JPH0638201A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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JPH0638201A
JPH0638201A JP4210825A JP21082592A JPH0638201A JP H0638201 A JPH0638201 A JP H0638201A JP 4210825 A JP4210825 A JP 4210825A JP 21082592 A JP21082592 A JP 21082592A JP H0638201 A JPH0638201 A JP H0638201A
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JP4210825A
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Hideaki Morita
英明 森田
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A W NEW HARD KK
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信側から送信中に、「受信側」で各種機能
キーの操作後に、直ちに送信側画像を再現することの可
能なテレビ電話機を提供する。 【構成】 通常の送受信において、「送信側」では前フ
レームと現フレームとの差分Δを相関ONデータとして
送信し、「受信側」では再現済の前フレームと相関ON
データとから現フレームを再現する。いま、「受信側」
で自画像キー等がONされると相関OFFコマンドを送
信し(S305)、「送信側」は、以後相関OFFデータを
送信する(S309)。「受信側」では、この相関OFFデ
ータを再現済前フレームとして別に格納しておく(S31
0)。そして、「受信側」で自画像キーを解除した場合
は相関ONコマンドを送信し、「送信側」では、再度、
相関ONデータを「受信側」に送る。「受信側」では、
再現済前フレームとして格納された相関OFFデータ
と、相関ONデータとから現フレームを再現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ電話装置に係り、
画像データの受信中に、自画像表示や録画等の各種機能
を実現するようにしたテレビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN(サービス総合ディジタル通信
網)の普及に伴い、ISDNを利用したテレビ電話装置
の開発が行われている。このテレビ電話装置は、音声の
みの通信を行う従来の電話に加えて、通話者の自画像や
資料等の画像をも併せて通信が可能である。かかるテレ
ビ電話装置では、ハンドセットから入力した音声を符号
化すると共に、CCD(Charge coupled device )等を
備えたカメラで撮像した話者の画像を圧縮符号化し、両
者をISDN通信制御部を介してISDN回線から送信
するようにしている。一方、「送信側」話者からの音声
と画像も、符号化されて送信されてくるため、これらを
復号化してハンドセットから音声を出力すると共に、復
号化された画像をディスプレイに出力する。
【0003】ここで、ISDN回線を使用して送信可能
なデータ量には制限があり、現在では64Kビット/秒
である。このため、現在のテレビ電話装置では、動画で
はあるが、目,口,顔等、前回の位置が多少動くだけで
あるという、テレビ電話装置の画像の特質に対応して、
伝送する画像の画質を、各メーカで設定した値としてい
る。そして、設定された画質となるようにCCDで撮像
し、又はCCDで撮像したデータの間引等により設定画
質とし、その画像データに対して、例えばDCT(disc
ret cosine transform;離散コサイン変換)やハフマン
符号化等の各種データ圧縮方法によって圧縮した後に、
音声データと共にISDN回線を介して通話相手に送信
している。ここで、画像データを圧縮して送信する場
合、まず最初のフレームをそのまま圧縮して送信し、以
後のフレームについては、先のフレームとの相違点につ
いてのみ圧縮して送信するフレーム相関方式を採用して
いる。そして、「フレーム相関オン」の場合には、前記
僅かな相違点のみ圧縮したデータを送信し、「フレーム
相関オフ」の場合には、CCDで取り込んだ画像データ
をそのまま圧縮して送信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フレーム相関
方式による場合には、次のような問題点があった。図1
1に示すように、まず最初に送信する初期フレームの場
合、画像データを送信する「送信側」は、CCDの撮像
により取り込んだ初期フレーム「0」をそのまま「受信
側」に送信すると共に、送信したフレーム「0」を画面
用のメモリに格納しておく(ステップ501)。一方、
「受信側」では、受信した初期フレーム「0」を、伸長
して画像用メモリに格納すると共に、画面に表示する
(ステップ502)。以後、「送信側」では、原則とし
てフレーム相関オンの状態でフレームの送信を行う。す
なわち、「送信側」では、次に撮像したフレーム「1」
を、画像用メモリの別のエリアに格納すると共に、フレ
ーム「0」とフレーム「1」との差分Δ01を取り、送
信する(ステップ503)。そして、「受信側」では、
受信した差分Δ01と、画像用メモリに格納してある前
フレーム(フレーム「0」)とから、フレーム「1」を
再生し表示すると共に、このフレーム「1」のデータを
画像用メモリに格納しておく(ステップ504)。この
ように、フレーム相関オンの状態では、「送信側」にお
