JPH06345837A - 高度にオルソ−オルソ結合したノボラックバインダー樹脂および放射線感受性組成物中のその利用 - Google Patents

高度にオルソ−オルソ結合したノボラックバインダー樹脂および放射線感受性組成物中のその利用

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JPH06345837A
JPH06345837A JP6094115A JP9411594A JPH06345837A JP H06345837 A JPH06345837 A JP H06345837A JP 6094115 A JP6094115 A JP 6094115A JP 9411594 A JP9411594 A JP 9411594A JP H06345837 A JPH06345837 A JP H06345837A
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Joseph J Sizensky
ジヨゼフ・ジエイ・シゼンスキー
Thomas R Sarubbi
トマス・アール・サルツビ
Medhat A Toukhy
メドハツト・エイ・トウーキー
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    • C08G8/04Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ポジ型ホトレジスト組成物の調製に有用なフ
ェノール系ノボラックバインダーを提供する。 【構成】 (1) 主たる部分が少なくとも1種の3官
能性フェノール系モノマーからなる第1のフェノール系
モノマーと第1のアルデヒド源とを、約100℃〜約2
00℃の反応温度と約2〜約15気圧の反応圧力で触媒
の存在なしに反応させて、約500〜約2,000の重
量平均分子量をもち、フェノール部分間のメチレン結合
の約55%〜約75%がオルソ−オルソ結合であるフェ
ノール系オリゴマーを形成させ;そして(2) つぎに
前記オリゴマーと第2のフェノール系モノマーおよび第
2のアルデヒド源とを、約80℃〜約150℃の温度で
反応させて、3,000〜40,000の分子量をもち、
フェノール部分間のメチレン結合の50%〜70%がオ
ルソ−オルソ結合であるフェノール系ノボラックを形成
させる;各工程からなることを特徴とする方法により調
製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は2段階方法により製造される、高
レベルのオルソ−オルソ架橋結合を有する特定のノボラ
ックに関するものである。第1の段階において、高いオ
ルソ−オルソ結合をもつ低分子量のオリゴマープレポリ
マーは、フェノール系モノマーをアルデヒド源とともに
高い温度と圧力下の非触媒的に反応させることにより形
成される。第2の段階で、このオリゴマープレポリマー
はより高次の分子量のものに拡張されて、所望のアルカ
リ溶解性、分子量およびオルソ−オルソ結合特性をもつ
ノボラック樹脂が得られる。これらのノボラックはその
リソグラフ特性をさらに改善するため分割することもで
きる。
【0002】さらに、本発明はポジ型ホトレジスト組成
物として有効な、とくにこれらのフェノール系樹脂とo
−キノンジアジド感光剤とを含む、感光性組成物(rodi
ation-sensitive composition)に関するものである。
さらにまた、本発明はこれらの感光性組成物を塗布した
基板並びに、これら基板上に感光性混合物を塗布し、像
形成し、そして現像をする方法にも関すものである。ホ
トレジスト組成物は、集積回路および印刷配線回路の製
造のような、微小電子コンポーネントを作るためのマイ
クロリソグラフ法に用いられている。一般に、これらの
方法ではホトレジスト組成物の薄い塗膜またはフィルム
が、集積回路作成のため用いられるシリコンウエハーま
たは印刷回路板用のアルミニウムまたは銅板のような、
基板材料にまず付与される。ついで塗布済みの基板をベ
ークしホトレジスト中の溶剤を蒸発させそして基板上に
塗膜を固着させる。
【0003】つぎにベークした塗布済みの基板面を放射
線に像露光する。この放射線露光は塗布面の露光区域中
に化学的変化を生じさせる。可視光、紫外(UV)光、
電子ビームおよびX−線エネルギーなどが、マイクロリ
ソグラフ法で現在普通に用いられている放射線である。
この像露光後に塗布済み基板は現像液で処理され、基体
塗布面の放射線露光域または未露光域のいずれかを溶解
してとり除く。ある場合では、像形成工程後でかつ現像
前に、像形成された塗布済み基体をベークするのが望ま
しいことがある。このベーク工程は普通露光後ベークと
呼ばれており、解像性を向上させるために用いられてい
る。
【0004】ホトレジスト組成物にはネガ型とポジ型の
2つのタイプがある。ネガ型ホトレジスト組成物を放射
線に像露光するとき、放射線に露光されたレジスト組成
物の区域は現像液に対し溶解性が小さくなり(つまり、
架橋反応が生じる)、一方ホトレジスト塗膜の未露光区
域は現像液に対して比較的可溶性のままである。したが
って、現像液による露光済みのネガ型レジストの処理
は、レジスト塗膜の未露光区域を除去し、ホトレジスト
塗膜中にネガ像を形成し、これによりホトレジスト組成
物を被着させた基板表面の下側の所要部分が露出され
る。一方、ポジ型ホトレジスト組成物が放射線に像露光
されるとき、放射線に露光されたレジスト組成物の区域
は現像液に対してさらに溶け易くなり(つまり転位反応
が生じる)、同時に未露光の区域は現像液に対して比較
的不溶性のままである。したがって、現像液による露光
済みのポジ型レジストの処理は、レジスト塗膜の露光さ
れた区域を除去し、ホトレジスト塗膜中にポジ像を形成
する。再度、基板表面下側の所要部分が露出される。
【0005】この現像操作後に、部分的に露出された基
板は、基板エッチング液またはプラズマガスその他によ
り処理することができる。このエッチ液またはプラズマ
ガスによって、ホトレジスト塗膜が現像中に除去された
基板部分がエッチングされる。ホトレジスト塗膜がなお
残留している基板の区域は保護されており、したがっ
て、放射線の像露光に用いたホトマスクに対応するエッ
チングパターンが基板材料中に出現する。その後、ホト
レジスト塗膜の残留区域をストリップ作業でとり除き、
エッチング済みのきれいな基体面とすることができる。
場合により、現像工程後でエッチング工程の前に残留レ
ジスト層を熱処理して、下側の基体に対するその接着性
とエッチング液に対する抵抗性とを増大させることが望
ましい。
【0006】現在ではポジ型ホトレジスト組成物の方が
ネガ型レジストよりも、一般にさらに良好な解像性能と
パターン転写特性をもつため好まれている。ホトレジス
トの解像性は、露光と現像後に高度の画像エッジの尖鋭
さによりホトマスクから基板に、レジスト組成物が転写
できる最小の形と定義される。今日の多くの製造上の用
途では、0.5μmまたはこれ以下の程度のレジスト解
像性が必要である。その上、現像されたホトマスクの壁
の断面が基板に対してほぼ垂直であることが一般に好ま
しい。レジスト塗膜の現像と未現像両区域間のこのよう
な境界面は、基板上にマスク像の正確なパターンを転写
する。
【0007】ポジホトレジスト系で、そのノボラックが
高度のオルソ−オルソ結合をもつ場合解像性の増大が認
められた。このオルソ−オルソ結合の語はフェノール環
間のメチレン架橋の結合位置と場所について用いられて
いる。つまり、2つのフェノール環を連結する架橋が、
2つのフェノールのヒドロキシル基に対しオルソである
ものを、オルソ−オルソとしたのである。その微細構造
中に高度のオルソ−オルソ結合を欠いているノボラック
を含むポジホトレジストと比べて、オルソ−オルソ結合
はホトレジスト中の光活性化合物とノボラック間の相互
作用を増加させるものと考えられる。これらの相互作用
の正確な性質は、たとえば、水素結合、ファンデルワー
ルスカ、その他のように推論的のものであるが、ノボラ
ックが高度のオルソ−オルソ結合を欠いたポジホトレジ
ストと比べて、ノボラックが高度のオルソ−オルソ結合
を含むポジホトレジストでは認められる増大した解像性
とコントラストには1つの関連がある。
【0008】m−/p−クレゾールノボラックのような
慣用のノボラック系において、p−クレゾール含有量が
増大するとオルソ−オルソ結合も増加する。これは抑制
と分解能とを増加させ、最終的により高い解像性を生じ
る。しかしながら、あるレベルを越すと、余分のp−ク
レゾールはレジスト像の間にスカムを生成し感光度の低
下を生じる。これはホトレジストを使用不能なものとし
てしまう。1984年12月9日発行の欧州特許出願第
0118291号、およびHanabata氏他、SPIE Vol. 63
1, p. 76〜82,(1986)では、m−クレゾールとホルム
アルデヒドとを2価金属触媒を用いて重合することによ
り、高オルソ−オルソノボラックを調製する合成法を述
べている。この方法は前記の高p−クレゾール含有のフ
ェノール混合物から作られたノボラックを回避するもの
である。
【0009】これと別に、Casirdghi氏他、Macromol. C
hem. 182, (11), 2973, 1981は、無触媒法により高オル
ソ−オルソノボラックを作る方法を述べている。しかし
ながら、この論文はm−クレゾールまたはm−/p−ク
レゾールモノマー原料についてこの方法を使用すること
を報告していない。本発明はこれらの各開示と異なり、
新規な高いオルソ−オルソノボラックを調製するもの
で、主に3官能性(たとえば、m−クレゾールまたは
3,5−キシレノール)であるフェノール系モノマー原
料から主として作られるものである。これらの高オルソ
−オルソノボラックはレジストに処方するとき、高い解
像性と感光性とを与えるものである。
【0010】先行技術にはまた感光性混合物中で有用な
特定のノボラック樹脂を作ることを開示した多数のその
他の文献がある。このような文献には、米国特許第4,
377,631号(Toukhy氏);同第4,529,683
号(Toukhy氏);同第4,587,196号(Toukhy
氏);同第4,837,121号(Blakeney氏、他);同
第4,959,293号(Blakeney氏、他);同第4,9
70,287号(Blakeney氏、他);同第5,053,4
79号(Blakeney氏、他);同第5,024,921号
(Blakeney氏、他);および同第5,196,289号
(Jeffries氏、他)同じく公告PCT特許出願第PCT
/US90/04307(Jeffries氏、他);およびP
CT/US90/03601(Ebersole氏)などが含ま
れる。
【0011】本発明の1つの態様は、(1) 主たる部
分が少なくとも1種の3官能性フェノール系モノマーか
らなる第1のフェノール系モノマーと第1のアルデヒド
源とを、約100℃〜約200℃の反応温度と約2〜約
15気圧の反応圧力で触媒の存在なしに反応させて、約
500〜約2,000の重量平均分子量をもち、フェノ
ール部分間のメチレン結合の約55%〜約75%がオル
ソ−オルソ結合であり、そして1μm当り125秒より
小さな透明化時間をもつフェノール系オリゴマーを形成
させ;ここで前記第1のアルデヒド源対前記第1のフェ
ノール系モノマーのモル比は約0.3:1.0〜約0.5
5:1.0である;そして(2) つぎに前記オリゴマ
ーと第2のフェノール系モノマーおよび第2のアルデヒ
