JPH0638576A - 複式モータ速度制御回路及び方法 - Google Patents

複式モータ速度制御回路及び方法

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JPH0638576A
JPH0638576A JP18653792A JP18653792A JPH0638576A JP H0638576 A JPH0638576 A JP H0638576A JP 18653792 A JP18653792 A JP 18653792A JP 18653792 A JP18653792 A JP 18653792A JP H0638576 A JPH0638576 A JP H0638576A
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JP
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motor
signal
frequency
speed
scanning
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JP18653792A
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English (en)
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Matsutsu Toomasu
マッツ トーマス
Fuama Ansonii
ファマ アンソニー
Herumu Furederitsuku
ヘルム フレデリック
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 モータ速度を制御するためのコストが安く、
しかも多数のパターンを生成できる装置を提供する。 【構成】 レーザ走査装置において2つのモータ60,
70を別個に速度制御するための複式モータ速度制御回
路が開示されている。この装置は可変周波数と衝撃係数
の成分を有する単一の入力信号を使用している。第1モ
ータ60の速度は前記入力信号の周波数成分を利用して
制御され、一方、第2モータ70の速度は前記入力信号
の周波数及び衝撃係数成分(インパルス応答)を利用し
て制御される。特に前記入力信号と前記直流信号の衝撃
係数成分に左右される直流信号が生成され、この直流信
号は第2モータ70の速度を前記入力信号の周波数成分
によって決定された速度値からオフセットさせるために
利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーコード記号を読み取
るためのレーザ走査システムに関し、特にレーザ走査装
置において、2つの走査モータの速度を制御するための
複式モータ速度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小売り業界において、商品を識別
するためのバーコード記号の利用が普及すると共に、種
々のバーコード読み取りシステム及び装置が開発されて
きた。現在ではバーコード読み取り装置の多くが携帯式
のハンディ型レーザ走査システムである。これらの装置
のユーザーは装置のサイズ、重さ及び電力消費量を重要
視する。このようなシステムの一つは、例えば米国特許
第4,496,831号明細書に記載されてたレーザ走査バーコ
ード読み取りシステムがある。
【0003】米国特許第4,496,831号明細書に記載され
ているレーザ走査バーコード読み取りシステムは種々の
形状で実施可能な携帯式、ハンディ型の走査ヘッドを有
しており、前記形状の一つにはガン形のハウジングがあ
る。レーザ走査ヘッドの種々の部品を収納するためにハ
ンドルと筒部とが備えられている。これらの部品には半
導体レーザダイオードのような小型の光源と、光源から
発生された光をバーコード記号へと向ける集束レンズを
含む小型の光学系と、走査されたバーコード記号から反
射された光を検出するための小型検出装置が含まれる。
【0004】動作に際しては、小型の光学系はレーザダ
イオードによって発生された光ビームを集束して、走査
ヘッドの筒部内の光路内に実装された走査装置へと衝突
せしめる。走査装置はレーザ光をバーコード記号を横切
って掃引し、その場合、走査装置は記号の長手方向を横
切って光を掃引する少なくとも一つの走査モータを備
え、且つ、記号の幅方向を横切って光を掃引する第2モ
ータを備えることもできる。出口を通して光を記号へと
向けるようにミラーのような光反射装置が軸上に実装さ
れている。次に検出装置が記号から反射された光を検出
し、且つ処理し、この検出装置は一般に半導体フォトダ
イオードのような感光素子から成っている。
【0005】走査モータのそれぞれの構造的側面は簡単
なステッピングモータと類似しているが、相違点は走査
モータは制御回路によって制御され、この制御回路はモ
ータの軸を先ず一つの円周方向の360°未満の弧にわ
たって振動せしめ、次ぎに反対の円周方向に360°未
満の弧の長さにわたって振動せしめ、その後高速度で前
述のサイクルを反復するように動作可能である。
【0006】2つの走査モータを使用することによっ
て、記号を走査するために多重ライン及び全方位の走査
パターンを生成することができる。例えば、x−方向と
y−方向の双方の走査がなされれば、バーコード記号を
走査するためにラスタ型の走査パターンが生成される。
双方の走査モータが正弦波式に変化する速度比で駆動さ
れれば、リサジュー形の走査パターンが得られる。パタ
ーンのサイズと形状はミラーの傾斜角度及び走査モータ
の角速度の双方又は一方を調整することによって制御す
ることができる。種々の走査パターンが例えば米国特許
第4,251,798号明細書、同4,387,297号明細書及び同4,87
1,904号明細書に記載されている。これらの走査パター
ンは2次元バーコードまたは無作為に配位された記号の
ような、より複雑な記号を走査するために利用できる。
【0007】ヘレクソン他の米国特許第4,709,195号明
