JPH06335230A - 永久磁石式リニア同期モータ - Google Patents

永久磁石式リニア同期モータ

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JPH06335230A
JPH06335230A JP13938293A JP13938293A JPH06335230A JP H06335230 A JPH06335230 A JP H06335230A JP 13938293 A JP13938293 A JP 13938293A JP 13938293 A JP13938293 A JP 13938293A JP H06335230 A JPH06335230 A JP H06335230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature coil
permanent magnet
magnetic
synchronous motor
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP13938293A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Shimoe
治 下江
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルへの通電を止めれば可動子が自動的に
磁極上の一定位相位置にセットされるようにする。 【構成】 電機子コイル6への駆動電流の供給停止後、
可動子7に設けられた小磁石8の磁力により、可動子7
が磁極上の一定位相位置に自動的にセットされるように
した永久磁石式リニア同期モータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石と電機子コイ
ルとが相対的に移動する永久磁石式リニア同期モータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、相隣る磁極が相互に異なるよ
うに、かつ異なる磁極の極性が対向するように、磁気空
隙を介してヨークに配置された複数個の永久磁石と、磁
気空隙内に設けられた電機子コイルとを有し、電機子コ
イルに駆動電流を流すことにより、永久磁石と電機子コ
イルとを相対的に移動させるようにしたリニアモータが
知られている。このようなリニアモータとしては、永久
磁石を固定しておいて電機子コイルを移動させるタイプ
(可動コイル型)と、電機子コイルを固定しておいて永
久磁石を移動させるタイプ(可動マグネット型)とがあ
る。そして、従来では、リニアモータの制御は次のよう
に行われていた。各コイルにはホール素子が設けられて
おり、このホール素子により磁極を検出して磁極検出信
号を駆動部に送る。一方、リニアモータには、位置検出
器(エンコーダ)が設けられており、この位置検出器か
らの位置信号を主制御部に送る。主制御部は、この位置
信号と目標移動量とに基づいて推力指令値(トルク指令
値)を発生し駆動部に送る。駆動部は、磁極検出信号と
推力指令値とに基づいて、コイルの通電と切替とを行な
う。最終的に目標移動量に達した時点で、コイルへの通
電が止まり可動子が停止する。このように従来では、推
力指令値を出力するのに位置検出器(エンコーダ)を使
い、コイルの切替を行なうのにホール素子を使ってい
た。これに関連する技術として、例えば、特開昭63−
103653号などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリニアモー
タでは、可動子は常に固定子側の磁極を検出する必要が
ある。可動子側で磁極を判定するためにはホール素子が
必要である。そして、このホール素子の磁極検出信号に
基づいて可動子に駆動電流を流す必要があった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、コ
イルへの通電を止めれば可動子が自動的に磁極上の一定
位相位置にセットされるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の永久磁石式リニア同期モータでは、相隣る
磁極が相互に異なるように、かつ異なる磁極の極性が対
向するように、磁気空隙を介してヨークに配置された複
数個の永久磁石と、この磁気空隙内に設けられた電機子
コイルとを有し、電機子コイルに駆動電流を流すことに
より、永久磁石と電機子コイルとを相対的に移動させる
ようにしたリニアモータにおいて、電機子コイルの所定
位置には小磁石が配置され、電機子コイルへの駆動電流
の供給停止後、この小磁石の磁力により可動子が磁極上
の一定位相位置にセットされるように構成した。
【0006】
【作用】上記本発明では、電機子コイルの所定位置に小
磁石を設けたので、電機子コイルへの駆動電流の供給を
停止すれば、その後、この小磁石の磁力によって可動子
は磁極上の一定位相位置に自動的にセットされる。よっ
て、磁極の判定は不要であり、これによりホール素子を
省略できる。これに伴い、ホール素子の信号に基づいて
コイルを切り替えるための回路及び配線も不要となり、
制御回路自体も簡略化される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。最初
に、本発明の永久磁石式リニア同期モータの要部断面を
図2に示す。ベース1上には、センターヨーク2とサイ
ドヨーク3が固着されている。このセンターヨーク2と
サイドヨーク3の内側には、永久磁石4が複数個配設さ
れている。永久磁石4の配設方向は、紙面と直行する方
向である。対向する永久磁石4a,4bは、一定の磁気
空隙5を介して配置されている。そして、この磁気空隙
5に電機子コイル6が配置されている。
【0008】電機子コイル6は、多相コイルで構成さ
れ、各コイルに流れる電流を切り替えることにより、電
機子コイル6が一定推力を得て一定方向に移動できるよ
うになっている。このようにして、電機子コイル6が移
動することにより、電機子コイルを有する可動子7が移
動するようになっている。図2のリニア同期モータは推
力発生部を2つ有するタイプであるが、本発明はこれに
限定されず、例えば、推力発生部を1つしか有さないタ
イプのリニア同期モータにも適用可能である。
【0009】次に、リニア同期モータの制御システムの
概要を図1に示す。センターヨーク2とサイドヨーク3
