JPH06341140A

JPH06341140A - 境界より１０ｍｍ〜７００ｍｍの近接線内に間欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する工法と、同この柱壁穴を利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁

Info

Publication number: JPH06341140A
Application number: JP5017191A
Authority: JP
Inventors: Fusao Sakano; 房夫坂野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-02-04
Filing date: 1993-02-04
Publication date: 1994-12-13

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】境界より１０mm〜７００mmの近接線内に接続壁
を構築し、近接線内の未使用土地の有効・有益利用を図
る。【構成】境界より１０mm〜７００mmの近接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
柱壁穴を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して柱壁を
構築する工程と、前記柱壁間に設けた未構築地中の鉛直
方向に、土木建築作業機械を介して、連繋柱壁穴を間欠
工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁穴を利用し
て連繋柱壁を工程する工程と、この連繋柱壁と前記柱壁
とを、連繋一体化する工程と、で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、境界より１０mm〜７０
０mmの近接線内に間欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁
穴を利用して接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水
壁を構築する工法と、同この柱壁穴を利用して構築され
た接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁に関、前
記近接線内（この近接線とは、境界より１０mm〜７００
mmにおける不定着・不定形性を備えた線位置を示唆す
る。）で発見された未使用土地の有効・有益利用を図る
ことを目的とする。

【０００２】

【従来の技術】従来、ドリル掘削機を要いて地中壁を構
築する掘削方法としては、特公昭５９−１８４９２号の
地下連続壁造成用掘削孔の形成方法、及び特公昭６２−
５４９２９号の掘削方法等が挙げられる。また本発明者
の発明にかかる特公平３−４９３２４号の境界線又は隣
接する建物いっぱいに間欠方式で壁を構築する連続式土
留め工法、又は特公平３−７７８８７号の爪付箆型バケ
ットを備えた掘削装置本体を置き去り式に擁壁を設置す
る設置装置等がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記の各先行技術は、
地下連続壁、地中壁の掘削方法であり、本発明の如く、
境界より１０mm〜７００mmの近接線内に間欠工法で接続
壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁（以下、原則と
して、接続壁、連結壁とする。）を構築する工法であり
ます。これに対して、本発明は、同近接線内に構築され
る接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁等を介し
て、近接線内で発見された未活用土地（未使用土地）の
有効・有益利用を図ることを意図しております。したが
って、先行技術と、当該本発明の発明内容及び技術思想
が全く異なることは、明白と存じます。

【０００４】また、前記先行技術による地下連続壁等
は、本発明の如く、ソイルセメント柱壁等の柱壁間が接
続、又は連結方式となっていないことから、その連繋部
分が脆弱であって、その改良が望まれている処である。

【０００５】更に前記先行技術による地下連続壁等の掘
削作業機械の先端ビットが、水平面状となっていること
から、効率的な掘削が期待できない処である。殊に、掘
削土砂と、ソイルセメント、セメントミルク、セメント
ミルクとアスファルト乳液との混合液等の固結溶液との
混練を介して、ソイルセメント柱壁を構築する各種壁で
は、前記混練が、不十分であり、土圧荷重強度、構造物
荷重等の壁の各強度面（以下、単に強度面とする。）で
課題が考えられる処である。

【０００６】一方、前述の本発明者の発明にかかる特公
平３−４９３２４号の境界線又は隣接する建物いっぱい
に間欠方式で壁を構築する連続式土留め工法、又は特公
平３−７７８８７号の爪付箆型バケットを備えた掘削装
置本体を置き去り式に擁壁を設置する設置装置等では、
構築箇所が限定される虞れがあり、全ての近接線内の地
中に構築できる各種壁が強く要望されている。

【０００７】殊に、今まで考え付かなかった未使用土地
の有効・有益利用を図ることの発見と、土地価格の上昇
及び土地の希少価値に着目して、本発明を発明したもの
である。尚、その背景には、接続壁、連結壁、付合せ
壁、重畳壁、止水壁を構築する工法に使用する土木建築
作業機械の改良及び開発に、本出願人が着手したこと、
又は壁という、今までにない商品として、世に出したこ
とにあります。更には前記の壁商品としての定着に尽力
したこと等に負う処であります。以上のような観点か
ら、下記に説明する、接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳
壁、止水壁を構築し、世に提供することが本発明の着眼
であります。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
近接線内（この近接線とは、境界より１０mm〜７００mm
におる不定着・不定形性を備えた線位置を示唆する。）
における土木建築作業機械を介して掘削された掘削土砂
と、ソイルセメント、セメントミルク、セメントミルク
とアスファルト乳液との混合液等の固結溶液（以下、原
則として、ソイルセメントで説明する。）との十分な混
練を介して、強度面で優れた接続壁、連結壁を商品化す
ること、又各ソイルセメント柱壁間の連繋を強固とし、
接続壁、連結壁全体の強度の均一化を図ること、全ての
近接線内の地中に接続壁、連結壁を確実に構築できるこ
と、等を目的として、下記の構成を採用する。

