JPH06350965A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH06350965A
JPH06350965A JP5133479A JP13347993A JPH06350965A JP H06350965 A JPH06350965 A JP H06350965A JP 5133479 A JP5133479 A JP 5133479A JP 13347993 A JP13347993 A JP 13347993A JP H06350965 A JPH06350965 A JP H06350965A
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昭浩 前田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 H並べ回路3を備える6倍モード付きVHS
方式VTRにおいて、EEモードから再生モードへの移
行時、まず、第1・第2切換スイッチS1 ・S2を切換
えることにより、H並べ回路3への入力を磁気テープ1
1での再生信号に、また、同期分離回路21への入力
を、H並べ回路3を通して処理されたH並び処理信号に
それぞれ切換え、制御信号発生回路22で、再生信号に
対するフィールド判別を開始する。その後、約500m
sec遅れて第3・第4切換スイッチS3 ・S4 を切換
え、モニターでのEE画面を再生画面に切換える。 【効果】 画面の切換わりの前に、再生信号に基づくフ
ィールド判別が開始され、垂直同期信号の時間間隔が2
65.5H一定になった状態で、画面が切換わるので、画
面の切換え当初から、Vジッターのない高品位な映像が
表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VHS方式のVTR
(ビデオテープレコーダー)等の磁気記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のVHS方式のVTRでは、通常、
標準モード(SPモード)と、磁気テープの走行速度を
標準モードのときの1/3にすることにより、記録時間
を3倍にした3倍モード(EPモード)とで各々記録・
再生が行えるように構成されている。
【0003】そして、本願発明者等は、さらに、磁気テ
ープの走行速度を標準モードのときの1/6にし、記録
時間が6倍となる6倍モードでの記録・再生が可能な構
成を先に提案した(特願平4−208069号参照)。
【0004】上記のような6倍モード付きVHS方式V
TRでは、その映像信号処理回路内に、例えば図3に示
すように、H並べ回路53を備えている。記録時には、
信号入力端子TINを通して外部から入力される複合ビデ
オ信号は、まず、AGC(自動利得制御回路)51から
Y/C分離回路52を通すことによって、Y信号(輝度
信号)とC信号(クロマ信号)とに分離され、Y信号
は、入力信号切換スイッチSI を介して上記のH並べ回
路53に入力される。このH並べ回路53で、フィール
ド毎に遅延時間を変化させるH並べ処理が行われる。
【0005】H並べ回路53を通して処理されたH並び
処理信号は、その後、LPF(ローパスフィルタ)54
・サブエンファシス&ディエンファシス回路55・メイ
ンエンファシス回路56・ホワイトクリップ&ダークク
リップ回路57・FM変調器58を順次通して処理され
る。次いで、MIX回路(合成回路)59にて記録色信
号と合成され、磁気ヘッドに供給されて磁気テープに記
録される。この記録状態は、上記のH並べ処理によっ
て、6倍モードにおいても水平同期信号の位置が直線上
に並ぶ、いわゆるH並び状態として記録される。
【0006】一方、再生モードでは、磁気テープ61か
ら磁気ヘッド62で再生される再生FM信号が、ヘッド
アンプ&RF−AGC回路63・FMイコライザー64
・ダブルリミッター65・FM復調器66・メインディ
エンファシス回路67に順次通して処理され、この信号
が、前記入力信号切換スイッチSI を介してH並べ回路
53に入力され、H並び逆補正処理が行われる。
【0007】H並び逆補正処理が行われた信号は、LP
F54およびサブエンファシス&ディエンファシス回路
55・ノイズキャンセラー68・画質調整回路69を順
次通して処理され、MIX回路(合成回路)70にて、
図示しない色信号処理回路を通して別に処理された再生
色信号と合成されて、第1出力信号切換スイッチS01
介してビデオ信号出力端子TOUT に出力される。このと
き、上記画質調整回路69からのY信号は、第2出力信
号切換スイッチS02を介してS端子TS にも同時に出力
される。
【0008】上記S端子TS への出力信号は同期分離回
路71にも送られ、この回路71で複合同期信号が分離
される。この同期信号は、図示しない色信号処理回路へ
と供給されると共に、マイクロコンピュータ等より成る
制御信号発生回路72にも入力される。この制御信号発
生回路72では、同期分離回路71からの垂直同期信号
をもとにフィールド判別を行い、時間間隔が常に262.
