JPH0635973B2 - 涙液中のカルシウムイオンの測定方法 - Google Patents

涙液中のカルシウムイオンの測定方法

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JPH0635973B2 JP63123092A JP12309288A JPH0635973B2 JP H0635973 B2 JPH0635973 B2 JP H0635973B2 JP 63123092 A JP63123092 A JP 63123092A JP 12309288 A JP12309288 A JP 12309288A JP H0635973 B2 JPH0635973 B2 JP H0635973B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、涙液中のカルシウムイオンの測定方法に係
り、更に詳しくは涙液中のカルシウムイオン濃度を機器
を用いることなく、その場で簡単に測定することができ
る方法及びこの方法を実施するに好適なキットに関す
る。
[従来の技術] コンタクトレンズを装用すると、涙液中の蛋白質・脂質
・カルシウム化合物といった成分が、コンタクトレンズ
に汚れとして付着または吸着してしまい、コンタクトレ
ンズの果たすべき機能に支障をきたすとともに、眼組織
に対しても障害を及ぼす場合がある。涙液中の成分がコ
ンタクトレンズに付着すること自体は、コンタクトレン
ズが涙液に接している以上、避けられないことである
が、この涙液中の成分のうち、蛋白質や脂質といった汚
れは、従来の洗浄方法、例えば特公昭53−47810
号公報や特開昭61−61127号公報等による洗浄方
法で、比較的容易に除去することが可能である。しかし
ながら、カルシウム化合物による汚れについては、カル
シウム化合物がコンタクトレンズに固着してしまい、除
去することが困難である。
そこでコンタクトレンズ装用者の涙液について、そのカ
ルシウムイオンの多少を調べることが行なわれており、
涙液中のカルシウムイオン濃度の定量は、従来、原子吸
光分析法や蛍光分析法などによって行なわれている。例
えば、原子吸光分析法による定量は、Uotila MH,SobleR
E,Savory J.が“Measurement of tear calcium level
s”(Invest.Ophthalmol.Vis.Sci.11 258 -259,1972)
に報告しており、蛍光分析法による定量は、Stanley W.
Huth,MA;Paul Hirano;Irving H.Leopold,MD,Dscが“C
alcium in Tears and Contact Lens Wear”(Arch.Opht
halmol.98122-125,1980)に報告している。
また、その他のカルシウムイオン濃度の測定方法として
は、蛍光試薬Fura−2を用いた蛍光分析、EDTAによ
る滴定、細管式等速電気泳動分析などがある。
しかしながら、これらの方法は、カルシウムイオン濃度
を精度良く測定できるものの、各種の機器を用いるな
ど、煩雑な手間と、時間及び設備が必要であるという欠
点がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の涙液中のカルシウムイオンの測定方法は、上述し
た様に、精度良く定量することはできても、各種の機器
を用いるなど手間がかかり、涙液採取後、短時間で結果
を得ることができないという欠点がある。
また、測定対象が涙液ということから、サンプル量及び
サンプリング方法に非常に制限があるという点にも考慮
しなければならない。
従って本発明の課題は、涙液中のカルシウムイオンを、
限られたサンプル量で、短時間に簡便に測定することが
できる方法およびこの方法に好ましく用いられるキット
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、涙液分泌量を測定するためのシルマー試験
後のシルマー試験紙を有効に利用して、涙液中のカルシ
ウムイオンを調べることができれば、カルシウム化合物
のコンタクトレンズへの付着の可能性を予測し、未然に
その防止対策をとるなどの対応が可能となることに着眼
した。そして試験後の涙液を含んだシルマー試験紙の一
定量を一定量の水で抽出処理して得られた抽出液に、カ
