JPH06345970A - オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

オルガノポリシロキサン組成物

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JPH06345970A
JPH06345970A JP16311693A JP16311693A JPH06345970A JP H06345970 A JPH06345970 A JP H06345970A JP 16311693 A JP16311693 A JP 16311693A JP 16311693 A JP16311693 A JP 16311693A JP H06345970 A JPH06345970 A JP H06345970A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 (イ)分子中に下記式(1)で示される単位
を有すると共に、けい素原子に直結したアルケニル基を
けい素原子1個当り0.05個以上有するアルケニル基
含有オルガノポリシロキサン、 RSiO1.5 (1) (但し、式中Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一
価炭化水素基である。) (ロ)下記一般式(2)で示される有機けい素化合物、 (但し、式中R1 ,R2はそれぞれ一価の炭化水素基であ
り、Qは芳香族炭化水素基を含有する二価の有機基であ
る。) (ハ)白金系触媒、 (ニ)上記(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分を主
成分とする樹脂成分の硬化物との屈折率差が±0.00
5である無機フィラーを含有してなるオルガノポリシロ
キサン組成物。 【効果】 高温下に曝されても透明度が低下せず、温度
・湿度が変化しても高い光透過率を安定して維持でき、
優れた耐湿性、耐熱性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光透過率が高く、耐湿
性、耐熱性、機械的強度が良好で、低熱膨張性の硬化物
を与え、電気・電子分野での光学デバイス封止用等とし
て好適なオルガノポリシロキサン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オルガノポリシロキサンの硬
化物は、耐熱性、難燃性、耐侯性、耐水性に優れている
ことが知られている。このため、電気絶縁、塗料用ビヒ
クル、撥水剤、離型剤等の他、成形材料としても使用さ
れている。
【0003】とりわけエポキシ樹脂、ポリカーボネート
樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等の有機系や含
窒素有機系の樹脂に比べて、透明性に優れ、光学材料と
して有用で、透明性の高いポリメタクリル酸メチルを主
成分とするアクリル樹脂と比べても、可撓性、耐熱性に
優れており、そのためプラスチック光ファイバーとして
使用され、また、シラノール基を多量にもつ親水性オル
ガノポリシロキサンとシリカゾル、アルミナゾル等と組
み合わせた液は、ハードコーティング剤として使用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オルガ
ノポリシロキサン硬化物は、有機系樹脂に比べて機械的
強度が低く、また電子材料封止用として使用されるエポ
キシ樹脂に比べて線膨張係数がほぼ2倍であることか
ら、硬化物の内部応力が大きく、そのため電子材料封止
用として使用した場合には電子部品の故障の原因となる
場合がある。
【0005】更に、オルガノポリシロキサンの硬化物は
生理的に不活性であり、その硬さと透明性から歯科用コ
ンポジットとしても有用であるが、機械的強度が劣るた
めに耐食性に問題がある。
【0006】また、オルガノポリシロキサン硬化物は、
上述したように耐熱性に優れるものの、高温高湿環境下
で使用すると水蒸気が吸収され、温度変化時にそれが凝
縮して白濁を生じ、透明性が著しく低下するという問題
がある。
【0007】このため、オルガノポリシロキサン組成物
は、素質としては非常に有用なものでありながら、使用
範囲が極めて限定されてしまうという問題があり、使用
範囲が拡大されたオルガノポリシロキサン組成物の開発
