JPH06346639A - シリンダ錠とキーの組合わせ - Google Patents

シリンダ錠とキーの組合わせ

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JPH06346639A
JPH06346639A JP6052083A JP5208394A JPH06346639A JP H06346639 A JPH06346639 A JP H06346639A JP 6052083 A JP6052083 A JP 6052083A JP 5208394 A JP5208394 A JP 5208394A JP H06346639 A JPH06346639 A JP H06346639A
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ネバライネン キョスティ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 それ自体周知の案内要素が使用される新しい
解決方法により一方向へ作用可能な基本的な錠型式に新
しい輪郭変化を与え、同時にキーの安全を改善する新し
いキー輪郭を提供する。 【構成】 シリンダ錠とキーの組合わせは、シリンダハ
ウジング（１）と、周辺ノッチ（２０）を有する幾つか
のロック用円板（３，４）を含む円板の堆積およびロッ
ク用バー（１０）を包囲して回転可能な内部シリンダ
（２）とを備え、ロック用バーは、その施錠位置におい
てシリンダハウジング（１）に対する内部シリンダ
（２）の回転をロック用円板（３，４）と共に阻止す
る。ロック用円板（３，４）は、ロック機構の解放位置
へキー（１２）によって回転可能である。案内要素（１
４）は、円板（３，４）のキー開口部（６，７）によっ
て一緒に形成され円板の堆積を越えて長手方向へ延びキ
ーが錠の中で回される際にキー（１２）によって連続的
に回転される様に配置されたキーチャンネル内に更に設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ錠とキーの組
合わせおよびキーまたはそのために与えられるキーブラ
ンクに関する。
【０００２】
【従来の技術】回転可能なロック用円板を備える種類の
シリンダ錠は、それ自体既に長い期間にわたって周知で
ある。この錠型式において利用可能な異なる開口部の組
合わせの数が著しく大きくても、一致を回避する様に、
即ち、キーが偶然によって錠を開くのを回避する様に、
更に異なる開口部の変化を形成する必要が存在し、マス
ター付きロックシステムとして体系的に製造された多数
の錠およびキーを含む錠グループを別個の依頼人に提供
することは、それ自体非常に希であって想像されない
が、特に可能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】１つの解決方法は、錠
のロック用円板の数を増大することである。しかしなが
ら、これにより、錠がその軸線方向において一層多くの
空間を必要とし、従って、実際上、通常の厚さの扉また
は同様な物へは適用できなくなる。従って、一層有利な
手段としては、少くとも部分的に、好ましくは全体に、
相互に不適合である異なる新しいキー輪郭を与えること
である。新しいキー輪郭を与える周知の解決方法は、米
国特許第４，１２７，９９６号に相当するフィンランド
国特許第６８２９０号に開示されている。通常の様に、
この錠型式は、その基本的な輪郭が軸の横断面において
半円形であるキーによって操作される。従って、また製
造技法により、新しい相互に不適合の輪郭変化を与える
可能性は、しかしながら実際上かなり制限される。その
上、問題の半円形の基本的な輪郭が長い期間にわたり一
般に使用されてきたため、それに関連するまたはそれか
ら得られるキー輪郭に関連するキーの安全性に問題があ
る。すなわち、既に使用されているキーのキー輪郭へ所
要の付加的な溝を作ることによってキーが新しいキー輪
郭にのみ意図される別の錠にも適合可能ないし作用可能
になるからである。
【０００４】問題の錠型式に使用される別の輪郭は、幾
分矩形断面である。しかながら、この種の変形輪郭は、
