JPH06342108A - 導波路型光モジュール - Google Patents

導波路型光モジュール

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Publication number
JPH06342108A
JPH06342108A JP13170693A JP13170693A JPH06342108A JP H06342108 A JPH06342108 A JP H06342108A JP 13170693 A JP13170693 A JP 13170693A JP 13170693 A JP13170693 A JP 13170693A JP H06342108 A JPH06342108 A JP H06342108A
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JP
Japan
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optical
parts
waveguide type
waveguide
type optical
Prior art date
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Pending
Application number
JP13170693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Nemoto
博正 根本
Noriaki Takeya
則明 竹谷
Tatsuo Teraoka
達夫 寺岡
Yoshinori Kurosawa
芳宣 黒沢
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】温度変化による歪みの影響を解消して信頼性を
向上させる。 【構成】複数の光学部品11,12,13を組み合わ
せ、保護用の中空金属筐体17内に収納してなる導波路
型光モジュールである。複数の光学部品11,12,1
3を接着剤により互いに接着固定し、導波路素子11の
みを中空金属筐体17に固定して他の部品を筐体17側
に支持する。また、筐体17の余剰空間には低弾性率の
シリコン樹脂19を充填し前記各部品を包んで固定す
る。これにより、温度変化による中空金属筐体17の熱
膨張等の影響は導波路素子11にのみ及び、他の部品に
及ばない。この結果、各光学部品間の接続部分には影響
がなく、光軸のずれや角度折れ等による接続損失を最小
限に抑える。また、シリコン樹脂19で各部品を包むこ
とで、外部からの衝撃に対する強度が大幅に増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、急激な温度変動に対し
て光学特性劣化を最小限に抑え得る導波路型光モジュー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の光学部品を備えた導波路型光モジ
ュールとしては、例えば導波路型光合分波器がある。こ
の導波路型光合分波器では、単心の光ファイバと複数の
光ファイバと光導波路素子とが別々にブロック化され、
それらを互いに突き合せて接続されている。各ブロック
は光学的な結合を保つために通常数μmの精度で位置合
せ固定されている。
【0003】具体的には、図5に示すように、入射側で
ある単心の光ファイバ1の素線1Aは保護用の金属ブロ
ック2の中に挿入、接着されている。光導波路3は金属
ブロック4に、出射側ファイバアレイ5は金属ブロック
6にそれぞれ挿入、接着されている。ファイバアレイ5
には四心テープファイバ7が接続されている。
【0004】各金属ブロック2,4,6は各端面がそれ
ぞれ研磨され、光導波路3の金属ブロック4を中央にお
いて、この両側に金属ブロック2,6を突き合せて光軸
調整を行ない、各金属ブロック2,4,6の当接部分を
YAGレーザで溶接してこれらを一体的に固定してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各光学部品
を保護する金属ブロック2,4,6は金属であるがゆえ
に温度変化によって熱膨張、熱収縮を起こす。この膨
張、収縮に伴って内部に挿入、接着された光ファイバ1
等に歪みが生じる。この歪みの影響で、光軸調整した突
き合せ部分において、光軸ずれや角度折れ等が生じて接
続損失が増加してしまうという問題点がある。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、温度変化による歪みを解消して信頼性を向上させた
導波路型光モジュールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の光学部品を組み合わせ、保護用の中
空筐体内に収納してなる導波路型光モジュールであっ
て、前記複数の光学部品を接着剤により互いに接着固定
し、当該光学部品のうちの1つを前記中空筐体に固定し
て複数の光学部品を中空筐体側に支持することを特徴と
する。
【0008】前記中空筐体の余剰空間には低弾性率の樹
脂を充填し、前記光学部品を包んで固定することが望ま
しい。
【0009】
【作用】一体的に接着固定した光学部品をそのうちの1
つを介して中空筐体側に固定するため、温度変化による
中空筐体の熱膨張等の影響は、1つの光学部品にのみ及
び、他の部品に及ばない。この結果、各光学部品間の接
続部分には影響がなく、光軸のずれや角度折れ等による
接続損失を最小限に抑えることができる。
【0010】また、中空筐体の余剰空間に樹脂を充填し
光学部品を包んで固定することで、外部からの衝撃に対
する強度が大幅に増加する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。なお、本実施例でも前記従来技術と同様
に、導波路型光モジュールとして導波路型光合分波器に
ついて説明する。図1は中空金属筐体内に光学ユニット
を装着した状態を示す側面断面図、図2は光学ユニット
を示す平面図である。
【0012】図2中の11は導波路素子で、1本の光を
16本に分ける。12は入射側の単心光ファイバで、複
数の波長の光が通されている。この単心光ファイバ12
は、そのファイバ素線12Aが導波路素子11と光軸を
合せた状態で、この導波路素子11の一側面に接着剤に
よって固定されている。
【0013】13は導波路素子11の他側面に取り付け
られる光ファイバアレイで、16本の光軸とそれぞれ光
軸を合せた状態で、接着剤によって固定されている。1
4は四心テープファイバで、4本の四心テープファイバ
14がそれぞれ光ファイバアレイ13に接続されてい
る。
【0014】前記導波路素子11、単心光ファイバ1
2、光ファイバアレイ13及び四心テープファイバ14
によって光学ユニット16が構成されている。この光学
ユニット16は保護用の筐体内に収納される。具体的に
は図1に示すようになっている。図中の17は保護用の
中空金属筐体で、全体を中空筒状に形成され、その内部
に光学ユニット16が収納固定される。この光学ユニッ
ト16は中空金属筐体17の熱膨張、熱収縮による影響
を受けないように、台座18を介して中空金属筐体17
の固定されている。台座18の中空金属筐体17側はこ
