JPH06339276A - サイリスタ整流器の位相制御方法 - Google Patents

サイリスタ整流器の位相制御方法

Info

Publication number
JPH06339276A
JPH06339276A JP12299393A JP12299393A JPH06339276A JP H06339276 A JPH06339276 A JP H06339276A JP 12299393 A JP12299393 A JP 12299393A JP 12299393 A JP12299393 A JP 12299393A JP H06339276 A JPH06339276 A JP H06339276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
rectifier
value
thyristor
upper limit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12299393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Funamoto
孝二 船元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP12299393A priority Critical patent/JPH06339276A/ja
Publication of JPH06339276A publication Critical patent/JPH06339276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】サイリスタ整流器の起動初期におけるその出力
側平滑用コンデンサの充電所要時間の短縮を図る。 【構成】交流リアクトル2を介し供給される単相交流電
圧を整流し、コンデンサCf を充電すると共に負荷4に
給電する整流器3の入力電流の電流検出器5による電流
検出値を入力とする点弧制御回路を設け、前記電流検出
値と前記整流器の許容電流値に対応して決定された制御
上の電流上限値とを比較し、前記電流検出値が前記電流
上限値以下であれば整流器3の両サイリスタに対する導
通期間の急速増大を継続させ、また若し前記両比較電流
値の関係が逆となれば、前記両サイリスタの導通期間増
大制御を中止すると共にこれら両者の点弧角を増大制御
中止時点の値にて保持し、その後、前記電流検出値が前
記制御上限値よりも小となれば前記の導通期間増大制御
を再開させるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、その出力側平滑用コ
ンデンサの急速充電を図るサイリスタ整流器の起動初期
における位相制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種サイリスタ整流器の位相制
御方法としては、図2の回路図に例示する如き整流回路
を対象とし、図3の動作波形図に例示する如き制御をな
すものが知られている。図2において1は単相交流電
源、2は交流リアクトル、3はその上側両アームをサイ
リスタTHY1 とTHY2 とにより,その下側両アーム
をダイオードD1とD2 とによりブリッジ構成した単相
全波整流用の整流器、Cf は整流電圧平滑用のコンデン
サ、4は負荷である。
【0003】また図3は前記コンデンサCf の充電完了
までの起動初期において行う前記各サイリスタに対する
位相制御模様を示すものであり、図3(イ)は単相交流
電源1より供給される交流入力電圧の波形図、図3
(ロ)はサイリスタTHY1 に対する点弧用ゲート信号
の波形図、同様に図3(ハ)はサイリスタTHY2 に対
する点弧用ゲート信号の波形図であり、それぞれ時間t
に対する変化模様を示すものである。
【0004】図示の如く、時間の経過と共に、前記両サ
イリスタの導通期間はT1 →T2 →T3 …の如く交流入
力電圧の各サイクル毎に所定比率で順次増大制御され
る。即ちその起動初期における従来のサイリスタ整流器
の位相制御方法は、サイリスタ導通期間の所定比率での
時間的増大制御により、前記平滑用コンデンサへの充電
電流を前記のサイリスタとダイオード両者を考慮した許
容電流値以下に制限しながら順次増大させ、充電突入電
流の発生回避を図るものである。
【0005】なおサイリスタに関する前記導通期間はこ
れを位相角表示した場合の導通角と等価なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の如
き従来のサイリスタ整流器の位相制御方法においては、
整流器起動初期における前記平滑用コンデンサへの充電
電流をその全充電期間を通じて前記許容電流値以下に制
限するために、前記の如きサイリスタ導通角の所定比率
での時間的拡大制御における導通角初期値とその時間的
拡大比率とは何れも可成り抑えた値とならざるを得ず、
従って前記平滑用コンデンサにおける充電完了までの所
要時間もまた大とならざるを得なかった。
【0007】上記に鑑みこの発明は、その出力側平滑用
コンデンサへの充電電流を所定許容電流値以下となしな
がら前記コンデンサの充電所要時間の短縮を図り得るサ
イリスタ整流器の位相制御方法の提供を目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のサイリスタ整流器の位相制御方法は、ブ
リッジ構成をなし交流リアクトルを介して供給される交
流入力を全波整流するサイリスタ整流器の位相制御方法
であって、この整流器の出力側に設けられた整流電圧平
滑用コンデンサの充電完了迄の起動初期において、前記
整流器を構成するサイリスタの導通角を前記交流入力の
サイクル毎に所定の時間勾配で順次拡大させると共に、
前記整流器の入力電流を監視しその値が整流器構成素子
の許容電流に対応して決定される電流上限値に至れば前
記導通角の拡大制御を中止し、且つ前記サイリスタの導
通角をこの拡大制御中止時点の値に保持し、その後、前
記入力電流値が前記電流上限値より小となれば前記の導
通角拡大制御を再開させるものとする。
【0009】
【作用】一般にコンデンサの端子電圧即ちその充電電圧
はこのコンデンサへの充電電流の積分値に比例する。一
方その出力側に整流電圧平滑用コンデンサを有する整流
器にあっては、その出力電流となる負荷電流と前記コン
デンサへの充電電流との和を前記整流器構成素子の許容
電流より常時小となす必要がある。なお前記コンデンサ
への突入電流が問題となるのは通常前記整流器の起動初
期段階であり、この段階で前記整流器の出力電流は略前
記コンデンサへの充電電流である。
【0010】従って、一般にコンデンサの充電におい
て、その充電電流を継続的に順次増大させる場合と、前
記許容電流より小となされた電流上限値において間歇的
に増大させる場合とでは、その電流積分値が同一ならば
前記コンデンサの最終充電電圧もまた同一となるが、そ
の初期段階での一回当たりの電流積分値を大となすこと
ができる点において、前記間歇的充電の場合におけるコ
ンデンサ充電電圧の立ち上がり速度は前記の継続的な順
次増大充電の場合に比して大となし得る。
【0011】上記に従いこの発明は、その出力側に整流
電圧平滑用コンデンサを有するサイリスタ整流器に関
