JPH06341552A - ブーツの固着構造 - Google Patents
ブーツの固着構造Info
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- JPH06341552A JPH06341552A JP15282593A JP15282593A JPH06341552A JP H06341552 A JPH06341552 A JP H06341552A JP 15282593 A JP15282593 A JP 15282593A JP 15282593 A JP15282593 A JP 15282593A JP H06341552 A JPH06341552 A JP H06341552A
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- annular
- boot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブーツの固着部と被装着部材との間に滑りが
生ぜず、しかも、きわめて高いシール強度を有するブー
ツの固着構造を得る。 【構成】 蛇腹部２と、蛇腹部２の両端に被装着部材で
ある等速ジョイントの外輪１０に密に封止する固着部
３，４を有する。少なくとも一方の固着部３の外周面に
締具５を装着する環状凹陥部６を形成する。環状凹陥部
６の外周面に、その軸方向略中央部に環状凹溝部８を形
成する。環状凹陥部６の内周面に、環状凹溝部８に対応
する環状突隆部９を形成する。環状突隆部９は、軸線方
向と直交する中心線Ａに対する角度βが５０〜６５度を
なす直線Ｂに接する形状に形成される。等速ジョイント
の外輪１０に環状突隆部９に対応するリング凹溝１１を
形成する。
生ぜず、しかも、きわめて高いシール強度を有するブー
ツの固着構造を得る。 【構成】 蛇腹部２と、蛇腹部２の両端に被装着部材で
ある等速ジョイントの外輪１０に密に封止する固着部
３，４を有する。少なくとも一方の固着部３の外周面に
締具５を装着する環状凹陥部６を形成する。環状凹陥部
６の外周面に、その軸方向略中央部に環状凹溝部８を形
成する。環状凹陥部６の内周面に、環状凹溝部８に対応
する環状突隆部９を形成する。環状突隆部９は、軸線方
向と直交する中心線Ａに対する角度βが５０〜６５度を
なす直線Ｂに接する形状に形成される。等速ジョイント
の外輪１０に環状突隆部９に対応するリング凹溝１１を
形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の等速ジョイン
ト用、その他各種機器用ブーツを被装着部材に装着する
ブーツの固着構造に関するものである。
ト用、その他各種機器用ブーツを被装着部材に装着する
ブーツの固着構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の等速ジョイント用ブーツとし
て、熱可塑性エラストマーで構成され、蛇腹部の両端
に、等速ジョイントの外輪および軸にそれぞれ密に封止
する固着部を設けたものを、等速ジョイントの外輪に装
着するブーツの固着構造は、例えば、特開平２−２２１
７６６号公報に記載されているものが知られている。
て、熱可塑性エラストマーで構成され、蛇腹部の両端
に、等速ジョイントの外輪および軸にそれぞれ密に封止
する固着部を設けたものを、等速ジョイントの外輪に装
着するブーツの固着構造は、例えば、特開平２−２２１
７６６号公報に記載されているものが知られている。
【０００３】この種の自動車の等速ジョイント用ブーツ
の多くは、耐熱性、耐寒性、耐久性に優れる熱可塑性エ
ラストマーで構成されるが、熱可塑性エラストマーは、
剛性が高いために金属との密着性に劣る。このため、熱
可塑性エラストマーで構成されたブーツは、その固着部
が金属からなるジョイントの外輪または軸の表面との間
で滑りが生じて脱落し易いという欠点がある。
の多くは、耐熱性、耐寒性、耐久性に優れる熱可塑性エ
ラストマーで構成されるが、熱可塑性エラストマーは、
剛性が高いために金属との密着性に劣る。このため、熱
可塑性エラストマーで構成されたブーツは、その固着部
が金属からなるジョイントの外輪または軸の表面との間
で滑りが生じて脱落し易いという欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記特開平２
−２２１７６６号公報に記載されているものにあって
は、固着部の内周面に環状突隆部を形成して、固着部を
平ベルトで締め付ける構成とすることにより、シール性
および固着性の向上を図っている。しかしながら、この
構成のものでは、図４に示すように、環状突隆部ａが軸
線方向と直交する中心線ｂに対する角度αが４０度以下
の直線ｃに接する形状のもので、環状突隆部ａの軸方向
への広がりが小さいから、固着部の内径を外輪の外径よ
り小さくしても、装着状態で被装着部材である等速ジョ
イントの外輪に形成されているリング凹溝ｄに環状突隆
部ａが落ち込んでしまい、端縁角度ｅ，ｅに環状突隆部
