JPH06348435A - ネットワークプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数のコンピュータに接続されそ
の複数のコンピュータから送信されたデータを順次プリ
ントするネットワークプリンタに関し、コンピュータに
完了や異常発生を送信することにより、移動することな
く完了や異常発生を認識できるようにして、プリント作
業効率を向上させることを目的とする。 【構成】 ホストコンピュータ13ｈからのプリント要求
を受け付けるネットワークコントローラ14と、そのデー
タを印字可能な情報に変換しプリントをコントロールす
るプリンタコントローラ15と、駆動制御されプリントす
るプリンタエンジン16と、を備え、ネットワークコント
ローラ14に、ホストコンピュータ13ｈから送信されるア
ドレスを記憶する第１メモリと、プリンタコントローラ
15の完了信号を受け取ってホストコンピュータ13ｈにプ
リント完了を送信する完了通知手段と、を有する制御手
段17を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークプリンタ
に関し、詳しくは複数のコンピュータに接続され、その
複数のコンピュータから送信されたデータを混同するこ
となく順次プリントするネットワークプリンタに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数のコンピュータに接続されそ
の複数のコンピュータから送信されたデータを混同する
ことなく順次プリントするよう制御するコントローラを
備えたネットワークプリンタが知られている。この種の
ネットワークプリンタとしては、例えば、特開平３−７
８０１９号公報に記載されており、このネットワークプ
リンタは、複数のコンピュータのうちの１つの第１ホス
トコンピュータのデータをプリントしている間に他の第
２ホストコンピュータからデータのプリント要求を受け
取ったとき、その第２ホストコンピュータのアドレスを
記憶するとともにビジー状態であって要求を受けられな
いことを通知し、第１ホストコンピュータのデータのプ
リントが完了したときに記憶しているアドレスの第２ホ
ストコンピュータにレディ状態になったこと通知する通
知手段を、前記コントローラに設けている。

【０００３】また、このネットワークプリンタでは、給
紙トレイが空になったり排紙トレイが満杯になったとき
に、前記コントローラがプリント要求を送信したホスト
コンピュータに異常発生の通知をするようになってい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のネットワークプリンタにあっては、ビジー状
態およびレディ状態をプリント要求したホストコンピュ
ータに通知することは実現されているが、そのデータの
プリントが完了したか否かはそのホストコンピュータの
ユーザには不明であるため、プリントが完了したかどう
か何度も確認しに行ったり、プリンタの前で待っていた
りしていた。そのため、作業性が悪く、さらに取りに行
くのを忘れてしまいプリントされた出力原稿が紛失して
しまうという問題があった。

【０００５】また、トレイ異常をユーザに通知すること
は実現されているが、他の異常通知やその異常に対する
対処方法は通知されないため、異常が発生したときプリ
ンタの操作盤を確認してその異常の対処方法を取り扱い
説明書で調べなければならない。そのため、その異常に
対する対処が遅れるという問題があった。そこで、請求
項１記載の発明は、プリント要求を送信したホストコン
ピュータにプリント完了を送信することにより、移動す
ることなくユーザが認識できるようにして、作業効率が
低下してしまうことを防止することを目的とする。

【０００６】請求項２記載の発明は、プリント要求を送
信したホストコンピュータにプリンタ異常を送信するこ
とにより、異常発生をユーザが認識できるようにして、
プリント作業効率を向上させることを目的とする。請求
項３記載の発明は、管理者用コンピュータにプリンタ異
常を送信することにより、管理者が速やかに対応できる
ようにして、プリント作業効率を向上させることを目的
とする。

【０００７】請求項４記載の発明は、プリンタ異常に対
処する対処方法を送信することにより、速やかに対処で
きるようにして、プリント作業効率を向上させることを
目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項１記載の発明は、複数のコンピュータに接続され、
その複数のコンピュータから送信されたデータを混同す
ることなく順次プリントするネットワークプリンタであ
って、データのプリント要求を出力したホストコンピュ
ータのユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段と、該ユー
ザ記憶手段に記憶されているホストコンピュータにデー
タのプリント完了情報を送信する完了通知手段と、を設
けたことを特徴とするものである。

【０００９】請求項２記載の発明は、異常発生を検出す
る異常検出手段を備え、該異常検出手段が異常を検出し
たとき前記ユーザ記憶手段に記憶されているホストコン
ピュータに異常発生情報を送信する第１異常通知手段を
設けたことを特徴とするものであり、請求項３記載の発
明は、異常発生を検出する異常検出手段を備え、保守管
理する管理者が使用している管理者用コンピュータのユ
ーザ情報を記憶する管理者記憶手段と、前記異常検出手
段が異常を検出したとき前記管理者記憶手段に記憶され
ている管理者用コンピュータに異常発生情報を送信する
第２異常通知手段と、を設けたことを特徴とするもので
ある。

