JPH0635558U - 扉の施錠装置 - Google Patents

扉の施錠装置

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JPH0635558U
JPH0635558U JP7750292U JP7750292U JPH0635558U JP H0635558 U JPH0635558 U JP H0635558U JP 7750292 U JP7750292 U JP 7750292U JP 7750292 U JP7750292 U JP 7750292U JP H0635558 U JPH0635558 U JP H0635558U
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JP7750292U
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敏裕 大島
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日本電子ロック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカー等の合鍵の不正使用を避けるため、
扉の施錠装置に対し、付け換え可能な南京錠を利用する
一方で、南京錠の扉表面からの出張りをなくし、人が引
掛かったりする危険を排除し、外観の見栄えを良くし
た。 【構成】 扉2の外面側に凹部4を設け、扉2を固定枠
部aに係合又は離脱させる錠止片11を回動可能に設
け、前記錠止片11に連係して先端部11bが凹部4内
に突出入する従動片7を備え、従動片7の先端部7bに
設けた掛け孔24に南京錠を着け外しする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、学校等で用いられるロッカー等の保管家具における扉の施錠装置の 改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロッカー等の保管家具における扉の施錠装置としては、一般にシリンダ錠を用 いるのが極く普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
シリンダ錠を備えたロッカーを学校で用いた場合、卒業前の学生、生徒がシリ ンダ錠の合鍵を作ることがあり、卒業後それを不正に使用するようなことが時と して生じ、防犯上問題を起すことがあった。この問題は病院の患者用ロッカーで も起り得る。
【0004】 上記の不都合を解消するため、ロッカーの使用者が変わる毎に異なる鍵のシリ ンダ錠に変えることは、防犯上効果はあるが、面倒な手間が掛かる上、多額の経 費が掛かり好ましくない。
【0005】 別の手段としては、ロッカーの施錠装置として、旧来の掛け金具、U字状又は 環状金具及び南京錠を用いたいわゆる通常の南京掛けを利用することも考えられ る。
【0006】 この南京掛けによれば、必要に応じ南京錠を変えることができ、防犯上は好ま しいが、金具並びに錠が扉の外面に突出することになり、使用者や付近を通る人 が衣服を引掛けたりして危険であり、また、外観上見栄えが悪い。
【0007】 本考案は、前述の問題点を悉く解決するために提案されたもので、盗難を未然 に防止し、衣服等の引掛かり並びに扉前面の見栄えの低下のない好ましい扉の施 錠装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案による扉の施錠装置は、扉の外面側の自由 側端縁部に凹部を設け、扉が嵌まる固定側枠部に対し手指で係合又は離脱させる 錠止片を前記扉の内面側に位置して回動可能に設け、前記錠止片に連係して先端 が前記凹部に設けた貫通孔を通じて該凹部内に突出入する従動片を備え、従動片 の先端部に南京錠つるを着脱自在に挿通させる掛け孔を設け、施錠状態において 南京錠が扉の凹部内に収まるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記の様に構成された本考案の扉の施錠装置によれば、解錠状態(図2〜4) においては、扉の内面側に回動可能に取り付けられた錠止片は、扉が嵌まり込む 固定側枠部、すなわち、ロッカー本体側枠部から離脱状態にある。この状態では 、周知の空錠装置の把手を持って扉は自由に開閉できる。
【0010】 扉を施錠状態にするには、扉を閉止し、つまみその他の作用片を手指で持って 錠止片を所定の方向に回動させる(図8、9)。
【0011】 錠止片の回動に伴ってこれに連係する従動片は変位し、該従動片の先端は、貫 通孔を挿通扉凹部内に突出する。