例えば米国特許第４，３５１，１７２号に相当するフィ
ンランド国特許第７４３２０号に示される回転可能なロ
ック用円板を備える特定の二方向に操作可能なシリンダ
錠に用いられる。この装置では、ロック用円板の戻し
は、その周辺において可動な１つまたはそれ以上の戻し
バーによって行われ、キーから該バーへの力の伝達は、
所謂持上げＯ−ロック用円板（ｌｉｆｔｉｎｇＯ−ｌｏ
ｒｋｉｎｇ ｄｉｓｃ）によって達成される。この錠の
異形に更に関連して、米国特許第４，６８６，８４３号
に相当するフィンランド国特許第８１４２９号は、キー
のチャンネルに挿入される別個の案内要素を開示し、そ
の目的は、回転制限装置と共に、錠内へのおよび錠外へ
のキーの変位が特定の回転位置においてのみ実施可能な
様にその変位を案内することによってロック用円板の堆
積の不時の混乱を防止することである。案内要素の別の
目的は、錠のこじ開けを妨げることである。更に、案内
要素の形状を変更することにより、新しいキー輪郭が完
成されてもよい。しかながら、この解決方法では、案内
要素は、ロック用円板自体に直接に全く作用しない。
【０００５】国際特許第８９／１１０１４号は、通常の
半円形キー輪郭に基づく別の解決方法を開示し、これで
は、ロック用円板の戻りを与える戻し面と共に組合わせ
面は、キー軸の平面側に通常の様に配置される。更に、
この装置は、持上げＯ−ロック用円板へ固定される２本
のバーを有し、バーの１本は、キーチャンネル自体内に
配置される。これらのバーは、キーがロック機構の施錠
位置に向って戻る様に回転されるとき、ロック用円板を
一緒に戻す。この装置の目的は、錠のこじあけ道具によ
る個々のロック用円板の探りおよび変位を防止すること
によって錠のこじあけを阻止することである。ロック用
円板の戻りは、全く通常のやり方のキーによりロック機
構の通常の使用の際に生じる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、前述の
解決方法の利点が達成されしかもそれらの欠点が排除さ
れる様に、キーチャンネル内に配置されるべきそれ自体
周知の案内要素が使用される新しい解決方法により回転
可能なロック用円板を備え一方向へ作用可能である上述
の基本的な錠型式に新しい輪郭変化を提供することであ
る。同時に、一目的は、この錠型式に関するキーの安全
がそれによって改善可能である新しいキー輪郭を提供す
ることである。
【０００７】本発明の目的は、特許請求の範囲の請求項
１およびその他の請求項に一層明らかに開示される態様
において達成される。本発明によると、円板の堆積は、
幾つかのロック用円板を有し、キー開口部は、その中心
部分へ向って延びる少くとも１つの段を有する様に形成
され、隣接する側面は、相互に対してほぼ垂直である。
これにより、段の１つの側面は、キーがロック機構の開
く方向へ回転される際に内部シリンダに対するロック用
円板の回転運動を定めるためにキーの対応する組合わせ
面と協働する様に配置された組合わせ面を形成し、他の
側面は、ロック用円板の戻し面を夫々形成している。キ
ーは、キーの最初の挿入位置に相当するロック機構の施
錠位置へロック用円板を戻すために案内要素によってそ
の戻し面に作用する様に配置されている。従って、ロッ
ク用円板のキー開口部とキー輪郭との新しい組合せと、
キーチャンネル内に配置される案内要素によるロック用
円板の戻しとを利用することにより、新しい基本的な輪
郭と、その輪郭における新しい面とを、輪郭変化を与え
るために利用することができる。
【０００８】ロック用円板の戻し面の長さは、組合わせ
面の長さの様に長くなくてもよい。従って、実際上、ロ
ック用円板のキー開口部の戻し面の長さがロック用円板
の組合わせ面の１／３以下に過ぎなくても充分である。
これにより、輪郭変化に利用可能な面のためにキー軸に
おいて一層多くのスペースが得られる。
【０００９】ロック用円板のキー開口部は、戻し面の一
端から延びてロック用円板の周辺ノッチが形成される領
域に配置された彎曲面を有する様に設計されている。彎
曲面は、切断された周辺ノッチとキー開口部との間の距
離が好ましくは少くとも１mmである様に形成されて設置