いて、前フレーム「n−1」との差分Δn−1nを継続
的に送信し続け、「受信側」では、再現済の前フレーム
「n−1」と受信した差分Δn−1nとから、現フレー
ムnを順次再現し、表示している。
【0005】ここで、「受信側」において、ボタン電話
機における保留、自画像、送信ポーズ等のファンクショ
ンキー(機能ボタン)の内、例えば自画像キーがオンさ
れた場合を想定する。この場合、押下されたキーに対応
して自画像の画面Xが画像メモリに格納されると共に、
自画像が画面に表示される(ステップ508)。ところ
が、「送信側」では、「受信側」の操作とは関わりな
く、前フレームとの差分Δ(図11では、差分Δ23、
Δ34、…)を送信している。このため、「受信側」で
機能キーをオフにした場合、画像用メモリに格納されて
いるデータは、自画像「X」であるため、「送信側」か
ら送信される差分Δ34からは、「送信側」が意図する
フレーム「4」を再現することはできず、自画像「X」
をベースとする差分Δ34により歪んだ画像X′が再現
されてしまうという問題があった。
【0006】このような問題に対応するために、一定数
のフレーム相関データ(差分Δ)を送信する毎に、改め
て初期フレームを送信することも可能である。しかし、
「受信側」の操作が行われた後に、直ちに「送信側」が
意図する画像を再現できるわけではなく、次の初期フレ
ームが送信されるまで待たなければならなかった。特
に、画像送信時のエラーが少なければ、初期フレームの
送信間隔を長する方式を採用することが可能であるが、
この方式を採用した場合には、機能キーOFFの後、送
信側の意図する画像を再現するまでに長時間を必要とす
るという問題があった。また、初期フレームの送信は、
差分Δの送信に比較して大量のデータを送信する必要が
あるため、「受信側」の操作が全く行われない場合で
も、一定間隔で初期フレームが送信されることとなり、
データ送信効率が悪かった。
【0007】一方、このようなフレーム相関方式では、
受信したフレーム相関データと再現済の前フレームとか
ら現フレームを再現しディスプレイに表示している。し
かし、再現された前フレームや現フレームの画像データ
は、再現を行うユニットに組み込まれており、この再現
されたフレームを取り出すためには、特別な処理や回路
が必要であった。このため、「送信側」の画像データを
録画するには、回路構成や処理が複雑になるという問題
があった。
【0008】そこで、本発明は、送信側から送信中に、
「受信側」で各種機能キーの操作後に、直ちに送信側画
像を再現することの可能なテレビ電話機を提供すること
を第1の目的とする。また、本発明は、特別な回路構成
を必要とすることなく、録画機能を実現したテレビ電話
装置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像を撮影するカメラと、画像を圧縮および再生す
る圧縮再生部と、再生された画像を表示するディスプレ
イを有し、各フレーム画像間の差分をとった相関データ
を送受信し、再現済の前フレーム画像と受信した相関デ
ータとから、現フレーム画像を再現してディスプレイに
表示するテレビ電話であって、ISDN回線から相関、
非相関のデータを受信するデータ受信手段と、このデー
タ受信手段で受信した相関、非相関のデータを格納する
メモリと、このメモリに格納された相関データと再現済
前フレーム画像とから現フレーム画像を再現する再現手
段と、この再現手段で再現された現フレームをディスプ
レイ表示する表示手段と、保留処理、自画像処理、送信
ポーズ処理を要求する所定機能キーと、この所定機能キ
ーがONされた場合に非相関データの送信を要求し、O
FFされた場合に相関データの送信を要求する要求手段
とを、テレビ電話装置に具備させて、前記第1の目的を
達成する。
【0010】請求項2記載の発明では、画像を撮影する
カメラと、画像を圧縮および再生する圧縮再生部と、再
生された画像を表示するディスプレイを有し、各フレー
ム画像間の差分をとった相関データを送受信し、再現済
の前フレーム画像と受信した相関データとから、現フレ
ーム画像を再現してディスプレイに表示するテレビ電話
であって、ISDN回線から相関、非相関のデータを受
信するデータ受信手段と、このデータ受信手段で受信し
た相関、非相関のデータを格納するメモリと、このメモ
リに格納された相関データと再現済前フレーム画像とか
ら現フレーム画像を再現する再現手段と、この再現手段
で再現された現フレームをディスプレイ表示する表示手
段と、録画を要求する録画キーと、この録画キーがON
された場合に非相関データの送信を要求する要求手段
と、この要求手段の要求により送信され、前記メモリに
格納された非相関データを録画する録画手段とを、テレ
ビ電話装置に具備させて、前記第2の目的を達成する。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、「送信側」テレビ電
話装置から画像データを受信中に、「受信側」で各種機
能キーをONした場合には、その機能に対応した画面表
示,画面処理がなされる。この場合は、「送信側」に対
してフレーム相関OFFのコマンド信号を送信し、「送
信側」からフレーム相関OFFのデータを送信させ、こ
れを再現済の前フレームとして別に格納しておく。この
ようにすれば、「受信側」で機能キーをOFFにした場
合に、それまでの「受信側」の画像(例えば、自画像)
と、「送信側」からのフレーム相関オンの画像とが重複
することなく、再現済前記フレームとして格納したフレ
ーム相関OFFデータから現フレームを直ちに再現する
ことができる。請求項2記載の発明では、「送信側」テ
レビ電話装置から画像データを受信中に、「受信側」で
録画キーがONされた場合には、「送信側」に対してフ
レーム相関OFFのコマンド信号を送信し、「送信側」
