JPH06340009A - 干渉証拠再閉鎖可能なパッケージを縦配列で作る方法、及び縦配列の再閉鎖可能な製品パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ２つの個別の再閉鎖可能なパッケージに容易
に分離し得る可撓性の縦配列のパッケージ並びにそれを
作るための方法の提供。 【構成】 パッケージは二列の再閉鎖可能なシールファ
スナー組立体１２７の対向表面へシールされた第１及び
第２のシート１１４，１１６を含む。フィルムシートは
容易に分離し得る２つの個別のパッケージのそれぞれの
周辺の周りに一緒に気密に更にシールされる。再閉鎖可
能なシールファスナー組立体の中央部分に配置された平
行な弱化線１７０，２７０は２つの個別のパッケージの
それぞれのための干渉証拠引裂きストリップ１６０，２
６０を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一般的に消費し得る製品
を概ね対向するパッケージ側部パネルの間に気密シール
するための再閉鎖可能なパッケージに関し、且つ特に各
個別のパッケージがそれ自体の関連した再閉鎖可能なシ
ールを有する食物製品及び類似物のための再閉鎖可能な
パッケージに関し且つそのような製品を縦配列で製造す
るための方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】ベーコン、薄切りの軽食用食肉、チーズ
及び類似物のような若干の処理された食肉及び／又は食
物製品の鮮度は、食物製品のパッケージが真空包装され
又は気体フラッシされ且つほぼ気密にシールされる程度
に依存する。しばしば、購買者はそのようなパッケージ
内に収容された食物製品を一度に使用せず、むしろ食物
製品を延長された時間にわたって使用する。パッケージ
の最初の気密シールがパッケージの開放中に破られた時
に、パッケージの一部分又は数カ所の部分がしばしば除
去される。そのような場合、パッケージは中に貯えられ
た食物製品の鮮度を保存するように有効に再シールされ
ることができない。購買者はしばしば食物製品を別の適
当な再閉鎖可能な容器に再パックしなければならない。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明のパッケージは上
記した問題に対する解決策を、パッケージが製品の周辺
全体の周りに延在するパッケージ再閉鎖可能なシールの
内部にそれ自体の気密シールをそれぞれ有する２つの個
別のパッケージ区分を有し、それにより再閉鎖可能なパ
ッケージが液密であり且つパッケージ内に水、ジュー
ス、油及び類似物を適当に収容するようにしたことで提
供する。再閉鎖可能なシールはその両端において永続的
に結合され、それにより各個別のパッケージ区分は繰返
し開放及び閉鎖され、パッケージの完全性を壊すことな
くパッケージの内容物の部分を取出すことができる。リ
ブ及び溝ファスナー要素のような相互係合構成要素から
なる「ジッパー」式シールが好適な再閉鎖可能なシール
手段である。

【０００４】各個別のパッケージ区分と関連した再閉鎖
可能なシールは包装フィルムの対面する面へ結合され
る。再閉鎖可能なシールの相互係合ファスナー要素は中
央の相互係合ウエブをそれぞれ有する対で設けられ且つ
対向するパッケージパネルへ直接に付着される。各相互
係合ファスナー要素はそのそれぞれの対向するパッケー
ジパネルへ永続的に係止され且つその対向端においてシ
ールされ、それはパッケージ区分が接近される時にパッ
ケージフィルムが引裂かれ又は分離する可能性を減ら
す。２つの個別のパッケージ区分を分離する縦配列パッ
ケージの若干のウエブ部分は好ましくはその中で延在す
る一対の弱化線の形の干渉証拠機構を含み、該弱化線は
使用者が２つのパッケージ区分の再閉鎖可能なシールへ
の接近を得るために破らねばならない。

【０００５】各パッケージ中で食物製品の周辺の周りに
配置された気密シールは再閉鎖可能なシールに近接して
周辺に位置決めされた容易に開放する又は剥離するシー
ル部分を有する。剥離シールは指の引離し力で開放さ
れ、該力は再閉鎖可能なシールを開放するためにも使用
される。周辺の気密シールはパッケージ内に真空、加圧
され且つ／又は気体フラッシされた環境を維持すること
ができる。気密シールの剥離領域は製品の外側でプラス
チックフィルムの２つの層の間で面対面のシールを行う
ことによって形成され、該シールの強さはいずれの層の
破壊又は引裂きを伴わずに分離を可能にする。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従って、パッケージの
２つのパッケージ区分のそれぞれがそれ自体の再閉鎖可
能なシールを有する連続した長さの個別の縦配列のパッ
ケージで容易に製造されることができる改良された再閉
鎖可能なパッケージを提供することは本発明の一般的な
目的である。