【００１０】請求項４記載の発明は、前記異常の種類に
応じた対処方法を記憶する対処記憶手段と、前記異常検
出手段が異常を検出したとき対処記憶手段から異常の種
類に応じて対処方法を読み出しその異常に対する対処方
法を前記ユーザ記憶手段に記憶されているホストコンピ
ュータまたは前記管理者記憶手段に記憶されている管理
者用コンピュータの少なくともどちらか一方に送信する
対処方法送信手段と、を設けたことを特徴とするもので
ある。

【００１１】

【作用】請求項１記載の発明では、ホストコンピュータ
のユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段と、そのホスト
コンピュータにデータのプリント完了情報を送信する完
了通知手段と、が設けられる。したがって、ユーザ記憶
手段にホストコンピュータのアドレス等のユーザ情報が
記憶され、データのプリントが完了したとき、ユーザ記
憶手段に記憶されているアドレスのホストコンピュータ
に完了通知手段によりそのデータのプリント完了情報が
送信される。

【００１２】請求項２記載の発明では、異常を検出する
異常検出手段が備えられ、異常検出手段により異常が検
出されたときホストコンピュータにその異常発生情報を
送信する第１異常通知手段が設けられる。したがって、
異常が発生したとき、ユーザ記憶手段に記憶されている
アドレスのホストコンピュータに第１異常通知手段によ
り異常発生情報が送信され、ユーザに異常発生が通知さ
れる。

【００１３】請求項３記載の発明では、異常を検出する
異常検出手段が備えられ、管理者用コンピュータのユー
ザ情報を記憶する管理者記憶手段と、異常検出手段によ
り異常が検出されたとき管理者用コンピュータにその異
常発生情報を送信する第２異常通知手段と、が設けられ
る。したがって、異常が発生したとき、管理者記憶手段
に記憶されているアドレスの管理者用コンピュータに第
２異常通知手段により異常発生情報が送信され、管理者
に異常発生が通知される。

【００１４】請求項４記載の発明では、異常の種類に応
じた対処方法を記憶する対処記憶手段と、異常検出手段
により異常が検出されたとき対処記憶手段から異常の種
類に応じて対処方法を読み出しその異常に対する対処方
法をホストコンピュータまたは／および管理者用コンピ
ュータのに送信する対処方法送信手段が設けられる。し
たがって、異常が発生したとき、対処方法送信手段によ
り対処記憶手段から異常の種類に応じた対処方法が読み
出され、その異常に対する対処方法がホストコンピュー
タまたは／および管理者用コンピュータに送信され、ユ
ーザまたは／および管理者に異常発生が通知される。

【００１５】

【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１〜図４は本発明に係るネットワークプリンタの一実施
例を示す図である。まず、構成を説明する。図１および
図２において、11はネットワークプリンタであり、ネッ
トワークプリンタ（以下、単にプリンタともいう）11は
ネットワークケーブル12により複数のコンピュータ13ａ
〜13ｅが接続されている。このプリンタ11はネットワー
クコントローラ14と、プリンタコントローラ15と、プリ
ンタエンジン16と、から構成されており、ネットワーク
コントローラ14が例えばコンピュータ13ｉ〜13ｊから出
力されたプリント要求を受け付けてそのコンピュータ13
ｉ〜13ｊ（ホストコンピュータ）から送信されたデータ
を順次プリンタコントローラ15に送信し、プリンタコン
トローラ15がそのデータをプリンタエンジン16の印字可
能な情報に変換するとともにそのプリンタエンジン16の
印字駆動をコントロールして、ホストコンピュータ13ｉ
〜13ｊから送信されたデータを混同することなく順次プ
リントするようになっている。