からフレーム相関OFFのデータを送信させる。「受信
側」では、送信されるフレーム相関OFFのデータを録
画する。
【0012】
【実施例】以下、本発明のテレビ電話装置における一実
施例を図1ないし図10を参照して詳細に説明する。図
1にテレビ電話装置の外観構成を示し、図2にその回路
ブロックを示す。図1に示すように、テレビ電話装置1
0は、基体部11を備え、この基体部11の左側にはハ
ンドセット12が配置され、右側にはディスプレイ支持
部13が配置されている。
【0013】通話用のハンドセット12は、図示しない
マイクとスピーカーを備えている。基体部11の上面に
は、スピーカー14及び各種操作キー15が配置されて
いる。操作キー15には、スピーカー14の音量を調整
するスピーカー音量つまみ151、ハンドセット12の
音量を調整するハンドセット音量つまみ152、電話機
能に伴う各種機能キー153、ダイヤリング用のテンキ
ー154、テレビ機能に伴う録画キー155、自画像を
相手に送信しないためのプライバシーキー156、各種
モード設定等のメニューを表示させるメニュー画面キー
157等がある。
【0014】ディスプレイ支持部13の正面右上部に
は、例えばCCDで構成されたカメラ16が配置され、
話者を撮影する。また、ディスプレイ支持部13のハン
ドセット12側には、画像を表示するディスプレイ17
が取り付けられている。このディスプレイ17には、通
話相手側のテレビ電話装置から送信される相手の画像が
表示されると共に、操作キー15の操作によって指定さ
れる各種モードに応じて、メニュー画面を表示し、ま
た、カメラ16で撮影されて通話相手側に送信されてい
る画像を相手側の画像と合成して表示し、さらに、所定
のメッセージ文やアイコン(絵文字)を単独に若しくは
画像と合成して表示する等の種々の表示が行われる。
【0015】基体部11の背部側面には図示しないVT
R26を接続するためのVTR接続端子25a〜25d
(図2参照)が配置されている。この接続端子25に接
続されたVTR26と、テレビ電話装置10に取り付け
られたカメラ16とを切り換えるカメラ切換キー18
が、ディスプレイ支持部13の右側面に配置されてい
る。また、ディスプレイ支持部13の右側面には、カメ
ラ16で撮影される部屋の明るさなどに応じて絞り等の
撮影条件を切り換える撮影条件切換キー19、ディスプ
レイ17に表示される画像の色(RGB)を調整するた
めの色調整用つまみ20、及びキャップ21が、それぞ
れ所定の位置に配置されている。キャップ21は、ディ
スプレイ17をディスプレイ支持部13に固定するため
のネジ(図示せず)をカバーするためのものである。な
お、ディスプレイ17は、このキャップ21の中心を軸
として縦の上下方向に回動自在に、スプリングによるデ
ィスプレイ支持部13方向への付勢力によって取り付け
られている。
【0016】図2に示すように、テレビ電話装置10
は、中央処理部31を備えている。この中央処理部31
は、各種制御を行う周知のCPU(central processing
unit)311、通信のための各種プログラムやデータ
が格納されたROMや各種データを格納するワーキング
メモリとしてのRAMで構成されるメモリ312を備え
る。このメモリ312のRAMには、例えば、機能キー
153、テンキー154の操作で設定される、例えば、
指定した発信者以外の着信を制限する着信制限モードで
着信可能な相手の電話番号や、短縮ダイヤル、および、
待機中、発信中、着信中、通信中等の状態を示す各種フ
ラグなどの各種データが格納される。また、メモリ31
2のRAMには、ISDN回線および通信制御ブロック
33を介して送信される各フレームの画像データが一時
的に格納されるエリア、および、送信するフレームにつ
いて、フレーム相関ON、OFFのいずれの状態のデー
タを送信するか否かを示すコマンドデータが格納される
エリアが確保されている。また、中央処理部31は、通
信インターフェースとしてのチップセット313、操作
キー15の各種キーから入力される指示信号をコントロ
ールするキーコントローラ314を備えている。
【0017】前記中央処理部31には、データバス等の
バスライン(ISAバス)32を介して、通信制御部3
3、および、画像処理部34が接続されている。また、
前記ISAバス32を介して、パーソナルコンピュー
タ、CAD(computer aided design )、DTP(デス
ク・トップ・パブリッシング)等の各種情報処理装置に
接続が可能である。通信制御部33は、ISDN接続端
子331を備え、ISDN回線と接続されている。この
通信制御部33は、通信制御信号、音声データ、画像デ
ータ等のデータの送信および受信を制御する。画像処理
部34は、通信制御部33を介して通話相手のテレビ電
話装置から送信される圧縮済の画像データを再生する画
像再生部341、および、カメラ16やVTR26から
供給される画像データを通信制御部33で送信するため
に圧縮処理する画像圧縮部342を備えている。
【0018】テレビ電話装置10は、さらに画像処理部
34と接続されたD/A(ディジタル/アナログ)変換
部36、このD/A変換部36に接続された画像合成部
37および、この画像合成部37と通信制御部33とに
接続されたオーディオコントロール部38を備える。オ
ーディオコントロール部38には、ハンドセット12、
スピーカー14、VTR接続端子25の音声入出力端子
25a、25cおよびチップセット313が接続されて
いる。このオーディオコントロール部38は、オーディ
オ切替え、保留音、DTMF(dual tone multiplex fr
equency )、スピーカー14やハンドセット12の音量
調整を行う。
【0019】D/A変換部36は、画像処理部34の画
像再生部341で再生された画像データをディジタル信
