JPH0637853U - ブラシ - Google Patents

ブラシ

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JPH0637853U
JPH0637853U JP7477492U JP7477492U JPH0637853U JP H0637853 U JPH0637853 U JP H0637853U JP 7477492 U JP7477492 U JP 7477492U JP 7477492 U JP7477492 U JP 7477492U JP H0637853 U JPH0637853 U JP H0637853U
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JP
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brush
fibers
base
fiber
charging
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Application number
JP7477492U
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English (en)
Inventor
裕充 松田
Original Assignee
株式会社イノアックコーポレーション
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維が集合する密度を高いブラシ、および使
用耐久性のよいブラシを提供する。 【構成】 本実施例の帯電用ブラシ1は導電性繊維5は
根元から先端に向けて疎から密の状態で集合するように
基台7に立設されてなるため、帯電用ブラシ1の感光体
ドラム9に接触する部分の導電性繊維5の集合する密度
はきわめて高く形成される。そのため感光体ドラム9に
対して帯電ムラが起きることもない。また帯電用ブラシ
1では、導電性繊維5が立設される基台7の表面は、感
光体ドラム9に対応して凹曲面に形成されてなる。その
ためブラシ繊維の長さは一定でブラシ繊維は接触面に対
してほぼ垂直に当接することになる。つまり接触面から
ブラシ繊維が受ける力は一定となり使用耐久性が向上す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基台上にブラシ繊維が立設されてなるブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば被帯電体としての感光有機物(感光体ドラム)を帯電するための 帯電用ブラシとして特開昭62−164357号に示されるものがあった。図5 に示すようにこの帯電用ブラシ101は導電性繊維103をブラシの刷毛部分と してコーティング層としての基布105に織り込み、導電性繊維103を所定の 長さに切り揃えることで形成していた。基布105上に形成された導電性繊維1 03は電極としてのアルミ板107上に接着剤、粘着剤、両面テープ等を用いて 固定される。しかし帯電用ブラシ101にあっては感光体ドラムが円柱状をなし ているため導電性繊維103の先端部分が接触する感光体ドラム表面は曲面をな している。そのため特開昭62−164357号に示されるブラシをさらに改良 し、導電性繊維103が十分に感光体ドラムに届くように図5(b)に示す通り 導電性繊維103の先端面を感光体ドラムに合わせた凹曲面に切削加工していた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこのような従来のブラシでは、接触面でブラシ繊維の集合する密度を高 くすることが難しいという問題があった。多くのブラシは、接触面で繊維の集合 する密度が高い程望ましい性能を発揮する。そのためできる限り密度を高くした いという要求がある。しかし従来のブラシの構造では、基布に繊維を織り込むこ とで立設したものを平面な板に固定するため、基布に織り込む繊維の密度が最終 的なブラシとしての密度となる。基台に繊維を直接立設する場合でも、技術的な 制約を大きく受けることになる。つまり基布の種類、繊維の種類および織り込む 技術等からどうしても一定以上の密度を得ることができない。
【0004】 また被接触面が凸曲面となるようなブラシの場合、単にブラシの繊維接触面を 凹曲面に切削しただけでは、凹曲面の中心付近と円周方向の端部付近とで繊維の 長さが異なる上に非接触面に繊維が接触する角度も異なる。つまりブラシの繊維 全体が非接触面から受ける力に偏りができてしまい部分的に痛み易くなる。その ためブラシの繊維全体としてはまだそれほど痛んでいない部分が多くあるにもか かわらず、より大きな力を受けた特定部分の痛みが大きいため、ブラシ全体を取 り替えなければならない状況が起きていた。つまりブラシの使用耐久性に欠ける という問題があった。
【0005】 例えば帯電用ブラシ101の場合でも、帯電面を形成している導電性繊維10 3の密度が高い状態で感光体ドラムに接触する方が帯電密度を高くすることがで き、帯電ムラも起きにくい。しかし被接触面である感光体ドラムは円柱状で帯電 用ブラシ101が接触する面は凸曲面をなすことになるため、帯電用ブラシ10 1の導電性繊維103の表面を凹曲面としても凹曲面の円周方向の両端は中央に 比較して導電性繊維103が集合する密度が低くなる。また導電性繊維103や 導電性繊維103を立設する技術の制約等のため、一定以上の密度で導電性繊維 103を集合して立設することはできない。密度を高くすることができないこと は、帯電ムラを起こしやすくする原因となる。さらに感光体ドラムにより各導電 性繊維103が受ける力が一定にならず使用寿命が短いという問題もある。その 他のブラシとしても例えば電子写真除電用ブラシ、電子写真転写用ブラシ等で特 に被接触面が凸曲面をなすブラシでは繊維密度を高くしたり使用耐久性を高くし たりするという要求に十分応えられていないという課題があった。
