JPH0635223A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH0635223A
JPH0635223A JP4209511A JP20951192A JPH0635223A JP H0635223 A JPH0635223 A JP H0635223A JP 4209511 A JP4209511 A JP 4209511A JP 20951192 A JP20951192 A JP 20951192A JP H0635223 A JPH0635223 A JP H0635223A
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JP
Japan
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molecular weight
toner
image
low molecular
fluororesin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4209511A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Oya
康博 大矢
Satoru Torigoe
哲 鳥越
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0635223A publication Critical patent/JPH0635223A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写画像表面のこすり汚れおよびにじみの発
生しにくく、長期連続複写においても良好な画質が得ら
れる静電荷像現像用トナーを提供する。 【構成】 少なくとも、結着樹脂および着色剤からな
り、さらに、分子量20,000以下の低分子量フッ素
系樹脂を、前記結着樹脂100重量部に対し、0.1〜
2重量部含有してなる静電荷像現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法等に用いる静電荷像現像用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真法では、セレンを始め
とする光導電性物質を感光体として用い、種々の方法で
静電潜像を感光体上に形成し、磁気ブラシ現像法等によ
って静電潜像にトナーを付着させて顕像化し、転写紙に
トナー像を転写した後、定着することによって複写画像
を得ている。ところで、上記のようにして得た複写画像
を原稿としてさらに複写を行なう場合があるが、複写機
の自動原稿送り装置に複写画像を入れると、この装置の
紙送り用ローラーにより原稿の複写画像表面がこすられ
て、画像ににじみや汚れが発生する。
【0003】また、両面複写や多色複写では、始めの複
写画像を定着した後、2回目の複写を行なうが、このと
きに紙送り用ローラーで複写画像表面がこすられて画像
ににじみや汚れが発生する。さらに、複数の複写画像を
重ねて複写機内に一時保管したものを2回目の複写のた
めに、紙送り用ローラーで一枚づつ取り出すが、この移
送においても複写画像の裏面と下の複写画像表面がこす
られて、両者にこすり汚れやにじみを発生させ、画質低
下を引き起こす。
【0004】そこで、低分子量のポリエチレン等をトナ
ーへ添加し、定着像の表面活性を向上させることが提案
されているが(特願平2−410512号)、この場合
には、ポリエチレン等の添加量が少いと効果が小さく、
また、添加量が多すぎると、ポリエチレンが低分子量で
あるため、トナーが熱的に凝縮し易くなり、トナーの粉
体流動性が悪化する。そのため、トナーの粉体流動性を
向上させる目的で、外部添加剤として無機酸化物を使用
することが行われているが、この場合、もともとトナー
の粉体流動性が悪いため、外部添加剤の添加量を多くし
なければならず、その結果、連続複写時に、感光体への
トナーの付着や傷等の発生を誘発する原因となる不具合
を生じる。
【0005】また、特開平1−281459号公報に
は、ポリテトラフルオロエチレンを外添してクリーニン
グ性を向上させることが開示されているが、この場合に
は、添加量が少ないとクリーニング性が悪く、またコピ
ーのこすりや汚れに対する効果が小さい。反対に、添加
量が多いと、初期的には問題がなくても、連続複写時に
複写機内でのトナーの飛散、キャリアへの付着による帯
電性の低下が発生するという問題が生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記のような実情に鑑みてなされたものである。すなわ
ち、本発明の目的は、複写画像表面のこすり汚れおよび
にじみの発生しにくく、長期連続複写においても良好な
画質の画像が得られる静電荷像現像用トナーを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、少なくとも、結着樹脂と着色剤を含有してな
る静電荷像現像用トナーに、分子量20,000以下の
低分子量フッ素系樹脂を、ある特定量含有させることに
より、上記目的を達成できることを見出だし、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明の静電荷像現像用
