JPH0636223Y2 - ガラス扉 - Google Patents

ガラス扉

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JPH0636223Y2
JPH0636223Y2 JP4484290U JP4484290U JPH0636223Y2 JP H0636223 Y2 JPH0636223 Y2 JP H0636223Y2 JP 4484290 U JP4484290 U JP 4484290U JP 4484290 U JP4484290 U JP 4484290U JP H0636223 Y2 JPH0636223 Y2 JP H0636223Y2
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door
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實 石原
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ハードグラス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はガラス扉に関し、特にその扉枠部材の構造の
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、建造物の出入口や室内のドア等を構成する素
材として、強化ガラスと最小限の取り付け金具とで構成
された強化ガラス扉がある。このようなガラス扉は、そ
の透明性によって屋内と屋外あるいは室内と室外を視覚
的に一体化させながら、空間の遮断と開閉とが可能な機
能を持っており、最近では有用な開口部構成素材として
広く利用されている。
第7図は建造物の玄関の出入口部分の一例を示す正面
図、第8図は該出入口部分に用いられている従来のガラ
ス扉の斜視図、第9図及び第10図はそれぞれ該ガラス扉
の上側及び下側の横フレーム部材の説明図、第11図は第
8図のXI−XI線断面図、第12図は上記ガラス扉の縦フレ
ーム部材の説明図である。
図において、1は建造物の玄関の出入口部で、金属製の
柱2a,2bと棧3a〜3cとを突き合わせ結合して枠組みを形
成し、該枠組みに固定ガラス,ガラス扉を取り付けてい
る。ここでは、中央部に出入口用開口部2を形成してお
り、該開口部2に一対のガラス扉10a,10bを摺動可能に
取り付け、駆動装置(図示せず)によって自動で開閉す
るようにしている。またガラス扉10a,10bの両側の開口
部に固定ガラス5a,5bを、上側の開口部にはランマガラ
ス6を取り付け、該ランマガラス6の両側の開口部には
上部固定ガラス4a,4bを取り付けている。
上記ガラス扉10bは第8図に示すように、長方形形状の
強化ガラス板11の上辺部及び下辺部に上,下の横フレー
ム部材12,13を、左右の縦辺部に左,右の縦フレーム部
材14,15を取り付けた構造となっており、上記下横フレ
ーム部材13内には錠前17等の金具が配設されている。
ここで上記上横フレーム部材12は第9図(c)に示すよ
うに、断面凹字型形状のフレーム芯材40を、これより大
きい断面略凹字形状のステンレス製カバー50で取り巻い
てなる構造となっており、上記フレーム芯材40の一端部
40aはステンレス製カバー50の端面より若干突出してい
る。ここでステンレス製カバー50は、断面形状がL字の
下辺先端を上方に折り返しさらに折返辺先端を外側に折
り曲げてなる形状の一対のカバー部材50a,50bからなる
(第9図(a)参照)。
該カバー部材50a,50bの縦辺部51a,51bと上記フレーム芯
材40の側面部41a,41bとは、上記縦辺部上端が該側面部
上端より若干高くなるよう位置合わせして溶接により固
着されている。ここで42は溶接部分である。また上記カ
バー50bの折返部54bは、カバー部材50aの折返部54aより
若干長く、カバー50aの折曲部55aの上にカバー50bの折
曲部55bを重ねて、該両折曲部同士が溶接により固着さ
れており、ステンレス製カバー50の下面中央に凹溝52が
形成されている。該凹溝52内には上記強化ガラス板11の
上辺部が嵌合され、コーキングされて固着されている
(第11図参照)。なお30はコーキング材である。
また上記横フレーム部材13は第10図(a)〜(d)に示
すように断面逆凹字型のフレーム芯材43をこれより大き
い断面略逆凹字型のステンレス製カバー60で取り巻いて
なる構造となっており、フレーム芯材43の一端部43aは
