JPH0638303A - ハイブリッド型車両 - Google Patents

ハイブリッド型車両

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JPH0638303A
JPH0638303A JP18804692A JP18804692A JPH0638303A JP H0638303 A JPH0638303 A JP H0638303A JP 18804692 A JP18804692 A JP 18804692A JP 18804692 A JP18804692 A JP 18804692A JP H0638303 A JPH0638303 A JP H0638303A
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JP
Japan
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motor
engine
oil pump
oil
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP18804692A
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English (en)
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Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
Shigeo Tsuzuki
繁男 都築
Yoshika Kawaguchi
美嘉 河口
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Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
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Publication of JPH0638303A publication Critical patent/JPH0638303A/ja
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0476Electric machines and gearing, i.e. joint lubrication or cooling or heating thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】オイルポンプ及び該オイルポンプを作動させる
ための第2モータを小容量のものにし、コストを低くす
る。 【構成】ハイブリッド型車両が、エンジン11及び第1
モータ12を駆動して走行する。エンジン11の回転を
受けて作動する第1オイルポンプ17が回転の高い領域
で作動し、油を少なくとも摩擦係合要素の係合用として
供給する。また、前記第1モータ12とは独立して駆動
される第2モータ92が配設され、該第2モータ92の
回転を受けて作動する第2オイルポンプ93が、油を少
なくとも第1モータ12の冷却用として供給する。第1
オイルポンプ17は、回転数の高いエンジン11から回
転が伝達されるため、1回転当たりの吐出量が少ない小
容量のものを使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイブリッド型車両に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンが発生したエンジントル
クとモータが発生したモータトルクを併用したハイブリ
ッド型車両が提供されている。この種のハイブリッド型
車両は各種提供されていて、エンジンで発電機を駆動し
て電気エネルギを発生させ、該電気エネルギによってモ
ータを回転させ、その回転を駆動輪に伝達するシリーズ
(直列)型のもの(特開昭62−104403号公報参
照)と、エンジン及びモータによって直接駆動輪を回転
させるパラレル(並列)型のものに分類される(特開昭
59−63901号公報、米国特許第4,533,01
1号明細書参照)。該パラレル型のものは、更にエンジ
ンの駆動系とモータの駆動系を連結した一系統式のもの
と、前輪と後輪をそれぞれエンジンとモータによって独
立して駆動する二系統式のものに分類される。一系統式
のものの場合、エンジン、モータ及びトランスミッショ
ンが順に直列に連結され、エンジンとモータ間、及びモ
ータとトランスミッション間がいずれもクラッチ、ワン
ウェイクラッチ等のクラッチ機構によって連結されてい
る。
【0003】そして、前記構成のハイブリッド型車両
は、モータ駆動モードにおいてはモータのみを駆動して
モータトルクを発生し、エンジン駆動モードにおいては
エンジンのみを駆動してエンジントルクを発生し、エン