【００１６】このプリンタ11は給紙トレイの転写紙がな
くなったり、トナーがなくなったり、紙詰まり等が発生
してプリントを継続することが不可能になったことを検
出してその異常（エラー）に対応するエラーＮｏ．を出
力する異常検出手段（図示していない）が設けられてい
る。また、このプリンタ11のネットワークコントローラ
14には、プリント要求を出力したホストコンピュータ13
ｈから送信されるそのアドレスおよびそのホストコンピ
ュータ13ｈを使用しているユーザ名のユーザ情報と、プ
リンタ11を管理する管理者が使用している管理者用コン
ピュータ13ｋのアドレスおよび管理者名のユーザ情報
と、を記憶および書き換え可能な第１メモリと、プリン
タコントローラ15から出力されるプリント完了信号を受
け取ってホストコンピュータ13ｈにプリント完了情報を
送信する完了通知手段と、前記異常検出手段が検出した
異常の種類（エラーＮｏ．）に応じた対処方法を予め書
込まれ設定される第２メモリと、前記異常検出手段がプ
リント中に異常を検出したとき、前記第２メモリからエ
ラーＮｏ．に応じた対処方法を読み出し（検索し）て、
異常発生情報およびその異常に対する対処方法を通知す
る通知用メッセージの電子メイルを作成し、その電子メ
イルをホストコンピュータ13ｈに送信する第１通知手段
と、前記異常検出手段が異常を検出したとき、前記第２
メモリからエラーＮｏ．に応じた対処方法を読み出し
て、異常発生情報およびその異常に対する対処方法を通
知する通知用メッセージの電子メイルを作成し、その電
子メイルを管理者用コンピュータ13ｋに送信する第２通
知手段と、から構成された制御手段17を備えている。

【００１７】すなわち、制御手段17は、前記第１メモリ
によりユーザ記憶手段および管理者記憶手段を、第２メ
モリにより対処記憶手段を、第１通知手段により第１異
常通知手段および対処方法送信手段を、第２通知手段に
より第２異常通知手段および対処方法送信手段を、構成
している。なお、管理者用コンピュータ13ｋがホストコ
ンピュータ13ｈになることがあることはいうまでもな
い。

【００１８】次に、図３および図４を用いて作用を説明
する。まず、データのプリントが完了しその完了情報が
プリンタコントローラ15により出力され通知されると、
ホストコンピュータ13ｈから出力されたプリント要求が
ネットワークコントローラ14により受け付けられ（ステ
ップＰ１）、そのホストコンピュータ13ｈから送信され
た前記ユーザ情報であるアドレスおよびユーザ名が制御
手段17の前記第１メモリに記憶される（ステップＰ
２）。次いで、送信されたデータがネットワークコント
ローラ14からプリンタコントローラ15に送られ、プリン
タコントローラ15によりそのデータが印字可能な情報に
変換されプリンタエンジン16がコントロールされてプリ
ントが開始される。

【００１９】そして、前記異常（エラー）が発生したか
否か確認され（ステップＰ３）、前記異常検出手段によ
り異常が検出されるとステップＰ４に進み、確認されな
いとプリントが完了したか否か確認され（ステップＰ
５）、プリンタコントローラ15からの前記完了信号が確
認されないとステップＰ３に戻り、前記完了信号の出力
が確認されるとそのプリント完了信号が前記完了通知手
段に受け取られ前記第１メモリに記憶されているアドレ
スのホストコンピュータ13ｈにプリント完了情報が送信
されプリント完了がユーザに通知される。

【００２０】一方、ステップＰ３で異常が前記異常検出
手段により検出されエラー発生が確認されると、図４に
示すように、前記異常検出手段により出力される前記エ
ラーＮｏ．に応じた前記第２メモリに設定されている対
処方法が前記第１、２通知手段により検索され、異常発
生情報およびその異常に対する対処方法を通知する通知
用メッセージの電子メイルが作成される（ステップＰ
７）。次いで、プリント中であるか否か確認され（ステ
ップＰ８）、プリント待機中の場合にはステップＰ10に
進み、プリント中である場合には前記第１メモリに記憶
されているユーザ情報のアドレスのホストコンピュータ
13ｈに前記電子メイルが送信されユーザに異常発生およ
びその対処方法が通知され（ステップＰ９）、管理者用
コンピュータ13ｋに前記電子メイルが送信され管理者に
異常発生およびその対処方法が通知される（ステップＰ
10）。

【００２１】このように本実施例によれば、プリントが
完了したとき、ホストコンピュータ13ｈにプリントの完
了情報が送信されるので、ホストコンピュータを使用し
ているユーザにプリント完了が通知され、プリントが完
了したか確認しに行く必要がなく、またプリンタの前で
待機する必要もない。したがって、プリントによる作業
効率の低下が防止される。

【００２２】また、待機中に異常が検出されたとき管理
者用コンピュータ13ｋに異常発生情報が送信され管理者
に異常が通知され、またプリント中に異常が検出された
ときホストコンピュータ13ｈおよび管理者用コンピュー
タ13ｋに異常発生情報が送信されユーザおよび管理者に
異常が通知されるので、ユーザがプリント原稿を取りに
行ったときにプリンタ異常のためプリントされていない
ということがなく、また異常が発生したときに管理者が
速やかに対応することができプリンタが速やかに復旧さ
れる。したがって、プリント作業効率が向上される。

