JPH0635450Y2 - Ａｖ機器用トランス取付装置 - Google Patents
Ａｖ機器用トランス取付装置Info
- Publication number
- JPH0635450Y2 JPH0635450Y2 JP11626688U JP11626688U JPH0635450Y2 JP H0635450 Y2 JPH0635450 Y2 JP H0635450Y2 JP 11626688 U JP11626688 U JP 11626688U JP 11626688 U JP11626688 U JP 11626688U JP H0635450 Y2 JPH0635450 Y2 JP H0635450Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- chassis
- absorbing member
- vibration
- vibration absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
この考案はAV機器用トランス取付装置に関し、さらに詳
しくは、トランスで発生する振動から他の電子回路を絶
縁したトランス取付装置に関する。
しくは、トランスで発生する振動から他の電子回路を絶
縁したトランス取付装置に関する。
アンプなどで代表されるAV機器にはトランスを搭載した
ものがあり、そのトランスは通電した場合に振動を発生
し、同一シャーシに搭載した電子回路基板にその振動が
伝えられることで制御信号を乱すことがあるため、トラ
ンスと、これを搭載ししたシャーシとの間に振動の伝播
を防ぐ絶縁部材として、ゴムなどのクッションが設けら
れる。 例えば、第４図に示されるように、トランス１の下縁部
に複数箇所張出して設けたフランジ1Aを、クッション２
を介してシャーシ３に対してボルト４により固定されて
いる。
ものがあり、そのトランスは通電した場合に振動を発生
し、同一シャーシに搭載した電子回路基板にその振動が
伝えられることで制御信号を乱すことがあるため、トラ
ンスと、これを搭載ししたシャーシとの間に振動の伝播
を防ぐ絶縁部材として、ゴムなどのクッションが設けら
れる。 例えば、第４図に示されるように、トランス１の下縁部
に複数箇所張出して設けたフランジ1Aを、クッション２
を介してシャーシ３に対してボルト４により固定されて
いる。
上述のようなトランス取付装置は、クッション部材がボ
ルトによる取付け位置において共締めされることから、
取付け強度上の必要性からかなり堅く締着されることに
なって、クッション部材の弾性が失われて振動の絶縁体
としての機能が失われ、他の回路基板５に振動が伝播し
たり、トランスの振動が機器のボンネットや、ヒートシ
ンク搭載機ではそのヒートシンクを振動させて、異常音
を発生させるなどの問題がある。 そこで、この考案はトランスの振動に対して絶縁部材と
しての機能するクッション材の弾性を損うことなく、し
かも、トランスに発生する振動の伝播を確実に防止でき
る取付け装置を提供しようとするものである。
ルトによる取付け位置において共締めされることから、
取付け強度上の必要性からかなり堅く締着されることに
なって、クッション部材の弾性が失われて振動の絶縁体
としての機能が失われ、他の回路基板５に振動が伝播し
たり、トランスの振動が機器のボンネットや、ヒートシ
ンク搭載機ではそのヒートシンクを振動させて、異常音
を発生させるなどの問題がある。 そこで、この考案はトランスの振動に対して絶縁部材と
しての機能するクッション材の弾性を損うことなく、し
かも、トランスに発生する振動の伝播を確実に防止でき
る取付け装置を提供しようとするものである。
上述のような目的を達成するために、この考案は、少な
くとも、周縁がシャーシに形成された凹陥部の周囲に固
定されている吸振部材と、この吸振部材上に搭載されて
いるトランスとを備え、前記吸振部材は周縁近くに変形
許容部をもち、その内側に支持脚用の透孔をもち、前記
トランスは吸振部材に穿けてある透孔を貫いてシャーシ
に触れず架台に接触する支持脚をもち、シャーシの支持
脚とトランスの支持脚とにより架台上で支持されるよう
に構成したことを特徴とするものである。
くとも、周縁がシャーシに形成された凹陥部の周囲に固
定されている吸振部材と、この吸振部材上に搭載されて
いるトランスとを備え、前記吸振部材は周縁近くに変形
許容部をもち、その内側に支持脚用の透孔をもち、前記
トランスは吸振部材に穿けてある透孔を貫いてシャーシ
に触れず架台に接触する支持脚をもち、シャーシの支持
脚とトランスの支持脚とにより架台上で支持されるよう
に構成したことを特徴とするものである。
トランスの重量はシャーシではなく、架台上に直接加え
られるので、吸振部材の弾性を犠牲にせず、しかも、吸
振部材とシャーシとの間に変形を許容する部分があるた
めにトランスの振動はシャーシに伝播されない。
られるので、吸振部材の弾性を犠牲にせず、しかも、吸
振部材とシャーシとの間に変形を許容する部分があるた
めにトランスの振動はシャーシに伝播されない。
以下、この考案の実施例を添付した図面の第１図ない
し、第３図に沿って説明する。これらの図において、符
号10はシャーシを示し、その底面11には四隅にインシュ