される。これにより、周辺ノッチとキー開口部との間の
領域は、ロック用円板の製造および強さの点から見て充
分に広いままであることが確保される。
【００１０】案内要素は、好ましくは、その軸線方向に
おいてキーチャンネルの両側で対称的に延びる２つの部
材を有し、これにより、ロック用円板のキー開口部は、
各々が案内要素の軸方向部材のいづれかの１つと協働す
る様に配置される戻し面を有する２つの別個の段を備え
る。これにより、その役割に対して、キーは、相互に対
して１８０°の回転角度を有する２つの別個の位置のキ
ーチャンネルにおいて挿入可能なことが確保される。
【００１１】実際上、有利な実施例では、錠のキーで回
転可能でキーチャンネルを制限する輪郭円板がキーの挿
入端部においてシリンダハウジングと内部シリンダとの
間に配置され、これにより、案内要素が輪郭円板に支持
されるようになっている。次に、輪郭円板のキー開口部
は、異なるキー輪郭に基づく異なる錠およびキーの群を
与えるために対称的に変形されてもよい。
【００１２】輪郭変化を増大して案内要素に改良される
支持を与えるため、案内要素は、内部シリンダの内側部
分にキーチャンネルに沿って配置されそれ自体周知のＯ
−ロック用円板に支持される。これにより、Ｏ−ロック
用円板のキー開口部を、錠に適合可能で錠内で作用可能
なキー輪郭を更に限定するための輪郭円板に関係なく変
形することができる。
【００１３】本発明による組合わせに含まれるキーまた
はキーブランクは、その軸部分が少くともほぼ矩形の横
断面を有し、案内要素の軸を越えて長さ方向へ延びる少
くとも１本の溝、好ましくは軸の両側に対称的に配置さ
れる２本の溝を含む様に形成されるのがよい。キーまた
はキーブランクの軸部分は、更に一端縁と、この端縁に
関連する側面とを有し、各々の場合に錠の開口部の組合
わせを決定し該側面から出発する組合わせ面は、該第１
端縁に隣接して配置される軸部分の他の端縁に向って相
互に所定の間隔に配置されるべき斜面として切削される
様に配置され、該第２端縁は、かなり丸められる。これ
により、錠とのキーの適合性が確保されると同時に、問
題の錠と同様な輪郭を有するキーの使用を防止すること
が可能であり、これは、キーの安全を改良する。
【００１４】更に、キーは、その軸部分の中心軸線の両
側に対称的に配置される２系列の組合わせ面を有し、こ
れにより、組合わせ面に隣接して配置されたキーの軸部
分の端縁は、丸められる。これにより、キーは、上述の
様に２つの異なる回転位置において錠に挿入可能であ
り、錠は、これらの位置のどちらからでも回転されて開
かれる。これは、使用者に便利である。次に、キーが１
系列の組合わせ面のみを有している場合は、この便利さ
を犠牲にして輪郭変化が達成される。以下、添付図面を
参照し例として本発明を更に説明する。
【００１５】
【実施例】図中、１は、回転可能な内部シリンダ２をそ
の内部に有するシリンダハウジングを示す。内部シリン
ダ２は、円板の堆積を包囲する。この堆積は、ロック機
構の開口部の組合わせを決定する周辺ノッチ２０とキー
開口部７とを有し錠のキー１２で回転可能な幾つかの標
準的なロック用円板４と、キー開口部６を有する少くと
も１つの持上げＯ−ロック用円板３とを含む。ロック用
円板は、キー開口部８を有する中間円板５によって相互
に分離される。また、ロック機構は、その施錠位置でシ
リンダハウジング１に対する内シリンダ２の回転を阻止
する様にシリンダハウジング１の溝３０に部分的に配置
されて、内部シリンダのスロット９に部分的に配置され
るロック用バー１０を有している。ロック用円板は、所
定の位置へ錠のキー１２によって回転されてもよく、そ
の位置では、周辺ノッチ２０は、均等なチャンネルを錠
の軸線方向において内部シリンダ２のスロット９の位置
に形成する。ロック用バー１０は、シリンダハウジング
１の溝３０からこのチャンネルへ進入し、これにより、
シリンダハウジング１に対してキーと一緒に回転する様
に内部シリンダ２を解放する。内部シリンダ２のこの回
転運動は、所望の部材、例えばロックボルトへ更に伝達
される。図１では、１３は、円板の堆積を有する内部シ
リンダ２をシリンダハウジング２に対して軸方向に固定
