JPH06343421A - 肥満防止能を有する高脂質食品 - Google Patents

肥満防止能を有する高脂質食品

Info

Publication number
JPH06343421A
JPH06343421A JP5137882A JP13788293A JPH06343421A JP H06343421 A JPH06343421 A JP H06343421A JP 5137882 A JP5137882 A JP 5137882A JP 13788293 A JP13788293 A JP 13788293A JP H06343421 A JPH06343421 A JP H06343421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorption
solution
mixed
acid
purified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5137882A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutake Hichi
康武 日地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5137882A priority Critical patent/JPH06343421A/ja
Publication of JPH06343421A publication Critical patent/JPH06343421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 肥満防止能を有する高脂質食品を提供する。 【構成】 高脂質食品は、高脂質な主成分に、精製ギム
ネマ酸(p−GA)を添加して調製される。精製ギムネ
マ酸(p−GA)は、脂質の加水分解生成物であるオレ
イン酸が腸管から吸収されることを抑制する効果を発現
する。これにより脂質の摂取過多による肥満を防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は肥満防止能を有する高脂
質食品、特に、高脂質な主成分を含んでいるにも拘ら
ず、その加水分解生成物の腸管からの吸収を抑制して肥
満を防止し得るようにした高脂質食品に関する。
【0002】
【従来の技術】肥満の原因の1つとして、日本人の食生
活の欧米化に伴う脂質の取り過ぎを挙げることができ
る。そこで、従来より、伝統的な日本食の見直しや、食
物繊維の摂取といったような、種々の肥満防止法が提案
されている。例えば、海藻を原料とした寒天、植物繊維
を有するコンニャク、動物性水溶性繊維であって、蟹の
甲羅から得られるキトサン等は、脂質の腸管からの吸収
を遅延させる機能を有すると言われており、それらの摂
取が推奨されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来法に
よると、肥満防止効果の発現が遅く、またその効果の発
現に不確実性がある、といった問題がある。
【0004】本発明は前記に鑑み、高脂質な主成分を摂
取しても、その加水分解生成物の腸管からの吸収を抑制
して肥満防止を確実に実現することのできる前記高脂質
食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る肥満防止能
を有する高脂質食品は、高脂質な主成分に、精製ギムネ
マ酸を添加したことを特徴とする。
【0006】
【作用】脂質の消化吸収機構は、中性脂肪、コレステロ
ール、リン脂質についてそれぞれ異なるが、一般的に言
えば、摂取された脂質は、リパーゼによって脂肪酸とモ
ノアシルグリセロールとに加水分解され、次いで脂肪酸
等は胆汁酸塩と共にミセルを形成して腸上皮細胞表面に
到達し、その腸上皮細胞に吸収される。
【0007】精製ギムネマ酸は、インド、アフリカおよ
び中国に自生する植物であるギムネマ・シルベスタ(Gy
mnema sylvestre)の葉または茎から得られるもので、こ
の精製ギムネマ酸を高脂質な主成分に添加して摂取する
と、精製ギムネマ酸が前記ミセルの形成を阻害する作用
を発揮する。これにより脂質の加水分解生成物の腸管か
らの吸収が抑制されるので、高脂質な主成分を摂取した
ことによる肥満を確実に防止することができる。
【0008】前記精製ギムネマ酸という概念には、純粋
なものの外に、多数のギムネマ酸同族体を含むものも包
含される。
【0009】なお、ギムネマ酸は、低カロリー飲食物に
用いられてグルコースの腸管からの吸収を抑制する作用
を有するもので、この点については本出願人が既に提案
しており(特開昭61−5023号公報参照)、したが
ってギムネマ酸は人体に対して無害である。
【0010】
【実施例】先ず、精製ギムネマ酸(以下、p−GAと称
す)を次のような各工程を経て製造した。
【0011】ギムネマ・シルベスタの乾燥葉を約60℃
の温湯中に5時間以上浸す、回転数1200〜1300
rpm にて軽く遠沈する、上澄液を凍結乾燥法により乾燥
して粉末状の抽出成分(以下、GSWと称す)を得る。
【0012】GSWを水に溶解する、溶液をpH3に調