号からアナログのビデオ信号(NTSC;national tel
evision system committee)に変換するD/A部36
1、および、画像合成部37から供給されるアナログの
ビデオ信号をディジタルの画像データに変換するA/D
部362を備えている。A/D部362で変換されたデ
ィジタルの画像データは画像処理部34の画像圧縮部3
42に供給される。
【0020】画像合成部37は、アンプ(AMP)37
1、ピクチャー・イン・ピクチャー部372、AMP3
73、および切換スイッチ部374を備え、VTR接続
端子25の映像入出力端子25b、25dおよびディス
プレイ17と接続されている。AMP371は、カメラ
16で撮影されたアナログのビデオ信号又は、VTR接
続端子25bを介してVTR26から供給されるアナロ
グのビデオ信号を増幅する。両ビデオ信号の選択は、図
1におけるカメラ切換キー18の切換操作による切換ス
イッチ部374の接続状態により決定される。前記AM
P371で増幅されたアナログのビデオ信号は、通常A
/D部362に供給され、操作キー15によって画像合
成機能が操作指定された場合にA/D部362とピクチ
ャー・イン・ピクチャー部372の双方に供給される。
【0021】ピクチャー・イン・ピクチャー部372
は、D/A部361から供給される画像データをAMP
373に供給する。また、操作キー15によって画像合
成機能が操作指定された場合に、D/A部361から供
給されるビデオ信号(通話相手側のテレビ電話装置から
送信される画像の信号)と、AMP371から供給され
るビデオ信号(カメラ16で撮影される自画像またはV
TR26から供給される映像の信号)とを、操作キー1
5の指定状態に応じて合成し、合成後のビデオ信号をA
MP373に供給する。AMP373は供給されたNT
SC信号を増幅してディスプレイ17に供給する。ディ
スプレイ17は供給されたビデオ信号をカラー表示す
る。
【0022】図3に、画像処理部34内の回路構成を示
す。図3に示すように、画像処理部34の画像再生部3
41は、ISAバス32から供給される画像データが格
納される先入れ先出しのFIFOメモリ341a、この
FIFOメモリ341aの画像データをハフマン復号化
するハフマン復号化部341b、復号化後の画像データ
が格納されるブロックメモリ341c、ブロックメモリ
341cに格納された画像データを読み出し、動き補償
フレーム間予測、DCT等によって圧縮された画像デー
タを再生する圧縮再生部341dを備える。
【0023】ブロックメモリ341cは、2フレーム分
のエリアを有し、交互にハフマン復号化された画像デー
タが格納され、この画像データが格納されているエリア
でない方のエリア(1つ前のフレームの画像データが格
納されているエリア)から画像データが読み出され、圧
縮再生される。
【0024】一方、画像圧縮部342は、画質を設定す
るためのパラメータが格納される設定パラメータ記憶部
342a、D/A変換部36から供給されるディジタル
の画像データが格納されるブロックメモリ342b、こ
のブロックメモリ342bに格納された画像データを動
き補償フレーム間予測、DCT等によって圧縮する圧縮
部342c、圧縮された画像データをさらにハフマン符
号化するハフマン符号化部342d、バッファメモリ3
42eを備える。設定パラメータ記憶部342aは、I
SAバス32を介してCPU311と接続され、通話者
が画質を指定する場合には通話者または相手側話者によ
って指定された各パラメータが記憶され、また、CPU
311からの指示により自動的に設定、変更される。
【0025】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。先ず、テレビ電話装置の通常動作に
ついて説明する。 (1)メインルーチンの動作 図4に、メインルーチンの動作を示す。まず、メインル
ーチンの主な動作を説明する。即ち、CPU311は、
メモリ312の各状態FG(フラグ)を検出して各処理
を行い、その処理において、所定の状態FGを変更する
ことによって、次の処理または以前の処理に移行する。
即ち、通常は、待機中処理を繰り返すことにより、発信
または着信を監視し、発信または着信を検出すると所定
のFGを変更した後に、該当処理に移行する。発信、着
信処理では、正常な処理が行われると通信中処理に移行
する。そして、通信中処理が終了した場合や、着信、発
信処理において特定の操作等がなされた場合に、待機中
処理に戻り、再び発信または着信を監視する。
【0026】次に、メインルーチンの詳細について図4
に従って、説明する。すなわち、テレビ電話装置10の
設置時等に、ISDNボード(通信制御部33)、画像
処理ボード(画像処理部34)、キーボード(操作キー
15)、および、画像合成ボード(ピクチャー・イン・
ピクチャー部372)について初期化や、各種メモリ領
域の初期設定を行う(ステップ10)。そして、テレビ
電話装置の操作者によって機能キー153やテンキー1
54等の操作キーが処理されると(ステップ11)、C
PU311は、DI/O処理に移行して各ボードへの制
御信号の出力や各ボードからの状態信号の供給を受け付
ける(ステップ12)。
【0027】そして、CPU311はメモリ312にお
けるRAMのフラグ格納領域をアクセスし、いずれかの
フラグがON状態となっているか否かを確認し、ON状
態のフラグに対応する処理の実行および所定部分への指
示信号の出力を行う。すなわち、CPU311は、待機
中FGがONの場合(ステップ13)に待機中処理に移
行し(ステップ14)、発信中FGがONの場合(ステ
ップ15)に発信中処理に移行し(ステップ16)、着
信中FGがONの場合(ステップ17)に着信中処理に
移行し(ステップ18)、通信中FGがONの場合(ス