5HになるようにH並べ制御信号を発生する。そして、
この制御信号にて、H並べ回路53の処理動作が制御さ
れるようになっている。
【0009】なお、記録・再生モード以外のVTRの停
止状態、いわゆるEE(Electric-to-Electric) モード
時には、ビデオ信号出力端子TOUT に第1出力信号切換
スイッチS01を介してAGC51からの出力信号が、ま
た、S端子TS に第2出力信号切換スイッチS02を介し
てY/C分離回路52からの出力信号がそれぞれ出力さ
れる。したがって、これらの端子TOUT ・TS に接続さ
れたモニターでは、信号入力端子TINに入力される外部
からの複合ビデオ信号に応じた映像が表示される。
【0010】そして、従来は、EEモードから再生モー
ドへの切換時には、上記の第1・第2出力信号切換スイ
ッチS01・S02は、回転ドラムへのテープローディング
等のメカニカル機構の準備動作が完了した後に約500
msec遅れて発生される画面切換制御信号EE(L)
によって、前記入力信号切換スイッチSI と同時に切換
えられ、これにより、モニター画面がEE画面から再生
画面に切換わるように制御されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の制御構成においては、EEモードから再生モー
ドに移行した際、第1・第2出力信号切換スイッチS01
・S02の切換えによってモニターでEE画面から再生画
面に切換わるのと同時に、入力信号切換スイッチSI
切換えられる。つまり、この時点で、H並べ回路53へ
の入力が再生映像信号に切換えられ、制御信号発生回路
72での再生映像信号に対するフィールド判別が開始さ
れる。このため、画面の切換え後、フィールド判別結果
がでるまでの間は、垂直同期信号の時間間隔が265.5
H一定にならず、モニター画面でVジッターが発生する
という問題を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、上記の問題を解決するために、映像信号に所定の
遅延処理をフィールド毎に施すH並べ回路と、同期分離
回路と、同期分離回路で分離される同期信号に基づき上
記H並べ回路への制御信号を発生する制御信号発生手段
とを備えるVHS方式の磁気記録再生装置において、E
Eモードから再生モードへの切換時に、上記H並ベ回路
への入力を、信号入力端子を通して外部より入力される
外部ビデオ信号から、磁気テープでの再生信号に切換え
る入力信号切換スイッチと、上記同期分離回路への入力
を、外部ビデオ信号から、H並べ回路を通して処理され
たH並び処理信号に切換えるフィールド判別信号切換ス
イッチと、モニター出力端子への出力を、外部ビデオ信
号から上記H並び処理信号に基づく映像信号に、上記入
力信号切換スイッチおよびフィールド判別信号切換スイ
ッチの切換時よりも所定の時間遅れて切換える出力信号
切換スイッチとが設けられていることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】上記構成の磁気記録再生装置においては、EE
モードから再生モードに移行する際、まず、入力信号切
換スイッチとフィールド判別信号切換スイッチとが切換
わり、これによって、H並べ回路への入力が磁気テープ
での再生信号に切換わると共に、制御信号発生手段で
は、上記のH並べ回路を通して処理されたH並び処理信
号が同期分離回路を通して供給され、これによって、再
生信号に基づくフィールド判別が開始される。そして、
その後、例えば500msec程度の所定時間遅れて、
出力信号切換スイッチの切換えが行われ、モニターでE
E画面から再生画面へと切換わる。
【0014】このように、上記では、画面の切換えの前
に、制御信号発生手段で再生信号に基づくフィールド判
別が開始され、これにより、再生信号における垂直同期
信号の時間間隔が265.5H一定になった状態で、モニ
ターでの画面の切換えを生じるようにすることができる
ので、画面の切換当初から、Vジッターのない高品位な
映像を表示させることが可能となる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例について図1および図2に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0016】図1には、6倍モード付きVHS方式のV