し、この整流器構成素子の通過電流がその許容電流に対
応して決定される電流上限値に至るまで、サイリスタの
点弧角を制御してその導通期間従って導通角を急速に増
大させ、前記通過電流が前記電流上限値に至れば前記の
の導通期間増大制御を中止して前記サイリスタの点弧角
をその時点における値に保持し、その後、前記入力電流
が前記電流上限値より小となれば前記の導通期間増大制
御を再開させることにより、前記コンデンサの充電初期
段階における一回当たりの電流積分値をできるだけ大と
なしその充電所要時間の短縮を図るものである。
【0012】
【実施例】以下この発明の実施例を図1の回路図に従っ
て説明する。なお図1においては図2に示す従来技術の
実施例の場合と同一機能の構成要素に対しては同一の表
示符号を付している。ここに図1は、図2の回路図にお
いて整流器3の入力側に設けた電流検出器5とその電流
検出値を入力信号とする点弧制御回路6とを加え、この
点弧制御回路の出力信号により整流器3における両サイ
リスタTHY1 とTHY2 との点弧角制御を行うもので
ある。
【0013】即ち、電流検出器5により検出された整流
器3の入力電流と、整流器3を構成するサイリスタとダ
イオードとにおける両許容電流値に対応して決定された
電流上限値とを比較し、前記入力電流の値が前記電流上
限値以下であれば前記両サイリスタTHY1 ,THY2
に対する導通角の急速拡大を継続させ、また若し前記両
電流値の関係が逆となれば、前記両サイリスタの導通角
拡大制御を中止すると共にこれら両者の導通角をその拡
大制御中止時点の値にて保持し、その後、前記入力電流
が前記電流上限値よりも小となれば前記の導通角拡大制
御を再開するものである。
【0014】従って前記平滑用コンデンサの充電初期段
階におけ充電電流は、その値を前記電流上限値とする間
歇的なものとなり、その一回当たりの電流積分値は前記
従来の方法による場合に比して大となって前記コンデン
サの充電所要時間は短縮されることになり、同時に前記
充電途上において前記整流器の通電電流がその許容電流
値を超過する状態も回避される。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、交流リアクトルを介
して供給される交流入力を全波整流するサイリスタ整流
器に関し、その出力側平滑用コンデンサの充電完了まで
の起動初期に適用する位相制御方法において、前記サイ
リスタの導通角を所定時間勾配にて拡大させると共に、
前記整流器の入力電流を監視しこの入力電流がサイリス
タ等前記整流器構成素子の許容電流に対応して決定され
る電流上限値に至ればその導通角拡大制御を中止して前
記サイリスタの導通角をこの制御を中止した時点の値に
て保持し、その後、前記入力電流が前記電流上限値より
小となれば前記の導通角拡大制御を再開させる如く制御
することにより、間歇的ながらその一回当たりの充電量
が大となって前記コンデンサの充電電圧の立上がり速度
は大となって充電所要時間は短縮され、同時に前記充電
途上において前記整流器の通電電流がその許容電流値を
超過する状態も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すサイリスタ整流器の回
路図
【図2】従来技術の実施例を示すサイリスタ整流器の回
路図
【図3】図2に対応する制御動作の動作波形図
【符号の説明】
1 単相交流電源 2 交流リアクトル 3 整流器(単相全波整流用) 4 負荷 5 電流検出器 6 点弧制御回路 Cf 平滑用コンデンサ D ダイオード(D1 ,D2 ) THY サイリスタ(THY1 ,THY2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブリッジ構成をなし交流リアクトルを介し
    供給される交流入力を全波整流するサイリスタ整流器の
    位相制御方法であって、この整流器の出力側に設けられ
    た整流電圧平滑用コンデンサの充電完了迄の起動初期に
    おいて、前記整流器を構成するサイリスタの導通角を前
    記交流入力のサイクル毎に所定の時間勾配にて順次拡大
    させると共に、前記整流器の入力電流を監視しその値が
    整流器構成素子の許容電流に対応して決定される電流上
    限値に至れば前記導通角の拡大制御を中止し、且つ前記
    サイリスタの導通角をこの拡大制御中止時点の値に保持
    し、その後、前記入力電流値が前記電流上限値より小と
    なれば前記の導通角拡大制御を再開させることを特徴と
    するサイリスタ整流器の位相制御方法。
JP12299393A 1993-05-26 1993-05-26 サイリスタ整流器の位相制御方法 Pending JPH06339276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12299393A JPH06339276A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 サイリスタ整流器の位相制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12299393A JPH06339276A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 サイリスタ整流器の位相制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06339276A true JPH06339276A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14849632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12299393A Pending JPH06339276A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 サイリスタ整流器の位相制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06339276A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042403A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Yaskawa Electric Corp サイリスタコンバータ装置
JP2006067653A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 交流直流変換装置
JP2006223060A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Toshiba Corp 電力変換器の並列運転制御装置
JP2007288968A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Fuji Electric Holdings Co Ltd 整流回路のコンデンサ充電装置
CN110943629A (zh) * 2013-11-08 2020-03-31 泰达电子股份有限公司 无电阻器预充电