【０００９】即ち、境界より１０mm〜７００mmの近接線
内に間欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して
接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する
工法は、境界より１０mm〜７００mmの近接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
柱壁穴を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して柱壁を
構築する工程と、前記柱壁間に設けた前記近接線地中の
未構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械を介し
て、連繋柱壁穴を間欠工法を介して順次掘削した後、こ
の連繋柱壁穴を利用して連繋柱壁を構築する工程と、こ
の連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化する工程と、で構
成される。

【００１０】又境界より１０mm〜７００mmの近接線内に
間欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して構築
された接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁は、
境界より１０mm〜７００mmの近接線内地中の鉛直方向
に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して柱壁穴
を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して構築された柱
壁と、前記柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中
の鉛直方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋柱
壁穴を間欠工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁
穴を利用して構築された連繋柱壁と、この連繋柱壁と前
記柱壁との連繋を図る一体化手段と、で構成される。

【００１１】

【作用】先ず、本発明のソイルセメント柱壁の接続壁、
連結壁を、一軸掘削機で構築する方法を説明する。

【００１２】一軸掘削機を近接線内の構築箇所に移動
し、その一ドリル（一掘削軸）を地上の鉛直方向に立設
する。その後、オーガーモーターを回転し、前記一ドリ
ルを回転駆動することにより、当該ドリルの先端円錐状
のビットで地中を掘進していく。このビットの掘進に伴
って、前記ドリルを順次、地中に圧入、かつ掘削土砂の
破截を繰り返しながら、このビットの先端の孔（以下、
単に先端等の孔を云う。限定されず。）から、ソイルセ
メント、セメントミルク、セメントミルクとアスファル
ト乳液との混合液等の固結溶液（以下、固結溶液とす
る。）を噴射しつつ、当該ビット及びドリルが、地中に
挿入していく。

【００１３】以上のような地中への掘進を、繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中に達した時点
で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、このビット
の先端より固結溶液を噴射しつつ、掘削土砂と固結溶液
との十分な混練を図って、ソイルセメント柱壁の一部を
構築する。このようなビット及びドリルを順次引き上
げ、並びに掘削土砂と固結溶液との十分な混練を繰り返
し、前記地中より、ビット及びドリルを引き上げると、
ここに、第１回目のソイルセメント柱壁が構築される。
このソイルセメント柱壁中にＨ鋼、補強板、鉄鈑、鉄筋
籠、レール、ジョストン等の補強材（以下、原則として
補強材とする。）を挿入する。

【００１４】そこで、続いて、前記ソイルセメント柱壁
に、当該ソイルセメント柱壁より狭い未構築地中を残し
て、第２回目のソイルセメント柱壁を間欠工法で構築す
る。具体的には、一ドリルでは、一ドリル分より狭い未
掘削地中を残して（図２、図４〜図７）、第２回目のソ
イルセメント柱壁の構築にかかり、前回の第１回目のソ
イルセメント柱壁の構築と同じ操作、及び手順を繰り返
すことにより、ここに、第２回目のソイルセメント柱壁
が構築され、かつ補強材が挿入される。以上のような間
欠工法を介して、補強材入の多数のソイルセメント柱壁
が、順次構築される。

【００１５】その後、第１回目及び第２回目の補強材入
のソイルセメント柱壁が、未硬化時点において、両ソイ
ルセメント柱壁間に跨り、かつ前記未構築地中に、例え
ば、第３回目のソイルセメント柱壁（連繋柱壁）の構築
にかかる。この際、第１回目及び第２回目のソイルセメ
ント柱壁の一部（具体的には、この例では、ほぼ一ドリ
ル分の１／８程度）及び地中を、ビットで掘削しなが
ら、当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつつ、当該
ドリルをこのソイルセメント柱壁及び地中に掘進してい
く。

【００１６】このビットの掘進に伴って、前記ドリルを
順次、ソイルセメント柱壁及び地中に圧入し、かつ掘削
土砂（ソイルセメント柱壁の掘削破片を含む、以下同
じ）の破截を繰り返しながら、当該ビットの先端より固
結溶液を噴射しつつ、このビット及びドリルがソイルセ
メント柱壁及び地中に挿入していく。

【００１７】以上のような地中等への掘進を繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中等に達した時
点で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、このビッ
トの先端より、固結溶液を噴射しつつ、更に掘削土砂と
固結溶液との十分な混練を図りつつ、第１回目及び第２
回目のソイルセメント柱壁との連繋を図って、いわゆる
第３回目のソイルセメント柱壁の一部を構築する。この
ようなビット及びドリルの順次引き上げ、並びに掘削土
砂と固結溶液との十分な混練、及び前記連繋を繰り返
し、前記地中等より、ビット及びドリルを引き上げる
と、ここに、いわゆる第３回目のソイルセメント柱壁が
構築され、当該ソイルセメント柱壁に補強材が挿入さ
れ、補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。