ジン・モータ駆動モードにおいてはエンジンとモータを
併用して駆動してエンジントルク及びモータトルクを発
生するようになっているが、前記モータが駆動されると
ステータコイルが発熱するため、オイルポンプ用のモー
タが別に設けられる。そして、該モータを駆動してオイ
ルポンプを作動させ、ステータコイルに油を供給して冷
却するようになっている(特開平3−150050号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハイブリッド型車両においては、エンジンの駆動系
とモータの駆動系を連結した一系統式のものの場合、エ
ンジントルクとモータトルクの合計がトランスミッショ
ンに伝達されるので、トランスミッションのトルク容量
を大きくする必要があり、ハイブリッド型車両が大型化
されてしまう。したがって、エンジントルク及びモータ
トルクの各レベルを下げる必要がある。
【0005】さらに、モータと駆動輪間にトランスミッ
ションが配設されているため、モータを使用しているに
もかかわらず、ギヤノイズによる騒音が発生するだけで
なく、トランスミッションのシフト動作に伴う変速ショ
ックが発生してしまう。また、通常、トランスミッショ
ンのギヤ比は、トランスミッションに入力されるトルク
に対応して駆動輪に伝達するトルクが適正な値になるよ
うに設定される。ところが、従来のハイブリッド型車両
の駆動装置においては、エンジントルクとモータトルク
の値が異なり、そのいずれもがトランスミッションに入
力されるため、いずれか一方のトルクに対応してトラン
スミッションのギヤ比を設定すると、他方のトルクを適
切な値にトルク変換することができなくなり、エンジン
又はモータの効率が低下してしまうだけでなく、モータ
駆動モードからエンジン駆動モードに切り替える際にシ
ョックが発生してしまう。
【0006】そこで、トルク伝達系におけるモータの上
流側にトランスミッションを配設し、モータトルクを直
接駆動輪に伝達するようにしたハイブリッド型車両が考
えられる。この場合、モータと駆動輪間にトランスミッ
ションが配設されないので、トランスミッションのトル
ク容量を小さくして小型化することができ、モータ駆動
モードでギヤノイズによる騒音が発生することがなく、
エンジンやモータを効率の高い領域で駆動することがで
きる。
【0007】ところが、この場合、トルク変換が行われ
ることなくモータトルクが直接駆動輪に伝達されるた
め、モータ駆動モード時においては、大きなモータトル
クを発生する必要があり、その分ステータコイルにおけ
る発熱量が多くなる。ところで、エンジンとトランスミ
ッション間には、エンジン駆動モードとモータ駆動モー
ドの切替えを行う際にエンジントルクの伝達を断続する
ためのクラッチが設けられるとともに、トランスミッシ
ョンの変速機構を作動させるためのクラッチ、ブレーキ
等が設けられるが、それら摩擦係合要素を係脱する油圧
サーボに対して油を供給する必要がある。また、前記ト
ランスミッションを構成するプラネタリギヤユニット、
摩擦係合要素等を潤滑し、冷却するために油を供給する
必要がある。さらに、前述したように、モータのステー
タコイルを冷却するためにも油を供給する必要がある。
【0008】これらの油を、前記モータ(以下、「第1
モータ」という。)とは別に設けられたオイルポンプ用
のモータ(以下、「第2モータ」という。)によって供
給すると、オイルポンプ及び第2モータを大容量のもの
にする必要があり、ハイブリッド型車両の寸法が大きく
なるだけでなく、コストが高くなってしまう。すなわ
ち、前記摩擦係合要素を係脱するための油の場合は、流
量は少なくてよいが高い圧力が必要となる。一方、第1
モータのステータコイルを冷却するための油の場合は、
圧力は低くてよいが多くの流量が必要となる。
【0009】したがって、この二つの条件を満たすため
のオイルポンプは高圧で多量の油を供給することができ
るものでなくてはならず、このようなオイルポンプを作
動させる第2モータは非常に大きな電力を消費すること
になる。また、オイルポンプ及び第2モータの寸法が大
きくなってしまう。本発明は、前記従来のハイブリッド
型車両の問題点を解決して、オイルポンプ及び該オイル
ポンプを作動させるための第2モータを小容量のものに
することができ、コストを低くすることができるハイブ
リッド型車両を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のハ
イブリッド型車両においては、エンジントルクを発生す
るエンジンと、エンジンの回転を受け、該回転を選択的
に変速して出力するトランスミッションと、該トランス
ミッションの出力軸上に配設され、モータトルクを発生
する第1モータと、前記エンジンの回転を受けて作動す
る第1オイルポンプと、前記第1モータとは独立して駆
動される第2モータと、該第2モータの回転を受けて作
動する第2オイルポンプを有する。