【０００７】本発明の別の目的は、縦配列のパッケージ
組立体で容易に製造されることができ、縦配列のパッケ
ージのそれぞれが包装された製品を包囲する気密シール
と、気密シールの外側の再閉鎖可能なシールと、再閉鎖
可能なシールの外側の永続的にシールされた引裂きスト
リップとを有する再閉鎖可能なパッケージを提供するこ
とである。

【０００８】本発明の別の目的は、食物製品部分又は類
似物を収容する２つの個別のパッケージを有し、各パッ
ケージが各食物製品部分と関連した別個の再閉鎖可能な
シールを有し、２つの個別のパッケージ区分がそれと関
連した弱化線を有するパッケージ中央上部部分によって
結合され、該弱化線が個別のパッケージ区分の引裂きス
トリップを画成する縦配列のパッケージを提供すること
である。

【０００９】本発明の更に別の目的は、各パッケージが
剥離シール及び再閉鎖可能なシールを有し、再閉鎖可能
なシール要素が第１及び第２のパッケージフィルムへ結
合された縦配列の再閉鎖可能な製品パッケージを製造す
る改良された方法を提供することである。本発明の更に
別の目的は、二列ファスナー組立体が対向するパッケー
ジパネルの対面する表面へ付着され、各個別のパッケー
ジにそれ自体の干渉証拠引裂きストリップを提供する縦
配列の再閉鎖可能なパッケージを作る改良された方法を
提供することである。

【００１０】本発明のこれらの及び他の目的は以下の詳
細な説明を読むことから一層容易に明らかになろう。

【００１１】

【実施例】図４及び図５は本発明の原理に従って構成さ
れた再閉鎖可能なパッケージ１００の実施例を例示して
おり、該パッケージは縦配列で製造され且つ製造後中心
線１０３に沿って２つの個別の対応品パッケージ１１
０、２１０に分離される。パッケージ１００を作るため
に組合わせられる第１及び第２のフィルムシート１１６
及び１１４は、プラスチックフィルム、多層の積層品又
は同時押出品、熱成形可能な材料及び類似物を含む多様
な材料から作られることができる。パッケージ１００の
組立のため及び本発明の方法での使用のための好適なプ
ラスチックフィルムは空気、酸素又は水分に対して不透
過性であるフィルムである。

【００１２】パッケージフィルムシート１１６、１１４
が積層構造から作られる時、積層品がパッケージ側壁と
して作用し得るように充分で可撓性及び望ましい構造的
特徴を有する外方層と関連して空気、酸素又は水分に対
して不透過性である薄い内方層を使用することが望まし
い。例示及び検討のために、各フィルムシートは単一の
熱シール可能な積層品として図示されている。実際に
は、各フィルムシートは製品に充分な保護（例えば酸素
及び水分に対する障壁）を提供し且つ薄い内方表面にお
いて気密の、所望により剥離可能なシールを形成し得る
２つ以上の層の積層品であることが適当である。当業界
で知られるように、エチレン酢酸ビニルプラスチックフ
ィルムの表面と接触状態にある「サラン」のような塩化
ビニリデンポリマープラスチックフィルムの表面、又は
「サーリン」イオノマー混合物と接触状態にある「サー
リン」イオノマーの表面、又はポリエチレン混合物と接
触状態にあるポリエチレンの表面がそのような所望の結
合を形成することができる。

【００１３】縦配列のパッケージ１００は２つの別個の
製品部分を２つの個別のパッケージ区分１１０、２１０
中に収容するに充分な幅Ｗt を有するパッケージの第１
のフィルムシート１１６を前進させることによって組立
てられる。容易に分離可能な二部片の相互係合ファスナ
ー組立体１２７は第１のフィルムシート１１６の中央部
分へ適用されて縦配列パッケージ１００の中央ウエブ部
分１０５を形成し、該部分は隣接する２つの個別のパッ
ケージ区分１１０、２１０を画成する。相互係合ファス
ナー組立体１２７は細長い第１の又は下方のファスナー
要素ストリップ１３０を含み、該ストリップはその対向
端に沿って延在するリブ要素１３２、２３２として図示
された２つの平行をファスナー要素を含む。２つの第１
のファスナー要素１３２、２３２は中央の第１のファス
ナー要素ストリップ一体ウエブ１５０によって相互連結
され、それにより第１の要素ストリップ１３０は連続し
た長さとして押出されることができる。細長い第２の間
または上方のファスナー要素ストリップ１３１はその対
向端に沿って延在する溝要素１４３、２３４として図示
された２つの平行なファスナー要素を含む。第１のリブ
要素１３２、２３２と同様に、第２の溝要素１３４、２
３４は中央の第２のファスナー要素ストリップ一体ウエ
ブ１５２によって相互連結され、該ウエブは第２のファ
スナー要素ストリップが連続した長さで押出されること
を可能にする。