ステンレス製カバー60の端面から若干突出している。該
カバー60の両側面61a,61bの下端部と上記フレーム芯材4
3の側面部44の下端部とは溶接により固着されている。
また上記カバー60の上面部の一端側には線状突出部63が
形成されており、他端側には該線状突出部63に対向して
断面コ字型の押え部材64が螺子(図示せず)により取り
付けられている。そして該押え部材64と線状突出部63と
の間に形成された凹溝62内にクッション材31を介して上
記強化ガラス板11の下辺部が嵌め込まれ、コーキングさ
れて固着されている(第11図参照)。
さらに、縦フレーム部材15は断面コ字型形状フレーム芯
材70(第12図(b)参照)に、これより大きい断面コ字
型形状ステンレス製カバー80(第12図(a)参照)を、
第12図(c)に示すように取り巻いてなる構造となって
いる。該カバー80の両側面部82a,82bの先端部には折返
部81a,81bが形成されており、該折返部81a,81bの先端は
上記フレーム芯材70の背面部71に溶接されている。上記
縦フレーム部材15の上端部では、カバー80の折返部81が
切り取られて、切欠部83が形成されており、上記フレー
ム芯材70の該切欠部83に相当する部分にも切欠部73が形
成されている。そして上記折返部81a,81bと背面部71に
より形成される凹溝84内には上記強化ガラス板11の縦辺
部が嵌め込まれ、コーキングされて固着されている。
また、第13図及び第14図は上記ガラス扉の戸袋側上端部
のフレーム部材接続構造を示す斜視図及び平面図であ
り、これらの図から分かるように、上記横フレーム部材
12一端側のフレーム芯材40の突出部40aは上記切欠部73
及び83内に嵌入され、フレーム芯材40及び70の側面部41
a,41b及び72a,72bの上端面が溶接により固着されてい
る。なお縦フレーム部材14の断面構造については図示し
ていないが、上記縦フレーム部材15と同一であり、また
上記縦フレーム部材14の横フレーム部材12,13との接続
構造も上記縦及び横フレーム部材12及び15の接続構造と
同一である。
このようなガラス扉の組立は以下のように行う。
まず、上記フレーム芯材40をその両端部を除いて、ベン
ダーマシンで折曲げ加工され、折曲部55a,55b同士溶接
されたステンレス製カバー50a,50bで被覆し、上記フレ
ーム芯材40の側面部41a,41b上端部とカバー50a,50bの縦
辺部51a,51b上線部とを溶接し、これにより上側の横フ
レーム部材12を形成する。同様にフレーム芯材43にベン
ダーマシンで折曲げ加工されたステンレス製カバー60を
被覆し、これらを溶接して下側の横フレーム部材13を形
成する。
また端部に切欠部73を有するフレーム芯材70に、端部に
切欠部83を有し該フレーム芯材70と同じ長さの、ベンダ
ーマシンで折曲げ加工されたステンレス製カバー80を被
覆し、該カバーの折返部81a,81bの先端を上記芯材70の
背面部71に溶接する。これにより縦フレーム部材14,15
を形成する。
次に第13図に示すように上記横フレーム部材12両端の芯
材突出部40aを上記縦フレーム部材14及び15の切欠部73,
83に嵌入して、第14図に示すように芯材40の側面部41a,
41bと芯材70の側面部72a,72bとをこれらの上面で溶接
し、上記両フレーム部材を接続する。また横フレーム部
材13と上記縦フレーム部材14及び15とを同様にして接続
して、ガラス扉の枠部材を完成する。
そして強化ガラス板11の上辺部を上記横フレーム部材12
の凹溝52内に挿入し、さらに縦辺部を縦フレーム部材1
4,15の溝部84内に挿入し、最後に押え部材64を下側フレ
ーム部材13に螺子止めしてガラス扉を完成する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来のガラス扉の縦フレーム部材及び横フレ
ーム部材では、金属製フレーム芯材にステンレス製カバ
ーを溶接しているため、ステンレス製カバー表面に溶接
焼けが生じ易いという問題があった。従ってこの溶接焼
けが生じないように溶接を行なったり、生じた溶接焼け
を目立たないように後加工したりするには高度な技術が
必要とされ、熟練した作業者が溶接を行い、さらに場合
によっては溶接の後加工をしなければならず、作業性が
極めて悪いという問題があった。
また、縦及び横フレーム部材の溶接は、それらの内部の
フレーム芯材同士を溶接しているため、溶接時に該両フ
レーム芯材を確実に固定するのが困難であり、この結果
