
む。(読み込んだ目標は目標リストより削除する。)そ
してステツプS61で担当する文の頭部の引数と目標の
引数をマツチし、ステツプS62でマツチングが取れた
か否か調べる。このマツチングは、論理型言語における
ユニフイケーシヨンのアルゴリズムによつて行う。
引数のマツチングのとれない時には処理が不可能なため
ステツプS63で答えをNOとし、行先51を目標の発
信元番号とし、発信元を自UP番号として返信し、ステ
ツプS60に戻り次の目標リストの目標に対する処理を
行う。
ステツプS62で引数のマツチングがとれたときはステ
ツプS64に進み、担当する文が事実か否か調べる。文
が事実のときはステツプS65で文をそのまま値として
引数のならびの変数に代入し、ステツプS66で答をY
ESとして他はステツプS63と同様のフオーマツトに
て返信する。そしてステツプS60に戻る。
ステツプS64で事実でない(担当する分が規則)時に
はステツプS67に進み、マツチした引数の値を本体に
代入し、質問文を生成する。続いてステツプS68でこ
の質問文に対して前述第7図に示したIOP1の論理演
算処理と同様の処理を行い、そしてステツプS69で得
られた答えが“Y”なら、求められた変数の値を目標に
代入して発信し、もし答えが“N”なら、NOの返事を
発信する。この場合の行先、発信元はステツプS63と
同様である。
この様に目標の実行にあたり、受信確認を応答したUP
がそれぞれ実行し、答えを返すことになり、受信確認の
ない場合には答えられない目標となる。
この結果ある目標に対する答えは複数答えリストに記録
され、バツクトラツキングがあれば直ちに答えリストよ
り次の答を引き出し、この答えに従つて実行することが
できる。
以上説明した如きの本実施例おける並列処理は、以下に
説明するようにOR並列性が存在するプログラムにおい
て、特に有効である。即ち、例えば述語Pを頭部にもつ
クローズが複数ある時、逐次処理ではそれらのクローズ
を1つづつ順に調べるので、クローズの数だけ時間がか
かつてしまう。これに対して、上述した本実施例では、
この処理を並列に実行することができるのでこのために
かかる時間はクローズの数によらず一定である。
一階述語論理プログラムの実行においては、その計算時
間の多くがユニフイケーシヨンの処理に費やされること
が知られており、述語の検索にかかる時間は比較的少な
い。本実施例では、述語の探索をいわばブロードキヤス
ト送信によつて行うが、処理全体におけるデータの送受
信の頻度は小さく(即ち、ほとんどの時間はユニフイケ
ーシヨンを行っているので)、通信のオーバーヘツドは
処理全体としてみれば、問題にはならない。
また、すべてのプロセツサがアクテイブというわけでは
なく、他のプロセツサの答を待つているプロセツサもか
なりあるので、通信量はプロセツサ数の指数オーダーに
はならない。
1つのプロセツサに1つのクローズしか割当てていない
ことの大きな利点は、上述のように通信の頻度が結果と
して少なく、かつOR並列性が必要な場面で、その効果
を十分に引き出せる点にある。これに対して、1つのプ
ロセツサに複数のクローズを割当てる方式では、1つの
プロセツサ内で必要なクローズが存在すれば通信量は減
るはずであるが、一般にこのようにプログラムを構成す
ることはできず、また1つのプロセツサですべての処理
をするのでは並列性も出なく、OR並列性も生かすこと
ができない。従つて、以上説明した本実施例はOR並列
をすなおに引き出せるという点で有効である。
(5)発明の効果 以上説明した様に本発明によれば、PROLOG等の一階述語
論理型言語の個々の文の処理を予め各処理単位に割り振
つておくため、述語の検索やプログラム文の割り当てに
対するオーバーヘツドを軽減し、高速処理を可能とする
とともに、更に、単位処理手段から他の単位処理手段へ
のデータの授受を、一定の優先順位で宛先を指定せず受
信側の単位処理手段で処理データの選択を行なうよう構
成することにより、どの単位処理手段にどのプログラム
文があるかという選択を不用とし、更なる一層の効率化
を可能としている。
この場合にも、並列処理のための特別の制御構造を設け
なくても、プロセス数の爆発の無い、処理効率の向上し
た情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例情報処理装置のブロツク構成
図、 第2図は第1図に示す本実施例装置のIOPの詳細を示
すブロツク構成図、 第3図は第1図に示す本実施例装置のUPの詳細を示す
ブロツク構成図、 第4図は本実施例装置のインタフエース部の詳細を示す
ブロツク構成図、 第5図は本実施例装置のデータ授受の場合のデータフレ
ームのフオーマツトを示す図、 第6図は第4図に示すインタフエース部の動作を示すフ
ローチヤート、 第7図は本実施例装置の論理演算処理を示すフローチヤ
ート、 第8図(A)は本実施例装置の目標の受け取り処理を示
すフローチヤート、 第8図(B)は本実施例装置の目標の実行処理を示すフ
ローチヤートである。 図中、1……IOP、2m……UPm、3……コモンバ
ス、4,401〜4n1……制御ライン、5……キーボ
ードKB、6……CRT、7……DISK、8……プリ
ンタ、10……CPU、11,2m1……ローカルバ
ス、12……メモリ、13,2m3……インタフエー
ス、31……バス制御部、32……送信バツフア、33
……受信バツフア、34……SWC、35……SWL、
36……UP番号設定部、37……比較部、38……ゲ
ート、50……I/O制御部、2m0……UPCPU、
2m2……UPメモリである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一階述語論理言語のプログラム文を実行処
    理する複数の単位処理手段と、 一定の優先順位に従い前記単位処理手段に順次送信権を
    移譲する送信権移譲手段とを有する情報処理装置であつ
    て、 前記各単位処理手段は、 送信権を獲得した該単位処理手段から他の任意の単位処
    理手段に対してデータの授受を行うデータ伝送手段と、 前記プログラム文を保持する文保持手段と、 独立して一階述語論理言語のプログラム文を実行処理す
    るために前記文保持手段に保持のプログラム文の実行履
    歴を保持する履歴保持手段とを備え、 前記一階述語論理言語の各プログラム文の処理の分担を
    予め前記複数の単位処理手段に割り当て、該単位処理手
    段は割り当てられたプログラム文を前記文保持手段に保
    持し、前記各単位処理手段で前記プログラムを実行した
    結果生じた質問や答えを他の単位処理手段に発すること
    により一階述語論理言語を並列分散処理可能としたこと
    を特徴とする情報処理装置。
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電子通信学会技術報告,Vol.82,No.142,1982−10−12,社団法人電子通信学会,p43−52(EC82−43)

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