【００１４】二列のリブ及び二列の溝を有するように例
示されているが、第１及び第２のファスナー要素は特別
の個数の相互係合ファスナー要素に制限される必要はな
く又はリブ及び溝要素配向、即ち上方又は下方に制限さ
れる必要はない。むしろ、ファスナー要素は分離するこ
となく運搬、小売展示及び類似の最中に一般に起こる過
酷な取扱に耐えるように組立時にしっかり相互係合され
るに充分な幅及び深さを有することが好ましい。加え
て、二列ファスナー組立体１２７の第２及び第２のファ
スナー要素はここで例示したリブ及び溝構造に加えてか
なり多くの種々の特性及び構造をとることができる。

【００１５】第１及び第２のファスナー要素ストリップ
１３０、１３１は好ましくは二列ファスナー組立体１２
７を第１のフィルムシート１１６へ適用するに先立って
相互係合される。第１及び第２の一体ウエブ１５０、１
５１の相互係合されたファスナー要素は２つの個別のパ
ッケージ区分１１０、２１０のそれぞれに再閉鎖可能な
シール１２６、２２６を提供する。

【００１６】加えて、第１及び第２のウエブ１５０、１
５１は更に充分に後述されるように各個別のパッケージ
区分に干渉証拠引裂きストリップ１６０、２６０を提供
するに充分な予め選択された幅を再閉鎖可能なシールフ
ァスナー要素の間に有する。また、第１及び第２のウエ
ブ１５０、１５１のそれぞれの対向側部の幅は第１及び
第２のフィルムシート１１６、１１４を一緒に付着する
ように二列ファスナー組立体１２７にそれぞれの上方及
び下方表面を提供するそれぞれのパッケージシールフラ
ンジ１３５ａ、１３５ｂとして作用するに充分なだけ幅
広い。第１及び第２の一体ウエブ１５０、１５１がそれ
へ結合されたそれぞれの対面するフィルムシート部分を
有するので、それらはそれぞれの個別のパッケージ区分
１１０、２１０と関連した対のパッケージ引張りフラン
ジ１３６、１３７及び２３６、２３７として作用するに
充分なだけ厚い。これに関して、２つのシールフランジ
１３６、１３７の外側表面は第１及び第２のフィルムシ
ートへそれぞれ付着される。

【００１７】二列のファスナー組立体１２７は連続した
長さの形で第１又は底部フィルムシート１１６へユニッ
トとして適用されることができ且つ製造過程の最中の便
利な時間に最終の完成されたパッケージ口部を画成する
ようにトリミングされることができる。分離可能なリブ
及び溝ファスナー要素１３２、２３２及び１３４、２３
４は２つのパッケージ区分再の閉鎖可能なシール１２
６、２２６の端において永続的に結合されるので、ファ
スナー材料はパッケージのトリミング中浪費されず、再
閉鎖可能なシールが開放される時に購買者は２つの個別
のパッケージ区分１１０、２１０の内側の気密シール１
４４、２４４の完全性を破壊することができない。

【００１８】二列のファスナー組立体１２７が底部フィ
ルムシート１１６上へ取付けられ且つその端が一緒に結
合された後、薄切りの軽食用食肉又は類似物のような２
つの食物製品部分１１２、２１２が２つの個別のパッケ
ージ区分１１０、２１０中で底部フィルムシート１１６
上に配置される。頂部フィルムシート１１４は２つの食
物製品部分１１２、２１２、底部フィルムシート１１６
及び二列ファスナー組立体第２ファスナーストリップ１
３１と接触状態にされ、真空がそれらの間に適用され
る。第１の永続的な気密シール１４４、２４４は２つの
個別のパッケージ区分１１０、２１０中の各食物製品１
１２、２１２を包囲する辺縁１２２、２２２中に形成さ
れる。これらの外方気密シール１４４、２４４は３つの
側部においてそれぞれの食物製品部分１１２、２１２を
包囲する。気密シール１４４、２４４は、再閉鎖可能な
シール１２６、２２６の内側で且つ食物製品部分１１
２、２１２の外側でそれぞれの個別のパッケージ区分１
１０、２１０中に内方の剥離可能な気密シール１４６、
２４６を形成することによって２つの食物製品部分１１
２、２１２の周辺のまわりに完全に延在されることがで
きる。内方の気密シール１４６、２４６はしっかりした
しかし剥離可能な気密シールであり、該シールは取扱及
び貯蔵中にしっかりしたシールを維持し、該シールは第
２の再閉鎖可能なシール１２６、２２６へ適用される指
の力の適用の際に剥離返されることができることが好ま
しい。頂部フィルムシート１１４は次に二列ファスナー
組立体１２７の第２のシールフランジ１３５ｂへ付着さ
れ、それにより２つの製品部分１１２、２１２をそれら
のそれぞれの個別のパッケージ区分１１０、２１０中へ
シールすることができる。