が求められていた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、高い機械的強度、低熱膨張性を有すると共に、透明
性が高く、かつ高温高湿度条件で使用しても光透過性の
ほとんど低下しない硬化物を与えるオルガノポリシロキ
サン組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(イ)分
子中に下記式(1)で示される単位を有すると共に、け
い素原子に直結したアルケニル基をけい素原子1個当り
0.05個以上有するアルケニル基含有オルガノポリシ
ロキサン、 RSiO1.5 …(1) (但し、式中Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一
価炭化水素基である。)(ロ)下記一般式(2)で示さ
れる有機けい素化合物、及び(ハ)白金系触媒を含有
し、かつ上記(イ)、(ロ)及び(ハ)成分を主成分と
する樹脂成分の硬化物との屈折率差が±0.005であ
る無機フィラーを配合したオルガノポリシロキサン組成
物が有効であること、特に、無機フィラーとして、アル
コキシシランとチタネートとの共加水分解により生じた
ゲルを焼成して得られたシリカ・チタニアガラスを用い
ることが有効であることを知見した。
【0010】
【化2】 (但し、式中R1 ,R2はそれぞれ一価の炭化水素基であ
り、Qは芳香族炭化水素基を含有する二価の有機基であ
る。)
【0011】即ち、本発明者は、透明性を維持しつつ高
い機械的強度、低い膨張係数を与えるオルガノポリシロ
キサン組成物につき検討した結果、得られる樹脂の硬化
物とほぼ同じ屈折率を有する無機フィラーを配合すると
共に、耐湿性や透明性を向上させるために、付加架橋反
応させる成分中に三次元構成単位やフェニル基、フェニ
レン基等の芳香族基を含ませることが有効であることを
知見したものである。
【0012】これについて更に詳しく説明すると、通常
のオルガノポリシロキサン弾性体はガラス転移温度が非
常に低く、通常の使用湿熱環境条件下ではオルガノポリ
シロキサン分子鎖全体がミクロブラウン運動と呼ばれる
活発な分子運動を行ない、この分子運動に伴って自由体
積が大きくなって水蒸気の吸収量の温度依存性が高くな
っており、このため温度が変化(低下)するとオルガノ
ポリシロキサン弾性体中で水蒸気が凝結し、硬化物の光
透過性が著しく低下することがわかった。
【0013】更に本発明者は、上記現象を防止するには
使用湿熱環境条件の温度(通常は50℃未満)よりも高
いガラス転移温度を有するオルガノポリシロキサン硬化
物が効果的であることを見い出した。そして、オルガノ
ポリシロキサン組成物の硬化前のオルガノポリシロキサ
ン構造に三次元構成単位、即ち上記式(1)で示される
単位とけい素原子に直結したアルケニル基をけい素原子
1個当り0.05個以上含有させ、かつかかるオルガノ
ポリシロキサン中のアルケニル基と付加架橋反応する架
橋剤として上記式(2)で示されるけい素原子に直結し
た水素原子を有する有機けい素化合物を用いることによ
り、通常の使用湿熱環境条件の温度よりも高いガラス転
移温度を有する硬化物を与えるオルガノポリシロキサン
組成物を得ることができ、このオルガノポリシロキサン
組成物の硬化物は耐湿性に優れ、高温高湿度条件下で使
用しても光透過性が低下せず、高い信頼性を有すること
を知見した。
【0014】また、樹脂成分の硬化物と無機フィラーと
の屈折率差を±0.005以内にすることにより、樹脂
と無機フィラーとの界面の屈折率差が原因で生じる光散
乱による透過率の低下を防止することができ、この場
合、上記式(1)中のR及び上記式(2)中のQの二価
の芳香族炭化水素基の選択と割合、並びに式(1)の三
次元構成単位の割合を変化させることによって、硬化物
の屈折率とガラス転移温度を調製することができ、更
に、アルコキシシランとチタネートとの共加水分解によ
り生じたゲルを焼成して得られたシリカ・チタニアガラ
スは、透明性が優れると共に、屈折率の調製が容易で、
硬化物の屈折率と同一の屈折率とすることができ、透明
性が要求されるオルガノポリシロキサン組成物の無機フ
ィラーとして好適であることを見い出し、本発明をなす
に至ったものである。
【0015】従って、本発明は、(イ)分子中に上記式