【００１８】その後は、各未構築地中及び既製の補強材
入りソイルセメント柱壁に、同様にしてそれぞれ補強材
入りソイルセメント柱壁が、順次間欠工法で構築され、
順次補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。
勿論、前記補強材は、壁の強度、種類又は地盤等との関
係より種々変更又は適宜の数挿入される。尚、場合によ
り、図７図の如く、はつり機械又は掘削作業機械等を介
して、敷地内の土砂を掘削するときに、ソイルセメント
柱壁の一部をはつり又は掘削すると、ここにソイルセメ
ント柱列設切欠ソイル柱壁（切欠地中壁）を構築するこ
ともあり得る。

【００１９】また止水壁の場合には、図示しないが、前
記各ソイルセメント柱壁、即ち、列設ソイルセメント柱
壁に、ビニールシート等の止水膜、又は鋼板、板材等の
止水部材を挿設する。またこの列設ソイルセメント柱壁
に、各柱壁に補強材を適宜挿設する。またロッキングパ
イプを設けて構築することも有り得る。

【００２０】次に、本発明のソイルセメント柱壁の接続
壁、連結壁を、三軸掘削機で構築する方法を説明する。

【００２１】三軸掘削機を近接線内の構築箇所に移動
し、その三ドリル（三軸掘削軸）を地上の鉛直方向に立
設する。その後、オーガーモーターを回転し、前記三ド
リルを回転駆動することにより、当該ドリルの先端円錐
状のビットで地中を掘進していく。このビットの掘進に
伴って、前記ドリルを順次、地中に圧入、かつ掘削土砂
の破截を繰り返しながら、当該ピットの先端より固結溶
液を噴射しつつ、このビット及びドリルが、地中に挿入
していく。

【００２２】以上のような地中への掘進を、繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中に達した時点
で、今度は、当該ドリルの引き上げにかかると同時に、
その先端のビットの孔から、ソイルセメント、セメント
ミルク、セメントミルクとアスファルト乳液との混合液
等の固結溶液を噴射しながら引き上げ、掘削土砂と固結
溶液との十分な混練を図って、ソイルセメント柱壁の一
部を構築する。このようなビット及びドリルを順次引き
上げながら、当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつ
つ、掘削土砂と固結溶液との十分な混練を繰り返し、前
記地中より、ビット及びドリルを引き上げると、ここ
に、第１回目のソイルセメント柱壁が構築され、当該ソ
イルセメント柱壁に補強材が挿入され、補強材入の多数
のソイルセメント柱壁が、順次構築される。

【００２３】そこで、続いて、前記ソイルセメント柱壁
に、当該ソイルセメント柱壁より狭い未構築地中を残し
て、第２回目のソイルセメント柱壁を間欠工法で構築す
る。具体的には、三ドリルでは、一ドリル分より狭い未
掘削地中を残して（図３、図１１〜図１４）、第２回目
のソイルセメント柱壁の構築にかかり、前回の第１回目
のソイルセメント柱壁の構築と同じ操作、及び手順を繰
り返すことにより、ここに、第２回目のソイルセメント
柱壁が構築される。以上のような間欠工法を介して、多
数のソイルセメント柱壁が、順次構築され、かつ補強材
が挿入される。以上のような間欠工法を介して、補強材
入の多数のソイルセメント柱壁が、順次構築される。

【００２４】その後、第１回目及び第２回目の補強材入
のソイルセメント柱壁が、未硬化時点において、両ソイ
ルセメント柱壁間に跨り、かつ前記未構築地中に、例え
ば、第３回目のソイルセメント柱壁（連繋柱壁）の構築
にかかる。この際、第１回目及び第２回目のソイルセメ
ント柱壁の一部（具体的には、この例では、併設するほ
ぼ各一ドリル分）及び地中を、ビットで掘削しながら、
当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつつ、ドリルを
この補強材入のソイルセメント柱壁及び地中に掘進して
いく。

【００２５】このビットの掘進に伴って、前記ドリルを
順次、補強材入のソイルセメント柱壁及び地中に圧入
し、かつ掘削土砂（ソイルセメント柱壁の掘削破片を含
む、以下同じ）の破截を繰り返しながら、当該ビットの
先端より固結溶液を噴射しつつ、このビット及びドリル
が補強材入りソイルセメント柱壁及び地中に挿入してい
く。

【００２６】以上のような地中等への掘進を繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中等に達した時
点で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、ビットの
先端から固結溶液を噴射しつつ、更に掘削土砂と固結溶
液との十分な混練を図りつつ、第１回目及び第２回目の
補強材入のソイルセメント柱壁との連繋を図って、いわ
ゆる第３回目の補強材入のソイルセメント柱壁の一部を
構築する。このようなビット及びドリルの順次引き上げ
ながら、ビットの先端からの固結溶液の噴射を介して、
掘削土砂と固結溶液との十分な混練、及び前記連繋を繰
り返し、前記地中等より、ビット及びドリルを引き上げ
ると、ここに、いわゆる第３回目のソイルセメント柱壁
が構築されるので、次いで補強材を挿入することにより
補強材入りソウルセメント柱壁が構築される。