【0011】前記第1オイルポンプが吐出した油は、少
なくとも摩擦係合要素の係合用として供給され、前記第
2オイルポンプが吐出した油は、少なくとも前記第1モ
ータの冷却用として供給される。
【0012】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
エンジントルクを発生するエンジンと、エンジンの回転
を受け、該回転を選択的に変速して出力するトランスミ
ッションと、該トランスミッションの出力軸上に配設さ
れ、モータトルクを発生する第1モータとを有する。ハ
イブリッド型車両は、エンジンのみを駆動するエンジン
駆動モードと、第1モータのみを駆動するモータ駆動モ
ードと、エンジンと第1モータを併用して駆動するエン
ジン・モータ駆動モードで走行することができる。
【0013】そして、前記エンジンの回転を受けて作動
する第1オイルポンプが配設される。該第1オイルポン
プは回転の高い領域で作動し、吐出された油は少なくと
も摩擦係合要素の係合用として供給される。また、前記
第1モータとは独立して駆動される第2モータが配設さ
れ、該第2モータの回転を受けて作動する第2オイルポ
ンプが配設され、該第2オイルポンプが吐出した油は、
少なくとも前記第1モータの冷却用として供給される。
【0014】前記第1オイルポンプはエンジン駆動モー
ド及びエンジン・モータ駆動モードで作動し、第2オイ
ルポンプはモータ駆動モード及びエンジン・モータ駆動
モードで作動する。そして、前記第1オイルポンプは、
主として高速走行時に回転数の高いエンジンから回転が
伝達されるため、回転数の高い領域で作動することを前
提に作動条件の設定を行うことができる。すなわち、前
記第1オイルポンプは、高速走行時における回転数が高
い領域で高圧の油を吐出するように設定することができ
る。したがって、1回転当たりの吐出量が少ない小容量
のものを使用することができ、コストを低減することが
できる。
【0015】また、第1オイルポンプによるエンジント
ルクの損失量が極めて少なくなるため、燃費や動力性能
が向上する。一方、第2オイルポンプは、高圧を発生す
る必要がなく、第1モータを冷却するのに必要な流量を
吐出する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示すハ
イブリッド型車両に搭載されるオイルポンプ系を示す
図、図2は本発明の実施例を示すハイブリッド型車両の
概略図、図3は本発明の実施例を示すハイブリッド型車
両におけるモード切替えマップを示す図である。
【0017】図において、12は図示しない制御装置に
よって選択的に駆動される第1モータ、14はディファ
レンシャル装置、31は流体伝動装置としてのトルクコ
ンバータ、C1はエンジン11が発生したエンジントル
クを選択的にトランスミッション38に伝達する第1ク
ラッチであり、エンジン駆動モード時及びエンジン・モ
ータ駆動モード時に係合され、モータ駆動モード時に解
放される。また、33はシンプルプラネタリ型のプラネ
タリギヤユニットであり、プラネタリギヤユニット33
は、リングギヤR、ピニオンP、サンギヤS及び前記ピ
ニオンPを支持するキャリヤCRから成る。また、B1
は前記サンギヤSを選択的に固定する第1ブレーキ、F
1は第1ワンウェイクラッチである。前記プラネタリギ
ヤユニット33、第1ブレーキB1及び第1ワンウェイ
クラッチF1によってトランスミッション38が構成さ
れる。
【0018】また、41は駆動装置ケースであり、該駆
動装置ケース41内に前記第1モータ12、ディファレ
ンシャル装置14、トルクコンバータ31、第1クラッ
チC1及びトランスミッション38が収容される。42
は前記ディファレンシャル装置14によって減速され、
差動させられた回転を左右の図示しない駆動輪に伝達す
るための駆動軸である。45はエンジン11の出力軸、
46はトルクコンバータ31の出力軸、47はプラネタ
リギヤユニット33の入力軸、48はトランスミッショ
ン38及び第1モータ12の出力軸である。そして、前
記入力軸47がキャリヤCRに、出力軸48がリングギ
ヤRに固定され、入力軸47から入力された回転はトラ
ンスミッション38で変速され、出力軸48から出力さ
れる。
【0019】前記第1モータ12は、駆動装置ケース4
1に固定されたステータ21及び出力軸48に連結され
たロータ22から成っている。前記ステータ21は、ス
テータ鉄心23にステータコイル24を巻装して形成さ
れる。そして、該ステータコイル24に駆動電流を流す
ことによってロータ22は回転する。そして、前記エン
ジン11又は第1モータ12の回転は、前記出力軸48
に固定されたカウンタドライブギヤ52に伝達される。
【0020】前記出力軸48と平行にカウンタドライブ
シャフト53が配設されていて、該カウンタドライブシ
ャフト53にカウンタドリブンギヤ54が設けられる。