ド源とを、約80℃〜約150℃の温度で反応させて、
3,000〜40,000の重量平均分子量をもち;フェ
ノール部分間のメチレン結合が55%〜70%がオルソ
−オルソ結合であり;そして1μm当り少なくとも20
秒の透明化時間をもつフェノール系ノボラックを形成す
る;ここで前記第2のアルデヒド源対前記オリゴマーと
前記第2のフェノール系モノマーとの全フェノール部分
のモル比が約0.8〜1.0より小さい各工程からなる高
レベルのオルソ−オルソ結合を有するノボラック樹脂の
製造方法に関する。
【0012】本発明のいま1つの態様は、3,000〜
40,000の重量平均分子量をもち、ノボラック中の
フェノール部分間のメチレン結合の55%〜70%がオ
ルソ−オルソ結合をもちそして1μm当り少なくとも2
0秒の透明化時間をもち、そして前記の方法に従って製
造された新規物質のフェノール系ノボラック成分に関す
る。さらに、本発明は前記のノボラックバインダー樹脂
と光活性o−キノンジアジド化合物との混合物からな
る、ポジホトレジストとして有用な感光性組成物に関
し;この感光性組成物の全固体含量基準でo−キノンジ
アジド化合物の量は約5〜約40重量%であり、そして
バインダー樹脂の量は約60〜95重量%である。また
さらに、本発明は前記の塗布された基板(像形成の前お
よび後の両方)を新規な物品として包含するものであ
る。なおさらに、本発明はこれらの感光性組成物による
基板の塗布方法とこれら塗布済み基板の像形成と現像の
方法をも包含するものである。
【0013】本発明の第1工程で調製される高オルソ−
オルソオリゴマープレポリマーは、フェノール系モノマ
ー源(その主たる部分は3官能性フェノール系モノマー
である)とアルデヒド源とを触媒の存在なしに、ある高
められた温度範囲とある高められた圧力において反応さ
せることにより作られる。この反応は好ましく溶媒の存
在下にに行われる。前記のように、フェノール源は主た
る部分が(つまり、少なくとも50モル%)3官能性フ
ェノール系モノマーからなる。好ましく、このフェノー
ル源は少なくとも75モル%の3官能性フェノール系モ
ノマーである。さらに好ましくフェノール源は100モ
ル%の3官能性フェノール系モノマーである。適当な3
官能性フェノール系モノマーにはm−クレゾールと3,
5−ジメチルフェノールとが含まれる。3官能性フェノ
ール源は、フェノール環上の3つの反応性の位置(すな
わち、2つのオルソ位置とパラ位置)が未置換であるよ
うな、フェノール系のモノマーである。したがって、こ
れらの3官能性フェノール源は3つの有効な反応位置を
有している。
【0014】オリゴマー用のフェノール源の少量は2官
能性または単官能性のフェノール源とすることもでき
る。2官能性フェノール源の例にはo−クレゾール、p
−クレゾール、2,3−ジメチルフェノール、2,5−ジ
メチルフェノール、および3,4−ジメチルフェノール
が含まれる。2官能性フェノール源はフェノール環上の
反応のための3つの有効反応位置のうちの2つをもつも
のである。単官能性フェノール源の例には2,4−ジメ
チルフェノールと2,6−ジメチルフェノールとが含ま
れる。単官能性フェノール源はフェノール環上の反応の
ための3つの有効反応位置のうちの1つをもつものであ
る。オリゴマーをつくるための任意のアルデヒド源を使
用することができる。パラアルデヒドが好ましいアルデ
ヒド源である。ホルマリンはその水含量のため好ましい
ものではない。トリオキサンのような、他のホルムアル
デヒド源を用いることができる。
【0015】前述のように、オリゴマーを作るとき触媒
は添加しない。フェノール系モノマーは本発明方法で用
いる高められた温度と圧力において反応を自己触媒化す
る。このオリゴマー形成反応のためのアルデヒド対フェ
ノール系モノマーのモル比は、好ましく約0.35:1.
0〜約0.50:1.0の範囲とすることができる。この
モル比は約0.40:1.0〜約0.47:1.0がさらに
好ましい。この工程でアルデヒドが少なすぎると不十分
なオルソ−オルソ結合を生じる。多すぎるアルデヒドを
この第1工程で加えると不溶性の生成物を生じる。オリ
ゴマーを作るための反応温度は約100℃〜約200℃
である。100℃より低い温度では、より長い反応時間
が必要とされまたオルソ−オルソ結合のレベルに影響す
る。200℃より高い温度では、反応圧力が抑制不能に
増大する。好ましい温度範囲は125℃〜175℃であ
る。好ましい反応圧力は2.2気圧〜6気圧であろう。
もっとも好ましいのは約2.5〜約4.5気圧である。増
大した反応圧力では反応器内の反応剤、とくにアルデヒ
ド源に自己触媒化反応を生じさせるよう保持することが
必要である。
【0016】オリゴマー形成反応は反応が完結するのに
充分な時間行われる。オリゴマーに好ましい重量平均分
子量(Mw)は700〜1,500である。アルデヒド対
フェノール比が高すぎるとこれらの分子量を超過するノ
ボラックポリマー鎖を生成する。オリゴマー形成反応は
溶剤の存在下に行うのが好ましい。フェノール系ノボラ
ックの樹脂形成反応に普通に用いられている溶剤は任意
のものが使用することができる。このような例にはキシ
レン、1−メトキシ−2−プロパノール、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、メチル3−メ
トキシプロピオネート、エチル3−エトキシプロピオネ
ート、エチルラクテート、エチルセルソルブアセテー
ト、およびジグライムなどが含まれる。1つの好ましい
溶剤はキシレンである。このオリゴマー形成反応は溶剤
なしでも行うことができることを理解すべきである。溶
剤を使用するときその量は反応剤を溶解するのに充分な
ものとすべきである。好ましくは、溶剤の量は使用した
反応剤の全量基準で、約25〜約100重量%またはそ
れ以上の範囲とすることができる。
【0017】m−クレゾールのような3官能性フェノー
ル系化合物2個の反応により形成した、フェノール基間
のオルソ−オルソ結合は以下の構造(A)により示され
る:
【化1】
【0018】同じ3官能性フェノール系化合物の反応に
より形成された非オルソ−オルソ結合は、以下の構造
(B)および(C)により示される:
【化2】
【0019】前記条件下のオリゴマー形成反応は、フェ
ノール基間のメチレン基のオルソ−オルソ結合を約55
%〜約75%と、1μm当り125秒より小さい、好ま
しくは15秒より小さい透明化時間のものを生じ、極め
て好ましい作動特性をもつノボラック樹脂を生成するこ
とが認められた。
【0020】このオリゴマー形成反応は以下の化学反応
により示される:
【化3】
【0021】オリゴマー化反応が終わったら、生成した
オリゴマーは通常の手段により反応混合物から分離され
る。1つの方法は溶剤とともに未反応のフェノール系モ
ノマーとアルデヒドとを真空蒸留してとり去る。これは
170℃〜約250℃の温度で行われる。本発明のフェ
ノール系ノボラックは、この調製されたオリゴマーと第
2のアルデヒド源および第2のフェノール系モノマー源
とを反応させることにより作られる。第2のフェノール
源が単なるこのオリゴマーであるとき(つまり、追加的
なフェノール系モノマーが添加されない)、オリゴマー
は第2のアルデヒドにより別のオリゴマー鎖と反応する
ことにより伸長される。
【0022】慣用の任意のアルデヒド源もこのノボラッ
ク形成工程に用いることができる。ホルマリンまたはパ
ラホルムアルデヒドが好ましいアルデヒド源である。ト
リオキザンおよびヘキサメチレンテトラミン(HMT
A)のような、他のホルムアルデヒド源を使用すること
ができる。クロロアセトアルデヒドジエチルアセタール
のような他のアルデヒド源も用いることができる。オリ
ゴマーが別のフェノール系をモノマーと第2のアルデヒ
ド源とにより伸長されるとき、この第2のフェノール源
は3官能性、2官能性、または単官能性フェノール系モ
ノマーのいずれであっても良い。好ましい第2のフェノ
ール源はp−クレゾールまたはp−クレゾールとm−ク
レゾール混合物(10:90〜90:10モル比)であ
る。
【0023】シュウ酸は、仕上げの際に分解によって除
去するのが容易であるため、この第2工程反応の好まし
い酸触媒である。しかしながら、ノボラックを作るため
代表的に使用されている他の酸性触媒もこの反応に用い
ることができる。また、このノボラック形成の重合反応
は、特にパラホルムアルデヒドまたはヘキサメチレンテ
トラミン(HMTA)が用いられるときは、触媒なしに進め
ることができる。この第2のアルデヒド源に対する、第
2のフェノール源およびオリゴマー中の全フェノール部
分の好ましいモル比は、0.1:1.0〜約0.7〜1.0
である。このノボラック形成反応のための反応温度は約
80℃〜約150℃である。好ましい範囲は約90℃〜
約120℃である。
【0024】ノボラック形成反応は好ましくは溶剤なし
で行われる。一方、ノボラックをつくるため慣用的に使
用されている任意の溶剤を用いることができる。適当な
溶剤にはプロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、メチル3−メトキシプロピオネート、エチル3
−エトキシプロピオネート、エチルラクテート、エチル
セルソルブアセテート、ジグライム、その他が含まれ
る。この反応で形成したノボラックは約3,000〜約
40,000、好ましくは3,000〜10,000の範
囲の重量平均分子量(Mw)を有している。これらはま
た約55%〜70%、好ましくは約60%〜約65%の
オルソ−オルソ結合をもち、そして1μm当たり少なく
とも20秒、好ましくは1μm当り約25〜約1000
秒の透明化時間を有することを特徴としている。
【0025】このノボラック形成反応は以下の反応式
(II)と(III)により示される:
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】以上のノボラック樹脂は好ましくは反応混
合物から分離する。通常の分離法はいずれも用いること
ができ、好ましいものは蒸留法である。これらのノボラ
ック樹脂は分別して低分子量の部分(たとえば、500
以下のMwをもつような部分の90%)を除去すること
ができる。このような分別をしたノボラックをもとにし
たレジストは、高い熱流動耐性を含めて改善されたリソ
グラフ特性を有している。普通のノボラック分別法のど
れも使用することができる。好ましい分別法の1つは、
いくつかの溶剤を使用する液相分別または抽出法であ
る。たとえば、ノボラックを最初はアセトンのような溶
剤中に溶解する。つぎに、この溶液を第2の極性の小さ
い溶剤(たとえば、ヘキサン)に添加し、これを混合し
て放置する。ノボラック溶液は2つの分離した液相−高
分子量の部分と低分子量の部分−とに分離する。これら
の各層をついで分離し、そして所望の高分子量のノボラ
ックは蒸留のような標準的な分離法により回収される。
【0028】本発明の前述のノボラック樹脂は光活性化
合物と混合して、ポジ型ホトレジストとして有用な感光
性混合物とすることができる。好ましい光活性化合物
(時に増感剤と呼ばれる)はo−キノンジアジド化合物
であり、特に多価フェノール類、アルキル−ポリヒドロ
キシフェノン類、アリール−ポリヒドロキシフェノン
類、その他のエステル化のための位置を6個またはそれ
以上まで含むものから導かれたエステル類である。もっ
とも好ましいo−キノンジアジドエステルはo−ナフト
キノン−(1,2)−ジアジド−4−スルホン酸および