して、内部シリンダ２からの力の伝達がそれによって生
じ得る装置を全体的に示す。
【００１６】この錠の型式において周知の様に、ロック
機構は、確実な案内の下で作用し、これにより、持上げ
Ｏ−ロック用円板は、ロック機構が施錠される際にロッ
ク用バー１０をシリンダハウジング１の溝３０へ逆に押
込む様になってる。この点では、ばね１１は、ロック用
バー１０のこの運動を扶助し、従って、操作を一層円滑
にするために使用される。
【００１７】錠は、円板の堆積の円板におけるキー開口
部６，７，８によって一緒に形成されるキーチャンネル
内に配置された案内要素１４をも有している。図１の実
施例では、案内要素１４は、円板の堆積を越えてキーチ
ャンネルの両側において軸線方向へ延びキーチャンネル
の内側端部において一体に結合された２つの部材を有し
ている。キー１２の軸は、案内要素１４のため溝２５を
有している。図１の場合では、案内要素１４は、内部シ
リンダ２の内側端部において持上げＯ−ロック用円板３
に、シリンダ２の外側端部において輪郭円板１５によっ
て支持されている。双方の円板３，１５は、キーが錠内
で回転される際にキーと共に連続的に回転し、これによ
り、ロック用円板の戻りは、案内要素１４がロック用円
板４のキー開口部７に作られる対立面２３（図２参照）
に作用する様に、キーの溝２５と、円板３，１５と、案
内要素１４とによって自由に実施される。
【００１８】図１の錠は、また、ドリル抵抗部材１９
と、錠内へのキー１２の挿入および除去を特定の位置に
おいてのみ可能にすることによって錠の乱されない作用
の観点から有利である制限部材１６，１７とを有してい
る。従って、これらは、円板の堆積の不時の混乱を防止
し、案内要素１４と共に、錠が操作される際にキーの挿
入および除去の運動によって特に生じる錠の摩耗を防止
する。実際上、前述の制限は、異なる手段によって行わ
れてもよい。この場合には、制限板１７ａ，１７ｂは、
内部シリンダ２に対して静止して支持されたスリーブ１
６に支持される。キーが錠内で回転されるとき、制限板
１７ａ，１７ｂは、キー１２の軸へ向って半径方向へ移
動し、キーが挿入位置に相当する最初の位置に戻る様に
回転されるまで、軸に作られた凹所３１によって錠から
のキーの除去を阻止する。板１８は錠の内部から制限部
材１６，１７を支持する。
【００１９】図２は、錠に含まれる標準的なロック用円
板４を示す。ロック用円板４のキー開口部７は、２つの
対称的に配置された段２１を有し、段２１は、キーにお
いて切削されるべき組合わせ面２７（図５参照）と協働
する組合わせ面２２と、戻し面２３とを有し、戻し面２
３は、キーがロック機構のロックを解いた後に最初の位
置に戻されるとき、案内要素１４の作用の下で、上述の
様にロック機構の施錠位置に対応するロック用円板４の
最初の位置に戻る円板４の回転を生じさせる。また、キ
ー開口部７は、周辺ノッチ２０とキー開口部７との間の
距離Ａが製造技術および強さの点で充分である様に、即
ち、距離Ａが好ましくは少くとも１mmである様に、形成
された彎曲面２４を有している。
【００２０】図３は、本発明による錠に使用されるべき
輪郭円板１５を示し、円板１５のキー開口部３２は、図
３に点線で示すキー軸における所望の輪郭変化を与える
ために利用される。従って、キーの全体の軸にわたって
延びる長い輪郭溝は、輪郭円板１５を貫通するキーに実
施される。また更に、短い溝は、図４に夫々示される様
に周知の態様で持上げＯ−ロック用円板のキー開口部６
をも利用することによってキー軸に配置されてもよい。
図３による輪郭円板１５と、図４によるＯ−ロック用円
板とに対応するキー輪郭は、それぞれ図６、図７に示さ
れている。
【００２１】図１の実施例では、持上げＯ−ロック用円
板３は、内部シリンダ２内の円板の堆積の最も内側の円
板である。これは、ロック機構の作用の観点から不可欠
ではなく、所望により、持上げＯ−ロック用円板は、円
板の堆積内で外方へ移動されてもよい。従って、一層長
い輪郭溝は、一層の輪郭変化を与えるためにキー軸に設
けられてもよい。また、勿論、溝の形状および寸法は、
必要によって変更されてもよい。