(1)で示される単位を有すると共に、けい素原子に直
結したアルケニル基をけい素原子1個当り0.05個以
上有するアルケニル基含有オルガノポリシロキサン、
(ロ)上記一般式(2)で示される有機けい素化合物、
(ハ)白金系触媒、及び(ニ)上記(イ)成分、(ロ)
成分及び(ハ)成分を主成分とする樹脂成分の硬化物と
の屈折率差が±0.005である無機フィラーを含有し
てなるオルガノポリシロキサン組成物、並びに無機フィ
ラーが、アルコキシシランとチタネートとの共加水分解
により生じたゲルを焼成して得られたシリカ・チタニア
ガラスである上記オルガノポリシロキサン組成物を提供
する。
【0016】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、(イ)成分のオルガノポリシロキサンは、下記式
(1)で示される三次元構成単位を有し、かつけい素原
子に直結したアルケニル基を有するものである。 RSiO1.5 …(1)
【0017】ここで、上記式(1)において、Rは炭素
数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基であり、
具体的に例示すると、メチル基,エチル基,プロピル基
等のアルキル基、ビニル基,アリル基,ヘキセニル基等
のアルケニル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル
基、フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール
基、ベンジル基,フェニルエチル基等のアラルキル基、
テトラクロロフェニル基,クロロフェニル基,クロロメ
チル基,ペンタフルオロブチル基,トリフルオロプロピ
ル基等のハロゲン置換一価炭化水素基などが挙げられ
る。これらの中でもメチル基,フェニル基,ビニル基が
好ましいが、これらの割合は特に制限されない。なお、
この式(1)の三次元構成単位は、(イ)成分のオルガ
ノポリシロキサン中30〜80モル%、特に40〜70
モル%の割合で含有することが好ましい。
【0018】また、この(イ)成分のオルガノポリシロ
キサンは、後述する(ロ)成分の有機けい素化合物のけ
い素原子に直結した水素原子と、(ハ)成分の白金系触
媒の存在下で付加架橋反応により硬化するものであり、
このため1分子中にけい素原子に直結したビニル基,ア
リル基,アクリル基等のアルケニル基をけい素原子1個
当り0.05個以上、好ましくは0.15個以上有する
ことが必要である。このけい素原子に直結したアルケニ
ル基の数がけい素原子1個当り0.05個未満の場合、
硬化速度が遅くなったり、あるいは硬化物が得られなく
なる。
【0019】なお、(イ)成分のオルガノポリシロキサ
ンを構成する上記式(1)以外の単位としては、R 2
iO、R3SiO0.5、SiO2単位を挙げることがで
き、R 2SiOは20〜70モル%、R3SiO0.5は0
〜20モル%、SiO2は0〜20モル%含有すること
が好ましい。
【0020】上記式(1)の三次元構成単位及びアルケ
ニル基を有する(イ)成分のオルガノポリシロキサンと
しては、具体的に下記平均組成式で示されるものが例示
される。なお、Meはメチル基、Viはビニル基、Ph
はフェニル基を示す。 〔MeSiO1.5a〔MeViSiO〕b、〔PhSi
1.5a〔MeViSiO〕b、〔PhSiO1.5
a〔MeSiO1.5b〔MeViSiO〕c、〔PhSi
1.5a〔ViSiO1.5b〔Me2SiO〕c、〔Ph
SiO1.5a〔MeViSiO〕b〔MePhSi
O〕c、〔PhSiO1.5a〔MeViSiO〕b〔Me
3SiO0.5c〔SiO2d、〔PhSiO1.5a〔M
eViSiO〕b〔ViMe2SiO0.5c〔Si
2d、〔MeSiO1.5a〔MeViSiO〕b〔H
0.5c、〔PhSiO1.5a〔MeViSiO〕
b〔HO0.5c、〔PhSiO1.5a〔MeSiO1.5
b〔MeViSiO〕c〔HO0.5e、〔PhSi
1.5a〔ViSiO1.5b〔Me2SiO〕c〔HO
0.5e、〔PhSiO1.5a〔MeViSiO〕b〔M
ePhSiO〕c〔HO0.5e、〔PhSiO1.5
a〔MeViSiO〕b〔Me3SiO0.5c〔SiO2
e〔HO0.5d、〔PhSiO1.5a〔MeViSi
O〕b〔ViMe2SiO0.5c〔SiO2e〔H