【００２７】その後は、各未構築地中及び既製の補強材
入りソイルセメント柱壁に、同様にしてそれぞれ補強材
入りソイルセメント柱壁が、順次間欠工法で構築され、
順次補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。
勿論、前記補強材は、壁の強度、種類又は地盤等との関
係より種々変更又は適宜の数挿入される。尚、場合によ
り、図１４図の如く、はつり機械又は掘削作業機械等を
介して、敷地内の土砂を掘削するときに、ソイルセメン
ト柱壁の一部をはつり又は掘削すると、ここにソイルセ
メント柱列設切欠ソイル柱壁（切欠地中壁）を構築する
こともあり得る。

【００２８】また止水壁の場合には、図示しないが、前
記各ソイルセメント柱壁、即ち、列設ソイルセメント柱
壁に、ビニールシート、他のシート等の止水膜、又は鋼
板、板材等の止水部材を挿設する。またこの列設ソイル
セメント柱壁に、各柱壁に補強材を適宜挿設する。また
ロッキングパイプを設けて構築することも有り得る。

【００２９】続いて、本発明のシートパイル（鋼矢板）
柱壁の接続壁、連結壁を、建込機で構築する方法を説明
する。

【００３０】建込機を近接線内の構築箇所に移動し、そ
のシートパイルを地上の鉛直方向に立設する。その後、
押し込み又は振動或いは圧入振動等を介して、前記シー
トパイルを地中に掘進していき、当該シートパイルが、
当所の地中に達した時点で、今度は、シートパイルの建
込を停止する。これによって、先ず、ここに、第１回目
のソイルセメント柱壁が構築される。

【００３１】そこで、この建込まれたシートパイル柱壁
より、当該シートパイル柱壁とほぼ未構築地中に第２回
目のシートパイル柱壁を接続工法で構築する。その後
は、当該第２回目のシートパイル柱壁とほぼ未構築地中
に、第３回目のシートパイル柱壁の構築にかかり、前回
の第１回目又は第２回目のシートパイル柱壁の構築と同
じ操作、及び手順を繰り返すことにより、ここに、第３
回目のシートパイル柱壁が構築される。以上のような接
続工法を介して、多数のシートパイル柱壁が、順次構築
される（図１５）。結果的に、シートパイル柱壁による
近接線内に接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁
が構築される（図１６）。勿論、土木建築作業機械を介
して、間欠工法で柱壁穴を構築した後、安定液、ベント
ナイト溶液、他の薬液等を充填し、この間欠工法で掘削
された柱壁穴内に、シートパイル柱壁を挿入することも
有り得るが、この際には、ロッキングパイプ、仕切り鋼
板等の安定液の漏洩部材を利用する。

【００３２】また境界より１０mm〜７００mmの近接線内
地中の鉛直方向に、土木建築作業機械（各種バケット掘
削機、同ドリル掘削機、同垂直多軸ビット、同衝撃式掘
削機、同水平多軸カッター、同油圧ガイドロッド掘削
機、その他の掘削機）で、かつ間欠工法を介して柱壁穴
を掘削しつつ、当該柱壁穴に順次安定液等を充填し、地
中の所定位置に達した時点で、安定液が充填された柱壁
穴へのコンクリート製角柱、コンクリート製角杭、コン
クリート製丸杭、鋼管杭、鋼管各形状杭等の杭（以下、
杭とする。）の挿設を介して柱壁を構築する。その後、
前記柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中の鉛直
方向に、前記土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介し
て連繋柱壁穴を順次掘削しつつ、当該柱壁穴に順次安定
液等を充填し、安定液が充填された連繋柱壁穴への杭の
挿設を介して連繋柱壁を構築する。そして、前記杭の連
繋一体化又は嵌合一体化、その他一体化方式を介して近
接線内に接続工法で接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳
壁、止水壁を構築する（図１７〜図１９）。

【００３３】更に境界より１０mm〜７００mmの近接線内
地中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、柱壁穴を構築
した後（安定液プラント、ロッキングパイプ等の利用も
あり得る。）、この柱壁穴に、コンクリート板柱壁、Ｐ
Ｃ板柱壁、プレキャスト板柱壁、ＰＣ板柱、又は鉄筋籠
等の柱壁材を順次、接続工法（連結工法とも云える。全
文原則として、同じ）等に挿設して、前記近接線内に接
続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する
（図２０）。