ａの斜面ｆ，ｆの当接が不十分となり、十分なシール効
果を期待することができないという欠点がある。
−２２１７６６号公報に記載されているものにあって
は、固着部の内周面に環状突隆部を形成して、固着部を
平ベルトで締め付ける構成とすることにより、シール性
および固着性の向上を図っている。しかしながら、この
構成のものでは、図４に示すように、環状突隆部ａが軸
線方向と直交する中心線ｂに対する角度αが４０度以下
の直線ｃに接する形状のもので、環状突隆部ａの軸方向
への広がりが小さいから、固着部の内径を外輪の外径よ
り小さくしても、装着状態で被装着部材である等速ジョ
イントの外輪に形成されているリング凹溝ｄに環状突隆
部ａが落ち込んでしまい、端縁角度ｅ，ｅに環状突隆部
ａの斜面ｆ，ｆの当接が不十分となり、十分なシール効
果を期待することができないという欠点がある。
【０００５】本発明は、このような従来のものの実状に
鑑み、熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっ
ても、その固着部の内周面に形成された突隆部を軸線方
向と直交する中心線に対して５０〜６５度（好ましくは
５０〜６０度）の角度をなす直線に接する形状とし、被
装着部材の外周面に上記環状突隆部より狭幅のリング凹
溝を形成したことにより、環状突隆部の軸方向両側部を
被装着部材のリング凹溝に係止させた状態で固着するこ
とができ、ブーツの固着部と被装着部材との間に滑りが
生ぜず、しかもきわめて高いシール強度を有するブーツ
の固着構造を提供することを目的とするものである。
鑑み、熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっ
ても、その固着部の内周面に形成された突隆部を軸線方
向と直交する中心線に対して５０〜６５度（好ましくは
５０〜６０度）の角度をなす直線に接する形状とし、被
装着部材の外周面に上記環状突隆部より狭幅のリング凹
溝を形成したことにより、環状突隆部の軸方向両側部を
被装着部材のリング凹溝に係止させた状態で固着するこ
とができ、ブーツの固着部と被装着部材との間に滑りが
生ぜず、しかもきわめて高いシール強度を有するブーツ
の固着構造を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次のように構成した。すなわち、本発明に係
るブーツの固着構造は、蛇腹部と蛇腹部の両端に被装着
部材に密に封止する固着部を有するブーツを被装着部材
に装着する固着構造において、少なくとも一方の固着部
の外周面に締具を装着する環状凹陥部を形成し、この環
状凹陥部に、その軸方向略中央部に環状凹溝部を形成す
るとともに、上記環状凹溝部に対応する環状凹陥部の内
周面に、軸線方向と直交する中心線に対して５０〜６５
度の角度をなす直線に接する形状で内方に突隆する環状
突隆部を形成し、被装着部材の外周面には、環状突隆部
より狭幅のリング凹溝を形成して、ブーツの固着部を環
状突隆部が被装着部材のリング凹溝に嵌入するように締
め付けて固着してなるものである。
成するため次のように構成した。すなわち、本発明に係
るブーツの固着構造は、蛇腹部と蛇腹部の両端に被装着
部材に密に封止する固着部を有するブーツを被装着部材
に装着する固着構造において、少なくとも一方の固着部
の外周面に締具を装着する環状凹陥部を形成し、この環
状凹陥部に、その軸方向略中央部に環状凹溝部を形成す
るとともに、上記環状凹溝部に対応する環状凹陥部の内
周面に、軸線方向と直交する中心線に対して５０〜６５
度の角度をなす直線に接する形状で内方に突隆する環状
突隆部を形成し、被装着部材の外周面には、環状突隆部
より狭幅のリング凹溝を形成して、ブーツの固着部を環
状突隆部が被装着部材のリング凹溝に嵌入するように締
め付けて固着してなるものである。
【０００７】
【作用】本発明に係るブーツの固着構造においては、環
状凹陥部の内周面に軸線方向と直交する中心線に対して
５０〜６５度の角度をなす直線に接する形状で内方に突
隆する環状突隆部が形成されており、被装着部材の外周
面には環状突隆部より狭幅のリング凹溝が形成されてい
るので、環状凹陥部を締具で締め付けると、環状突隆部
が被装着部のリング凹溝内に嵌入し、かつその裾部がリ
ング凹溝の両端縁に係止した状態で固着部が被装着部材
に固着される。このため、固着部は被装着部材に強固に
固着されるとともに高いシール性が得られる。
状凹陥部の内周面に軸線方向と直交する中心線に対して
５０〜６５度の角度をなす直線に接する形状で内方に突
隆する環状突隆部が形成されており、被装着部材の外周
面には環状突隆部より狭幅のリング凹溝が形成されてい
るので、環状凹陥部を締具で締め付けると、環状突隆部
が被装着部のリング凹溝内に嵌入し、かつその裾部がリ
ング凹溝の両端縁に係止した状態で固着部が被装着部材
に固着される。このため、固着部は被装着部材に強固に
固着されるとともに高いシール性が得られる。
【０００８】
