JPH063740U - 自動車のアウトサイドミラーの支持機構 - Google Patents

自動車のアウトサイドミラーの支持機構

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JPH063740U
JPH063740U JP10089791U JP10089791U JPH063740U JP H063740 U JPH063740 U JP H063740U JP 10089791 U JP10089791 U JP 10089791U JP 10089791 U JP10089791 U JP 10089791U JP H063740 U JPH063740 U JP H063740U
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JP
Japan
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fixed
bracket
tube
support
vehicle body
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Pending
Application number
JP10089791U
Other languages
English (en)
Inventor
光衛 水野
Original Assignee
車体工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH063740U publication Critical patent/JPH063740U/ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型自動車に設置する外部側面鏡に於ける支
持管や固定管の内部に、配線や鏡面洗浄水供給用の配管
を内臓可能にして体裁良くし、接続廻動個所に於ける配
線や配管の破損や損傷の発生を防止し、長期の使用を可
能にし、接続個所の防錆と剛性向上を計る。 【構成】 支持管1とこれに接続した固定管7とを、車
体8に近づくに従って管を次第に太くし、支持管の直立
部1aの途中に、配線や配管の引き出し口となる長孔1
9を穿設し、支持管の上支え部1bと固定管とは、夫々
の端部に固定したブラケット3及び6を介し且つピン5
によって廻動自在に連結し、支持管の下支え部1cの端
部に固着したブラケット4に廻動自在に設けたピン9に
中空接続具10を固着し、固定管と中空接続具の夫々の
端部を車体に固着し、更にブラケット3・6及びブラケ
ットと中空接続具との接続個所に、蛇腹状の可撓性のカ
バー12を被覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のアウトサイドミラーの支持機構に関する考案である。
【0002】
【従来の技術】
従来、大型トラックやバスのアウトサイドミラーを支えているコ字型の支持部 材は、同一の口径で比較的に細いパイプが使われて居り、この支持部材の上下両 端部が、車体側に固定してある部材に対して回転自在に軸支してあった。そして 、このパイプの中に、ミラーの反射角度調整用やミラーワイパー用のモータやミ ラー内臓熱線用等の電気配線と運転室内のスイッチや電源等に接続した配線を通 していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
併し、パイプが細いために内臓出来ないものはパイプの外部に露出して添わせ て居て体裁が悪く、また配線の周囲の空間の余裕がなく、支持部材の端部に孔を あけて、この孔から配線を出して車体側に引き入れているため、体裁の悪さを倍 加させていた。更に、支持部材とこの支持部材を車体側に取り付けるための固定 部材との接続廻動個所は、ミラーの反射角度の調整のために支持部材自体を廻動 させることがあり、長期間使用しているうちに、反復廻動させるためこの個所の 配線の被覆材が損傷し、それに伴って導線が露出しショート発生の原因となる障 害もあり、ミラー洗浄用の配水管の損傷による濾水を生ずるという問題もあった 。また接続廻動個所は露出しているので錆の発生とそれに伴う剛性の低下や廻動 の円滑さを欠く等の欠点があった。