【００３４】又は境界より１０mm〜７００mmの近接線内
地中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法
を介してＨ鋼、レール、親杭等の柱壁片を順次建込んだ
後（ミルク根固めも有り得る。）、近接線内の土砂を順
次掘削し、この柱壁片間に鋼板、横矢板等の柱壁材を順
次嵌合して、前記近接線内に接続工法で接続壁、連結
壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する（図２１）。
尚、土木建築作業機械又は工法は、例えば、Ｈ鋼・レー
ル又は横矢板工法、オーガーモンケン工法、オーガー掘
り工法、オーガー圧入工法、オーガー、セメントミルク
根固め工法、オーガー、ソイルセメント工法等による各
種壁ができる。

【００３５】また大断面地中壁図は、境界より１．００
０mm〜１．５００mmの線内に構築される一例を示してお
り、当該線内地中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、
かつ間欠工法を介して、柱壁穴を掘削しつつ、安定液を
充填して、前述と同様に、コンクリート板柱壁、ＰＣ板
柱壁、プレキャスト板柱壁、ＰＣ板柱、又は鉄筋籠等の
柱壁材を順次、接続式に挿設して、前記線内に間欠工法
で接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築す
る（図２２）。尚、仕切り用の鉄鈑、ロッキングパイ
プ、各種遮蔽部材が利用される。この工法では、ガイド
ウォール、ジョイント部材、安定液プラント（他の例で
も、前述のとおり使用することが可能である。）等を使
用することは当然である。

【００３６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。

【００３７】先ず、本発明の近接線内に構築されたソイ
ルセメント柱壁による接続壁、連結壁、又は切欠地中壁
を構築する一ドリル及び三ドリルを備えたドリル掘削機
について説明すると、１はオーガー装置本体２にの中心
位置又は偏心位置に設けられた掘削軸であって、このド
リル１には掘削部３と撹拌部４とが上下方向に交互に配
設されている。またこのドリル１は、図１の例の如く、
一軸掘削機１０１では一本、また図３の例の如く、三軸
掘削機１０２では三本となっており、この三軸掘削機１
０２では、オーガー装置本体２に複数本吊設し、横方向
に一列状に列設する。勿論、掘削軸の本数は、図示又は
説明の例に限定されず、二軸、四軸、五軸掘削軸等、各
本数のドリルが使用可能である。以下、一軸掘削機１０
１、三軸掘削機１０２を中心に説明する。

【００３８】図中５は前記ドリル１を駆動する歯車機構
を内蔵する駆動伝達装置を示しており、前記オーガー装
置本体２に内蔵するオーガーモーター（図示せず）より
の動力を、この駆動伝達装置５を介して、各ドリル１に
伝達する構造となっている。

【００３９】また図中６はドリル１の先端に設けたビッ
トを示し、このビット６で土砂を掘削しながら、ビット
６の先端から固結溶液を噴射しながら、前記各ドリル１
を地中に掘進させた後、このドリル１を引き上げなが
ら、ビット６の先端開口（図示せず）より、セメントミ
ルク、又はセメントミルクとアスファルト乳液との混合
液等のような固結溶液を噴出する構造となっている。
尚、図中７は中間及び下端のガイド部材、８はリーダ
ー、９は重機をそれぞれ示す。

【００４０】以上の一軸掘削機１０１又は三軸掘削機１
０２を介して、近接線内に連結壁を構築するが、その
際、ソイルセメント柱壁Ａの一部を構築し、この構築し
たソイルセメント柱壁Ａに、スプライン方式で、順次、
新設のソイルセメント柱壁Ｂを構築する。そして、前記
ソイルセメント柱壁Ａと、新設のソイルセメント柱壁Ｂ
との連繋部分Ｃにも、接続用壁片（連結用壁片とも云え
る。同じ）を介して、列設ソイルセメント柱壁Ｄを構築
する。

【００４１】その後、前記ソイルセメント柱壁Ａ、及び
新設のソイルセメント柱壁Ｂ、並びに列設ソイルセメン
ト柱壁Ｄには、それぞれ、土圧抵抗及び／又は必要に応
じて補強材１０を間欠工法（間欠方式）又は接続工法
（接続方式）などにより挿設する。これにより、図６、
図１０に示す近接線内に補強材入り列設ソイルセメント
柱壁Ｅが構築される。

【００４２】その後は、各未構築及び既製のソイルセメ
ント柱壁Ａ、Ｂ、Ｄに、同様にしてそれぞれソイルセメ
ント柱壁Ａ、Ｂ、Ｄが、順次構築されるので、前記各ソ
イルセメント柱壁Ａ、Ｂ、Ｄに補強材１０を挿設する。
これによって、補強材入り列設ソイルセメント柱壁Ｅが
構築される。また止水部材を介して止水壁が構築できる
ことは前述のとおりであります。

【００４３】そして、場合により、図１０又は図１４に
示すように、例えば、はつり機械又は掘削作業機械等を
介して、敷地内の土砂を掘削するときに、地中壁の一部
をはつり又は掘削すると、ここに列設ソイルセメント柱
壁Ｆでなる切欠地中壁Ｇが構築される。図中Ｈは境界Ｉ
より１０mm〜７００mmの近接線を、またＪははつり部を
示す。