【実施例】図面には自動車の等速ジョイント用ブーツが
例示されている。図１において、１はブーツであり、こ
のブーツ１は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系、ポリオレフィン系などの熱可塑性エラストマ
ーの単体またはこれらのブレンド体を、ブロー成形、射
出成形あるいは射出ブロー成形により単層あるいは多層
状に成形したものである。ブーツ１は、蛇腹部２の一端
に筒状の大径の固着部３を、かつ他端に筒状の小径の固
着部４を一体に形成してなるものである。ブーツ１を構
成する熱可塑性エラストマーは、引張弾性率（ＪＩＳ
Ｋ６３０１）が１００〜２０００Ｋｇ／ｃｍ2の比較的
強度が大である弾性材料である。
例示されている。図１において、１はブーツであり、こ
のブーツ１は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系、ポリオレフィン系などの熱可塑性エラストマ
ーの単体またはこれらのブレンド体を、ブロー成形、射
出成形あるいは射出ブロー成形により単層あるいは多層
状に成形したものである。ブーツ１は、蛇腹部２の一端
に筒状の大径の固着部３を、かつ他端に筒状の小径の固
着部４を一体に形成してなるものである。ブーツ１を構
成する熱可塑性エラストマーは、引張弾性率（ＪＩＳ
Ｋ６３０１）が１００〜２０００Ｋｇ／ｃｍ2の比較的
強度が大である弾性材料である。
【０００９】固着部３および固着部４の外周面には、図
２に示すように、平ベルト状の締具５を装着するための
環状凹陥部６，７がそれぞれ形成されている。図３に詳
細を示すように、上記固着部３の環状凹陥部６には、そ
の軸方向略中央部に環状凹溝部８が形成されるととも
に、環状凹溝部８に対応する環状凹陥部６の内周面には
内方に突隆する環状突隆部９が形成されている。上記環
状凹溝部８は中央部の深い凹溝８ａとその両側にわたる
浅い凹溝８ｂの２段形状に形成されている。上記環状突
隆部９は、図３に示すように、軸線方向と直交する中心
線Ａに対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接す
る形状に裾部９ｂ，９ｂが形成されている。一方、図２
および図３に示すように、被装着部材である等速ジョイ
ントの外輪１０には、その外周面にリング凹溝１１が形
成されている。環状凹陥部６の内周面の内径Ｄｂは、等
速ジョイントの外輪１０の外径Ｄｊと比べて同じかやや
大きく（Ｄｂ≦Ｄｊ）の関係を有する。リング凹溝１１
は、両端縁部１１ｂ，１１ｂを軸線に対して５０〜７０
度の角度で拡開状に形成したものであり、リング凹溝１
１はその両端縁部１１ｂ，１１ｂの端縁角部１１ｃ，１
１ｃがブーツ１の前記環状突隆部９の裾部９ｂ，９ｂの
略中央部分と対応するものである。なお、図１に示した
ものは、小径の固着部４も、大径の固着部３と同様に構
成されている。
２に示すように、平ベルト状の締具５を装着するための
環状凹陥部６，７がそれぞれ形成されている。図３に詳
細を示すように、上記固着部３の環状凹陥部６には、そ
の軸方向略中央部に環状凹溝部８が形成されるととも
に、環状凹溝部８に対応する環状凹陥部６の内周面には
内方に突隆する環状突隆部９が形成されている。上記環
状凹溝部８は中央部の深い凹溝８ａとその両側にわたる
浅い凹溝８ｂの２段形状に形成されている。上記環状突
隆部９は、図３に示すように、軸線方向と直交する中心
線Ａに対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接す
る形状に裾部９ｂ，９ｂが形成されている。一方、図２
および図３に示すように、被装着部材である等速ジョイ
ントの外輪１０には、その外周面にリング凹溝１１が形
成されている。環状凹陥部６の内周面の内径Ｄｂは、等
速ジョイントの外輪１０の外径Ｄｊと比べて同じかやや
大きく（Ｄｂ≦Ｄｊ）の関係を有する。リング凹溝１１
は、両端縁部１１ｂ，１１ｂを軸線に対して５０〜７０
度の角度で拡開状に形成したものであり、リング凹溝１
１はその両端縁部１１ｂ，１１ｂの端縁角部１１ｃ，１
１ｃがブーツ１の前記環状突隆部９の裾部９ｂ，９ｂの
略中央部分と対応するものである。なお、図１に示した
ものは、小径の固着部４も、大径の固着部３と同様に構
成されている。
【００１０】本考案に係るブーツ１は、図２に示すよう
に、等速ジョイントに装着される。すなわち、ブーツ１
の固着部３は外輪１０に、固着部４は軸１２にそれぞれ
固着される。そして、ブーツ１の固着部３は等速ジョイ
ントの外輪１０に差し込んで被せるが、固着部３の内周
面に環状突隆部９があっても、それに対応して外周側に
２段形状の環状凹溝部８が形成されているので、外輪１
０に固着部３を差し込む過程では、環状凹溝部８が軸方
向に開くように変形して環状突隆部９が内周面と略同一
面まで没入するように内周面が弯曲変形して容易に挿入
することができ、環状突隆部９がリング凹溝１１に嵌入
する状態にすることができる。次いで、この状態で締具
５を締め付けると、内周面では環状突隆部９がリング凹