TRにおけるY信号(輝度信号)の信号処理系統図を示
している。初めに、同図を参照して、記録時(REC)
における信号の流れに沿って、本実施例における記録系
の制御構成を説明する。
【0017】同図に示すように、信号入力端子TIN
は、AGC(自動利得制御回路)1とY/C分離回路2
とが順次接続されている。信号入力端子TINを通して外
部から入力される複合ビデオ信号は、AGC1で適当な
振幅に増幅され、Y/C分離回路2にて、Y信号(輝度
信号)とC信号(色信号)とに分離される。
【0018】分離されたC信号は、図示しない色信号処
理回路に供給される一方、Y信号は、入力信号切換スイ
ッチとしての第1切換スイッチS1 を介して、H並べ回
路3に入力される。また、上記のY信号は、フィールド
判別信号切換スイッチとしての第2切換スイッチS2
介して、同期分離回路21にも入力されると共に、第3
切換スイッチS3 (出力信号切換スイッチ)を介してS
端子TS に出力されるようになっている。
【0019】H並べ回路3は、フィールド毎に遅延時間
を変化させる信号処理を行うもので、図2に示すよう
に、入力信号をA/D変換するA/D変換器3aと、A
/D変換された信号をそのまま出力側に供給するスルー
ライン3bに並列に各々接続された0.25H遅延回路3
c・0.5H遅延回路3d・0.75H遅延回路3eと、ス
ルーライン3bおよび各遅延回路3c・3d・3eのい
ずれの処理信号を出力するかを、後述するH並べ制御信
号に応じて切換える切換スイッチ3fと、この切換スイ
ッチ3fで選択された信号をD/A変換して出力するD
/A変換器3gとから構成されている。
【0020】上記構成のH並べ回路3において、6倍モ
ードでの記録(REC)時に、4フィールド毎に0H・
0.25H・0.5H・0.75Hの遅延を順次施すH並べ処
理が行われることによって、磁気テープにH並び状態で
信号の記録が行われる。なお、6倍モードでの再生(P
B)時には、上記とは逆のH並び逆補正が、このH並べ
回路3によって行われる。
【0021】H並べ回路3には、図1に示すように、L
PF(ローパスフィルタ)4とサブエンファシス&ディ
エンファシス回路5が順次接続されている。H並べ回路
3を通して処理されたY信号は、LPF4にて低周波成
分が取り出される。そして、記録(REC)時には、上
記のサブエンファシス&ディエンファシス回路5および
メインエンファシス回路6を順次通して、LPF4から
出力される信号の高域を強調する処理が行われる。この
信号は、次に、ホワイトクリップ&ダーククリップ回路
7で、ホワイトクリップおよびダーククリップの処理が
行われ、その後、FM変調器に入力されてFM変調され
る。そして、MIX回路(合成回路)9にて、前記色信
号処理回路から出力される記録色信号と合成され、図示
しない磁気ヘッドに供給されて、磁気テープへの記録が
行われる。
【0022】なお、上記の記録時には、S端子TS から
は、前記したように、Y/C分離回路2で分離されたY
信号が第3切換スイッチS3 を介して出力される。同時
に、AGC1通過後の複合ビデオ信号が、第4切換スイ
ッチS4 (出力信号切換スイッチ)を介して、ビデオ信
号出力端子TOUT に出力され、これら端子TS ・TOU T
に接続されるモニターに、記録時の映像が表示される。
【0023】次に、再生時(PB)における信号の流れ
に沿って、本実施例の再生系の制御構成について説明す
る。
【0024】回転ドラム(図示せず)の相対向する位置
に取付けられている一対の磁気ヘッド12により、磁気
テープ11から得られる再生FM信号は、ヘッドアンプ
&RF−AGC回路13を通して増幅され、かつ、振幅
一定の信号にされる。ヘッドアンプ&RF−AGC回路
13には、FMイコライザー14・ダブルリミッター1
5・FM復調器16・メインディエンファシス回路17
が順次接続されており、FMイコライザー14で上下の
側帯波のバランスを取る処理が行われ、また、ダブルリ
ミッター15で高域と低域とに分けてリミッターがかけ
られた後、FM復調器16にて、FM復調される。次い
で、メインディエンファシス回路17にて、前記のメイ
ンエンファシス回路6とは逆にY信号の高域を抑圧する