細書は走査モータの速度を監視するためにホール効果装
置を使用したバーコードスキャナを開示している。より
詳細には、一つのホール効果スイッチからの出力信号が
モータ検出回路回路への入力として利用される。モータ
検出回路回路は周波数(すなわちモータ速度)と比例す
る電圧を受け、誘導された電圧を最低許容動作速度を表
す基準電圧と比較し、モータの超過速度又は過小速度状
態を表示する電圧信号を出力する。これらの電圧信号は
モータの状態に応じて適切な措置を講ずることができる
ようにマイクロプロセッサによって監視される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在ではレーザ走査装
置において2つの走査モータの速度比を別個に制御でき
るシステムの必要性がある。更に、レーザ走査装置から
生成可能であるレーザ走査パターンにフレキシビリティ
を付与することが可能であるシステムが強く求められて
いる。従って本発明の課題は前記の必要な能力を備えた
複式モータの制御回路を提供することにより、前述の必
要性を満たすことである。
【0009】本発明が応用されるLS9000スキャナ
は“ランプ型”スキャナである。LS9000スキャナ
は継続的なオンモードで動作される。走査パターンはラ
ンプから卓上又は床に投影される。実際の走査パターン
は、バーコードを全方位で読み取り可能であるリサージ
ュ形のパターンとなる。リサージュ形の走査パターンを
生成するため、レーザ光源を偏向するため2つの逆方向
回転モータ(後述図4参照)が使用される。2つのモー
タの速度比を変更することによって、種々のリサージュ
形走査パターンが生成される。
【0010】本発明の目的は、モータ速度を制御するた
めのコストが安く、しかも多数のパターンを生成できる
装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はレーザ走査シス
テムに備えられた2つの走査モータの速度を別個に制御
するための複式モータ速度制御回路に関するものであ
る。本発明の制御回路はシンボル・テクノロジー社が製
造しているSL9000レーザスキャナのような携帯式
走査装置における2つの走査モータの速度を制御するた
めに利用できるが、本発明の原理と教示は任意の形式の
レーザ走査装置で使用するために適応でき、且つ応用可
能である。複式モータ速度制御回路は適正な走査パター
ンとモータ速度を設定するためにレーザスキャナボード
が必要な全ての情報を提供するのに単一の入力信号を利
用し、しかもパターンの選択に際しては一層フレキシビ
リティが得られる。2つのモータの別個の速度制御を達
成するために、外部ソース、代表的にはマイクロプロセ
ッサから可変周波数と衝撃係数の入力信号が供給され
る。入力信号の周波数は一つのモータの速度を設定する
ために利用され、一方、入力信号の衝撃係数に含まれる
情報は第1モータと第2モータとの速度差を設定するた
めに用いられる。第1モータの速度を制御するための一
次回路は第1モータが動作する必要がある周波数で周波
数制御信号を生成するためのカウンタ装置と、第1モー
タの速度を制御するためのフィードバック回路とを含ん
でいる。第2モータの速度を制御するための一次回路は
入力信号の衝撃係数に応じて可変直流電圧信号を生成す
るための積分装置と、第2モータの速度を制御すること
によって第2モータの速度が可変直流電圧信号により左
右されるための第2フィードバック回路とを含んでい
る。
【0012】本発明はスキャナボードに入力される制御
線の数が一つに縮減されるため、2つのモータの速度を
制御するためのコストが安い方法を提供する。全ての情
報は一つの信号で伝送され、後にマイクロプロセッサボ
ードではなくレーザスキャナボートにて必要な成分へと
構成される。その結果、マイクロプロセッサのプリント
配線基板上の実際の部品が節減され、同時にコネクタピ
ン及び導線の数も削減される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面により詳細
に説明する。図1は本発明の実施例による複式モータ速
度制御回路の電気構成図であり、図2は複式モータ速度
制御回路のループ応答特性のグラフである。また、図3
はレーザ走査ガンの略示図、図4は本発明を応用したス
キャナの略示図である。
【0014】さて図1を参照すると、参照符号10はレ
ーザスキャナにおける第1モータ60と、第2モータ7
0との速度を制御するための複式モータ速度制御回路を
示している。制御回路10を組み込むことができるハン
ディ型のレーザ走査装置は図3に示され、説明は後述す
る。図1に示すように、制御回路10には第1及び第2
モータの別個の速度制御を行うために利用される周波数
と衝撃係数の成分とを含む入力信号12が供給される。
周波数及び衝撃係数の成分は2つのモータの速度を決定
するために利用される。複式モータの速度制御回路10
は基本的に第1モータ60の速度を制御するためのフィ
ードバック・システムである第1モータ制御ループ回路
14と、基本的に第2モータ70の速度を制御するため
のフィードバック・システムである第2モータ制御ルー
プ回路16とを備えている。第1モータ制御ループ回路
14を構成する一次回路は、電圧に対する周波数差検出
回路20と、増幅器/フィルター22と、モータ駆動回
路24とを含んでいる。第2モータ制御ループ回路16
を構成する一次回路は、積分回路19と、電圧に対する
周波数差検出回路40と、増幅器/フィルター42と、
モータ駆動回路44とを含んでいる。N分割カウンタ1
8は複式モータ速度制御回路10の双方のモータ制御ル
ープ回路14及び16に共通である。図1は特定の用途
の要求に合致するものとして選択された電力供給電圧も
しくは成分値を示すものではないことに留意されたい。
【0015】複式モータ速度制御回路10で使用される
第1モータ60及び第2モータは双方ともDCブラシレ
スモータであり、速度は入力駆動電圧と正比例する。好
ましい実施例で使用されたモータは各々一対の巻線を有
している。これらのモータで実施された計測では133