該カウンタドリブンギヤ54は前記カウンタドライブギ
ヤ52と噛合(しごう)しており、該カウンタドライブ
ギヤ52の回転を出力ギヤ55に伝達する。そして、該
出力ギヤ55の回転は、出力ギヤ55と噛合する出力大
歯車56に伝達される。前記出力ギヤ55の歯数に対し
て出力大歯車56の歯数は多く、前記出力ギヤ55及び
出力大歯車56は最終減速機を構成する。該最終減速機
によって減速された前記出力大歯車56の回転は、ディ
ファレンシャル装置14に伝達され、差動させられて左
右の駆動軸42に伝達される。
【0021】前記構成のハイブリッド型車両において
は、三つのモードで走行することができる。すなわち、
エンジン駆動モードにおいては、前記第1モータ12に
駆動電流を供給せず、エンジン11が駆動されてエンジ
ントルクを発生する。そして、エンジン11の回転は出
力軸45を介してトルクコンバータ31に伝達され、さ
らに出力軸46を介して第1クラッチC1に伝達され
る。そして、該第1クラッチC1が係合されると出力軸
46に伝達された回転は、入力軸47を介してプラネタ
リギヤユニット33のキャリヤCRに伝達される。
【0022】前記プラネタリギヤユニット33において
は、第1ブレーキB1が解放されると、キャリヤCRに
入力された回転によって第1ワンウェイクラッチF1が
ロックされて直結状態になる。したがって、入力軸47
の回転がそのまま出力軸48に伝達される。また、第1
ブレーキB1が係合されるとサンギヤSが固定され、リ
ングギヤRから増速された回転が出力され、出力軸48
を介してカウンタドライブギヤ52に伝達される。
【0023】そして、前述したようにカウンタドライブ
ギヤ52に伝達された回転は、カウンタドリブンギヤ5
4を介してカウンタドライブシャフト53に伝達され、
出力ギヤ55及び出力大歯車56で構成される最終減速
機によって減速されてディファレンシャル装置14に伝
達される。この時、エンジン11のみによってハイブリ
ッド型車両を走行させることができる。
【0024】次に、モータ駆動モードにおいては、前記
エンジン11を停止させるか、又は第1クラッチC1を
解放し、駆動電流が供給されて第1モータ12が駆動さ
れ、モータトルクを発生する。そして、第1モータ12
の回転は出力軸48に伝達され、同様にカウンタドライ
ブギヤ52に伝達される。この時、第1モータ12のみ
によってハイブリッド型車両を走行させることができ
る。
【0025】また、エンジン・モータ駆動モードにおい
ては、前記エンジン11が駆動され、第1クラッチC1
が係合されるとともに第1モータ12が駆動され、エン
ジントルク及びモータトルクが発生し、両トルクによっ
てハイブリッド型車両を走行させることができる。な
お、前記エンジン11を駆動し、第1クラッチC1を係
合することによって、第1モータ12において回生電流
を発生させることもできる。
【0026】このように、前記構成のハイブリッド型車
両は、エンジン駆動モード、モータ駆動モード及びエン
ジン・モータ駆動モードが切り替えられ、車速vが低
く、かつ、負荷(アクセル開度Θ)が小さい場合にはモ
ータ駆動モードで、車速vが高い場合にはエンジン駆動
モードで、また、車速vが低く、かつ、負荷が大きい場
合にはエンジン・モータ駆動モードで走行する。
【0027】そのため、前記ハイブリッド型車両は、ハ
イブリッド型車両の全体の制御を行うために図示しない
CPUを有しており、該CPUには、RAM、ROM等
のメモリが含まれる。そして、該CPUは、図示しない
アクセルペダルのアクセル踏込量に対応したアクセル開
度Θ及び前記出力軸48の回転数を車速vとして検出
し、前記ROM内に格納された図3に示すモード切替え
マップを参照してモードを選択する。
【0028】図3に示すように、車速vが切替車速v1
より低く、アクセル開度Θが切替アクセル開度Θ1 より
小さい領域Aではモータ駆動モードで、車速vが切替車
速v 1 より低く、アクセル開度Θが切替アクセル開度Θ
1 以上の領域Cではエンジン・モータ駆動モードで、車
速vが切替車速v1 以上の領域Bではエンジン駆動モー
ドでハイブリッド型車両が走行する。
【0029】ところで、前記エンジン11とトランスミ
ッション38間には、エンジン駆動モードとモータ駆動
モードの切替えを行う際にエンジントルクの伝達を断続
するための第1クラッチC1が設けられる。該第1クラ
ッチC1は、図示しない油圧サーボによって係脱され、
係合時に該油圧サーボに油を供給する必要がある。ま
た、トランスミッション38はプラネタリギヤユニット
33を有しており、サンギヤSがベアリングを介して入
力軸47に回転自在に支持され、ピニオンPがサンギヤ
S及びリングギヤRと噛合するようになっている。ま
た、前記サンギヤSとキャリヤCR間には第1ワンウェ
イクラッチF1が配設されている。さらに、サンギヤS
と駆動装置ケース41間には、交互に配列された薄板か