【0012】 ここで、従動片の掛け孔に南京錠のつるを挿通し、南京錠を閉じれば(図5〜 7)、南京錠のつるが従動片の逆動を阻止するところとし、従動片に連係する錠 止片の変位も拘束され、本考案装置は施錠状態となる。なお、この装置を解錠さ せるには、前記と逆の操作を行えばよいことは言うまでもない。
【0013】
【実施例】 以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。実施例においては、本考案装 置をロッカーの扉に使用したものとして説明するが、本考案は戸棚、郵便受け等 、他の類似の保管家具の扉に対しても利用できる。
【0014】 本考案装置の各部材は、鉄、真ちゅう等の金属材料、強靱な合成樹脂材料で作 られるのが普通である。
【0015】 図1は、学校等で使用されるロッカーに対しこの考案を実施した態様を表わし 、符号1はロッカー本体、1aは固定側枠部、すなわち、ロッカー本体1側の枠 部、2は枠部1aに嵌まり合った扉、3は蝶番、4は扉の外面側に後方に向け設 けた凹部、5は施錠機構の基板、6は後に詳述する錠止片(11)を作用させる つまみその他の操作片、7は後に詳述する従動片、8は従動片7に取り付けた南 京錠、9は周知の空錠の把手、10は名札入れをそれぞれ示す。
【0016】 本考案装置の解錠状態を示す図2〜4及び分解状態を示す図10を参照して、 施錠機構の基板5は、ロッカー扉2に設けた取付開口部2aに溶接その他任意の 固定手段で取り付けてある。
【0017】 凹部4はこの基板5に一体に設けてあるが、扉2に直接設けてもよい。いずれ にしても、この凹部4は扉2の外面側に後方側に凸に備えるものである。
【0018】 本考案の施錠装置には周知の空錠装置が併設してあり、その空錠装置は、前記 の基板5に一体又は別体として設けた取付部材30と、取付部材30に回動自在 に嵌装した軸体31と、軸体31に一体的に設けられた把手9及びノッチ33と 、前記取付部材30と軸体31との間に設けられたばね手段34とから構成され ている。把手9は凹部4に設けた長穴35から凹部4内に収まるように突出して いる。
【0019】 この空錠装置の操作は、把手9をばね手段34に抗して手指で動作させ、軸体 31の回動に伴ってノッチ33をロッカー本体1の枠部1aに係合又は離脱させ ることによって行い、もって扉2を開閉させるもので、周知の空錠装置の操作と 変わらない。
【0020】 符号11はロッカー本体1の枠部1aに対し先端部11bを係合又は離脱させ る錠止片で、扉2を施錠状態又は解錠状態とする。
【0021】 この錠止片11は、回転軸12(図10参照)を兼ねる一体のつまみその他の 操作片6に結合する。図示例の結合手段は、回転軸12の後端部に一体に設けた 横断面異形の取付軸14を、錠止片11の基端部11aに設けた対応する形状の 取付穴11bに嵌め込んだ後、ワッシャ15及びねじ16で止めたものである。
【0022】 前記の回転軸12は、基板5に設けた支承孔17(図10参照)に挿通され、 回転可能に支持されている。回転軸12の後方への抜け出しは、基板5、すなわ ち、扉2の外面側に位置し、軸12に対しつば状に形成されたつまみ、すなわち 、操作片6によって阻止される。
【0023】 なお、支承孔17は段状に形成され、つまみ6が嵌め込まれるようになされて いるが、この構成は扉2の外面側を可及的扁平に形成するという目的に合致し、 好ましい。
【0024】 前記のつまみその他の操作片6を手指で掴んで矢印A方向に回せば、回転軸1 2に固定された錠止片11も同様に矢印A方向に回動する。また逆方向に操作片 6を回せば、錠止片11も同様に逆方向に回動する。
【0025】 図10において、基板5に設けられた圧縮ばね18と小球18a及び錠止片1 1に設けられた2つの小孔18bは、回動範囲の始端と終端を手指に感知させる 周知のクリック手段であるから、ここでは更に詳細な説明は省略する。
【0026】 前記錠止片11の基端部11aには、後方に向け駆動ピン19が突設されてい る。この駆動ピン19は従動片7の基端部7aに設けた長孔20に摺動可能に係 合させてある。
【0027】 従動片7は、基板凹部4の後面に可動に当接させてあり、凹部4に固定させた 案内部材21の案内により、上下に直線的に変位できるように案内されている。
【0028】 案内部材21は、一体に突設した2つの取付片21a及びねじ22で凹部4の 後面に固定されている。尚、符号21bは案内部材21における案内部である。