0.5d (但し、a〜eはそれぞれ1未満の正数であり、各式中
のa〜eの総和は1である。)
【0021】これらのオルガノポリシロキサンは、上記
式におけるそれぞれの構成単位に対応するオルガノハロ
シラン又はオルガノアルコキシシランを共加水分解する
公知方法によって得ることができる。
【0022】次に、(ロ)成分は下記一般式(2)で示
されるけい素原子に直結した水素原子を有する有機けい
素化合物であり、この有機けい素化合物は(イ)成分の
オルガノポリシロキサン中のアルケニル基と付加架橋反
応して硬化物を形成するものである。
【0023】
【化3】
【0024】ここで、上記式(2)中の置換基R1 ,R2
はそれぞれ一価の炭化水素基、好ましくは炭素数1〜1
0、より好ましくは1〜6の一価の炭化水素基であり、
例えばメチル基,エチル基,プロピル基等のアルキル
基、フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール
基、ベンジル基,フェニルエチル基等のアラルキル基な
どが挙げられるが、特にメチル基、フェニル基であるこ
とが好ましい。
【0025】また、置換基Qは芳香族炭化水素基を含有
する二価の有機基、好ましくは炭素数6〜20、より好
ましくは6〜15の芳香族炭化水素基を含有する二価の
有機基であり、これは構造の一部にけい素原子あるいは
シロキサン結合を含んだものであってもよく、具体的に
は下記の基が例示される。
【0026】
【化4】
【0027】このような上記式(2)の有機けい素化合
物としては、具体的に下記構造の化合物を挙げることが
できる。
【0028】
【化5】
【0029】更に、(ハ)成分の白金系触媒は、(イ)
成分のオルガノポリシロキサン中のけい素結合アルケニ
ル基と(ロ)成分の有機けい素化合物中のけい素結合水
素原子との付加反応による架橋結合の生成を促進して硬
化に要する時間を短縮するための触媒である。この白金
系触媒としては、例えば白金黒、塩化白金酸などが挙げ
られるが、オルガノポリシロキサンに溶解させるため、
例えば塩化白金酸のアルコール変性溶液、塩化白金酸の
シリコーン変性溶液などの溶液とすることが好ましい。
【0030】また、(ハ)成分の白金系触媒の量は少な
い方が良く、具体的には(イ)成分と(ロ)成分の合計
量に対して白金として5ppm以下、特に1ppm以下
とすることが好ましい。
【0031】本発明のオルガノポリシロキサン組成物
は、上述した(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分を
含有してなるものであるが、これらの成分を混合して組
成物とした場合、(ハ)成分の白金系触媒の触媒作用に
より、(イ)成分と(ロ)成分との付加反応が常温付近
においても進行し、また、加熱下においてはこの付加反
応の進行が早いため、作業面から任意成分として反応抑
制剤を添加しても良い。この反応抑制剤としては、例え
ばアセチレンアルコール類のほか、3−メチル−3−ブ
チン−2−オール,2−メチル−1−ペンチル−3−オ
ール,3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール,
2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオール,
3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール,
2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−
ジオールなどが挙げられる。
【0032】これらの反応抑制剤の配合量は、上記
(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分に配合した場合
に、得られる硬化物の屈折率と後述する無機フィラーと
の屈折率差が±0.005以内になるように配合するこ
とが好ましい。
【0033】本発明においては、無機フィラーとして上
述した(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分、反応抑
制剤その他の樹脂成分の硬化物との屈折率差が±0.0
05以内のものを使用する。
【0034】この点につき更に詳述する。まず、無機フ
ィラーを配合したオルガノポリシロキサンの硬化物の光
