JPH06340087A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH06340087A
JPH06340087A JP13164693A JP13164693A JPH06340087A JP H06340087 A JPH06340087 A JP H06340087A JP 13164693 A JP13164693 A JP 13164693A JP 13164693 A JP13164693 A JP 13164693A JP H06340087 A JPH06340087 A JP H06340087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
filter
pigment
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13164693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Igari
光雄 猪狩
Masahiro Hirayama
雅弘 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13164693A priority Critical patent/JPH06340087A/ja
Publication of JPH06340087A publication Critical patent/JPH06340087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はインクジェット記録装置に関し、その
目的は、特に顔料を用いたインクを使用する荷電制御方
式のインクジェット記録装置において、安定した印字品
質を提供することにある。 【構成】ノズルフィルタとノズル間にインクの流れを案
内する流路ガイドを設ける。 【効果】流路ガイドにより、ノズルフィルタとノズル間
にインクのよどみを生じにくくすることにより、インク
室内の顔料分沈殿を防止することができるため、装置の
信頼性及び印字品質の向上が図れるという効果が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に係り、特に顔料を用いたインクを使用する荷電制御方
式のインクジェット記録装置のノズルにおいて、好適な
インク流路に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電制御方式のインクジェット記録装置
においては、ノズルより噴出したインク粒子の均一性,
帯電量の安定性が文字品質に大きく影響するため、均一
なインクを常にノズルに供給する必要がある。ところが
顔料インクにおいては、顔料の比重が溶媒の比重よりも
通常大きく、かつ顔料同志の凝集も生じ易いため、イン
クを保持しているインク容器内で顔料の沈殿が生じてし
まい、ノズルへ供給されるインクは均一性の欠けたもの
となってしまう。また、沈殿,凝集により大きく成長し
た顔料は、ノズル等の目詰まりの原因となったりしてし
まう。これら不具合の原因となる顔料の沈殿を防止する
ためには、たとえば特願昭58−217736号の中で示されて
いるようなマグネチックスターラ等の撹拌器を用いた方
法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、イン
ク保持容器内で顔料の沈殿を防止することは可能である
が、ノズル近傍のノズルフィルタとノズル間の流路内に
ついては顔料沈殿の配慮がされてないため、顔料の沈殿
が生じてしまう。
【0004】本発明の目的は、ノズルフィルタとノズル
間において、顔料の沈殿が防止でき、安定した印字及び
信頼性の高い循環系を得ることができるインクジェット
記録装置のインク循環装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ノズルフィ
ルタとノズル間にインクの流速ベクトルを変えるインク
流路ガイドを設けることにより達成される。
【0006】
【作用】インク噴出中にフィルタを通過したインクは、
インク流路ガイドによりインク室のコーナー部まで流れ
があり、インクのよどみ部が生じること無く、インク室
のインクは常に流れているためノズルフィルタとノズル
間では、顔料の沈殿が進行することはない。インク噴出
を停止する場合は、ノズルを洗浄用溶媒で洗浄する、こ
の場合、フィルタを通過した溶媒はインク流路ガイドに
よりインク室のコーナー部まで洗浄することができ、イ
ンク停止中においても顔料の沈殿が進行することはな
い。従って、インク噴出中およびインク停止中において
も顔料同志の凝集が進行することもなく、安定したイン
クをノズルに供給することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】図1から図4に本発明の一実施例に係るイ
ンクジェット記録装置のノズルの詳細図とインク循環系
のブロック図を示す。
【0009】インク保持容器24内にはインクフィルタ
23が設けられており、インク供給管22はこのインク
フィルタ23から導出されている。インク供給管22
は、電磁弁27と加圧ポンプ28と調圧弁29と圧力計
30及び電磁弁31を順次に介在させてチェック弁40
に接続され、更にフィルタエンブラ1,ノズルフィルタ
3,流路ガイド4,ノズルエンブラ2を順次に介在させ
てノズルガン9に接続されている。ノズルガン9の入口
側端面は、ノズルエンブラ2のOリング8との接触端面
6とほぼ同位置か下流側にする。また、フィルタエンブ
ラ1とノズルエンブラ2間及びノズルエンブラ2とノズ
ル9間にはOリング7,8にてインク漏れを防止する。
【0010】インク保持容器24にはインク撹拌用のマ
グネチックスターラ26が設けられており、容器内にあ
る撹拌棒25により撹拌される。インク物性調整に使用
するインク溶媒を収容して保持する溶媒保持容器36か
ら導出された溶媒供給管45は、フィルタ37と加圧ポ
ンプ38と電磁弁33を介して後述のガター42とフィ
ルタ21の間で後述の回収管43に接続されている。
【0011】記録ノズル41から噴出されたインクのう
ち記録に使用されなかったものは、ガター42で捕捉さ
れ、ガター42から導出された回収管43は、フィルタ