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042403A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Yaskawa Electric Corp サイリスタコンバータ装置
JP4561215B2 (ja) * 2004-07-22 2010-10-13 株式会社安川電機 サイリスタコンバータ装置
JP2006067653A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 交流直流変換装置
JP2006223060A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Toshiba Corp 電力変換器の並列運転制御装置
JP2007288968A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Fuji Electric Holdings Co Ltd 整流回路のコンデンサ充電装置
CN110943629A (zh) * 2013-11-08 2020-03-31 泰达电子股份有限公司 无电阻器预充电
CN110943629B (zh) * 2013-11-08 2023-12-22 泰达电子股份有限公司 无电阻器预充电

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06339276A (ja) サイリスタ整流器の位相制御方法
JPH10323028A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2003009535A (ja) 電源装置
JPH06189572A (ja) 誘導電動機の起動装置
JPH1091037A (ja) 電子写真装置
JP3128752B2 (ja) スポット溶接機
JP3973747B2 (ja) スイッチング電源装置
JPS5840427B2 (ja) サイリスタの位相制御回路
JPS5875472A (ja) スイツチングレギユレ−タ
JPH04351495A (ja) 空気調和機の制御方法
JPS589519Y2 (ja) インバ−タ装置
JPH0353796Y2 (ja)
JP2001211652A (ja) インバーター装置
JPS61220014A (ja) 直流電源装置
JP2728682B2 (ja) 電算機用無停電付電源装置
JPH1042590A (ja) 電圧形インバータ
JP2004072958A (ja) 電力変換装置
JPH02246730A (ja) インバータ装置
JPH0884474A (ja) Pwmコンバータの直流充電制御方法
JPH0654535A (ja) 放電灯点灯装置
JP2003274664A (ja) 電流型インバータ装置
JPH0292400A (ja) 誘導加熱装置
JPS62155800A (ja) ガスタ−ビン発電装置
JPS6185098A (ja) ステツピングモ−タ駆動装置
JP2004134234A (ja) 誘導加熱装置