JPH063570A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

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Publication number
JPH063570A
JPH063570A JP16275492A JP16275492A JPH063570A JP H063570 A JPH063570 A JP H063570A JP 16275492 A JP16275492 A JP 16275492A JP 16275492 A JP16275492 A JP 16275492A JP H063570 A JPH063570 A JP H063570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
lens
diaphragm
lens holding
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP16275492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Kimura
修三 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP16275492A priority Critical patent/JPH063570A/ja
Publication of JPH063570A publication Critical patent/JPH063570A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lens Barrels (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のレンズ保持部内径を一回の切削加工で
順次加工して形成されたレンズ鏡胴本体に絞り部を固着
して、前記レンズ保持部に固定する各レンズの光軸のず
れを防止するレンズ鏡胴を提供する。 【構成】 レンズ鏡胴本体22の外周面を旋盤の回転チ
ャック部54にチャッキングし、回転チャック部54を
回転させてレンズ鏡胴本体22を回転させ、レンズ鏡胴
本体22の内部に、切削用バイト56を回転チャック部
54とは反対方向から挿入して、バイト56の刃先58
をレンズ保持部30の位置に配置する。そして、バイト
56にレンズ保持部30の径方向、及びレンズ鏡胴本体
22の軸方向に送りを与えてレンズ保持部30、32、
絞り固定部52、及びレンズ保持部26、24を順次切
削加工する。そして、レンズ保持部24乃至30と絞り
固定部52の切削加工終了後、レンズ鏡胴本体22を回
転チャック部54から取り外し、絞り板50を絞り固定
部52に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ鏡胴に係り、特に
複写機等に取り付けられるレンズ鏡胴置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレンズ鏡胴は図5に示す
ように、筒状に形成されたレンズ鏡胴本体1の内部に複
数のレンズ保持部2、3、4、5がレンズ鏡胴本体1の
長手方向に沿って形成されている。前記レンズ保持部
2、3、4、5は、レンズ鏡胴本体1の両側から中央部
に向かうに従い、その内径が小さくなるように段付きに
切削加工されており、これらのレンズ保持部2、3、
4、5にレンズ6、7、8、9が光軸を一致させて固定
される。
【0003】また、レンズ鏡胴本体1の略中央部には、
固定絞り孔10を有する絞り部11が配置される。この
絞り部11は、レンズ保持部2、3、4、5の切削加工
時に切削加工されてレンズ鏡胴1と一体に形成されてい
る。ところで、前記レンズ保持部2、3、4、5と絞り
部11の切削工程は、絞り部11がレンズ鏡胴本体1と
一体に形成されているために、一回の切削工程で加工し
ようとすると切削用バイトが絞り部11に引っ掛かるの
で、2回に分けて切削加工されている。
【0004】即ち、その切削加工方法は、例えば絞り部
11に対し右側のレンズ鏡胴本体1の外周面を旋盤の回
転チャック部にチャッキングして、回転チャック部を回
転させることによりレンズ鏡胴本体1を回転させる。そ
して、切削用バイトを絞り部11に対し左側から挿入
し、バイトにレンズ保持部の径方向、及びレンズ鏡胴本
体の軸方向に送りを与えて、絞り部11の左側面11a
とレンズ保持部2、3の内径部とを順次切削加工する。
【0005】次に、レンズ鏡胴本体1を回転チャック部
から取り外して、絞り部11に対し左側のレンズ鏡胴本
体1の外周面を前記回転チャック部にチャッキングして
レンズ鏡胴本体1を回転させ、そして、前述したように
バイトを挿入し、絞り部11の右側面11bとレンズ保
持部4、5の内径部とを順次切削加工する。このように
して、レンズ保持部2、3、4、5と絞り部11とを2
回の切削工程で形成するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンズ鏡胴は、レンズ保持部2、3、4、5と絞り部1
