JPH0634052A - ガスケット用シート - Google Patents

ガスケット用シート

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JPH0634052A
JPH0634052A JP20979292A JP20979292A JPH0634052A JP H0634052 A JPH0634052 A JP H0634052A JP 20979292 A JP20979292 A JP 20979292A JP 20979292 A JP20979292 A JP 20979292A JP H0634052 A JPH0634052 A JP H0634052A
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JP
Japan
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weight
fiber
gasket sheet
water
thickness
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JP20979292A
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English (en)
Inventor
Sadao Nakao
貞夫 中尾
Kenji Nakayama
健次 中山
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Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Nippon Reinz Co Ltd
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Publication date
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  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄さと機械的強度に優れ、かつ水シール性等
の長期シール性能に優れるアスベストフリーなガスケッ
ト用シートを得ること。 【構成】 厚さ50〜500μmのフラット金属芯材
(1)の少なくとも片面に繊維入り加硫ゴム層(3)を
有してなり、その繊維入り加硫ゴム層がゴム5〜50重
量%、非アスベスト系繊維2〜30重量%、吸水性レジ
ン1〜20重量%、及び充填剤30〜90重量%よりな
る組成物の圧着薄層の加硫処理物からなるガスケット用
シート。 【効果】 耐久性と薄さ、初期シール性能の長期持続性
に優れ、高度な水シール性を示すと共に、従来と同様の
方法で製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄さや強度、水シール
性等に優れて種々の産業用ガスケットの形成などに好適
なアスベストフリーのガスケット用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ボルト長等の組立部品による構造上や寸
法上等の制約から700μm以下の薄型ガスケットが要
求されるなか、厚さ300μm以下のアスベストジョイ
ントシートをフラット金属芯材にラミネートしたガスケ
ット用シートが用いられてきたが、アスベスト繊維の有
害性が指摘されて非アスベスト系繊維による代替化が試
みられている。
【0003】しかしながら、金属芯材の上に非アスベス
ト系繊維で補強したゴム層を薄く設けることが困難とさ
れて薄型化が充分に達成されていないと共に、ゴム層の
厚さ増大による応力緩和でシール性能が漸減し、特に水
シール性に劣る問題を誘発している現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄さと機械
的強度に優れ、かつ水シール性等の長期シール性能に優
れるアスベストフリーなガスケット用シートの開発を課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、厚さ50〜5