テップ19)に通信中処理に移行する(ステップ2
0)。そして、全てのフラグがOFFの場合に、およ
び、ステップ14からステップ20までの処理のいずれ
かが終了した後に、ステップ11に戻って、処理を継続
する。
【0028】以上の如く、テレビ電話機では、待機中処
理,発信中処理,着信中処理,通信中処理の各処理が存
在するが、本実施例では、通信処理を要旨とするため、
通信中処理についてのみ詳細に説明し、他の処理につい
てはフローチャートを図6〜7に示し、その説明を省略
することとする。
【0029】図8は通信中処理の基本処理を表したもの
であり、本実施例の要旨はステップ205の画像通信処
理に関する。 (2)通信中処理基本処理 図8に、通信中処理の基本動作を示す。この通信中処理
は、図7の着信中処理において通信中FGがON状態に
変更され(ステップ190)、また、図6の発信中処理
において通信中FGがON状態に変更される(ステップ
176)、ことによって処理が開始される。まず、CP
U311は、発呼した相手側からISDN回線を介して
通信制御部33に通信切断の要求が出されたか否かを監
視する(ステップ201)。切断要求がない場合(ステ
ップ201;N)、ハンドセット12がオンフックであ
り(ステップ202;Y)、保留キー又はスピーカーキ
ーが予め押されている場合(ステップ203;Y)に
は、保留、送信ポーズ等の、通話中であっても有効な各
機能処理を行う(ステップ204)。
【0030】なお、各機能処理として、保留処理,送信
ポーズ処理,プライバシー処理,録画処理,メニュー処
理,自画像処理がある。保留処理…機能キー153のう
ち保留キーが押下されると、保留画面をディスプレイ1
7に表示し、保留画面データを通信制御部33からIS
DN回線に送信する。保留画面データは、予めカメラ1
6で撮影され、またはVTR26から供給された画像デ
ータをメモリ312のRAMに格納しておき、この画像
データを読み出して使用する。保留画面設定がデフォル
トである場合(標準で用意れた書き換えられないも
の)、保留のコードのみ送信し、コードを受信した側は
デフォルト画面をディスプレイ17に表示する。送信ポ
ーズ処理…送信ポーズキーが選択されると、カメラ16
等から供給される画像データから、前フレームと相関関
係のない画面を取り込んでディスプレイ17に表示する
と共に、その画像データを通信制御部33から通話相手
に送信する。また、ディスプレイ17には、ポーズ状態
であることを示すアイコンを表示する。
【0031】プライバシー処理…プライバシーキー15
6(図1)が押下されると、相当するコードを通話相手
側に通信制御部33を介して送信すると共に、プライバ
シー状態であることを示すアイコンをディスプレイ17
に表示する。一方、プライパシーのコードを受信したテ
レビ電話では、ディスプレイ17にプライバシー画面を
表示する。録画処理…録画キー155が押下された場合
に、後述のように、「送信側」から送信される画像デー
タが録画される。メニュー処理…メニュー画面キー15
7が押下されると、録画媒体選択のアイコンをディスプ
レイ17に表示し、ある特定フレームのみの画面を録画
するワンショット録画、または、テープの選択が可能と
なる。ワンショット録画の場合、フレーム相関のない画
像データの送信要求が相手側テレビ電話に出され、相関
関係のない画像データを受信すると、その圧縮されたま
まの画像データを、または、復号化等の再生の後のデー
タをメモリ312に格納する。
【0032】自画像処理…自画像処理が選択されると、
ディスプレイ17には、相手側テレビ電話から送信され
る画像データではなく、カメラ16またはVTR26で
撮像された自画像をディスプレイ17に表示する。通話
者は、ディスプレイ17に表示された自画像を見なが
ら、画面サイズや画質モードの設定、変更を行う。この
画質モードには、指定された一定の画質で画像データを
送信する指定画質モードと、画像データの動きを監視し
て動きに応じた適切な自画像の画質を選択する自動画質
モードとがある。
【0033】以上の各機能処理が終了した後、画像通信
処理を行う(図8、ステップ205)。すなわち、IS
DNボード(通信制御部33)がデータ送信OKの状態
になったら、画像データを取り込み、送信ブロック毎に
通信ヘッダを付して通信制御部33から送信する。通信
制御部33に受信データがあれば、受信し、画像データ
は、画像処理部34、D/A変換部36、画像合成部3
7を介して1フレーム分の画像データ毎にディスプレイ
17に表示する。受信した音声データは、オーディオコ
ントロール部38を介してハンドセット12、スピーカ
ー14、または、VTR接続端子25aに出力する。な
お、ステップ202において、ハンドセット12がオフ
フック状態の場合(ステップ202;N)、操作キー1
5から所定のキー入力がされたか否かを判断する(ステ
ップ206)。キー入力がされた場合(ステップ20
6;Y)には、ステップ204の各機能処理に移行し、
キー入力がされない場合(ステップ206;N)には、
ステップ205の画像通信処理に移行する。
【0034】一方、ステップ201において、相手側か
ら切断要求が出され(ステップ201;Y)、それが正
常終了の場合(ステップ207;Y)、または、ステッ
プ203において保留キー、スピーカーキーのいずれも
予め押下されていない場合(ステップ203;N)、C
PU311は、通信終了処理を行う(ステップ20
8)。すなわち、通信終了処理として、ハンドセット1
2をオンフックした側のテレビ電話装置では、音声回線
に切断メッセージを送出し、解放が返ってきたらデータ
回線の切断メッセージを送出する。一方、切断された側
のテレビ電話装置では、音声の切断メッセージを受信し
たらデータの切断メッセージを送出する。ここで、発信
側のディスプレイ17には、料金と通話時間が表示さ