【００４４】次に、図４示すバケット掘削機の一例を説
明すると、吊下げ用のロープ１１（ワイヤーロープ）の
下部に設けられたアジャスタブルガイド１２と、このア
ジャスタブルガイド１２に垂下された取付杆１３に摺動
自在に設けられたスリーブ１４と、前記取付杆１３の下
端部に枢着された一対の掘削バケット１５、１５（以
下、１５とする。）と、この掘削バケット１５と前記ス
リーブ１４との間に設けたリンク１６、１６（以下、１
６とする。）とで構成される。この掘削バケット１５を
介して、柱壁穴（後述する。）を間欠工法又は接続工法
で構築するが、例えば、ロープ１１に係止されたスリー
ブ１３が、このロープの巻き取りにより引き上げられる
と、リンク１６がそれぞれ引き上げられる。これによっ
て、掘削バケット１５が、それぞれ放射方向に開口され
る。そこで、ロープ１１を繰り出して掘削バケット１５
をその自重で落下させ、その掘削爪１７を掘削対象の近
接線地中に喰い込ませる（先行ボーリングを設ける場合
もある。）。そして、続いてロープ１１を巻き取り、リ
ンク１６を押し下げるとともに、掘削バケット１５が順
次閉塞方向に揺動する。これにより、地中に喰い込んだ
掘削爪１７が地中を掘削するとともに、掘削バケット１
５内に掘削土砂を収容する構造となっている。

【００４５】また図５に示す水平多軸カッターの一例を
説明すると、ケーシング２０と、このケーシング２０に
昇降自在に設けたスライドカッター２１と、このスライ
ドカッター２１の下方に、図示しない駆動装置で回転駆
動される爪片２２ａを多数個有する一対のロータリーカ
ッター２２と、このロータリーカッター２２間で、やや
上方の下端部を有する排土管２３と、吐出管２４を有す
るほぼ箱型の掘削作業機械で、このロータリーカッター
２２の回転駆動で、土砂を掘削し、この掘削土砂を吐出
管２４のノズル２５を介して排土管２３に導き、この排
出管２３を介して地上に排出するとともに、柱壁穴４０
には、例えば、強制循環方式を介し、安定液を圧送並び
に補給する構造の機械である。また前記ロータリーカッ
ター２２は、互いに相反する方向に等速で回転して、双
方に生じる掘削トルクを互いに相殺して力の平衡を保
ち、この水平多軸カッターを、鉛直方向に向かって、ス
ムーズに掘進することを可能とする。この水平多軸カッ
ターは、図示しないロープ又はチェーン等を介して重機
（図示せず）のブームに吊下される。

【００４６】更に垂直多軸ビットの一例を説明すると、
本体ケーシング３０に設けた特殊構造の水中型モーター
３１と、このモーター３１の出力軸に固止した歯車と、
囓合する歯車を有する二重筒３２と、この二重筒３２の
上方に連通する排泥ホース３３と、前記二重管３２に設
けた図示しない歯車並びに遊星歯車機構で水平方向に回
転駆動される図示しない数本の回転軸並びにこの回転軸
の下端に設けた自転及び公転可能な多数のドリルビット
３４と、前記二重筒３２に設けた安定液排出用のノズル
と（図示せず）、この二重管３２内より掘削排土と泥水
とを排出する構成である。尚、図中３５は、本体ケーシ
ング３０の両側面下部に設けたサイドカッターである。
そして、この垂直多軸ビットは、図示しないロープ又は
チェーン等を介して重機（図示せず）のブーム（図示せ
ず）に吊下され、モーター３１の回転駆動並びに歯車伝
導機構等を介してドリルビット３４で、土砂を掘削し、
この掘削土砂は、安定液並びにスライムを含む泥水と共
に、二重管３２の内筒を介し、地上の排泥処理タンク
（図示せず）に排出する構造である。また各ドリルビッ
ト３４が反対方向に回転し、掘削反力を相殺する構造で
あり、これにより、鉛直方向への確実な掘削が可能とな
っている。以上で説明した土木建築作業機械は、一例で
あり、同様な機能の機械又は構造の他の機械で柱壁穴４
０を掘削できるものは、本発明の範疇に含まれる。