透過率と屈折率の温度依存性及び分散について説明する
と、オルガノポリシロキサンの成形物及び無機フィラー
は各々固有の熱膨張率をもっている。そして、加熱冷却
の際にはそれぞれの熱膨張率に対応した膨張収縮を繰り
返す。この場合、一般にオルガノポリシロキサンは無機
フィラーよりも大きな熱膨張率をもっている。例えば、
エポキシ樹脂の成形物(硬化物)の線膨張係数は10-3
〜10-4-1であるのに対してシリカガラスの線膨張係
数は10-6〜10-7-1である。
【0035】一方、屈折率は温度と透過光の波長の関数
であり、特に温度の影響は膨張収縮に起因するもので、
屈折率は密度と式(3)の関係にある。
【0036】
【数1】 (但し、nは屈折率、dは密度、γは比屈折率を示
す。)
【0037】ここで、比屈折率は物質固有の値であり、
dが温度により変化するため屈折率の温度依存性が現わ
れる。
【0038】また、屈折率に対する透過光の波長の影響
は分散といわれている(例えば、虹に見られるような可
視光のスペクトルは分散の現象を表わしている)が、ほ
とんどの場合に波長が小さくなると屈折率は大きくな
る。これは正常分散と呼ばれ、式(4)で表わされる。
【0039】
【数2】 (但し、λ0,a,bは実験により求められる定数であ
る。)
【0040】無機フィラーを添加されたオルガノポリシ
ロキサンの成形物においては、2者の屈折率の温度依存
性が異なるため、ある特定の温度において一定波長の光
に対する該2者の屈折率が一致したとき、光透過率が最
大になる。
【0041】また、該2者の分散が異なるため、一定温
度の雰囲気下である特定の波長の光に対する該2者の屈
折率が一致したときも同様となる。
【0042】従って、オルガノポリシロキサン硬化物と
無機フィラーとの屈折率差を±0.005以内にするこ
とにより、得られる無機フィラー含有硬化物の透明性を
維持することができる。
【0043】このような条件を満たす無機フィラーとし
ては、溶融シリカ、結晶シリカ、アルミナ、窒化アルミ
ニウムなどを挙げることができるが、特にアルコキシシ
ランとチタネートの共加水分解により生じたゲルを焼成
して得られたシリカ・チタニアガラスが、量産性とコス
トの面から本発明のオルガノポリシロキサン組成物の無
機フィラーとして好ましい。
【0044】かかるシリカ・チタニアガラスは、例えば
特開平3−232741号公報、特開平3−23273
0号公報等に記載されたようないわゆるゾル−ゲル法に
より容易に製造可能であり、しかもチタニア含有量を変
化させることで屈折率(25℃、589nm)を1.4
0〜1.59の範囲で自由に変動させることができ、オ
ルガノポリシロキサン硬化物の屈折率に応じた屈折率と
することができる。なお、無機フィラーの粒径としては
1〜10μm程度が好ましい。
【0045】本発明においては、十分な光透過性を得る
ため、無機フィラーと硬化物の界面に隙間がないように
することが好ましく、そのためには無機フィラーをシラ
ンカップリング剤等の表面処理剤で表面処理することが
好ましい。この場合、表面処理剤も特定の温度と波長に
おいて無機フィラー、オルガノポリシロキサン硬化物と
屈折率を合わせたものを使用することが好ましい。
【0046】上記無機フィラーの配合量は適宜選択され
るが、上記(イ)、(ロ)成分の合計量100重量部に
対して50〜200重量部、特に80〜120重量部と
することが好ましく、50重量部より少ないと硬化物の
線膨張係数が大きくなり、強度が下がるためクラックが
発生しやすくなり、200重量部より多いと硬化物の白
濁現象により透明性が損なわれる場合がある。
【0047】本発明のオルガノポリシロキサン組成物
は、その硬化物のガラス転移温度が50℃以上、特に7
0℃以上であることが好ましく、50℃に満たないと湿
熱環境条件下で硬化物に吸収された水分の凝縮により白
濁が発生し、光透過率が低下し、透明性が低下する場合
がある。
【0048】本発明のオルガノポリシロキサン組成物に
は、上記成分以外に適宜な任意成分を配合することがで
きる。
【0049】上記オルガノポリシロキサン組成物を硬化
させる条件としては80〜120℃で1〜12時間前硬
化させた後、130〜180℃で4〜24時間本硬化さ
せるステップキュア方式でキャスティングかポッテング
