JPH0612514A - バーコードの解読方法及び装置 - Google Patents

バーコードの解読方法及び装置

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JPH0612514A
JPH0612514A JP5108149A JP10814993A JPH0612514A JP H0612514 A JPH0612514 A JP H0612514A JP 5108149 A JP5108149 A JP 5108149A JP 10814993 A JP10814993 A JP 10814993A JP H0612514 A JPH0612514 A JP H0612514A
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JP5108149A
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English (en)
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Kai Tsugangu
カイ ツガング
Shiyutain Robaato
シュタイン ロバート
Esu Supitsutsu Guren
エス スピッツ グレン
Baakan Edowaado
バーカン エドワード
Sandaasu Robaato
サンダース ロバート
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K7/10—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
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  • Laser Beam Processing (AREA)
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  • Character Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコードシンボルの走査によって得られた
データを評価して、走査されたバーコードシンボルがバ
ーコードスキャナの許容作業読取距離にあるか否かを判
定する。 【構成】 バーコードスキャナによるバーコードシンボ
ルの走査結果のデータを評価して、走査されたバーコー
ドシンボルがスキャナの作業読取距離内にあるか否かを
判定するバーコードシンボルを解読する機構である。バ
ーコードスキャナによって得られたデータが評価され、
走査されたバーコードシンボルのバーとスペースの検出
幅が小さすぎ、しきい値よりも小さいか否かが判定され
る。その場合は、バーコードシンボルがスキャナの作業
読取距離から遠すぎ、その外側にあることを示してい
る。更に、バーコードスキャナの作業読取距離はしきい
値を変更することによって選択的に変更することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般にバーコードの解読
方法に関し、更にバーコードスキャナによって走査され
たデータを評価して、走査されたバーコードシンボルが
バーコードスキャナの許容作動領域にあるか否かを判定
するバーコードの解読装置に関する。より詳細に述べる
と、本発明はバーコードスキャナの作業読取距離を選択
的に変更できる前述のバーコードの解読方法とバーコー
ドの解読装置に関するものである。本発明の解読方法と
バーコードの解読装置では、走査距離が遠すぎると判定
されると、新たな解読のカウントは抑止するが、暫定的
な解読結果をメモリー内に保存し、バーコードシンボル
がスキャナの視野内にあることを示すフラグがソフトウ
ェアに設定される。
【０００２】
【従来の技術】従来のバーコードスキャナと解読装置
は、一般に作業読取距離が固定されており、作業読取距
離が接点から７ないし８インチの範囲の製品が代表的な
ものであった。動作条件によっては、作業読取距離の終
端部の近傍、例えばスキャナから７ないし８インチの距
離を隔てたバーコードでは、バーコードの解読誤り、す
なわち同じバーコードについて複数の異なる解読が行わ
れることがある。これはデータ入力の誤りを生ずるの
で、明らかに許容できない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第一
の目的はバーコードシンボルの走査によって得られたデ
ータを評価して、走査されたバーコードシンボルがバー
