JPH0637885Y2 - レンズ芯取機におけるクランプ装置 - Google Patents

レンズ芯取機におけるクランプ装置

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JPH0637885Y2
JPH0637885Y2 JP1988087612U JP8761288U JPH0637885Y2 JP H0637885 Y2 JPH0637885 Y2 JP H0637885Y2 JP 1988087612 U JP1988087612 U JP 1988087612U JP 8761288 U JP8761288 U JP 8761288U JP H0637885 Y2 JPH0637885 Y2 JP H0637885Y2
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JP
Japan
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lens
solenoid valve
pressure
spindle
clamp
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JP1988087612U
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JPH027949U (ja
Inventor
宏一 加藤
Original Assignee
三立精機株式会社
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、レンズの芯出しを行うレンズ芯取機における
クランプ装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のレンズ芯取機のクランプ装置は、実開昭
59-120545号公報に記載されている通り、ワークスピン
ドルとクランプスピンドルとの間に被研削レンズ(以下
単にレンズと云う)を挟持して周縁の研削を行うため
に、レンズの挟持作用をクランプスピンドルの往復動に
よって行わせているものは周知である。
[考案が解決しようとする課題] 上述のような従来の芯取機のクランプ装置においては、
レンズを両スピンドル間に挟持するに当り、レンズの軸
芯とレンズを挟持するスピンドルの回転軸芯とを一致さ
せるために、きわめて柔らかくレンズをホルダー間に挟
持して軸芯の位置修正を行ってスピンドルと整合すると
共に、研削に当ってはレンズを強く挟圧保持するため
に、シリンダーの挟圧力を2段階に設けると共にクラン
プスピンドルへの作動伝達もラックとピニオンによる機
械的な手段を介在するものであり、それだけ構成が複雑
となり、操作も煩雑となるという問題点があった。
本考案は、従来の芯取機の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、レ
ンズの保持がきわめて適切な挟圧力で行われ、レンズの
位置修正を自動的に迅速、正確且つ円滑に行って作業能
率を格段に向上せしめたクランプ装置を提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本考案のレンズ芯取機に
おけるクランプ装置は、ワークスピンドル1とクランプ
スピンドル2との間に夫々のレンズホルダー1a、2aを介
して被研削レンズLを挟圧保持するようにしたレンズ芯
取機において、前記クランプスピンドル2をエアーコン
プレッサー17により低圧力と高圧力(常圧力)と少なく
とも二段に調定する自動制御機構を設け、被研削レンズ
Lを前記低圧力状態において前記ホルダー1a、2a間に挟
持せしめると共に、両スピンドルの瞬間的な高速回転を
行わせて自動的に被研削レンズの軸芯と前記両スピンド
ル1、2の回転軸芯とを一致せしめ、前記自動制御機構
は、エアーコンプレッサー17からの空気圧力の分岐弁18
と、低圧レギュレーター20を介して該分岐弁18に通ずる
電磁弁Aと該電磁弁Aに並列する電磁弁Bと、これらの
両電磁弁A、Bを制御するシーケンサ15とから成り、前
記電磁弁Aは、クランプスピンドル2の往復動作を行わ
せる一方、電磁弁Bは高圧力(常圧力)の電磁弁Aへの
送気を規制するようにしたのである。
[作用] 一定供給圧力であるエアーコンプレッサーからの高圧空
気を分岐弁で分岐させ、電磁弁側には低圧レギュレータ
ーを介して減圧された空気送給を行い、電磁弁B側には
エアーコンプレッサーからの高圧空気をそのまま電磁弁
Aへ送給する。電磁弁Aと電磁弁Bとは、クランプスピ
ンドルの送気側と排気側に夫々連結されているが、これ
らの電磁弁Aと電磁弁Bとの切換えはシーケンサで制御
することができる。
従って、クランプスピンドルを移動させてレンズを挟持
する際、この作動をエアーコンプレッサーによる直接的
な低圧空気で行わせているため、レンズに対する挟圧力
が柔らかで弾性に富み、この状態における高速回転時に
よるレンズの芯出しをきわめて円滑に行うことが可能と
なる。
また、このように、低圧力から高圧力(常圧力)への移
行を、一つのクランプスピンドルに対して電磁弁Bを開
閉することによって行い、その調整を自動制御機構によ
って行わせるようにしたことにより、この移行を迅速か
つ円滑に行うことができるのである。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
図面において、1はワークスピンドル、2はクランプス
ピンドルで、共にレンズホルダー1a,2aを装備し、その
間に被研削レンズLを挟持するようにしてある。
この挟持作用は、クランプスピンドル2をピストン3に
連繁し、該ピストン3をシリンダー4内で空気圧によっ
て往復動させるもので、これはシリンダー4の前後に連
結したパイプ5又は6からの空気圧によって行われる。
ピストン3の中心孔3aには、クランプスピンドル2の連
結棒2bが回動自在に挿通してあり、その頂端はC型クリ
ップ8によってピストン3の凹処3b底部に係止してあ
る。
7は操作杆7aを外部に突出した連繁部材で、前記凹処3b
内に遊嵌するが留め環3cで脱落しないようにしてある。
9は芯出しのための修正用モーターで、高速回転に使用
される一方、10は常用モーターでレンズの周縁の研削用
として使用され、何れもクラッチ9a,10aを介して歯車1