o−ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−5−スルホ
ン酸から導かれたものである。
【0029】特定の例にはレゾルシノール1,2−ナフ
トキノンジアジド−4−スルホン酸エステル;ピロガロ
ール1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エ
ステル;2,4−ジヒドロキシフェニルプロピルケトン
1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エステ
ル、2,4−ジヒドロキシフェニルヘキシルケトン1,2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノ
ンジアジド−5−スルホン酸エステル、2,3,4−トリ
ヒドロキシフェニルヘキシルケトン1,2−ナフトキノ
ンジアジド−4−スルホン酸エステル、2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホン酸エステル、2,3,4−トリヒドロキ
シベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸エステル、2,4,6−トリヒドロキシベンゾ
フェノン1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン
酸エステル、2,4,6−トリヒドロキシベンゾフェノン
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステ
ル、2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステ
ル、2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステ
ル、2,2′,3,4′,6′−ペンタヒドロキシベンゾフ
ェノン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
エステル、および2,3,3′,4,4′,5′−ヘキサヒ
ドロキシベンゾフェノン1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸エステルなどのような(ポリ)ヒドロ
キシフェニルアルキルケトン類または(ポリ)ヒドロキ
シフェニルアリールケトン類の1,2−キノンジアジド
スルホン酸エステル類;ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)メタン1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ン酸エステル、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)
メタン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
エステル、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)
メタン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
エステル、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
エステル、2,2−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)プロパン1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸エステル、および2,2−ビス(2,3,4−トリ
ヒドロキシフェニル)プロパン1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸エステルなどのようなビス
〔(ポリ)ヒドロキシフェニル〕アルカン類の1,2−
キノンジアジドスルホン酸エステル類が含まれる。
【0030】以上に例示した1,2−キノンジアジド化
合物のほかに、J. Kosar氏著“Light-Sensitive System
s”,339〜352, (1965), ジョン ワイレイ アンド サン
社刊またはS. DeForest氏著“Photoresist”, 50 (197
5)、マグロウヒル社刊中で述べられている1,2−キノ
ンジアジド化合物を用いることができる。その上、これ
らの化合物は2種またはそれ以上を組み合わせて用いる
こともできる。さらに、個々のポリヒドリックフェノー
ル、アルキル−ポリヒドロキシフェノン、アリール−ポ
リヒドロキシフェノン、その他の上に存在する、すべて
のエステル化位置より少なくo−キノンジアジドと結合
してできた物質の混合物も、ポジ型ホトレジスト中で効
果的に利用することができる。前記のすべての1,2−
キノンジアジド化合物のうち、少なくとも2つのヒドロ
キシル基、つまり約2〜6個のヒドロキシル基をもつポ
リヒドロキシ化合物の1,2−ナフトキノンジアジド−
5−スルホン酸ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、お
よびヘキサ−エステルがもっとも好ましい。これらの
1,2−キノンジアジド化合物は、単独でも2種または
それ以上の組み合わせでも用いることができる。
【0031】感光性混合物中での感光剤化合物の割合
は、感光性混合物中の非揮発性成分(つまり、非溶剤)
含量の好ましく約5〜約40重量%、さらに好ましくは
約10〜約25重量%の範囲とすることができる。感光
性混合物中の本発明バインダー樹脂の全割合は、感光性
混合物の非揮発性成分(すなわち、溶剤以外のもの)含
量の好ましく約60〜約95%、さらに好ましくは約7
5〜約90%の範囲とすることができる。
【0032】感光性混合物はまたその他の樹脂、溶剤、
アクチニック染料(actinic dye)およびコントラスト
染料、むら防止剤、可塑剤、感度促進剤、その他のよう
な通常のホトレジスト組成物成分を含有することもでき
る。これら追加的な各成分はバインダー樹脂と増感剤の
溶液に、溶液を基板上に塗布する前に添加することがで
きる。
【0033】その他のバインダー樹脂を前記の本発明の
樹脂のほかに添加することができる。この実例にはホト
レジスト技術で普通に用いられているフェノール−ホル
ムアルデヒド樹脂、クレゾール−ホルムアルデヒド樹
脂、フェノール−クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂お
よびポリビニルフェノール樹脂などが含まれる。その他
の樹脂が存在する場合、これらは感光性混合物中の全バ
インダー樹脂の50重量%までとすることができる。し
たがって、感光性組成物中のバインダー樹脂の総量は、
感光性組成物の非揮発性固体の全含有量の約60〜約9
5重量%となろう。
【0034】樹脂と感光剤とは基板への塗布を容易にす
るため溶剤に溶解する。適当な溶剤の例にはメトキシア
セトキシプロパン、エチルセルソルブアセテート、n−
ブチルアセテート、ジグライム、エチルラクテート、エ
チル3−エトキシプロピオネート、メチル3−メチルプ
ロピオネート、プロピレングリコールアルキルエーテル
アセテート、またはこれらの混合物などが含まれる。溶
剤の好ましい分量は樹脂と増感剤の合計重量を基準に約
50〜約500重量%またはそれ以上、さらに好ましく
は約100〜約400重量%である。アクチニック染料
は、基板をつきぬけた光の背面散乱を抑制することによ
り、高反射性面での解像性の増大を助長する。この背面
散乱は光学ノッチング、とくに基板トポグラフィーに際
して好ましくない作用をする。
【0035】アクチニック染料の例には、ほぼ400〜
460nm付近で光エネルギーを吸収するもの〔たとえ
ば、ファットブラウンB(C.I. No. 12010);ファット
ブラウンRR(C.I. No. 11285);2−ヒドロキシ−
1,4−ナフトキノン(C.I. No.75480)およびキノリン
イエローA(C.I. No. 47000)〕およびほぼ300〜3
40nm付近で光を吸収するもの〔たとえば、2,5−ジ
フェニルオキサゾール(PPO-Chem. Abs. Reg. No. 92-7
1-7)と2−(4−ビフェニル)−6−フェニルベンズ
オキサゾール(PBBO-Chem. Abs. Reg. No. 17064-47-
0)〕が含まれる。アクチニック染料の量は樹脂と増感
剤の合計量基準で10重量%までのレベルとすることが
できる。
【0036】コントラスト染料は製造の間に現像された
画像の可視性を高めパターン整合を容易にする。本発明
の感光性混合物とともに用いることのできる、コントラ
スト染料添加物の例にはソルベントレッド24(C.I. N
o. 26105)、ベーシックフクシン(C.I. 42514)、オイ
ルブルーN(C.I. No. 61555)、およびカルコレッドA
(C.I. No. 26125)が含まれ、樹脂と感光剤の合計量基
準で10重量%レベルまでである。
【0037】むら防止剤またはレベリング剤は、レジス
ト塗膜またはフィルムを一様な厚さに安定化するための
ものである。換言すると、レベリング剤はレジスト塗膜
が基板表面上に一旦展張した際に、むらが生成するのを
排除するために用いられる。むら防止剤はレジスト処方
中の固体重量基準で5重量%までのレベルで使用され
る。むら防止剤の適当な1つの種類は非イオン性のシリ
コン改質ポリマーである。好ましいものの1つはトロイ
ケミカル社製のトロイキッド(TROYKYD)366であ
る。むら防止剤のいま1つの適当な種類はフルオロ脂肪
系ポリマー性エステル界面活性剤である。好ましいもの
の1つは3M社製のFC−430フルオラド(FLUORA
D)である。非イオン性界面活性剤もまたこの目的のた
め用いることができ、たとえばノニルフェノキシポリ
(エチレンオキシ)エタノール;オクチルフェノキシ
(エチレンオキシ)エタノール;およびジノニルフェノ
キシ(エチレンオキシ)エタノール;ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル;ポリオキシエチレンオレイルエー
テル;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル;
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル;ポリオキ
シエチレングリコールジラウレート;およびポリオキシ
エチレングリコールジステアレートなどが含まれる。ま
た有用なものにはオルガノシリコンポリマー類およびア
クリル酸含有またはメタアクリル酸含有のポリマー類が
ある。
【0038】可塑剤はホトレジスト組成物の塗膜と接着
特性を改善し、そして基板上に一様な厚さをもつ平滑な
ホトレジストの薄い塗膜すなわちフィルムをさらに良好
に付与させる。使用することのできる可塑剤には、たと
えばリン酸トリ−(β−クロロエチル)−エステル;ス
テアリン酸;ジカンファー;ポリプロピレン;アセター
ル樹脂;フェノキシ樹脂;およびアルキル樹脂などが含
まれ、樹脂と感光剤の合計重量基準で10重量%レベル
までである。
【0039】感度促進剤はホトレジスト塗膜の溶解性を
露光と未露光の両方の区域で増加させる傾向があるの
で、ある程度コントラストが犠牲になっても、すなわ
ち、ポジ型レジストにおいてホトレジスト塗膜の露光域
が現像液でより速やかに溶解されるが、感度促進剤は未
露光域からもホトレジスト塗膜の大きな消失を生じても