コードスキャナの許容作業読取距離にあるか否かを判定
するバーコードシンボルの解読方法と、バーコードの解
読装置を提供することにある。
【０００４】本発明の別の目的はバーコードスキャナの
作業読取距離を選択的に変更できるバーコードシンボル
の解読方法と、バーコードの解読装置を提供することに
ある。本発明の更に別の目的はバーコードスキャナによ
って得られたデータを処理して、バーコードに対する走
査距離が遠すぎることをこのデータが示した場合には、
新たな解読結果が記録されることを抑制するフラグをソ
フトウェアに設定するソフトウェアを備えた前述のバー
コードシンボルの解読方法と、バーコードの解読装置を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のバーコードの解読方法は、バーコードの解
読方法において、バーコードスキャナによってバーコー
ドシンボルを走査するステップと、検出されたバーコー
ドシンボルを走査されたバーコードシンボルのバーとス
ペースの検出幅を表すディジタルデータへと変換するス
テップと、走査されたバーコードシンボルのバーとスペ
ースの検出幅をしきい値と比較することにより、走査さ
れたバーコードシンボルのバーとスペースの検出幅がし
きい値よりも大きいか否かを判定することによってディ
ジタルデータを評価して、走査されたバーコードシンボ
ルのバーとスペースの検出幅が小さすぎ、バーコードシ
ンボルがバーコードスキャナから遠すぎ、その作業読取
り距離の外にあるか否かを判定するステップと、走査さ
れたバーコードシンボルのバーとスペースの検出幅がし
きい値よりも大きい場合は検出されたバーコードシンボ
ルを受け入れるステップ、とを有することに特徴があ
る。
【０００６】また、本発明のバーコードの解読装置は、
バーコードの解読装置において、バーコードシンボルを
走査するバーコードスキャナと、検出されたバーコード
シンボルを走査されたバーコードシンボルのバーとスペ
ースの検出幅を表すディジタルデータへと変換する手段
と、走査されたバーコードシンボルのバーとスペースの
検出幅をしきい値と比較することにより、走査されたバ
ーコードシンボルのバーとスペースの検出幅がしきい値
よりも大きいか否かを判定することによってディジタル
データを評価して、走査されたバーコードシンボルのバ
ーとスペースの検出幅が小さすぎ、バーコードシンボル
がバーコードスキャナから遠すぎ、その作業読取距離の
外にあるか否かを判定する手段であって、前記評価手段
による評価の結果、走査されたバーコードシンボルのバ
ーとスペースの検出幅がしきい値よりも大きいことが示
された場合は、検出されたバーコードシンボルを受け入
れ、通知する手段、とから成ることに特徴がある。
【０００７】
【作用】基本的に、バーコードシンボルがスキャナから
更に離されると、検出されたバーの時間幅と、走査され
たバーコードシンボルのスペースは縮小し、逆にバーコ
ードシンボルがスキャナに近づけられると、検出された
バーの時間幅と、走査されたバーコードシンボルのスペ
ースは増大する。従って、検出されたバーの時間幅と、
走査されたバーコードシンボルのスペースをしきい値と
比較して、バーコードシンボルがバーコードスキャナの
作業読取距離内にあるか否かを判定することができる。
獲得されたデータをチェックして、検出されたバーコー
ドシンボルが有効なバーコードシンボルであるか否か、
すなわち、このバーコードシンボルが有効なバーコード
シンボルの特性の全てを備えているか否か、又は、検出
されたバーコードシンボルが有効ではないシンボルであ
るか否か、すなわちこのバーコードシンボルが有効なバ
ーコードシンボルの特性の全てを備えていないか否かを
判定する第２の評価も行われる。獲得されたデータはカ
ウントされるバーコードとして受入れられる前に、第１
の評価（バーコードが遠すぎないか否か）、及び第２の
評価（バーコードシンボルが有効であるか否か）の双方
を満足しなければならない。本発明の機構は作業用メモ
リのような記憶装置と、カウントダウンタイマーを備え
ていることが好ましい。検出されたバーの幅と、走査さ
れたバーコードシンボルのスペースを表すディジタルデ
ータがメモリ内に記憶される。走査が良好に完了する毎
に、カウントダウンタイマのカウント値がゼロの初期値
に設定される。バーコードシンボルの有効性の評価によ
って、シンボルが有効であると判定されると、カウント
ダウンタイマのカウント値は所定値Ｔ１に設定され、こ
の期間中にメモリ内に記憶された以前の解読結果と同じ
第２の解読結果が得られると、第２の解読結果は無視さ
れる。更に、バーコードシンボルの有効性評価によって