溝１１内に嵌入した状態で環状突隆部９の裾部の略中央
部分が外輪１０のリング凹溝１１の両端縁部１１ｂ，１
１ｂの端縁角部１１ｃ，１１ｃに係合するように圧着さ
れるが、環状突隆部９は軸線方向と直交する中心線Ａに
対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接する形状
であるから、固着部３の内周面は、環状突隆部９が外輪
１０のリング凹溝１１で軸方向３箇所が圧着されること
になり、固着部３と外輪１０との間に滑りが生ぜず、し
かも固着部３と外輪１０との間のシール強度がきわめて
高くなる。なお、リング凹溝１１は両端部が拡開状に形
成されているので、裾部９ｂ，９ｂが広がった環状突隆
部９の形状とよく適合して環状突隆部９は全体に均等に
圧縮変形し、リング凹溝１１との係合状態が良好で、固
着部３と外輪１０との間のシール強度がいっそう高くな
る。
に、等速ジョイントに装着される。すなわち、ブーツ１
の固着部３は外輪１０に、固着部４は軸１２にそれぞれ
固着される。そして、ブーツ１の固着部３は等速ジョイ
ントの外輪１０に差し込んで被せるが、固着部３の内周
面に環状突隆部９があっても、それに対応して外周側に
２段形状の環状凹溝部８が形成されているので、外輪１
０に固着部３を差し込む過程では、環状凹溝部８が軸方
向に開くように変形して環状突隆部９が内周面と略同一
面まで没入するように内周面が弯曲変形して容易に挿入
することができ、環状突隆部９がリング凹溝１１に嵌入
する状態にすることができる。次いで、この状態で締具
５を締め付けると、内周面では環状突隆部９がリング凹
溝１１内に嵌入した状態で環状突隆部９の裾部の略中央
部分が外輪１０のリング凹溝１１の両端縁部１１ｂ，１
１ｂの端縁角部１１ｃ，１１ｃに係合するように圧着さ
れるが、環状突隆部９は軸線方向と直交する中心線Ａに
対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接する形状
であるから、固着部３の内周面は、環状突隆部９が外輪
１０のリング凹溝１１で軸方向３箇所が圧着されること
になり、固着部３と外輪１０との間に滑りが生ぜず、し
かも固着部３と外輪１０との間のシール強度がきわめて
高くなる。なお、リング凹溝１１は両端部が拡開状に形
成されているので、裾部９ｂ，９ｂが広がった環状突隆
部９の形状とよく適合して環状突隆部９は全体に均等に
圧縮変形し、リング凹溝１１との係合状態が良好で、固
着部３と外輪１０との間のシール強度がいっそう高くな
る。
【００１１】上記実施例では、環状凹溝部８が２段形状
をなしているが、その形状は例えば逆台形や先端が丸形
の半長円形などの形状であってもよいが、いずれの場合
でも角度βが５０〜６５度であることが重要である。ま
た、環状凹溝部８に環状凹溝部８の形状に応じた金属や
硬質樹脂からなる環状部材を埋め込むことにより、締具
５による締め状態を良好にして、さらに強力なシール強
度を得ることができる。
をなしているが、その形状は例えば逆台形や先端が丸形
の半長円形などの形状であってもよいが、いずれの場合
でも角度βが５０〜６５度であることが重要である。ま
た、環状凹溝部８に環状凹溝部８の形状に応じた金属や
硬質樹脂からなる環状部材を埋め込むことにより、締具
５による締め状態を良好にして、さらに強力なシール強
度を得ることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係るブーツ固着構造によれば、
熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっても、
その固着部の内周面に形成された環状突隆部が軸線方向
と直交する中心線に対して５０〜６０度の角度をなす直
線に接する形状であり、被装着部材の外周に上記環状突
隆部より狭幅のリング凹溝が形成されているので、環状
突隆部の軸方向両側部を被装着部材のリング凹溝に係止
させた状態で固着することができ、ブーツの固着部と被
装着部材との間に滑りが生ぜず、しかもきわめて高いシ
ール強度を得ることができる。
熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっても、
その固着部の内周面に形成された環状突隆部が軸線方向
と直交する中心線に対して５０〜６０度の角度をなす直
線に接する形状であり、被装着部材の外周に上記環状突
隆部より狭幅のリング凹溝が形成されているので、環状
突隆部の軸方向両側部を被装着部材のリング凹溝に係止
させた状態で固着することができ、ブーツの固着部と被
装着部材との間に滑りが生ぜず、しかもきわめて高いシ
ール強度を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例に係るブーツを一部破断して
示す全体正面図である。
示す全体正面図である。
【図２】本発明のブーツの固着構造を示す概略正面図で
ある。
ある。
【図３】図２に示したブーツの固着構造の詳細を説明す