の内側には、複数個の永久磁石4が、相隣る磁極の極性
が相互に異なるように配置されている。さらに、対向す
る永久磁石同士4a,4bもその磁極は相互に異なって
いる。そして、対向する永久磁石4a,4b間の磁気空
隙5には、電機子コイル6が配置されている。そして、
この電機子コイル6の所定の位置には、小磁石8が設け
られている。この小磁石8は、静止摩擦以上の力が発生
するものを使用する。
【0010】この小磁石8の磁力が大きすぎると推力が
低下してしまうので、小磁石8の磁力としては磁気空隙
5の磁束密度の5%程度が好ましい。この程度の磁力な
らば、推力リプルの増加を極力抑えることができる。さ
らに、リニア同期モータAには、電機子コイル6の位置
を検出するための位置検出手段Bが設けられている。こ
の位置検出手段Bは、電機子コイル6の所定位置に配置
された読取ヘッド9と、固定配置されたスケール10と
から構成されている。このスケール10は、透明ガラス
に一定間隔の不透明目盛を有し、この目盛を読取ヘッド
9により光学的に読み取る。
【0011】この位置検出手段Bは、制御部Cに接続さ
れている。この制御部Cは、演算部11とリングカウン
タ12とを有する。演算部11は、読取ヘッド9からの
移動量パルス信号17と指令入力(目標移動量パルス)
13とに基づいて推力指令信号14を発生する。また、
リングカウンタ12は、読取ヘッド9からの移動量パル
ス信号17をカウントし基準パルス数に達するごとに切
替信号15を発生する。この制御部Cは、パワーアンプ
を有する駆動部Dに接続されている。この駆動部Dは、
リニアモータAの可動子である電機子コイル6に接続さ
れ、演算部11からの推力指令信号14に基づいて電機
子コイル6に所定の駆動電流を流すと共に、リングカウ
ンタ12からの切替信号15に基づいて電機子コイル6
の電流を切り替える。
【0012】最後に、本発明の動作を説明する。まず、
可動子である電機子コイル6を磁極上の一定位相位置に
セットする。これは、電機子コイル6への駆動電流の供
給を停止すれば、電機子コイル6に設けられた小磁石8
の磁力によって電機子コイル6が磁極上の一定位相位置
に自動的にセットされる。つまり、電機子コイル6への
通電をストップさせると、ヨーク2,3に配置された所
定の永久磁石40と小磁石8のとの間に吸引力が働い
て、電機子コイル6が自動的に磁極上の一定位相位置に
セットされるのである。
【0013】次に、あらかじめ、電機子コイル6の目標
移動量(目標移動パルス数)を示す指令入力13を制御
部Cに入力しておく。その後、所定の駆動電流を電機子
コイル6に供給すると、永久磁石4と電機子コイル6と
の間に推力が発生して電機子コイル6が一定方向に移動
する。そして、位置検出手段Bから、電機子コイル6の
移動量パルス信号17が制御部Cに送られる。演算部1
1は、移動量パルス信号17と目標移動量13とに基づ
いて推力指令信号14を発生して駆動部Dに送る。駆動
部Dは、この推力指令信号14に基づいた駆動電流をリ
ニア同期モータAの電機子コイル6に供給する。
【0014】また、リングカウンタ12は、移動量パル
ス信号17をカウントし基準パルス数に達するごとに切
替信号15を発生し駆動部Dに送る。駆動部Dは、この
切替信号15に基づいて電機子コイル6の電流を切り替
える。これにより、一定方向の推力が発生して電機子コ
イル6が一定方向に移動する。電機子コイル6が目標移
動量だけ移動したことを演算部11が検出した時、演算
部11は、その旨の推力指令信号14を駆動部Dに送
る。駆動部Dはこの推力指令信号14に基づいて電機子
コイル6への駆動電流の供給を停止する。
【0015】その後、可動子である電機子コイル6に設
けられた小磁石8の磁力によって電機子コイル6が再び
磁極上の一定位相位置にセットされる。このように、本
実施例では、電機子コイル6に設けた小磁石8により磁
極カウンタの初期化を行うので、ホール素子が不要にな
り、これに伴い制御回路を簡略化することができる。上
記実施例では、永久磁石4を固定しておいて電機子コイ
ル6を移動させたが、本発明はこれに限定されず、電機
子コイル6を固定しておいて永久磁石4を移動させるタ
イプのリニア同期モータにも適用可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、電機子コイルに設けた
小磁石を利用して可動子を磁極上の一定位相位置にセッ
トするようにしたので、磁極の判定は不要であり、これ
によりホール素子を省略することができる。これに伴
い、ホール素子の信号に基づいてコイルを切り替えるた
めの回路も不要となり、制御回路自体も簡略化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】永久磁石式リニア同期モータの制御システムの
概要を示す図である。
【図2】永久磁石式リニア同期モータの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
A リニア同期モータ B 位置検出手段 C 制御部 D 駆動部 4 永久磁石 5 磁気空隙 6 電機子コイル 7 可動子 8 小磁石 9 読取ヘッド 10 スケール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相隣る磁極が相互に異なるように、かつ
    異なる磁極の極性が対向するように、磁気空隙を介して
    ヨークに配置された複数個の永久磁石と、この磁気空隙
    内に設けられた電機子コイルとを有し、電機子コイルに
    駆動電流を流すことにより、永久磁石と電機子コイルと
    を相対的に移動させるようにしたリニアモータにおい
    て、電機子コイルの所定位置には小磁石が配置され、電
    機子コイルへの駆動電流の供給停止後、この小磁石の磁
    力により可動子が磁極上の一定位相位置にセットされる
    ように構成したことを特徴とする永久磁石式リニア同期
    モータ。
JP13938293A 1993-05-18 1993-05-18 永久磁石式リニア同期モータ Pending JPH06335230A (ja)

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Cited By (4)

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