【0004】 本考案は、支持管と、この支持管を車体側に取り付けるための固定管を、アウ トサイドミラー設置部分より車体側に至るに従って順次管の口径を太くして、各 種の配線や配管の収納を可能にすると共に配線の被覆や配管の損傷を生じにくく し、ショートや濾水等の発生を防止することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ほぼコ字型の支持管1の直立部1aにアウトサイドミラー2を設置 すると共に支持管1の上支え部1b及び下支え部1cを夫々の後端1d・1eに 行くに従って次第に口径を大きくし、夫々の後端1dにコ字型のブラケット3・ 4を固着すると共にブラケット3・4には上支え部1b及び下支え部1cの内部 に連通した挿通孔3a・4aを穿設し、前記ブラケット3にピン5によって廻動 自在に取り付けたブラケット6に挿通孔6aを穿設し、この挿通孔6aに連通さ せて固定管7の先端7aを前記ブラケット6に固着すると共に固定管7の後端7 bを車体8に固定して、車体8に穿設した小孔8aに連通させ、下支え部1cに 固定したブラケット4に挿通したピン9に中空接続具10の前端10aを固着し 、この中空接続具10の終端10bを車体8に固定して、パネル11に穿設した 小孔11aに連通させ、ブラケット3とブラケット6及びブラケット4と中空接 続具10との夫々の接続個所を可撓性のカバー12によって被覆し、アウトサイ ドミラー2に関係した電気的配線や鏡面洗浄水送水用の配管等の内臓物13を、 支持管1・固定管7及び中空接続具10内に挿通する。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の支持機構の斜視図で、1は直立部1aと上支え部1bと下支 え部1cから成る、ほぼコ字型の支持管である。7は前記支持管1の上支え部 1bを車体8側に接続するための横方向の固定管で、この固定管7の後端7bの 鍔縁7cを、ボルト14及びナット15によって車体8の前方隅角部8bに固定 する。16はアームで、上端16aは前記固定管7に固着し、下端16bは車体 8に固定してある。
【0007】 そして、支持管1と固定管7とは、メインミラー及びアンダーミラー等のアウ トサイドミラー2を取り付けた直立部1aから固定管7を経て車体8に近接する に従って、管の口径を少しづつ大きくしてある。
【0008】 支持管1の上支え部1bと下支え部1cの後端1d・1eには、支持管1に連 通した挿通孔3a・4aを穿設したコ字型のブラケット3・4を固定する。また 固定管7の先端7aには、固定管7に連通した挿通孔6aを穿設したコ字型のブ ラケット6を固定する。そして、ブラケット3とブラケット6とをピン5によっ て廻動自在に連結する。固定管7の後端7bには鍔縁7cを固着すると共にこの 鍔縁7cに穿設した孔7dを車体8の小孔8aに連通させるように配設して、鍔 縁7cをボルト14及びナット15によって車体8に固定する。
【0009】 支持管1の下支え部1cに固定したブラケット4には上下方向にピン9を廻動 自在に挿通し、車体8の内部に連通した中空接続具10の前端10aの開口の上 下縁を前記ピン9に固着し、この中空接続具10の終端10bに鍔縁10cを固 着し、この鍔縁10cに穿設した孔10dをパネル11の小孔11aに連通させ て、ボルト14及びナット15によって車体8のパネル11に固定する。
【0010】 上支え部1bと固定管7との接続個所であるブラケット3とブラケット6の附 近及び下支え部1cと中空接続具10との接続個所であるブラケット4と中空接 続具10の附近の夫々の外終端を、軟質合成樹脂又はゴムを素材として蛇腹形状 に形成した可撓性のカバー12によって被覆する。
【0011】 支持管1の直立部1aに設置した熱線入りアウトサイドミラー2の電気的導線 である内臓物13を、直立部1aの途中に穿設した長孔19から下支え部1cの 内部を通し、更にブラケット4の挿通孔4aから中空接続具10を通して車体8 内に引き出し、車体内に設置してあるスイッチ或いは電源に接続してある。
【0012】 また、支持管1の上支え部1b内に、直立部1a内を挿通した導線等の内臓物 13を通し、ブラケット3・6の挿通孔3a・6aを貫通させ、更に固定管7内 を経て車体8内に引き出し、所定の個所に接続する。
【0013】 また、図4に示したように、直立部1aの途中に横パイプ20を直立部1aに 連通させて突出し、この横パイプ20に所要の内臓物である導線を挿通刷ること もある。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、アウトサイドミラーの支持管とこの支持管を車体側に接続す るための固定管及び中空接続具を、支持管の直立部から車体側に近づくに従って 管の口径を順次太くしたので、直立部に設置したアウトサイドミラーに配設した 導線や給水管を支持管や固定管や中空接続具の内部を挿通して車体内に引き出す ことが出来るので、配線や配管のために支持管に穿つ孔は最も少なくてすむこと と相俟って体裁がよい。また、配線や配管の周囲に空間的余裕を生じ、接続廻動 個所に導線や給水管等の内臓物を通す孔を穿ったブラケットを用いているので、 支持管を廻動させる操作を長期に行っても、内臓物の屈曲もゆるやかに行うこと が出来、導線の被覆の損傷や給水管の破損もなく、従って電気的な短絡や水漏れ 等も生ずるおそれは少なく、ミラーに対する電気を使用した操作や給水の操作を 長期に行って使用することが出来る。
