JPH0639113Y2 - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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JPH0639113Y2
JPH0639113Y2 JP2357288U JP2357288U JPH0639113Y2 JP H0639113 Y2 JPH0639113 Y2 JP H0639113Y2 JP 2357288 U JP2357288 U JP 2357288U JP 2357288 U JP2357288 U JP 2357288U JP H0639113 Y2 JPH0639113 Y2 JP H0639113Y2
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JP
Japan
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rotor
side plate
cam ring
vane
chamber
Prior art date
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JP2357288U
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JPH01127986U (ja
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紀宏 望月
真澄 林
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ロータに内装したベーンをカムリングに沿
って出没させる構成にしたベーンポンプに関する。
(従来の技術) 第3〜5図に示した従来のベーンポンプは、アルミ製の
ボディ1の側面をアルム製のカバー2でふさぐととも
に、このボディ1にサイドプレートPを挿入し、このサ
イドプレートPにカムリング3を当接している。また、
このカムリング3内にはロータ4を設けるとともに、こ
のロータ4には複数のベーン5を放射状に挿入してい
る。そして、ベーン5の底部には高圧室16を形成すると
ともに、上記複数のベーン5の隣り合った2枚のベーン
とカムリング3とによって室6を形成している。
また、上記サイドプレートPの外周寄りに連通孔Dを形
成し、その一側をローディング室Lに開口し、このロー
ディング室Lに高圧流体を導くようにしている。さら
に、上記連通孔Dの内側に通路17を形成し、その一側を
ローディング室Lに開口するとともに、他側を環状通路
18を介して前記高圧室16に開口し、高圧室16をローディ
ング室Lに連通している。
そして、カバー2の凹部Iにサイドプレート7を内装
し、このサイドプレート7は、その一側をロータ4、ベ
ーン5の側面に臨ませながら、カムリング3に当接して
いる。
上記のサイドプレート7であってカバー2側の側面に
は、シール溝8、9を形成し、このシール溝8、9にシ
ール部材10、11をそれぞれ嵌着して、圧力室aを区画す
るとともに、上記サイドプレート7に一対の通路12を形
成し、上記圧力室aにも高圧流体を導くようにしてい
る。
また、上記ロータ4を回転自在に支持する回転軸13は、
小径部13aと大径部13bとを形成し、小径部13aは、ロー
タ4の中心部分を貫通するとともに、その貫通部分を、
カバー2側に設けたベアリング14に支持させている。ま
た、上記大径部13bは、ボディ1に設けたベアリング15
に支持されている。
しかして、回転軸13を回転させると、ロータ4が回転す
るとともに、カムリング3に沿って複数のベーン5が出
没し、ポンプ機能を発揮するものである。
そして、上記ベーン5の突出によって形成された前記室
6の圧力流体は、一方のサイドプレートPに形成した連
通孔Dを介してローディング室Lに入る。また、他方の
サイドプレート7に形成した通路12を介して、このサイ
ドプレート7の背面に設けた圧力室aにも上記圧力流体
が流入し、この圧力流体でサイドプレート7をたわませ
る。つまり、カムリング3の外周を支点として、当該サ
イドプレート7をロータ4およびベーン5の側面に向っ
てたわませ、サイドプレート7をロータ4およびベーン
5の側面に接触させる作用をする。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のベーンポンプでは、サイドプレ
ート7の外周をカムリング3に当接しているので、第5
図に示すようにカムリング3の厚さl1がロータ4および
ベーン5の幅l2より大きすぎると、それらの間にすき間
lが形成されてしまう。そのために、サイドプレート7
が上記のようにたわんだとしても、当該サイドプレート
7がロータ4およびベーン5に接触しない。したがっ
て、寸法精度が不十分だと上記すき間lを介して内部漏
洩をきたし、ポンプ効率が低下するという問題があっ
た。
また、ポンプ効率を維持するために、カムリング3とロ
ータ4およびベーン5との相対厚さを正確に比較管理し
なければならないという問題もあった。この考案の目的
は、カムリングとロータおよびベーンとの相対厚さを管
理しなくとも所望のポンプ効率を発揮するベーンポンプ
を提供することである。
(問題点を解決する手段) この考案は、ボディとカバーを分離し、このボディにカ
ムリングを内装し、このカムリングに内装したロータに
ベーンを設けるとともに、このロータの両側にプレッシ
ャーローディング作用を有してなるサイドプレートを設
け、さらに上記ロータに回転軸を装着し、この回転軸を
ボディで支持してなるベーンポンプを前提としつつ、上
記プレッシャーローディング作用を有する少なくても一
方のサイドプレートをカムリングの内周に、軸方向に対
して移動自在に嵌装させたことを特徴にしている。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、一方のサイド
プレートの背面に圧力が作用すると、この一方のサイド
プレートがカムリングの内周を軸方向に移動して、ロー
タ及びベーンに密接する。
(本考案の効果) この考案のベーンポンプによれば、サイドプレートがロ
ータおよびベーン方向に移動してそれらに密接するの
で、サイドプレートとロータとを総合した幅寸法に多少
の寸法誤差があったとしても、その誤差は当該サイドプ