【００２２】特に図５から明らかな様に、キーは、組合
わせ面２７に対する充分に効果的な面を確保する様に、
その切削がむしろ鋭角の端縁２６と、端縁に関連する側
面３３とから開始される２組の組合わせ面２７を備える
のが好適である。端縁２６に対して隣接する端縁２８
は、上述の様にキー開口部７の設計に対する要件を考慮
して丸められている。同時に、キー軸の切削されるべき
組合わせ面２７は、ロック機構の信頼性のある作用を確
保する様に充分に長く作られてもよいことが認められる
べきである。
【００２３】本発明は、図示の実施例に制限されず、幾
つかの変更は、添付特許請求の範囲内で実施可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるシリンダ錠とキーの組合わせの一
実施例の分解図。
【図２】図１の組合わせに含まれる標準的なロック用円
板の平面図。
【図３】幾つかの可能な輪郭変化の配置を点線で示す本
発明による組合わせの錠に使用されるべき輪郭円板の平
面図。
【図４】幾つかの可能な輪郭変化の配置を点線で示す本
発明による組合わせの錠に使用されるべき所謂持上げＯ
−ロック用円板の平面図。
【図５】可能な組合わせの切削をも含む本発明による組
合わせに含まれるキーの基本的な輪郭の横断面図。
【図６】錠に含まれる図３の輪郭円板の位置におけるキ
ーの輪郭の横断面図。
【図７】錠に含まれる図４の持上げＯ−ロック用円板の
位置におけるキーの輪郭の横断面図。
【符号の説明】
１ シリンダハウジング ２ 内部シリンダ ３ 持上げＯ−ロック用円板 ４ 標準的なロック用円板 ６ キー開口部 ７ キー開口部 １０ ロック用バー １２ キー １４ 案内要素 １５ 輪郭円板 ２０ 周辺ノッチ ２１ 段 ２２ 組合わせ面 ２３ 戻し面（対立面） ２４ 彎曲面 ２５ キーの溝 ２６ 端縁 ２７ キーの組合わせ面 ２８ 丸められる端縁 ３２ キー開口部 ３３ 側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペッカ ベフビラーイネン フィンランド国リペリ，リペリンティエ 119

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 シリンダハウジング（１）と，周辺ノッ
    チ（２０）を有するロック用円板（３，４）を含む円板
    の堆積と、ロック用バー（１０）とを包囲し回転可能で
    ある前記シリンダハウジング内の内部シリンダ（２）と
    を備え，前記ロック用バー（１０）が、その施錠位置に
    おいて前記ロック用円板（３，４）と一緒に前記シリン
    ダハウジング（１）に対する前記内部シリンダ（２）の
    回転を阻止し，これにより、前記ロック用円板（３，
    ４）が、ロック機構の解放位置へ錠のキー（１２）によ
    って回転可能であり，更に、円板の前記堆積に含まれる
    前記円板（３，４）のキー開口部（６，７）によって共
    に形成されるキーチャンネル内を円板の前記堆積を越え
    て長手方向へ延び前記キーを錠内で回す際に該キー（１
    ２）と共に連続的に回転する様に配置された案内要素
    （１４）を備える円板シリンダ錠とキーの組合わせにお
    いて，円板の前記堆積が、幾つかのロック用円板（３，
    ４）を有し，該円板（３，４）の前記キー開口部（６，
    ７）が、その中心部分に向って延びる少くとも１つの段
    （２１）を有する様に形成され，該段の隣接する側面
    が、相互に対してほぼ垂直であり，これにより、段（２
    １）の一側面が、前記ロック機構を開く方向へ前記キー
    （１２）を回す際に前記内部シリンダ（２）に対する前
    記ロック用円板（３，４）の回転運動を決定するために
    前記キー（１２）の対応する組合わせ面（２７）と協働
    する様に配置される組合わせ面（２２）を形成し，前記
    段（２１）の他の側面が、前記ロック用円板（３，４）
    の戻し面（２３）を夫々形成し，前記キー（１２）が、
    その最初の挿入位置に相当する前記ロック機構の施錠位
    置へ前記ロック用円板（３，４）を戻すために前記案内