る縦断正面図である。
る縦断正面図である。
【図４】従来のブーツの固着構造を示す縦断正面図であ
る。
る。
１ ブーツ ２ 蛇腹部 ３，４ 固着部 ５ 締具 ６，７ 環状凹陥部 ８ 環状凹溝 ９ 環状突隆部 １１ リング凹溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１２月１７日
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の等速ジョイン
ト用、その他各種機器用ブーツを被装着部材に装着する
ブーツの固着構造に関するものである。
ト用、その他各種機器用ブーツを被装着部材に装着する
ブーツの固着構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の等速ジョイント用ブーツとし
て、熱可塑性エラストマーで構成され、蛇腹部の両端
に、等速ジョイントの外輪および軸にそれぞれ密に封止
する固着部を設けたものを、等速ジョイントの外輪に装
着するブーツの固着構造は、例えば、特開平２−２２１
７６６号公報に記載されているものが知られている。
て、熱可塑性エラストマーで構成され、蛇腹部の両端
に、等速ジョイントの外輪および軸にそれぞれ密に封止
する固着部を設けたものを、等速ジョイントの外輪に装
着するブーツの固着構造は、例えば、特開平２−２２１
７６６号公報に記載されているものが知られている。
【０００３】この種の自動車の等速ジョイント用ブーツ
の多くは、耐熱性、耐寒性、耐久性に優れる熱可塑性エ
ラストマーで構成されるが、熱可塑性エラストマーは、
剛性が高いために金属との密着性に劣る。このため、熱
可塑性エラストマーで構成されたブーツは、その固着部
が金属からなるジョイントの外輪または軸の表面との間
で滑りが生じて脱落し易いという欠点がある。
の多くは、耐熱性、耐寒性、耐久性に優れる熱可塑性エ
ラストマーで構成されるが、熱可塑性エラストマーは、
剛性が高いために金属との密着性に劣る。このため、熱
可塑性エラストマーで構成されたブーツは、その固着部
が金属からなるジョイントの外輪または軸の表面との間
で滑りが生じて脱落し易いという欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記特開平２
−２２１７６６号公報に記載されているものにあって
は、固着部の内周面に環状突隆部を形成して、固着部を
平ベルトで締め付ける構成とすることにより、シール性
および固着性の向上を図っている。しかしながら、この
構成のものでは、図４に示すように、環状突隆部ａが軸
線方向と直交する中心線ｂに対する角度αが４０度以下
の直線ｃに接する形状のもので、環状突隆部ａの軸方向
への広がりが小さいから、固着部の内径を外輪の外径よ
り小さくしても、装着状態で被装着部材である等速ジョ
イントの外輪に形成されているリング凹溝ｄに環状突隆
部ａが落ち込んでしまい、端縁角度ｅ，ｅに環状突隆部
ａの斜面ｆ，ｆの当接が不十分となり、十分なシール効
果を期待することができないという欠点がある。
−２２１７６６号公報に記載されているものにあって
は、固着部の内周面に環状突隆部を形成して、固着部を
平ベルトで締め付ける構成とすることにより、シール性
および固着性の向上を図っている。しかしながら、この
構成のものでは、図４に示すように、環状突隆部ａが軸
線方向と直交する中心線ｂに対する角度αが４０度以下
の直線ｃに接する形状のもので、環状突隆部ａの軸方向
への広がりが小さいから、固着部の内径を外輪の外径よ
り小さくしても、装着状態で被装着部材である等速ジョ
イントの外輪に形成されているリング凹溝ｄに環状突隆
部ａが落ち込んでしまい、端縁角度ｅ，ｅに環状突隆部
ａの斜面ｆ，ｆの当接が不十分となり、十分なシール効
果を期待することができないという欠点がある。
【０００５】本発明は、このような従来のものの実状に
鑑み、熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっ
ても、その固着部の内周面に形成された突隆部を軸線方
向と直交する中心線に対して５０〜６５度（好ましくは
５０〜６０度）の角度をなす直線に接する形状とし、被
装着部材の外周面に上記環状突隆部より狭幅のリング凹
溝を形成したことにより、環状突隆部の軸方向両側部を
被装着部材のリング凹溝に係止させた状態で固着するこ
とができ、ブーツの固着部と被装着部材との間に滑りが
生ぜず、しかもきわめて高いシール強度を有するブーツ
の固着構造を提供することを目的とするものである。
鑑み、熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっ
ても、その固着部の内周面に形成された突隆部を軸線方
向と直交する中心線に対して５０〜６５度（好ましくは
５０〜６０度）の角度をなす直線に接する形状とし、被
装着部材の外周面に上記環状突隆部より狭幅のリング凹
溝を形成したことにより、環状突隆部の軸方向両側部を