00μmのフラット金属芯材の少なくとも片面に繊維入
り加硫ゴム層を有してなり、その繊維入り加硫ゴム層が
ゴム5〜50重量%、非アスベスト系繊維2〜30重量
%、吸水性レジン1〜20重量%、及び充填剤30〜9
0重量%よりなる組成物の圧着薄層の加硫処理物からな
ることを特徴とするガスケット用シートを提供するもの
である。
【0006】
【作用】上記の組成物は、直接圧着法にてフラット金属
芯材上に容易に薄層展開でき、これにより金属芯材で補
強された機械的強度と薄さに優れるアスベストフリーな
ガスケット用シートが得られる。また前記組成物が吸水
性レジンを含有して吸水膨潤し、その体積膨張で水等に
対する優れたシール性能を長期間持続する。
【0007】
【発明の構成要素の例示】本発明のガスケット用シート
は、フラット金属芯材の片面又は両面に繊維入り加硫ゴ
ム層を有してなる。その例を図1、図2に示した。1が
フラット金属芯材、3が繊維入り加硫ゴム層であり、2
は接着層である。
【0008】フラット金属芯材としては、厚さが50〜
500μm、就中300μm以下、特に70〜250μm
の平坦板が用いられる。材質は適宜に決定してよく、例
えば鋼や鉄、亜鉛メッキ鉄、錫メッキ鉄の如き鉄系金
属、銅や黄銅の如き銅系金属、アルミニウムやその合金
の如きアルミニウム系金属、その他ステンレス等の高力
金属などがあげられる。フラット金属芯材の厚さが50
μm未満では強度に乏しくてゴム組成物を摺込み方式等
で圧着する際に座屈や切断が生じやすく、500μmを
超えるとガスケット用シートの薄型化が困難になる。
【0009】繊維入り加硫ゴム層は、ゴム5〜50重量
%、非アスベスト系繊維2〜30重量%、吸水性レジン
1〜20重量%、及び充填剤30〜90重量%よりなる
組成物を加硫処理することにより形成される。
【0010】前記組成物におけるゴムは繊維等の結着材
などとして用いられる。従って、ラテックス状や固形物
状等の適宜なゴムを用いうる。一般には例えば、天然ゴ
ム、スチレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブ
タジエンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素
ゴムなどが用いられる。
【0011】非アスベスト系繊維としては、有機繊維又
は非アスベスト系無機繊維の1種又は2種以上が用いら
れる。有機繊維としては、例えば芳香族ポリアミド繊
維、フェノール樹脂繊維、フッ素樹脂繊維、芳香族ポリ
エステル繊維、芳香族ポリイミド繊維、芳香族ポリベン
ズイミダゾール繊維、セルロース繊維の如き種々のもの
を用いうる。
【0012】無機繊維としては、アスベスト繊維を除く
種々のものを用いうる。一般には例えば、シリカ繊維、
ジルコニア繊維、ロックウール、アルミナ繊維、アルミ
ナ・シリカ繊維、ガラス繊維、ホスフェート繊維、カー
ボン繊維、セピオライト繊維、石膏繊維、チタン酸カリ
ウム繊維、金属繊維などが用いられる。
【0013】混合性等の点より好ましく用いうる非アス
ベスト系繊維の寸法は、太さが50μm以下、就中1〜
20μmで、アスペクト比が5〜1000、就中25〜
700μmのものである。特に有機繊維の場合には、太
さが40μm以下、就中1〜20μmで、アスペクト比が
5〜700、就中25〜500のものが好ましい。
【0014】吸水性レジンとしては、水に不溶で、かつ
水分を吸収して膨潤する種々のものを用いうる。吸水性
レジンは、例えば粉末状や繊維状などの任意な形態であ
ってよいが、粉末状の場合には粒径が200μm以下、
就中100μm以下のものが好ましく用いうる。
【0015】吸水性レジンの例としては、カルボキシル
基、スルホン基、燐酸基、第四級アンモニウム塩基、ア
ミノ基、イミノ基、ピリジウム塩基の如きイオン化性基
ないしその塩、及び/又はヒドロキシル基、エーテル
基、鎖状ないし環状のアミド基、ニトリル基の如きノニ
オン性親水基を含有する天然ないし合成の親水性で水不
溶性の高分子物質などがあげられる。
【0016】前記高分子物質の具体例としては、アクリ
ル酸ないしその塩、それとジビニルベンゼンとの共重合