シンボルが有効であることが示されると、走査されたバ
ーコードシンボルがバーコードスキャナの作業読取距離
内にあるか否かを判定する評価結果がチェックされ、作
業読取距離内にある場合は、走査されたバーコードシン
ボルが通知されるバーコードシンボルとして受入れら
れ、作業読取距離内でない場合は、再走査が行われる。
【０００８】更に、特定のしきい値を示すバーコードメ
ニューのバーコードを走査することによって、容易にし
きい値を選択的に変更することができる。バーコードシ
ンボルの有効性評価によってシンボルの有効性が示され
ると、走査されたバーコードシンボルがチェックされ
て、それがメニューバーコードであるか否かが判定さ
れ、メニューバーコードである場合はしきい値がメニュ
ーバーコードによって示された新たなしきい値に変更さ
れる。従って、指定される特定のバーコード走査の用途
の要求に応じてしきい値を選択し、容易に変更すること
ができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面により詳細
に説明する。図１は本発明の実施例を示すバーコードシ
ンボルの解読方法と、作業読取距離を変更可能なバーコ
ードデコーダの動作原理を実施したソフトウェアの論理
流れ図を示している。標準的な初期手順である開始動作
ステップ１０に引き続いて、走査処理ステップ１２はバ
ーコードスキャナがバーコードの一つの走査分を読取
り、走査されたバーとスペースの検出幅を表す一連の２
進数である、検出されたバーコードデータを作業用バッ
ファメモリに出力することを示す。次の処理ステップ１
４はカウントダウンタイマのカウント値Ｔが０に初期設
定される。好ましくはカウントダウンタイマはソフトウ
ェアで実行されるタイマである。最初の成功した解読動
作の後、カウントダウンタイマのカウント値Ｔは常に所
定値Ｔ１に設定される。時間間隔Ｔ１以内に全く同一の
第２の解読結果が得られた場合は、第２の解読結果はカ
ウントされない。すなわち、期間Ｔ１は第２の同一の解
読結果が恐らくは同じバーコードパターンを２度走査し
た結果であるものとして無視されるように選択された期
間である。例えば、小売業の環境では、各走査品目は一
度だけ記録され、勘定されるべきものである。
【００１０】次の解読処理ステップ１６は作業用バッフ
ァメモリ内のバーコードデータが解読されることを示
す。このステップは標準の解読ソフトウェアを利用する
が、離間チェックが付加されている点で標準の解読ソフ
トウェアとは異なっている。このチェックは検出された
バーの幅とスペースをチェックして、これらが所定値ｃ
ｈａｒ−ｌｅｎ（キャラクタ長さの基準）よりも狭いか
否かを判定するチェックである。これらが狭すぎ、バー
コードがスキャナから遠すぎることが示された場合は、
ソフトウェアによりｔｏｏ＿ｆａｒ＝１（遠すぎ）フラ
グが設定される。すなわち、バーコードパターンに対す
る距離が増大するとともに検出される時間幅が減少する
ので、デコーダは走査されたバーコードパターンのバー
と、スペースとの検出された時間幅をチェックすること
によって、走査されたバーコードとの距離を概略的に判
定することができる。
【００１１】従って、最小検出幅（ｃｈａｒ−ｌｅｎ）
を設定することによってバーコードスキャナの外方向の
限界を設定することができ、検出された幅がこの最小幅
よりも小さい場合は、走査されたバーコードパターンが
バーコードスキャナの最大許容作業読取距離の外側にあ
るという結論に達することになる。指定されるバーコー
ド走査の特定の用途での要求に応じて、異なるｃｈａｒ
−ｌｅｎの値を選択することができ、それによってスキ
ャナの作業読取距離が変化する。
【００１２】次の成功の判定処理ステップ１８は解読結
果が評価されて、それが有効なバーコードシンボルであ
るか否か、すなわち解読されたバーコードシンボルが有
効なバーコードシンボルの特性の全てを備えているか否
かが判定される手順を示している。例えば、検出された
バーコードシンボルが許容されるバーコードシンボルの
分類体系と一致しない一連のバーとスペースの幅を有し
ている場合があり、これは無視されるべきものである。
解読が成功しない場合、有効なデータが得られないこと
が示されると、ソフトウェアのステップはバーコードデ
ータを再走査するために走査処理ステップ１２に戻る。
これに対し、解読が成功した場合、有効なバーコードシ
ンボルが得られたことが示されると、ソフトウェアのス
テップはバーコードメニュー有無の判定ステップ２０に
進み、このステップは解読されたバーコードシンボルを
チェックして、その記号がバーコードメニューからの記