現像速度が優先するような適用に用いられる。使用する
ことのできる感度促進剤には、たとえばピクリン酸、ニ
コチン酸、またはニトロケイ皮酸、同じくヘキサキス
(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリエチルベ
ンゼンのようなポリヒドロキシフェノール系化合物など
が含まれ、樹脂と増加剤の合計重量基準で20重量%ま
でのレベルである。
【0040】調製された感光性レジスト混合物はディッ
ピング、スプレー、ワーリング、およびスピン塗布法を
含む、ホトレジスト技術で用いられている慣用の方法の
いずれかにより基板に塗布される。たとえば、スピン塗
布をするときレジスト混合物は、所定の型のスピン装置
および使用されるスピン速度およびこのスピン法のため
の時間などで、所望の厚さの塗膜を与えるために固体含
量パーセントを調整することができる。適当な基板には
シリコン、アルミニウム、ポリマー樹脂、二酸化シリコ
ン、ドープ済二酸化シリコン、シリコン樹脂、ヒ化ガリ
ウム、窒化シリコン、タンタル、銅、ポリシリコン、セ
ラミクス、およびアルミニウム/銅混合体などが含まれ
る。
【0041】前述の方法により作られたホトレジスト塗
膜は、マイクロプロセッサーおよびその他の小型集積回
路コンポーネントの製作に際して利用されているよう
な、熱生長シリコン/二酸化シリコン被覆ウエハーに用
いるため特に適している。アルミニウム/酸化アルミニ
ウムウエハーも同様に用いることができる。基板はまた
各種の重合体性樹脂、特にポリエステルおよびポリオレ
フィンのような透明ポリマーを含むものである。レジス
ト溶液を基板上に塗布したのち、塗布済みの基板は実質
的にすべての溶剤が蒸発し、そして基板上に一様な感光
性塗膜だけが残留するまで70℃〜125℃でベークさ
れる。
【0042】塗布済み基板は適当なマスク、ネガ、ステ
ンシル、テンプレート、その他の使用により作られる所
要の露光パターン下で、放射線特に紫外線に露光され
る。ホトレジスト塗布済み基板の処理の際現在用いられ
らている、慣用の像形成方法と装置とを本発明で使用す
ることができる。ある場合には、ソフトベーク温度より
約10℃高い温度の露光後ベークが、画質と解像性を高
めるために用いられる。
【0043】露光したレジスト塗布済みの基板はつぎに
水性アルカリ現像液中で現像する。この液は、好ましく
たとえば窒素ガス撹拌により撹拌される。水性アルカリ
現像液の例にはテトラメチルアンモニウムヒドロオキサ
イド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、エタノール
アミン、コリン、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、
メタケイ酸ナトリウム、などの水性溶液が含まれる。本
発明に好ましい現像液はアルカリ金属の水酸化物、リン
酸塩、またはケイ酸塩などのいずれか、またはこれらの
混合物、またはテトラメチルアンモニウムヒドロオキサ
イドの水性溶液である。
【0044】スプレー現像またはパドル現像、またはこ
れらの組み合わせのような別の現像法も用いることがで
きる。すべてのレジスト塗膜が露光域から溶解するま
で、基板は現像液中に置いたままである。普通、約10
秒〜約3分の現像時間が用いられる。現像液中で塗布済
みウエハーの選択的溶解の後、これらは好ましく脱イオ
ン水でリンスして、現像液または塗膜の残留不要部分を
充分に除くとともにさらなる現像を停止させる。このリ
ンス作業(これは現像工程の1部である)はつぎに余分
の水を除くため濾過した空気でブロー乾燥をする。現像
後熱処理またはベークをついで行って、エッチング液お
よびその他の物質に対する塗膜の化学的抵抗性と接着と
を増大させる。この現像後熱処理は塗膜の熱的変形温度
以下で、塗膜と基板をベーキングすることからなってい
る。
【0045】産業上の利用、とくにシリコン/二酸化シ
リコンタイプ基板上のマイクロ回路ユニットの製造に際
して、現像済みの基板はつぎにバッファーフッ化水素酸
エッチング液またはプラズマガスエッチングで処理され
る。本発明のレジスト組成物は、各種の酸性エッチング
液またはプラズマガスに耐性があり、そして基板のレジ
スト被覆区域に効果的な保護を与えるものと考えられ
る。
【0046】その後、ホトレジスト塗膜の残留部分は、
通常のホトレジストストリップ作業により、エッチング
済みの基板面からとり除くことができる。本発明は以下
の各実施例と比較例によりさらに詳細に説明する。すべ
ての部とパーセントとは特に記載しない限り重量による
もので、またすべての温度は摂氏温度である。
【0047】〔実施例1〜12と比較例1、オリゴマー
の作成〕 実施例1 ノボラックオリゴマーは600mlのパル(Parr)圧力反
応器中で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの
縮合により調製した。反応器にm−クレゾール(17
2.8g,1.6モル)、キシレン(216g)およびパ
ラホルムアルデヒド(純度95重量%、20.2g,0.
64モル)を添加した。反応器を封じ、一様な混合物を
300rpmで撹拌する。混合物は45分かけて175℃
に加熱し、反応は18時間175℃に維持した。
【0048】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラスコに移し
た。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−
クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっ
くりと50分の期間かけて減圧にした。205℃でさら
に1時間、充分な真空にした。冷却後、103.6gの
淡黄色ガラス状のポマーが分離された。すべての反応材
料は表1に、オリゴマーの特性は表2にまとめた。
【0049】実施例2 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製した。反応器にm−クレゾール(216.0
g,2.0モル)、キシレン(216g)およびパラホ
ルムアルデヒド(95%,28.4g,0.90モル)を
添加した。反応器を封じ、一様な混合物を300rpmで
撹拌する。混合物は45分かけて175℃に加熱し反応
は18時間175℃に維持した。
【0050】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラスコに移し
た。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−
クレゾールとを大気圧で蒸留した。1時間後に、ゆっく
りと50分かけて減圧にした。205℃でさらに1時
間、充分に真空にした。冷却後、143.7gの淡黄色
ガラス状ノボラックオリゴマーが分離された。すべての
反応材料は表1に、オリゴマーの特性は表2にまとめて
ある。
【0051】実施例3 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製した。反応器にm−クレゾール(108.0
g,1.0モル)、キシレン(180g)およびパラホ
ルムアルデヒド(95%,15.8g,0.50モル)を
添加した。反応器を封じ、一様な混合物を300rpmで
撹拌する。混合物は45分かけて175℃に加熱し、反
応は18時間175℃に維持した。
【0052】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラスコに移し
た。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−
クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっ
くりと50分かけて減圧を付与した。205℃でさらに
1時間、充分な真空にした。冷却後、70.1gの淡黄
色ガラス状のオリゴマーが分離された。すべての反応材
料は表1に、オリゴマーの特性は表2にまとめてある。
【0053】実施例4 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製した。反応器にm−クレゾール(216.0
g,2.0モル)、キシレン(216g)およびパラホ
ルムアルデヒド(95%,28.4g,0.90モル)を
添加した。反応器を封じ、一様な混合物を300rpmで
撹拌する。混合物は45分かけて150℃に加熱し、反
応は18時間150℃に維持した。
【0054】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器を取り付けた1リットルの丸底フラスコに移し
た。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−
クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっ
くりと50分かけて減圧を付与した。205℃でさらに
1時間、充分な真空にした。冷却後、142gの淡黄色
ガラス状のオリゴマーが分離された。すべての反応材料
は表1に、すべてのオリゴマー特性は表2にまとめてあ
る。
【0055】実施例5 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(216.
0g,2.0モル)、キシレン(216g)およびパラ
ホルムアルデヒド(95%,29.1g,0.92モル)
を添加した。反応器を封じ、一様な混合物を300rpm
で撹拌する。混合物は45分かけて150℃に加熱し、
反応は18時間150℃に維持した。
【0056】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットル丸底フラスコに移した。
溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−クレ
ゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっくり
と50分かけて減圧を付与した。205℃でさらに1時
間、充分な真空にした。冷却後、淡黄色ガラス状のオリ
ゴマーが分離された。すべての反応材料は表1に、オリ
ゴマーの特性は表2にまとめてある。
【0057】実施例6 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(216.
0g,2.0モル)、キシレン(216g)およびパラ
ホルムアルデヒド(95%,30.3g,0.96モル)
を添加した。反応器を封じ、一様な混合物を300rpm
で撹拌した。混合物は45分かけて150℃に加熱し、
反応は18時間150℃に維持した。
【0058】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラスコに移し
た。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−
クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっ
くりと50分かけて減圧を付与し、205℃でさらに1
時間、充分な真空にした。冷却後、淡黄色ガラス状のオ
リゴマーが分離された。すべての反応材料は表1に、オ
リゴマーの特性は表2にまとめてある。
【0059】実施例7 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(108.