【0015】 更に、ブラケットによる接続廻動個所に、カバーを被せたので、ブラケットに 対する防水並びに防錆効果があり、剛性の向上も計られ、而もカバーは可撓性の 素材を用いて蛇腹状に形成してあるので、接続個所の廻動も円滑に行うことが出 来る。
【0016】 また、管の付根部はその口径が従来に比べ太いので、断面系数も大きくとれ、 走行中にアウトサイドミラーに対し従来生じていた振動が管の付根部分で吸収さ れ、アウトサイドミラー自体に生ずる振動は減少し長期に使用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の支持機構の斜視図である。
【図2】本考案の上部回転部の拡大断面図である。
【図3】本考案の中間部回転部の拡大断面図である。
【図4】本考案の下部回転部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支持管, 1a 直立部, 1b 上支え部, 1
c 下支え部、 1d・1e 後端, 2 アウトサイ
ドミラー, 3・4 ブラケット, 3a・4a 挿
通孔, 5 ピン, 6 ブラケット, 6a 挿通
孔, 7 固定管, 7a 先端, 7b 後端, 7
c 鍔縁, 7d 孔, 8 車体,8a小孔,8b
前方隅角部, 9 ピン, 10 中空接続具,10a
前端,10b 終端, 10c 鍔縁, 10d
孔, 11 パネル, 11a 小6孔, 12 カバ
ー, 13 内臓物(導線、給水管),14 ボルト,
15 ナット, 16 アーム, 16a 上端, 1
6b 下端, 17 ボルト, 18 ナット, 19
長孔, 20 横パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼコ字型の支持管1の直立部1aにア
    ウトサイドミラー2を設置すると共に支持管1の上支え
    部1b及び下支え部1cを夫々の後端1d・1eに行く
    に従って次第に口径を大きくし、夫々の後端1dにコ字
    型のブラケット3・4を固着すると共にブラケット3・
    4には上支え部1b及び下支え部1cの内部に連通した
    挿通孔3a・4aを穿設し、前記ブラケット3にピン5
    によって廻動自在に取り付けたブラケット6に挿通孔6
    aを穿設し、この挿通孔6aに連通させて固定管7の先
    端7aを前記ブラケット6に固着すると共に固定管7の
    後端7bを車体8に固定して、車体8に穿設した小孔8
    aに連通させ、下支え部1cに固定したブラケット4に
    挿通したピン9に中空接続具10の前端10aを固着
    し、この中空接続具10の終端10bを車体8に固定し
    て、パネル11に穿設した小孔11aに連通させ、ブラ
    ケット3とブラケット6及びブラケット4と中空接続具
    10との夫々の接続個所を可撓性のカバー12によって
    被覆し、アウトサイドミラー2に関係した電気的配線や
    鏡面洗浄水送水用の配管等の内臓物13を、支持管1・
    固定管7及び中空接続具10内に挿通したことを特徴と
    する自動車のアウトサイドミラーの支持機構。
JP10089791U 1991-10-04 1991-10-04 自動車のアウトサイドミラーの支持機構 Pending JPH063740U (ja)

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JPH063740U true JPH063740U (ja) 1994-01-18

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ID=14286136

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JP (1) JPH063740U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5876839U (ja) * 1981-11-18 1983-05-24 日本ジヤミソン株式会社 倉庫等の入口に装備した緩衝装置における上枠昇降機構
JP2011183828A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Hino Motors Ltd 車両用ミラー構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5876839U (ja) * 1981-11-18 1983-05-24 日本ジヤミソン株式会社 倉庫等の入口に装備した緩衝装置における上枠昇降機構
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