ルシウムイオンとキレートを形成する発色試薬を加えて
抽出液を呈色させることにより、涙液中のカルシウムイ
オンを簡易に測定できることを見い出した。さらにシル
マー試験紙以外のものでも、水を吸収する性質を有する
試験紙であれば、同様に使用可能であることを見い出し
た。
従って本発明は、涙液を含ませた、水吸収性試験紙の一
定量を一定量の水で抽出処理して得られた抽出液に、カ
ルシウムイオンとキレートを形成する発色試薬を加えて
前記抽出液を呈色させて、その呈色の度合により涙液中
のカルシウムイオン濃度の高低を評価することを特徴と
する涙液中のカルシウムイオンの測定方法にある。
以下、本発明のカルシウムイオンの測定方法を詳細に説
明する。
本発明の方法により、涙液中のカルシウムイオンを測定
するためには、その試験紙として、水吸収性試験紙を用
いる。水吸収性を要件としたのは、涙液に接触したとき
に涙液を吸収保持させるためである。この試験紙は上記
の水吸収性を有するとともに、涙液を含ませるために眼
組織と接触させた場合に眼組織に悪影響を与えず、無害
なものであれば、いかなるものも用いられるが、濾紙を
用いるのが好ましく、濾紙の中でも特に、涙液分泌量を
測定するためのシルマー試験に用いられるシルマー試験
紙(例えばアルコン社製シルマー涙液試験紙“Schirmer
Tear Test Strips”等)を用いると涙液分泌量の測定
と涙液中のカルシウムイオンの測定とを同時に行なうこ
とができるので特に好ましい。ここでシルマー試験と
は、幅5mm、長さ35mmの濾紙からなるシルマー試験紙
の先端5mmを折り曲げ、これを両下眼瞼外側1/3の部分
の瞼結膜に掛け、5分間放置し、涙で濡れた長さを折り
目部分から測定し、涙液分泌量が正常(10〜30mm)
か涙液減少症(10mm以下)であるかを判断するための
試験である。
上述の如く、シルマー試験後のシルマー試験紙を用いれ
ば涙液分泌量の測定と同時に涙液中のカルシウムイオン
の測定を行なうことができ好適であるので、以下、本発
明の方法をシルマー試験紙を用いた例について説明す
る。
先ずシルマー試験により涙液分泌量を評価した後の涙液
を含んだシルマー試験紙を用意する。この涙液を含んだ
シルマー試験紙はカルシウムイオン測定のための涙液サ
ンプル量を一定にするため、その涙液を含んだ部分を一
定の大きさに切断して使用する。例えば上記の幅5mm、
長さ35mmのシルマー試験紙の場合、涙液を含んだ部分
を長さ10〜30mmとなるように切断する。
次に一定の大きさに切断されたシルマー試験紙を一定量
の水で抽出処理する。この抽出処理に用いられる水は、
涙液中のカルシウムイオンの測定精度を上げるために、
カルシウムイオン等のイオン成分を含まない蒸留水を用
いるのが好ましい。この抽出処理は所定量の水を入れた
抽出用容器中に前記シルマー試験紙片を投入し、撹拌す
ることにより行なわれる。容器が栓付きであれば、密栓
後、激しく振とうしても良い。この抽出処理により、涙
液中のカルシウムイオンは抽出液中に移行する。抽出の
ための水の量は、例えば幅5mm、長さ20mmのシルマー
試験紙片の場合、0.5〜5mlが適当である。0.5ml
未満では、少量すぎてシルマー試験紙片中のカルシウム
イオンを十分に水層に移行させることができないばかり
でなく、後続の発色試薬による抽出液の呈色の判定が判
りずらく、一方、5mlを超えると、カルシウムイオンの
抽出は十分に行なうことができるが、抽出液中のカルシ
ウムイオン濃度が低くなり、後続の発色試薬による抽出
液の呈色の度合が少なく、判定しにくくなるからであ
る。抽出に用いられる水の特に好ましい量は、前記の大
きさのシルマー試験紙片の場合、1〜3mlである。
次にこの抽出液に、カルシウムイオンとキレートを形成
する発色試薬を加えて、抽出液を呈色させ、その呈色の
度合により涙液中のカルシウムイオン濃度の高低を評価
する。用いられる発色試薬としては、カルシウムイオン
濃度によって異なった発色を示す試薬が好ましく、例え
ばo−クレゾールフタレインコンプレクソン、NN希釈
粉末指示薬(商品名ドータイトNNとして市販されてい
る1−(2−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナフチルア
ゾ)−2−ヒドロキシナフトエ酸を粉末状KSO
10倍に希釈した混合物)、EBT試液(エリオクロム
ブラックT0.5gおよび塩酸ヒドロキシルアミン4.