0g,2.0モル)、プロピレングリコールメチルエー
テルアセテート(108g)およびパラホルムアルデヒ
ド(95%,14.2g,0.45モル)を添加した。反
応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌した。混
合物は45分かけて175℃に加熱し、反応は18時間
175℃に維持した。
【0060】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラスコに移し
た。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−
クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっ
くりと50分かけて減圧を付与し、205℃でさらに1
時間、充分な真空とした。冷却後、65.7gの淡黄色
ガラス状のノボラックオリゴマーが分離された。すべて
の反応材料は表1に、オリゴマー特性は表2にまとめて
ある。
【0061】実施例8 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(216.
0g,2.0モル)、プロピレングリコールメチルエー
テルアセテート(216g)およびパラホルムアルデヒ
ド(95%,29.1g,0.92モル)を添加した。反
応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌した。混
合物は45分かけて150℃に加熱し、反応は18時間
150℃に維持した。
【0062】反応終了に際して、反応液を冷却しそして
蒸留器をとり付けた1リットル丸底フラスコに移した。
溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留m−クレ
ゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっくり
と50分かけて減圧を付与し、205℃でさらに1時
間、充分な真空とした。冷却後、淡黄色ガラス状のノボ
ラックオリゴマーが分離された。すべての反応材料は表
1に、オリゴマー特性は表2にまとめてある。
【0063】実施例9 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(216.
0g,2.0モル)、プロピレングリコールメチルエー
テルアセテート(216g)およびパラホルムアルデヒ
ド(95%,30.3g,0.96モル)を添加した。反
応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌した。混
合物は45分かけて150℃に加熱し、反応は18時間
150℃に維持した。反応終了に際して、反応液を冷却
しそして蒸留器をとり付けた1リットル丸底フラスコに
移した。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残留
m−クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後に、
ゆっくりと50分かけて減圧を付与し、205℃でさら
に1時間、充分な真空とした。冷却後、淡黄色ガラス状
のノボラックオリゴマーが分離された。すべての反応材
料は表1に、オリゴマー特性は表2にまとめてある。
【0064】実施例10 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(216.
0g,2.0モル)、プロピレングリコールメチルエー
テルアセテート(216g)およびパラホルムアルデヒ
ド(95%,31.6g,1.00モル)を添加した。反
応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌した。混
合物は45分かけて150℃に加熱し、反応は18時間
150℃に維持した。反応終了に際して、反応液を冷却
しそして蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラスコ
に移した。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤と残
留m−クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間後
に、ゆっくりと50分かけて減圧を付与し、205℃で
さらに1時間充分な真空とした。冷却後、淡黄色ガラス
状のノボラックオリゴマーが分離された。すべての反応
材料は表1に、オリゴマー特性は表2にまとめてある。
【0065】実施例11 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(86.4
g,0.8モル)、p−クレゾール(21.6g,0.2
モル)、キシレン(108g)、およびパラホルムアル
デヒド(95%,12.6g,0.4モル)を添加した。
反応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌した。
混合物は45分かけて175℃に加熱し、反応液は18
時間175℃に維持した。反応終了に際して、反応液を
冷却しそして蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラ
スコに移した。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤
と残留m−クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間
後に、ゆっくりと50分かけて減圧を付与し、205℃
でさらに1時間充分な真空とした。冷却後、62.7g
の淡黄色ガラス状のノボラックオリゴマーが分離され
た。すべての反応材料は表1に、オリゴマー特性は表2
にまとめてある。
【0066】実施例12 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、m−クレゾールとパラホルムアルデヒドとの縮合に
より調製された。反応器に、m−クレゾール(64.8
g,0.6モル)、p−クレゾール(43.2g,0.4
モル)、キシレン(108g)、およびパラホルムアル
デヒド(95%,12.6g,0.4モル)を添加した。
反応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌した。
混合物は45分かけて175℃に加熱し、反応液は18
時間175℃に維持した。反応終了に際して、反応液を
冷却しそして蒸留器をとり付けた1リットルの丸底フラ
スコに移した。溶液を205℃に加熱し、この間に溶剤
と残留m−クレゾールとを大気圧で蒸留させた。1時間
後に、ゆっくりと50分かけて減圧を付与し、205℃
でさらに1時間充分な真空とした。冷却後、61.3g
の淡黄色ガラス状のノボラックオリゴマーが分離され
た。すべての反応材料は表1に、オリゴマー特性は表2
にまとめてある。
【0067】比較例1 ノボラックオリゴマーは600mlのパル圧力反応器中
で、オルソ−オルソ指向触媒としての酢酸亜鉛(ZnO
Ac2)を使用し、m−クレゾールとパラホルムアルデ
ヒドとの縮合により調製された。反応器に、m−クレゾ
ール(108.0g、1.0モル)、キシレン(108
g)、パラホルムアルデヒド(95%、14.2g、0.
45モル)およびZnOAc2(1.08g)を添加し
た。反応器を封じ、一様な混合物を300rpmで撹拌し
た。混合物は45分かけて175℃に加熱し、反応液は
18時間175℃に維持した。
【0068】反応終了に際して、反応液を冷却し蒸溜器
をとり付けた1リットルの丸底フラスコにうつした。溶
液を205℃に加熱し、この間に溶剤とm−クレゾール
とを大気圧で蒸留させた。1時間後に、ゆっくりと50
分かけて減圧を付与し、205℃でさらに1時間充分な
真空とした。冷却後、71.1gの淡黄色ガラス状のノ
ボラックオリゴマーが分離された。すべての反応材料は
表1中に、オリゴマー特性は表2にまとめてある。
【0069】
【表1】
【0070】透明化時間 オリゴマーとノボラックの透明化時間(Tc)は、二チャン
ネル現像速度モニター(DRM)を使用し測定した。ポ
リマーの1μm厚さのフィルムをシリコンウエハー上に
スピン塗布した。このフィルムをテトラメチルアンモニ
ウムヒドロオキサイドの0.262N水性溶液中で浸漬
現像し、現像速度をDRMによりモニターした。Tcは1
μmのフィルムを現像するための秒での現像時間と定義
される。
【0071】分子量 オリゴマーとノボラックの分子量は、フェノメネックス
フェノゲル(Phenomenex Phenogel)10の4種のカラム
セット(50、100、500および10,000A)
上での、ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)により測定
した。溶出溶剤はテトラヒドロフランで、溶出量は35
℃で1.0ml/分である。分子量はせまい分子量幅の標
準ポリスチレンとの比較で測定した。これらの各オリゴ
マーと各ポリマーの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)およびポリマーの分散性(Mw/Mn)などを、それぞ
れ表2と表4に示してある。
【0072】オルソ−オルソ結合 各オリゴマーと各ノボラック中のオルソ−オルソ結合の
含有%はC−NMRスペクトルにより測定した。13C−
NMRスペクトルを、400 MHzのブルーカー(Bruk
er)132−NMRスペクトロメーターを使用し、重水
素化メタノール中で測定した。内部標準としてテトラメ
チルシランを使用した。各オリゴマーと各ノボラック中
の全オルソ−オルソ結合を決定するため以下の式を使用
した。
【数1】 %オルソ−オルソ結合は、23.5〜32ppmの範囲で観
察されたオルソ−オルソメチレン架橋シグナル積分値
(または面積)を、23.5〜38ppmの範囲内で観察さ
れた全メチレン架橋シグナルの全積分値(または面積)
での除して、これを100倍したものである。
【0073】
【表2】
【0074】実施例13〜24と比較例C−2とC−
3、ノボラックの製造 実施例13 高オルソ−オルソノボラックは250mlの3つ首丸底フ
ラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用し高オルソ−オ
ルソm−クレゾールオリゴマー(実施例1)、m−クレ
ゾールおよびp−クレゾールを、37%ホルマリンと縮
合することにより調製された。フラスコにオリゴマー
(4.30g)、m−クレゾール(38.90g、0.3
6モル)、p−クレゾール(64.80g、0.60モ
ル)、ホルマリン(52.7g、0.65モル)、および
シュウ酸(0.16g)を添加した。反応混合物を45
分かけておだやかに還流するまで加熱した。18時間お
だやかに還流した後に、反応混合物をゆっくりと205
℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマーと
を常圧蒸留により除いた。205℃で1時間後に減圧を
付与し、45分の間に減圧をゆっくりと強め、さらに1
時間充分な減圧を与える。これにより残留モノマーは除
去され触媒は分解される。フラスコを冷却し淡黄色のガ
ラス状ノボラック(85.5g)が得られる。反応材料
は表3中に、またノボラック特性は表4にまとめてあ
る。
【0075】実施例14 高オルソ−オルソノボラックは250mlの3つ首丸底フ
ラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用し高オルソ−オ
ルソm−クレゾールオリゴマー(実施例1)、m−クレ
ゾールおよびp−クレゾールを、37%ホルマリンと縮
合することにより調製された。フラスコにオリゴマー
(21.60g)、m−クレゾール(21.60g、0.