レートの軸方向の移動で吸収してしまう。したがって、
カムリングとロータおよびベーンとの相対厚さを比較管
理する必要がないとともに、内部漏洩が減少し、ポンプ
効率も向上する。さらに、サイドプレートをカムリング
の内周に移動自在に嵌装してあるため、ロータ及びベー
ンの巾を変更するのみでポンプの基本吐出流量を多様
に、かつ、容易に変更できるとした優れた作用効果を発
揮できる。
(本考案の実施例) 第1図に示したベーンポンプは、アルミ製のボディ1に
カムリング19を内装し、このカムリング19内周に、外径
形状をカムリング19のカムプロファイルに一致させたサ
イドプレート20を、軸方向に移動可能に嵌装、それをロ
ータ4およびベーン5の外側面に接触させている。そし
て上記サイドプレート20の外側面側をアルミ製のカバー
Cでふさいでいる。
また、サイドプレート20であってそのカバーC側の側面
には、シール溝21、22を形成し、このシール溝21、22に
シール部材23、24をそれぞれ嵌着して、圧力室Aを区画
している。なお、上記シール部材23、24には、サイドプ
レート20がロータ4側から押されたときに、その押圧力
を吸収する弾性を付与しているとともに、この弾性によ
ってサイドプレート20を軸方向にフローティングさせる
ものである。
そして、圧力室Aに一対の長孔25を形成するとともに、
ロータ4側の側面に複数の環状溝26を形成し、環状溝26
を長孔25を介して上記圧力室Aに連通している。さら
に、複数の環状溝26の間にはそれぞれ連結溝27を形成
し、複数の環状溝26を互いに連通させている。
上記以外の構成は前記従来と同様なので、その同一の構
成部分については、前記従来の説明をそのまま採用す
る。
しかして、ロータ4が回転すると、ロータ4に挿入した
ベーン5がカムリング19の内周に沿って出没する。そし
て、当該ベーンポンプの図示していない吸込工程におい
て、隣り合った2枚のベーンによって区画された室に流
体が吸込まれる。
ロータ4がさらに回転して、上記吸込工程において流体
を吸い込んだ室6が吐出工程位置に至ると、サイドプレ
ートPの連通孔Dが当該室6に開口する。
なお、ベーン5の底部の高圧室16は、両側のサイドプレ
ートP、20の環状通路18、環状溝26に常時連通する構成
にしている。
上記のように、連通孔Dがロータ4の室6に開口する
と、室6内の圧力流体は連通孔Dを介してローディング
室Lに導かれ、当該サイドプレートPにローディング力
を作用させる。さらに、このローディング室Lに導かれ
た圧力流体は、通路17→環状通路18→高圧室16→環状溝
26→長孔25を経て、サイドプレート20の背面に設けた圧
力室Aにも流入し、サイドプレート20にもローディング
力を作用させる。したがって、サイドプレート20は軸方
向に移動しながらロータ4およびベーン5の側面に密接
する。
このように、ロータ4が回転しているときは、圧力室A
に常時ローディングプレッシャーが作用し、サイドプレ
ート20はロータ4およびベーン5に密接する。
したがって、ロータ5の幅とサイドプレート20の幅とを
総合した幅寸法と、カムリング19の幅とが対応する寸法
関係において、多少の寸法誤差があったとしても、その
誤差は当該サイドプレートの軸方向の移動で吸収してし
まう。
そこで、カムリングとロータおよびベーンとの相対厚さ
を正確に比較管理する必要がないとともに、内部漏洩が
減少し、ポンプ効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面第1、2図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は断面図、第2図(イ)はサイドプレートの断面図、
第2図(ロ)はサイドプレートの一方の正面図、第2図
(ハ)は他方の正面図、第3〜5図は従来例を示すもの
で、第3図は断面図、第4図はサイドプレートの正面
図、第5図は本考案が解決しようとする問題点の要部拡
大図である。 1……ボディ、4……ロータ、5……ベーン、6……回
転軸、19……カムリング、20、P……サイドプレート、
C……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディとカバーとを分離し、このボディに
    カムリングを内装し、このカムリングに内装したロータ
    にベーンを設けるとともに、このロータの両側にプレッ
    シャーローディング作用を有してなるサイドプレートを
    設け、さらに上記ロータに回転軸を装着し、この回転軸
    をボディに支持してなるベーンポンプにおいて、上記プ
    レッシャーローディング作用を有する少なくても一方の
    サイドプレートをカムリングの内周に、軸方向に対して
    移動自在に嵌装させたことを特徴とするベーンポンプ。
JP2357288U 1988-02-24 1988-02-24 ベーンポンプ Expired - Lifetime JPH0639113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2357288U JPH0639113Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 ベーンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2357288U JPH0639113Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 ベーンポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01127986U JPH01127986U (ja) 1989-08-31
JPH0639113Y2 true JPH0639113Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31242676

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JP2357288U Expired - Lifetime JPH0639113Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 ベーンポンプ

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