【００４７】また図１５、図１６に示す、Ｋはシートパ
イル柱壁、同Ｌは未構築地中を介して接続工法で構築さ
れるシートパイル柱壁、同Ｍは前記シートパイル柱壁
Ｋ、Ｌ間に接続工法で建込まれるシートパイル柱壁をそ
れぞれ示している。このシートパイル柱壁Ｋ、Ｌ、Ｍ
は、建込式又はドリル掘削機を利用する。更に図１７〜
図１９は、図示しない土木建築作業機械を介して、柱壁
穴４０を接続工法で掘削した後、この柱壁穴４０に、杭
４１を挿設して柱壁Ｎとする。尚、図１９の杭４１は土
留め壁用のコンクリート列設杭、ソイルパイル杭、ＰＣ
杭等の一例を示す。又は図２０の如く、柱壁材４２を挿
設して柱壁Ｏとする。又は図２１は、土木建築作業機械
で、かつ間欠工法又は接続工法を介して柱壁片４３を順
次建込んだ後、敷地内（工事箇所内）の土砂を順次掘削
し、この柱壁片４３間に柱壁材４４を順次嵌合して、接
続壁、連結壁を構築する。更にまた図２２は大断面地中
壁を示している。図中４５はガイドウォールを示す。

【００４８】

【発明の効果】本発明は、以上で詳述したように、境界
より１０mm〜７００mmの近接線内地中の鉛直方向に、土
木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して柱壁穴を順次
掘削した後、この柱壁穴を利用して柱壁を構築し、この
柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中の鉛直方向
に、前記土木建築作業機械を介して、連繋柱壁穴を間欠
工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁穴を利用し
て連繋柱壁を構築し、この連繋柱壁と前記柱壁との連繋
一体化して接続壁、連結壁を構築する工法及び接続壁、
連結壁であり、下記のような効果を有する。

【００４９】（１）今まで、全く考え付かなかった未使
用土地の有効・有益利用を図ることの発見と、土地価格
の上昇及び土地の希少価値に着目して、本発明を発明し
たものであります。そして、その背景には、接続壁、連
結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する工法に使用
する土木建築作業機械の改良及び開発に、本出願人が着
手したこと、又は壁という、今までに、全くない商品と
して、世に出したことに大きな特徴があり、かつまた前
記の壁商品としての定着に尽力したこと等が特徴であり
ます。

【００５０】（２）従来未発明の近接線内に於ける土地
の有効・有益利用を図れる接続壁、連結壁が、確実かつ
スムーズに構築できる。かつ接続壁、連結壁の強度の均
一化、及び連繋部分の強度の向上が達成される。

【００５１】（３）近接線内外に、接続壁、連結壁が構
築でき、土地の有効利用が図れる。

【００５２】（４）接続壁、連結壁であるので、その構
築場所に限定されず、原則として、地中であれば、いず
れでも可能である。

【００５３】（５）施工の容易化・短縮化等が達成され
る。

【００５４】（６）シートパイル柱壁では、接続工法で
あることから、境界近傍の地盤の崩壊、又は建造物の傾
斜或いは崩壊等の危険性は全く皆無である。

【００５５】（７）シートパイル柱壁では、在来不可能
であった、近接線内への接続壁、連結壁の構築が可能と
なり、前述の如く、土地の有効・有益利用が図れる（未
使用地の活用ができる）。

【００５６】（８）簡便に柱壁片を間欠工法で建込み、
当該柱壁片間に柱壁材を介して、接続壁を構築する工法
では、何等設備及び熟練を要さず、簡易かつ確実に、接
続壁が構築できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一軸掘削機と重機との関係を示す一部省略の側
面図である。