体、アクリロニトリルと塩化ビニルとエチレン系モノマ
ーとの共重合体のアルカリ加水分解物、アクリロニトリ
ルと塩化ビニリデンとエチレン系モノマーとの共重合体
のアルカリ加水分解物、アクリルアミド系共重合体のホ
ルムアルデヒド架橋体、ポリアクリル酸とポリビニルア
ルコールとの酸縮合物、ポリビニルアルコールのエピク
ロルヒドリン架橋体、アクリロニトリル系重合体のアル
カリ加水分解物のホルムアルデヒド架橋体、ポリビニル
アルコールの燐酸縮合体などがあげられる。
【0017】また、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トとエチレングリコールジメタクリレートとの共重合
体、2−メチル−5−ビニルピリジンとN,N'−メチ
レンビスアクリルアミドとの共重合体、N,N'−ジメ
チルアミノエチルメタクリレートとN,N'−メチレン
ビスアクリルアミドとの共重合体、N−ビニル−2−ピ
ロリドンとエチレングリコールジメタクリレートとの共
重合体、ポリオキシエチレンの放射線架橋体、でん粉の
酸性下での加熱縮合物、でん粉・アクリロニトリルグラ
フト共重合体のケン化物、ビニルエステルとエステル系
不飽和カルボン酸ないしその誘導体との共重合体のケン
化物(乾燥物)、イソブチレン・マレイン酸共重合体な
どもあげられる。
【0018】充填剤としては、例えばタルク、クレー、
硫酸バリウム、シリカ、マイカ、カーボン、ひる石、ア
ルミナ、炭酸カルシウムなどの適宜なものを用いること
ができる。
【0019】繊維入り加硫ゴム層形成用の組成物は、各
配合成分を1種又は2種以上用いて種々の混練機等によ
り適宜に混合することにより行うことができる。その調
製に際しては必要に応じて、加硫剤、加硫助剤、加硫促
進剤、老化防止剤、着色剤、カップリング剤などの通例
の添加剤を通常量配合することもできる。
【0020】組成物におけるゴムの含有量が5重量%未
満ではシートへの形成性やシール性能に乏しくなり、5
0重量%を超えると応力緩和性に乏しくなる。ゴム成分
の好ましい含有量は、7〜40重量%、就中10〜30
重量%である。
【0021】また、非アスベスト系繊維の含有量が2重
量%未満では、シートへの成形性や機械的強度に乏しく
なり、30重量%を超えると分散性やシール性能に乏し
くなる。非アスベスト系繊維の好ましい含有量は、5〜
25重量%、就中7〜20重量%である。
【0022】一方、吸水性レジンの含有量が1重量%未
満では添加効果に乏しくて水等のシール性能が向上せ
ず、20重量%を超えると応力緩和性に乏しくなる。吸
水性レジンの好ましい含有量は、2〜15重量%、就中
4〜12重量%である。
【0023】他方、充填剤の含有量が30重量%未満で
は、シール性能に乏しくなり、90重量%を超えるとシ
ートへの成形性に乏しくなる。充填剤の好ましい含有量
は、40〜85重量%、就中45〜80重量%である。
【0024】ガスケット用シートの形成は、例えばカレ
ンダーロール等による組成物の摺込み方式や、予め組成
物をシート状に成形してそれを圧着する方式などによ
り、フラット金属芯材の片面又は両面に組成物の圧着薄
層を付設し、それを加熱下に加硫処理して繊維入り加硫
ゴム層とする方法などにより行うことができる。
【0025】形成する繊維入り加硫ゴム層の厚さは任意
であるが、薄型性の点より通例200μm以下、就中1
0〜100μmとされる。なお組成物の圧着薄層の付設
に際しては、予めフラット金属芯材に例えばアクリルニ
トリルゴム・フェノール樹脂溶液などからなる接着剤を
塗布しておくことが好ましい。
【0026】本発明のガスケット用シートは、種々の産
業分野、例えば自動車用エンジンなどの内燃機関におけ
るシリンダーヘッドやその周辺などに用いるガスケット
としてそのまま、あるいは図3や図4に例示の如く他の
材料と組合せた種々の形態で実用に供することができ
る。
【0027】図3に例示のガスケットは、本発明のガス
ケット用シート(1,3)と、端部に突起41を有する
金属基材4とをグロメット5にて一体化し、それに加硫
ゴムからなる補助シール部6を設けたものである。これ
は、金属基材4の付加でシール性能の向上をはかったも
