JPH06344216A - 線材の切断方法 - Google Patents
線材の切断方法Info
- Publication number
- JPH06344216A JPH06344216A JP17079993A JP17079993A JPH06344216A JP H06344216 A JPH06344216 A JP H06344216A JP 17079993 A JP17079993 A JP 17079993A JP 17079993 A JP17079993 A JP 17079993A JP H06344216 A JPH06344216 A JP H06344216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- wire
- fixed
- rotary blade
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shearing Machines (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 線材の切断後の、ばりを防止することを目
的とする。 【構成】 直列に配置された、被加工線材と同径の刃
をもつ円筒形の固定刃と、該固定刃にたいして偏芯し、
該線材より少し大きい内径の刃をもつ円筒形の回転刃に
より構成され、円筒形の刃の軸方向に投影された該固定
刃と、該回転刃について、切断過程を説明すると、該固
定刃側より該線材を該回転刃へ挿入するために該回転刃
と該固定刃は同心円になっていて、該線材を挿入後、該
回転刃の軸を中心に回転させることにより、該回転刃
は、該固定刃に対して偏芯しているので、該線材の外周
に切り込みが入り、その後、該回転刃を円筒形の軸に対
し直角方向に、該回転刃の直径以上の量をスライドさせ
ることにより該線材の中心部分が切断される。
的とする。 【構成】 直列に配置された、被加工線材と同径の刃
をもつ円筒形の固定刃と、該固定刃にたいして偏芯し、
該線材より少し大きい内径の刃をもつ円筒形の回転刃に
より構成され、円筒形の刃の軸方向に投影された該固定
刃と、該回転刃について、切断過程を説明すると、該固
定刃側より該線材を該回転刃へ挿入するために該回転刃
と該固定刃は同心円になっていて、該線材を挿入後、該
回転刃の軸を中心に回転させることにより、該回転刃
は、該固定刃に対して偏芯しているので、該線材の外周
に切り込みが入り、その後、該回転刃を円筒形の軸に対
し直角方向に、該回転刃の直径以上の量をスライドさせ
ることにより該線材の中心部分が切断される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、線材の切断後の、ばり
の発生を防止する方法に関するものである。
の発生を防止する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の切断機は、砥石による研
削切断と、２個の円筒形をした刃の片方を１方向に移動
させる、せん断による切断があった。
削切断と、２個の円筒形をした刃の片方を１方向に移動
させる、せん断による切断があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これらの切断方法で
は、ばり高さが例えば０．１ｍｍ〜０．３ｍｍ位発生し
てしまうので、後行程でばり取りをしていた。本発明
は、ばりの発生を防止する為になされたものである。
は、ばり高さが例えば０．１ｍｍ〜０．３ｍｍ位発生し
てしまうので、後行程でばり取りをしていた。本発明
は、ばりの発生を防止する為になされたものである。
【０００４】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照に説明する。
回転刃（１）、ガイド（３）は、回り止め（２２）によ
って、回転刃ホルダー（４）に固定されている。そし
て、回転刃ホルダー（４）の中心に対して回転刃、刃部
（２４）は、偏芯している。図３の状態では、回転刃、
刃部（２４）の中心と固定刃、刃部（２５）の中心は一
致している。毎回同じ位置に来るように、ステッピング
モーター（１９）を採用した。回転刃、刃部（２４）の
直径（Ｄ）は、線材の直径よりも１５％大きくする。ま
た、偏芯量（Ｌ）は、次式により求める。 Ｌ＝Ｄ×０．１５＋（Ｄ−ｄ）÷２ Ｌ：回転刃、刃部の中心と回転刃ホルダーの中心との偏
芯量 Ｄ：回転刃、刃部の直径 ｄ：固定刃、刃部の直径 回転刃ホルダー（４）は、プレートＡ（６）とプレート
Ｂ（１７）にベアリングにて支持されている。そして、
カム（１２）と歯車Ａ（１５）が設けられている。ステ
ッピングモーター（１９）の回転を回転刃ホルダー
（４）に伝えるために、カップリング（２１）、シャフ