【００１９】２つのパッケージ区分の再閉鎖可能なシー
ル１２６、２２６を分離し且つそれらへの接近を得るた
めの手段並びにパッケージ区分の先の開放を指示するた
めの手段が平行な弱化線１７０、２７０として例示され
ており、該弱化線は２つのパッケージ区分の再閉鎖可能
なシール１２６、２２６の間のパッケージ中央ウエブ部
分１０５を長手方向に通って延びる。弱化線１７０、２
７０は再閉鎖可能なシール１２６、２２６の先の接近を
指示する干渉証拠機構の構成要素として作用する。これ
に関して、２つの対向する第１及び第２の一体ウエブ１
５０、１５２は接着剤手段、熱シール又は超音波溶接に
よるなどして縦配列パッケージ中心線１０３に沿って一
緒に付着される。弱化線は穿孔又は筋付けによるなどし
て適当にパッケージ中央ウエブ部分１０５へ付与される
ことができる。加えて、二列ファスナー組立体１２７の
第１及び第２のファスナー要素ストリップ１３０、１３
１の一方又は両方は、第１の又は底部ファスナー要素ス
トリップ１３０のようなファスナー要素ストリップと同
時押出しされ又はそれへ別に付着された比較的明るい赤
色の層１９０おような視覚的に区別し得る層を設けられ
ることができる。着色された層１９０は２つのパッケー
ジ区分１１０、２１０のそれぞれに、弱化線１７０、２
７０のいずれかが破られた時に視覚的に区別し得る外観
を提供する作用をする。これに関して、弱化線１７０、
２７０は再閉鎖可能なシール１２６、２２６の外側にあ
り且つ第１及び第２の一体ウエブ１５０、１５２の間の
シールの内側にある。

【００２０】二列ファスナー組立体１２７への第１及び
第２のフィルムシート１１４及び１１６の組付けの後、
２つの個別のパッケージ区分１１０、２１０は、再閉鎖
可能なシール１２６、２２６の間のパッケージ中央ウエ
ブ部分１０５の中心を通る長手方向線１０３に沿って互
いに分離されることができる。

【００２１】完成されたパッケージを開放することが所
望される時、使用者はパッケージを把持し、引裂きスト
リップ１６０を弱化線１７０に沿って引裂き、パッケー
ジ口部１９５を露出して内方の第２の再閉鎖可能なシー
ル１２６への接近を得る。それぞれのファスナー要素１
３２、１３４からパッケージ口部１９５まで延びる第１
及び第２の一体ウエブ１５０、１５１の余分の材料はほ
ぼ同じ長さのパッケージ引張りフランジ１３６、１３７
を提供する作用をし、該フランジはパッケージ区分１１
０の再閉鎖可能なシール１２６を開放するためにそれへ
指の引離し力を加える使用者によって把持される。再閉
鎖可能なシール相互係合ファスナー要素１３２、１３４
は分離し且つ開放してパッケージ区分口部１９５を形成
し、それにより内方の剥離可能な気密シール１４６への
接近を可能にし、それによって収容された食物製品部分
への接近を可能にする。

【００２２】図１〜図３は２つのパッケージを中央ウエ
ブ部分中心線３に沿って分離することによって対応品パ
ッケージから取外されたパッケージ１０を例示する。頂
部及び底部フィルムシート１４、１６は協働して第１の
フィルムシート１６上に配置された食物製品部分１２を
包囲する。食物製品１２又は類似物はそれを包囲する周
辺の辺縁２２を提供するように第１のフィルムシート１
６上に望み通りに配置される。フィルムシート１４、１
６は食物製品の周りで互いに接触し、食物製品の周辺の
周りに延在する連続した縁部シール２４を形成する。

【００２３】パッケージ１０は第２の内方の剥離可能な
気密シール４６より上方に配置された第１の再閉鎖可能
なシール２６を有する。再閉鎖可能なシール２６は第１
及び第２のフィルムシート１４、１６の対面する面へ付
着された相互係合ファスナー要素３２、３４を有する一
対のファスナーストリップ２８、２９を含む。相互係合
ファスナーストリップ２８、２９の裏側表面はシール表
面３５ａ、３５ｂをそれぞれ含み、該シール表面はファ
スナーストリップ２８、２９に対して横断方向へ延在し
且つ熱シール又は接着剤シールのような適当な手段によ
ってパッケージフィルムシート１４、１６へシールされ
る。相互係合ファスナー要素２８、２９のシールフラン
ジ３５ａ、３５ｂは充分に幅広いので、各フランジはパ
ッケージフィルムシートへ付着するため及びパッケージ
引張りフランジ３６、３７として作用するために充分に
大きな表面を有し、使用者が完成されたパッケージの再
閉鎖可能なシールファスナー要素を分離することを助け
る。