整して酸性沈澱物を得る。この酸性沈澱物は粗製ギムネ
マ酸であり、以下、i−GAと称す。
【0013】精製処理として、i−GAを水で洗浄す
る、エタノールにより4,5回抽出を行う、エタノール
抽出液を減圧下で濃縮する、2倍量のアセトンを加えて
遠沈する、上澄液を濃縮乾固する、炭酸ジエチルを加え
てp−GAを析出させる、p−GAを蒸発乾固して粉末
化する。
【0014】A.第1試験例 脂質、糖質およびタンパク質をそれぞれ単独で摂取した
場合において、各栄養素に対するi−GAおよびp−G
Aの腸管吸収抑制効果を検定するため、次のような試験
を行った。 (1)脂質について 脂質の加水分解生成物として、オレイン酸(脂肪酸)を
選択し、その2mMのオレイン酸と10mMのタウロコ
ール(胆汁酸塩)とをリンガー液に溶解して対照液1を
調製した。
【0015】また前記対照液1にi−GAを1mg/mlの
割合で添加して実験液1aを、さらに前記対照液1にp
−GAを1mg/mlの割合で添加して実験液1bをそれぞ
れ調製した。
【0016】ウイスタ系ラットに腹腔内麻酔を行い、血
管および神経を傷付けずに腸管のみを切断した。腸管内
にその切断端からペリスタポンプを用いて対照液1を流
し、約20cmの腸管において対照液1を60分間に亘り
灌流させた。そして、一定時間毎に対照液1中のオレイ
ン酸の濃度を測定して腸管からのオレイン酸吸収量を求
めた。
【0017】同様の試験を実験液1aおよび1bを用い
て行い、同様にオレイン酸吸収量を求めた。
【0018】図1は前記試験結果を示す。図1から、i
−GAを含む実験液1aおよびp−GAを含む実験液1
bの場合、腸管からのオレイン酸吸収量が対照液1の場
合よりも顕著に減少することが判る。これは、オレイン
酸に対するi−GAおよびp−GAによる腸管吸収抑制
効果の発現に起因する。
【0019】また実験液1aと実験液1bとを比較する
と、実験液1bの場合の方が実験液1aの場合よりもオ
レイン酸吸収量が減少している。これは、p−GAのギ
ムネマ酸含有率が0.8重量%であって、i−GAのそ
れ0.05重量%よりも高いからである。 (2)糖質について 糖質として、グルコースを選択し、その5mMのグルコ
ースをリンガー液に溶解して対照液2を調製した。
【0020】また前記対照液2にi−GAを1mg/mlの
割合で添加して実験液2aを、さらに前記対照液2にp
−GAを1mg/mlの割合で添加して実験液2bをそれぞ
れ調製した。
【0021】対照液2および実験液2a,2bを用いて
前記同様の灌流試験を行ったところ、図2の結果を得
た。図2から、i−GAおよびp−GAが、グルコース
の腸管からの吸収を抑制していることが判る。 (3)タンパク質について タンパク質の加水分解生成物として、L−フェニルアラ
ニンを選択し、その5mMのL−フェニルアラニンをリ
ンガー液に溶解して対照液3を調製した。
【0022】また前記対照液3にi−GAを1mg/mlの
割合で添加して実験液3aを、さらに前記対照液3にp
−GAを1mg/mlの割合で添加して実験液3bをそれぞ
れ調製した。
【0023】対照液3および実験液3a,3bを用い
て、前記同様の灌流試験を行ったところ、図3の結果を
得た。図3から、L−フェニルアラニンに対しても、i
−GAおよびp−GAが腸管吸収抑制効果を発現するこ
とが判る。
【0024】B.第2試験例 脂質、糖質およびタンパク質を同時に摂取した場合にお
いて、各栄養素に対するi−GAおよびp−GAの腸管
吸収抑制効果を検定するため、次のような混合対照液お
よび混合実験液1〜3を調製した。
【0025】混合対照液は、2mMのオレイン酸および
10mMのタウロコールと、5mMのグルコースと、5
mMのL−フェニルアラニンとをリンガー液に溶解した
ものである。
【0026】また混合実験液1は、前記混合対照液にG
SWを1mg/mlの割合で添加したものであり、また混合
実験液2は前記混合対照液にi−GAを1mg/mlの割合
で添加したものであり、さらに混合実験液3は前記混合
対照液にp−GAを1mg/mlの割合で添加したものであ
る。
【0027】混合対照液および混合実験液1〜3を用い
て、前記同様の灌流試験を行い、その60分間経過後に
おけるオレイン酸等の腸管からの吸収量を求めたこと
ろ、図4〜図6の結果を得た。なお、各吸収量は、6回
の灌流試験を行ったときの平均値±標準誤差値として示
されている。
【0028】脂質に関する図4において、オレイン酸吸
収量は、混合対照液の場合、41.1±6.66μEq
/l/cm/hourであるが、混合実験液1(GSW)の場
合は39.8±5.01μEq/l/cm/hour、混合実
験液2(i−GA)の場合は25.8±1.72μEq
/l/cm/hour、混合実験液3(p−GA)の場合は1
3.3±1.65μEq/l/cm/hourである。
【0029】このように混合実験液2,3においては、
オレイン酸と他の成分とが混在していてもi−GAおよ
びp−GAがオレイン酸に対して腸管吸収抑制効果を顕
著に発現していることが判明した。この場合、前記効果
はp−GAの方がi−GAよりも大きいが、これは前記
ギムネマ酸の含有率の差に起因する。