れ、受信側のディスプレイ17には通話時間のみが表示
される。
【0035】その後、CPU311は、ON状態の通信
中FGをOFF状態にすると共に、OFF状態の待機中
FGをON状態に変更し(ステップ209)、リターン
処理により、以後、図4における待機中処理(ステップ
14)に移行する。ステップ207において、画像デー
タ回線にエラーが生じた場合のように、正常終了でない
場合には(ステップ207;N)、通信エラー処理を行
う(ステップ210)。すなわち、通信エラー処理とし
て、画像データの回線を切断し、音声通信のみとする。
この場合、ディスプレイ17には、RAMに予め格納さ
れている所定の画像のみを表示すると共に、通信エラー
である旨の表示を行う。
【0036】本実施例の要旨に係る画像通信処理 図9および図10に、通信中処理の内、本発明の要旨に
係る部分のフローチャートを示す。図9は、保留,自画
像,送信ポーズキー等の所定機能キーがONされて表示
画像が変更される場合の表示変更処理を表したものであ
り、図10は録画時における録画処理を表したものであ
る。なお、この画像通信処理では、「送信側」のテレビ
電話装置と、「受信側」のテレビ電話装置とによる2台
のテレビ電話装置間でデータの送受信が行われるが、説
明の都合上、両装置における処理動作の説明は共に図2
を使用して説明することとする。
【0037】(a)表示変更処理(図9) まず、表示変更処理の概要について説明する。すなわ
ち、通常の送受信において、「送信側」では前フレーム
と現フレームとの差分Δをフレーム相関ONデータ(相
関データ)として送信し、「受信側」では再現済の前フ
レームとフレーム相関ONデータとから現フレームを再
現する。ここで、「受信側」において自画像キー等がO
Nされるとフレーム相関OFFコマンドを送信し、「送
信側」は、以後フレーム相関OFFデータを送信する。
「受信側」では、このフレーム相関OFFデータ(非相
関データ)を、再現済前フレームとして別に格納してお
く。そして、自画像キーが解除されたた場合に「受信
側」はフレーム相関ONコマンドを送信し、「送信側」
ではONコマンドを受信すると、再びフレーム相関ON
データを「受信側」に送る。「受信側」では、再現済前
フレームとして格納されたフレーム相関OFFデータ
と、フレーム相関ONデータとから現フレームを再現す
る。
【0038】次に表示変更処理の詳細について図9に従
って説明する。図9に示すように、「送信側」では、初
期フレームを送信した以降は、カメラ16の撮像で取り
込んだ画像について画像送信処理を行う。すなわち、
「送信側」では、カメラ16で撮像した現フレームをブ
ロックメモリ342bの前々フレームが格納されている
エリアに格納すると共に、他方のエリアから前フレーム
を読み出して差分Δを取り、フレーム相関ONデータと
して、通信制御部33、ISDN回線を介して「受信
側」に送信する(ステップ301)。
【0039】一方、「受信側」では、フレーム相関ON
データを受信すると、データ受信処理を行う。すなわ
ち、「受信側」では、ISDN回線および通信制御部3
3を介して受信したフレーム相関ONデータを、中央処
理部31におけるメモリ312のRAMに格納する。そ
して、RAMに格納したフレーム相関ONデータを、画
像再生部341で圧縮再生し、再生データをブロックメ
モリ341cの前々フレームが格納されているエリアに
格納すると共に、他方のエリアから前フレームを読みだ
して、現フレームを再現し(ステップ302)、D/A
変換部36、画像合成部37を介してディスプレイ17
に表示する(ステップ303)。
【0040】「受信側」では、以上のデータ受信処理と
画面表示を継続しながら、保留、自画像、送信ポーズ等
の所定機能キーが通話者によってONされたか否かの監
視を行う(ステップ304)。ここで、「受信側」にお
いて、所定機能キーがONされた場合(ステップ30
4;Y)、「受信側」では、フレーム相関のないデータ
の送信を要求するため、フレーム相関OFFコマンドを
「送信側」に送信する(ステップ305)。このコマン
ドの送信は、次のようにして行われる。すなわち、送信
フレームの構成を通信ヘッダ部と画像データ部とし、自
画像キー等がONされた場合には、通信ヘッダ部にフレ
ーム相関OFFコマンドをセットして、「受信側」から
の相関、非相関のデータと共に送信する。これは、フレ
ーム相関ONコマンドの送信を行う場合も同様になされ
る。いま、所定機能キーとして、自画像キーがONされ
たものとして、以下の説明をする。そして、ONされた
機能キーに対応して、カメラ16で撮像した自画像デー
タを、画像再生部341のブロックメモリ341cの両
エリアに交互に格納し、これをディスプレイに表示する
(ステップ306)。
【0041】一方、「送信側」では、フレーム相関ON
データを継続的に送信しながら、フレーム相関OFFコ
マンドの受信を監視している(ステップ307)。そし
て、ステップ305におけるフレーム相関OFFコマン
ドを「受信側」から受信すると(ステップ307;
Y)、「送信側」では、受信したコマンドをメモリ31
2のRAMに格納する(ステップ308)。これ以後、
「送信側」では、フレーム相関OFFデータの送信処理
を行う。すなわち、カメラ16で撮像した現フレーム
を、前フレームとの差分をとらずに、そのまま画像圧縮
部342で圧縮処理し、通信制御部33およびISDN
回線を介して「受信側」に送信する(ステップ30
9)。
【0042】「受信側」では、データ受信処理、すなわ
ち、受信したフレーム相関OFFデータをメモリ312
のRAMに格納する処理を行う(ステップ310)。そ
して、ステップ304でONされた所定機能キーが解除
されたか否かを監視し続け、ON状態の間は(ステップ
311;N)、受信したフレーム相関OFFデータを逐