【００２４】２つのシールフランジ３５ａ、３５ｂはパ
ッケージ頂部６５まで延在し且つそこで終端している。
弱化線７０はパッケージ頂部６５と平行に且つパッケー
ジ頂部６５の内側に配置され、弱化線７０において又は
弱化線７０の僅かに外側で延在する引裂きストリップ６
０を画成する。２つのシールフランジ１３５ａ、１３５
ｂは引裂きストリップ６０に沿って一緒にシールされる
ことができる。シールフランジ１３５ａ、１３５ｂの一
方又は両方は弱化線７０より上方でパッケージ領域中に
赤色の部分として図示された着色層を含むことができ
る。

【００２５】パッケージ１０を開放するために、使用者
はパッケージ頂部６５に沿って引裂きストリップ６０を
把持し且つそれを弱化線７０に沿って引離す。対向する
ファスナー要素シールフランジ３５ａ、３５ｂによって
形成されたパッケージ口部６２は接近され、使用者は引
張りフランジ３６、３７の自由縁部を把持し、指の引離
し力を加えて再閉鎖可能なシール２６を開放する。指の
力を更に加えることによって気密シール４４の剥離シー
ル部分４６を分離し、それによりパッケージの内容物１
２への接近を可能にする。再閉鎖可能なシール２６はそ
の端部において一緒に永続的に固定されるので、パッケ
ージ１０の完全性の破壊の可能性は大きく減らされる。

【００２６】本発明のパッケージの製造は、３つの主要
なパッケージ構成要素、即ち第１の又は底部パッケージ
フィルム１１６、二列ファスナー組立体１２７及び第２
の又は被覆パッケージフィルム１１４が所望により連続
した長さの縦配列のパッケージを組立てるように連続し
た様態で１つ以上のパッケージ組立ステーションへ供給
されることができ、該縦配列のパッケージは次に別々の
縦配列のパッケージ１００に分離されることができ、更
に個々のパッケージに分離されることができる。

【００２７】本発明の若干の実施例を図示し且つ説明し
たが、変更及び修正が本発明の範囲の真の精神から逸脱
せずにそれになされることができることが明らかである
ことは理解されよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理を組入れるパッケージの斜視図で
あって、パッケージが縦配列のパッケージから分離され
ている図。

【図２】図１の線２−２に沿った断面図。

【図３】図２の再閉鎖可能なシール領域の破断断面図。

【図４】分離に先立って中央ウエブ部分によって結合さ
れた２つの個別の再閉鎖可能なパッケージを有する縦配
列のパッケージの断面図。

【図５】図４の中央ウエブ部分の拡大図。

【符号の説明】

１００ 再閉鎖可能なパッケージ １０５ 中央ウエ
ブ部分 １１０，２１０ 区別可能な対応品パッケージ １１２，２１２ 製品部分 １１４，１１６ フィル
ムシート １２６，２２６ 再閉鎖可能なシール １２７ 相互
係合ファスナー組立体 １３０，１３１ ファスナー素ストリップ １３２，
２３２ リブ要素 １３４，２３４ 溝要素 １５０，１５２ 一体ウエ
ブ １３５ａ，１３５ｂ シールフランジ １４４，２４
４ 気密シール １６０，２６０ 引裂きストリップ １７０，２７０
弱化線 １９０ 赤色層

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド・イー・ラッケ アメリカ合衆国ウィスコンシン州53717, マジソン，オールド・ソーク・ロード 7340