被装着部材のリング凹溝に係止させた状態で固着するこ
とができ、ブーツの固着部と被装着部材との間に滑りが
生ぜず、しかもきわめて高いシール強度を有するブーツ
の固着構造を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次のように構成した。すなわち、本発明に係
るブーツの固着構造は、蛇腹部と蛇腹部の両端に被装着
部材に密に封止する固着部を有するブーツを被装着部材
に装着する固着構造において、少なくとも一方の固着部
の外周面に締具を装着する環状凹陥部を形成し、この環
状凹陥部に、その軸方向略中央部に環状凹溝部を形成す
るとともに、上記環状凹溝部に対応する環状凹陥部の内
周面に、軸線方向と直交する中心線に対して５０〜６５
度の角度をなす直線に接する形状で内方に突隆する環状
突隆部を形成し、被装着部材の外周面には、環状突隆部
より狭幅のリング凹溝を形成して、ブーツの固着部を環
状突隆部が被装着部材のリング凹溝に嵌入するように締
め付けて固着してなるものである。
成するため次のように構成した。すなわち、本発明に係
るブーツの固着構造は、蛇腹部と蛇腹部の両端に被装着
部材に密に封止する固着部を有するブーツを被装着部材
に装着する固着構造において、少なくとも一方の固着部
の外周面に締具を装着する環状凹陥部を形成し、この環
状凹陥部に、その軸方向略中央部に環状凹溝部を形成す
るとともに、上記環状凹溝部に対応する環状凹陥部の内
周面に、軸線方向と直交する中心線に対して５０〜６５
度の角度をなす直線に接する形状で内方に突隆する環状
突隆部を形成し、被装着部材の外周面には、環状突隆部
より狭幅のリング凹溝を形成して、ブーツの固着部を環
状突隆部が被装着部材のリング凹溝に嵌入するように締
め付けて固着してなるものである。
【０００７】
【作用】本発明に係るブーツの固着構造においては、環
状凹陥部の内周面に軸線方向と直交する中心線に対して
５０〜６５度の角度をなす直線に接する形状で内方に突
隆する環状突隆部が形成されており、被装着部材の外周
面には環状突隆部より狭幅のリング凹溝が形成されてい
るので、環状凹陥部を締具で締め付けると、環状突隆部
が被装着部のリング凹溝内に嵌入し、かつその裾部がリ
ング凹溝の両端縁に係止した状態で固着部が被装着部材
に固着される。このため、固着部は被装着部材に強固に
固着されるとともに高いシール性が得られる。
状凹陥部の内周面に軸線方向と直交する中心線に対して
５０〜６５度の角度をなす直線に接する形状で内方に突
隆する環状突隆部が形成されており、被装着部材の外周
面には環状突隆部より狭幅のリング凹溝が形成されてい
るので、環状凹陥部を締具で締め付けると、環状突隆部
が被装着部のリング凹溝内に嵌入し、かつその裾部がリ
ング凹溝の両端縁に係止した状態で固着部が被装着部材
に固着される。このため、固着部は被装着部材に強固に
固着されるとともに高いシール性が得られる。
【０００８】
【実施例】図面には自動車の等速ジョイント用ブーツが
例示されている。図１において、１はブーツであり、こ
のブーツ１は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系、ポリオレフィン系などの熱可塑性エラストマ
ーの単体またはこれらのブレンド体を、ブロー成形、射
出成形あるいは射出ブロー成形により単層あるいは多層
状に成形したものである。ブーツ１は、蛇腹部２の一端
に筒状の大径の固着部３を、かつ他端に筒状の小径の固
着部４を一体に形成してなるものである。ブーツ１を構
成する熱可塑性エラストマーは、引張弾性率（ＪＩＳ
Ｋ６３０１）が１００〜２０００Ｋｇ／ｃｍ2の比較的
強度が大である弾性材料である。
例示されている。図１において、１はブーツであり、こ
のブーツ１は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系、ポリオレフィン系などの熱可塑性エラストマ
ーの単体またはこれらのブレンド体を、ブロー成形、射
出成形あるいは射出ブロー成形により単層あるいは多層
状に成形したものである。ブーツ１は、蛇腹部２の一端
に筒状の大径の固着部３を、かつ他端に筒状の小径の固
着部４を一体に形成してなるものである。ブーツ１を構
成する熱可塑性エラストマーは、引張弾性率（ＪＩＳ
Ｋ６３０１）が１００〜２０００Ｋｇ／ｃｍ2の比較的
強度が大である弾性材料である。
【０００９】固着部３および固着部４の外周面には、図
２に示すように、平ベルト状の締具５を装着するための
環状凹陥部６，７がそれぞれ形成されている。図３に詳
細を示すように、上記固着部３の環状凹陥部６には、そ
の軸方向略中央部に環状凹溝部８が形成されるととも
に、環状凹溝部８に対応する環状凹陥部６の内周面には
内方に突隆する環状突隆部９が形成されている。上記環
状凹溝部８は中央部の深い凹溝８ａとその両側にわたる
浅い凹溝８ｂの２段形状に形成されている。上記環状突
隆部９は、図３に示すように、軸線方向と直交する中心