【0030】糖質に関する図5において、グルコース吸
収量は、混合対照液の場合2.02±0.09mg/dl/
cm/hourであるが、混合実験液1(GSW)の場合は
1.72±0.07mg/dl/cm/hour、混合実験液2
(i−GA)の場合は1.43±1.03mg/dl/cm/
hour、混合実験液3(p−GA)の場合は1.13±
0.16mg/dl/cm/hourである。
【0031】本出願人の先の出願に係る低カロリー飲食
物においては、グルコースを単独投与したときのi−G
Aによる腸管吸収抑制効果について述べられているが、
混合実験液1〜3から明らかなように、グルコースと他
の成分とが混在していてもGSW、i−GAおよびp−
GAはグルコースに対して腸管吸収抑制効果を顕著に発
現する、ということが確認された。
【0032】タンパク質に関する図6において、L−フ
ェニルアラニン吸収量は、混合対照液の場合1.24±
0.5mg/dl/cm/hourであり、また混合実験液1(G
SW)の場合1.48±0.08mg/dl/cm/hour、さ
らに混合実験液2(i−GA)の場合1.42±0.1
0mg/dl/cm/hour、さらにまた混合実験液3(p−G
A)の場合1.16±0.11mg/dl/cm/hourであっ
た。
【0033】前記吸収量を比較すると、混合対照液およ
び混合実験液1〜3について統計的な有意差は認められ
ない。これは、図3に示すように、L−フェニルアラニ
ンを単独で用いた場合に生じたi−GA等による腸管吸
収抑制効果が、他の成分との混在状態においては消失す
る、ということを示している。
【0034】したがって、i−GA等は、脂質の加水分
解生成物および糖質の腸管からの吸収を抑制して肥満防
止に寄与するが、生命の維持、成長等に必要なタンパク
質の分解生成物については腸管吸収抑制効果を発現しな
い、といった選択性を有するものである。
【0035】混合対照液および混合実験液3(p−G
A)における各成分の吸収量よりp−GAによる吸収抑
制率を求めると、オレイン酸に対する吸収抑制率は約6
8%、グルコースに対する吸収抑制率は約44%といず
れも高いが、L−フェニルアラニンに対する吸収抑制率
は約7%と極めて低く、したがってL−フェニルアラニ
ンは、その殆どがp−GAの存在に関係なく腸管から吸
収される、といえる。
【0036】C.第1試験例(図1)と、第2試験例
(図4)の灌流試験60分間経過後における各成分の吸
収量の比較 図7はオレイン酸吸収量を示す。対照液1と混合対照
液、また実験液1a(i−GA)と混合実験液2(i−
GA)、さらに実験液1b(p−GA)と混合実験液3
(p−GA)とをそれぞれ比較すると、各栄養素を同時
摂取した方が、脂質を単独で摂取した場合に比べてオレ
イン酸の腸管からの吸収が有意に抑制されることが判
る。
【0037】図8はグルコース吸収量を示す。グルコー
スについてもオレイン酸の場合と同様の傾向が見られる
が、同時摂取と単独摂取間の吸収量の差はオレイン酸の
場合に比べて小さい。
【0038】図9はL−フェニルアラニン吸収量を示
す。対照液3と混合対照液とを比較すると、同時摂取の
方が単独摂取に比べてL−フェニルアラニンの腸管から
の吸収が大幅に抑制され、また混合対照液に、i−GA
またはp−GAを添加しても、混合実験液2(i−G
A)および混合実験液3(p−GA)のように、L−フ
ェニルアラニン吸収量は殆ど変わらないことが判る。
【0039】D.p−GAを添加された脂質、糖質およ
びタンパク質の単独摂取において、それらを構成する他
の成分の腸管からの吸収抑制について 図10は、脂質の加水分解生成物であるトリアシルグリ
セロール(TG)およびコレステロール(Cho)に対
する吸収抑制率とオレイン酸(Ole)に対する吸収抑
制率とを比較したものである。試験法は、第1試験例に
準じ、またそのTG等に対する吸収抑制率は前記灌流試
験60分間経過後における吸収量より求められたもので
ある。これは、後述する他例において同じである。
【0040】この場合、Oleに対する吸収抑制率は約
65%(図1の対照液1および実験液1bの60分間値
参照)であり、またTGに対するそれは約45%、Ch
oに対するそれは約32%であって、Oleに対する吸
収抑制率に比べて低い。
【0041】図11は、糖質であるフルクトース(Fr
u)およびガラクトース(Gal)に対する吸収抑制率
とグルコース(Glc)に対する吸収抑制率とを比較し
たものである。
【0042】この場合、Glcに対する吸収抑制率は約
36%(図2の対照液2および実験液2bの60分間値
参照)であって、Galに対する吸収抑制率はGlcの
それに略等しい。p−GAは、Fruに対しては腸管吸
収抑制効果を発現しない。
【0043】図12は、タンパク質の加水分解生成物で
あるL−トリプトフアン(L−Trp)に対する吸収抑
制率とL−フェニルアラニン(L−Phe)に対する吸
収抑制率とを比較したものである。
【0044】この場合、L−Pheに対する吸収抑制率
は約42%(図3の対照液3および実験液3bの60分
間値参照)であるが、L−Trpに対する吸収抑制率は
約57%といったようにL−Pheのそれよりも高くな
る。
