JPH0635135B2 - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPH0635135B2
JPH0635135B2 JP2277370A JP27737090A JPH0635135B2 JP H0635135 B2 JPH0635135 B2 JP H0635135B2 JP 2277370 A JP2277370 A JP 2277370A JP 27737090 A JP27737090 A JP 27737090A JP H0635135 B2 JPH0635135 B2 JP H0635135B2
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JP
Japan
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prepregs
laminated
metal
plates
superposed
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Expired - Lifetime
Application number
JP2277370A
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English (en)
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JPH04151217A (ja
Inventor
禎久 高浦
恭文 福本
甚昭 小島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、金属箔が積層されていないアンクラッドタイ
プの積層板の製造方法に関するものである。
【従来の技術】
積層板はプリント配線板などに加工して使用されるが、
銅箔などの金属箔を積層した金属箔張り積層板の他に、
金属箔を積層しないアンクラッドタイプの積層板も用い
られている。 このようなアンクラッド積層板を製造するにあたって、
従来は例えば第3図に示すような方法でおこなわれてい
た。すなわち、複数枚のプリプレグ1を重ねると共にこ
のプリプレグ1を樹脂フィルムで形成される離型シート
2を介して金属プレート4間にセットし、そしてこれを
プレス装置で加熱しつつ加圧することによって積層成形
をおこなっていた。しかしこの方法では金属プレート4
間に一組のプリプレグ1がセットすることができるだけ
で、金属プレート4間に一枚の積層板Aが製造できるの
みであるために、生産性に問題がある。 このために、第4図に示すように、複数枚のプリプレグ
1を重ねたものを一組としてこれを離型シート2を介し
て複数組重ね、そしてこの複数組を金属プレート4間に
挟んで積層成形に供することがおこなわれている。この
方法では金属プレート4間に複数組のプリプレグ1をセ
ットして同時に複数枚の積層板Aを製造することができ
るために、生産性を高めることができるのである。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プリプレグ1を成形する際に硬化収縮等の応力
が発生するが、第3図の方法では成形される積層板Aの
両面に金属プレート4が接しているために積層板の表面
に凹凸が発生することを防止できるものの、第4図の方
法では、成形される積層板Aは上下の端部以外のものは
金属プレート4に接していないために、硬化収縮等の応
力で寸法変化が生じて積層板Aの表面に凹凸が発生して
しまうものであった。この寸法変化を離型シート2では
抑えることができない。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、生産性
を保持しつつ表面に凹凸が発生することなく積層板を製
造する方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る積層板の製造方法は、複数枚のプリプレグ
1を重ね合わせると共にこの重ね合わせたプリプレグ1
の上下に離型シート2を重ねて一組とし、各組の間に金
属箔3を介して複数組を重ね、これを金属プレート4の
間に挟んで加熱加圧成形することを特徴とするものであ
る。 以下、本発明を詳細に説明する。 プリプレグ1は、ガラス布等の基材にエポキシ樹脂やフ
ェノール樹脂、イミド樹脂等の熱硬化性樹脂のワニスを
含浸し、これを加熱乾燥することによって作成される。 そしてこの所定寸法にカットされたプリプレグ1を用い
てアンクラッド積層板を製造するにあたっては、複数枚
のプリプレグ1を重ね合わせると共にこの重ね合わせた
プリプレグ1の上下にトリアセテートなどの耐熱性樹脂
フィルムで形成される離型シート2を重ね、これを一組
として第1図に示すように銅箔等の金属箔3を介して複
数組のプリプレグ1を重ねる。このような金属箔3を介
して重ねた複数組のプリプレグ1を鏡面板として形成さ
れる上下の金属プレート4間に挟み、これを一段として
複数段に重ねてプレス装置の熱盤の間にセットする。こ