号であるか否かを判定する。バーコードメニューのバー
コードは実際メモリ内に作業読取距離を設定し又は変更
する、メモリへのｃｈａｒ−ｌｅｎの値の設定又は変更
のようなシステムへの命令である。ＹＥＳである場合
は、解読処理ステップ１６のステップで利用されるメモ
リ内のｃｈａｒ−ｌｅｎの値が変更され、ソフトウェア
ステップはバーコードデータの別の走査を行うために走
査処理ステップ１２に戻る。ステップ２０でＮＯである
場合は、ソフトウェアステップはカウントダウンタイマ
Ｔをチェックしてこの期間が満了したか否か（Ｔ＝０）
を判定するステップ２２に進む。
【００１３】カウントダウンタイマ内のカウント値Ｔが
満了したか否かの上記のチェックの後、カウントダウン
タイマ内のカウント値Ｔはステップ（Ｔ＝Ｔ１）２４又
は２４’の何れかによって必ず所定値Ｔ１にリセットさ
れる。上述したように、所定値Ｔ１は同じ解読結果を無
視するために選択された時間間隔期間である。従って、
カウント値Ｔが満了していない場合は、ステップは一致
判定処理２６に進み、このステップは解読結果がチェッ
クされ、この解読結果が以前の解読結果と全く同一であ
るか否かの判定がなされることを示すステップである。
解読結果が全く同一である場合は、新たな解読結果は無
視され、ステップは更に別のバーコードデータを走査す
るために走査処理ステップ１２に戻る。解読結果が同一
でない場合は、ソフトウェアステップは離れすぎチェッ
クの判定ステップ２８に進む。更に、カウントダウンタ
イマのカウント値Ｔが満了している場合は、ステップは
ステップ（Ｔ＝Ｔ１）２４’を経て離れすぎフラグをチ
ェックする判定ステップ２８に進む。このフラグが走査
されたバーコードパターンが離れすぎることを示す場合
は、新たな解読結果は無視され、ステップは別のバーコ
ードデータを走査するために走査処理ステップ１２に戻
る。それ以外の場合は、ステップは終了処理ステップ３
０に進み、このステップは解読されたバーの走査結果が
有効且つ離れすぎず、従ってカウントされることを示
す。
【００１４】カウントダウンタイマに関して更に詳細に
説明すると、カウント値Ｔが値Ｔ１に設定されると、値
Ｔは各単位期間でＴ＝０になるまで１カウントずつ減分
される。解読の結果が良好であり、メニューバーコード
であることが表示されない場合は、Ｔは必ず所定値Ｔ１
にリセットされる。Ｔ１は更に例えばバーコードメニュ
ーのバーコードによってプログラムすることも可能であ
るが、Ｔ１のデフォルト値（例えば８００ｍｓ）をソフ
トウェアで実行することもできる。以前の解読結果と全
く同一である別の解読結果が期間Ｔ１中に得られた場合
は、第２の解読結果は無視され、カウントダウンタイマ
は再度リセットされる（Ｔ＝Ｔ１に再設定）。
【００１５】バーコードが比較的長期間に亘ってスキャ
ナの視野に出現した場合でも、カウント値Ｔを利用する
ことによってカウントダウンタイマＴがリセットされ、
各々の成功した新たな解読用に再度リセットされるの
で、追加の新たな解読結果は通知されない。要約する
と、解読処理の間、検出されたバーとスペースの時間幅
と所定の値ｃｈａｒ−ｌｅｎとを比較することによっ
て、検出された記号がスキャナから遠すぎることが検出
された場合は、離れすぎフラグがソフトウェアに設定さ
れる。一般に、バーコードがスキャナから更に離される
と、バーとスペースの時間幅は減少し、バーコードがス
キャナに近づけられると、バーとスペースの時間幅は増
大する。異なるｃｈａｒ−ｌｅｎの値を選択することに
よって、異なる要求と環境に適合する異なる作業読取距
離を得ることができる。 バーコードシンボルがスキャ
ナからの臨界距離にある場合は、このような状態は通常
は離れすぎるものと見なされ、従って新たな解読結果は
通知されない。バーコードシンボルを臨界距離での解読
の場合よりもスキャナに近づけると、通常はこの解読は
安定しており成功した解読結果が得られる。成功した解
読が通知されると直ちに、安定した解読によって期間Ｔ
のリセット状態が保持されるので、付加的な解読が通知
されることはない。
【００１６】図２は本発明を適用したバーコード読取装
置の一実施例を極めて簡略に図示しており、その基本部
品を示している。読取装置１００は手持ち式スキャナと
して説明されているが、チェックアウトカウンタ用スキ
ャナや前述した別のスキャナのような別の構成でも利用
できよう。好ましい実施例では、この機構はハウジング
１５５内に実現されており、このハウジングはハウジン
グの外部に位置するバーコードシンボル１７０に照射さ
れ、記号全体に亘って走査されるレーザ光線１５１が出