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各パッケージが製品を包装材料の及び第
   ２のシートの間に収容する干渉証拠再閉鎖可能なパッケ
   ージを縦配列で作る方法であって、 第１のフィルムシート上に２つの連続したパッケージ区
   分を提供するに充分な幅の第１のフィルムシートを提供
   し、２つのパッケージ区分が第１のフィルムシート中央
   シエブ部分によって互いに分離されることと、 二列ファスナーストリップ組立体を前記第１のフィルム
   シート中央ウエブ部分へ適用し、該二列ファスナースト
   リップ組立体が第１の一体ウエブによって相互連結され
   た別々の第１の相互係合ファスナー要素を有する第１の
   二列ファスナー要素ストリップと、第２の一体ウエブに
   よって相互連結された別々の第２の相互係合ファスナー
   要素を有する第２の二列ファスナー要素ストリップとを
   有し、第２の相互係合ファスナー要素が前記第１の相互
   係合ファスナー要素と相互係合され、第１及び第２の一
   体ウエブがそれらのそれぞれの対向側部に配置されたそ
   れぞれの第１及び第２のシールフランジを有し、前記二
   列ファスナーストリップ組立体が二列ファスナー組立体
   の第１の一体ウエブパッケージシールフランジ全体によ
   って前記第１のフィルムシート中央ウエブ部分へ付着さ
   れ、前記相互係合した第１及び第２のファスナー要素が
   前記２つのパッケージ区分のそれぞれに再閉鎖可能なシ
   ールを提供することと、 前記二列ファスナーストリップ組立体の対向側部で前記
   ２つのパッケージ区分のそれぞれの前記第１のフィルム
   シート上へ製品部分を配置することと、 前記第１のフィルムシートの幅と少なくとも等しい幅を
   有する第２のフィルムシートを提供し、二列ファスナー
   組立体の第２の一体ウエブパッケージシールフランジ全
   体を前記第２のフィルムシートへ付着させることによっ
   て第２のフィルムシートを結合することと、 前記第１及び第２のフィルムシートを前記２つの製品の
   それぞれの周辺に隣接し且つその周りにある気密シール
   領域において互いに接触させ、前記２つのパッケージ区
   分のそれぞれの再閉鎖可能なシールの内側に気密シール
   を作り、気密シールが前記第１及び第２のフィルムシー
   トの間で前記２つの製品のそれぞれを完全に包囲し、前
   記気密シールが前記パッケージ区分のそれぞれの各再閉
   鎖可能なシールに隣接した少なくとも１つの剥離可能な
   結合領域を含むことと、 前記第１のフィルムシート中央ウエブ部分に２つの弱化
   線を形成し、２つの弱化線のそれぞれが前記２つのパッ
   ケージ区分のそれぞれと関連した引裂きストリップを画
   成し、前記２つの弱化線が前記第１及び第２のファスナ
   ー要素の外側で前記第１及び第２のファスナー要素スト
   リップ一体ウエブを通っていることと、のステップを含
   む方法。
2. 【請求項２】 前記第１及び第２の一体ウエブパッケー
   ジシールフランジが接着剤手段によって前記第１及び第
   ２のフィルムシートへ付着されている請求項１に記載さ
   れた方法。
3. 【請求項３】 前記第１及び第２の一体ウエブパッケー
   ジシールフランジが熱シール手段によって前記第１及び
   第２のフィルムシートへ付着されている請求項１に記載
   された方法。
4. 【請求項４】 前記第１及び第２の二列ファスナー要素
   ストリップが相互係合するリブ及び溝ファスナー要素を
   含む請求項１に記載された方法。
5. 【請求項５】 前記第１及び第２のフィルムシートの間
   に前記製品を真空パックするステップを含む請求項１に
   記載された方法。
6. 【請求項６】 前記２つの再閉鎖可能なシールの間の中
   間で前記二列ファスナー組立体の長手方向線に沿って前
   記縦配列の再閉鎖可能なパッケージを２つの別々のパッ
   ケージ区分に分離するステップを含む請求項１に記載さ
   れた方法。
7. 【請求項７】 前記二列ファスナー組立体の中央部分に
   視覚的に区別し得る部分を形成するステップを含む請求
   項１に記載された方法。
8. 【請求項８】 請求項１に記載された方法に従って作ら
   れた再閉鎖可能なパッケージ。
9. 【請求項９】 再閉鎖可能なパッケージを縦配列で作る
   方法であって、 連続した長さの第１のパッケージパネルを提供し、第１
   のパッケージパネルが第１のパッケージパネルの中央ウ
   エブ部分によって分離された２つの対応品パッケージ部
   分を提供するに充分な幅を有することと、 連続した長さの二列ファスナー組立体を提供し、二列フ
   ァスナー組立体が第１の一体ウエブの対向側部に沿って
   配置され且つそれへ相互連結された２つの相互係合ファ