20モル)、p−クレゾール(64.80g、0.60モ
ル)、ホルマリン(35.7g、0.44モル)、および
シュウ酸(0.16g)を添加した。反応混合物を45
分かけておだやかに還流するまで加熱した。18時間お
だやかに還流した後に、反応混合物をゆっくりと205
℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマーと
を常圧蒸留により除いた。205℃で1時間の後に減圧
を付与し、45分の間に減圧をゆっくりと強め、さらに
1時間充分な減圧を与える。これにより残留モノマーは
除去され触媒は分解される。フラスコを冷却し淡黄色の
ガラス状ノボラック(75.9g)が得られる。反応材
料は表3中に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0076】実施例15 高オルソ−オルソノボラックは250mlの3つ首丸底フ
ラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用し高オルソ−オ
ルソm−クレゾールオリゴマー(実施例1)、m−クレ
ゾールおよびp−クレゾールを37%ホルマリンと縮合
することにより調製された。フラスコにオリゴマー(2
1.60g)、m−クレゾール(21.60g、0.20
モル)、p−クレゾール(64.80g、0.60モ
ル)、ホルマリン(33.2g、0.41モル)およびシ
ュウ酸(0.16g)を添加した。反応混合物を45分
かけておだやかに還流するまで加熱した。18時間おだ
やかに還流した後に、反応混合物をゆっくりと205℃
にまで加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマーとを
常圧蒸留により除いた。205℃で1時間の後に減圧を
付与し、45分の間に減圧をゆっくりと強め、さらに1
時間充分な減圧を与える。これにより残留モノマーは除
去され触媒は分解される。フラスコを冷却し、淡黄色の
ガラス状ノボラック(72.5g)が得られる。反応材
料は表3中に、オリゴマー特性は表4にまとめてある。
【0077】比較例2 比較のための慣用のノボラックは250mlの3つ首フラ
スコ中で、触媒としてシュウ酸を使用しm−クレゾール
およびp−クレゾールを、37%ホルマリンと縮合する
ことにより調製された。このノボラックは高オルソ−オ
ルソm−クレゾールオリゴマーなしで調製される。フラ
スコにm−クレゾール(43.20g、0.40モル)、
p−クレゾール(64.80g、0.60モル)、ホルマ
リン(51.1g、0.63モル)、およびシュウ酸
(0.16g)を添加する。反応混合物を45分かけて
おだやかに還流するまで加熱した。18時間おだやかに
還流した後に、反応混合物をゆっくりと205℃にまで
加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマーとを常圧蒸
留により除いた。205℃で1時間の後に減圧を付与
し、45分の間に減圧をゆっくりと強め、さらに1時間
充分な減圧を与える。これにより残留モノマーは除去さ
れ触媒は分解される。フラスコを冷却し淡黄色ガラス状
のノボラック(82.4g)が得られる。反応材料は表
3中に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0078】実施例16 高オルソ−オルソノボラックは250mlの3つ首丸底フ
ラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用して高オルソ−
オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例2中で述べ
た)、m−クレゾールおよびp−クレゾールを、37%
ホルマリンと縮合することにより調製された。フラスコ
にオリゴマー(35.10g)、m−クレゾール(35.
10g、0.33モル)、p−クレゾール(37.8g、
0.35モル)、ホルマリン(34.1g、0.42モ
ル)、およびシュウ酸(0.16g)を添加した。反応
混合物を45分かけておだやかに還流するまで加熱し
た。18時間おだやかに還流した後に、反応混合物をゆ
っくりと205℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の
残留モノマーとを常圧蒸留により除いた。205℃で1
時間の後に減圧を付与し、さらに1時間充分な減圧を与
える。これにより残留モノマーは除去され触媒は分解さ
れる。フラスコを冷却し淡黄色ガラス状のノボラック
(81.1g)が得られる。反応材料は表3中に、ノボ
ラック特性は表4にまとめてある。
【0079】実施例17 高オルソ−オルソノボラックは250mlの3つ首丸底フ
ラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用して高オルソ−
オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例2中で述べ
た)およびp−クレゾールを、37%ホルマリンと縮合
することにより調製された。フラスコにオリゴマー(7
0.2g)、p−クレゾール(37.8g、0.35モ
ル)、ホルマリン(13.0g、0.16モル)、および
シュウ酸(0.16g)を添加した。反応混合物を45
分かけておだやかに還流するまでに加熱した。18時間
おだやかに還流した後に、反応混合物をゆっくりと20
5℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマー
とを常圧蒸留により除いた。205℃で1時間の後に減
圧を付与し、さらに1時間充分な減圧を与える。これに
より残留モノマーは除去され触媒は分解される。フラス
コを冷却し淡黄色ガラス状のノボラック(78.9g)
が得られる。反応材料は表3中に、ノボラック特性は表
4にまとめてある。
【0080】実施例18 高オルソ−オルソノボラックは1,000mlの3つ首丸
底フラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用して高オル
ソ−オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例4中で述
べた)およびp−クレゾールを、37%ホルマリンと縮
合することにより調製された。フラスコにオリゴマー
(210.6g)、p−クレゾール(113.4g、1.
05モル)、ホルマリン(34.05g、0.42モ
ル)、およびシュウ酸(0.48g)を添加した。反応
混合物を45分かけておだやかに還流するまで加熱し
た。18時間おだやかに還流した後に、反応混合物をゆ
っくりと205℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の
残留モノマーとを常圧蒸留により除いた。205℃で1
時間の後に減圧を付与し、減圧を45分の間に徐々に強
めさらに1時間充分な減圧を与える。これにより残留モ
ノマーは除去され触媒は分解する。フラスコを冷却し淡
黄色ガラス状のノボラック(230.0g)が得られ
る。反応材料は表3中に、ノボラック特性は表4にまと
めてある。
【0081】比較例3 比較のための慣用のノボラックを250mlの3つ首フラ
スコ中で、触媒としてシュウ酸を使用してm−クレゾー
ルとp−クレゾールを、37%ホルマリンと縮合するこ
とにより調製した。フラスコにm−クレゾール(70.
20g、0.65モル)、p−クレゾール(37.80
g、0.35モル)、ホルマリン(55.1g、0.68
モル)、およびシュウ酸(0.16g)を添加した。反
応混合物を45分かけておだやかに還流するまで加熱し
た。18時間おだやかに還流した後に、反応混合物をゆ
っくりと205℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の
残留モノマーとを常圧蒸留により除いた。205℃で1
時間の後に減圧を付与し、減圧を45分の間に徐々に強
めさらに1時間充分な減圧を与える。これにより残留モ
ノマーは除去され触媒は分解する。フラスコを冷却し淡
黄色ガラス状のノボラック(87.1g)が得られる。
反応材料は表3中に、ノボラック特性は表4にまとめて
ある。
【0082】実施例19 高オルソ−オルソノボラックは250mlの3つ首丸底フ
ラスコ中で、プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テートの中のヘキサメチレンテトラミンによる高オルソ
−オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例4中で述べ
た)の自己縮合により調製した。触媒は使用しなかっ
た。フラスコにオリゴマー(68.2g)、プロピレン
グリコールメチルエーテルアセテート(68.2g)、
およびヘキサメチレンテトラミン(1.46g、0.01
モル)を添加した。反応混合物を45分かけておだやか
に還流する(140〜145℃)まで加熱した。18時
間おだやかに還流した後反応混合物を<100℃に冷却
し、追加のプロピレングリコールメチルエーテルアセテ
ート(68.2g)を添加し、そしてノボラックを溶液
状で分離した。収量は測定しなかった。反応材料は表3
中に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0083】実施例20 高オルソ−オルソノボラックは500mlの3つ首フラス
コ中で、1−メトキシ−2−プロパノールと水の中の、
クロロアセトアルデヒドジエチルアセタールと高オルソ
−オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例4中で述べ
た)の自己縮合により調製した。触媒は使用しなかっ
た。フラスコにオリゴマー(67.2g)、1−メトキ
シ−2−プロパノール(107.5g)、水(36.3
g)およびクロロアセトアルデヒドジエチルアセタール
(12.3g、0.08モル)を添加した。反応混合物を
45分かけておだやかに還流するまで加熱した。18時
間おだやかに還流した後に、反応混合物をゆっくりと2
05℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマ
ーとを常圧蒸留により除いた。205℃で1時間後に減
圧を付与し、減圧を45分の間に徐々に強めさらに1時
間充分な減圧を与える。これにより残留モノマーと触媒
を除去する。フラスコを冷却し淡い褐色のガラス状ノボ
ラック(67.4g)が得られる。反応材料は表3中
に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0084】実施例21 高オルソ−オルソノボラックは600mlのパル圧力反応
器中で、プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
トの中のパラホルムアルデヒドによる高オルソ−オルソ
m−クレゾールオリゴマー(実施例4中で述べた)の自
己縮合により調製した。触媒は使用しなかった。フラス
コにオリゴマー(108.0g)、プロピレングリコー
ルメチルエーテルアセテート(108.0g)およびパ
ラホルムアルデヒド(95%、4.0g、0.13モル)
を添加した。反応器を封じ一様な混合物を300rpmで
撹拌する。混合物は45分かけて140°〜145℃に
加熱した。18時間後に反応混合物を<100℃に冷却
し、追加のプロピレングリコールメチルエーテルアセテ