【0045】E.p−GAの添加量について 人が1日に摂取する適正な脂質量の上限は総エネルギの
約25%であって、それを超えて脂質を摂取する場合は
高脂質な食生活であると言われている。したがって、1
日の総エネルギを2000kcalとすれば、適正な脂質摂
取量は56gとなる。
【0046】ところが、食生活の欧米化に伴い1日の脂
質摂取量が100gといったように高くなることがまま
あるが、このようなときに、高脂質食品にp−GAが添
加されていれば、そのp−GAによる60〜70%の吸
収抑制率を有効に利用し得ることから、実質的には30
〜40gの脂質を摂取したことになり、脂質摂取量を適
正範囲に収めることができる。
【0047】このような効果を得るためには、ラット実
験値の10分の1量が人間への投与量の目安になる等の
理由から、高脂質食品の調製に当り、高脂質な主成分
に、その含有脂質量の0.01〜0.1重量%のp−G
Aを添加すればよい。この場合、p−GAの添加量が
0.01重量%未満では前記効果が得られず、一方、前
記添加量が0.1重量%を超えると、高脂質食品に苦味
が加わるため好ましくない。
【0048】例えば、100gの生クリームは20gの
脂質を含有しているので、その生クリームを高脂質な主
成分としたときには、p−GAを0.002〜0.02
g添加する。因に、ポテトチップの含有脂質量は約35
重量%、またマヨネーズの含有脂質量は約72.5重量
%である。
【0049】i−GAの添加量は、そのギムネマ酸含有
率がp−GAよりも低いことから、前記含有脂質量の
0.1〜1重量%に設定される。
【0050】なお、ギムネマ酸と化学構造が近似してい
るグリチルリチンについて、第1および第2試験例と同
様の試験を行ったところ、グリチルリチンは各栄養素に
ついて腸管吸収抑制効果を発現しない、ということが確
認された。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、高脂質な主成分に精製
ギムネマ酸または前記酸性沈澱物を添加することによ
り、脂質の加水分解生成物が腸管から吸収されることを
抑制して、脂質の摂取過多による肥満を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】灌流時間と、腸管からのオレイン酸吸収量との
関係を示すグラフである。
【図2】灌流時間と、腸管からのグルコース吸収量との
関係を示すグラフである。
【図3】灌流時間と、腸管からのL−フェニルアラニン
吸収量との関係を示すグラフである。
【図4】混合対照液等における腸管からのオレイン酸吸
収量を示すグラフである。
【図5】混合対照液等における腸管からのグルコース吸
収量を示すグラフである。
【図6】混合対照液等における腸管からのL−フェニル
アラニン吸収量を示すグラフである。
【図7】対照液1等における腸管からのオレイン酸吸収
量を示すグラフである。
【図8】対照液1等における腸管からのグルコース吸収
量を示すグラフである。
【図9】対照液1等における腸管からのL−フェニルア
ラニン吸収量を示すグラフである。
【図10】脂質の各種加水分解生成物に対する、p−G
Aによる吸収抑制率を示すグラフである。
【図11】各種糖質に対する、p−GAによる吸収抑制
率を示すグラフである。
【図12】タンパク質の各種加水分解生成物に対する、
p−GAによる吸収抑制率を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る肥満防止能
を有する高脂質食品は、高脂質な主成分と、ギムネマ酸
とを含むことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】ムネマ酸は、インド、アフリカおよび中
国に自生する植物であるギムネマ・シルベスタ(Gymnem
a sylvestre)の葉または茎から得られるもので、このギ
ムネマ酸高脂質な主成分とを同時に摂取すると、ギ
ネマ酸が前記ミセルの形成を阻害する作用を発揮する。
これにより脂質の加水分解生成物の腸管からの吸収が抑
制されるので、高脂質な主成分を摂取したことによる肥
満を確実に防止することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【実施例】先ず、精製ギムネマ酸(以下、p−GAと称
す)を次のような各工程を経て製造した。なお、p−G
Aという概念には、純粋なものの外に、多数のギムネマ
酸同族体を含むものも包含される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、脂質の加水分解生成物
が腸管から吸収されることを抑制して、脂質の摂取過多
による肥満を確実に防止することが可能な高脂質食品を
提供することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】対照液等における腸管からのグルコース吸収
量を示すグラフである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】対照液等における腸管からのL−フェニルア