レータをもつ支持脚12が取付けられ、底面11の下部に空
間を形成するスペーサの機能をもっている。このシャー
シ10におけるトランス20の取付け位置には、トランス20
の投影面積より広い範囲にわたって底面11がくぼんで形
成された凹陥部11Aが設けてある。この凹陥部11Aにはト
ランス20の支持脚21を通す透孔11Bが四隅に穿けられ、
中央部には輸送中のトランス20を保護するロックボルト
用透孔11Cが穿けてある。 この凹陥部11Aを覆う大きさと、形状をもつ吸振部材で
あるクッション部材13が用意され、このクッション部材
13の四隅にはボルト孔13Aが穿けてあり、シャーシ10の
底面11に対してボルト14により取付けることができるよ
うになっている。 このクッション部材13のボルト孔13Aに近い部分には、
少なくとも、左右両端に凹溝13Bによる肉薄部13Cが形成
されて変形許容部になっている。 この凹溝13Bの内側にはトランス20に設けた支持脚21を
挿通する透孔13Dが４個穿けてあり、これらの透孔13Dで
囲まれる領域の内側には４つのボルト孔13Eと、ロック
ボルト15を通すボルト孔13Fが穿設されている。 さらに、クッション部材13の底面にはこれを補強する板
材のトランスフレーム16が当てられており、トランス20
の支持脚21を通す透孔16Aと、このトランスフレーム16
をクッション部材13に取付けるためのボルト16B,さらに
は前述のロックボルト15を通すボルト孔16Cが穿けてあ
る。 前記トランス20は４本の支持脚21をもち、この長さは、
トランス20をクッション部材13上に載せた状態で支持脚
21の下端部がシャーシ10の支持脚12の下端部を含む平面
上に位置するように定められている。 そして、シャーシ10の底面11に形成してある凹陥部11A
を覆う状態にしてあるクッション部材13が、ボルト13A
にボルト14がねじ込まれることで取付けられ、このクッ
ション部材13にトランス20が積層され、ボルト13Eにそ
れぞれボルト17がねじ込まれることで両者は一体化され
ている。 とくに、AV機器の輸送中は、重量物であるトランス20を
シャーシ10に対して積極的に固定する必要があるため
に、凹陥部11Aに穿けてあるロックボルト用透孔11Cから
ボルト孔16C,13Fに向ってロックボルト15がねじ込まれ
る。 AV機器の使用状態では前記ロックボルト15は外され、シ
ャーシ10とトランス20とは積極的な固定が解除される。 そして、架台Ｋ上にAV機器が積載された場合、シャーシ
10の支持脚12と共に、シャーシ10の凹陥部11Aの透孔11B
からトランス20の支持脚21が突出していて、トランス20
の重量は支持脚21が直接架台Ｋに伝えている。 トランス20に発生する振動は、クッション部材13の弾性
と、クッション部材13の肉薄部13Cによる変形により吸
収され、シャーシ10には伝播されず、電子素子部品を搭
載した基板に対しトランス20の振動は伝わらない。
し、第３図に沿って説明する。これらの図において、符
号10はシャーシを示し、その底面11には四隅にインシュ
レータをもつ支持脚12が取付けられ、底面11の下部に空
間を形成するスペーサの機能をもっている。このシャー
シ10におけるトランス20の取付け位置には、トランス20
の投影面積より広い範囲にわたって底面11がくぼんで形
成された凹陥部11Aが設けてある。この凹陥部11Aにはト
ランス20の支持脚21を通す透孔11Bが四隅に穿けられ、
中央部には輸送中のトランス20を保護するロックボルト
用透孔11Cが穿けてある。 この凹陥部11Aを覆う大きさと、形状をもつ吸振部材で
あるクッション部材13が用意され、このクッション部材
13の四隅にはボルト孔13Aが穿けてあり、シャーシ10の
底面11に対してボルト14により取付けることができるよ
うになっている。 このクッション部材13のボルト孔13Aに近い部分には、
少なくとも、左右両端に凹溝13Bによる肉薄部13Cが形成
されて変形許容部になっている。 この凹溝13Bの内側にはトランス20に設けた支持脚21を
挿通する透孔13Dが４個穿けてあり、これらの透孔13Dで
囲まれる領域の内側には４つのボルト孔13Eと、ロック
ボルト15を通すボルト孔13Fが穿設されている。 さらに、クッション部材13の底面にはこれを補強する板
材のトランスフレーム16が当てられており、トランス20
の支持脚21を通す透孔16Aと、このトランスフレーム16
をクッション部材13に取付けるためのボルト16B,さらに
は前述のロックボルト15を通すボルト孔16Cが穿けてあ
る。 前記トランス20は４本の支持脚21をもち、この長さは、
トランス20をクッション部材13上に載せた状態で支持脚
21の下端部がシャーシ10の支持脚12の下端部を含む平面
上に位置するように定められている。 そして、シャーシ10の底面11に形成してある凹陥部11A
を覆う状態にしてあるクッション部材13が、ボルト13A
にボルト14がねじ込まれることで取付けられ、このクッ
ション部材13にトランス20が積層され、ボルト13Eにそ
れぞれボルト17がねじ込まれることで両者は一体化され
ている。 とくに、AV機器の輸送中は、重量物であるトランス20を
シャーシ10に対して積極的に固定する必要があるため