3ないし1900回毎分/ボルト(rpm/V)の速度
変化と、約75Hz/ボルトの利得を示した。約75H
z/ボルトの利得はモータ制御信号のボルト当たりの周
波数変化fmを意味する。モータ制御信号の周波数fmは
モータ周波数の3倍である。モータ応答特性を概略的に
判定するためにステップ応答測定が行われた。これらの
測定の結果、各々のモータは1.25秒の時間定数で指
数的に応答することを示している。第1モータ60と第
2モータ70は各々これらに連結された速度センサ(図
示せず)を有し、これらのセンサはそれぞれ周波数fm1
及びfm2のモータ速度センサ信号を供給する。周波数f
m1及びfm2は対応するモータの動作速度の約3倍であ
る。その理由はモータの巻線がモータの各回転毎に3回
ずつ交互にオンに切り換わることによる(すなわち60
°毎)。モータ速度センサは巻線自体で電圧を検出する
従来型の公知の設計のものである。例えば、モータ速度
が9000rpmである場合は、モータ速度センサ信号
の出力は450Hzである。
【0016】本発明の理解を容易にするため、LS90
00走査システムと共に使用され、且つインテル社の8
0c196マイクロコントローラを使用した制御回路を
説明する。しかし、本発明の教示は任意の複式モータ走
査システムと組み合わせて利用できるので、本発明はこ
の説明上の実施例に限定されるものではないことを了解
されたい。
【0017】説明のための実施例では、入力信号12は
インテル社の80c196マイクロコントローラのパル
ス幅変調(PWM)端子から発生されたディジタルパル
ス列である。PWM端子は好ましい実施例における全速
モータ動作に対応する23.6KHz又は半速動作モー
ドに対応する11.8KHzの一定周波数fcを有するデ
ィジタルパルス列を発生することができる。PWM端子
は255までの異なる衝撃係数を可変的に選択できる。
衝撃係数の選択はインテル社のマイクロコントローラの
パルス幅変調制御レジスタに単一のバイト値を書き込む
ことによって達成される。このレジスタはマイクロコン
トローラのPWM端子からのディジタルパルス列出力の
周波数もしくはパルス幅を変更する単一バイトの命令を
受けるようにされている。この機構の利点は最小限のソ
フトウェアしか必要とせず、その結果、相当なCPU処
理時間が短縮できることである。このレジスタに単一バ
イトが一旦書き込まれると、プロセッサは新たな値が書
き込まれるまで同じパルス列を出力し続ける。それによ
ってCPUの処理時間が短縮できる。多数の衝撃係数の
構成が得られるのて、マイクロコントローラは多数のモ
ータ速度制御パターンを生成することができる。
【0018】第1モータ制御ループ回路14では、制御
周波数fcと周期Tinを有する入力信号12がN分割カ
ウンタ18に入力される。本発明の説明上の実施例で
は、Nは52に等しい。52分割カウンタ18から得ら
れた周波数制御信号15は周波数finを有しているの
で、入力信号12と周波数制御信号15との間に存在す
る信号周波数関係は次のとおりである。 fc =52・fin(Hz) (1) 1/Tin=52・fin (2) 1=52・fin・Tin (3) 理解されるように、周波数制御信号15の周波数はN分
割カウンタ18の係数Nで入力信号12の周波数と比例
している。周波数制御信号15の周波数finは第1モー
タ60が動作するのに必要な周波数と等しい。
【0019】図1に示すように、周波数制御信号15は
電圧に対する周波数差検出回路20に入力される。第1
モータ制御回路14の電圧に対する周波数差検出回路2
0は周波数finを有する周波数制御信号15と、周波数
fm1を有する第1モータ速度センサ信号65から得られ
た第1モータ60の現在の動作周波数との周波数差を決
定するために機能する。この周波数差に対応する出力信
号37はそこから生成される。
【0020】電圧に対する周波数差検出回路20の動作
を説明するため、第1及び第2のディジタルワンショッ
トマルチバイブレータ30及び31をそれぞれ詳細に説
明することが必要である。ディジタルワンショットマル
チバイブレータ30は周波数制御信号15によって駆動
される。ディジタルワンショットマルチバイブレータ3
0はトリガされると、33カウントの入力周波数fcの
期間だけ低電圧(0ボルト)になる反転出力信号35を
供給し、次に19カウントの入力信号周波数fc の期間
だけ高電圧(5ボルト)をリセットする。ディジタルワ
ンショットマルチバイブレータ31はモータ速度センサ
信号65によって駆動され、トリガされると33カウン
トの入力周波数fc の期間だけ高電圧(5ボルト)にな
る出力信号36を供給し、次に第1モータ60の速度に
応じた期間だけ低電圧(0ボルト)になる。ディジタル
ワンショットマルチバイブレータ30及び31のタイミ
ングは外部のクロックを代用してもよいが、入力信号1
2によって供給される。ディジタルワンショットマルチ
バイブレータの出力35及び36は加算抵抗器R1及び
R2を介して結合される。好ましい実施例ではR1とR
2が等しく、演算増幅器22への総実効入力電圧Veff
は次のとおりである。
【0021】
【数1】
【0022】等しくない抵抗値を利用する場合は入力電
圧35及び36に重みを付けることが必要であろう。そ
の場合はモータ周波数は入力制御信号から偏位するであ
ろう。式(4)は周期Tを有する周期的電圧信号f(t)
の平均値を定めるための標準式を用いて得られる。
【0023】
【数2】
【0024】信号35の実効電圧を得るために値を代入
すると次の式が得られる。
【0025】
【数3】
【0026】同様にして、信号36の実効電圧を計算す
ると次のようになる。
【0027】
【数4】
【0028】入力信号12によって定められたTinは双
方の信号とも同一であることに留意されたい。式(7)
と(10)を加えると、式(4)に示すような信号37
の総実効電圧Veff が得られる。Veff は所定の直流電
圧信号39と比較される。この比較は2つの入力端子と
1つの出力端子を有する増幅器22によって達成され
