JPH06334163A - 積層型固体撮像装置 - Google Patents

積層型固体撮像装置

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JPH06334163A
JPH06334163A JP5145475A JP14547593A JPH06334163A JP H06334163 A JPH06334163 A JP H06334163A JP 5145475 A JP5145475 A JP 5145475A JP 14547593 A JP14547593 A JP 14547593A JP H06334163 A JPH06334163 A JP H06334163A
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JP
Japan
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bias light
light
bias
photoconductive film
imaging device
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Withdrawn
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JP5145475A
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English (en)
Inventor
Kazuya Matsumoto
一哉 松本
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広ダイナミックレンジ特性及び高S/Nを有
する表面入射バイアスライト方式の積層型固体撮像装置
を提供する。 【構成】 p型シリコン基板21表面にn+ 拡散層22を設
け、p型シリコン基板21とn+ 拡散層22の接合からなる
信号蓄積用ダイオードを有する固体撮像素子上に、画素
電極25とa−Siからなる光導電膜27を設けると共に、画
素電極25の間隙部25aの下部にバイアスライトの透過可
能な開口部32を形成して積層型固体撮像装置を構成し、
光導電膜27の上部より、光導電膜27のバンドギャップで
決まるエネルギーより小さく、且つp型シリコン基板21
のバンドギャップで決まるエネルギーより大きいエネル
ギーをもバイアスライトを照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高感度特性を有する
積層型固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置としては種々の構成のも
のが知られているが、撮像管の分野においては、1987年
に、アバランシェ増倍現象を利用し、高感度特性を達成
したHARP(High-gain Avalache Rushing amorphous
Photoconductor )管が、1987年TV学会全国大会予稿
集(pp33〜36)で報告されている。
【0003】図3は、前記予稿集に開示されているHA
RP管の受光膜の断面構造を示す図である。図3におい
て、1はフェースプレート、2はネサ膜よりなる信号電
極、3はブロッキング補助層、4は受光部となるアモル
ファスセレン(以下a−Seと略称する)層、5はSb2
3 よりなる薄膜である。そして、a−Se層4の厚さは、
前記予稿集では2μmとなっており、該a−Se層4に24
0 Vの電位を印加し、量子効率約10を達成している。す
なわち、該a−Se層4中で発生したホトキャリアが、ア
バランシェ増倍によりa−Se層4中で個数が増加し、結
果として1photonあたり10個のホトキャリアが発生して
いることを示している。
【0004】ところで、撮像管の欠点の1つにサイズが
大きいということがあり、そのため、最近は、アバラン
シェ増倍特性を有するSe等からなる光導電膜を、CCD
(Charge Coupled Device )型イメージセンサあるいは
増幅型MOSイメージャ(Amplified MOS Imager:以下
AMIと略称する)等の固体撮像素子に積層した、高感
度積層型固体撮像素子が検討されている。例えば、1989
年TV学会全国大会予稿集(pp41〜42)には、光導電膜
(光電変換膜)としてa−Se膜を使用したAMIが報告
されている。
【0005】図4は、かかる積層型AMIの画素断面構
造を示す図である。図4において、21はp型シリコン基
板、22はn+ 拡散層であり、n+ 拡散層22とp型シリコ
ン基板21の接合によるn+ −pダイオードが信号電荷蓄
積用ダイオードとなっている。n+ 拡散層22は、第1ア
ルミニウム配線電極23,第2アルミニウム配線電極24を
介して、画素電極25に電気的に結合している。画素電極