ート(108.0g)を添加し、そしてノボラックを溶
液として分離した。収量は測定しなかった。反応材料は
表3中に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0085】実施例22 高オルソ−オルソノボラックは1,000mlの3つ首丸
底フラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用して高オル
ソ−オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例4中で述
べた)とp−クレゾールを、37%ホルマリンで縮合す
ることにより調製された。フラスコにオリゴマー(21
0.6g)、p−クレゾール(113.4g、1.05モ
ル)、ホルマリン(34.05g、0.42モル)および
シュウ酸(0.48g)を添加した。反応混合物を45
分かけておだやかに還流するまで加熱した。18時間お
だやかに還流した後に、反応混合物をゆっくりと205
℃にまで加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマーと
を常圧蒸留により除いた。205℃で1時間の後減圧を
付与し、減圧を45分の間に徐々に強めさらに1時間充
分な減圧を与える。これにより残留モノマーは除去され
触媒は分解する。フラスコを冷却し淡黄色ガラス状のノ
ボラック(233.0g)が得られる。反応材料は表3
中に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0086】実施例23 高オルソ−オルソノボラックを底に流出口をもつ5リッ
トルの3つ首丸底フラスコ中で分別した。フラスコに実
施例18で作ったノボラック(80g)を入れアセトン
(480g)中に撹拌して溶解させた。周囲温度で撹拌
している溶液に1時間かけてヘキサン(1,920g)
を添加した。撹拌をさらに15分間つづけ、ついで撹拌
を止め混合物を1〜2時間で2つの相に分離させた。分
別したノボラックの高分子量部分を含有する粘性の底部
溶液(108g)を、1リットルの丸底フラスコ中にと
り出した。アセトン(300ml)を加えてこのノボラッ
ク溶液の粘度を低くした。このアセトン液は50℃に加
熱したロータリー蒸発器で真空揮発させて、残ったアセ
トンとヘキサンとをとり除いた。フラスコを冷却し、か
さ高の淡黄色ガラス状ノボラック(67.8g)が分離
された。ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0087】実施例24 高オルソ−オルソノボラックを底に流出口をもつ5リッ
トルの3つ首丸底フラスコ中で分別した。フラスコに実
施例22で作ったノボラック(80g)を入れ、アセト
ン(480g)中に撹拌して溶解させた。周囲温度で撹
拌している溶液に1時間かけてヘキサン(1,920
g)を添加した。撹拌をさらに15分間つづけ、ついで
撹拌せずに、混合物を1〜2時間で2つの相に分離させ
た。分別したノボラックの高分子量部分を含む粘性の底
部溶液(108g)を、1リットルの丸底フラスコ中に
取り出した。アセトン(300ml)を加えてこのノボラ
ック溶液の粘度を低くした。このアセトン液は50℃に
加熱したロータリー蒸発器で真空揮発させて、残ったア
セトンとヘキサンとをとり除いた。フラスコを冷却し、
かさ高の淡黄色ガラス状ノボラック(69.9g)が分
離された。ノボラック特性は表9にまとめてある。
【0088】実施例25 高オルソ−オルソノボラックは1,000mlの3つ首丸
底フラスコ中で、触媒としてシュウ酸を使用し高オルソ
−オルソm−クレゾールオリゴマー(実施例8中で述べ
た)とp−クレゾールを、37%ホルマリンとの縮合に
より調製した。フラスコにオリゴマー(210.6
g)、p−クレゾール(113.4g、1.05モル)、
ホルマリン(36.50g、0.45モル)およびシュウ
酸(0.48g)を添加した。反応混合物を45分かけ
ておだやかに還流するまで加熱した。18時間おだやか
に還流した後に、反応混合物をゆっくりと205℃にま
で加熱し、この間に溶剤と若干の残留モノマーとを常圧
蒸留により除いた。205℃で1時間の後に減圧を付与
し、減圧を45分間に徐々に強めさらに1時間充分な減
圧を与える。これにより残留モノマーが除かれ触媒は分
解される。フラスコを冷却し、淡黄色ガラス状のノボラ
ック(231.4g)が得られる。反応材料は表3中
に、ノボラック特性は表4にまとめてある。
【0089】実施例26 高オルソ−オルソノボラックを底に流出口をもつ5リッ
トルの3つ首丸底フラスコ中で分別した。フラスコに実
施例25で調製したノボラック(80g)を入れ、アセ
トン(480g)中に撹拌して溶解させた。周囲温度で
撹拌している溶液に、1時間かけてヘキサン(1,92
0g)を添加した。撹拌をさらに15分間つづけ、つい
で撹拌しないで混合物を1〜2時間で2つの相に分離さ
せた。分別したノボラックの高分子量部分を含む粘性の
底部溶液を1リットルの丸底フラスコ中に取り出した。
アセトン(300ml)を加えてこのノボラック液の粘度
を低くした。このアセトン液は50℃に加熱したロータ
リー蒸発器で真空揮発させて、残ったアセトンとヘキサ
ンとをとり除いた。フラスコを冷却し、かさ高の淡黄色
ガラス状ノボラック(71.8g)が分離された。ノボ
ラック特性は表4にまとめてある。
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】レジスト処方 実施例27 処方−実施例17のノボラック+17%のPACと3%
の感度促進剤 実施例17で調製した固形ノボラック(13.05g)
をエチルラクテート(43.8g)中に溶解した。光活
性化合物(PS−9、2.75g)と感度促進剤(TR
ISP−PA、0.4g)をこの溶液中に溶解した。つ
ぎにレベル剤(TROYKYD 366、0.018g)
をこの液に添加した。得られたホトレジスト液は0.2
μmの孔径のディスクフィルターを通じてマイクロ濾過
をした。このレジスト試料の固体分は27重量%であ
る。このレジストのリソグラフ特性は表5中に示してあ
る。
【0093】実施例28 レジスト処方−実施例22のノボラック+20%のPA
C 実施例22で調製した固形ノボラック(12.96g)
をメチル−3−メトキシプロピオネート(43.8g)
中に溶解した。光活性化合物(3−TPM、3.24
g)をこの溶液中に溶解した。つぎに、レベル剤(FC
−430、0.018g)をこの液に添加した。得られ
たホトレジスト液は0.2μmの孔径のディスクフィル
ターを通じてマイクロ濾過をした。このレジスト試料の
固体分は27重量%である。このレジストのリソグラフ
特性は表5中に示してある。
【0094】実施例29 レジスト処方−実施例22のノボラック+20%のPA
C 実施例22で調製した固形ノボラック(12.98g)
をメチル−3−メトキシプロピオネート(43.8g)
中に溶解した。光活性化合物(4−TPM、3.24
g)をこの溶液中に溶解した。つぎに、レベル剤(FC
−430、0.018g)をこの液に添加した。得られ
たホトレジスト液は0.2μmの孔径のディスクフィル
ターを通じてマイクロ濾過をした。このレジスト試料の
固体分は27重量%である。このレジストのリソグラフ
特性は表5中に示してある。
【0095】実施例30 処方−実施例23のノボラック+20%のPACと10
%の感度促進剤 実施例23で調製した固形ノボラック(11.66g)
をメチル−3−メトキシプロピオネート(43.8g)
中に溶解した。光活性化合物(4−TPM、3.24
g)と感度促進剤(1,3,3,5−テトラキス(4−ヒ
ドロキシフェノール)−ペンタン、1.296g)をこ
の溶液中に溶解した。つぎに、レベル剤(FC−43
0、0.018g)をこの液に添加した。得られたホト
レジスト液は0.2μmの孔径のディスクフィルターを
通じてマイクロ濾過をした。このレジスト試料の固体分
は27重量%である。このレジストのリソグラフ特性は
表5中に示してある。
【0096】実施例31 処方−実施例23のノボラック+20%のPACと10
%の感度促進剤 実施例23で調製した固形ノボラック(11.66g)
をメチル−3−メトキシプロピオネート(43.8g)
中に溶解した。光活性化合物(3−TPM、3.24
g)と感度促進剤(1,3,3,5−テトラキス(4−ヒ
ドロキシフェノール)−ペンタン、1.296g)をこ
の溶液中に溶解した。つぎに、レベル剤(FC−43
0、0.018g)をこの液に添加した。得られたホト
レジスト液は0.2μmの孔径のディスクフィルターを
通じて濾過をした。このレジスト試料の固体分は27重
量%である。このレジストのリソグラフ特性は表5中に
示してある。
【0097】実施例32 レジスト処方−実施例24のノボラック+20%のPA
Cおよび15%の感度促進剤 実施例24で調製した固形ノボラック(11.02g)
をメチル−3−メトキシプロピオネート(43.8g)
中に溶解した。光活性化合物(4−TPM、3.24
g)と感度促進剤(1,3,3,5−テトラキス(4−ヒ
ドロキシフェノール)−ペンタン、1.94g)をこの
溶液中に溶解した。ついで、レベル剤(FC−430、
0.018g)をこの液に添加した。得られたホトレジ
スト液は0.2μmの孔径のディスクフィルターを通じ
てマイクロ濾過をした。このレジスト試料の固体分は2
7重量%である。このレジストのリソグラフ特性は表5
中に示してある。
【0098】実施例33 レジスト処方−実施例24のノボラック+20%のPA
Cおよび12%の感度促進剤 実施例24で調製した固形ノボラック(11.40g)
をメチル−3−メトキシプロピオネート(43.8g)
中に溶解した。光活性化合物(3−TPM、3.24
g)と感度促進剤(1,3,3,5−テトラキス(4−ヒ
ドロキシフェノール)−ペンタン、1.55g)をこの
溶液中に溶解した。ついで、レベル剤(FC−430、
0.018g)をこの液に添加した。得られたホトレジ
スト液は0.2μmの孔径のディスクフィルターを通じ
てマイクロ濾過した。このレジストの固体分は27重量
%である。このレジストのリソグラフ特性は表5中に示
してある。
【0099】実施例34 レジスト処方−実施例26のノボラック+21%のPA
Cと8.5%の感度促進剤 実施例26で調製した固形ノボラック(12.0g)を
メチル−3−メトキシプロピオネート(44.87g)
中に溶解した。光活性化合物(3−TPM、3.485
g)と感度促進剤(1,3,3,5−テトラキス(4−ヒ
ドロキシフェノール)−ペンタン、1.11g)をこの
溶液中に溶解した。ついで、レベル剤(FC−430、
0.018g)をこの液に添加した。得られたホトレジ
スト液は0.2μmの孔径のディスクフィルターを通じ
てマイクロ濾過をした。このレジスト試料の固体分は2
7重量%である。このレジストのリソグラフ特性は表5
中に示してある。
【0100】PAC、3−TPMと4−TPM PAC 3−TPMはビス−(〔3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル〕−3−メトキシ−4−ヒドロキシ
フェニル)−メタンの1モルと、2,1−ジアゾナフト
キノン、5−スルホニルクロライド(DNQ)の2.6
モルとのエステル化生成物である。PAC 4−TPM
