JPH06347492A - 高電圧部測定装置 - Google Patents
高電圧部測定装置Info
- Publication number
- JPH06347492A JPH06347492A JP14039493A JP14039493A JPH06347492A JP H06347492 A JPH06347492 A JP H06347492A JP 14039493 A JP14039493 A JP 14039493A JP 14039493 A JP14039493 A JP 14039493A JP H06347492 A JPH06347492 A JP H06347492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring device
- high voltage
- sensor
- hook
- insulating rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】センサ部の電池を不要にし、かつセンサ部を小
型化し操作性を向上した新規な高電圧部測定装置を提供
する。 【構成】本装置は、荷電部に接触させるフック１と、針
電極２と、これらを支持する中空の絶縁棒３と、紫外線
（２００ｎｍ〜３６０ｎｍ）受光器４とで構成される。
位相差検出を行う場合、本装置のフック棒５を２組用い
て、該受光器４を位相差検出部６とを連結して構成され
る。フック棒５は測定装置を遮光性を有するもので被覆
したものが好ましい。
型化し操作性を向上した新規な高電圧部測定装置を提供
する。 【構成】本装置は、荷電部に接触させるフック１と、針
電極２と、これらを支持する中空の絶縁棒３と、紫外線
（２００ｎｍ〜３６０ｎｍ）受光器４とで構成される。
位相差検出を行う場合、本装置のフック棒５を２組用い
て、該受光器４を位相差検出部６とを連結して構成され
る。フック棒５は測定装置を遮光性を有するもので被覆
したものが好ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高電圧部測定装置に関す
る、特に商用周波数高電圧が荷電された２ヶ所の電圧位
相差を検出し、相の一致不一致を表示するのに有効な高
電圧部測定装置に関するものである。
る、特に商用周波数高電圧が荷電された２ヶ所の電圧位
相差を検出し、相の一致不一致を表示するのに有効な高
電圧部測定装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、送電線や変電所母線などの高電
圧部の電圧、電流、温度などの物理量を一時的に計測す
る場合には、長尺な絶縁棒の先端にセンサを取り付けて
高電圧部に接近または接触させる。そして、センサの出
力情報を光、音、無線などの信号に変換し空間や光ファ
イバ等の絶縁性の高い媒体を伝搬させて大地電位部に伝
送する。従来、これらの一手段として、センサ出力を光
信号に変え、光ファイバまたは中空の絶縁棒内を伝搬さ
せて大地電位部に伝送する装置がある。この種の装置で
は、高電圧部への接触によって閃絡が発生した場合に
は、停電故障になるばかりでなく操作者の命に関わるた
め、絶縁媒体に高い電気絶縁性が要求される。この意味
で、中空の絶縁棒は中実の光ファイバより高い絶縁性を
もつことから、中空の絶縁棒内を光伝送させる方式は、
光ファイバを用いる装置より優れている。
圧部の電圧、電流、温度などの物理量を一時的に計測す
る場合には、長尺な絶縁棒の先端にセンサを取り付けて
高電圧部に接近または接触させる。そして、センサの出
力情報を光、音、無線などの信号に変換し空間や光ファ
イバ等の絶縁性の高い媒体を伝搬させて大地電位部に伝
送する。従来、これらの一手段として、センサ出力を光
信号に変え、光ファイバまたは中空の絶縁棒内を伝搬さ
せて大地電位部に伝送する装置がある。この種の装置で
は、高電圧部への接触によって閃絡が発生した場合に
は、停電故障になるばかりでなく操作者の命に関わるた
め、絶縁媒体に高い電気絶縁性が要求される。この意味
で、中空の絶縁棒は中実の光ファイバより高い絶縁性を
もつことから、中空の絶縁棒内を光伝送させる方式は、
光ファイバを用いる装置より優れている。
【０００３】又変電所等の工事のために、荷電中の電力
ケーブルをバイパスさせることがある。その際には、３
相の電力ケーブルに３本のバイパスケーブルのそれぞれ
一端を接続し、工事箇所等を迂回させて他端をそれぞれ
の相の電力ケーブルに接続する。この時、バイパスケー
ブルは、既に一端が各相の電力ケーブルに接続されてい
るので、同一相のケーブル同志を接続しなければならな
い。もし、異相のケーブルを接続してしまうと大事故に
なるので、接続する前に接続する両ケーブルの同相、異
相を確認する必要がある。この場合従来は商用周波数高
電圧の位相差を検出するには、電圧情報を光信号に変換
するセンサを中空の絶縁棒の一端に設け、他端にセンサ
からの光を電圧信号に変換する受光部を設けたものを２
組有し、２つの受光部の電圧信号をメタル線で受け位相
差を検出する検出部を有する検相器があった。絶縁棒の
受光部側を把持して、センサ部を持ち上げ、荷電部に接
触させると、電圧位相情報が光で中空の絶縁棒中を伝搬
して大地電位の受光部へ伝送される。受光部では光信号
を電気信号に変換し、２ヶ所の受光部からの信号で、検