る。図1は増幅器22の負(−)端子への信号37の入
力と、増幅器22の正(+)端子への直流電圧信号39
の入力とを示している。直流電圧信号39は抵抗器R3
及びR4からなる分圧回路によって得られる。説明して
いる実施例では、抵抗器R3及びR4の値は2.5ボルト
の直流電圧信号を生成する値である。直流電圧信号39
は実際に増幅器オフセット電圧として機能する。第1モ
ータ制御回路14では、この値は固定している。増幅器
22への実効入力電圧Vinは次のように表すことができ
る。
【0029】
【数5】
【0030】増幅器22への実効入力電圧Vinは第1モ
ータの目標速度と第1モータの実際の動作速度との周波
数差を表す。第1モータ制御回路14に固有である制御
ループの特性は、Vin=0ボルト、すなわちフィードバ
ック信号が入力信号と適合する場合の制御ループ加算ポ
イントの特性出力Vinが0ボルトである場合、第1モー
タの周波数fm1が周波数制御信号15の周波数finと正
確に対応することを示すことができるような特性であ
る。このことは数学的に次の式によって示される。
【0031】
【数6】
【0032】周波数エラーがない場合、すなわちVin=
0である場合は、
【0033】
【数7】
【0034】上式の値”1”に式(3)を代入すると、
次のようになる。
【0035】
【数8】
【0036】従って、Vin=0(V)である場合、第1
モータ60の周波数は周波数制御信号15の周波数と等
しい。それによって第1モータ60は周波数制御信号1
5によって定められた所望の速度で動作することにな
る。増幅器22の電圧利得は上記実施例では470で固
定されており、これは基本的に直流信号に対する増幅器
の開ループ応答である。増幅器22は更に図1に示すよ
うに、フィードバックコンデンサ51及び抵抗器52に
よってフィルタとして機能するようにも構成されてい
る。フィルタは上記実施例では2×10-3Hzにて設定
された単極を有する低域フィルタの構造である。電圧に
対する周波数差検出回路20の出力信号37から来る5
Vのパルスにより増幅器22が飽和することを防止する
ために、比較的低い帯域幅が必要である。増幅器22の
利得及びフィルタ特性は特定のシステム基準に合致する
ように選択されることに留意されたい。
【0037】電圧に対する周波数差検出回路20の利得
をボルト/Hzで計算するため、式(11)において前
述のとおり設定した関係fm1=fin+fdiffが用いら
れ、ここにfdiffは電圧に対する周波数差検出回路20
から出力された信号37の周波数であり、ディジタルワ
ンショットマルチバイブレータ30の出力(すなわち信
号35)によって表される周波数制御信号と、ディジタ
ルワンショットマルチバイブレータ31からの出力(す
なわち信号36)としてのモータ速度センサ信号の周波
数との周波数差を表している。処理の後、Vinの式は次
のようになる。 Vin=52・Tin・5・fin+33・Tin・5・fdiff−5 前記の式(3)を代入すると、 Vin=33・Tin・5・fdiff 従って電圧に対する周波数差検出回路20の利得は次の
とおりである。
【0038】
【数9】
【0039】周波数fc=23.6KHz(全速モード)
の入力信号の場合は、利得は6.99mV/Hzである。
図1に示すように、第1モータ制御ループ回路14の制
御ループは利得がほぼ単一であるモータ駆動器24を増
幅器22の出力にて第1モータ60の入力に結合するこ
とによって閉じられる。第1周波数エラー修正信号41
は増幅器22からの出力信号である。この信号41は増
幅器22への入力端子で実効電圧Vin(式(11)を参
照)により決定されると、第1モータ60の動作速度を
修正する。第1モータ60の速度が周波数制御信号15
の周波数と正確に一致する場合、すなわちVin=0であ
る場合は、周波数エラー修正信号41は直流約8.0ボ
ルトである。信号15と65との間になんらかの周波数
差があると、この公称値からの偏差が生ずる。例えば、
第1モータ動作速度が周波数制御信号15によって設定
された所望の第1モータ速度未満である場合は、増幅器
22へのVinは0ボルト以上になる。その結果、第1周
波数エラー修正信号41は公称値の8.0ボルトの出力
よりも大きくなり、この増大によって第1モータ60の
速度は対応して増大する。第1モータ動作速度が周波数
制御信号15によって設定された所望の第1モータ速度
以上である場合は、増幅器22へのVinは0ボルト未満
になり、対応する周波数エラー修正信号41は公称値未
満となり、第1モータ動作速度は対応して減少する。信
号41自体は第1モータ60を駆動するのに適さず、従
って、モータ駆動回路24は第1周波数エラー修正信号
41が第1モータ60の動作速度を修正するために必要
な駆動を行う。
【0040】第2モータ制御回路16の基本部品は図1
に示すように、基本的に第1モータの部品と同一である
が、相違点は増幅器オフセット電圧を増幅器42の正の
入力端子で調整できることである。その詳細については
後述する。第1モータ制御ループ回路14の場合と同様
に、複式モータ速度制御回路10の第2モータ制御ルー
プ回路16は制御周波数fcと周期Tinを有する単一の
入力信号12を利用する。この信号は、出力として入力
制御周波数fc よりも52倍小さい周波数finの周波数
制御信号15を有する52分割カウンタ18に送られ
る。前述の式(1)はこの関係を示している。周波数制
御信号15は第2の電圧に対する周波数差検出回路40
へと送られる。第2モータ制御ループ回路16の、電圧
に対する周波数差検出回路40は周波数finを有する周
波数制御信号15と、周波数fm2を有する第2モータ速
度センサ信号66から得られる第2モータの現在の動作
周波数との周波数差を判定する機能を果たす。この周波
数差に対応する出力信号47も前記検出回路から生成さ
れる。この実施例ではディジタルワンショットマルチバ
イブレータ30と周波数制御信号35が電圧に対する周
波数差検出回路20と40とに対して共通であることを
理解することは重要である。
【0041】周波数制御信号は必要ならば回路から除去