次更新しながらメモリ312のRAMに格納保存する。
なお、この間、ディスプレイ17には、画像圧縮部34
1のブロックメモリ341cに格納されている自画像デ
ータが表示され続ける。
【0043】そして、ONされた所定機能キーが解除さ
れた場合(ステップ311;Y)、「受信側」では、メ
モリ312のRAMに逐次更新されながら格納されてい
るフレーム相関OFFデータを、画像再生部341で圧
縮再生してブロックメモリ341cに格納すると共に、
ディスプレイ17に表示する(ステップ312)。この
ように、所定機能キーに対応する画像がディスプレイ1
7に表示されていて、その機能が解除された場合に、直
ちに、「送信側」のフレームをディスプレイ17に表示
することができる。
【0044】また、「受信側」では、ONされた所定機
能キーの解除により、通信制御部33、ISDN回線を
介して、「送信側」にフレーム相関ONコマンドを送信
した後(ステップ313)、リターン処理により、ステ
ップ302に移行する。一方、「送信側」では、フレー
ム相関OFFデータを継続的に送信しながら、フレーム
相関ONコマンドの受信を監視している(ステップ31
4)。そして、ステップ313におけるフレーム相関O
Nコマンドを「受信側」から受信すると(ステップ31
4;Y)、「送信側」では、メモリ312のRAMに格
納されているOFFコマンドをONコマンドに変更した
後(ステップ315)、リターン処理によりステップ3
01に移行する。以後、フレーム相関ONのデータを送
信する。
【0045】(b)録画処理(図10) 図10に示すように、「送信側」では、初期フレームを
送信した以降は、カメラ16の撮像で取り込んだ画像に
ついて画像送信処理を行い、フレーム相関ONデータを
「受信側」に送信する(ステップ401)。一方、「受
信側」では、フレーム相関ONデータを受信すると、デ
ータ受信処理により、現フレームを再現し(ステップ4
02)、ディスプレイ17に表示する(ステップ40
3)。以上のステップ401から403までの各処理の
詳細は、図9で説明したステップ301から303と同
様である。
【0046】「受信側」では、以上のデータ受信処理と
画面表示を継続しながら、録画キー155(図1)が通
話者によってONされたか否かの監視を行う(ステップ
404)。「受信側」において、録画キーモード155
がONされた場合(ステップ404;Y)、フレーム相
関OFFコマンドを「送信側」に送信する(ステップ4
05)。
【0047】一方、「送信側」では、フレーム相関ON
データを継続的に送信しながら、フレーム相関OFFコ
マンドの受信を監視している(ステップ406)。そし
て、ステップ405におけるフレーム相関OFFコマン
ドを「受信側」から受信すると(ステップ406;
Y)、「送信側」では、受信したコマンドをメモリ31
2のRAMに格納する(ステップ407)。これ以後、
「送信側」では、フレーム相関OFFデータの送信処理
を行う。すなわち、カメラ16で撮像した現フレーム
を、前フレームとの差分をとらずに、そのまま画像圧縮
部342で圧縮処理し、通信制御部33およびISDN
回線を介して「受信側」に送信する(ステップ40
8)。
【0048】「受信側」では、データ受信処理を行う。
すなわち、受信したフレーム相関OFFデータをメモリ
312のRAMに格納すると共に、画像再生部341の
ブロックメモリ341cの両エリアに格納し(ステップ
409)、この再現されたフレームの画像をディスプレ
イ17に表示する(ステップ410)。更に、「受信
側」では、録画キー155が再びONされたか否かを監
視し続け、ONされない間は(ステップ411;N)、
受信したフレーム相関OFFデータを逐次更新しながら
メモリ312のRAMに格納すると共に、受信画面表示
を行う(ステップ409,410)。なお、この間、
「送信側」からのフレーム相関OFFデータは、前フレ
ームとの差分Δに基づくデータではないのでデータ量が
非常に多い。このため、ディスプレイ17には、「送信
側」からのフレーム相関OFFデータの受信が完了する
一定時間毎に変化する、コマ送り的な画像データが表示
される。このことは、ディスプレイ17に表示される或
るフレームの画像データが一定時間表示され続けること
を意味し、従って、通話者は希望するフレームの録画選
択を容易に行うことが可能となる。
【0049】そして、再び通話者によって録画モードキ
ー155がONされた場合(ステップ411;Y)、
「受信側」では、メモリ312のRAMに格納されてい
るフレーム相関OFFデータの録画処理を行う。すなわ
ち、メモリ312のRAMに格納されているフレーム相
関OFFデータを、他の保存エリアに格納し、または、
ISAバス32を介して図示しない外部記憶装置、例え
ばフロッピーディスク、ハードディスク等に格納する
(ステップ412)。更に、「受信側」では、録画キー
155のONによって、通信制御部33、ISDN回線
を介して、「送信側」にフレーム相関ONコマンドを送
信した後(ステップ413)、リターン処理により、ス
テップ402に移行する。
【0050】一方、「送信側」では、フレーム相関OF
Fデータを継続的に送信しながら、フレーム相関ONコ
マンドの受信を監視している(ステップ414)。そし
て、ステップ413におけるフレーム相関ONコマンド
を「受信側」から受信すると(ステップ414;Y)、
「送信側」では、メモリ312のRAMに格納されてい
るOFFコマンドをONコマンドに変更した後(ステッ
プ415)、リターン処理によりステップ401に移行
する。以後、フレーム相関ONのデータを送信する。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載のテレビ電話装置によれ