25はアルミニウム等の導電性を有する金属材料よりな
り、一画素毎に互いに孤立する形で形成されている。画
素電極25の上部には、受光部全面に順次As2 Se3 膜26,
a−Seからなる光導電膜(光電変換膜)27,CeO2 膜2
8,上部電極となるITO(Indium Tin Oxide)電極29
が積層形成されている。
【0006】次に、このように構成されている積層型A
MIの動作について説明する。画素上部より入射光30が
a−Seからなる光導電膜27に入ると、このa−Seからな
る光導電膜27中でホトキャリアが発生する。高電界が印
加された光導電膜27中で発生したホトキャリアは、アバ
ランシェ増倍作用によりキャリア数が増加する。増倍さ
れたホトキャリアが、n+ −p信号蓄積用ダイオード
に、信号蓄積期間中に蓄積される。AMIの場合、n+
−p信号蓄積用ダイオードを構成するn+ 拡散層22は、
図示されていない増幅用MOSFETのゲートに電気的
に結合されており、増倍蓄積されたホトキャリア数に応
じて変化するゲート電位に比例した電流が増幅用MOS
FETから流れる。そして、この電流を検出することに
より、光信号が得られるようになっている。
【0007】なお、同様に積層型CCD型イメージセン
サの増合は、n+ −p信号蓄積用ダイオードに増倍蓄積
されたホトキャリアは、垂直及び水平CCDにより転送
され、FDA(Floating Diffusion Amplifier)等の出
力部で電荷−電圧変換され、信号として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、HARP管
においては、容量性残像低減のためにバイアスライトの
適用が検討されている(1992年TV学会年次大会予稿
集、pp421 〜422 参照)。バイアスライトとは、残像の
低減を図るため、受光面全面に均一に加える光(飽和光
量の約1/10程度の強度を有する)のことを言い、この
バイアスライトが照射された場合は、低照度物体の撮像
時、受光面全面に亘り均一な残像となるので、より低照
度までの撮像が可能となる。なお、ライトでバイアスチ
ャージを加える以外にも、電気的にバイアスチャージを
与える方法もあり、CCD型イメージセンサでは“Fat
Zero”と呼ばれている。要するにバイアスチャージと
は、光発生電荷以外にホトダイオードに与えられる上底
的な電荷のことを称している。
【0009】図5は、HARP管にバイアスライトを適
用した場合の態様を示す図である。なお、この場合、信
号電極2には正電位が印加されており、Sb2 3 膜5に
は負電位が印加されている。図において、6はフェース
プレート1側から入射する入射光であり、この入射光6
により、a−Se層4のフェースプレート側で発生したホ
トキャリアの中、正孔はa−Se層4中で負電位が印加さ
れているSb2 3 膜5側に走行しながら増倍作用を受け
る。入射光6と同じ方向からバイアスライト7を照射し
た場合、入射光6と同じくアバランシェ増倍を受ける。
したがって、例えばHARP管の増倍率をgとし、最適
なバイアスチャージ数をnとすると、n/gの光量のバ
イアスライトで充分であることがわかる。
【0010】一方、HARP管の裏面からバイアスライ
ト8を入射した場合は、裏面入射バイアスライト8によ
り発生したホトキャリアの中、主に電子がフェースプレ
ート1側に走行する。a−Se層4中における正孔のアバ
ランシェ増倍係数は電子のそれよりもはるかに大きく、
電子は殆ど増倍されない。したがって裏面よりバイアス
ライトを入射させた場合は、最適バイアスチャージ数n
の光量のバイアスライトが必要となる。
【0011】バイアスライトを照射する場合において重
要な事項は、その照射面内における均一性、更には時間
的な均一性が良いということである。バイアスライトの
原理的な均一性は、バイアスライトのショットノイズで
決まる。N個のホトンの入射時、そのゆらぎはポアンン
分布を仮定すると√N個となる。これにより、√N/N
=1/√Nが小さい方がゆらぎが少ない。すなわち、N
が大きい程、ゆらぎが少なくなる。
【0012】先に述べたように、表面入射時のバイアス
ライトの光量はn/gであり、一方裏面入射時の光量は
nであることから、a−Se層自身に増倍作用がある場合
(g>1)は、n>n/gとなり、裏面入射バイアスラ
イト方式の方が、バイアスチャージのゆらぎが少なくな
り、すなわち均一なバイアスチャージが得られることに
なる。
【0013】撮像管においては、図5に示すように、裏
面からのバイアスライトの照射が可能であるが、図4に
示すような積層型固体撮像装置においては、a−Se層下
にシリコン基板が存在するため、裏面からのバイアスラ
イト照射は不可能である。表面側から単にバイアスライ
トを照射した場合は、バイアスチャージの均一性が、H
ARP管の場合の裏面入射バイアスライト方式に比べて