トナーは、少なくとも、結着樹脂および着色剤からな
り、さらに、分子量20,000以下の低分子量フッ素
系樹脂を、前記結着樹脂100重量部に対し、0.1〜
2重量部含有させてなることを特徴とする。
【0008】本発明において、フッ素系樹脂の分子量
は、理学電機製 TG−DTA高温型CN8078B2
を使用し、加熱速度10℃/minの条件下に融点を測
定し、その融点から、次式により求めた値である。 Mn=200/685(1/Tm−1/100) Tm=融点
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
静電荷像現像用トナーは、結着樹脂および着色剤に加え
て、さらに低分子量フッ素系樹脂を必須構成成分として
含有するが、本発明において、低分子量フッ素系樹脂と
しては、主鎖にフッ素を含有する重合体、例えばテトラ
フルオロエチレン、トリフロロエチレン、フッ化ビニリ
デン、モノクロロエチレン、ヘキサフロロプロピレン等
のホモ重合体、またはそれらの単量体の2種以上の共重
合体、さらにそれらの単量体とエチレン、プロピレン、
ブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデンその他の共重合
可能な不飽和結合含有単量体との共重合体があげられ
る。本発明において、これら低分子量フッ素系樹脂とし
ては、分子量20,000以下、より好ましくは5,0
00〜10,000の低分子量のものが用いられる。分
子量が20,000よりも大きいと添加効果が小さくな
る。また、フッ素系樹脂の添加量は、結着樹脂100重
量部に対し、0.1〜2.0重量部が用いられる。0.
1重量部より少ないと効果が小さく、また2.0重量部
より多いと帯電分布が広がり、濃度再現性および地汚れ
の原因となる。
【0010】また、結着樹脂としては、スチレン、クロ
ロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブ
チレン、イソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル
等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエ
ーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類;
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイ
ソプロペニルケトン等のビニルケトン類等のホモ重合体
または共重合体を例示することができる。特に、代表的
な結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合
体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体の他に、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体を
あげることもできる。
【0011】着色剤としては、カーボンブラック、アニ
リンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウル
トラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイ
エロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブル
ー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラッ
ク、ローズベンガルを代表的なものとして例示すること
ができる。上記結着樹脂および着色剤は、上記の例示し
たものに限定されるものでなく、公知のものであれば如
何なるものでも使用できる。
【0012】本発明の静電荷像現像用トナーは、従来の
周知の方法によって製造することができる。例えば、着
色剤、結着樹脂、低分子量フッ素系樹脂を秤量し、ヘン
シェルミキサーによって混合した後、エクストリューダ
ーで溶融混練する。また、バンバリーミキサー、ニーダ
ー等の混練機によって溶融混練してもよい。その際、着
色剤と低分子量フッ素系樹脂と結着樹脂との混合は、着
色剤を直接結着樹脂に練り込んでもよいし、また、使用
する結着樹脂を用いてマスターバッチ法によって混練し
てもよい。混練物は、冷却した後、粗粉砕機によって、
粗粉砕し、次いで、微粉砕機によって、平均粒径3乃至
20μm程度に粉砕し、さらに分級して所望の粒度のも
のにすればよい。上記のようにして得られたトナーに
は、必要に応じて、帯電制御剤、クリーニング助剤、ワ
ックス等の添加剤を配合することができる。また、シリ
カ微粒子等の流動性向上剤を外添剤として添加してもよ
い。
【0013】
【作用】本発明の静電荷像現像用トナーは、上記のよう
に特定の低分子量フッ素系樹脂を含有するので耐擦り性
が改善される。耐擦り性を向上させる作用は、必ずしも
明確ではないが、低分子量フッ素系樹脂が耐刷性に優れ
ているため、トナー定着によって形成されたトナー画像
に存在する低分子量フッ素系樹脂によって、トナー画像
表面の滑りがよくなり、トナー画像表面が削れることが
なくなるものと推定される。したがって、汚れやにじみ
のない複写画像が形成されるようになる。