処理が行われた後、前記した第1切換スイッチS1 を介
してH並べ回路3に入力され、H並び逆補正処理が行わ
れる。
【0025】H並び逆補正処理が行われた信号は、前記
LPF4およびサブエンファシス&ディエンファシス回
路5を順次通して、低周波成分の取り出しと、Y信号の
高域を抑圧する処理が順次行われ、次いで、ノイズキャ
ンセラー18に入力され、高域ノイズのカットが行われ
る。さらに、画質調整回路19で画質調整処理が施され
た後、MIX回路(合成回路)20にて、前記ヘッドア
ンプ&RF−AGC回路13の出力信号に対し図示しな
い色信号処理回路を通して別に処理した再生色信号と合
成され、第4切換スイッチS4 を介してビデオ信号出力
端子TOUT に出力される。このとき、上記画質調整回路
19からのY信号出力は、第3切換スイッチS3 を介し
て、S端子TS にも同時に出力され、また、第2切換ス
イッチS2 を介して、前記同期分離回路21に入力され
るようになっている。
【0026】同期分離回路21では、画質調整回路19
の出力信号から複合同期信号を分離し、この同期信号
を、前記の色信号処理回路へと供給すると共に、マイク
ロコンピュータより成る制御信号発生回路(制御信号発
生手段)22にも入力する。この制御信号発生回路22
では、対をなす前記磁気ヘッド12を切換えるヘッドス
イッチングパルスと、上記で分離された垂直同期信号と
が所定の位相にあるかどうかのフィールド判別を行い、
位相ずれの場合は前記H並べ回路3のフィールド毎の遅
延時間を変化させて位相ずれをなくすように、H並べ回
路3を動作させるH並べ制御信号を発生し、これを、H
並べ回路3に送る。これによって、H並べ回路3におけ
る前記したH並び逆補正が行われる。
【0027】なお、記録時におけるY/C分離回路2で
分離されたC信号は、通常のVHS方式VTRと同じ信
号処理を受け、629kHzの低域に変換された後、Y
信号と同じくH並べ処理が行われる。このようなC信号
の処理を行うに当たり、本実施例の6倍モードにおいて
も、従来同様に、Y信号から分離された複合同期信号よ
りC信号のバースト部を抜き取る等の処理が行われる。
したがって、色信号処理回路に供給する同期分離出力
は、H並べ回路3でのH並べ処理を行う前のY信号から
分離する必要がある。このため、上記の同期分離回路2
1への入力段に第2切換スイッチS2 を設け、記録時に
は第2切換スイッチS2 の切換えによって、上記のY/
C分離回路2で分離されたY信号が同期分離回路21に
入力されるようになっている。
【0028】前記ビデオ信号出力端子TOUT およびS端
子TS に接続されるモニターへは、VTRの停止状態、
つまり、EE(Electric-to-Electric) 状態のときと、
記録時とには、第3・第4切換スイッチS3 ・S4 がそ
れぞれEE側に位置することによって、前記したよう
に、AGC1通過後の複合ビデオ信号と、Y/C分離回
路2で分離されたY信号とが出力される。一方、再生時
には、第3・第4切換スイッチS3 ・S4 が、それぞれ
上記からPB側に切換えられることによって、ビデオ信
号出力端子TOUT にはMIX回路20からの再生ビデオ
信号が、また、S端子TS には、画質調整回路19から
の再生輝度信号がそれぞれ出力され、これによって、モ
ニターには、磁気テープ11からの再生映像が表示され
る。
【0029】そして、前記第1・第2切換スイッチS1
・S2 も、上記した第3・第4切換スイッチS3 ・S4
の切換時に、同様にEE側とPB側との間で切換えられ
るが、本実施例においては、特に、EE状態から再生状
態への切換えが行われるとき、回転ドラムへの磁気テー
プ11のローディングが完了し、再生FM信号の発生開
始状態となった時に、電圧レベルがLowからHigh
に変化するように図示しない制御装置により制御される
再生制御信号AL(H)によって、上記第1・第2切換
スイッチS1 ・S2 の切換えがまず行われる。その後、
約500msec遅れて電圧レベルがLowからHig
hに変化するように上記の制御装置により制御される画
面切換制御信号EE(L)によって、第3・第4切換ス
イッチS3 ・S4 の切換えが行われるようになってい
る。
【0030】上記構成のVTRにおいて、特に、EE状