   スナー要素を有する第１の二列ファスナーストリップを
   有し、前記二列ファスナー組立体が第２の一体ウエブの
   対向側部に沿って配置され且つそれへ相互連結された２
   つの相互係合ファスナー要素を有する第２の二列ファス
   ナーストリップを更に有し、前記第１及び第２の相互係
   合要素ストリップが互いに相互係合され、前記第１及び
   第２のファスナー要素のそれぞれが前記第１のパッケー
   ジパネル中央ウエブ部分に２つの再閉鎖可能なシールを
   提供するように前記それぞれの相互係合ファスナー要素
   の側部に対向する側部に配置されたシールフランジを有
   することと、 前記連続した長さの二列ファスナー組立体を前記第１の
   ファスナー要素シールフランジの幅全体に沿って前記連
   続した第１のパッケージパネルへ付着させることと、 連続した長さの第２のパッケージパネルを提供し、第２
   のパッケージパネルが前記第１のパッケージパネルの幅
   におよそ等しい幅を有することと、 連続した長さの第２のパッケージパネルを前記連続した
   長さの第１のパッケージパネルへ付着させ、且つ前記連
   続した長さの第２のパッケージパネルを前記第２のファ
   スナー要素シールフランジへ付着させ、２つの対応品パ
   ッケージ部分のそれぞれにその周辺の部分の周りに永続
   的な気密シールと、前記２つの対応品パッケージ部分の
   それぞれの周辺の残りの部分の周りに剥離可能な気密シ
   ールとを備えることと、 ２つの弱化線を前記二列ファスナー組立体へ適用し、２
   つの弱化線のそれぞれが２つの再閉鎖可能なシールと概
   ね平行に且つその外側に配置されることと、 個々の縦配列の再閉鎖可能なパッケージを画成するよう
   に前記連続した長さの前記第１及び第２のパッケージパ
   ネルを予め選択された間隔で切断することと、のステッ
   プを含む方法。
10. 【請求項１０】 前記２つの弱化線の間に配置された前
    記二列ファスナー組立体の長手方向線に沿って前記２つ
    の対応品パッケージ部分を分離することによって前記個
    々の縦配列の再閉鎖可能なパッケージを２つの別々の再
    閉鎖可能なパッケージに分離するステップを含む請求項
    ９に記載された方法。
11. 【請求項１１】 前記第１及び第２の二列ファスナー一
    体ウエブの一方へ視覚的に区別し得る部分を適用し、視
    覚的に区別し得る部分が前記弱化線に近接して前記二列
    ファスナー組立体の中心線に概ね沿って延在することの
    ステップを含む請求項９に記載された方法。
12. 【請求項１２】 前記縦配列のパッケージの各対応品製
    品部分へ製品を加えることと、該製品を前記第１及び第
    ２のパッケージパネルの間で真空パックすることとのス
    テップを含む請求項９に記載された方法。
13. 【請求項１３】 請求項９に記載された方法に従って作
    られた縦配列の再閉鎖可能なパッケージ。
14. 【請求項１４】 各縦配列の再閉鎖可能なパッケージが
    それと関連した干渉証拠引裂きストリップを有する縦配
    列の再閉鎖可能な製品パッケージであって、 ２つの再閉鎖可能なパッケージ区分を提供するに充分な
    幅を有する基部フィルムシートと、 基部フィルムシートのおよそ中央に前記フィルム基部シ
    ートを長手方向に横切って延在する細長い二列ファスナ
    ー組立体であって、その対向側部に配置された一対の細
    長い第１の相互係合ファスナー要素を有する第１の下方
    ファスナー要素ストリップを含み、一対の第１の相互係
    合ファスナー要素が第１の一体ウエブによって相互連結
    され、更にその対向側部に配置された一対の細長い第２
    の相互係合ファスナー要素を有する第２の上方ファスナ
    ー要素ストリップを含み、一対の第２の相互係合ファス
    ナー要素が第２の一体ウエブによって相互連結され、第
    １及び第２の対の相互係合ファスナー要素が互いに相互
    係合され、前記第１及び第２のファスナー要素ストリッ
    プがその対向表面上にそれぞれのシールフランジを有す
    る細長い二列ファスナー組立体と、 前記２つの再閉鎖可能なパッケージ区分と関連した２つ
    の再閉鎖可能なシールを形成するように前記第２のファ
    スナー要素ストリップへ付着されたカバーフィルムシー
    トであって、カバーフィルムシートが前記パッケージ区
    分のそれぞれを完全に包囲する気密シールを形成するよ
    うに前記２つの再閉鎖可能なシールの内側で前記２つの
    再閉鎖可能なパッケージ区分のそれぞれの周辺の周りで
    前記基部フィルムシートへ更に付着され、気密シールが
    前記２つのパッケージ区分の再閉鎖可能なシールの内側
    でそれに近接した少なくとも１つの剥離可能な結合領域