射される出口窓１５６を備えている。
【００１７】図２の携帯式装置は基本的に米国特許第
４，７６０，２４８号明細書、又は同第４，８９６，０
２６号明細書に記載されている形式の装置であり、更に
シンボルテクノロジー社から市販されているバーコード
読取装置、商品番号ＬＳ８１００またはＬＳ２０００と
も同様の装置である。あるいは、又は上記の装置に付加
して、米国特許第４，３８７，２９７号明細書、又は米
国特許第４，４０９，４７０号明細書の機構も図２のバ
ーコード読取装置の構造に利用することができる。これ
らの米国特許第４，７６０，２４８号明細書、同第４，
８９６，０２６号明細書及び同第４，４０９，４７０号
明細書は本実施例に参考文献として引用されているが、
このような装置の基本動作を参考のために簡単に説明す
る。
【００１８】図２をより詳細に参照すると、レーザ光線
１５１は通常はレーザダイオード又はその類似物によっ
て読取装置１００内で発生され、読取装置の前部から数
インチの目標物に配置されたバーコードシンボルに衝突
するように照射される。レーザ光線１５１は走査パター
ンで走査され、ユーザーはこの走査パターンが読取られ
るバーコードシンボルを横切るように手持ち式の装置を
配置する。バーコードシンボルからの反射光線及び散乱
光線１５２の双方又は一方が読取装置内の光検出器１５
８によって検出され、一連の電気信号が生成されて、バ
ーコードが表すデータを再生するために処理され、解読
される。以下、“反射光線”という用語は反射光線及び
散乱光線の双方又は一方を意味するものである。
【００１９】好ましい実施例では、読取装置１００はピ
ストルのグリップ状のハンドル１５３を有する銃の形状
の装置である。ユーザーが装置を読取られるバーコード
シンボルの位置に置くと、ユーザーがレーザ光線１５１
と光検出器を起動できるように可動トリガスイッチ１５
４が利用される。軽量のプラスチック製ハウジング１５
５はレーザ光源１４６と、光検出器１５８と、光学系１
５７，１４７及び１５９と、ＣＰＵ１４０を含む信号処
理回路と、電源、もしくはバッテリ１６２とを内蔵して
いる。ハウジング１５５の前端部にある光透過窓１５６
を通ってレーザ光線１５１が出て、反射光線１５２が入
射することができる。読取装置１００はバーコードシン
ボルから間隔を隔てた位置から、すなわちバーコードシ
ンボルと接触せず、又はバーコードシンボルを動かさな
い位置からユーザーがバーコードシンボルを狙い付ける
ような設計にされている。代表的には、この種類の手持
ち式バーコード読取装置はおそらくは数インチの範囲で
起動するような仕様にされている。
【００２０】読取装置１００は更に携帯式コンピュータ
端末機としても機能することができ、前述の米国特許第
４，４０９，４７０号明細書に記載されているようなキ
ーボード１４８とディスプレイ１４９を備えている。図
２に更に図示するように、走査光線を適当な基準面でバ
ーコードシンボル上に収束するために適宜のレンズ１５
７（もしくは複数のレンズ系）を使用することができ
る。半導体レーザダイオードのような光源１４６が光線
をレンズ１５７の光軸に導くように配設され、光線は一
部が銀メッキされたミラー１４７、及び必要に応じたそ
の他のレンズ又は光線形成構造、並びにトリガスイッチ
１５４が引かれた時に起動する走査用モータ１６０に取
り付けられた振動ミラー１５９とを通過する。光源１４
６によって発生された光線が可視光線ではない場合は、
光学系で照準用の光線を生成することもできる。必要な
場合は、この照準用光線がレーザ光線と同様に固定さ
れ、走査されることができる可視光線のスポットを生成
する。ユーザーはトリガスイッチ１５４を引く前に、こ
の可視光線を利用して読取装置の照準をバーコードシン
ボルに合わせる。
【００２１】これまで本発明を一次元又は二次元のバー
コードの読取りに関連して説明してきたが、本発明はこ
のような実施例に限定されるものではなく、より複雑な
マーク走査の用途にも応用できる。本発明は更に文字又
は走査される商品の表面の特性のような他の種類のマー
クから情報が導出される、種々の機械的又は光学的文字
認識の用途にも応用できる。
【００２２】種々の実施例の全てにおいて、スキャナの
素子は極めてコンパクトなパッケージとして組み立てる
ことができ、スキャナを単一のプリント配線基板又は集
積モジュールとして製造することができる。このような
モジュールは種々の異なるデータ獲得システム用のレー
ザ走査素子として交換可能に利用できる。例えば、モジ
ュールを手持ち式スキャナと、テーブルの表面上方に延
びた、又は卓上の下側に取り付けた可撓アーム又はマウ