ので、金属基材(4)としては通例、金属芯材と同種又
は異種の金属からなり厚さが金属芯材の1〜3倍程度の
ものが用いられる。
【0028】図4に例示のガスケットは、金属基材7の
両側に本発明のガスケット用シート(1,3)を接着積
層したものである。これは例えば、金属基材7の両側に
接着層を介して加硫処理前のガスケット用シートを配置
し、加圧下に加熱して加硫処理と接着処理を同時に行う
方法などにより形成することができる。かかる形態のガ
スケットは、1枚の厚めの金属芯材を用いた場合に比
べ、金属層が薄型の金属芯材や金属基材に分散されその
分散効果で可撓性が増大し、シール性能が向上するほか
連続生産が可能になるなどの利点を有している。なお金
属基材(7)としては通例、金属芯材と同種又は異種の
金属からなり厚さが100〜1000μm程度のものが
用いられる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、機械的強度に優れて耐
久性と薄さに優れると共に、初期のシール性能を長期に
持続するアスベストフリーなガスケット用シートを得る
ことができる。また、このガスケット用シートは高度な
水シール性を示すと共に、従来と同様の方法で製造でき
る利点なども有している。
【0030】
【実施例】
実施例1 NBR(バイエル社製、商品名:ペルブナン2818)
を固形分として10重量%、無機繊維(日本セメント社
製、商品名:CMF−150)10重量%、吸水性レジ
ン(住友化学工業社製、商品名:スミカゲルNP−10
10)5重量%、クレー(浅田製粉社製、商品名:ソフ
トネオキャリアK)35重量%、タルク(日本タルク社
製、商品名:タルクSW5、以下同じ)30重量%、カ
ーボンブラック(三菱化成社製、商品名:MA−10
0、以下同じ)9重量%、硫黄0.05重量%、亜鉛華
0.5重量%、加硫剤(大内新興化学工業社製、商品
名:ノクセラーTT)0.45重量%を冷却手段を備え
た混練機で約1時間混合して組成物を得、これをカレン
ダーロールにて予め厚さ200μmの亜鉛メッキ鉄板の
両面にアクリロニトリルゴム・フェノール樹脂の酢酸エ
チル溶液(接着剤:ノガワケミカル社製、商品名:ダイ
ヤボンド1880A)を塗布乾燥させた金属芯材に摺込
んだのち150℃で20分間加熱して加硫処理し、厚さ
50μmの繊維入り加硫ゴム層を両面に有するガスケッ
ト用シートを得た。
【0031】実施例2 NBR(日本ゼオン社製、商品名:ニッポールLX51
3)を固形分として10重量%、有機繊維(デュポン社
製、商品名:ケブラー29パルプ)5重量%、吸水性レ
ジン(スミカゲルNP−1010)10重量%、クレー
(エンゲルハルト社製、商品名:トランスリンククレー
37)30重量%、タルク34重量%、シリカ(日本シ
リカ社製、商品名:ニプシルVN−3、以下同じ)10
重量%、硫黄0.05重量%、亜鉛華0.5重量%、加
硫剤(ノクセラーTT)0.45重量%を冷却手段を備
えた混練機で約1時間混合して組成物を得、それを用い
て実施例1に準じガスケット用シートを得た。
【0032】実施例3 アクリルゴム(日本メクトロン社製、商品名:ノックス
タイトA1095)8重量%、無機繊維(イビデン社
製、商品名:イビウール)10重量%、有機繊維(エン
カ社製、商品名:トワロンパルプ)5重量%、吸水性レ
ジン(住友化学工業社製、商品名:スミカゲルSP−5
20)5重量%、クレー(ソフトネオキャリアK)30
重量%、タルク25重量%、シリカ10重量%、カーボ
ンブラック6.9重量%、加硫剤(日本メクトロン社
製、商品名:ケミノックスAC−6)0.1重量%を冷
却手段を備えた混練機で約1時間混合して組成物を得、
それを用いて実施例1に準じガスケット用シートを得
た。
【0033】実施例4 NBR(ペルブナン2818)を固形分として15重量
%、無機繊維(ラクソブルグ社製、商品名:イノフィー
ル)5重量%、有機繊維(群栄化学社製、商品名:カイ
ノール)10重量%、吸水性レジン(日本触媒社製、商
品名:アクアリックCAML−20)5重量%、クレー
(トランスリンククレー37)30重量%、シリカ2
3.5重量%、カーボンブラック10重量%、硫黄0.