のようにしてビルドアップした後に、加熱しつつ加圧す
ることによって積層成形をおこなう。このようにして各
金属プレート4間に複数枚の積層板Aを同時に成形する
ことができるものであり、またこの複数枚の積層板Aは
離型シート2によって隔離されているために、相互に付
着し合うようなことなく金属プレート4間から取り出す
ことができる。 また上記のようにして成形をおこなうにあたって、各組
のプリプレグ1の間には金属箔3が介在させてあるため
に、成形される各積層板Aは金属箔3に接しており、硬
化収縮等の応力が積層板Aの成形時に作用しても、収縮
の小さい金属箔3によって積層板Aの表面の収縮を防
ぎ、積層板Aの表面に凹凸が発生することを防ぐことが
できるものである。 第2図は本発明の他の態様を示すものであり、このもの
では銅箔等の金属箔3の表裏両面に離型シート2を融着
して一体化させたものを用いるようにしている。従って
このものでは一枚の金属箔3と二枚の離型シート2を一
枚物として取り扱うことができるために、ビルドアップ
の際の作業の手間を少なくすることができるものであ
る。 尚、第1図及び第2図に示す方法は、バッチ操作による
多段成形の方法であるが、本発明は連続成形法において
複数枚の積層板を同時に成形する場合にもそのまま適用
することができるものである。
【実施例】
次に、本発明を実施例によって例証する。 実施例1 プリプレグとしてガラス布にエポキシ樹脂を含浸乾燥し
て得られたものを用い、第1図のように、プリプレグを
6枚重ねると共にその上下にトリアセテートフィルムの
離型シートを重ね、これを一組として銅箔を介して28
組積み重ねた。そしてこれを上下の金属プレート間に挟
んで一段としてプレス装置にビルドアッブし、加熱加圧
成形をおこなって、一段当たり28枚のアンクラッド積
層板を得た。 実施例2 第2図に示すように、銅箔の両面にトリアセテートフィ
ルムを融着したものを用いるようにした他は、実施例1
と同様にしてアンクラッド積層板を得た。 比較例1 プリプレグを6枚重ねると共にその上下にトリアセテー
トフィルムの離型シートを重ね、このプリプレグを第3
図のように金属プレート間に挟むと共に、これを一組と
して一段当たり14組を積み重ね、これをプレス装置に
ビルドアップして加熱加圧成形をおこなうことによっ
て、一段当たり14枚のアンクラッド積層板を得た。 比較例2 プリプレグを6枚重ねると共にこれを一組としてトリア
セテートフィルムの離型シートを介して28組積み重ね
た。そしてこれを上下の金属プレート間に挟んで一段と
してプレス装置にビルドアップし、加熱加圧成形をおこ
なって、一段当たり28枚のアンクラッド積層板を得
た。 上記実施例1,2及び比較例1,2において、プリプレ
グのビルドアップからプレスを経て積層板を取り出すま
でに要する作業時間をそれぞれ測定し、また得られた積
層板について表面に凹凸が有るか無いかの試験をおこな
った。結果を次表に示す。 表の結果にみられるように、各実施例のものは作業時間
が短くて生産性に優れると共に、積層板の表面に凹凸が
生じることを防ぐことができるものであった。
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、複数枚のプリプレグを
重ね合わせると共にこの重ね合わせたプリプレグの上下
に離型シートを重ねて一組とし、各組の間に金属箔を介
して複数組を重ね、これを金属プレートの間に挟んで加
熱加圧成形するようにしたので、金属プレート間におい
て複数枚の積層板を生産性良く製造できるのは勿論のこ
と、成形される各積層板は金属箔に接しており、硬化収
縮等の応力が積層板の成形時に作用しても、収縮の小さ
い金属箔によって積層板の表面の収縮を防ぐことがで
き、積層板の表面に凹凸が発生することを防ぐことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の方法を示す概略分解図、第
3図及び第4図は従来の方法を示す概略分解図である。 1はプリプレグ、2は離型シート、3は金属箔、4は金
属プレートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のプリプレグを重ね合わせると共に
    この重ね合わせたプリプレグの上下に離型シートを重ね
    て一組とし、各組の間に金属箔を介して複数組を重ね、
    これを金属プレートの間に挟んで加熱加圧成形すること
    を特徴とする積層板の製造方法。
JP2277370A 1990-10-15 1990-10-15 積層板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0635135B2 (ja)

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JPH04151217A JPH04151217A (ja) 1992-05-25
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