低下し、その結果、ダイナミックレンジが小さくなり、
S/Nが劣化するという問題点がある。
【0014】本発明は、バイアスライトを適用した積層
型固体撮像装置における上記問題点を解消するためにな
されたもので、ダイナミックレンジの低下並びにS/N
の劣化を阻止できるようにした表面入射バイアスライト
方式の積層型固体撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、半導体基板表面部に各画素の信
号蓄積用ダイオードを有する固体撮像素子上に、光電変
換作用あるいは更にアバランシェ増倍作用を有する光導
電膜を積層して形成し、該光導電膜上部よりバイアスラ
イトを照射するバイアスライト照射手段を備えた積層型
固体撮像装置において、前記光導電膜上部より照射され
るバイアスライトが前記半導体基板に入射可能に開口部
を設けると共に、バイアスライトのエネルギーを、光導
電膜のバンドギャップで決まるエネルギーより小さく、
且つ半導体基板のバンドギャップで決まるエネルギーよ
り大きく設定するものである。
【0016】可視光用の積層型固体撮像装置では、入射
光波長λが400 〜800 nmに感度を有する光導電膜(光
電変換膜)を使用している。λ=800 nmの光の場合の
ホトンエネルギーEは、E=1240/800 =1.55eVであ
る。光導電膜のバンドギャップが約1.6eVであれば、
λ≒800 nmまでの入射光を効率よく変換する。例え
ば、光導電膜の代表であるa−Si(アモルファスシリコ
ン)膜のバンドギャップは1.7〜1.8eVであり、a−
Se膜のバンドギャップは2.0〜2.1eVである。これを
光波長に直すと、a−Siは700 nm以上の長波長の光を
吸収せずよく通し、a−Seは600 nm以上の長波長の光
をよく通すことになる。一方、信号蓄積用ダイオードを
形成している単結晶シリコンからなる半導体基板のバン
ドギャップは1.1eVであり、1100nmより短い光をよ
く吸収する。
【0017】したがって、本発明において、上記のよう
にバイアスライトのエネルギーを、光導電膜のバンドギ
ャップより決まるエネルギーより小さく、且つ半導体基
板のバンドギャップより決まるエネルギーより大きく設
定する、すなわち光導電膜のバンドギャップより決まる
光の波長よりも長い波長を有し、且つ半導体基板のバン
ドギャップより決まる光の波長よりも短い波長の光(光
導電膜としてa−Siを用いる場合は、700 nm≦λ≦11
00nm、a−Seを用いる場合は、600 nm≦λ≦1100n
m)をバイアスライトに使用し、そのように設定したバ
イアスライトを表面より照射すると、バイアスライトは
光導電膜を素通りし、開口部を通って半導体基板に到達
し、半導体基板の表面に形成されている信号蓄積用ダイ
オード近傍で光生成キャリアを発生し、信号蓄積用ダイ
オードにバイアス電荷を与えることとなる。
【0018】その結果、バイアスライトにより発生した
ホトキャリアは増倍作用を受けず、したがってバイアス
ライトのショットノイズの低下が可能となり、低残像で
広ダイナミックレンジを有し且つ高S/Nを有する積層
型固体撮像装置が実現可能となる。
【0019】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は、本発
明に係る積層型固体撮像装置の第1実施例の一画素中の
受光部の断面を示す図であり、図4に示した従来の積層
型固体撮像装置と同一又は対応する構成要素には同一符
号を付して示している。この実施例においては、各画素
電極25の間隙部25aの下部に第1及び第2アルミニウム
配線電極23,24が存在しないようにして、a−Si又はa
−Seからなる光導電膜27の上部より照射されるバイアス
ライト31に対する開口部32を形成する。そして、図示し
ないバイアスライト照射手段より、光導電膜27のバンド
ギャップにより決まるエネルギー(a−Siの場合、1.7
〜1.8eV、a−Seの場合、2.0〜2.1eV)より小さ
く、p型シリコン基板21のバンドギャップにより決まる
エネルギー(1.1eV)より大きいエネルギーを有する
バイアスライトを、光導電膜27の上部より照射する。こ
のエネルギーをもつバイアスライトを波長λで表すと、
光導電膜27をa−Siで形成した場合は、700 nm≦λ≦
1100nmで、a−Seで形成した場合は、600 nm≦λ≦
1100nmとなる。
【0020】このように構成した積層型固体撮像装置に
おいて、バイアスライト照射手段より上記のように設定
されたバイアスライト31を光導電膜27の上部から照射す
ると、入射光路下に画素電極25が存在する領域に照射さ
れたバイアスライト31aは、光導電膜27を透過し画素電
極25で反射され、入射方向とは逆方向へと去っていく。
一方、入射光路下に画素電極25並びに第1及び第2アル
ミニウム配線電極23,24の存在しない開口部32に照射さ