【0029】 前記従動片7の先端7bは、該従動片7の直線的変位により、凹部4に設けた 貫通孔23を通じて該凹部4の空間内に突出入できるようにしてある。
【0030】 更に、従動片7の先端部7bには、南京錠8のつる8aを着脱自在に挿通させ る掛け孔24が設けてある。
【0031】 解錠位置(図2〜4)にある錠止片11及び従動片7を施錠位置(図5〜7) に変位させるには、つまみ6により錠止片11を矢印A方向に回し(図8、9) 、その先端部を固定側枠部1aに係合させる。この際、錠止片11に連係する従 動片7は矢印B方向に変位して、その先端部7bが凹部4内に突出するところと なる。
【0032】 図7に明示するように、従動片7の先端部7bを扉2の凹部4内に突出させた 状態で、掛け孔24に南京錠8のつる8aを挿通し南京錠8を閉じれば、従動片 7又はそれに連係する錠止片11を解錠方向に変位させようとしても、南京錠8 のつる8aが凹部4の壁面に当接するところとなり、従動片7並びに錠止片11 の変位が拘束され、施錠状態が保持されることになる。
【0033】 図示の実施例においては、錠止片11及び従動片7の形状は、数段に亘って折 り曲げられた形をなすが、これは周辺の部材との関係でこのような形に形成され たものである。従って、錠止片11及び従動片7の形状は他の任意の形にするこ とができ、実施例の形状に限るものではない。
【0034】 錠止片11の回転運動を従動片7の直線運動に変える連係手段として、実示例 ではピン19と長孔20を用いているが、他の連係手段を用いることもできる。 その一例を挙げると、錠止片の基部に歯車を設け、従動片にラックを設けて、両 者を噛合させる手段である。
【0035】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の扉の施錠装置によれば、ロッカー等 の保管家具において、扉に設けた凹部に突出入させる従動片に南京錠を掛けるこ とにより、従動片に連係する錠止片の施錠状態を保持するようにしたものである から、ロッカー等の使用者が変わった場合など、必要に応じて、鍵の異なる別の 市販の南京錠に自由に変えることができ、盗難を未然に防止する上で極めて有利 であるばかりでなく、シリンダ錠を用いたものと比較して、錠の変更を容易にし て安い費用で行うことができる効果がある。
【0036】 また、本考案では南京錠を使用しているにも関わらず、該南京錠は施錠時扉の 凹部内に収まるようにしてあり、扉の外面より突出することがないので、使用者 や付近を通る人が衣服を引掛けたりする危険がなく安全であり、また、外観上の 見栄えもよいなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の扉の施錠装置を実施したロッカーの斜
視図。
【図2】本考案施錠装置を図1から取り出し拡大して示
す解錠状態の背面図。
【図3】一部を切除して示すその側面図。
【図4】その正面図。
【図5】本考案錠装置を図1から取り出し拡大して示す
施錠状態の背面図。
【図6】一部を切除して示すその側面図。
【図7】その正面図。
【図8】本考案施錠装置を図1から取り出し拡大して示
す施錠操作過程時の正面図。
【図9】その背面図。
【図10】本考案施錠装置を図1から取り出し拡大して
示す施錠状態の分解斜視図。
【符号の説明】
1 ロッカー 1a 枠部 2 扉 4 凹部 7 従動片 7b 先端部 8 南京錠 8a つる 23 貫通孔 24 掛け孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の外面側の自由側端部に凹部を設け、
    扉が嵌まる固定側枠部に対し手指で係合又は離脱させる
    錠止片を前記扉の内面側に位置して回動可能に設け、前
    記錠止片に連係して先端が前記凹部に設けた貫通孔を通
    じて該凹部内に突出入する従動片を備え、従動片の先端
    部に南京錠のつるを着脱自在に挿通させる掛け孔を設
    け、施錠状態において南京錠が扉の凹部内に収まるよう
    にしたことを特徴とする扉の施錠装置。
JP1992077502U 1992-10-12 1992-10-12 扉の施錠装置 Expired - Fee Related JP2590998Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5625129B1 (ja) * 2014-01-29 2014-11-12 株式会社白井産業 収納容器及び取っ手器具

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