5gをエタノール(90%(V/V))100mlに溶解した
混合物)などが挙げられる。これらの試薬は、カルシウ
ムとキレートを作り発色するが、この時の発色が、肉眼
での判定の容易なものであることが望ましい。中でも、
キレートの形成による発色が、カルシウムイオン濃度が
増加するに従って、青から紫を経て赤に変り、肉眼でと
らえやすいNN希釈粉末指示薬、EBT試液が好まし
い。発色試薬の形態としては、一定量を添加することが
容易であり、前記抽出液に添加した時に、短時間で均一
に溶解するものであれば、特に限定されない。
本発明の好ましい態様によれば、上で得られた抽出液に
前記発色試薬を加える前にその一部を分取し、所定倍率
に希釈して得られた希釈液にも上の抽出液の呈色に用い
たと同一の発色試薬を加えて、この希釈液も呈色させる
ことにより、前記の抽出液の呈色の度合とともに希釈液
の呈色の度合も観察することが可能になり、2つの呈色
の度合の組み合せにより、涙液中のカルシウムイオン濃
度を更に細かな濃度区分で判断することが可能となる。
抽出液の一部を分取して希釈する時の希釈倍率は1.5
〜4倍が適当である。その理由は、1.5倍未満の場合
は、希釈液のカルシウムイオン濃度が抽出液のそれと大
差がなく、一方、4倍を超える場合には、希釈液のカル
シウムイオンが低くなりすぎて、いずれの場合も抽出液
の呈色の度合と希釈液の呈色の度合との組み合せによる
涙液中のカルシウムイオン濃度の判定が困難になるから
である。希釈倍率は2〜3倍であるのが特に好ましい。
尚、発色試薬を上記で調製した抽出液と希釈液に、一定
量ずつ添加して呈色を観察することを考えると、抽出液
と希釈液は、最終的に同体積となっているのが好まし
い。
これらの発色試薬で抽出液又は抽出液と希釈液を正確に
呈色させるためには、溶液のpHが一定でなければならな
いが、pHの調節は、抽出及び希釈用の水について行なっ
ても良く、また発色試薬調製時に行なっても良い。
涙液中のカルシウムイオンを簡易に測定するための本発
明の方法を今迄説明してきたが、例えばシルマー試験紙
のような吸水性試験紙と、涙液を含ませた、水吸収性試
験紙からカルシウムイオンを抽出するための、例えば蒸
留水のような抽出用水を収容する容器と、カルシウムイ
オンとキレートを形成する発色試薬との3点をセットに
した測定用キットがあれば、本発明のカルシウムイオン
の測定方法を、特別な分析技術を必要とせずに極めて簡
便に行なうことができる。従ってこの測定用キットも本
発明に包含される。
なお、本発明のカルシウムイオンの測定方法を、上述の
好ましい態様である抽出液と希釈液の両者を呈色させる
方法により実施することを可能にするために、前記の測
定用キットは、抽出液の一部を希釈するための、例えば
蒸留水のような希釈用水を収容する希釈用容器を含むこ
とができる。なお、抽出用容器と希釈用容器は、上述の
如く抽出液と希釈液とを同体積にして呈色させるのが好
ましいので、同形で同容量とするのが好ましい。これら
の容器として好ましいものは、スピッツ、バイアル、試
験管などである。
また手持ちのシルマー試験紙がある場合には、涙液中の
カルシウムイオン測定用キットを、前記の容器(抽出用
容器又は抽出容器と希釈用容器)と前記の発色試薬とで
構成しても良い。また通常、蒸留水が用いられる抽出用
水及び希釈用水並びにこれらを予備貯蔵するための容器
は、これらの手持ちがある場合は不要であるが、必要に
応じて本発明のカルシウムイオン測定用キットに含ませ
ても良い。さらに、発色試薬及び抽出用水や希釈用水の
所定量を採取するためのスポイトやピペット等をキット
の付属品とすることもできる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1 (1)シルマー試薬紙 (2)スピッツ(A)(蒸留水3ml入り) (3)スピッツ(B)(蒸留水1ml入り) (4)EBT試液(アンモニア緩衝液でpH10に調節済) 上記4点をセットにして、涙液中のカルシウムイオン測
定用キットとした。シルマー試験後に涙液を含んだシル
マー試験紙2枚(両眼から同時に採取)のうちの1枚を
先端から20mmの所で切断し、蒸留水3ml入りのスピッ
ツ(A)に入れ、よく撹拌して抽出処理した。次にこのス
ピッツ(A)から1mlの抽出液を分取して、蒸留水1ml入
りのスピッツ(B)に入れ、よく撹拌して希釈処理した。
従ってこの段階においてスピッツ(A)の内容物の体積は
2ml、スピッツ(B)の内容物の体積も2mlで同量であ
り、スピッツ(B)の内容物の希釈倍率は2倍であった。
次に各々スピッツ(A),(B)に、EBT試液2滴を加え、
撹拌してスピッツ(A)及び(B)について直ちに呈色を観察
した。
もう一枚のシルマー試験紙は、原子吸光分析法による分
析を行ない、涙液中のカルシウムイオン濃度を定量し
た。
20名(NO.1〜20)の涙液について、以上の方法で
テストした結果を、表−1に示す。
表−1より明らかなように、スピッツ(A)の抽出液及び
スピッツ(B)の希釈液を呈色させる本実施例の方法によ