れたバイアスライト31bは、光導電膜27を透過しp型シ
リコン基板21に入射する。p型シリコン基板21に入射し
たバイアスライト31bはホトキャリアを生成し、ホトキ
ャリアの中の電子の一部が拡散機構により、n+ 拡散層
22に流入し、バイアスチャージとなる。
【0021】以上の説明からわかるように、バイアスラ
イト31bは光導電膜27では光電変換されず、p型シリコ
ン基板21中でホトキャリアを生成するから、バイアスラ
イトによるホトキャリアが増倍されるために生じるショ
ットノイズの増加は生じない。
【0022】図2は、第2実施例の一画素中の受光部を
表面側から見た平面図である。図2において、22はn+
拡散層、25は画素電極、25bは画素電極25中に形成され
ている開口部で、n+ 拡散層22上に対応した部分に形成
されている。そして、前記開口部25bの下部には、n+
拡散層22の表面に到るまで、第1及び第2アルミニウム
配線電極23,24などの光の反射もしくは吸収膜が存在し
ないように構成されている。
【0023】このように構成した第2実施例において、
光導電膜27の上部よりバイアスライト31を照射すると、
画素電極25の開口部25bを通してバイアスライトは入射
し、n+ 拡散層22の直下でホトキャリアを生成し、した
がって効率よくバイアスチャージを生成することが可能
となる。
【0024】上記第2実施例において、更に画素電極25
の間隙部25aの下部に、第1アルミニウム配線電極23又
は第2アルミニウム配線電極24を形成するような平面構
成とすることにより、積層型固体撮像装置の受光部で、
バイアスライトが入射可能な部分は、図2に示した第2
実施例における開口部25bのみとなり、p型シリコン基
板21とn+ 拡散層22との接合により形成されるn+ −p
ダイオード部以外のp型シリコン基板21へのバイアスラ
イトの入射は不可能となる。n+ −pダイオード部以外
のp型シリコン基板21の表面へのバイアスライトの入射
は、等価的には、熱作用等で発生する暗電流の増加とみ
なせる。そして、この暗電流の増加は、イメージセンサ
においては、S/Nの低下を引き起こし画質の劣化の原
因となる。したがって、上記のように、バイアスライト
を効果的にn+ −pダイオード部に入射させることによ
り、バイアスライトの悪影響を防止することが可能とな
る。
【0025】なお、図1に示した第1実施例において
は、画素電極25の間隙部25aを開口部としたものを示し
たが、この場合も画素電極間隙部の一部を開口部とし、
開口部となる間隙部以外の画素電極間隙部下には、第1
又は第2アルミニウム配線電極を形成して遮光した方が
望ましい。
【0026】本発明においては、バイアスライトのエネ
ルギーは、光導電膜のバンドギャップで決まるエネルギ
ーより小さく、p型シリコン基板のバンドギャップで決
まるエネルギーより大きく設定するものであるが、エネ
ルギーが小さくなる程、半導体の基板深部までホトキャ
リアの生成が続き、基板深部で発生したホトキャリアは
+ −pダイオード以外に漏れ込む可能性が大きくな
り、その結果、悪影響を及ぼす確率が高くなるため、光
導電膜で吸収されない範囲において、バイアスライトの
エネルギーは高い方が望ましい。
【0027】また、上記第2実施例では、第1及び第2
アルミニウム配線電極23,24を単層のアルミニウムで形
成したものを示したが、画素電極25の下面、更には第1
及び第2アルミニウム配線電極23,24の上,下面に、Ti
あるいはTiN等の、画素電極25あるいは第1及び第2ア
ルミニウム配線電極23,24の形成材料とは異なる導電性
薄膜を追加形成し、画素電極の下面並びに配線電極上面
及び下面でのバイアスライトの反射を低減するような構
成とすることも可能である。これにより、バイアスライ
トが画素電極の下面並びに配線電極の上面及び下面で多
重反射して伝搬され、n+ −pダイオード以外の半導体
基板に進入することにより生じる悪影響を防止すること
ができる。
【0028】上記各実施例では、信号蓄積用ダイオード
をn+ −p型で構成したものを示したが、勿論該信号蓄
積用ダイオードをp+ −n型で構成したものを用いるこ
とも可能である。
【0029】また上記各実施例では、信号蓄積用ダイオ
ードを有する固体撮像素子として、AMI又はCCD型
イメージセンサを想定して示したが、本発明は、その他
の型の固体撮像素子、例えばMOSイメージャを用いた
積層型固体撮像装置にも適用することができる。
【0030】本発明は、アバランシェ増倍作用を有する
積層型固体撮像装置のバイアスライト照射手段として、
一層有意義なものであるが、本発明は勿論アバランシェ
増倍作用を有しない通常の積層型固体撮像装置にも適用
可能である。
【0031】また、本発明は、裏面入射型CCDイメー
ジセンサ等の各種裏面入射型固体撮像装置においてバイ
アスライト照射手段をもつものに対しても、適用するこ