の中空金属筐体17に直接接着剤で接着固定され、光学
ユニット16側は導波路素子11にのみ接着剤で接着固
定されている。
【0015】さらに、中空金属筐体17内に光学ユニッ
ト16を収納した状態で、余剰空間部分には弾性率0.1
kg/mm2 のシリコン樹脂19が充填されている。
【0016】以上の構成の導波路型光合分波器では、温
度変化が生じるとそれによって中空金属筐体17が熱膨
張または熱収縮するが、この膨張、収縮による影響は中
空金属筐体17とシリコン樹脂19との間で吸収され
る。また、台座18を介しての影響はほとんどなく、僅
かに及ぶ影響も導波路素子11だけに止まる。この結
果、導波路素子11と単心光ファイバ12との接続部分
及び導波路素子11と光ファイバアレイ13との接続部
分には膨張、収縮による影響は及ばず、光軸ずれや角度
折れ等の発生を抑える。
【0017】この結果、接続損失を最小限に抑えること
ができ、装置に対する信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【0018】さらに、中空金属筐体17内にシリコン樹
脂19を充填して光学ユニット16をシリコン樹脂19
で包み堅固に支持するため、導波路型光モジュールの外
部衝撃に対する強度を大幅に向上させることができる。
【0019】次に前記構成の導波路型光モジュールの温
度特性を調べた結果を図3に示す。試験は恒温器内に導
波路型光モジュールを入れて一定間隔毎に温度を変化さ
せて行なった。温度変化は、図3(a)に示すように、
1ステップを20分とし、25℃一定を1ステップ、2
5℃から−20℃への温度変化を1ステップ、−20℃
一定を1ステップ、−20℃から65℃への温度変化を
1ステップ、65℃一定を1ステップ、65℃から25
℃への温度変化を1ステップとし、以上を1サイクルと
して2サイクル行ない、導波路型光モジュールの温度特
性を調べた。この結果を図3(b),(c)に示す。図
3(b)に示す従来の導波路型光モジュールでは温度変
化による損失変動幅は大きくなっているが、これに対し
て図3(c)に示す本実施例の導波路型光モジュールで
は損失変動幅は±0.1dB 以内に収まっていることが分か
る。
【0020】次に、中空金属筐体17内に充填する樹脂
の弾性率の違いによる損失変動特性の変化を図4に示
す。この結果から分かるように、弾性率が低い程、損失
変動幅が小さいことが分かる。このため、中空金属筐体
17に充填する樹脂はシリコン樹脂等のように弾性率の
低い樹脂を用いる。
【0021】なお、前記実施例では導波路型光モジュー
ルとして導波路型光合分波器を例に説明したが、本発明
はこれに限らず、複数の光学部品を組み合わせて熱膨
張、収縮する保護用中空筐体内に収納する構成の導波路
型光モジュールであれば、前記同様の作用、効果を奏す
ることができる。
【0022】また、前記実施例では金属製の保護部材で
ある中空金属筐体17によって光学ユニット16を保護
する構成について説明したが、金属以外にも熱膨張する
ものを保護用の中空筐体として使用する場合は、本発明
の構成とすることにより前記同様の作用、効果を奏する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の導波路型光
モジュールによれば、複数の光学部品を接着剤により互
いに接着固定し、この光学部品のうちの1つを中空筐体
に固定することで複数の光学部品を中空筐体側に支持す
る構成としたので、熱膨張、収縮による影響をほとんど
受けず接続損失を最小限に抑えることができ、装置に対
する信頼性を大幅に向上させることができる。
【0024】また、中空筐体の余剰空間に低弾性率の樹
脂を充填し前記光学部品を包んで固定することで、導波
路型光モジュールの外部衝撃に対する強度を大幅に向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導波路型光モジュールを示す側面
断面図である。
【図2】図1の導波路型光モジュールの光学ユニットを
示す平面図である。
【図3】導波路型光モジュールの温度特性を示すグラフ
である。
【図4】中空金属筐体内に充填する樹脂の弾性率の違い
における損失変動特性の変化を示すグラフである。
【図5】従来の導波路型光モジュールを示す側面断面図
である。
【符号の説明】
11 導波路素子 12 単心光ファイバ 13 光ファイバアレイ 16 光学ユニット 17 中空金属筐体 18 台座 19 シリコン樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 芳宣 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光学部品を組み合わせ、保護用の中
    空筐体内に収納してなる導波路型光モジュールにおい
    て、前記複数の光学部品を接着剤により互いに接着固定
    し、当該光学部品のうちの1つを前記中空筐体に固定し
    て複数の光学部品を中空筐体側に支持することを特徴と
    する導波路型光モジュール。
  2. 【請求項2】請求項1記載の導波路型光モジュールにお
    いて、前記中空筐体の余剰空間に低弾性率の樹脂を充填
    し前記光学部品を包んで固定することを特徴とする導波
    路型光モジュール。
JP13170693A 1993-06-02 1993-06-02 導波路型光モジュール Pending JPH06342108A (ja)

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JP13170693A JPH06342108A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 導波路型光モジュール

Applications Claiming Priority (1)

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JP13170693A JPH06342108A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 導波路型光モジュール

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JPH06342108A true JPH06342108A (ja) 1994-12-13

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH06342108A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980703658A (ko) * 1995-04-12 1998-12-05 드로즈프랑소와 콤팩트 트랜스폰더 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980703658A (ko) * 1995-04-12 1998-12-05 드로즈프랑소와 콤팩트 트랜스폰더 및 그 제조방법

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