を採用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明のオルガノポリシロキサン組成物
は、通常の湿熱環境条件の温度よりも高いガラス転移温
度を有する硬化物を与えることができるので、高温下に
曝されても透明度が低下せず、温度・湿度が変化しても
高い光透過率を安定して維持でき、優れた耐湿性、耐熱
性を有する。
【0051】また、無機フィラーを配合しているので、
硬化物の膨張係数を低下させることができ、低応力であ
ると共に、機械的強度を向上させることができる。
【0052】更に、オルガノポリシロキサン硬化物と無
機フィラーとの屈折率が近似しているので、オルガノポ
リシロキサン硬化物の透明性を損うことがなく、優れた
透明性を有する。
【0053】このため、電気・電子分野における光学デ
バイス封止用として、更には耐食性に優れていることか
ら歯科用コンポジットとしても有用である。
【0054】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。
【0055】まず、本発明の実施例に用いたシリカ・チ
タニアガラスを下記のように製造した。 <シリカ・チタニアガラスa>正ケイ酸メチル(多摩化
学工業製)1520.0gとメタノール(和光純薬、特
級)320.0gとの溶液に30℃で0.2規定塩酸水
溶液180mlを30分で15分かけて滴下し、更に3
0分で1時間撹拌した。
【0056】そこにテトラノルマルブチルチタネート
(日本曹達製)719.6gとメタノール160.0g
を30℃で1時間かけて滴下した後、30℃で1時間撹
拌した。その後、純水692.4gを添加し、更に10
分間撹拌した。
【0057】得られたシリカチタニアゾルをポリプロピ
レン製容器に入れ、90℃で密閉したところ、ゾルは約
30分後にゲル化した。このゲルをそのまま60℃密閉
下で12時間熟成した。その後、容器の蓋を除き、90
℃の乾燥機で3日間乾燥して乾燥ゲル体を得た。
【0058】得られた乾燥ゲル体のうち、250gを容
量250gのアルミナ製ボールミルで1時間粉砕した。
【0059】この粉砕後の乾燥ゲル体を箱形電気炉に入
れ、500℃まではN21.4m3 /h、500℃から乾
燥空気14m3 /hの条件で1100℃まで13時間で
昇温し、30分間1100℃に保持し、平均粒径5.7
μmのシリカ・チタニアガラス粒子(焼結ガラス)を得
た。
【0060】このガラス焼結ガラスの屈折率n25 dを浸
漬法により測定したところ、1.5771であった。
【0061】<シリカ・チタニアガラスb>正ケイ酸メ
チル1520.0gとメタノール320.0gの溶液、
0.2規定塩酸水溶液180ml、テトラノルマルブチ
ルチタネート627.2gとメタノール160.0gの
溶液、純水672.8gを使用し、上記と同様の方法で
平均粒径6.3μm、屈折率n25 d=1.5626のシ
リカ・チタニアガラスを得た。
【0062】<シリカ・チタニアガラスc>正ケイ酸メ
チル1520.0gとメタノール320.0gの溶液、
0.2規定塩酸水溶液180ml、テトラノルマルブチ
ルチタネート715.7gとメタノール160.0gの
溶液、純水691.6gを使用し、上記と同様の方法で
平均粒径6.0μm、屈折率n25 d=1.5765のシ
リカ・チタニアガラスを得た。
【0063】<シリカ・チタニアガラスd>正ケイ酸メ
チル1520.0gとメタノール320.0gの溶液、
0.2規定塩酸水溶液180ml、テトラノルマルブチ
ルチタネート341.7gとメタノール160.0gの
溶液、純水663.9gを使用し、上記と同様の方法で
平均粒径7.2μm、屈折率n25 d=1.5558のシ
リカ・チタニアガラスを得た。
【0064】<シリカ・チタニアガラスe>正ケイ酸メ
チル1520.0gとメタノール320.0gの溶液、
0.2規定塩酸水溶液180ml、テトラノルマルブチ
ルチタネート527.3gとメタノール160.0gの
溶液、純水651.7gを使用し、上記と同様の方法で
平均粒径5.5μm、屈折率n25 d=1.5464のシ
リカ・チタニアガラスを得た。
【0065】次に、これらのシリカ・チタニアガラスを
配合したオルガノポリシロキサン組成物を下記のように
調製した。なお、各例中の部はいずれも重量部である。
また、以下の例においてMeはメチル基、Viはビニル
基を示す。
【0066】[実施例1]下記平均組成式(5)で示さ