ントに取り付けた、又はより洗練されたデータ獲得シス
テムのサブ部品又はサブアセンブリとして取り付けた卓
上スキャナとに両用することができる。
【００２３】このモジュールは有利には支持体に実装さ
れたレーザ／光学系サブアセンブリと、回転又は往復ミ
ラーのような走査素子と、光検出部品とから成ってい
る。このような素子と連結されたデータ線の制御装置を
モジュールのエッジ又は外部表面に実装した電気コネク
タに接続して、モジュールをデータ獲得システムの別の
素子に連結された接合コネクタと電気的に接続すること
ができる。
【００２４】個々のモジュールは、例えば、一定の作業
距離での操作容易性、または特有の記号論あるいは印刷
密度での操作容易性と関連した固有の走査特性や、解読
特性を持っても良い。また、それらの特性はモジュール
に連結された制御スイッチの手動設定により決めても良
い。ユーザーは更に、簡単な電気コネクタを使用してデ
ータ獲得システムのモジュールを交換することにより、
データ獲得システムを別の種類の商品を走査するように
適応させることができ、又は異なる用途に適応させるこ
とができる。
【００２５】前述の走査モジュールは更にキーボード、
ディスプレイ、プリンタ、データ記憶装置、アプリケー
ションソフトウェア及びデータベース等の一つ又は複数
の素子を有する内蔵式のデータ獲得システムで実現する
こともできる。このようなシステムには更にモデム又は
ＩＳＤＮインタフェースを介して、又は携帯式の端末機
から固定受信局への低出力無線（携帯電話、微弱電波、
特定小電力電波または赤外線等）によって、データ獲得
システムが構内情報通信網（ＬＡＮ）の別の部品、又は
電話交換回線と通信できるような通信用インタフェース
を備えることもできる。
【００２６】上記実施例では、作業読取距離を変更でき
るバーコードデコーダの幾つかの実施例を詳細に説明し
てきたが、これらに限定されるものではなく、上記実施
例に種々の変更を加えて適用しても良いことは言うまで
もない。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バーコードシンボルの走査によって得られたデータを評
価して、走査されたバーコードシンボルがバーコードス
キャナの許容作動領域にあるか否かを判定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示すバーコードシンボルを解
読する方法及び作業読取距離を変更できるバーコードデ
コーダの動作原理を実現したソフトウェアの論理フロー
チャートである。
【図２】本発明を適用したバーコード読取装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
１００ バーコード読取装置 １４０ ＣＰＵ １４６ レーザ光源 １４７ ミラー １５１ レーザ光線 １５２ 反射光線 １５４ 可動トリガスイッチ １５３ ハンドル １５５ ハウジング １５７ レンズ １５８ 光検出器 １６１ プリント配線基板 １７０ バーコードシンボル
フロントページの続き (72)発明者 グレン エス スピッツ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11375 フォレスト ヒルズ ハンドレッドエイ ス ストリート 68−63 (72)発明者 エドワード バーカン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11720 サウス シトーケット リリー ドライ ヴ ６ (72)発明者 ロバート サンダース アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11792 ウエーデング リバー スーザン ドラ イヴ 23

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 バーコードの解読方法において、 （ａ）バーコードスキャナによってバーコードシンボル
    を走査するステップと、 （ｂ）検出されたバーコードシンボルを走査されたバー
    コードシンボルのバーとスペースの検出幅を表すディジ
    タルデータへと変換するステップと、 （ｃ）走査されたバーコードシンボルのバーとスペース
    の検出幅をしきい値と比較することにより、走査された
    バーコードシンボルのバーとスペースの検出幅がしきい
    値よりも大きいか否かを判定することによってディジタ
    ルデータを評価して、走査されたバーコードシンボルの
    バーとスペースの検出幅が小さすぎ、バーコードシンボ