ト（１８）、歯車Ｂ（１６）が設けられている。プレー
トＡ（６）は、支柱Ａ（７）、支柱Ｂ（８）、プレート
Ｃ（２３）に囲まれていて水平方向にのみ滑らかに動く
ようになっている。カム（１２）は、支柱Ｂ（８）にス
クリュウプラグ（１０）により埋め込まれたスプリング
（９）により、カムフォロアー（１１）に常に押さえつ
けられている。カムフォロアー（１１）は、カムフォロ
アーブラケット（１３）により支柱Ａ（７）に固定され
ている。また、調整ねじ（１４）により固定刃と回転刃
の位置を調整できる。固定刃（２）は、固定刃ホルダー
（５）に固定されている。固定刃（２）の刃の直径
（ｄ）は、線材よりも０．０２ｍｍ大きくする。回転刃
（１）および固定刃（２）の材質は、超硬（ＪＩＳ使用
分類Ｋ２０種）とする。本発明は、以上のような構成よ
りなる切断装置である。
回転刃（１）、ガイド（３）は、回り止め（２２）によ
って、回転刃ホルダー（４）に固定されている。そし
て、回転刃ホルダー（４）の中心に対して回転刃、刃部
（２４）は、偏芯している。図３の状態では、回転刃、
刃部（２４）の中心と固定刃、刃部（２５）の中心は一
致している。毎回同じ位置に来るように、ステッピング
モーター（１９）を採用した。回転刃、刃部（２４）の
直径（Ｄ）は、線材の直径よりも１５％大きくする。ま
た、偏芯量（Ｌ）は、次式により求める。 Ｌ＝Ｄ×０．１５＋（Ｄ−ｄ）÷２ Ｌ：回転刃、刃部の中心と回転刃ホルダーの中心との偏
芯量 Ｄ：回転刃、刃部の直径 ｄ：固定刃、刃部の直径 回転刃ホルダー（４）は、プレートＡ（６）とプレート
Ｂ（１７）にベアリングにて支持されている。そして、
カム（１２）と歯車Ａ（１５）が設けられている。ステ
ッピングモーター（１９）の回転を回転刃ホルダー
（４）に伝えるために、カップリング（２１）、シャフ
ト（１８）、歯車Ｂ（１６）が設けられている。プレー
トＡ（６）は、支柱Ａ（７）、支柱Ｂ（８）、プレート
Ｃ（２３）に囲まれていて水平方向にのみ滑らかに動く
ようになっている。カム（１２）は、支柱Ｂ（８）にス
クリュウプラグ（１０）により埋め込まれたスプリング
（９）により、カムフォロアー（１１）に常に押さえつ
けられている。カムフォロアー（１１）は、カムフォロ
アーブラケット（１３）により支柱Ａ（７）に固定され
ている。また、調整ねじ（１４）により固定刃と回転刃
の位置を調整できる。固定刃（２）は、固定刃ホルダー
（５）に固定されている。固定刃（２）の刃の直径
（ｄ）は、線材よりも０．０２ｍｍ大きくする。回転刃
（１）および固定刃（２）の材質は、超硬（ＪＩＳ使用
分類Ｋ２０種）とする。本発明は、以上のような構成よ
りなる切断装置である。
【０００５】図９〜図１３において本装置の切断の過程
をカムの角度で説明する。 （Ａ） カム角度０゜のとき 固定刃、刃部（２５）の中心と回転刃、刃部（２４）の
中心は、一致している。このとき、線材は、固定刃
（２）から回転刃（１）内に所定量挿入される。 （Ｂ） カム角度１０°〜３４０°のとき 固定刃、刃部（２５）の中心と回転刃ホルダー（５）の
中心は、一致している。このとき、回転刃、刃部（２
４）は、固定刃、刃部（２５）に対して偏芯している
為、線材に線材の直径の１５％の量だけ食い込みながら
回転し、線材の外周に切り込みが入れられる。 （Ｃ） カム角度３４０°〜３５０°のとき 固定刃、刃部（２５）と回転刃、刃部（２４）は、軸に
対して直角方向に回転刃、刃部（２４）の直径以上の量
スライドする。このとき、線材の中心部が切断される。
をカムの角度で説明する。 （Ａ） カム角度０゜のとき 固定刃、刃部（２５）の中心と回転刃、刃部（２４）の
中心は、一致している。このとき、線材は、固定刃
（２）から回転刃（１）内に所定量挿入される。 （Ｂ） カム角度１０°〜３４０°のとき 固定刃、刃部（２５）の中心と回転刃ホルダー（５）の
中心は、一致している。このとき、回転刃、刃部（２
４）は、固定刃、刃部（２５）に対して偏芯している
為、線材に線材の直径の１５％の量だけ食い込みながら
回転し、線材の外周に切り込みが入れられる。 （Ｃ） カム角度３４０°〜３５０°のとき 固定刃、刃部（２５）と回転刃、刃部（２４）は、軸に
対して直角方向に回転刃、刃部（２４）の直径以上の量
スライドする。このとき、線材の中心部が切断される。
【０００６】
【発明の効果】本発明は、以上のような切断方法で、こ
れを使用すれば線材の切断後の、ばり高さ０．０２ｍｍ
以下の切断ができる。また、線材の直径は、０．３ｍｍ
〜３ｍｍで、材質は、モリブデン、銅、アルミニュウ
ム、鉄などに適用する。
れを使用すれば線材の切断後の、ばり高さ０．０２ｍｍ
以下の切断ができる。また、線材の直径は、０．３ｍｍ
〜３ｍｍで、材質は、モリブデン、銅、アルミニュウ
ム、鉄などに適用する。
【図１】 本発明の平面図である。（図２におけるＤ−