出部が位相差を検出する。
ケーブルをバイパスさせることがある。その際には、３
相の電力ケーブルに３本のバイパスケーブルのそれぞれ
一端を接続し、工事箇所等を迂回させて他端をそれぞれ
の相の電力ケーブルに接続する。この時、バイパスケー
ブルは、既に一端が各相の電力ケーブルに接続されてい
るので、同一相のケーブル同志を接続しなければならな
い。もし、異相のケーブルを接続してしまうと大事故に
なるので、接続する前に接続する両ケーブルの同相、異
相を確認する必要がある。この場合従来は商用周波数高
電圧の位相差を検出するには、電圧情報を光信号に変換
するセンサを中空の絶縁棒の一端に設け、他端にセンサ
からの光を電圧信号に変換する受光部を設けたものを２
組有し、２つの受光部の電圧信号をメタル線で受け位相
差を検出する検出部を有する検相器があった。絶縁棒の
受光部側を把持して、センサ部を持ち上げ、荷電部に接
触させると、電圧位相情報が光で中空の絶縁棒中を伝搬
して大地電位の受光部へ伝送される。受光部では光信号
を電気信号に変換し、２ヶ所の受光部からの信号で、検
出部が位相差を検出する。
【０００４】従来のセンサ部は、荷電部に接触させるフ
ックを抵抗を介してメタル電極に接続し、抵抗両端の電
位の正負に応じて電解効果トランジスター（ＦＥＴ）を
スイッチングし、発光トランジスター（ＬＥＤ）をオン
−オフさせるものである。
ックを抵抗を介してメタル電極に接続し、抵抗両端の電
位の正負に応じて電解効果トランジスター（ＦＥＴ）を
スイッチングし、発光トランジスター（ＬＥＤ）をオン
−オフさせるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の測
定装置はセンサ部に抵抗、ＦＥＴ、保護回路等の回路や
電池を有するため、センサ部が大きくなり、それに対応
して絶縁棒も大きくなり、操作しずらい。また、電池は
消耗品であり交換の不便がある等の問題があった。
定装置はセンサ部に抵抗、ＦＥＴ、保護回路等の回路や
電池を有するため、センサ部が大きくなり、それに対応
して絶縁棒も大きくなり、操作しずらい。また、電池は
消耗品であり交換の不便がある等の問題があった。
【０００６】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、センサ部の電池を不要にし、かつセンサ部を
小型化し操作性を向上した新規な高電圧部測定装置を提
供することにある。
を解消し、センサ部の電池を不要にし、かつセンサ部を
小型化し操作性を向上した新規な高電圧部測定装置を提
供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の要旨
は、センサ部にフックと針電極を用いたことにあり、こ
れによりセンサ部の電池を不要とし、かつセンサ部を小
型化したものである。
は、センサ部にフックと針電極を用いたことにあり、こ
れによりセンサ部の電池を不要とし、かつセンサ部を小
型化したものである。
【０００８】即ち、本発明の上記目的は 光を伝送する空間伝送部を内部に有する中空の絶縁
棒と、その絶縁棒の先端に設けられ高電圧部に接近した
時に上記高電圧部の物理量を検出するセンサ部と、その
物理量に対応する光信号を上記空間伝送部に送出する送
信部と、上記絶縁棒の基端に設けられ上記空間伝送路を
伝送されてくる上記送信部からの光信号を受信する受信
部とを備えた高電圧部測定装置において、上記センサ部
と送信部がフックと針電極とよりなり、電池を必要とし
ないことを特徴とする高電圧部測定装置。
棒と、その絶縁棒の先端に設けられ高電圧部に接近した
時に上記高電圧部の物理量を検出するセンサ部と、その
物理量に対応する光信号を上記空間伝送部に送出する送
信部と、上記絶縁棒の基端に設けられ上記空間伝送路を
伝送されてくる上記送信部からの光信号を受信する受信
部とを備えた高電圧部測定装置において、上記センサ部
と送信部がフックと針電極とよりなり、電池を必要とし
ないことを特徴とする高電圧部測定装置。
【０００９】 請求項１記載の高電圧部測定装置を２
組用いて、前記受信部を位相検出部に連結し２ヶ所の電
圧位相差を測定することを特徴とする高電圧部測定装
置。
組用いて、前記受信部を位相検出部に連結し２ヶ所の電
圧位相差を測定することを特徴とする高電圧部測定装
置。
【００１０】によって達成される。
【００１１】本発明におけるフックと針電極は金属を用
い、絶縁棒は繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）を用い
る。位相差検出部はマイクロコンピュータを用いて容易
に実現することができる。
い、絶縁棒は繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）を用い
る。位相差検出部はマイクロコンピュータを用いて容易
に実現することができる。
【００１２】
【実施例】図１に本発明の一好適実施例の装置構成を示
す。
す。
【００１３】本装置は荷電部に接触させるフック１と、
針電極２と、これらを支持する中空の絶縁棒３と、紫外
線（２００ｎｍ〜３６０ｎｍ）受光器４とで構成され
る。位相差検出を行う場合、本装置のフック棒５を２組
用いて該受光器４を位相差検出部６とを連結して構成さ
れる。フック棒５は測定装置を遮光性を有するもので被
覆したものが好ましい。