ラニン吸収量を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高脂質な主成分に、精製ギムネマ酸を添
    加したことを特徴とする、肥満防止能を有する高脂質食
    品。
  2. 【請求項2】 高脂質な主成分に、ギムネマ・シルベス
    タから得られる抽出成分の酸性沈澱物を添加したことを
    特徴とする、肥満防止能を有する高脂質食品。
JP5137882A 1993-06-08 1993-06-08 肥満防止能を有する高脂質食品 Pending JPH06343421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5137882A JPH06343421A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 肥満防止能を有する高脂質食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5137882A JPH06343421A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 肥満防止能を有する高脂質食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06343421A true JPH06343421A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15208896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5137882A Pending JPH06343421A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 肥満防止能を有する高脂質食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06343421A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5998421A (en) * 1996-06-12 1999-12-07 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Lipid metabolism ameliorants
JP2003095986A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Bizen Chemical Co Ltd 苦味の低減されたギムネマ・シルベスタ抽出物を含む組成物
WO2002060419A3 (en) * 2001-02-01 2003-05-22 Nutri Pharma As A substance for use in a dietary supplement or for the preparation of a medicament for the treatment of non-insulin dependent diabetes mellitus, hypertension and/or the metabolic syndrome
KR20170006177A (ko) 2015-07-07 2017-01-17 고결 천연혼합물을 이용한 다이어트 식품 제조방법
CN110477398A (zh) * 2019-09-12 2019-11-22 山东大学 壳聚糖在制备抗肥胖食品中的应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615023A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 Yasutake Hichi 低カロリ−飲食物
JPH03130051A (ja) * 1989-07-19 1991-06-03 Kotobuki Akad:Kk 機能性食品
JPH0458847A (ja) * 1990-06-23 1992-02-25 Nippon Oil & Fats Co Ltd 抗肥満症油脂および抗肥満症食品
JPH04316456A (ja) * 1991-04-17 1992-11-06 Meiji Milk Prod Co Ltd ギムネマ酸含有w/o/w型複合エマルジョン            及びそれを利用した食品

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615023A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 Yasutake Hichi 低カロリ−飲食物
JPH03130051A (ja) * 1989-07-19 1991-06-03 Kotobuki Akad:Kk 機能性食品
JPH0458847A (ja) * 1990-06-23 1992-02-25 Nippon Oil & Fats Co Ltd 抗肥満症油脂および抗肥満症食品