してもよい。更に、ディジタルワンショットマルチバイ
ブレータ32が内部クロックによって刻時される場合
は、制御回路の個数2は入力信号12の衝撃係数情報の
みに応答する。この場合は、入力衝撃係数が一定に保た
れている場合は、モータ70は入力信号12の周波数変
化に応じて速度を変更しない。
【0042】ディジタルワンショットマルチバイブレー
タ30及び32を備えた第2の電圧に対する周波数差検
出回路40の動作態様の詳細は第1の電圧に対する周波
数差検出回路20の場合に説明したものと同様である。
ディジタルワンショットマルチバイブレータ30は周波
数制御信号15によって駆動される。ディジタルワンシ
ョットマルチバイブレータ30はトリガされると、33
カウントの入力周波数fc の期間だけ低電圧(0ボル
ト)になる反転出力信号35を供給し、次ぎに19カウ
ントの入力周波数fc の期間だけ高電圧(5ボルト)に
リセットされる。ディジタルワンショットマルチバイブ
レータ32はモータ速度センサ信号66によって駆動さ
れ、トリガされると33カウントの入力周波数fcの期
間だけ高電圧(5ボルト)になる出力信号38を供給
し、次に第2モータ70の速度に応じた期間だけ低電圧
(0ボルト)になる。ディジタルワンショットマルチバ
イブレータ30及び32のタイミングは入力信号12に
よって供給される。ディジタルワンショットマルチバイ
ブレータの出力35及び38は加算抵抗器R8及びR9
を介してそれぞれ結合され、式(4)に示したものと同
一の総実効入力電圧Veffを有する信号を供給する。
【0043】
【数10】
【0044】式(13)の導出は周波数fm2が第2モー
タ70の周波数と対応することを除いては式(4)の場
合と同様である。所望の第2モータ速度と、実際のモー
タ速度との速度差を表す実効入力電圧VinはVeffを可
変オフセット電圧信号49と比較することによって得ら
れる。可変オフセット電圧信号は信号積分回路19の出
力である。図1に示すように、入力信号12は入力信号
積分回路19に送られる。入力信号積分回路19は入力
信号12の衝撃係数を直流信号49に変換する機能を果
たす。入力信号12の衝撃係数は可変であるので、直流
信号49の対応する電圧はそれに従って変化する。積分
回路19は抵抗器R5,R6,R7のR/C回路網と、
コンデンサC1と、演算増幅器21とから成っている。
これらの部品の値はシステムの基準に適合するようにさ
れ、更に、積分回路19の構成は図1に示したものに限
定されないことに留意されたい。出力信号49は増幅器
42へのオフセット電圧として機能する。その電圧値は
入力信号12の衝撃係数に左右される。この値Vsetは
次のように表すことができる。 Vset =5(1/2−K)(V) (14) ここにKは入力信号12の衝撃係数に含まれる直流電圧
の関数である。Kの値は好ましい実施例では一般に0な
いし0.3の範囲内のいずれかの値である。これは信号
49の直流1.0ないし2.5ボルトのいずれかの電圧範
囲に対応する。例えば、K=0である場合は、Vset
(信号49)は2.5ボルトになり、第2モータ70の
速度は第1モータの速度と等しくなるであろう。K=
0.3である場合は、Vset(信号49)は直流1.0ボ
ルトになるであろう。これは第2モータ70の最も遅い
動作速度に対応するものである。
【0045】前述のように、Veffは直流電圧信号49
と比較される。この比較は2つの入力端子と1つの出力
を有する増幅器42によって行われる。図1はR9及び
R8によって増幅器42の負(−)端子に入力される信
号47と、増幅器42の正(+)端子に入力される直流
電圧信号49を示している。増幅器42への実効入力電
圧Vinは次のように表すことができる。
【0046】
【数11】
【0047】第2モータ制御回路16に固有である制御
ループの特性は、周波数エラーがない場合は、増幅器4
2のVinが0ボルトに等しいような特性である。このよ
うに、式(15)にVin=0を設定し、fm2の値を解く
と次のようになる。
【0048】
【数12】
【0049】式(16)から明らかであるように、第2
モータ70の周波数、ひいては速度は入力信号12の衝
撃係数と関連するKによって左右される。第2モータの
速度はTinにも左右される。このように、入力信号12
の周波数を縮小することによって、第1モータ60と第
2モータ70の双方の速度が比例して変化する。しか
し、係数Kの作用は第2モータ70の動作速度を決定す
る際のほうが重要な位置を占めている。増幅器42の利
得は上記実施例では470で固定されている。増幅器4
2は増幅器22と同様の低域構造を有するフィルタとし
ても機能する。第2の電圧に対する周波数差検出器40
の利得を計算するため、前述の式(11)の関係が用い
られる。fm2=fin+foffset+fdiffと設定すると
(ここにfoffsetは入力信号12の衝撃係数に左右され
る係数Kに起因する第2モータ70の速度への作用と対
応する。)、次の結果になる。 Vin=19・Tin・5・fin−2・(1/2−K)・5+ 33・Tin・5・(fin−foffset+fdiff) =52・Tin・5・fin−5+2・K・5−33・Tin・5・foffset+ 33・Tin・5・fdiff =2・K・5−33・Tin・5・foffset+33・Tin・5・fdiff 第2モータ制御ループ回路16の制御ループが確立され
ると、2・K・5=33・Tin・5・foffsetとなる。
そこで、Vin=33・Tin・5・fdiffである。従っ
て、第2の電圧に対する周波数差検出器40の利得は次
のようになる。 利得=33・Tin・5 (V/Hz) (17) 第2モータ制御ループ回路16の制御ループを完結させ
るため、第2周波数エラー修正信号53が増幅器42か
ら出力される。この信号53は増幅器42への入力端子
で実効電圧Vinによって決定されると、第2モータ70
の動作速度を修正する。信号53自体は第2モータ70
を駆動するのには適していないので、この信号はモータ
駆動回路44に送られる。モータ駆動回路44はほぼ単