1とを2回の切削工程で加工しているので、絞り部11
に対してレンズ保持部2、3側とレンズ保持部2、3側
とにチャッキングによる芯ずれが生じる。これにより、
レンズ保持部2、3とレンズ保持部4、5に固定される
各レンズの光軸がずれるという欠点がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、複数のレンズ保持部を一回の切削工程で加工
し、光軸のずれを防止できるレンズ鏡胴を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、両側から中央部に向かうに従い複数のレンズ
保持部内径が小さくなるように段付きに切削加工された
筒状のレンズ鏡胴であって、その略中央部に絞り部が配
置されるレンズ鏡胴に於いて、前記複数のレンズ保持部
内径を順次切削加工することにより形成されたレンズ鏡
胴本体に前記絞り部を固着して成ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の特徴は、絞り部をレンズ鏡胴本体に一
体に形成するのではなく、別体の絞り部を設けて、この
絞り部をレンズ保持部の切削加工終了後にレンズ鏡胴本
体の所定の位置に固着するようにした。これにより、複
数の前記レンズ保持部は、一回の切削工程で加工できる
ので、レンズ保持部の芯ずれを防止できる。従って、レ
ンズ保持部に固定される各レンズの光軸のずれを防止す
ることができる。
【0010】また、 前記複数のレンズ保持部の切削加
工時に、絞り部の取付用溝を切削加工し、この取付用溝
に、弾性部材で薄片状に形成された絞り部を嵌合させて
も良い。この絞り部は、略八角形状に形成することによ
って、前記取付用溝に容易に嵌合させることができる。
【0011】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るレンズ鏡
胴の好ましい実施例について詳説する。図1は本発明に
係るレンズ鏡胴20の第1実施例を示す断面図である。
前記レンズ鏡胴20は、筒状に形成されたレンズ鏡胴本
体22の内部に、その周面が円形状のレンズ保持部2
4、26、28、30がレンズ鏡胴本体22の長手方向
に沿って形成される。これらのレンズ保持部24、2
6、28、30は、レンズ鏡胴本体22の両端部22
a、22b側から中央部に向かうに従い、その内径が小
さくなるように段付きに切削加工されている。また、前
記レンズ保持部24、26、28、30には、大きさの
異なるレンズ32、34、36、38がその各光軸が一
致するように配置される。
【0012】前記レンズ32とレンズ34とは、スペー
サリング40によって所定の隙間をもって配置されると
共に、レンズ鏡胴本体22の端部22aからねじ込まれ
たリングねじ42によって押圧固定される。また、前記
レンズ36とレンズ38も同様に、スペーサリング44
によって所定の隙間をもって配置されると共に、レンズ
鏡胴本体22の端部22bからねじ込まれたリングねじ
46によって押圧固定されている。
【0013】一方、レンズ鏡胴本体22の内部略中央部
には、固定絞り孔48を有する絞り板50が固着され
る。この絞り板50は、ドーナツ形状に形成されて、レ
ンズ鏡胴本体22に切削加工された周面円形状の絞り固
定部52に固定される。次に、前記の如く構成されたレ
ンズ鏡胴10の加工方法について図2を参照しながら説
明する。
【0014】先ず、レンズ保持部24乃至30の切削加
工前のレンズ鏡胴本体22を図示しない旋盤の回転チャ
ック部54にチャッキングし、この回転チャック部54
を回転させてレンズ鏡胴本体22を回転させる。次に、
レンズ鏡胴本体22の内部に、切削用バイト56を回転
チャック部54とは反対方向から挿入して、バイト56
の刃先58をレンズ保持部30の位置に配置する。次い
で、バイト56にレンズ保持部30の径方向(図中上方
向)、及びレンズ鏡胴本体22の軸方向(図中左方向)
に送りを与えてレンズ保持部30を切削加工する。
【0015】次に、前記レンズ保持部28を切削加工す
るには、バイト56をレンズ保持部30の位置から所定
量下げると共に、図中左方向に送りを与えてレンズ保持
部28を切削加工する。このようにして、絞り固定部5
2、レンズ保持部26、及びレンズ保持部24を順次切
削加工する。
【0016】そして、レンズ保持部24乃至30と絞り
固定部52の切削加工が終了した後、レンズ鏡胴本体2
2を回転チャック部54から取り外し、前述した絞り板
50を絞り固定部52に固着する。即ち、本実施例のレ
ンズ鏡胴20によれば、絞り部11(図5参照)をレン
ズ鏡胴本体1(図5参照)に一体に形成するのではな
く、別体の絞り板52をレンズ保持部24乃至30の切
削加工の後に、レンズ鏡胴本体22に固着するようにし
た。
【0017】これにより、切削加工時にバイト56が絞
り板50に引っ掛かることなく、レンズ保持部24乃至
30を一回の切削工程で加工できる。従って、レンズ保
持部24乃至30の芯ずれを防止できるので、レンズ保
持部24乃至30に固定される各レンズ32乃至38の