線Ａに対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接す
る形状に裾部９ｂ，９ｂが形成されている。一方、図２
および図３に示すように、被装着部材である等速ジョイ
ントの外輪１０には、その外周面にリング凹溝１１が形
成されている。環状凹陥部６の内周面の内径Ｄｂは、等
速ジョイントの外輪１０の外径Ｄｊと比べて同じかやや
大きく（Ｄｂ≦Ｄｊ）の関係を有する。リング凹溝１１
は、両端縁部１１ｂ，１１ｂを軸線に対して５０〜７０
度の角度で拡開状に形成したものであり、リング凹溝１
１はその両端縁部１１ｂ，１１ｂの端縁角部１１ｃ，１
１ｃがブーツ１の前記環状突隆部９の裾部９ｂ，９ｂの
略中央部分と対応するものである。なお、図１に示した
ものは、小径の固着部４も、大径の固着部３と同様に構
成されている。
２に示すように、平ベルト状の締具５を装着するための
環状凹陥部６，７がそれぞれ形成されている。図３に詳
細を示すように、上記固着部３の環状凹陥部６には、そ
の軸方向略中央部に環状凹溝部８が形成されるととも
に、環状凹溝部８に対応する環状凹陥部６の内周面には
内方に突隆する環状突隆部９が形成されている。上記環
状凹溝部８は中央部の深い凹溝８ａとその両側にわたる
浅い凹溝８ｂの２段形状に形成されている。上記環状突
隆部９は、図３に示すように、軸線方向と直交する中心
線Ａに対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接す
る形状に裾部９ｂ，９ｂが形成されている。一方、図２
および図３に示すように、被装着部材である等速ジョイ
ントの外輪１０には、その外周面にリング凹溝１１が形
成されている。環状凹陥部６の内周面の内径Ｄｂは、等
速ジョイントの外輪１０の外径Ｄｊと比べて同じかやや
大きく（Ｄｂ≦Ｄｊ）の関係を有する。リング凹溝１１
は、両端縁部１１ｂ，１１ｂを軸線に対して５０〜７０
度の角度で拡開状に形成したものであり、リング凹溝１
１はその両端縁部１１ｂ，１１ｂの端縁角部１１ｃ，１
１ｃがブーツ１の前記環状突隆部９の裾部９ｂ，９ｂの
略中央部分と対応するものである。なお、図１に示した
ものは、小径の固着部４も、大径の固着部３と同様に構
成されている。
【００１０】本発明に係るブーツ１は、図２に示すよう
に、等速ジョイントに装着される。すなわち、ブーツ１
の固着部３は外輪１０に、固着部４は軸１２にそれぞれ
固着される。そして、ブーツ１の固着部３は等速ジョイ
ントの外輪１０に差し込んで被せるが、固着部３の内周
面に環状突隆部９があっても、それに対応して外周側に
２段形状の環状凹溝部８が形成されているので、外輪１
０に固着部３を差し込む過程では、環状凹溝部８が軸方
向に開くように変形して環状突隆部９が内周面と略同一
面まで没入するように内周面が弯曲変形して容易に挿入
することができ、環状突隆部９がリング凹溝１１に嵌入
する状態にすることができる。次いで、この状態で締具
５を締め付けると、内周面では環状突隆部９がリング凹
溝１１内に嵌入した状態で環状突隆部９の裾部の略中央
部分が外輪１０のリング凹溝１１の両端縁部１１ｂ，１
１ｂの端縁角部１１ｃ，１１ｃに係合するように圧着さ
れるが、環状突隆部９は軸線方向と直交する中心線Ａに
対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接する形状
であるから、固着部３の内周面は、環状突隆部９が外輪
１０のリング凹溝１１で軸方向３箇所が圧着されること
になり、固着部３と外輪１０との間に滑りが生ぜず、し
かも固着部３と外輪１０との間のシール強度がきわめて
高くなる。なお、リング凹溝１１は両端部が拡開状に形
成されているので、裾部９ｂ，９ｂが広がった環状突隆
部９の形状とよく適合して環状突隆部９は全体に均等に
圧縮変形し、リング凹溝１１との係合状態が良好で、固
着部３と外輪１０との間のシール強度がいっそう高くな
る。
に、等速ジョイントに装着される。すなわち、ブーツ１
の固着部３は外輪１０に、固着部４は軸１２にそれぞれ
固着される。そして、ブーツ１の固着部３は等速ジョイ
ントの外輪１０に差し込んで被せるが、固着部３の内周
面に環状突隆部９があっても、それに対応して外周側に
２段形状の環状凹溝部８が形成されているので、外輪１
０に固着部３を差し込む過程では、環状凹溝部８が軸方
向に開くように変形して環状突隆部９が内周面と略同一
面まで没入するように内周面が弯曲変形して容易に挿入
することができ、環状突隆部９がリング凹溝１１に嵌入
する状態にすることができる。次いで、この状態で締具
５を締め付けると、内周面では環状突隆部９がリング凹
溝１１内に嵌入した状態で環状突隆部９の裾部の略中央
部分が外輪１０のリング凹溝１１の両端縁部１１ｂ，１
１ｂの端縁角部１１ｃ，１１ｃに係合するように圧着さ
れるが、環状突隆部９は軸線方向と直交する中心線Ａに
対する角度βが５０〜６５度をなす直線Ｂに接する形状
であるから、固着部３の内周面は、環状突隆部９が外輪
１０のリング凹溝１１で軸方向３箇所が圧着されること