れるビニル基含有オルガノポリシロキサン100部と下
記式(6)で示される有機けい素化合物47.2部を混
合した。
【0067】
【化6】
【0068】この混合物の重量を基準として塩化白金酸
のオクチルアルコール変性溶液を白金として1ppmと
なるように添加し、オルガノポリシロキサン組成物Aの
樹脂成分Aを調製した。この樹脂成分A単独で110℃
で6時間、更に150℃で16時間の加熱硬化を行って
得られた硬化物の屈折率はn25 d=1.5784であっ
た。
【0069】この樹脂成分Aと上記シリカ・チタニアガ
ラスa(屈折率n25 d=1.5771)とを重量比で等
量ずつ真空脱泡しながら混合してオルガノポリシロキサ
ン組成物Aを調製した。
【0070】得られたオルガノポリシロキサン組成物A
をキャスティングにて110℃で6時間、150℃で1
6時間の加熱硬化を行って試験片を作製し、下記に示す
方法によりガラス転移温度、線膨張係数、ヒートサイク
ル不良率、光透過率を測定した。結果を表1に示す。
【0071】<ガラス転移温度>メトラー社製のTA4
000熱分析装置を用いて示差走査熱量測定(DSC)
を行い、ガラス転移温度を測定した。
【0072】<ヒートサイクル不良率>図1に示すよう
に、ガラスエポキシ樹脂基板1上に3×3×0.4mm
のシリコンチップ2を貼りつけた後、チクソトロピー性
を有するダム材3をシリコンチップ2を囲むように塗布
して熱硬化させた。
【0073】この場合、ダム材3としては、オルガノポ
リシロキサン組成物A100部に更にアエロジルシリカ
3部を添加したものを使用して、150℃、10時間の
条件で高さ1mmになるように熱硬化させた。
【0074】次いで、ダム材3により形成されたキャビ
ティー4へキャスティングによりオルガノポリシロキサ
ン組成物Aを充填し、硬化させて試験片を得た。
【0075】この試験片を30個用意し、−50℃,3
0分/+150℃,30分の条件でヒートサイクル試験
を行い、50サイクル後のパッケージクラックの割合を
不良率とした。
【0076】<光透過率>10×50×1mmの硬化物
試験片を作製し、吸光光度計を用いて光路長1mmの光
透過率を589nmの波長光で測定した。
【0077】また、硬化物試験片を60℃、90%RH
の環境下に100時間曝した後、室温下に取り出し、2
時間放置後同様に光透過率を測定し、加湿後の光透過率
を求めた。
【0078】更に、これらの試験とは別個に硬化物試験
片を150℃、100時間エージングさせた後、同様に
光透過率を測定し、高温エージング後の光透過率を求め
た。
【0079】[実施例2]式(6)の有機けい素化合物
の代わりに下記式(7)で示される有機けい素化合物4
2.3部を使用した以外は実施例1と同様にオルガノポ
リシロキサン組成物Bの樹脂成分Bを調製した。この樹
脂成分B単独の硬化物の屈折率はn25 d=1.5620
であった。
【0080】
【化7】
【0081】上記樹脂成分Bとシリカ・チタニアガラス
b(屈折率n25 d=1.5626)とを等重量ずつ混合
してオルガノポリシロキサン組成物Bを調製した。
【0082】この組成物Bについて実施例1と同様にガ
ラス転移温度、線膨張係数、ヒートサイクル不良率、光
透過率を測定した。結果を表1に示す。
【0083】[実施例3]式(7)で示される有機けい
素化合物単独配合の代わりに、式(6)で示される有機
けい素化合物34.4部と式(7)で示される有機けい
素化合物11.5部とを併用した以外は、実施例2と同
様にしてオルガノポリシロキサン組成物Cの樹脂成分C
を調製した。この樹脂成分Cの硬化物の屈折率n25 d
1.5744であった。
【0084】上記樹脂成分Cとシリカ・チタニアガラス
c(屈折率n25 d=1.5765)とを等重量ずつ混合
してオルガノポリシロキサン組成物Cを調製した。
【0085】この組成物Cについて実施例1と同様にガ
ラス転移温度、線膨張係数、ヒートサイクル不良率、光
透過率を測定した。結果を表1に示す。
【0086】[比較例1]式(6)で示される有機けい
素化合物の代わりに下記式(8)で示されるオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン32.5部を使用した以外
は実施例1と同様にしてオルガノポリシロキサン組成物
Dの樹脂成分Dを調製した。この樹脂成分Dの硬化物の