JPH04316456A (ja) * 1991-04-17 1992-11-06 Meiji Milk Prod Co Ltd ギムネマ酸含有w/o/w型複合エマルジョン            及びそれを利用した食品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5998421A (en) * 1996-06-12 1999-12-07 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Lipid metabolism ameliorants
US6214831B1 (en) 1996-06-12 2001-04-10 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Pharmaceutical composition containing evodiamine compound and method for improving lipid metabolism or antiobesity
WO2002060419A3 (en) * 2001-02-01 2003-05-22 Nutri Pharma As A substance for use in a dietary supplement or for the preparation of a medicament for the treatment of non-insulin dependent diabetes mellitus, hypertension and/or the metabolic syndrome
JP2003095986A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Bizen Chemical Co Ltd 苦味の低減されたギムネマ・シルベスタ抽出物を含む組成物
KR20170006177A (ko) 2015-07-07 2017-01-17 고결 천연혼합물을 이용한 다이어트 식품 제조방법
CN110477398A (zh) * 2019-09-12 2019-11-22 山东大学 壳聚糖在制备抗肥胖食品中的应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI535387B (zh) 含2,5-哌嗪二酮,3,6-雙(苯基甲基)-,(3s,6s)-的飲食品
WO2006101118A1 (ja) D-プシコースの血糖値日内異常上昇抑制の用途
JP2008512345A (ja) 栗由来の糖質分解酵素阻害物質、及びその用途
US8461130B2 (en) Food containing glycogen and use thereof
US4761286A (en) Intestinal absorption inhibiting agent
US8722614B2 (en) Adiponectin production enhancer
TWI528906B (zh) 含2,5-哌嗪二酮,3,6-雙(苯基甲基)-,(3s,6s)-的酸性飲食品
JP2005170837A (ja) 海藻抽出物およびそれを含む糖質加水分解酵素阻害剤
US20030113310A1 (en) Method for the treatment of obesity, overweight and fluctuations in blood insuline and/or glucose levels
JPS62236469A (ja) 低カロリ−飲食物
WO1994012057A1 (en) Diet sweetener
JPH06343421A (ja) 肥満防止能を有する高脂質食品
JP2000217546A (ja) マンノース含有ヘテロオリゴ糖からなる甘味剤、病原菌感染抑制剤、整腸剤又は澱粉の老化抑制剤及び該剤からなる飲食品、医薬品又は飼料。
Antonik et al. Characteristics of sweeteners used in foods and their effects on human health
JP2006104181A (ja) ブナ科植物由来の糖質分解酵素阻害物質、及びその用途
WO2010050508A1 (ja) 抗糖尿病作用を有するペプチドおよびその用途
KR20060101519A (ko) 해조 추출물 및 그것을 함유하는 리파아제 저해제
JP2002275087A (ja) 抗糖尿病剤および糖尿病予防食品
JPWO2018179441A1 (ja) インスリン抵抗性の悪化予防または改善剤
JP3234113B2 (ja) 血糖値上昇抑制剤及び利用
FR2565071A1 (fr) Procede et agent pour l'optimisation de l'assimilation de la ration alimentaire par les ruminants a l'engraissement
JPH05170659A (ja) 血中アルコール濃度低下用組成物
JP2900070B2 (ja) 食品用カリウム補給組成物及びその製造方法
JP2007284361A (ja) ヘリコバクター・ピロリ接着阻害剤
JP4954295B2 (ja) アラザイムを有効成分とする肝機能保護用薬学的組成物