【0006】 本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、繊維が集合する密度 を高いブラシ、および使用耐久性のよいブラシを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の考案(以下第1考案とする)は次に 示す構成をなしている。即ち、 ブラシ繊維と、 上記ブラシ繊維が立設される基台とを備え、 上記ブラシ繊維は、根元から先端に向けて疎から密の状態で集合するように立 設されてなることを特徴とするブラシを要旨としている。
【0008】 請求項2記載の考案(以下第2考案とする)は次に示す構成をなしている。即 ち、 第1考案のブラシであって、上記ブラシ繊維が立設される上記基台の表面は、 凹曲面に形成されてなることを要旨としている。
【0009】
【作用】
第1考案のブラシの場合、ブラシ繊維とブラシ繊維が立設されるブラシ台とを 備えており、ブラシ繊維は根元から先端に向けて疎から密の状態で集合するよう に基台に立設されてなる。このためブラシ繊維の先端では根元の部分に比較して 集合する密度を高くすることができる。つまり基台にブラシ繊維を立設する技術 の制約を受ける根元の密度に比較すれば接触面であるブラシ繊維の先端部はより 高い密度でブラシ繊維を集合させることができる。
【0010】 第2考案のブラシの場合、ブラシ繊維が立設される基台が凹曲面に形成されて なる。このブラシが円柱等の凸曲面に接触する際は、各ブラシ繊維の長さは一定 でブラシ繊維は接触面に対してほぼ垂直に当接することになる。つまり被接触面 からブラシ繊維が受ける力は一定となる。そのため特定部分のブラシ繊維のみが 痛み易いといったこともなくなり使用耐久性が向上する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案一実施例としての帯電用ブラシ1の全体図である。図1(a)に 示す通り帯電用ブラシ1は、基布3、導電性繊維5、基台7等を備えている。
【0012】 基布3は、導電性繊維5が植設された布である。導電性繊維5を基布3へ植設 する方法は一般によく知られておりどのような方法を用いてもよいが、例えば基 布3へ導電性繊維5を織り込んで植設する方法がある。即ち、2枚の基布3を所 定間隔で平行となるように固定し、2枚の基布3間に導電性繊維5を織り込み、 導電性繊維5を2枚の基布3間で切断して所定の長さに切り揃える。このように して形成した基布3および導電性繊維5は、平面の板に備えたのでは十分な密度 で導電性繊維5を集合させた状態で立設させることは難しい。
【0013】 導電性繊維5は、電気絶縁性のナイロン系、レーヨン系合成樹脂等に導電性物 質である導電性カーボン、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等を混入し て成形したものである。この導電性繊維5は、例えば線径が約600デニール/ 600本で、導電性繊維5を集合させる密度は平板の状態で約10万本/(2. 54cm)2 で基布3に織り込まれてなる。
【0014】 基台7は、導電性繊維5が織り込まれた基布3を固定するための台であり、ア ルミ、ステンレス、銅、しんちゅう等から形成されてなる。この基台7の基布3 を固定する面は、図1(b)の断面図に示す通り、被接触体の凸曲面に合わせ曲 率の中心が同じの凹曲面を形成している。基台7が凹曲面を形成していることで 、導電性繊維5は根元から先端に向けて疎から密の状態で集合するように立設さ れる。基台7は帯電用ブラシ1としては電圧が印加される電極になる。
【0015】 図2は本実施例の帯電用ブラシ1を用いた状態を示す説明図である。被帯電体 としての感光体ドラム9(ドラム基体9a,有機光導電体9b等からなる)に、 帯電体としての帯電用ブラシ1を接触させ、電源回路11により直流電流Vdcを 帯電用ブラシ1に印加することにより感光体ドラム9をほぼ均一に帯電すること ができる。帯電用ブラシ1は導電性繊維5の先端が接触部で高い密度で集合され てなるため感光体ドラム9を均一に帯電することができる。
【0016】 図3は本実施例の帯電用ブラシ1と従来の帯電用ブラシ101との使用状態の 比較を断面で示している。図3(a)に示す通り本実施例の帯電用ブラシ1では 感光体ドラム9との接触断面がL1の範囲となっており、同じ基布3および導電 性繊維5を用いて平面板に立設して形成されてなる従来の帯電用ブラシ101の 接触断面はL2の範囲になっている。つまり本実施例の帯電用ブラシ1によれば 導電性繊維5の集合する密度が(L2/L1)倍だけ高くなっている。
【0017】 図4は他の実施例としてのブラシ21,31を示している。図4(a)に示す ブラシ21は、基台23として従来のものと同様の平板を用いているが、繊維2 5を根元から先端に向けて疎から密の状態で集合するように基台23に立設して 構成している。このように繊維25を先端に向けて密の状態とする方法としては 基台23上の中央付近ではほぼ垂直に立設し外側へ向かうほど繊維25の先端が 中央を向くように徐々に角度を大きくして立設してもよいし、あるいは従来のよ うにほぼ垂直に立設した繊維25に熱を加えながら繊維25に力を加え、繊維2 5の向きを変えることで先端の密度が高くなるように加工してもよい。図4(b )に示すブラシ31は従来と同様の基台33上に繊維35を立設し、基台33自 体を湾曲状に加工することにより形成してなる。