ら成る第1ブレーキB1が配設され、摩擦で係合させら
れるようになっている。
【0030】そして、トランスミッション38から出力
された回転は、カウンタドライブギヤ52、カウンタド
リブンギヤ54、出力ギヤ55及び出力大歯車56を介
してディファレンシャル装置14に伝達され、該ディフ
ァレンシャル装置14内の左右のサイドギヤ及びピニオ
ンによって差動させられるようになっている。このよう
に、これら動力伝達手段においては、各部材が相対的に
摺動(しゅうどう)して作動するようになっていて、摺
動時に摩擦熱が発生するため、各ギヤの噛合部分、第1
ブレーキB1の摺動部分、ベアリングの摺動部分等に油
を供給し、潤滑するとともに冷却するようにしている。
また、前記第1ブレーキB1も図示しない油圧サーボに
よって係脱され、係合時に該油圧サーボに油を供給する
必要がある。
【0031】さらに、前記ハイブリッド型車両は、低速
走行時においてモータ駆動モードになり、高負荷走行時
にエンジン・モータ駆動モードになって、いずれもステ
ータコイル24に大きな駆動電流が供給され、ステータ
コイル24の発熱量が多くなってしまう。また、モータ
トルクはトランスミッション38を介することなく直接
出力軸48に出力されるため、発生するモータトルクを
その分大きくしなければならない。したがって、ステー
タコイル24の発熱量が多くなってしまう。
【0032】そこで、前記第1クラッチC1や第1ブレ
ーキB1の油圧サーボに対して油を供給するため、ま
た、トランスミッション38、ディファレンシャル装置
14等の潤滑や冷却のために第1オイルポンプ17が配
設される。該第1オイルポンプ17は、オイルフィルタ
98を介してオイル溜(だ)まり97から油を吸引して
吐出し、図示しない油路を介して第1クラッチC1の油
圧サーボに供給するとともに、入力軸47の軸心に形成
された油路47aに供給する。該油路47aに供給され
た油は、遠心力でトランスミッション38、ディファレ
ンシャル装置14等の各ギヤの噛合部分、第1ブレーキ
B1の摺動部分、ベアリングの摺動部分等に供給され
て、それらを潤滑し、冷却する。
【0033】前記第1オイルポンプ17は、前記トルク
コンバータ31と第1クラッチC1間を区画する区画壁
内に収容され、エンジン駆動モード時及びエンジン・モ
ータ駆動モード時においてエンジン11が回転すること
によって作動する。そして、前記第1オイルポンプ17
は、前記第1クラッチC1及び第1ブレーキB1を係合
する場合、流量は少なくてよいが高い圧力が必要とな
る。そこで、歯車式ポンプ、ベーンポンプ等の小容量で
高圧型のものが使用される。
【0034】また、前記第1モータ12のステータコイ
ル24を冷却するために、第2オイルポンプ93が配設
される。該第2オイルポンプ93は、モータ駆動モード
及びエンジン・モータ駆動モードにおいて第2モータ9
2が回転することによって作動する。該第2オイルポン
プ93は、駆動装置ケース41とは別体で形成され、オ
イルフィルタ94を介して駆動装置ケース41内のオイ
ル溜まり97から油を吸引して吐出し、オイルクーラ9
5に供給する。該オイルクーラ95に供給された油は、
油路96を介して油室25a,25bに供給される。該
油室25a,25bに供給された油は第2オイルポンプ
93の吐出圧によって駆動装置ケース41内に吐出され
てステータコイル24にかかり、ステータコイル24を
冷却する。落下した油は、トランスミッション38、デ
ィファレンシャル装置14等の各ギヤの噛合部分、第1
ブレーキB1の摺動部分、ベアリングの摺動部分等にも
供給されて、それらを潤滑し、冷却する。
【0035】前記第2オイルポンプ93は、ステータコ
イル24を冷却する場合、圧力は低くてよいが多くの流
量が必要となる。そこで、遠心式ポンプなどの大容量で
低圧型のものが使用される。この場合、前記第1オイル
ポンプ17及び第2オイルポンプ93は、いずれも同じ
オイル溜まり97から油を吸引するようになっている。
したがって、従来の自動変速機のオイル溜まり97がそ
のまま利用される。
【0036】また、前記第1オイルポンプ17はオイル
フィルタ98を介して、第2オイルポンプ93はオイル
フィルタ94を介して油を吸引するようになっていて、
油の吸入口をそれぞれ独立させている。したがって、一
方のポンプだけを作動させて油を吸引した場合でも他方
のポンプが空気を吸い上げることがなくなる。また、油
の吸入口を共通のものにする場合には、各吸入口に一方
向弁を配設し、油が逆流しないようにすればよい。
【0037】ところで、前記第1オイルポンプ17はエ
ンジン駆動モード及びエンジン・モータ駆動モードで作
動し、第2オイルポンプ93はモータ駆動モード及びエ
ンジン・モータ駆動モードで作動する。そして、前記第
1オイルポンプ17は、主として高速走行時に回転数の
高いエンジン11から回転が伝達されるため、回転数の
高い領域で作動することを前提に作動条件の設定を行う