    要素（１４）によって前記戻し面（２３）に作用する様
    に配置されていることを特徴とする組合わせ。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の組合わせにおいて，前
    記ロック用円板のキー開口部の前記戻し面（２３）が、
    該ロック用円板の前記組合わせ面（２２）よりもかなり
    短く、好ましくはその長さにおいて１／３以下である組
    合わせ。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載の組合わせにおいて，前
    記ロック用円板（４）のキー開口部（７）が、前記戻し
    面（２３）の一端から延びて、該ロック用円板（４）の
    周辺ノッチ（２０）のために生じ得る切断に対する領域
    の位置に配置される彎曲面（２４）を有し，切断される
    周辺ノッチ（２０）と前記キー開口部（７）との間の距
    離が好ましくは少くとも１mmである様に、前記彎曲面
    （２４）が、形成されて位置決めされている組合わせ。
  4. 【請求項４】 請求項１に記載の組合わせにおいて，前
    記案内要素（１４）が、その軸線方向において前記キー
    チャンネルの両側で対称的に延びる２つの部材を有し，
    前記ロック用円板のキー開口部（６，７）が、対応する
    ２つの別個の段（２１）を有し，該各段が、前記案内要
    素（１４）の軸線方向部材のいづれかの１つと協働する
    様に配置されている戻し面（２３）を有する組合わせ。
  5. 【請求項５】 請求項１に記載の組合わせにおいて，前
    記錠のキー（１２）によって回転可能で前記キーチャン
    ネルを制限する輪郭円板（１５）が、該キーの挿入端部
    において前記シリンダハウジング（１）と前記内部シリ
    ンダ（２）との間に配置され，前記案内要素（１４）
    が、該輪郭円板（１５）に支持され，該輪郭円板（１
    ５）のキー開口部（３２）が、異なるキー輪郭に基づく
    異なる錠と、キーとの群に備えるために系統的に変更さ
    れる様に配置されている組合わせ。
  6. 【請求項６】 請求項５に記載の組合わせにおいて，前
    記案内要素（１４）が、前記内部シリンダ（２）の内側
    部分において前記キーチャンネルに沿って配置されるそ
    れ自体周知のＯ−ロック用円板（３）に支持され，該Ｏ
    −ロック用円板（３）のキー開口部（６）が、前記錠に
    適合するキー輪郭を更に限定するために前記輪郭円板
    （１５）に関係なく変更される様に配置されている組合
    わせ。
  7. 【請求項７】 請求項１から請求項６のいづれか１つの
    項に記載の組合わせのためのキーまたはキーブランクに
    おいて，前記キーの軸部分（１２）が、少くともほぼ矩
    形の横断面を有すると共に、前記案内要素（１４）に対
    して該軸にわたって長さ方向へ延びる少くとも１本の溝
    （２５）、好ましくは該軸の両側に対称的に配置される
    ２本の溝（２５）を有し，前記軸部分（１２）が、第１
    の端縁（２６）と、該端縁に関連する側面（３３）とを
    更に有し，各々の場合に前記錠の開口部の組合わせを決
    定し前記端縁から出発する前記組合わせ面（２７）が、
    前記第１端縁（２６）に隣接して配置された前記軸部分
    の別の第２の端縁（２８）に向って相互に所定の間隔で
    配置されるべき斜面として切削される様に配置されてお
    り，該第２端縁（２８）が、かなり丸められているキー
    またはキーブランク。
  8. 【請求項８】 請求項７に記載のキーにおいて，前記キ
    ー（１２）の軸部分の中心軸線の両側に対称的に配置さ
    れる２系統の組合わせ面（２７）を備え，該組合わせ面
    （２７）の系統に隣接して配置された前記キー（１２）
    の軸部分の前記端縁（２８）が、丸められているキー。
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