溶接後歪みが生じてがガラス扉の枠が本来の長方形形状
から若干変形したり、反りが生じたりしてしまうという
問題があり、さらに溶接箇所はフレーム芯材端部の数箇
所であるため、上記両フレームの接合強度は充分なもの
ではないという問題もあった。
この考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、組立が簡単で、縦フレーム部材と横フレーム
部材との接合強度を十分大きくでき、しかも歪みや反り
のない扉枠部材を有するガラス扉を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るガラス扉は、その扉枠部材を、左,右の
枠縦辺芯材の上,下端をそれぞれ上,下の枠横辺芯材の
両端部に溶接接合してなる枠芯部材と、該枠芯部材の各
芯材と嵌入固着した上,下及び左,右の中間フレーム
と、該各中間フレーム部材に取り付けられ、上記枠芯部
材の各芯材を被覆する上,下及び左,右のステンレス製
カバー部材とから構成したものである。
〔作用〕
この考案においては、扉枠部材を、縦,横の枠芯材を溶
接してなる長方形の枠芯部材と、上記枠芯部材の各芯材
に嵌合固着した上下左右の中間フレームと、該各中間フ
レームに取り付けられ、枠芯部材の各芯材を被覆するス
テンレス製カバーとから構成したから、ステンレス製カ
バーと枠芯部材との溶接が不要となり、ステンレス製カ
バーに溶接焼けが生ずることがなくなる。このため溶接
作業を簡単に行うことができるとともに、溶接焼け除去
のための後加工等を不要とでき、これにより扉枠部材の
組み立ての作業性を向上できる。
また枠芯部材をステンレス製カバーとは別に、縦,横の
芯材を溶接接合して形成しているため、上記溶接時には
縦枠,横辺芯材を作業台上等の平らな面上に固定するこ
とができ、溶接後に枠芯部材に反りや歪みが生ずるのを
防止できる。さらに枠芯部材の縦枠,横辺芯材の接合部
を十分頑丈に溶接することにより、扉枠部材の強度を十
分なものとすることができる。
〔実施例〕 以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本考案の一実施例によるガラス扉
を説明するための図であり、第1図(a)及び(b)は
この考案の一実施例によるガラス扉の扉枠部材の枠芯部
材を示す斜視図及びその部分拡大図である。なお、本実
施例のガラス扉の外形形状は第8図に示すものと同様で
ある。
図において、第8図と同一符号は同一または相当部分を
示し、100はガラス扉10bの扉枠部材を構成する長方形形
状の枠芯部材で、断面逆凹字形状の下側の横フレーム芯
101と、該フレーム芯101の両端部上面にその下端部が溶
接された断面略C字形状の左,右の縦フレーム芯102,10
3と、該両縦フレーム芯の上端部にその端部が溶接接続
された角柱状の上側の横フレーム芯104とから構成され
ている。なお42は溶接部分である。
また第2図(a)〜(e)は上記枠芯部材100の下横フ
レーム芯101に取り付ける下中間フレームの説明図、第
5図(b)は該中間フレームを枠芯部材100の下フレー
ム芯104に取り付けた状態の断面図である。図中、143は
断面略h形状のアルミ製下中間フレームで、その両足部
144a,144b間には上記下フレーム芯101と嵌合可能な凹溝
144eとなっており、上面中央には線状突起144bが、上面
側縁には背辺部144cが形成されている。
また160は上記下中間フレーム143に取り付けて該フレー
ム及び上記下フレーム芯101を被覆する下カバー部材
で、一対のステンレス製カバー160a及びこれより若干高
さの低いステンレス製カバー160bからなる。該カバー16
9aはその縦辺部161aの上端には折返部163aが、縦辺部16
1aの下端には折曲部162aが形成されており、さらに縦辺
部161aの先端は延長部161a1となっている。またカバー1
60bも上記カバー160aと同様に縦辺部161b,その延長部16
1b1,上端の折返部163b及び下端の折曲部162bからなっ
ている。
さらに164は強化ガラス板11の下端部を上記中間フレー
ム143の背辺部144c側に押圧固定する押え部材、146は上
記中間フレーム143の上面に取り付けられ、上記押え部
材164の取付螺子146aを受ける補強用のフラット部材で
ある。
そして上記枠芯部材100の下フレーム芯101,下中間フレ
ーム143及び下カバー160から下横フレーム部材13が構成
されている。