    ルがバーコードスキャナから遠すぎ、その作業読取り距
    離の外にあるか否かを判定するステップと、 （ｄ）走査されたバーコードシンボルのバーとスペース
    の検出幅がしきい値よりも大きい場合は検出されたバー
    コードシンボルを受け入れるステップ、とを有すること
    を特徴とするバーコードの解読方法。
  2. 【請求項２】 特定のバーコード走査の用途に応じて前
    記しきい値を選択するステップを更に含むことを特徴と
    する請求項１記載のバーコードの解読方法。
  3. 【請求項３】 特定のしきい値を示すバーコードメニュ
    ーのバーコードを走査することによって前記しきい値を
    変更するステップを更に含むことを特徴とする請求項１
    記載のバーコードの解読方法。
  4. 【請求項４】 前記走査ステップをレーザ走査光線で実
    行することを特徴とする請求項１記載のバーコードの解
    読方法。
  5. 【請求項５】 前記走査ステップが回転走査ミラー又は
    振動式走査用ミラーに対してレーザ光線を向けることに
    よって実行されることを特徴とする請求項１記載のバー
    コードの解読方法。
  6. 【請求項６】 第２のディジタルデータ評価を行って、
    検出されたバーコードシンボルが有効であるか否かを判
    定し、その結果、前記評価ステップと前記第２評価ステ
    ップの双方を満足した場合、検出されたバーコードシン
    ボルを通知されるバーコードシンボルとして受け入れる
    ステップを更に含むことを特徴とする請求項１記載のバ
    ーコードの解読方法。
  7. 【請求項７】 更に、 （ａ）走査されたバーコードシンボルのバーとスペース
    の検出幅を表すディジタルデータをメモリに記憶するス
    テップと、 （ｂ）前記ステップの後でカウントダウンタイマのカウ
    ント値をゼロの初期値に設定するステップと、 （ｃ）前記第２評価ステップによってバーコードシンボ
    ルが有効であることが示されると、カウントダウンタイ
    マのカウント値を所定値に設定し、この期間内でメモリ
    に記憶された先行する解読結果と一致する第２の解読結
    果が得られた場合は第２の解読結果が無視されるステッ
    プと、 （ｄ）前記第２評価ステップの結果バーコードシンボル
    が有効であることが示されると、前記評価ステップの結
    果をチェックして、走査されたバーコードシンボルがバ
    ーコードスキャナの作業読取距離内にあるか否かを判定
    し、作業読取距離内である場合は走査されたバーコード
    シンボルを通知されるバーコードシンボルとして受入
    れ、作業読取距離内でない場合は前記走査ステップを反
    復するステップ、とを含むことを特徴とする請求項６記
    載のバーコードの解読方法。
  8. 【請求項８】 更に、前記第２評価ステップの結果バー
    コードシンボルが有効であることが示された場合、走査
    されたバーコードシンボルをチェックして、このシンボ
    ルがメニューバーコードであるか否かを判定し、メニュ
    ーバーコードである場合は、前記しきい値を前記メニュ
    ーバーコードが指示する新たなしきい値に変更し、前記
    走査ステップを反復するステップを含むことを特徴とす
    る請求項７記載のバーコードの解読方法。
  9. 【請求項９】 前記第２評価ステップの結果バーコード
    シンボルが有効であることが示された場合、走査された
    バーコードシンボルをチェックして、このシンボルがメ
    ニューバーコードであるか否かを判定し、メニューバー
    コードである場合は、前記しきい値を前記メニューバー
    コードが指示する新たなしきい値に変更し、前記走査ス
    テップを反復するステップを含むことを特徴とする請求
    項６記載のバーコードの解読方法。
  10. 【請求項１０】 特定のバーコード走査の用途の要求に
    応じて、前記しきい値を選択するステップを更に含むこ
    とを特徴とする請求項６記載のバーコードの解読方法。
  11. 【請求項１１】 特定のしきい値を指示するバーコード
    メニューのバーコードを走査することによって前記しき
    い値を変更するステップを更に含むことを特徴とする請
    求項６記載のバーコードの解読方法。
  12. 【請求項１２】 前記走査ステップを走査用レーザ光線
    で実行することを特徴とする請求項６記載のバーコード
    の解読方法。