一の利得の回路であり、バッファとして機能する。これ
は第2周波数修正信号53が第2モータ70の動作速度
を修正するために必要な駆動を行う。
【0050】図2は上記実施例の複式モータ速度制御回
路10に含まれる種々の部品の利得対周波数特性のプロ
ットをデシベル(dB)単位で示している。第1モータ
及び第2モータの双方の制御ループ回路に適用できる総
計した開ループ応答の曲線が図2の曲線100として示
されている。増幅器周波数応答曲線は図2の曲線80と
して示されている。曲線80は複式モータ速度制御回路
10の双方の増幅器22及び42の応答に対応してい
る。第1及び第2の電圧に対する周波数差検出器20及
び40の周波数応答曲線は図2の曲線85として示され
ている。モータ駆動回路24及び44の応答は図2で曲
線90として示されている。第1モータ60と第2モー
タ70の双方の開ループ応答は曲線95として示されて
いる。
【0051】第1及び第2モータ制御ループ回路14及
び16の全体のループ利得は次のように計算される。 ループ利得=電圧に対する周波数差検出器の利得×増幅
器利得×モータ駆動回路利得×モータ利得=6.99×10
-3(v/Hz)・470・1・75(Hz/v)=24
6=47.8dB(平均モータ利得が75Hz/vであるも
のと想定) 図2に示した利得と周波数の特性曲線は前述の複式モー
タ速度制御回路10の好ましい実施例で使用される回路
部品の特性曲線であることを強調しておく。図2に示し
た値と曲線は使用されるモータの特性及び所望の制御基
準の形式に応じて変化するものである。
【0052】本発明は図3に示すようなハンディ型のレ
ーザ走査式バーコード読み取り装置又はSL9000の
ようなランプ式スキャナにおいて実施可能である。図3
に示すこのようなハンディ型装置は基本的にシュワルツ
他の米国特許第4,760,248号明細書に開示されている形
式のものである。あるいは、又は付け加えて、双方とも
シュワルツ他の米国特許第4,387,297号明細書、又はシ
ェパード他の米国特許第4,409,470号明細書の機構も図
3に示すようなハンディ型のレーザ走査式バーコード読
み取り装置又は図4に示すSL9000ランプ式スキャ
ナを構成する上で利用できる。これらの米国特許第4,76
0,248号明細書、同第4,387,297号明細書又は同第4,409,
470号明細書は本実施例に参考文献として引用されてい
る。出射光ビーム151は通常はレーザ・ダイオード等
によって読み取り装置200内で発生され、読み取り装
置の正面から数インチの間隔を隔てたバーコード記号に
衝突するように向けられる。出射光ビーム151は固定
した線形パターン内で走査され、ユーザーはこの走査パ
ターンが読み取られる記号を横切るようにハンディ型装
置の位置を定める。記号からの反射光線152は読み取
り装置内の光応答装置146によって検出され、バーコ
ードを識別するために処理されるべき連続電気信号が生
成される。読み取り装置200はピストルのグリップ型
のハンドル153を有するガン形の装置であり、読み取
られるべき記号に照準されるとユーザーが光ビーム15
1と検出回路を起動することができ、装置が自己充電式
である場合はバッテリーの寿命を節減できるようにされ
ている。軽量のプラスチックハウジング155はレーザ
光源と、検出器146と、光学装置と、信号処理回路
と、CPU140とバッテリー162とを収納してい
る。ハウジング155の正面端の光透過窓156によっ
て、出射光ビーム151は出ることができ、入ってくる
反射光152は入ることができる。読み取り装置200
は読み取り装置200を記号から間隔を隔てた位置か
ら、すなわち記号に接触せず、又は記号を横切って移動
させずにユーザーがバーコード記号に照準を合わせるよ
うに設計されている。代表的には、この形式のハンディ
型バーコード読み取り装置はほぼ数インチの範囲にわた
って操作されるように構成されている。
【0053】図3に示されているように、走査された光
線を適宜の基準面でバーコード記号へと照準し、且つ集
束するために適当なレンズ157(又は多重レンズ・シ
ステム)が使用され、同一のレンズ157は反射光15
2を集束するために利用できる。部分的に銀メッキされ
たミラー及びその他のレンズ又は必要に応じたビーム形
成構造によって、及びトリガ154を引っ張ると起動さ
れる走査モータ160に実装された振動ミラー159に
よって、光線をレンズ157の軸に誘導するために、半
導体レーザ・ダイオードのような光源158が配置され
ている。光源158によって発生される光線が可視光線
ではない場合は、この場合も光線をレンズ157と同軸
の光路へと誘導するための部分的に銀メッキされたミラ
ーを使用して照準用光線を光学システムに付与すること
もできる。照準用光線は、それが必要な場合は、レーザ
ビームと同様に走査される可視光線のスポットを生成す
る。ユーザーはトリガスイッチ154を引く前に記号に
読み取り装置を向けるためにこの可視光線を利用する。
【0054】本発明をこれまで線形、もしくは単一ライ
ンのバーコードに関して説明してきたが、このような実
施例に限定されるものではなく、より複雑な走査パター
ン及びコード49及びこれと同類の記号表示のような重
複した、すなわち二次元のバーコードにも応用できる。
本発明の方法は走査される商品の特徴のような別の種類
のマーク又は表面の特徴から情報が誘導される種々の機
械的視覚又は光学的認識の用途にも利用することができ
る。
【0055】種々の実施例の全てにおいて、スキャナの
素子はスキャナを単一のプリント配線板又は集積モジュ
ールとして製造できるような極めて小型のパッケージへ
と組み立てることができる。このようなモジュールは種
々の異なる形式のデータ獲得システム用のレーザ走査素
子として互換性をもって利用することができる。例え
ば、モジュールはハンディ型スキャナと、テーブルの表
面にわたって延在する可撓性アームもしくはマウントに
取り付けられ、又は卓上の下側に取り付けられ、又はよ
り洗練されたデータ獲得システムのサブアセンブリ又は