【0018】 またブラシ21では接触面が平面を形成しておりブラシ31では接触面が凹曲 面を形成しているが、これは被接触面の形状やブラシ21,31の用途に応じて 好ましい形状を形成すればよい。 以上説明した通り、本実施例のブラシ1,21,31は、繊維5,25,35 は根元から先端に向けて疎から密の状態で集合するように基台7,23,33に 立設されてなるため接触面にて繊維5,25,35が集合する密度を高くするこ とができる。またブラシ1,31によれば、立設される基台7,33の表面は、 凹曲面に形成されてなるため、特に被接触体が円柱状をなし被接触面が凸曲面と なるような場合、繊維5,35が受ける力は一定となり使用耐久性がよい。
【0019】 帯電用ブラシ1は感光体ドラム9に接触する部分の導電性繊維5の集合する密 度がきわめて高く形成されるため、感光体ドラム9に対して帯電ムラが起きるこ とがない。さらに帯電用ブラシ1は導電性繊維5が立設される基台7の表面が感 光体ドラム9に合わせ曲率の中心が同じである凹曲面に形成されてなるため、導 電性繊維5の長さは一定で、導電性繊維5は接触面に対してほぼ垂直に当接する ことになる。つまり感光体ドラム9から導電性繊維5が受ける力は一定となり帯 電用ブラシ1の使用耐久性は向上する。
【0020】 本実施例の帯電用ブラシ1によれば、従来の方法で導電性繊維5を織り込んだ 基布3をそのまま用いることができ、基台7のみを加工するだけでより高い繊維 5の集合密度を得ることができる。 また本実施例のブラシ1,31では凹曲面として繊維5,35の先端が所定の 直線に向かうように形成するものとしたが、繊維5,35の先端が所定の点に向 かうように形成してもよい。あるいは繊維5,35の向きが点や線に特定できな いような不規則な曲面を形成していたとしても構わない。
【0021】 本実施例では帯電用ブラシ1を挙げたが、これは帯電用ブラシに限るものでは なく、その他でも例えば電子写真除電用ブラシ、電子写真転写用ブラシ等で、特 に接触面が凸曲面になるブラシでは繊維密度を高くすることができしかも使用寿 命を長くする効果が得られる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した通り、第1考案のブラシによれば、ブラシ繊維が根元から先端に 向けて疎から密の状態で集合するように基台に立設されてなるため、繊維の集合 する密度を高くすることが可能となった。
【0023】 第2考案のブラシによれば、ブラシ繊維が立設される基台の表面は、凹曲面に 形成されてなるため、特に円柱等の凸曲面に接触する際は、各ブラシ繊維の長さ は一定でブラシ繊維は接触面に対してほぼ垂直に当接することになり、ブラシ繊 維の特定部分のみが痛み易いといったことがなくなり使用耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案一実施例としての帯電用ブラシを示
す説明図である。(a)は斜視図、(b)は断面図であ
る。
【図2】 本実施例の帯電用ブラシの使用状態を示す
説明図である。
【図3】 本実施例の帯電用ブラシと従来の帯電用ブ
ラシとの比較を示す説明図である。(a)は本実施例の
帯電用ブラシの使用状態、(b)は従来の帯電用ブラシ
の使用状態をそれぞれ示す説明図である。
【図4】 他の実施例としてのブラシを示す説明図で
ある。(a)は基台の表面が平面をなすブラシを示す断
面図、(b)はブラシ繊維を立設した後に基台を加工す
ることで形成したブラシを示す断面図である。
【図5】 従来技術としてのブラシを示す説明図であ
る。(a)は全体斜視図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1・・・帯電用ブラシ、3・・・基布、5・・・導電性
繊維、7・・・基台、9・・・感光体ドラム、11・・
・電源回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ繊維と、 上記ブラシ繊維が立設される基台とを備え、 上記ブラシ繊維は、根元から先端に向けて疎から密の状
    態で集合するように立設されてなることを特徴とするブ
    ラシ。
  2. 【請求項2】 上記ブラシ繊維が立設される上記基台の
    表面は、凹曲面に形成されてなることを特徴とする請求
    項1記載のブラシ。
  3. 【請求項3】 上記ブラシは、円筒状被帯電体を帯電す
    る帯電用ブラシであることを特徴とする請求項1または
    2記載のブラシ。
JP7477492U 1992-10-27 1992-10-27 ブラシ Pending JPH0637853U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190994A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kyocera Document Solutions Inc 中間転写ユニット及び画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496080A (ja) * 1990-08-14 1992-03-27 Fujitsu Ltd 電子写真記録装置に用いる帯電器

Patent Citations (1)

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