JPH0637581A - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

Info

Publication number
JPH0637581A
JPH0637581A JP21329192A JP21329192A JPH0637581A JP H0637581 A JPH0637581 A JP H0637581A JP 21329192 A JP21329192 A JP 21329192A JP 21329192 A JP21329192 A JP 21329192A JP H0637581 A JPH0637581 A JP H0637581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonding material
color
crystal
crystal plate
joining material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21329192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tanimoto
泰宏 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishinku Corp filed Critical Daishinku Corp
Priority to JP21329192A priority Critical patent/JPH0637581A/ja
Publication of JPH0637581A publication Critical patent/JPH0637581A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光電センサによる接合材の塗布状態を検出す
るにあたり、誤認識の少ない水晶振動子の構成を提供
し、電気的特性の安定した信頼性の高い水晶振動子を提
供することを目的とする。 【構成】 ベース1上に、水晶板挿入用のスリットを有
する支持体21,22をスポット溶接する。これら支持
体はニッケルメッキされ表面が銀色をしている。支持体
21,22間に励振電極31,32が形成された水晶板
3を装着し、導電性接合材4にて電気的機械的に接合さ
れる。導電性接合材は、エポキシ樹脂系等の接着剤と溶
剤と微粒子状の銀とを混合したペースト状であり、硬化
後はその表面色は茶色系統の色になる。当該接合部分を
光電センサで接合材の供給状況を検出する場合、両者の
色が異なっているので、接合材の有無を確実に判別でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信機器あるいはコンピ
ューターのクロック源として用いられる水晶振動子、水
晶フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術を図3とともに説明する。図3
はATカットの丸形水晶板を用いた水晶振動子の正面図
である。ベース1は金属製のシェルに絶縁ガラスを介し
て2本のリード端子11,12を貫通させた構成であ
り、それぞれのリード端子の上部には金属製の板状でス
リットを有する支持体21,22が、その主面が対向し
た状態でスポット溶接されている。なお、支持体にはニ
ッケルメッキが施されている。水晶板3はATカット水
晶板であり、その表裏面の中央部分には励振電極31,
32(一部図示せず)、並びにこれら励振電極から水晶
板の外周に延びた引出電極31a,32aが真空蒸着法
等の薄膜形成手段にて設けられている。水晶板3は前記
支持体のスリット間に挿入され、導電性接合材4にて電
気的機械的に接合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】導電性接合材は通常、
図4に示すようにエポキシ樹脂系の接着剤と溶剤と箔状
の銀とを混合したペースト状であり、この導電性接合材
の塗布は、最近の製造の自動化の流れで接合材塗布機に
より行われることが多くなってきている。具体的には、
図3に示すように塗布機のニードルNを支持体間に搭載
された水晶板の横側面に近接させ、導電性接合材を吐出
しながらニードルNを上方に移動させる。これにより導
電性接合材が塗布される。しかしながら、この塗布は塗
布機の接合材の吐出圧、位置ズレ等の原因で塗布量が少
なすぎたり、あるいは塗布されていない場合があった。
このため、図1に示すように、導電性接合材の硬化後、
接合材の塗布部分を光電センサSにてセンシングし、接
合材の塗布状況を検出、選別している。ところが、銀を
含有している導電性接合材とニッケルメッキを施した支
持体の表面色がいずれも銀色であるというように両者の
表面色が類似している場合、仮に接合材が塗布されてい
ないあるいは過少の場合でも、光電センサは接合材が適
当量塗布されていると誤認識してしまうことがあった。
このことが、水晶振動子の電気的特性を悪化させたり、
信頼性を低下させる原因となっていた。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、光電センサによる接合材の塗布状態を検出
するにあたり、誤認識の少ない水晶振動子の構成を提供
し、電気的特性の安定した信頼性の高い水晶振動子を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明による水晶振動子は、表裏面に励振電極が
形成され、これら励振電極から引出電極が形成された水
晶板と、この水晶板を支持する金属板からなる支持体
と、この支持体と前記引出電極とを電気的に接続する導
電性接合材とを少なくとも有する水晶振動子において、
前記支持体の表面色と導電性接合材の表面色との色種を
異ならせたことを特徴とする。この色の異なりの程度
は、光電センサの判別能力に応じて判別可能な程度の色
分けを行う必要がある。例えば、オムロン社製の光電セ
ンサ(形E3SA-VS5RC43A)を用いると、VCC=12Vの
電源に接続し、被測定物から5cmの距離でカラーマーク
検出能力を測定した場合、白色では18mAの出力が得ら
れたのに対し、赤色、黄色は白色の90%程度の出力が
得られるのに対して、茶色では40%程度、黒色では1
0%強の出力しか得られない。この出力の差の大きいほ
ど光電センサの検出に誤動作がなくなる。上記例では白
色と黒色は確実に判別されることになるので、前記支持
体の表面色と導電性接合材の表面色とにそれぞれ当該色
を用いれば良いことになる。
【0006】
【作用】前記支持体の表面色と導電性接合材の表面色と
の色種を光電センサが判別できる程度異ならせたことに
より、自動機による導電性接合材の塗布状況を正確に検
出することができる。
【0007】
【実施例】本発明について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例を示す正面図であり、図2は接合
材中に粒子状の銀を混合した状態を示す図である。な
お、基本構成は従来例と同じ構成であるので、同番号を
付して説明する。ベース1は金属製のシェルに絶縁ガラ
スを介して2本のリード端子11,12を貫通させた構
成であり、それぞれのリード端子の上部には金属製の板
状の支持体21,22が、その主面が対向した状態でス
ポット溶接されている。これら支持体には水晶板を挿入
するスリットが形成されている。なお、支持体にはニッ
ケルメッキが施され表面が銀色をしている。水晶板3は
丸形のATカット水晶板であり、その表裏面の中央部分
には励振電極31,32(一部図示せず)が、そしてこ
れら励振電極から水晶板の外周に延びた引出電極31
a,32aが、真空蒸着法等の薄膜形成手段にて設けら
れている。水晶板3は前記支持体のスリット間に挿入さ
れ、導電性接合材4にて電気的機械的に接合される。導
電性接合材は、図2に示すようにエポキシ樹脂系あるい
はポリイミド樹脂系の接着剤と溶剤と微粒子状の銀とを
混合したペースト状であり、硬化後はその表面色は茶色
系統の色になる。そして、図示していないが、金属性の
キャップで気密封止を行い水晶振動子の完成となる。
【0008】このように支持体21,22の表面色を銀
色、導電性接合材4の表面色を茶色としたことにより、
当該接続部分を光電センサで接合材の供給状況を検出す
る場合、両者の色が異なっているので、接合材の有無を
確実に判別できる。
【0009】導電性接合材を着色する方法は、上記実施
例の他に例えば接着剤自体に色付けを行う等種々ある
し、また支持体側の表面色を例えばクロメート処理によ
り黒色にする等種々考えられるが、導電性接合材あるい
は支持体の電導度を必要以上に低下させると外部回路に
も悪影響があるので、着色処理には比抵抗値に注意する
必要がある。また、上記実施例は水晶板を直立させる水
晶振動子の構成について言及しているが、類似構成の水
晶フィルタにも適用できるし、あるいは水晶板を水平に
搭載する構成の水晶振動子に適用してもよい。
【0010】
【発明の効果】前記支持体の表面色と導電性接合材の表
面色との色種を光電センサが判別できる程度異ならせた
ことにより、自動機による導電性接合材の塗布状況を正
確に検出することができる。よって、導電性接合材の塗
布量不足等による水晶振動子の電気的特性の悪化、経時
変化の悪化がなく、電気的特性の安定した水晶振動子を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する水晶振動子の構造並びに検査
状況を示す正面図。
【図2】導電性接合材中の銀の形状を示す模式図。
【図3】本発明に関連する水晶振動子の構造並びに製造
状況を示す正面図。
【図4】導電性接合材中の銀の形状を示す模式図。
【符号の説明】
1 ベース 11,12 リード電極 21,22 支持体 3 水晶板 4 導電性接合材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面に励振電極が形成され、これら励
    振電極から引出電極が形成された水晶板と、この水晶板
    を支持する金属板からなる支持体と、この支持体と前記
    引出電極とを電気的に接続する導電性接合材とを少なく
    とも有する水晶振動子において、前記支持体の表面色と
    導電性接合材の表面色との色種を異ならせたことを特徴
    とする水晶振動子。
JP21329192A 1992-07-17 1992-07-17 水晶振動子 Pending JPH0637581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21329192A JPH0637581A (ja) 1992-07-17 1992-07-17 水晶振動子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21329192A JPH0637581A (ja) 1992-07-17 1992-07-17 水晶振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0637581A true JPH0637581A (ja) 1994-02-10