ことができる。すなわち、前記第1オイルポンプ17
は、高速走行時における回転数が高い領域で高圧(3〜
15〔kg/cm2 〕程度)の油を吐出するように設定
することができる。したがって、1回転当たりの吐出量
が少ない小容量のものを使用することができ、コストを
低減することができる。
【0038】また、第1オイルポンプ17によるエンジ
ントルクの損失量が極めて少なくなるため、燃費や動力
性能が向上する。一方、第2オイルポンプ93は、高圧
を発生する必要がなく(1〜3〔kg/cm2 〕程
度)、第1モータ12のステータコイル24を冷却する
のに必要な流量を吐出するため、必要なときに作動させ
ればよい。
【0039】すなわち、前記CPUは、第1モータ12
が停止した後、設定時間が経過したか否かを判断し、第
1モータ12が停止した後設定時間が経過するまでは第
2オイルポンプ93を停止させないようにする。そし
て、図示しないコイル温度センサによって検出されたス
テータコイル温度Tc が設定値T1 以上か否かを判断
し、設定値T1 以上の場合は第2オイルポンプ93を始
動してステータコイル24の冷却を開始する。また、ス
テータコイル温度Tc が設定値T2 以上か否かも判断
し、ステータコイル温度Tc が設定値T 2 以上である場
合は異常が発生していると判断して警報ランプを点灯さ
せる。
【0040】図4は本発明の実施例における第2オイル
ポンプの動作を示すフローチャートである。 ステップS1 第1モータ12(図2)が停止した後、
設定時間が経過したか否かを判断する。第1モータ12
が停止した後しばらくはステータコイル24が余熱を有
しており、停止後直ちに第2オイルポンプ93を停止さ
せると、ステータコイル温度TC の上昇によってステー
タコイル24の絶縁材が劣化する可能性がある。そこ
で、設定時間が経過するまでは第2オイルポンプ93を
停止させないようにしている。前記設定時間は、ステー
タコイル24の熱容量によって設定される。設定時間が
経過した場合はステップS2に、経過していない場合は
ステップS3に進む。 ステップS2 ステータコイル温度Tc が設定値T1
上か否かを判断する。設定値T1 以上の場合はステップ
S4に、設定値T1 より低い場合はステップS3に進
む。 ステップS3 第2オイルポンプ93を停止し、ステッ
プS1に戻る。 ステップS4 第2オイルポンプ93を始動する。 ステップS5 ステータコイル温度Tc が設定値T2
上か否かを判断する。ステータコイル温度Tc が設定値
2 以上である場合は異常が発生していると判断するこ
とができる。なお、第2オイルポンプ93を数分作動さ
せてから判断するようにしてもよい。設定値T2 以上の
場合はステップS6に進み、設定値T2 より低い場合は
ステップS1に戻る。 ステップS6 第2オイルポンプ93が故障したと判断
して警報ランプを点灯させる。 ステップS7 図3の切替えマップにおける切替車速v
1 及び切替アクセル開度Θ1 に関係なく、エンジン11
を始動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すハイブリッド型車両に搭
載されるオイルポンプ系を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示すハイブリッド型車両の概
略図である。
【図3】本発明の実施例を示すハイブリッド型車両にお
けるモード切替えマップを示す図である。
【図4】本発明の実施例における第2オイルポンプの動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 エンジン 12 第1モータ 17 第1オイルポンプ 38 トランスミッション 45,46,48 出力軸 92 第2モータ 93 第2オイルポンプ C1 第1クラッチ B1 第1ブレーキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エンジントルクを発生するエンジ
    ンと、 (b)エンジンの回転を受け、該回転を選択的に変速し
    て出力するトランスミッションと、 (c)該トランスミッションの出力軸上に配設され、モ
    ータトルクを発生する第1モータと、 (d)前記エンジンの回転を受けて作動する第1オイル
    ポンプと、 (e)前記第1モータとは独立して駆動される第2モー
    タと、 (f)該第2モータの回転を受けて作動する第2オイル
    ポンプを有し、 (g)前記第1オイルポンプが吐出した油は、少なくと
    も摩擦係合要素の係合用として供給され、 (h)前記第2オイルポンプが吐出した油は、少なくと
    も前記第1モータの冷却用として供給されることを特徴
    とするハイブリッド型車両。
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