付属品として取り付けられた卓上スキャナとに交互に利
用できる。
【0056】モジュールは支持体上に実装されたレーザ
/光学サブアセンブリと、回転又は往復移動ミラーのよ
うな走査素子と、光検出部品とから構成されていること
が有利であろう。このような部品と連結されている制御
もしくはデータ線は、モジュールをデータ獲得システム
の他の素子と連結された適合コネクタと電気的に接続で
きるように、モジュールの縁部又は外表面に取り付けら
れた電気コネクタに接続することができる。
【0057】個々のモジュールはそれに関連する特定の
走査又はデコード特性を有することができる。例えば一
定の動作距離での操作性、又は特定の記号表記法又は印
字密度での操作性である。これらの特性はモジュールと
関連する制御スイッチの手動的設定によっても定めるこ
ととができる。更にユーザーは異なる種類の商品を走査
できるようにデータ獲得システムを適応させることがで
き、又は簡単な電気コネクタを用いてデータ獲得システ
ム上のモジュールを交換することによって、システムを
異なる用途に適応させることができる。
【0058】前述の走査モジュールはキーボード、ディ
スプレー、データ記憶装置、応用ソフトウェア及びデー
タベースのような単数又は複数の部品を含む内蔵式デー
タ獲得システム内でも実施することができる。このよう
なシステムはデータ獲得システムが局域内回路網の別の
部品又は電話交換回線網と通信でき、又は、低電力の無
線放送によって携帯端末機から固定受信機へと通信でき
るように通信インタフェースを備えることもできる。
【0059】前述の特徴はそれぞれ、又は2つ以上を組
み合わせて前述の形式とは異なる形式のスキャナ及びバ
ーコード読取装置に有効に利用できることが理解されよ
う。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、モータ速度を制御するためのコストが安く、しかも
多数のパターンを生成できる装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に従った複式モータ速度制御回路
の電気構成図である。
【図2】図2は複式モータ速度制御回路のループ応答特
性のグラフである。
【図3】図3はレーザ走査ガンの略示図である。
【図4】図4は本発明を応用したスキャナの略示図であ
る。
【符号の説明】
10 モータ制御回路 12 入力 14 第1モータ制御回路 15 周波数制御信号 19 入力信号積分回路 20 周波数差検出回路 30,31,32 ディジタルワンショットマルチバイ
ブレータ 22,42 増幅器 24,44 モータ駆動回路 60,70 モータ
フロントページの続き (72)発明者 フレデリック ヘルム アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11362 ダグラストン 244ティーエッチ スト リート 47−54

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光発生手段と、2つの走査モータ
    と、前記2つの走査モータの各々の速度を別個に制御す
    るための複式モータ速度制御回路とを有し、目標を反復
    的に走査するための走査装置において、 入力信号から得られた周波数情報を利用して第1の走査
    モータの速度を制御するための第1モータ制御回路と、 前記入力信号から得られた衝撃係数情報を利用して第2
    の走査モータの速度を制御するための第2モータ制御回
    路とを備えたことを特徴とする複式モータ速度制御回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第2モータ制御回路は、前記入力信
    号から得られた周波数情報および衝撃係数情報を利用し
    て前記第2の走査モータの速度を制御することを特徴と
    する請求項1記載の複式モータ速度制御回路。
  3. 【請求項3】 レーザ光発生手段と、2つの走査モータ
    と、前記2つの走査モータの各々の速度を別個に制御す
    るための複式モータ速度制御回路とを有し、目標を反復
    的に走査するための走査装置において、 前記入力信号の周波数と比例する周波数を有する周波数
    制御信号を生成するための第1の入力回路と、 前記周波数制御信号の周波数に直接左右される前記第1
    の走査モータの速度を制御するための第1の制御回路
    と、 前記入力信号の衝撃係数情報に応じて可変直流電圧信号
    を生成するための第2の入力回路と、 前記周波数制御信号と前記可変直流電圧信号との周波数
    に左右される前記第2の走査モータの速度を制御するた
    めの第2の制御回路と、 を備えたことを特徴とする複式モータ速度制御回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の入力回路は、前記入力信号を
    前記第1の走査モータが動作する必要がある周波数と等
    しい周波数を有する前記周波数制御信号へと変換するた
    めのカウンタを含むことを特徴とする請求項3記載の複
    式モータ速度制御回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の入力回路は、前記入力信号を
    前記可変直流電圧信号へと変換するための積分回路を含
    むことを特徴とする請求項3記載の複式モータ速度制御
    回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御回路はフィードバック・
    システムであり、 前記周波数制御信号と、前記第1の走査モータから生成
    され、該モータの動作速度と比例する周波数を有する第
    1のモータ出力信号との周波数差を示す信号を得るため
    の第1の検出回路と、 前記第1の検出回路から得られた前記信号の電圧を所定
    の電圧を有する基準信号と比較し、かつ、前記第1の走
    査モータの動作速度を修正するための第1の周波数エラ