Family

ID=16636690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21329192A Pending JPH0637581A (ja) 1992-07-17 1992-07-17 水晶振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0637581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6318971B1 (en) 1999-03-18 2001-11-20 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Variable displacement compressor
JP2008008822A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Kyocera Kinseki Corp 粘度センサ用圧電振動子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6318971B1 (en) 1999-03-18 2001-11-20 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Variable displacement compressor
JP2008008822A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Kyocera Kinseki Corp 粘度センサ用圧電振動子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5050035A (en) Capacitive pressure sensor and method of manufacturing same
EP0164316B1 (en) Electrical inclination sensor and method for its manufacture
US3943557A (en) Semiconductor package with integral hermeticity detector
CN100395792C (zh) 检查方法以及电子机器
JP2001133345A (ja) 圧力センサ
US4677373A (en) Sensor for detecting leaks of corrosive liquid
US4691575A (en) Transducer inserts; methods of making them and sensors for measuring mechanical variables
US4515653A (en) Method for production of a moisture sensor
JPH0637581A (ja) 水晶振動子
US4935289A (en) Gas sensor and method for production thereof
JPH10300609A (ja) 静電容量型圧力センサ
JPH05302932A (ja) 回転センサおよびその製造方法
JP4014058B2 (ja) ガスセンサ
JPH049560Y2 (ja)
JPH0281508A (ja) 電子部品
JPH03251704A (ja) ストレインゲージの製造方法
JPS5841310A (ja) 磁気検出装置
JP2810779B2 (ja) 容量式薄膜湿度センサおよびその製造方法
CN218124675U (zh) 一种用于智能化生产的车载石英晶体谐振器
JPS5943529Y2 (ja) 液晶表示装置
JPH06120094A (ja) 微小電子部品集合体とその検査方法
JPS6091209A (ja) 磁気センサ
JPH0548135Y2 (ja)
JPH0638432Y2 (ja) 半導体気密封止パッケージ
JP4864183B2 (ja) 加速度センサ素子の製造方法