光軸のずれを防止できる。図3は、本発明に係るレンズ
鏡胴60の第2実施例を示す断面図であり、図1、図2
に示した部材と同一若しくは類似について同一の符号を
付し、その説明は省略する。
【0018】図3に示したレンズ鏡胴22は、図2に示
したレンズ保持部24乃至30の切削加工時に、レンズ
鏡胴本体22の内部略中央部に絞り片62の取付用溝6
4をバイト56によって切削加工したものである。この
絞り片62はプラスチック等の弾性片(マイラー板)で
形成されると共に、図4に示すようにその中央部に所定
の絞り孔66が開口されている。また、絞り片62は、
円形の前記取付用溝64に嵌合し易くする為に、円形板
から上下左右が切除されてその周部が略八角形状に形成
されている。これにより、絞り片62は、単なる円形板
の場合と比べて極めて容易に前記取付用溝64に嵌合す
ることができる。
【0019】また、第2実施例も第1実施例と同様に、
バイト56が絞り片62に引っ掛かることなく、レンズ
保持部24乃至30を一回の切削工程で加工できるの
で、各レンズ32乃至38の光軸のずれを防止できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
鏡胴によれば、複数のレンズ保持部の切削加工の後に、
絞り部をレンズ鏡胴本体の所定の位置に固着するように
したので、前記複数のレンズ保持部を一回の切削工程で
加工することができる。これにより、前記レンズ保持部
の芯ずれを防止できるので、レンズ保持部に固定される
各レンズの光軸のずれを防止することができる。
【0021】また、 前記複数のレンズ保持部の切削加
工時に、絞り部の取付用溝を切削加工し、この取付用溝
に、弾性部材で薄片状に形成された絞り部を嵌合させて
も良い。この絞り部は、略八角形状に形成することによ
って、前記取付用溝に容易に嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡胴の第1実施例を示す断
面図
【図2】本発明に係るレンズ鏡胴の加工方法を示す断面
【図3】本発明に係るレンズ鏡胴の第2実施例を示す断
面図
【図4】本発明に係るレンズ鏡胴に適用された絞り片の
実施例を示す正面図
【図5】従来のレンズ鏡胴の実施例を示す断面図
【符号の説明】
20、60…レンズ鏡胴 22…レンズ鏡胴本体 24、26、28、30…レンズ保持部 32、34、36、38…レンズ 50…絞り板 56…バイト 62…絞り片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側から中央部に向かうに従い複数のレ
    ンズ保持部内径が小さくなるように段付きに切削加工さ
    れた筒状のレンズ鏡胴であって、その略中央部に絞り部
    が配置されるレンズ鏡胴に於いて、 前記複数のレンズ保持部内径を順次切削加工することに
    より形成されたレンズ鏡胴本体に前記絞り部を固着して
    成るレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 両側から中央部に向かうに従い複数のレ
    ンズ保持部内径が小さくなるように段付きに切削加工さ
    れた筒状のレンズ鏡胴であって、その略中央部に絞り部
    が配置されるレンズ鏡胴に於いて、 前記複数のレンズ保持部内径と絞り部の取付用溝とを切
    削加工することにより形成されたレンズ鏡胴本体に、弾
    性部材で薄片状に形成された絞り部を前記絞り部の取付
    用溝に嵌合させて成るレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 前記絞り部は、前記絞り部の取付用溝に
    嵌合し易いように、略八角形状に形成されていることを
    特徴とする請求項2記載のレンズ鏡胴。
JP16275492A 1992-06-22 1992-06-22 レンズ鏡胴 Pending JPH063570A (ja)

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JP16275492A JPH063570A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 レンズ鏡胴

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Family

ID=15760620

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117702A (ja) * 2001-10-04 2003-04-23 Olympus Optical Co Ltd レンズ鏡筒加工装置
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CN103268006A (zh) * 2013-06-05 2013-08-28 苏州百纳思光学科技有限公司 硫系玻璃透镜阵列圆片制造远红外镜头的结构和方法

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