    ー修正信号を出力するための第1の増幅器と、 前記第1の増幅器及び前記第1の走査モータと連結さ
    れ、前記第1の周波数エラー修正信号を前記第1の走査
    モータ用の第1の駆動信号へと変換するための第1のモ
    ータ駆動回路と、 を備えたことを特徴とする請求項3記載の複式モータ速
    度制御回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の制御回路はフィードバック・
    システムであり、 前記周波数制御信号と、前記第2の走査モータから生成
    され、該モータの動作速度と比例する周波数を有する第
    2モータ出力信号との周波数差を示す信号を得るための
    第2の検出回路と、 前記第2の検出回路から得られた前記信号の電圧を前記
    第2の入力回路から生成された前記可変直流電圧信号と
    比較し、かつ、前記第2モータの動作速度を修正するた
    めの第2の周波数エラー修正信号を出力するための第2
    の増幅器と、 前記第2の増幅器及び前記第2の走査モータと連結さ
    れ、前記第2周波数エラー信号を前記第2の走査モータ
    用の第2の駆動信号へと変換するための第2のモータ駆
    動回路と、 を備えたことを特徴とする請求項3記載の複式モータ速
    度制御回路。
  8. 【請求項8】 前記カウンタは、N分割カウンタを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の複式モータ速度制御回
    路。
  9. 【請求項9】 前記第1の検出回路は、 前記周波数制御信号を示す出力を有する第1のパルス発
    生手段と、 前記第1の走査モータの動作速度を示す出力を有する第
    2のパルス発生手段と、 前記出力を互いに加算する手
    段と、 を含むことを特徴とする請求項6記載の複式モータ速度
    制御回路。
  10. 【請求項10】 前記第2の検出回路は、 前記周波数制御信号を示す出力を有する前記第1のパル
    ス発生手段と、 前記第2の走査モータの動作速度を示す出力を有する第
    3のパルス発生手段と、 前記出力を互いに加算する手
    段とを含むことを特徴とする請求項9記載の複式モータ
    速度制御回路。
  11. 【請求項11】 前記パルス発生手段の各々は、ディジ
    タル・ワンショット・マルチバイブレータを含むことを
    特徴とする請求項10記載の複式モータ速度制御回路。
  12. 【請求項12】 前記第1のモータ出力信号の周波数
    は、前記増幅器の比較された電圧が等しい場合、前記周
    波数制御信号の周波数と等しいことを特徴とする請求項
    6記載の複式モータ速度制御回路。
  13. 【請求項13】 前記入力信号は、マイクロプロセッサ
    によって生成されることを特徴とする請求項3記載の複
    式モータ速度制御回路。
  14. 【請求項14】 レーザ光発生手段と2つの走査モータ
    とを有する走査装置により目標を反復的に走査する方法
    において、 周波数情報及び衝撃係数情報を有する入力信号を供給す
    るステップと、 前記入力信号から得られた周波数情報を利用することに
    よって第1の走査モータの速度を制御するステップと、 前記入力信号から得られた衝撃係数情報を利用すること
    によって第2の走査モータの速度を制御するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の走査モータの速度制御は、
    前記入力信号から得られた周波数情報及び衝撃係数情報
    を利用することを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 レーザ光発生手段と2つの走査モータ
    とを有する走査装置により目標を反復的に走査する方法
    において、 入力信号から得られた周波数制御信号を生成するステッ
    プと、 前記周波数制御信号の周波数に直接左右される前記第1
    の走査モータの速度を制御するステップと、 前記入力信号の衝撃係数情報に左右される可変直流電圧
    信号を生成するステップと、 前記周波数制御信号と前記可変直流電圧信号の周波数に
    左右される前記第2の走査モータの速度を制御するステ
    ップとを有することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の走査モータの速度を制御す
    るステップは、 前記周波数制御信号と、前記第1の走査モータから生成
    され、該モータの動作速度と比例する周波数を有する第
    1のモータ出力信号との周波数差を示す信号を得るステ
    ップと、 第1の検出回路から得られた前記信号の電圧を所定の電
    圧を有する基準信号と比較し、かつ、前記第1の走査モ
    ータの動作速度を修正するための第1の周波数エラー修
    正信号を出力するステップと、 前記第1の周波数エラー修正信号を前記第1の走査モー
    タ用の駆動信号へと変換するステップとを有することを
    特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第2の走査モータの速度を制御す
    るステップは、 前記周波数制御信号と、前記第2の走査モータから生成
    され、該モータの動作速度と比例する周波数を有する第
    2のモータ出力信号との周波数差を示す信号を得るステ
    ップと、 前記得られた信号の電圧を前記可変直流電圧信号と比較
    し、かつ、前記第2の走査モータの動作速度を修正する
    ための第2の周波数エラー修正信号を出力するステップ
    と、 前記第2の周波数エラー修正信号を前記第2の走査モー
    タ用の第2の駆動信号へと変換するステップとを有する
    ことを特徴とする請求項16記載の方法。
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