れば、2つの呈色の度合の組み合せにより涙液中のカル
シウムイオン濃度の高低を4段階で判定可能であり、こ
の判定結果は、従来の原子吸光分析法による結果と極め
て高い相関性を有していた。
実施例2 (1)シルマー試験紙 (2)バイアル(A)(蒸留水2ml入り、8NKOH1滴でpH
調節済) (3)バイアル(B)(蒸留水1ml入り、8NKOH1滴でpH
調節済) (4)NN希釈粉末指示薬(ドータイトNN(市販品)を
粉末状KSOで10倍に希釈したもの) 上記4点をセットにして、涙液中のカルシウムイオンの
測定用キットとした。シルマー試験後に涙液を含んだシ
ルマー試験紙2枚(両眼から同時に採取)のうちの1枚
を先端から20mmの所で切断し、蒸留水2ml入りのバイ
アル(A)に入れ、よく撹拌して抽出処理した。次にこの
バイアル(A)から0.5mlの抽出液を分取して、蒸留水
1ml入りのバイアル(B)に入れ、よく撹拌して希釈処理
した。
従ってこの段階においてバイアル(A)の内容物の体積
は、1.5ml、バイアル(B)の内容物の体積も1.5ml
で同量あり、バイアル(B)の内容物の希釈倍率は3倍で
あった。
次に各々のバイアル(A),(B)に、NN希釈粉末指示薬約
10mgを加え、撹拌してバイアル(A),(B)について直ち
に呈色を観察した。
もう一枚のシルマー試験紙は、原子吸光分析法による分
析を行ない、涙液中のカルシウムイオン濃度を定量し
た。
20名(NO.21〜40)の涙液について、以上の方法
でテストした結果は、表−2に示すように、2種類の呈
色の組み合わせによって、涙液中のカルシウムイオン濃
度を、前記実施例1と同様に4段階に判定することがで
きた。
実施例3 (1)シルマー試験紙 (2)試験管(A)(蒸留水1.2ml入り) (3)試験管(B)(蒸留水0.4ml入り) (4)EBT試液(アンモニア緩衝液でpH10に調節済) 上記4点をセットにして、涙液中のカルシウムイオン測
定用キットとした。シルマー試験後に涙液を含んだシル
マー試験紙2枚(両眼から同時に採取)のうちの1枚を
先端から15mmの所で切断し、蒸留水1.2ml入りの試
験管(A)に入れ、よく撹拌して抽出処理した。次にこの
試験管(A)から0.4mlの抽出液を分取して、蒸留水
0.4ml入りの試験管(B)に入れ、よく撹拌して希釈処
理した。
従ってこの段階において試験管(A)の内容物の体積は、
0.8ml、試験管(B)の内容物の体積も0.8mlで同量
であり、試験管(B)の内容物の希釈倍率は2倍であっ
た。
次に各々の試験管(A),(B)に、EBT試液1滴を加え、
撹拌して試験管(A),(B)について直ちに呈色を観察し
た。
もう一枚のシルマー試験紙は、原子吸光分析法による分
析を行ない、涙液中のカルシウムイオン濃度を定量し
た。
20名(NO.41〜60)の涙液について、以上の方法
でテストした結果は、表−3に示すように、2種類の呈
色の組み合せによって、涙液中のカルシウムイオン濃度
を、前記実施例1,2と同様に4段階に判定することが
できた。
[発明の効果] 本発明の涙液中のカルシウムイオンの測定方法によれ
ば、短時間で簡便に涙液中のカルシウムイオン濃度を測
定することが可能である。
更に、この測定結果から、コンタクトレンズ装用開始後
のカルシウム化合物の付着の可能性を予測することが可
能であり、クリーニングを頻繁に行なうなどの指導を行
なうことで、コンタクトレンズへの汚れ付着を未然に防
ぐことあるいは軽減することが可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】涙液を含ませた、水吸収性試験紙の一定量
    を一定量の水で抽出処理して得られた抽出液に、カルシ
    ウムイオンとキレートを形成する発色試薬を加えて前記
    抽出液を呈色させて、その呈色の度合により涙液中のカ
    ルシウムイオン濃度の高低を評価することを特徴とする
    涙液中のカルシウムイオンの測定方法。
  2. 【請求項2】前記発色試薬を加える前に、前記抽出液の
    一部を分取し、所定倍率に希釈して得られた希釈液にも
    前記発色試薬を加えてこの希釈液も呈色させて、抽出液
    の呈色の度合と希釈液の呈色の度合の組み合せにより、
    涙液中のカルシウムイオン濃度の高低を評価する、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】水吸収性試験紙と、涙液を含ませた、水吸
    収性試験紙からカルシウムイオンを抽出するための抽出
    用水を収容する抽出用容器と、カルシウムイオンとキレ
    ートを形成する発色試薬とを含むことを特徴とする、涙
    液中のカルシウムイオンの測定方法を実施するためのキ
    ット。
  4. 【請求項4】前記抽出用容器を用いて得られた抽出液の
    一部を希釈するための希釈用水を収容する希釈用容器を
    更に含む、請求項3に記載のキット。
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