針電極２と、これらを支持する中空の絶縁棒３と、紫外
線（２００ｎｍ〜３６０ｎｍ）受光器４とで構成され
る。位相差検出を行う場合、本装置のフック棒５を２組
用いて該受光器４を位相差検出部６とを連結して構成さ
れる。フック棒５は測定装置を遮光性を有するもので被
覆したものが好ましい。
【００１４】フック１を荷電部に接触させると、針電極
２の先端は高電界となり商用周波数高電圧のピーク付近
に対応してコロナが発生し、紫外線が放射される。放射
された紫外線を、中空の絶縁棒３中を伝搬し紫外線受光
器４に到達する。紫外線受光器４は、紫外線信号を電気
信号に変換する。この電気信号は、荷電部電圧が負のピ
ーク時にピークとなる。位相差検出部６では、フック棒
５の２ヶ所からの信号を受け、任意の商用周波数の一周
期間内で信号が最大となる時間をそれぞれ求め、これら
の差から位相差を検出する。位相差が設定値以下であれ
ば、同相を表示し、設定値以上であれば異相を表示す
る。
２の先端は高電界となり商用周波数高電圧のピーク付近
に対応してコロナが発生し、紫外線が放射される。放射
された紫外線を、中空の絶縁棒３中を伝搬し紫外線受光
器４に到達する。紫外線受光器４は、紫外線信号を電気
信号に変換する。この電気信号は、荷電部電圧が負のピ
ーク時にピークとなる。位相差検出部６では、フック棒
５の２ヶ所からの信号を受け、任意の商用周波数の一周
期間内で信号が最大となる時間をそれぞれ求め、これら
の差から位相差を検出する。位相差が設定値以下であれ
ば、同相を表示し、設定値以上であれば異相を表示す
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明の高電圧部測定装置により、セン
サ部と送信部が、フックと針電極となり電池を必要とし
ないため、センサ部を軽量小型化することができ、絶縁
棒も細くできたので操作性が向上した。
サ部と送信部が、フックと針電極となり電池を必要とし
ないため、センサ部を軽量小型化することができ、絶縁
棒も細くできたので操作性が向上した。
【図１】本発明の高電圧部測定装置の一実施例の側面
図。
図。
１ フック ２ 針電極 ３ 中空絶縁棒 ４ 紫外線受光器 ５ フック棒 ６ 位相差検出部
Claims (2)
- 【請求項１】光を伝送する空間伝送部を内部に有する中
空の絶縁棒と、その絶縁棒の先端に設けられ高電圧部に
接近した時に上記高電圧部の物理量を検出するセンサ部
と、その物理量に対応する光信号を上記空間伝送部に送
出する送信部と、上記絶縁棒の基端に設けられ上記空間
伝送路を伝送されてくる上記送信部からの光信号を受信
する受信部とを備えた高電圧部測定装置において、上記
センサ部と送信部がフックと針電極とよりなり、電池を
必要としないことを特徴とする高電圧部測定装置。 - 【請求項２】請求項１記載の高電圧部測定装置を２組用
いて、前記受信部を位相検出部に連結し２ヶ所の電圧位
相差を測定することを特徴とする高電圧部測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14039493A JPH06347492A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 高電圧部測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14039493A JPH06347492A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 高電圧部測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347492A true JPH06347492A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15267783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14039493A Pending JPH06347492A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 高電圧部測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06347492A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106786864A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-31 | 深圳市伟义兄弟进出口有限公司 | 一种可以测试电池参数的充电器 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP14039493A patent/JPH06347492A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106786864A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-31 | 深圳市伟义兄弟进出口有限公司 | 一种可以测试电池参数的充电器 |
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