1,12に夫々連結し、連結軸13によって一体に回転する歯
車14,14′を駆動するようにしてあり、モーター9の作
動時には、モーター10が休止し、モーター10の作動時に
は、モーター9が休止するようにしてある。
即ち、修正用モーター9の回転時には、ワークスピンド
ル1もクランプスピンドル2も同時に同速度で高速回転
し、常用モーター10の作動時には両スピンドル1,2共に
低速回転するようにしてある。
次に15は、電磁弁A及び電磁弁Bを順序的に制御するシ
ーケンサーで、電磁弁Aは前記クランプスピンドル2の
ピストン3を往復動させるもので、前記パイプ5及び6
を通じて圧搾空気を送り込み、又は排出して排気口16,1
6から排出するようにしてある。
また電磁弁Aは、エアーコンプレッサー17からの空気圧
力を分岐弁18の一方のパイプ19を介して低圧レギュレー
ター20に送り、ここで0.2Kg程度に減圧したものをパイ
プ21を経て導入し、電磁弁Aによりパイプ5又は6に送
るようにしてある。
また、低圧レギュレーター20には逆止弁20aが付設して
あり、電磁弁Aからの逆流を常に阻止するようにしてあ
る。
一方、電磁弁Bは、電磁弁Aと並列して分岐弁18から直
接一定の高圧力(常圧力)をパイプ22を介して導入し、
シーケンサー15によって高圧力の必要時にパイプ23を経
て電磁弁Aに送り、高圧によるクランプスピンドル2の
作動を行わせるものである。
以上の構成からなる本考案クランプ装置の作動態様は、
次の通りである。
先ず、被研削レンズを予め相互に開いたワークスピンド
ル1とクランプスピンドル2のレンズホルダー1aと2aと
の間に挿入し、シーケンサー15によって電磁弁Bを閉鎖
して電磁弁Aのみを働かせてパイプ5を経てシリンダー
4に低圧力を送り、静かに柔らかくクランプスピンドル
2を前進させてレンズLをホルダー1a,2a間に挟持さ
せ、次いで修正用モーター9を瞬間的(2秒間)に作動
させて、歯車11,14,14′を同時に回動して両スピンドル
1及び2を高速回転し、この回転によってレンズLの軸
芯と両スピンドル1及び2の回転軸芯とを自動的に整合
する。
これに引続いてシーケンサー15により電磁弁Bが作動し
て、こんどは高圧力(常圧力)がパイプ23を経て電磁弁
Aに送られ、更にパイプ5を経てシリンダ4内に導入さ
れるとクランプスピンドル2は、高圧の下にレンズLを
弾圧し、ワークスピンドル1との間に確実にレンズLを
強く挟持する。
この状態下にこんどは常用モーター10のみを作動してレ
ンズLの周縁の加工が、図示してはないがダイヤモンド
ホイールによって実施され、加工後は電磁弁Aの作動に
よりピストン3が復動されて元の位置に帰り、レンズL
は解放されるもので、この時に電磁弁Bが働いて高圧力
を阻止するもので、電磁弁Aは次にレンズLがホルダー
間に位置するまで、ピストン3を後退させて、レンズホ
ルダー1a,2aを開放状態に保持し、次のレンズLの挿入
による定位置への配置により、シーケンサー15による低
圧力の挟持作用が始まることは前述の通りである。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案装置においては、エアーコンプレ
ッサーによる空気圧力をシーケンサーと電磁弁を介して
クランプスピンドルに直接的に作用させるものであるか
ら、機械的な作動を排し、レンズLに対する当りが柔ら
かであり、保持状態に弾力性があり、高速回転時におけ
るレンズ軸芯とホルダー回転軸芯との整合が自動的に而
も円滑確実に行われることとなる。
従って、レンズへの研削作業も正確に行われて精密性を
要求されるレンズの精度向上に役立つと共にシーケンサ
ーによる自動的な連続作業により、作業能率を格段に向
上することができたもので、実用上の利益はきわめて顕
著である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の作動系統を示す略図である。 1……ワークスピンドル 2……クランプスピンドル L……被研削レンズ、9……修正用モーター 10……常用モーター、15……シーケンサー A,B……電磁弁 17……エアーコンプレッサー 18……分岐弁 20……低圧レギュレーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークスピンドル1とクランプスピンドル
    2との間に夫々のレンズホルダー1a、2aを介して被研削
    レンズLを挟圧保持するようにしたレンズ芯取機におい
    て、前記クランプスピンドル2をエアーコンプレッサー
    17により低圧力と高圧力(常圧力)と少なくとも二段に
    調定する自動制御機構を設け、被研削レンズLを前記低
    圧力状態において前記ホルダー1a、2a間に挟持せしめる
    と共に、両スピンドルの瞬間的な高速回転を行わせて自
    動的に被研削レンズの軸芯と前記両スピンドル1、2の
    回転軸芯とを一致せしめ、前記自動制御機構は、エアー
    コンプレッサー17からの空気圧力の分岐弁18と、低圧レ
    ギュレーター20を介して該分岐弁18に通ずる電磁弁Aと
    該電磁弁Aに並列する電磁弁Bと、これらの両電磁弁
    A、Bを制御するシーケンサ15とから成り、前記電磁弁
    Aは、クランプスピンドル2の往復動作を行わせる一
    方、電磁弁Bは高圧力(常圧力)の電磁弁Aへの送気を
    規制するようにしたことを特徴とするレンズ芯取機にお
    けるクランプ装置。
JP1988087612U 1988-06-30 1988-06-30 レンズ芯取機におけるクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0637885Y2 (ja)

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JPH027949U JPH027949U (ja) 1990-01-18
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JPS6012188B2 (ja) * 1982-03-18 1985-03-30 中村留産業機械株式会社 レンズの芯出しクランプ方法

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