に、凹陥部11Aに穿けてあるロックボルト用透孔11Cから
ボルト孔16C,13Fに向ってロックボルト15がねじ込まれ
る。 AV機器の使用状態では前記ロックボルト15は外され、シ
ャーシ10とトランス20とは積極的な固定が解除される。 そして、架台Ｋ上にAV機器が積載された場合、シャーシ
10の支持脚12と共に、シャーシ10の凹陥部11Aの透孔11B
からトランス20の支持脚21が突出していて、トランス20
の重量は支持脚21が直接架台Ｋに伝えている。 トランス20に発生する振動は、クッション部材13の弾性
と、クッション部材13の肉薄部13Cによる変形により吸
収され、シャーシ10には伝播されず、電子素子部品を搭
載した基板に対しトランス20の振動は伝わらない。
以上の説明から明らかなように、この考案のAV機器用ト
ランス取付装置は、シャーシに吸振部材を介して搭載し
たトランスの重量を、トランスに設けた支持脚により機
器を積載した架台により直接支持し、吸振部材に変形許
容部を設けてトランスだけの振動を許容するように構成
したから、トランスに発生する振動はシャーシに直接伝
播されず、シャーシに搭載されている他の基板類や、ボ
ンネット、さらには、ヒートシンクなどと振動伝播上絶
縁状態におかれているので、音質，画質を低下させるこ
とがないなどの効果がある。
ランス取付装置は、シャーシに吸振部材を介して搭載し
たトランスの重量を、トランスに設けた支持脚により機
器を積載した架台により直接支持し、吸振部材に変形許
容部を設けてトランスだけの振動を許容するように構成
したから、トランスに発生する振動はシャーシに直接伝
播されず、シャーシに搭載されている他の基板類や、ボ
ンネット、さらには、ヒートシンクなどと振動伝播上絶
縁状態におかれているので、音質，画質を低下させるこ
とがないなどの効果がある。
第１図はこの考案によるAV機器用トランス取付装置の要
部拡大断面図、第２図は下から見た同斜面図、第３図は
分解斜面図、第４図は従来例を示す図である。 10……シャーシ 11……底面、11A……凹陥部 12……支持脚 13……クッション部材 14……ボルト 15……ロックボルト 16……トランスフレーム 17……ボルト 20……トランス 21……支持脚
部拡大断面図、第２図は下から見た同斜面図、第３図は
分解斜面図、第４図は従来例を示す図である。 10……シャーシ 11……底面、11A……凹陥部 12……支持脚 13……クッション部材 14……ボルト 15……ロックボルト 16……トランスフレーム 17……ボルト 20……トランス 21……支持脚
Claims (1)
- 【請求項１】シャーシにトランスを搭載して構成したAV
機器において、少なくとも、周縁がシャーシに形成され
た凹陥部の周囲に固定されている吸振部材と、この吸振
部材上に搭載されているトランスとを備え、前記吸振部
材は周縁近くに変形許容部をもち、その内側に支持脚用
の透孔をもち、前記トランスは吸振部材に穿けてある透
孔を貫いてシャーシに触れず架台に接触する支持脚をも
ち、シャーシの支持脚とトランスの支持脚とにより架台
上で支持されるように構成したことを特徴とするAV機器
用トランス取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11626688U JPH0635450Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | Ａｖ機器用トランス取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11626688U JPH0635450Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | Ａｖ機器用トランス取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238713U JPH0238713U (ja) | 1990-03-15 |
| JPH0635450Y2 true JPH0635450Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31358645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11626688U Expired - Lifetime JPH0635450Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | Ａｖ機器用トランス取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635450Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-02 JP JP11626688U patent/JPH0635450Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0238713U (ja) | 1990-03-15 |
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