21と回収ポンプ20とを順次介在させてインク保持容
器24に接続される。
【0012】ノズル洗浄管34は、溶媒供給管45の加
圧ポンプ38と電磁弁33の間から分岐し、電磁弁35
を介してチェック弁40に接続されている。本インク循
環系で電磁弁35を開放させるとノズル41に溶剤が供
給されるため、ノズル41の洗浄が可能となる。
【0013】チェック弁40には、インク供給管22と
ノズル洗浄管34とノズル41の他にインク循環管33
が接続されている。チェック弁40は、インク供給管2
2とインク循環管39内のインクとノズル洗浄管32内
の溶剤が混ざらないようにする機能を有する。
【0014】またインク循環管39は電磁弁32を介し
てインク保持容器24に接続されている。電磁弁32を
開放することにより、ノズル41を経由しないでインク
を循環させることができるため、ノズル41の直前の流
路まで、インクを流路内に速やかに充填できる。また、
定期的にこの循環を行うことにより、インク供給管22
内に沈殿した顔料を速やかに押し出すこともできる。
【0015】上記動作は全て制御装置44により制御さ
れる。
【0016】次にノズルフィルタ3とノズルガン9間で
の顔料沈殿防止の動作について説明する。
【0017】インク噴出中は、チェック弁40を通過し
たインクは、フィルタエンブラ1を通りノズルフィルタ
3にて、ろ過されて流路ガイド4によって、インク室5
のコーナー部5′まで流速を失うことなく流れてノズル
ガン9からインク粒子11を噴出する。インク室5のコ
ーナー部5′まで流速を失うことがないため、インク室
5によどみが生じにくくインクに含まれる顔料の沈殿の
進行も防止できる。次に、インク噴出停止中について説
明する。インク停止直前に電磁弁31,32,33を閉
じ、電磁弁35を開放にすることにより、溶媒保持容器
36内の溶媒は、溶媒供給管45の加圧ポンプによりノ
ズル洗浄管34を通りチェック弁40,フィルタエンブ
ラ1,ノズルフィルタ3を通過し、流路ガイド4によっ
てインク室5のコーナー部5′まで流速を失うことなく
流れて洗浄し、ノズルガン9を洗浄しながら噴出し、ガ
ター42で捕捉され回収管43を通り、順次介在された
フィルタ21,回収ポンプ20を通ってインク保持容器
24に回収される。次に、電磁弁35を閉じることによ
って溶媒は噴出を停止する。よってインク室5内のイン
クは洗浄されるためインク停止中も、ノズルフィルタ3
とノズルガン9間にインクに含まれる顔料の沈殿を防止
できる。
【0018】図6は、本発明の流路ガイド4付時の流速
分布のシュミレーション結果を示す拡大図であり、イン
ク室5のコーナー部5′までインクの流れがあるのが判
る。図7は、従来の流路ガイド4無時の流速分布のシュ
ミレーション結果を示す拡大図であり、インク室5のコ
ーナー部5′でインクが渦を巻きよどみがあるのが判
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流路ガイ
ドによりインク室内のよどみが生じにくく、顔料の沈殿
の進行を防止出来る。従って、ノズルフィルタを通過し
たインクは顔料同志の凝集が進行することなく、常に安
定したインクとなるため、ノズルの目詰まりが生じにく
く、さらに印字品質も安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズル部の詳細図である。
【図2】本発明のインク流路ガイドの拡大斜視図であ
る。
【図3】本発明のノズル部のP部拡大図である。
【図4】インク循環系のブロック図である。
【図5】従来のノズル部のP部拡大図である。
【図6】本発明の流速分布のシュミレーション結果の拡
大図である。
【図7】従来の流速分布のシュミレーション結果の拡大
図である。
【符号の説明】
1…フィルタエンブラ、2…ノズルエンブラ、3…ノズ
ルフィルタ、4…インク流路ガイド、5…インク室、9
…ノズルガン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク保持容器と,該インク保持容器に保
    持されたインクを記録ノズルに供給する供給手段と,前
    記記録ノズルから噴出されたインクのうち記録に使用さ
    れなかったものを回収して前記インク保持容器に戻すイ
    ンク回収手段を備えたインクジェット記録装置のノズル
    部において、 ノズルフィルタとノズル間にインク流路ガイドを設けた
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
JP13164693A 1993-06-02 1993-06-02 インクジェット記録装置 Pending JPH06340087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13164693A JPH06340087A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13164693A JPH06340087A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06340087A true JPH06340087A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15062927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13164693A Pending JPH06340087A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06340087A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183074B1 (en) 1995-04-17 2001-02-06 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6183074B1 (en) 1995-04-17 2001-02-06 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing apparatus

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