はビス−〔3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル〕−3,4−ジヒドロキシフェニルメタンの1モル
と、2,1−ジアゾナフトキノン、5−スルホニルクロ
ライド(DNQ)の2.24モルとのエステル化生成物
である。
【0101】感度促進剤、TRISP−PA 1−〔1′−メチル−1′1(4′−ヒドロキシフェニ
ル)−エチル〕−1−〔1′,1−ビス−(ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン PAC、PS−9 PAC PS−9は2,6−ビス〔(2,3,4−トリヒド
ロキシフェニル)メチル〕−4−メチルフェノールの1
モルと、2,1−ジアゾナフトキノン−5−スルホニル
クロライド(DNQ)約5.4モルとのエステル化生成
物である。 レベル剤、TROYKYD 366 非イオン性シリコン−改質ポリマー レベル剤、FC−430 フルオロ−脂肪族系ポリマーエステル界面活性剤 ホトレジストの処理 A.ホトレジストの塗布 前記のように調製したホトレジスト溶液は、ヘキサメチ
ルジシラザン(HMDS)で下塗りした4インチ(1
0.2cm)シリコンウエハー上にスピン塗布した。塗布
したウエハーは熱板上90℃で60秒間ソフトベークを
した。溶液の粘度に関連して、4,000から6,000
RPM範囲の速さで30秒間スピンすることにより、
厚み約0.99μm(1.18μmとなった実施例25を
除く)の一様な塗膜が得られた。必要な場合、固体含有
量を調節してこのスピン速度範囲に合わせた。 B.ホトレジスト塗膜の露光 ホトレジスト塗膜は、開口値0.52のレンズを備えた
キャノンI−線ステップアンドリピート露光装置で露光
した。この露光装置は365nmのせまいスペクトル出力
を与える。 C.露光後ベーク 各ホトレジスト塗膜は熱板上120℃で60秒間露光後
ベークをした。 D.露光したホトレジスト塗膜の現像 露光したホトレジスト塗膜は、2.38重量%のテトラ
メチルアンモニウムヒドロオキサイド水性現像液を使用
し、2秒のスプレーと58秒の休止サイクルでパドル現
像し、その後10秒間リンスしそして70秒のスピン乾
燥ステップをした。 E.ホトレジスト性能評価 各ホトレジスト処方は感度(EoptとEo);ラインとス
ペース解像性;0.5μmライン/スペースでの焦点深
度(DOF)およびガンマなどについて評価した。結果
は表5中に示す。本発明のノボラックから作ったホトレ
ジストは良好な断面;有効な感度;スカムがない0.5
μm以下の解像性;同じく高い像形成完全性をもつ甚だ
良好な焦点深度などを示した。
【0102】
【表5】
【0103】本発明をその特定の具体例について以上説
明をしたが、ここで示した発明の概念から逸脱すること
なく多くの変更、修正および改変をなし得ることは明ら
かである。したがって、各請求項の精神と広範な目的に
入る、このような変更、修正および改変はすべて包含さ
れることを意図するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・アール・サルツビ アメリカ合衆国ロードアイランド州02907. プロビデンス.レキシントンアベニユー 207 (72)発明者 メドハツト・エイ・トウーキー アメリカ合衆国ロードアイランド州02806. バリングトン.コングレスロード7

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 主たる部分が少なくとも1種の
    3官能性フェノール系モノマーからなる第1のフェノー
    ル系モノマーと第1のアルデヒド源とを、約100℃〜
    約200℃の反応温度と約2〜約15気圧の反応圧力で
    触媒の存在なしに反応させて、約500〜約2,000
    の重量平均分子量をもち、フェノール部分間のメチレン
    結合の約55%〜約75%がオルソ−オルソ結合であ
    り、そして1μm当り125秒より小さな透明化時間を
    もつフェノール系オリゴマーを形成させ;ここで前記第
    1のアルデヒド源対前記第1のフェノール系モノマーの
    モル比は約0.3:1.0〜約0.55:1.0である;そ
    して(2) つぎに前記オリゴマーと第2のフェノール
    系モノマーおよび第2のアルデヒド源とを、約80℃〜
    約150℃の温度で反応させて、3,000〜40,00
    0の分子量をもち;フェノール部分間のメチレン結合が
    50%〜70%のオルソ−オルソ結合をもち;そして1
    μm当り少なくとも20秒の透明化時間をもつフェノー
    ル系ノボラックを形成させる;ここで前記第2のアルデ
    ヒド源対前記フェノール系部分のモル比は約0.8:1.
    0より小さい各工程からなることを特徴とする高レベル
    のオルソ−オルソ結合を有するノボラック樹脂の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1のフェノール系モノマーが、3
    官能性フェノール系モノマーを少なくとも75モル%含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (1) 主たる部分が少なくとも1種の
    3官能性フェノール系モノマーからなる第1のフェノー
    ル系モノマーと第1のアルデヒド源とを、約100℃〜
    約200℃の反応温度と約2〜約15気圧の反応圧力で
    触媒の存在なしに反応させて、約500〜約2,000
    までの重量平均分子量をもち、フェノール部分間のメチ
    レン結合の約55%〜約75%がオルソ−オルソ結合で
    あり、そして1μm当り125秒より小さな透明化時間
    をもつフェノール系オリゴマーを形成させ;ここで前記
    第1のアルデヒド源対前記第1のフェノール系モノマー
    のモル比は約0.3:1.0〜約0.55:1.0である;
    そして(2) つぎに前記オリゴマーと任意の第2のフ
    ェノール系モノマーおよび第2のアルデヒド源とを、約
    80℃〜約150℃の温度で反応させて、3,000〜
    40,000の重量平均分子量をもち、フェノール部分
    間のメチレン結合の55%〜70%がオルソ−オルソ結
    合であり、そして1μm当り少なくとも20秒の透明化
    時間をもつフェノール系ノボラックを形成させる;ここ
    で前記第2のアルデヒド源対前記フェノール系部分のモ
    ル比は約0.8:1.0より小さい各工程からなる方法で
    製造される、3,000〜40,000の重量平均分子量
    をもち、ノボラック中のフェノール部分間のメチレン結
    合の55%〜70%がオルソ−オルソ結合であり、そし
    て1μm当り少なくとも20秒の透明化時間をもつフェ
    ノール系ノボラック成分。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種の光活性o−キノンジア
    ジド化合物と、 (1) 主たる部分が少なくとも1種の3官能性フェノ
    ール系モノマーからなる第1のフェノール系モノマーと
    第1のアルデヒド源とを、約100℃〜約200℃の反
    応温度と約2〜約15気圧の反応圧力で触媒の存在なし
    に反応させて、約500〜約2,000までの重量平均
    分子量をもち、フェノール部分間のメチレン結合の約5
    5%〜約75%がオルソ−オルソ結合であり、そして1
    μm当り125秒より小さな透明化時間をもつフェノー
    ル系オリゴマーを形成させ;ここで前記第1のアルデヒ
    ド源対前記第1のフェノール系モノマーのモル比は約
    0.3:1.0〜約0.55:1.0である;そして(2)
    つぎに前記オリゴマーと任意の第2のフェノール系モ
    ノマーおよび第2のアルデヒド源とを、約80℃〜約1
    50℃の温度で反応させて、3,000〜40,000の
    重量平均分子量をもち、フェノール部分間のメチレン結
    合の55%〜70%がオルソ−オルソ結合であり、そし
    て1μm当り少なくとも20秒の透明化時間をもつフェ
    ノール系ノボラックを形成させる;ここで前記第2のア
    ルデヒド源対前記全フェノール部分のモル比が約0.
    8:1.0より小さい各工程からなる方法により製造さ
    れる、3,000〜40,000の重量平均分子量をも
    ち、ノボラック中のフェノール部分間のメチレン結合の
    55%〜70%がオルソ−オルソ結合であり、1μm当
    り少なくとも20秒の透明化時間をもつ、ノボラック樹
    脂成分との混合物よりなる感光性組成物であって、そし
    て前記感光性組成物の全固体含量基準で、前記のo−キ
    ノンジアジド化合物の量が約5〜約40重量%であり、
    また前記のバインダー樹脂の量が約60〜95重量%で
    ある感光性組成物。
  5. 【請求項5】 A.基板に、少なくとも1種のo−キノ
    ンジアジド化合物と、(1) 主たる部分が少なくとも
    1種の3官能性フェノール系モノマーからなる第1のフ
    ェノール系モノマーと第1のアルデヒド源とを、約10
    0℃〜約200℃の反応温度と約2気圧〜約15気圧の
    反応圧力で触媒の存在なしに反応させて、約500〜約
    2,000の重量平均分子量をもち、フェノール部分間
    のメチレン結合の約55%〜約75%がオルソ−オルソ
    結合であり、そして1μm当り少なくとも15秒より小
    さな透明化時間をもつフェノール系オリゴマーを形成さ
    せ;ここで前記第1のアルデヒド源対前記第1のフェノ
    ール系モノマーのモル比は約0.3:1.0〜約0.5
    5:1.0である;そして(2) つぎに前記オリゴマ
    ーと任意の第2のフェノール系源および第2のアルデヒ
    ド源とを、約80℃〜約150℃の温度で反応させて、
    3,000〜40,000の重量平均分子量をもち、フェ
    ノール部分間のメチレン結合の55%〜70%がオルソ
    −オルソ結合であり、そして1μm当り少なくとも20
    秒の透明化時間をもつフェノール系ノボラックを形成さ
    せる;ここで前記第2のアルデヒド源対前記の全フェノ
    ール部分のモル比は約0.8:1.0より小さい各工程か
    らなる方法により製造される、3,000〜40,000
    の重量平均分子量をもち、ノボラック中のフェノール部
    分間のメチレン結合の55%〜70%がオルソ−オルソ
    結合であり、1μm当り少なくとも20秒の透明化時間
    をもつノボラック樹脂成分との混合物からなる、ポジ型
    ホトレジストとして有用な感光性組成物であって、そし
    て前記感光性組成物の全固体含量基準で、前記のo−キ
    ノンジアジド化合物の量は約5〜約40重量%であり、
    また前記のバインダー樹脂の量は約60〜95重量%で
    ある、前記感光性組成物を塗布し、 B.前記基板上の前記塗膜を放射線エネルギーに像露光
    し;そして C.前記像露光した塗布済み基板を現像液で処理し、前
    記露光済み塗膜の露光された区域を溶解しそして基板か
    ら除去し、これにより塗膜中にポジ像パターンを形成さ
    せる、ことを特徴とする像露光したレジスト−塗布基板
    の現像方法。
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