Ｄ’断面図）
Ｄ’断面図）
【図２】 図１におけるＡ−Ａ’断面図である。
【図３】 図１におけるＢ−Ｂ’断面図である。
【図４】 図１におけるＣ矢視図である。
【図５】 回転刃の正面図
【図６】 回転刃の側面図
【図７】 固定刃の正面図
【図８】 固定刃の側面図
【図９】 カム図面である。
【図１０】カム線図である。
【図１１】カム角度０゜のときの、固定刃と回転刃の刃
部の軸方向の投影図である。
部の軸方向の投影図である。
【図１２】カム角度１０°〜３４０°のときの、固定刃
と回転刃の刃部の軸方向の投影図である。
と回転刃の刃部の軸方向の投影図である。
【図１３】カム角度３４０°のときの、固定刃と回転刃
の刃部の軸方向の投影図である。
の刃部の軸方向の投影図である。
１ 回転刃 ２ 固定刃 ３ ガイ
ド ４ 回転刃ホルダー ５ 固定刃ホルダー ６ プレ
ートＡ ７ 支柱Ａ ８ 支柱Ｂ ９ スプ
リング １０ スクリュウプラグ１１ カムフォロアー １２
カム １３ カムフォロアーブラケット １４
調整ねじ １５ 歯車Ａ １６ 歯車Ｂ １７
プレートＢ １８ シャフト １９ ステッピングモーター ２０ モーター用ブラケット ２１
カップリング ２２ 回り止め ２３ プレートＣ ２４
回転刃、刃部 ２５ 固定刃、刃部 Ｄ 回転刃、刃部の直径 ｄ 固定刃、刃部の直径 Ｌ 回転刃、刃部の中心と回転刃ホルダーの中心との偏
芯量
ド ４ 回転刃ホルダー ５ 固定刃ホルダー ６ プレ
ートＡ ７ 支柱Ａ ８ 支柱Ｂ ９ スプ
リング １０ スクリュウプラグ１１ カムフォロアー １２
カム １３ カムフォロアーブラケット １４
調整ねじ １５ 歯車Ａ １６ 歯車Ｂ １７
プレートＢ １８ シャフト １９ ステッピングモーター ２０ モーター用ブラケット ２１
カップリング ２２ 回り止め ２３ プレートＣ ２４
回転刃、刃部 ２５ 固定刃、刃部 Ｄ 回転刃、刃部の直径 ｄ 固定刃、刃部の直径 Ｌ 回転刃、刃部の中心と回転刃ホルダーの中心との偏
芯量
Claims (1)
- 【請求項１】 直列に配置された、被加工線材と同径の
刃をもつ円筒形の固定刃と、該固定刃にたいして偏芯
し、該線材より少し大きい内径の刃をもつ円筒形の回転
刃により構成され、円筒形の刃の軸方向に投影された該
固定刃と、該回転刃について、切断過程を説明すると、
該固定刃側より該線材を該回転刃へ挿入するために該回
転刃と該固定刃は同心円になっていて、該線材を挿入
後、該回転刃の軸を中心に回転させることにより、該回
転刃は、該固定刃に対して偏芯しているので、該線材の
外周に切り込みが入り、その後、該回転刃を円筒形の軸
に対し直角方向に、該回転刃の直径以上の量をスライド
させることにより該線材の中心部分が切断される。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17079993A JPH06344216A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 線材の切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17079993A JPH06344216A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 線材の切断方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344216A true JPH06344216A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15911571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17079993A Pending JPH06344216A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 線材の切断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06344216A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006057330A1 (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Bridgestone Corporation | 切断装置及び切断方法 |