ば、「受信側」で各種機能キーをONにした場合には、
この所定機能キーがONされた場合に非相関データの送
信を要求し、OFFされた場合に相関データの送信を要
求するようにしているので、「受信側」で各種機能キー
の操作後に、直ちに送信側画像を再現することが可能と
なる。また、請求項記載のテレビ電話装置によれば、こ
の録画キーがONされた場合に非相関データの送信を要
求し、この要求手段の要求により送信され、前記メモリ
に格納された非相関データを録画するので、特別な回路
構成を必要とすることなく、録画機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテレビ電話装置の外
観構成図である。
【図2】同上、テレビ電話装置の回路構成図である。
【図3】同上、画像処理部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図4】同上、テレビ電話装置のメインルーチンの動作
を示すフローチャートである。
【図5】同上、テレビ電話装置の待機中処理の動作を示
すフローチャートである。
【図6】同上、テレビ電話装置の発信処理の動作を示す
フローチャートである。
【図7】同上、テレビ電話装置の着信中処理の動作を示
すフローチャートである。
【図8】同上、テレビ電話装置の通信中処理の動作を示
すフローチャートである。
【図9】前記通信中処理における実施例の要旨に係る動
作の第1実施例のフローチャートである。
【図10】前記通信中処理における実施例の要旨に係る
動作の第2実施例のフローチャートである。
【図11】従来のテレビ電話装置における不都合を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 テレビ電話装置 11 基体部 12 ハンドセット 13 ディスプレイ支持部 15 操作キー 17 ディスプレイ 31 中央処理部 311 CPU 33 通信制御部 34 画像処理部 36 D/A変換部 37 画像合成部 38 オーディオコントロール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮影するカメラと、画像を圧縮お
    よび再生する圧縮再生部と、再生された画像を表示する
    ディスプレイを有し、各フレーム画像間の差分をとった
    相関データを送受信し、再現済の前フレーム画像と受信
    した相関データとから、現フレーム画像を再現してディ
    スプレイに表示するテレビ電話であって、 ISDN回線から相関、非相関のデータを受信するデー
    タ受信手段と、 このデータ受信手段で受信した相関、非相関のデータを
    格納するメモリと、 このメモリに格納された相関データと再現済前フレーム
    画像とから現フレーム画像を再現する再現手段と、 この再現手段で再現された現フレームをディスプレイ表
    示する表示手段と、 保留処理、自画像処理、送信ポーズ処理を要求する所定
    機能キーと、 この所定機能キーがONされた場合に非相関データの送
    信を要求し、OFFされた場合に相関データの送信を要
    求する要求手段とを具備することを特徴とするテレビ電
    話装置。
  2. 【請求項2】 画像を撮影するカメラと、画像を圧縮お
    よび再生する圧縮再生部と、再生された画像を表示する
    ディスプレイを有し、各フレーム画像間の差分をとった
    相関データを送受信し、再現済の前フレーム画像と受信
    した相関データとから、現フレーム画像を再現してディ
    スプレイに表示するテレビ電話であって、 ISDN回線から相関、非相関のデータを受信するデー
    タ受信手段と、 このデータ受信手段で受信した相関、非相関のデータを
    格納するメモリと、 このメモリに格納された相関データと再現済前フレーム
    画像とから現フレーム画像を再現する再現手段と、 この再現手段で再現された現フレームをディスプレイ表
    示する表示手段と、 録画を要求する録画キーと、 この録画キーがONされた場合に非相関データの送信を
    要求する要求手段と、 この要求手段の要求により送信され、前記メモリに格納
    された非相関データを録画する録画手段とを具備するこ
    とを特徴とするテレビ電話装置。
JP4210825A 1992-07-14 1992-07-14 テレビ電話装置 Pending JPH0638201A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4210825A JPH0638201A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 テレビ電話装置

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JP (1) JPH0638201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664174B2 (en) 2003-03-31 2010-02-16 Given Imaging, Ltd. Diagnostic device, system and method for reduced data transmission

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664174B2 (en) 2003-03-31 2010-02-16 Given Imaging, Ltd. Diagnostic device, system and method for reduced data transmission

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