態から再生状態への移行時における動作について、次に
説明する。
【0031】EE状態では、第1〜第4切換スイッチS
1 〜S4 は、図1に示すEE側にそれぞれ位置してい
る。このとき、信号入力端子TINを通して、テレビチュ
ーナーやビデオカメラ等の外部入力による複合ビデオ信
号が入力されると、ビデオ信号出力端子TOUT を通して
AGC1からのビデオ信号が、また、S端子TS を通し
て、Y/C分離回路2で分離されたY信号が、これらの
端子TOUT ・TS に接続されたモニターに出力される。
【0032】なお、この状態で図示しない記録スイッチ
が操作され、記録モードとなったときには、第1〜第4
切換スイッチS1 〜S4 は上記の位置で保持され、した
がって、信号入力端子TINに入力される複合ビデオ信号
に前記のH並べ回路3からMIX回路9に至る処理が順
次施されて、磁気テープに記録される。また、記録され
る複合ビデオ信号に基づく映像が、モニターにて表示さ
れる。
【0033】前記のようなEE状態から再生モードへの
切換えが行われた場合、まず、回転ドラムへの磁気テー
プ11のローディング等のメカニカル機構の動作が開始
され、これが完了すると、前記再生制御信号AL(H)
がLowレベルからHighレベルに変化し、これによ
って、ヘッドアンプ&RF−AGC回路13における処
理動作が開始される。そして、同時に、上記の再生制御
信号AL(H)によって第1切換スイッチS1 と第2切
換スイッチS2 とがEE側からPB側にそれぞれ切換え
られることにより、同期分離回路21には、H並べ回路
3を通してH並び逆補正された後のH並び処理信号が、
第2切換スイッチS2 を通して入力される。
【0034】これによって、制御信号発生回路22で
は、再生信号に基づくフィールド判別が開始され、H並
べ回路3へ送るH並べ制御信号を、再生信号における垂
直同期信号の位相に基づいて発生する動作を開始する。
【0035】その後、約500msec遅れて、画面切
換制御信号EE(L)がLowレベルからHighレベ
ルに変化し、これによって、第3・第4切換スイッチS
3 ・S4 がそれぞれEE側からPB側に切換えられる。
この結果、ビデオ信号出力端子TOUT とS端子TS とを
通して再生ビデオ信号が出力され、モニターでの画面
が、それまでのEE画面から、再生画面に切換わる。
【0036】以上の説明のように、本実施例におけるV
HS方式のVTRにおいては、モニターでの画面がEE
画面から再生画面に切換わるときには、その約500m
sec前から、制御信号発生回路22にて再生映像信号
におけるフィールド判別が開始され、垂直同期信号の時
間間隔が262.5HになるようにH並べ制御信号が発生
される。なお、フィールドの判別には最低4フレームの
時間が必要であるが、これは120msecであり、画
面切換制御信号EE(L)がLowレベルからHigh
レベルになる迄には充分な時間である。
【0037】上記のような切換制御によって、垂直同期
信号間隔が262.5H一定の状態となっている時に、モ
ニター画面をEE画面から再生画面に切換えられる。し
たがって、切換えの当初から、Vジッターのない高品位
の映像を表示させることができる。また、上記実施例に
おいては、第3・第4切換スイッチS3 ・S4 について
は従来同様に画面切換制御信号EE(L)で切換える一
方、第1・第2切換スイッチS1 ・S2 を上記よりも早
く切換えるための制御信号として、前記した再生制御信
号AL(H)を用いている。したがって、上記のような
切換のタイミング制御を行うためだけに専用の手段を格
別必要とする構成ではないので、全体の構成をより簡素
なものとすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置は、以上のよ
うに、EEモードから再生モードへの切換時に、H並ベ
回路への入力を、信号入力端子を通して外部より入力さ
れる外部ビデオ信号から、磁気テープでの再生信号に切
換える入力信号切換スイッチと、同期分離回路への入力
を、外部ビデオ信号から、H並べ回路を通して処理され
たH並び処理信号に切換えるフィールド判別信号切換ス
イッチと、モニター出力端子への出力を、外部ビデオ信
号から上記H並び処理信号に基づく映像信号に、上記入