屈折率n25 d=1.5560であった。
【0087】
【化8】
【0088】上記樹脂成分Dとシリカ・チタニアガラス
d(屈折率n25 d=1.5558)とを等重量ずつ混合
してオルガノポリシロキサン組成物Dを調製した。
【0089】この組成物Dについて実施例1と同様にガ
ラス転移温度、線膨張係数、ヒートサイクル不良率、光
透過率を測定した。結果を表1に示す。
【0090】[比較例2]両末端がジメチルビニルシロ
キシ基で封鎖され、25℃における粘度が60csであ
るジメチルポリシロキサン100部と下記平均式(9)
で示されるけい素原子に結合した水素原子を1分子中に
3個以上有するメチルハイドロジェンポリシロキサン1
4.3部を使用した以外は実施例1と同様に、オルガノ
ポリシロキサン組成物Eの樹脂成分Eを調製した。この
樹脂成分Eの硬化物の屈折率はn25 d=1.5455で
あった。
【0091】
【化9】
【0092】上記樹脂成分Eとシリカ・チタニアガラス
e(屈折率n25 d=1.5464)とを等重量ずつ混合
してオルガノポリシロキサン組成物Eを調製した。
【0093】この組成物Eについて実施例1と同様にガ
ラス転移温度、線膨張係数、ヒートサイクル不良率、光
透過率を測定した。結果を表1に示す。
【0094】[比較例3]実施例1で調製したオルガノ
ポリシロキサン組成物Aの樹脂成分Aをシリカ・チタニ
アガラスを配合しないでそのまま用いた。
【0095】この樹脂成分Aについて実施例1と同様に
ガラス転移温度、線膨張係数、ヒートサイクル不良率、
光透過率を測定した。結果を表1に示す。
【0096】
【表1】
【0097】表1の結果より、本発明の組成物(実施例
1〜3)は、ガラス転移温度が高く、線膨張係数が低
く、ヒートサイクルにおいて耐クラック性に優れ、光透
過率が高く、特に加湿後や高温エージング後にも殆んど
白濁や変色のみられない硬化物を与えることが認められ
る。
【0098】一方、ガラス転移温度の低いオルガノポリ
シロキサン硬化物(比較例1,2)は、高温高湿の条件
に曝されたときに硬化物中に水分を取り込みやすく、そ
れが室温では凝縮するために白濁が生じ、光透過性が低
下するものであった。また、無機フィラーを含有しない
硬化物(比較例3)は、光透過性は良好であるが、線膨
張係数が高く、ヒートサイクルによりクラック不良を発
生した。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートサイクル不良率の測定に用いた試験片の
平面図である。
【図2】同試験片の断面図である。
【符号の説明】
1 ガラスエポキシ基板 2 シリコンチップ 3 ダム材 4 キャビティ
フロントページの続き (72)発明者 新井 一弘 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 浅野 英一 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)分子中に下記式(1)で示される
    単位を有すると共に、けい素原子に直結したアルケニル
    基をけい素原子1個当り0.05個以上有するアルケニ
    ル基含有オルガノポリシロキサン、 RSiO1.5 …(1) (但し、式中Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一
    価炭化水素基である。) (ロ)下記一般式(2)で示される有機けい素化合物、 【化1】 (但し、式中R1 ,R2はそれぞれ一価の炭化水素基であ
    り、Qは芳香族炭化水素基を含有する二価の有機基であ
    る。) (ハ)白金系触媒、 (ニ)上記(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分を主
    成分とする樹脂成分の硬化物との屈折率差が±0.00
    5である無機フィラーを含有してなるオルガノポリシロ
    キサン組成物。
  2. 【請求項2】 無機フィラーが、アルコキシシランとチ
    タネートとの共加水分解により生じたゲルを焼成して得
    られたシリカ・チタニアガラスである請求項1記載のオ
    ルガノポリシロキサン組成物。
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