第3図(a)〜(c)は上記枠芯部材100の縦フレーム
芯102に取り付ける縦中間フレームの説明図、第5図
(c)は該中間フレームを枠芯部材100の縦フレーム芯
に取り付けた状態の断面図である。図中、170は上記枠
芯部材100内側から縦フレーム芯102に嵌合固着した縦中
間フレームで、対向する縦辺部172a,172bの中央部を横
辺部172cで接続してなる断面H形状をしており、上側の
凹溝172eは上記枠芯部材100の縦フレーム芯102と嵌合固
着可能となっている。また下側の凹溝172dの内側両隅部
には溝174a,174bが形成されている。
また180は中間フレーム170及び縦フレーム芯102の表面
を被覆するとともに、該中間フレーム及び縦フレーム芯
を固定する断面略コ字形状の縦カバーで、その両側面部
182a,182bの先端部には折返部181a,181bが形成されてお
り、該折返部先端は上記フレーム芯材179の凹溝172d底
面の溝174a,174b内に入り込んでいる。
またカバー180上,下端では上記折返部181a,181bが切り
取られて、それぞれ切欠部183が形成されている。
また凹溝172d内には上記強化ガラス板11の縦辺部が嵌め
込まれ、接着材(図示せず)固着されている。
そして上記枠芯部材100の縦フレーム芯102,該中間フレ
ーム170及び縦カバー180から縦フレーム部材14が構成さ
れている。なお縦フレーム部材15についても該フレーム
部材4と同様の構造となっている。
第4図(a)〜(c)は上記枠芯部材100の上フレーム
芯104に取り付ける上中間フレームの説明図、第5図
(a)は該中間フレームを枠芯部材100の縦フレーム芯1
04に取り付けた状態の断面図である。図中、140は対向
する縦辺部141a,141bと横辺部141cからなる断面H形状
の上中間フレームで、下側の凹溝141eが上記枠芯部材10
0の上フレーム芯104と嵌合可能となっており、横辺部14
1cが螺子104aにより上記上フレーム芯104に螺着されて
いる。また、上側の凹溝141d内にはガラス扉を吊り下げ
るための金具等が配設される。
また150は該上中間フレーム140に取り付けられ、該中間
フレーム及び上フレーム芯を被覆するカバー部材で、一
対のステンレス製カバー150a,150bから構成されてい
る。該カバー150aはその縦辺部151aの上端に折曲部152a
が、また下端には折返部153aが形成されている。ただし
カバー150aの両端部では上記縦辺部151a及び折返部153a
は若干延長され、延長部151a1となっている。なお、カ
バー150bも上記カバー150aと同様、縦辺部151b,折曲部1
52b、折返部153b,延長部151b1を有する構造となってい
る。
そして上記枠部材100の上フレーム芯104,上中間フレー
ム140及び上カバー150から上フレーム部材12が構成され
ている。
次にこのような構造の本ガラス扉の組立方法について説
明する。
組立前に、上下フレーム芯101,104及び縦フレーム芯10
2,103を平らな作業台(図示せず)上に配置して作業台
に固定し、それぞれの突き合わせ部を溶接により強固に
接続して枠芯部材100を形成しておく。また下中間フレ
ーム143にフラット部材146,及び下カバー160を接着材等
で固着し、第2図(d)に示す状態にしておく。さらに
上中間フレーム140に上カバー150を溶接材等で固着して
第4図(c)に示す状態にしておく。
次に該枠芯部材100の下フレーム芯101に、上記カバー16
0を被覆した下中間フレーム143を嵌合固着する(第6図
(b)参照)。この状態では、下中間フレーム160の縦
辺部161a,161bの延長部161a1,161b1は縦フレーム芯102
と重なる。
続いて縦フレーム芯102,103に縦中間フレーム170を嵌合
固着し、さらに縦カバー180を枠芯部材100の上方からそ
の縦フレーム芯102及び中間フレーム170に嵌め込む。第
6図(c)はこの状態を示している。この縦カバー180
を嵌め込むことにより縦中間フレーム170と縦フレーム
芯102とが、また下中間フレーム160と下フレーム101と
が外れなくなる。
そして枠芯部材100の上フレーム芯104に、カバー150を
被覆した上中間フレーム140を嵌め込み、これを上記フ
レーム芯104に螺子104aにより固定して扉枠部材を完成
する。
その後強化ガラス板11の上辺部及び左,右の縦辺部を、
それぞれ扉枠部材のフレーム部材12,14及び15の凹溝内
に嵌め込むとともに、該強化ガラス板11の下辺部を下フ