  13. 【請求項１３】 前記走査ステップを回転走査ミラー又
    は振動式走査用ミラーに対してレーザ光線を向けること
    によって実行することを特徴とする請求項１２記載のバ
    ーコードの解読方法。
  14. 【請求項１４】 バーコードの解読装置において、 （ａ）バーコードシンボルを走査するバーコードスキャ
    ナと、 （ｂ）検出されたバーコードシンボルを走査されたバー
    コードシンボルのバーとスペースの検出幅を表すディジ
    タルデータへと変換する手段と、 （ｃ）走査されたバーコードシンボルのバーとスペース
    の検出幅をしきい値と比較することにより、走査された
    バーコードシンボルのバーとスペースの検出幅がしきい
    値よりも大きいか否かを判定することによってディジタ
    ルデータを評価して、走査されたバーコードシンボルの
    バーとスペースの検出幅が小さすぎ、バーコードシンボ
    ルがバーコードスキャナから遠すぎ、その作業読取距離
    の外にあるか否かを判定する手段であって、前記評価手
    段による評価の結果、走査されたバーコードシンボルの
    バーとスペースの検出幅がしきい値よりも大きいことが
    示された場合は、検出されたバーコードシンボルを受け
    入れ、通知する手段、とから成ることを特徴とするバー
    コードの解読装置。
  15. 【請求項１５】 特定のしきい値を指示するバーコード
    メニューバーコードを更に備え、前記しきい値がバーコ
    ードメニューバーコードを走査するバーコードスキャナ
    によって変更されることを特徴とする請求項１４記載の
    バーコードの解読装置。
  16. 【請求項１６】 ディジタルデータを評価して検出され
    たバーコードシンボルが有効なバーコードシンボルであ
    るか否かを判定する第２評価手段であって、該第２評価
    手段がバーコードシンボルが有効なバーコードシンボル
    であることを示した場合は検出されたバーコードシンボ
    ルを通知されるバーコードシンボルとして受け入れる第
    ２評価手段を更に備えたことを特徴とする請求項１４記
    載のバーコードの解読装置。
  17. 【請求項１７】 更に、 （ａ）走査されたバーコードシンボルのバーとスペース
    の検出幅を表すディジタルデータをメモリに記憶する記
    憶手段と、 （ｂ）前記バーコードスキャナがバーコードシンボルを
    走査した後、カウントダウンタイマのカウント値がゼロ
    の初期値に設定されるようにされたカウントダウンタイ
    マとを備え、 （ｃ）前記第２評価手段によってバーコードシンボルが
    有効であることが示された場合、カウントダウンタイマ
    のカウント値を所定値に設定し、この期間内でメモリに
    記憶された先行する解読結果と一致する第２の解読結果
    が得られた場合は第２の解読結果が無視され、 （ｄ）前記第２評価手段によってバーコードシンボルが
    有効であることが示された場合、前記評価手段の評価結
    果をチェックして、走査されたバーコードシンボルがバ
    ーコードスキャナの作業読取距離内にあるか否かを判定
    し、作業読取距離内である場合は走査されたバーコード
    シンボルを通知されるバーコードシンボルとして受入
    れ、作業読取距離内でない場合は前記バーコードスキャ
    ナが再走査するように起動されることを特徴とする請求
    項１６記載のバーコードの解読装置。
  18. 【請求項１８】 前記第２評価手段による評価の結果、
    バーコードシンボルが有効であることが示された場合、
    走査されたバーコードシンボルをチェックして、このシ
    ンボルがメニューバーコードであるか否かを判定し、メ
    ニューバーコードである場合は、前記しきい値を前記メ
    ニューバーコードが指示する新たなしきい値に変更し、
    前記バーコードスキャナが再走査するように起動される
    ことを特徴とする請求項１６記載のバーコードの解読装
    置。
  19. 【請求項１９】 前記バーコードスキャナが走査用レー
    ザ光線を発生するレーザ手段を備えたことを特徴とする
    請求項１４記載のバーコードの解読装置。
  20. 【請求項２０】 前記バーコードスキャナがレーザ光線
    が向けられる振動式走査ミラーを備えたことを特徴とす
    る請求項１９記載のバーコードの解読装置。
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