JPH06347539A - アダプティブノイズキャンセラ - Google Patents

アダプティブノイズキャンセラ

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JPH06347539A
JPH06347539A JP13731593A JP13731593A JPH06347539A JP H06347539 A JPH06347539 A JP H06347539A JP 13731593 A JP13731593 A JP 13731593A JP 13731593 A JP13731593 A JP 13731593A JP H06347539 A JPH06347539 A JP H06347539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
noise
adaptive
output
echo
Prior art date
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Pending
Application number
JP13731593A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiya Suzuki
道也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH06347539A publication Critical patent/JPH06347539A/ja
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 参照信号に所望に信号が含まれている場合で
も、雑音低減効果の低下が少ないアダプティブノイズキ
ャンセラを提供する。 【構成】 主信号及び疑似雑音が入力される減算器21
と、減算器の出力信号に基づいてタップ係数を更新して
入力された参照信号から疑似雑音を生成するアダプティ
ブフィルタ22と、減算器の出力信号から所望の信号を
検出するエコー検出器23と、エコー検出器によって所
望の信号が検出されている間は、減算器の出力信号がア
ダプティブフィルタへ入力されることを阻止するスイッ
チ24とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アダプティブノイズキ
ャンセラに関し、特に、アクティブソーナー用アダプテ
ィブノイズキャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブソーナーの中には、ソーナー
受信信号中の雑音成分(例えば、航走雑音)を低減させ
て、S/N比を向上させるために、ANC(アダプティ
ブノイズキャンセラ)手法を採用したものがある。
【0003】この方法は、所定方向に向かう主軸を有す
る受信ビームを形成して得る主信号(Primary 信号)
と、所定方向の感度が無感度(null)となる受信ビーム
を形成して得る参照信号(Reference 信号)とに基づい
て雑音低減を図るものである。詳述すると、所定方向に
向かう主軸を有する受信ビームによって得られた主信号
は、所望の信号と雑音とを含んでいる。また、所定方向
の感度が無感度となる受信ビームによって得られた参照
信号は、所望の信号を含んでおらず、主信号に含まれる
雑音と極めて相関の高い信号のみを含んでいる。従っ
て、参照信号から疑似雑音を生成し、主信号から疑似雑
音を減じれば、所望の信号が得られる筈である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アクティブソーナー
は、通常、船に搭載されて使用される。従って、船が波
に揺られると、アクティブソーナーの受信ビームも動揺
する。このため、本来所望の信号を含むことのない参照
信号に、所望の信号が含まれることがある。この場合、
従来のANCは、所望の信号をも低減させ、雑音低減の
効果が無かったり、信号そのものが消えてしまったりす
る。
【0005】本発明は、参照信号に所望に信号が含まれ
ている場合でも、雑音低減効果の低下が少ないアダプテ
ィブノイズキャンセラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、所望信
号と雑音信号とを含む主信号から疑似雑音信号を減算す
る減算器と、該減算器の出力に基づいてタップ係数を更
新し前記雑音信号と相関の高い参照信号から前記疑似信
号を生成するアダプティブフィルタとを有するアダプテ
ィブノイズキャンセラにおいて、前記減算器の出力から
前記所望信号を検出する検出器と、該検出器の出力に従
って前記アダプティブフィルタのタップ係数の更新を中
断させるタップ係数更新中断手段とを有することを特徴
とするアダプティブノイズキャンセラが得られる。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。本発明の一実施例を適用した測深機のブロック図を
図1に示す。この測深機は、送信信号を発生する信号発
生器11、送信信号を増幅するパワーアンプ12、送信
信号を音響信号として送波し、その反射音響信号(エコ
ー)を受波して受信信号を出力する2つの送受波器素子
13及び14、受信信号を増幅するプリアンプ15及び
16、パワーアンプからの送信信号を送受波器素子13
及び14に送信し、送受波器素子13及び14からの受
信信号をそれぞれプリアンプ15及び16へ送信する送
受切替器17、プリアンプ15及び16の出力を加算す
る整相器18、プリアンプ15と16の出力の差分を求
める整相器19、及びアダプティブノイズキャンセラ
(ANC)20を有している。ANC20は、減算器2
1、アダプティブ(トランスバーサル)フィルタ22、
エコー検出器23、及びスイッチ24を有している。
【0008】次に、この測深機の動作を説明する。な