レーム部材13の上面中央に載置し、押え部材164を上記
下フレーム部材14に螺子146aにより固定する。
このように本実施例では、上,下のフレーム芯101,104
と左,右の縦フレーム芯102,103とを溶接して枠芯部材1
00を形成し、上記枠芯部材の各縦,横フレーム芯に、そ
れぞれ中間フレーム170,140及び143を介してステンレス
製カバー180,150及び140を取り付けるようにしたので、
ステンレス製カバーと枠芯部材100との溶接が不要とな
り、ステンレス製カバーに溶接焼けが生ずるおそれはな
くなる。このため溶接作業を簡単に行うことができ、溶
接焼け除去のための後加工を不要とでき、これにより扉
枠部材の組み立ての作業性を向上できる。
また枠芯部材100をステンレス製カバーとは別に、縦,
横フレーム芯を溶接接合して形成しているため、上記溶
接時には縦及び横フレーム芯を作業台上等の平らな面上
に固定することができ、溶接後に枠芯部材に反りや歪み
が生ずるのを防止できる。さらに上記枠芯部材100の
縦,横フレーム芯の接合部を十分頑丈に溶接することに
より、扉枠部材の強度を十分なものとすることができ
る。
さらにまた、上下のステンレス製カバー160及び150の端
面には延長部161a1,161b1及び150a1,151b1を形成し、
該延長部を、縦ステンレス製カバー180の上下端部内に
嵌入しているため、縦フレーム部材と横フレーム部材と
の接合強度をより大きくすることができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、その扉枠部材を、
左,右の枠縦辺芯材の上,下端をそれぞれ上,下の枠横
辺芯材の両端部に溶接接合してなる枠芯部材と、該枠芯
部材の各枠縦,横辺芯材と嵌合固着した上,下及び左,
右の中間フレームと、該各中間フレーム部材に取り付け
られ、上記各枠縦,横辺芯材を被覆する上,下及び左,
右のステンレス製カバーとから構成したので、扉枠部材
の組立が簡単で、縦フレーム部材と横フレーム部材との
接合強度を十分大きくでき、しかも溶接による歪みや反
りのない扉枠部材を有するガラス扉を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるガラス扉の扉枠部材
の枠芯部材を示す図、第2図は上記枠芯部材に嵌合固着
する下中間フレームの説明図、第3図は上記枠芯部材に
嵌合固着する縦中間フレームの説明図、第4図は上記枠
芯部材に嵌合固着する上中間フレームの説明図、第5図
は上記各中間フレームを枠芯部材に取り付けた状態での
断面構造を示す図、第6図は縦フレーム部材と横フレー
ム部材との接続部の構造を示す斜視図、第7図は建造物
の玄関の出入口部分の一例を示す正面図、第8図は該出
入口部分に用いられている従来のガラス扉の斜視図、第
9図及び第10図はそれぞれ該ガラス扉の上側及び下側の
横フレーム部材の説明図、第11図は第8図のXI−XI線断
面図、第12図は従来のガラス扉の縦フレーム部材の説明
図、第13図及び第14図は従来のガラス扉の戸先側上端部
のフレーム部材接続構造を示す斜視図及び平面図であ
る。 1…建造物の出入口部分、10a,10b…ガラス扉、11…強
化ガラス板、12…上フレーム部材、13…下フレーム部
材、14,15…縦フレーム部材、100…枠芯部材、101…下
フレーム芯、102,103…縦フレーム芯、104…上フレーム
芯、140…上中間フレーム、143…下中間フレーム、150
…上カバー部材、160…下カバー部材、170…縦中間フレ
ーム、180…縦カバー部材。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉枠部材に強化ガラス板を嵌め込んでなる
    ガラス扉において、 上記扉枠部材を、 左,右の枠縦辺芯材の上下端に、上,下の枠横辺芯材の
    端部を溶接接合してなる枠芯部材と、 上記各枠縦,横辺芯材に嵌合可能な構造を有し、上記各
    枠縦,横辺芯材に嵌合固着した上下左右の中間フレーム
    と、 該各中間フレームに取り付けられ、該中間フレーム及び
    上記各芯材を被覆する上下左右のカバー部材とから構成
    したことを特徴とするガラス扉。
JP4484290U 1990-04-25 1990-04-25 ガラス扉 Expired - Lifetime JPH0636223Y2 (ja)

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