    を含むカバーフィルムシートと、 前記二列ファスナー組立体が前記２つのパッケージ区分
    の再閉鎖可能なシールの外側でそれと概ね平行に配置さ
    れた２つの細長い弱化線を含み、２つの細長い弱化線が
    ２つのパッケージ区分の引裂きストリップを画成するこ
    とと、 前記縦配列の再閉鎖可能なパッケージが前記再閉鎖可能
    なシールの間で長手方向に分離され且つそれから離間さ
    れるようになっていることと、を含む縦配列の再閉鎖可
    能な製品パッケージ。
15. 【請求項１５】 前記二列ファスナー組立体が視覚的に
    区別し得る部分を含む請求項１４に記載された縦配列の
    再閉鎖可能な製品パッケージ。
16. 【請求項１６】 前記気密シールの剥離可能な結合領域
    が接着剤手段によって形成された請求項１４に記載され
    た縦配列の再閉鎖可能な製品パッケージ。
17. 【請求項１７】 前記気密シールの前記剥離可能な結合
    領域が熱シール手段によって形成された請求項１４に記
    載された縦配列の再閉鎖可能なパッケージ。
18. 【請求項１８】 前記第１及び第２の相互係合ファスナ
    ー要素が相互係合するリブ及び溝要素を含む請求項１４
    に記載された縦配列の再閉鎖可能なパッケージ。
19. 【請求項１９】 前記パッケージが腐敗し易い食物製品
    のためのものである請求項１４に記載された縦配列の再
    閉鎖可能なパッケージ。
20. 【請求項２０】 ２つの個別の容易に分離し得る製品パ
    ッケージに食肉製品を気密シールするための再閉鎖可能
    な可撓性の縦配列のパッケージであって、２つの個別の
    パッケージのそれぞれがそれ自体の個別の再閉鎖可能な
    シールを有し、前記パッケージの最初の開放後にパッケ
    ージへの周期的な接近を可能にする再閉鎖可能な可撓性
    の縦配列のパッケージにおいて、 ２つの対向する可撓性で酸素不透過性のパッケージ側部
    壁であって、互いに接触し且つ一緒に結合され、３つの
    側部において気密結合され且つパッケージ口部部分を含
    む第４の側部を有する第１及び第２のシートと、互いに
    概ね平行な２つの再閉鎖可能なシールを形成する細長い
    二列の連続した再閉鎖可能なファスナー手段とを含み、
    前記再閉鎖可能なシールのそれぞれが前記２つの個別の
    パッケージの別々のそれぞれの口部分に配置され、二列
    の連続したファスナー手段がそれぞれの第１及び第２の
    一体ウエブによって相互連結された第１及び第２の相互
    係合ファスナー要素の２つの二列のストリップを含み、
    第１及び第２の相互係合ファスナー要素のストリップが
    前記パッケージ口部分に近接してその第１及び第２の一
    体ウエブを介して対向するパッケージ側部壁へ付着され
    て前記再閉鎖可能なファスナー手段の内側でそれに近接
    した気密の剥離可能なシールを形成し、二列の連続した
    ファスナー手段とそれへそれぞれ結合された前記第１及
    び第２のフィルムシートとがその中で延在する２つの平
    行な弱化線を有し、前記２つの弱化線が２つのパッケー
    ジ引裂きストリップを画成し、前記二列の連続したファ
    スナー手段が前記縦配列のパッケージを２つのパッケー
    ジに分離するための手段を含む再閉鎖可能な可撓性の縦
    配列のパッケージ。
21. 【請求項２１】 前記食肉製品が前記第１及び第２のフ
    ィルムシートの間で真空パックされた請求項２０に記載
    された再閉鎖可能なパッケージ。
22. 【請求項２２】 前記第１及び第２の相互係合ファスナ
    ー要素パッケージシールフランジが接着剤手段によって
    前記第１及び第２のフィルムシートへ結合されている請
    求項２０に記載された再閉鎖可能なパッケージ。
23. 【請求項２３】 前記第１及び第２の相互係合ファスナ
    ー要素パッケージシールフランジが熱シール手段によっ
    て前記第１及び第２のフィルムシートへ結合されている
    請求項２０に記載された再閉鎖可能なパッケージ。
24. 【請求項２４】 前記二列の連続したファスナー手段が
    視覚的に区別し得る部分を含む請求項２０に記載された
    再閉鎖可能なパッケージ。
25. 【請求項２５】 前記二列の連続したファスナー手段が
    視覚的に区別し得る部分を含み、視覚的に区別し得る部
    分が前記２つの弱化線の間に配置された請求項２０に記
    載された再閉鎖可能なパッケージ。
26. 【請求項２６】 前記２つのパッケージ区分のそれぞれ
    を気体フラッシするステップを含む請求項１に記載され
    た方法。
27. 【請求項２７】 前記縦配列のパッケージの各対応品製
    品部分を気体フラッシするステップを含む請求項９に記
    載された方法。