| CN102581407A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-18 | 李冬庆 | 单向走丝线切割机床用废丝自动碎丝装置 |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP17079993A patent/JPH06344216A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006057330A1 (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Bridgestone Corporation | 切断装置及び切断方法 |
| EP1815928A1 (en) * | 2004-11-26 | 2007-08-08 | Bridgestone Corporation | Cutting device and cutting method |
| EP1815928A4 (en) * | 2004-11-26 | 2012-07-25 | Bridgestone Corp | CUTTING DEVICE AND CUTTING PROCESS |
| CN102581407A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-18 | 李冬庆 | 单向走丝线切割机床用废丝自动碎丝装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3999452A (en) | Tool for preparing tube ends for welding | |
| US9120166B2 (en) | Chamfering device and gear processing machine provided therewith | |
| US3212405A (en) | Method for cutting internal spherical surfaces | |
| JP2014500153A (ja) | 航空機ターボシャフトエンジンのケーシングを機械加工するための方法および前記方法を実施するためのスクレーパ工具 | |
| JP4010941B2 (ja) | 管状又は丸断面本体を機械加工、特に切断する装置 | |
| US4134235A (en) | One chuck grinding apparatus for end milling cutters and the like | |
| JPH06344216A (ja) | 線材の切断方法 | |
| EP3991895A1 (en) | Facing machine for preventing inflow of cutting chips into tube | |
| US4866970A (en) | Apparatus for the continuous shearing off and cold swaging of metal workpieces | |
| JPS59500554A (ja) | 旋回加工装置 | |
| JP2018024060A (ja) | 歯切り工具、歯車加工装置及び歯車加工方法 | |
| JPH11239909A (ja) | バリ取り方法及びバリ取り装置 | |
| US4157635A (en) | Grinding machine for grinding a helical groove in a workpiece of tapering axial section | |
| US4074598A (en) | Infeed device for a turning machine for finishing the peripheral surfaces of elongated workpieces of cylindrical cross-section | |
| JPH11333675A (ja) | Ｓ字ギャッシュボールエンドミル研削盤 | |
| JP3686393B2 (ja) | ルータ研磨機 | |
| US2629973A (en) | Method and apparatus for relieving cutter blades | |
| JPH03161210A (ja) | パイプ材などの開先加工装置 | |
| JP2003231021A (ja) | スクリュロータのスクリュ歯形加工方法および加工装置 | |
| JP2831103B2 (ja) | 管体切断装置 | |
| JP2723158B2 (ja) | トロイダル面の加工方法 | |
| JPS63216662A (ja) | 研削方法 | |
| CN106735436A (zh) | 坡口成型装置 | |
| RU2090339C1 (ru) | Способ обработки сферических торцевых поверхностей стержневых изделий | |
| JP2009178730A (ja) | 羽根曲げ機 |