とができ、有効なものである。
【0032】なお、バイアスライトは、動画対応の場
合、常時均一な照度が固体撮像素子に与えられるが、静
止画対応の場合は、AC的なバイアスライト照射方式も
可能となる。例えば、信号蓄積時間中はバイアスライト
をオフしておき、信号蓄積動作終了後、順次各画素の信
号読み出し動作を行い、この信号読み出し動作が終わっ
たのちに、バイアスライトをオンし、バイアスライト照
射終了後、順次各画素のリセット動作を行う。そして次
フィールド(あるいはフレーム)の信号蓄積動作に移
る。このようなAC的なバイアスライト照射方式では、
バイアスライトの光量の制限はなくなり、飽和光量以上
でも可能となる。このような各種のバイアスライト照射
方式が、本発明の積層型固体撮像装置に適用することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、簡便なバイアスライトの照射構成で受
光面全面に亘り均一なバイアスチャージが与えられ、良
好な残像抑圧特性、広ダイナミックレンジ特性並びに高
S/Nを有する積層型固体撮像装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型固体撮像装置の第1実施例
の一画素中の受光部の断面を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例の一画素中の受光部を表面
側から見た平面図である。
【図3】従来のHARP管の受光膜の断面構造を示す図
である。
【図4】従来の積層型AMIの画素断面構造を示す図で
ある。
【図5】従来のバイアスライト照射方式のHARP管を
説明するための図である。
【符号の説明】
21 p型シリコン基板 22 n+ 拡散層 23 第1アルミニウム配線電極 24 第2アルミニウム配線電極 25 画素電極 25a 画素電極間隙部 25b 開口部 26 As2 Se3 膜 27 光導電膜 28 CeO2 膜 29 ITO電極 30 入射光 31 バイアスライト 32 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面部に各画素の信号蓄積用
    ダイオードを有する固体撮像素子上に、光電変換作用あ
    るいは更にアバランシェ増倍作用を有する光導電膜を積
    層して形成し、該光導電膜上部よりバイアスライトを照
    射するバイアスライト照射手段を備えた積層型固体撮像
    装置において、前記光導電膜上部より照射されるバイア
    スライトが前記半導体基板に入射可能に開口部を設ける
    と共に、バイアスライトのエネルギーを、光導電膜のバ
    ンドギャップで決まるエネルギーより小さく、且つ半導
    体基板のバンドギャップで決まるエネルギーより大きく
    設定したことを特徴とする積層型固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光導電膜は、アモルファスセレン又
    はアモルファスシリコンにより形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の積層型固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、前記半導体基板表面部に
    形成されている各画素の信号蓄積用ダイオードの上部の
    少なくとも一部に形成されており、それ以外の半導体基
    板の画素領域は遮光されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の積層型固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記固体撮像素子は、増幅型MOSイメ
    ージャあるいはCCD型イメージセンサであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層型固
    体撮像装置。
JP5145475A 1993-05-26 1993-05-26 積層型固体撮像装置 Withdrawn JPH06334163A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013084789A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Fujifilm Corp 有機撮像素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013084789A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Fujifilm Corp 有機撮像素子

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