【図２】一軸掘削機の正面図である。

【図３】三軸掘削機の正面図である。

【図４】バケット掘削機を示す正面図である。

【図５】水平多軸カッターを示す要部断面の正面図であ
る。

【図６】垂直多軸ビットを示す正面図である。

【図７】一軸掘削機により間欠方式によりソイルセメン
ト柱壁の構築を示す模式図である。

【図８】一軸掘削機により列設式にソイルセメント柱壁
の構築を示す模式図である。

【図９】一軸掘削機による補強材入り列設ソイルセメン
ト柱壁を示す模式図である。

【図１０】一軸掘削機による切欠地中壁を示す模式図で
ある。

【図１１】三軸掘削機により間欠方式によりソイルセメ
ント柱壁の構築を示す模式図である。

【図１２】三軸掘削機により列設式にソイルセメント柱
壁の構築を示す模式図である。

【図１３】三軸掘削機による補強材入り列設ソイルセメ
ント柱壁を示す模式図である。

【図１４】三軸掘削機による切欠地中壁を示す模式図で
ある。

【図１５】シートパイル柱壁を間欠式に構築した一例を
示す模式図である。

【図１６】シートパイル柱壁による接続壁、連結壁の一
例を示す模式図である。

【図１７】コンクリート角柱杭により接続壁を構築した
一例を示す模式図である。

【図１８】鋼管角柱杭により接続壁を構築した一例を示
す拡大模式図である。

【図１９】コンクリート丸柱杭により接続壁を構築した
一例を示す拡大模式図である。

【図２０】コンクリート柱壁材により接続壁を構築した
一例を示す模式図である。

【図２１】柱壁片と柱壁材とによりル柱壁により接続
壁、連結壁を構築した一例を示す拡大模式図である。

【図２２】大断面地中壁の一例を示した拡大模式図であ
る。

【符号の説明】

１ドリル１０１一軸掘削機１０２三軸掘削機２オーガー装置本体３掘削部４撹拌部５駆動伝達装置６ビット７ガイド部材８リーダー９重機１０補強材１１ロープ１２アジャスタブルガイド１３取付杆１４スリーブ１５掘削バケット１６リンク１７掘削爪２０ケーシング２１スライドカッター２２ロータリーカッター２２ａ爪片２３排土管２４吐出管２５ノズル３０本体ケーシング３１モーター３２二重管３３排泥ホース３４ドリルビット３５サイドカッター４０柱壁穴４１杭４２柱壁材４３柱壁片４４柱壁材４５ガイドウオールＡソイルセメント柱壁Ｂソイルセメント柱壁Ｃ連繋部分Ｄ列設ソイルセメント柱壁Ｅ補強材入り列設ソイルセメント柱壁Ｆ列設切欠ソイルセメント柱壁Ｇ切欠地中壁Ｈ近接線Ｉ境界ＪはつりＫシートパイル柱壁Ｌシートパイル柱壁Ｍシートパイル柱壁Ｎ柱壁Ｏ柱壁

【手続補正書】

【提出日】平成５年３月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図２】一軸掘削機の正面図である。

【図３】三軸掘削機の正面図である。

【図４】バケット掘削機を示す正面図である。

【図６】垂直多軸ビットを示す正面図である。

【図２１】柱壁片と柱壁材とにより接続壁、連結壁を構
築した一例を示す拡大模式図である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７

【補正方法】変更

【補正内容】

【図７】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図８

【補正方法】変更

【補正内容】

【図８】

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図９

【補正方法】変更

【補正内容】

【図９】

【手続補正５】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１０】

【手続補正６】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１１】

【手続補正７】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１２】

【手続補正８】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１３

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１３】

【手続補正９】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１４】

【手続補正１０】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１８

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１８】

【手続補正１１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１９

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１９】

フロントページの続き (54)【発明の名称】境界より10ｍｍ〜700ｍｍの近接線内に間欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する工法と、同この柱壁穴を利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】境界より１０mm〜７００mmの近接線内地
中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を
介して柱壁穴を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して
柱壁を構築する工程と、前記柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中の鉛直
方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋柱壁穴を
間欠工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁穴を利
用して連繋柱壁を構築する工程と、この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化する工程と、で構成された境界より１０mm〜７００mmの近接線内に間
欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して接続
壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁を構築する工
法。
【請求項２】境界より１０mm〜７００mmの近接線内地
中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を
介して柱壁穴を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して
構築された柱壁と、前記柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中の鉛直
方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋柱壁穴を
間欠工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁穴を利
用して構築された連繋柱壁と、この連繋柱壁と前記柱壁との連繋を図る一体化手段と、で構成された境界より１０mm〜７００mmの近接線内に間
欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して構築さ
れた接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁。
【請求項３】境界より１０mm〜７００mmの近接線内地
中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を
介して柱壁穴を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して
構築された柱壁と、前記柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中の鉛直
方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋柱壁穴を
間欠工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁穴を利
用して構築された連繋柱壁と、この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化して構築された
接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁に挿設され
るＨ鋼、補強板、鉄鈑等の補強材と、で構成される境界より１０mm〜７００mmの近接線内に間
欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して構築さ
れた接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁。
【請求項４】境界より１０mm〜７００mmの近接線内地
中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を
介して柱壁穴を順次掘削した後、この柱壁穴を利用して
構築された柱壁と、前記柱壁間に設けた前記近接線地中の未構築地中の鉛直
方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋柱壁穴を
間欠工法を介して順次掘削した後、この連繋柱壁穴を利
用して構築された連繋柱壁と、この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化して構築された
接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁に挿設され
る止水膜と、で構成される境界より１０mm〜７００mmの近接線内に間
欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して構築さ
れた接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁。
【請求項５】境界より１０mm〜７００mmの近接線内地
中の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を
介して柱壁穴を順次掘削し、この掘削穴にシートパイル柱壁、コンクリート板柱壁、
ＰＣ板柱壁等の柱壁材を挿入し、次いで、前記柱壁穴間に設けた前記近接線地中の未構築
地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械を介して、連
繋柱壁穴を間欠工法を介して順次掘削し、この連繋柱壁穴に、シートパイル柱壁、コンクリート板
柱壁、ＰＣ板柱壁等の柱壁材を挿入し、かつ当該柱壁材
と前記柱壁材とを連繋一体化して構築された接続壁、連
結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁に挿設される止水膜
と、で構成される境界より１０mm〜７００mmの近接線内に間
欠工法で柱壁穴を構築し、この柱壁穴を利用して構築さ
れた接続壁、連結壁、付合せ壁、重畳壁、止水壁。