1重量%、亜鉛華0.7重量%、加硫剤(ノクセラーT
T)0.7重量%を冷却手段を備えた混練機で約1時間
混合して組成物を得、それを用いて実施例1に準じガス
ケット用シートを得た。
【0034】実施例5 NBR(ニッポールLX513)を固形分として20重
量%、無機繊維(イビウール)10重量%、有機繊維
(ケブラー29パルプ)10重量%、吸水性レジン(ス
ミカゲルNP−1010)5重量%、クレー(ソフトネ
オキャリアK)30重量%、タルク8重量%、シリカ5
重量%、カーボンブラック10重量%、硫黄0.1重量
%、亜鉛華1重量%、加硫剤(ノクセラーTT)0.9
重量%を冷却手段を備えた混練機で約1時間混合して組
成物を得、それを用いて実施例1に準じガスケット用シ
ートを得た。
【0035】比較例1 NBR(ペルブナン2818)を固形分として4重量
%、無機繊維(CMF−150)20重量%、有機繊維
(ケブラー29パルプ)15重量%、クレー(ソフトネ
オキャリアK)30.5重量%、タルク30重量%、硫
黄0.03重量%、亜鉛華0.25重量%、加硫剤(ノ
クセラーTT)0.22重量%を冷却手段を備えた混練
機で約1時間混合して組成物を得、それを用いて実施例
1に準じガスケット用シートを得た。
【0036】比較例2 NBR(ニッポールLX513)を固形分として55重
量%、有機繊維(カイノール)10.5重量%、クレー
(トランスリンククレー37)20重量%、シリカ9重
量%、硫黄0.28重量%、亜鉛華2.75重量%、加
硫剤(ノクセラーTT)2.47重量%を冷却手段を備
えた混練機で約1時間混合して組成物を得、それを用い
て実施例1に準じガスケット用シートを得た。
【0037】比較例3 NBR(ペルブナン2818)を固形分として10重量
%、無機繊維(CMF−150)10重量%、クレー
(ソフトネオキャリアK)35重量%、タルク35重量
%、カーボンブラック9重量%、硫黄0.05重量%、
亜鉛華0.5重量%、加硫剤(ノクセラーTT)0.4
5重量%を冷却手段を備えた混練機で約1時間混合して
組成物を得、それを用いて実施例1に準じガスケット用
シートを得た。
【0038】評価試験 実施例、比較例で得たガスケット用シートについて下記
の特性を調べた。 水シール性 ASTM−F37のシール性テストに準拠した試験装置
に、外径90mm、内径74mmのドーナツ状のガスケット
用シートをセットし、20kg/cm2又は50kg/cm2の圧
力で締付けて内部水圧を0.5kg/cm2のステップで
0.5kg/cm2から上昇させ、各上昇水圧ごとに15分
間維持して水漏れが発生(目視で確認)する内部水圧を
調べた。
【0039】応力緩和性 ASTM−F38の方法Bに準拠して、温度150℃、
圧力210kg/cm2、時間22時間の条件で測定した。
【0040】外観 ガスケット用シートの外観を目視観察した。
【0041】前記の結果を表1に示した。
【表1】 *不良:繊維の分散性が不良で繊維の塊が認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図。
【図2】他の実施例の断面図。
【図3】応用例の断面図。
【図4】他の応用例の断面図。
【符号の説明】 1:フラット金属芯材 2:接着層 3:繊維入り加硫ゴム層 4,7:金属基材 5:グロメット 6:補助シール層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ50〜500μmのフラット金属芯
    材の少なくとも片面に繊維入り加硫ゴム層を有してな
    り、その繊維入り加硫ゴム層がゴム5〜50重量%、非
    アスベスト系繊維2〜30重量%、吸水性レジン1〜2
    0重量%、及び充填剤30〜90重量%よりなる組成物
    の圧着薄層の加硫処理物からなることを特徴とするガス
    ケット用シート。
JP20979292A 1992-07-13 1992-07-13 ガスケット用シート Pending JPH0634052A (ja)

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