お、以下の説明は、この測深機が、海底の深さを測定す
るために船に搭載されているものとして行う。
【0009】信号発生器11が発生した送信信号は、パ
ワーアンプ12で増幅され、送受切替器17を介して送
受波器素子13及び14に送信される。送受波器素子1
3及び14は、互いに一定の距離を隔てて同一方向(重
力方向)へ向けて船体に固定されている。そして、これ
ら送受波器素子13及び14は、送信信号を音響信号に
変換し、船の真下(重力方向)に向かって送出する。
【0010】送受波器素子13及び14から送出された
音響信号は、それぞれ海底で反射され、エコーとして送
受波器素子13及び14によって受波される。送受波器
素子13及び14は、受波したエコーを、電気信号(受
信信号)に変換し、送受切替器17を介してプリアンプ
15及び16へ出力する。
【0011】ここで、送受波器素子13及び14は、エ
コーのみならず雑音も受信信号として出力する。しか
し、送受波器素子13及び14が、一定の距離を隔てて
取り付けられているので、双方の受信信号に含まれる雑
音は同一波形とはならない。そこで、これら2つの受信
信号の和と差を求めれば、エコー成分が強められた主信
号と、エコー成分が除去された参照信号が得られるはず
である。つまり、2つの受信号の和を求めれば、所定方
向に向かう主軸を有する受信ビーム25を形成でき、所
定方向の感度が無感度(null)となる受信ビーム26を
形成することができるはずである。
【0012】プリアンプ15は、送受波器素子13から
の受信信号を、プリアンプ16は、送受波器素子14か
らの受信信号を、それぞれ増幅する。そして、プリアン
プ15及び16は、それぞれ整相器18及び19の双方
に増幅した受信信号を出力する。
【0013】整相器18は、入力された2つの受信信号
を加算する。また、整相器19は、入力された2つの信
号の差分を求める。これにより、前述の所定方向に向か
う主軸を有する受信ビーム25及び所定方向の感度が無
感度となる受信ビーム26が、形成されたことになる。
即ち、整相器18は、2つの受信信号に基づいて、所望
の信号と雑音信号とを含む主信号を出力し、整相器19
は、所望の信号を含まず雑音信号に相関の高い信号を含
む参照信号を出力する。これら主信号及び参照信号は、
アダプティブノイズキャンセラ(ANC)20に入力さ
れる。
【0014】ANC20に入力された主信号は、減算器
21に入力される。また、ANC20に入力された参照
信号は、アダプティブフィルタ22に入力される。アダ
プティブフィルタ22は、減算器21の出力に基づいて
そのタップ係数を更新しながら、入力された参照信号か
ら疑似雑音信号を生成し、減算器21へ出力する。減算
器20は、主信号から疑似雑音信号を減算して、雑音が
低減された主信号を出力する。この雑音が低減された主
信号には、理想的には所望の信号(エコー)のみが含ま
れる。
【0015】エコー検出器23は、減算器21から出力
された信号からエコーを検出する。そしてエコーを検出
している期間は、スイッチ24をオフさせる制御信号を
出力する。スイッチ24は、エコー検出器からの制御信
号にしたがって、エコーが検出されているときはオフ、
エコーが検出されていないときはオンする。
【0016】これにより、アダプティブフィルタ22
は、エコーが存在しないときには、従来通り適応型の処
理を行うが、エコーが存在するときは、タップ係数の更
新を停止して処理を行う。従って、参照信号側にエコー
信号が含まれていても、疑似雑音信号のレベルを大きく
することがなく、必要以上に主信号側のエコーの信号レ
ベルを低減させることがない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、主信号に含まれる雑音
を参照信号を用いて低減するアダプティブノイズキャン
セラにおいて、エコーが検出されている間は、アダプテ
ィブフィルタのタップ係数の更新を中断するようにした
ことで、参照信号にエコーが含まれているときでも、雑
音低減の性能が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したアクティブソーナ
ーのブロック図である。
【符号の説明】
11 信号発生器 12 パワーアンプ 13,14 送受波器素子 15,16 プリアンプ 17 送受切替器 18 整相器 19 整相器 20 アダプティブノイズキャンセラ(ANC) 21 減算器 22 アダプティブ(トランスバーサル)フィルタ 23 エコー検出器 24 スイッチ 25 所定方向に向かう主軸を有する受信ビーム 26 所定方向の感度が無感度(null)となる受信ビ
ーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望信号と雑音信号とを含む主信号から
    疑似雑音信号を減算する減算器と、該減算器の出力に基
    づいてタップ係数を更新し前記雑音信号と相関の高い参
    照信号から前記疑似信号を生成するアダプティブフィル
    タとを有するアダプティブノイズキャンセラにおいて、
    前記減算器の出力から前記所望信号を検出する検出器
    と、該検出器の出力に従って前記アダプティブフィルタ
    のタップ係数の更新を中断させるタップ係数更新中断手
    段とを有することを特徴とするアダプティブノイズキャ
    ンセラ。
  2. 【請求項2】 前記タップ係数更新中断手段が、前記減
    算器の出力側と前記アダプティブフィルタとを接続する
    接続線上に設けられたスイッチであることを特徴とする
    アダプティブノイズキャンセラ。
JP13731593A 1993-06-08 1993-06-08 アダプティブノイズキャンセラ Pending JPH06347539A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961008