になり、固着部３と外輪１０との間に滑りが生ぜず、し
かも固着部３と外輪１０との間のシール強度がきわめて
高くなる。なお、リング凹溝１１は両端部が拡開状に形
成されているので、裾部９ｂ，９ｂが広がった環状突隆
部９の形状とよく適合して環状突隆部９は全体に均等に
圧縮変形し、リング凹溝１１との係合状態が良好で、固
着部３と外輪１０との間のシール強度がいっそう高くな
る。
【００１１】上記実施例では、環状凹溝部８が２段形状
をなしているが、その形状は例えば逆台形や先端が丸形
の半長円形などの形状であってもよいが、いずれの場合
でも角度βが５０〜６５度であることが重要である。ま
た、環状凹溝部８に環状凹溝部８の形状に応じた金属や
硬質樹脂からなる環状部材を埋め込むことにより、締具
５による締め状態を良好にして、さらに強力なシール強
度を得ることができる。
をなしているが、その形状は例えば逆台形や先端が丸形
の半長円形などの形状であってもよいが、いずれの場合
でも角度βが５０〜６５度であることが重要である。ま
た、環状凹溝部８に環状凹溝部８の形状に応じた金属や
硬質樹脂からなる環状部材を埋め込むことにより、締具
５による締め状態を良好にして、さらに強力なシール強
度を得ることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係るブーツ固着構造によれば、
熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっても、
その固着部の内周面に形成された環状突隆部が軸線方向
と直交する中心線に対して５０〜６０度の角度をなす直
線に接する形状であり、被装着部材の外周に上記環状突
隆部より狭幅のリング凹溝が形成されているので、環状
突隆部の軸方向両側部を被装着部材のリング凹溝に係止
させた状態で固着することができ、ブーツの固着部と被
装着部材との間に滑りが生ぜず、しかもきわめて高いシ
ール強度を得ることができる。
熱可塑性エラストマーで構成されたブーツであっても、
その固着部の内周面に形成された環状突隆部が軸線方向
と直交する中心線に対して５０〜６０度の角度をなす直
線に接する形状であり、被装着部材の外周に上記環状突
隆部より狭幅のリング凹溝が形成されているので、環状
突隆部の軸方向両側部を被装着部材のリング凹溝に係止
させた状態で固着することができ、ブーツの固着部と被
装着部材との間に滑りが生ぜず、しかもきわめて高いシ
ール強度を得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 蛇腹部と蛇腹部の両端に被装着部材に密
に封止する固着部を有するブーツを被装着部材に装着す
る固着構造において、少なくとも一方の固着部の外周面
に締具を装着する環状凹陥部を形成し、この環状凹陥部
に、その軸方向略中央部に環状凹溝部を形成するととも
に、上記環状凹溝部に対応する環状凹陥部の内周面に、
軸線方向と直交する中心線に対して５０〜６５度の角度
をなす直線に接する形状で内方に突隆する環状突隆部を
形成し、被装着部材の外周面には、環状突隆部より狭幅
のリング凹溝を形成して、ブーツの固着部を環状突隆部
が被装着部材のリング凹溝に嵌入するように締め付けて
固着することを特徴とするブーツの固着構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15282593A JPH06341552A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ブーツの固着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15282593A JPH06341552A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ブーツの固着構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06341552A true JPH06341552A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15548971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15282593A Pending JPH06341552A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ブーツの固着構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06341552A (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP15282593A patent/JPH06341552A/ja active Pending
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