【００２３】さらに、異常が検出されたとき異常の種類
に応じた対処方法がホストコンピュータまたは／および
管理者用コンピュータに送信されるので、取り扱い説明
書を調べることなく速やかに対処することができ、不慣
れなユーザによっても速やかに復旧される。したがっ
て、プリント作業効率がより向上される。

【００２４】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、ユーザ記
憶手段がプリント要求を出力したホストコンピュータの
アドレス情報等を記憶し、データのプリントが完了した
とき、ユーザ記憶手段が記憶しているアドレスのホスト
コンピュータに完了通知手段がデータのプリントの完了
情報を送信する。したがって、ホストコンピュータから
プリント要求したユーザがプリントが完了したかプリン
タの所まで確認しに行く必要がなく、またプリンタの前
で待機する必要もない。その結果、移動することなくユ
ーザが認識することができ、プリントにより作業効率が
低下してしまうことを防止することができる。

【００２５】請求項２記載の発明によれば、異常検出手
段が異常を検出したときユーザ記憶手段が記憶している
アドレスのホストコンピュータに第１異常通知手段がプ
リンタの異常発生情報を送信する。したがって、ユーザ
がプリント原稿を取りに行ったときにプリンタ異常のた
めプリントされていないということがないとともに、異
常が発生したときに速やかに対応することができる。そ
の結果、プリント作業効率を向上させることができる。

【００２６】請求項３記載の発明によれば、異常検出手
段が異常を検出したとき管理者記憶手段が記憶している
アドレスの管理者用コンピュータに第２異常通知手段が
プリンタの異常発生情報を送信する。したがって、異常
が発生したときにプリンタの管理者が速やかに対応する
ことができ、プリンタの復旧が速やかに行なうことがで
きる。その結果、プリント作業効率をより向上させるこ
とができる。

【００２７】請求項４記載の発明によれば、異常検出手
段が異常を検出したとき対処記憶手段から異常の種類に
応じた対処方法を読み出し、対処方法送信手段がユーザ
記憶手段に記憶されているアドレスのホストコンピュー
タまたは／および管理者記憶手段に記憶されているアド
レスの管理者用コンピュータにその対処方法を送信す
る。したがって、異常が発生したときにエラーメッセー
ジ等から取り扱い説明書を調べることなく速やかに対処
することができ、復旧を速やかに行なうことができる。
その結果、プリント作業効率をより向上させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るネットワークプリンタの一実施例
を適用したネットワークの全体構成を示すブロック図で
ある。

【図２】その一実施例の構成を示すブロック図である。

【図３】その一実施例を説明するフローチャートであ
る。

【図４】その一実施例を説明する他のフローチャートで
ある。

【符号の説明】

11 ネットワークプリンタ 12 ネットワークケーブル 13ａ〜13ｅ コンピュータ 14 ネットワークコントローラ 15 プリンタコントローラ 16 プリンタエンジン 17 制御手段

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のコンピュータに接続され、その複数
   のコンピュータから送信されたデータを混同することな
   く順次プリントするネットワークプリンタであって、 データのプリント要求を出力したホストコンピュータの
   ユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段と、該ユーザ記憶
   手段に記憶されているホストコンピュータにデータのプ
   リント完了情報を送信する完了通知手段と、を設けたこ
   とを特徴とするネットワークプリンタ。
2. 【請求項２】異常発生を検出する異常検出手段を備え、 該異常検出手段が異常を検出したとき前記ユーザ記憶手
   段に記憶されているホストコンピュータに異常発生情報
   を送信する第１異常通知手段を設けたことを特徴とする
   請求項１記載のネットワークプリンタ。
3. 【請求項３】異常発生を検出する異常検出手段を備え、 保守管理する管理者が使用している管理者用コンピュー
   タのユーザ情報を記憶する管理者記憶手段と、前記異常
   検出手段が異常を検出したとき前記管理者記憶手段に記
   憶されている管理者用コンピュータに異常発生情報を送
   信する第２異常通知手段と、を設けたことを特徴とする
   請求項１記載のネットワークプリンタ。
4. 【請求項４】前記異常の種類に応じた対処方法を記憶す
   る対処記憶手段と、前記異常検出手段が異常を検出した
   とき対処記憶手段から異常の種類に応じて対処方法を読
   み出しその異常に対する対処方法を前記ユーザ記憶手段
   に記憶されているホストコンピュータまたは前記管理者
   記憶手段に記憶されている管理者用コンピュータの少な
   くともどちらか一方に送信する対処方法送信手段と、を
   設けたことを特徴とする請求項２または３記載のネット
   ワークプリンタ。