【0014】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明する。なお、実施例および比較例において
「部」は「重量部」を意味する。
【0015】実施例1 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(80/20) 100部 カーボンブラック(キャボット社製 BP1300) 10部 低分子量ポリプロピレン(三洋化成社製 660P) 5部 ポリテトラフルオロエチレン(セントラル硝子社製 1部 セフラルルーブI 分子量8500) 上記成分を溶融混練し、冷却した後、粉砕し、さらに分
級して平均粒径10μmのトナー粒子を得た。
【0016】得られたトナー粒子100部に、疎水性シ
リカ(日本アエロジル社製R972)を0.5部をヘン
シェルミキサーにより混合した。得られた外添トナーと
メチルメタアクリレート−n−ブチルメタアクリレート
共重合体(80/20)で被覆された平均粒径100μ
mのフェライトキャリアとを用い、トナー4部とキャリ
ア100部をV型混合機で混合し、現像剤を得た。
【0017】[コピー試験]上記現像剤をFX−503
0(富士ゼロックス社製)に供給し、コピー試験を行っ
た。得られたコピー画像を、さらに、FX−5075
(富士ゼロックス社製)の自動原稿送り装置で再度複写
を行い、その汚れ具合を目視により評価した。その結果
を表1に示す。コピー試験における帯電量および画像濃
度は、次にようにして測定した。 帯電量:東芝ケミカル社製TB200を使用し、ブロー
オフ法により測定。 画像濃度:濃度1.0ソリッド画像をコピーした際の濃
度をマクベス濃度計により測定した。また、地汚れおよ
び自動原稿送り後の汚れの評価基準は、次のとおりであ
る。 G1:まったく汚れがみられないレベル。 G2:注意してみると汚れがわかるレベル。 G3:汚れが確認でき目立つレベル。
【0018】実施例2 実施例1のポリテトラフルオロエチレン(セフラルルー
ブI)に代えてポリテトラフルオロエチレン(セントラ
ル硝子社製:セフラルルーブIp 分子量11500)
を1部加えた以外は、実施例1と同様にしてトナーを得
た。このトナーを用い、実施例1と同様にしてコピー試
験および汚れ具合の評価を行った。その結果を表1に示
す。
【0019】比較例1 実施例1のポリテトラフルオロエチレンを除いた以外
は、実施例1と同様にしてトナーを得た。このトナーを
用い、実施例1と同様にしてコピー試験および汚れ具合
の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0020】比較例2 実施例1のポリテトラフルオロエチレンの添加量を3部
に代えた以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
このトナーを用い実施例1と同様にしてコピー試験およ
び汚れ具合の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0021】比較例3 実施例1の分子量8,500のポリテトラフルオロエチ
レンを分子量25,000のポリテトラフルオロエチレ
ンに代えた以外は、実施例1と同様にしてトナーを得
た。このトナーを用い、実施例1と同様にしてコピー試
験および汚れ具合の評価を行った。その結果を表1に示
す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の静電荷像現像用トナーは、上記
構成を有するので、複写画像表面のこすり汚れや画像の
にじみが発生しにくい。また、長期連続複写しても汚れ
やにじみのない良好な画質の複写画像が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、結着樹脂と着色剤を含有す
    る静電荷像現像用トナーにおいて、分子量20,000
    以下の低分子量フッ素系樹脂を、前記結着樹脂100重
    量部に対し、0.1〜2重量部含有させてなることを特
    徴とする静電荷像現像用トナー。
JP4209511A 1992-07-15 1992-07-15 静電荷像現像用トナー Pending JPH0635223A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002107995A (ja) * 2000-09-13 2002-04-10 Toshiba Tec Corp 現像剤、これを用いた画像形成装置、及び画像形成方法
JP2009116355A (ja) * 1999-03-03 2009-05-28 Panasonic Corp トナー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116355A (ja) * 1999-03-03 2009-05-28 Panasonic Corp トナー
JP2009116354A (ja) * 1999-03-03 2009-05-28 Panasonic Corp トナーの製造方法
JP2002107995A (ja) * 2000-09-13 2002-04-10 Toshiba Tec Corp 現像剤、これを用いた画像形成装置、及び画像形成方法

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