力信号切換スイッチおよびフィールド判別信号切換スイ
ッチの切換時よりも所定の時間遅れて切換える出力信号
切換スイッチとが設けられている構成である。
【0039】それゆえ、モニターでEE画面から再生画
面へと切換わる前に、制御信号発生手段では再生信号に
基づくフィールド判別が開始され、これによって、再生
信号における垂直同期信号の時間間隔が265.5H一定
になった状態で、モニターで画面が切換わるようにする
ことができるので、画面の切換当初から、Vジッターの
ない高品位な映像を表示させることが可能になるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における6倍モード付きVH
S方式VTRの輝度信号処理系の概略構成を示す制御ブ
ロック図である。
【図2】上記輝度信号処理系におけるH並べ回路の構成
を示す制御ブロック図である。
【図3】従来の6倍モード付きVHS方式VTRの輝度
信号処理系の概略構成を示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
3 H並べ回路 11 磁気テープ 21 同期分離回路 22 制御信号発生回路(制御信号発生手段) S1 第1切換スイッチ(入力信号切換スイッチ) S2 第2切換スイッチ(フィールド判別信号切換ス
イッチ) S3 第3切換スイッチ(出力信号切換スイッチ) S4 第4切換スイッチ(出力信号切換スイッチ) TIN 信号入力端子 TOUT ビデオ信号出力端子(モニター出力端子) TS S端子(モニター出力端子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号に所定の遅延処理をフィールド毎
    に施すH並べ回路と、同期分離回路と、同期分離回路で
    分離される同期信号に基づき上記H並べ回路への制御信
    号を発生する制御信号発生手段とを備えるVHS方式の
    磁気記録再生装置において、EEモードから再生モード
    への切換時に、上記H並ベ回路への入力を、信号入力端
    子を通して外部より入力される外部ビデオ信号から、磁
    気テープでの再生信号に切換える入力信号切換スイッチ
    と、上記同期分離回路への入力を、外部ビデオ信号か
    ら、H並べ回路を通して処理されたH並び処理信号に切
    換えるフィールド判別信号切換スイッチと、モニター出
    力端子への出力を、外部ビデオ信号から上記H並び処理
    信号に基づく映像信号に、上記入力信号切換スイッチお
    よびフィールド判別信号切換スイッチの切換時よりも所
    定の時間遅れて切換える出力信号切換スイッチとが設け
    られていることを特徴とする磁気記録再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6044198A (en) * 1995-10-27 2000-03-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital signal recording/reproducing device with editor
US6370324B1 (en) * 1997-03-31 2002-04-09 Sony Corporation Digital information recorder/reproducer with ECC encoding of compressed signal and selective bypass of ECC encoding

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6044198A (en) * 1995-10-27 2000-03-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital signal recording/reproducing device with editor
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JP2944851B2 (ja) 1999-09-06

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