JPH0633112B2 - 電子写真感光体用梱包材 - Google Patents
電子写真感光体用梱包材Info
- Publication number
- JPH0633112B2 JPH0633112B2 JP26641384A JP26641384A JPH0633112B2 JP H0633112 B2 JPH0633112 B2 JP H0633112B2 JP 26641384 A JP26641384 A JP 26641384A JP 26641384 A JP26641384 A JP 26641384A JP H0633112 B2 JPH0633112 B2 JP H0633112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing material
- photosensitive member
- lubricant
- electrophotographic photosensitive
- packed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真感光体に用いられる梱包材に関す
る。
る。
一般に、電子写真感光体は非常に傷つき易く出来てお
り、例えば感光体がカールリン方式の電子写真複写装置
に利用された場合、感光体表面に生じた打痕・傷跡・指
紋や油による汚れ、溶剤や酸アルカリの影響、紫外線等
の被暴等は画像上に様様な悪影響を及ぼす。そこで取扱
中におけるこの様な損傷を防止する為、その梱包形態と
しては、従来から感光体表面に保護機構を設けた形態と
したり、アモルファスセレン（ａ−Se）等の場合におい
ては感光体表面には何も接触しない様な形態としたりし
ている。
り、例えば感光体がカールリン方式の電子写真複写装置
に利用された場合、感光体表面に生じた打痕・傷跡・指
紋や油による汚れ、溶剤や酸アルカリの影響、紫外線等
の被暴等は画像上に様様な悪影響を及ぼす。そこで取扱
中におけるこの様な損傷を防止する為、その梱包形態と
しては、従来から感光体表面に保護機構を設けた形態と
したり、アモルファスセレン（ａ−Se）等の場合におい
ては感光体表面には何も接触しない様な形態としたりし
ている。
一方、従来において感光体の交換作業は専門の作業者
（サービスマン）が行っていたが、近年は電子写真装置
の普及に伴に、一般の利用者にも電子写真複写装置の感
光体の交換作業が、簡易に行えることが望まれるように
なってきている。そして、この様な問題点を解決するた
めに、近年、感光体に保護カバーを用いた種々の方法が
提案されてきた。
（サービスマン）が行っていたが、近年は電子写真装置
の普及に伴に、一般の利用者にも電子写真複写装置の感
光体の交換作業が、簡易に行えることが望まれるように
なってきている。そして、この様な問題点を解決するた
めに、近年、感光体に保護カバーを用いた種々の方法が
提案されてきた。
しかしながら、従来の種々の方法では保護カバーと電子
写真感光体表面と摩擦しあい、スジ、黒点、白ヌケ、ム
ラ等の異常画像が発生するという欠点を有し、更にブレ
ードクリーニング装置が設けられた電子写真複写装置を
使用する場合には、感光体表面にトナー等の潤滑剤がな
いため、ブレードが反転し、クリーニング不良になると
いう欠点も出てきた。
写真感光体表面と摩擦しあい、スジ、黒点、白ヌケ、ム
ラ等の異常画像が発生するという欠点を有し、更にブレ
ードクリーニング装置が設けられた電子写真複写装置を
使用する場合には、感光体表面にトナー等の潤滑剤がな
いため、ブレードが反転し、クリーニング不良になると
いう欠点も出てきた。
本発明は前記問題点を解決すべく、電子写真感光体を梱
包する材料に潤滑剤を付することを特徴とする。
包する材料に潤滑剤を付することを特徴とする。
以下、図面に基づいて本発明に係る電子写真感光体用梱
包材の実施例を具体的かつ詳細に説明する。
包材の実施例を具体的かつ詳細に説明する。
第１図は本発明に係る電子写真感光体用梱包材の断面図
であり、第２図はその平面図である。図に示す如く、潤
滑剤付梱包材２は、材料が紙、ポチエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ナイロン等の可撓性プラスチッ
クフイルムで構成された厚みの薄い四角形の形状を有す
る基本梱包材４の片面に、粉末状の形態を有する固体潤
滑剤６が付着されて構成されている。該固体潤滑剤６の
材料としては例えば、テフロン粒子、ポリフッ化ビニリ
デン粒子などで、より広範囲にはシリコーン系、モリブ
デン系フッ素系等の固体潤滑剤６なら適宜使用できる。
また、本実施例の潤滑剤は粉末としたが本発明はこれに
限ることはなく、液体の潤滑剤も適宜使用して良い。
であり、第２図はその平面図である。図に示す如く、潤
滑剤付梱包材２は、材料が紙、ポチエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ナイロン等の可撓性プラスチッ
クフイルムで構成された厚みの薄い四角形の形状を有す
る基本梱包材４の片面に、粉末状の形態を有する固体潤
滑剤６が付着されて構成されている。該固体潤滑剤６の
材料としては例えば、テフロン粒子、ポリフッ化ビニリ
デン粒子などで、より広範囲にはシリコーン系、モリブ
デン系フッ素系等の固体潤滑剤６なら適宜使用できる。
また、本実施例の潤滑剤は粉末としたが本発明はこれに
限ることはなく、液体の潤滑剤も適宜使用して良い。
第３図は固体潤滑剤を基本梱包剤に付着させる方法を示
す断面図である。図に示す様に、基本梱包材４の片側の
面に粉末状の固体潤滑剤６面全体に均一になる様に塗布
し、加圧ローラ８等により固体潤滑剤６を基本梱包材４
の片側の面に付着することにより、潤滑剤付梱包材２を
作成する。
す断面図である。図に示す様に、基本梱包材４の片側の
面に粉末状の固体潤滑剤６面全体に均一になる様に塗布
し、加圧ローラ８等により固体潤滑剤６を基本梱包材４
の片側の面に付着することにより、潤滑剤付梱包材２を
作成する。
第４図は本発明に係る潤滑剤付梱包材で電子写真感光体
を梱包した場合の断面図である。図に示す様に、電子写
真感光体１０は潤滑剤付梱包材２によりその潤滑剤が付
着してある表面に接して梱包されている。更に、該潤滑
剤付梱包材２を取り外して、電子写真感光体１０の複写
機本体（図示せず）に取り付けた場合、電子写真感光体
１０表面に潤滑剤付梱包材２の固体潤滑剤６が付着して
ある為に、その後の使用においてブレード（図示せず）
の反転を防ぐことが出来る。なお、電子写真感光体１０
の使用中に、シリコーン系、モリブデン系およびフッソ
系から選ばれる粉末状の固体潤滑剤６はブレード等によ
って徐々にかき取られるため固体潤滑剤による潤滑効果
は減少して行くが、逆にトナーがブレードや感光体に徐
々に付着するためトナーによる潤滑効果が増大する他、
トナーが感光体表面を徐々に粗面化するため感光体−ブ
レード間摩擦が減少し、ブレードの反転は引き続き防止
される。
を梱包した場合の断面図である。図に示す様に、電子写
真感光体１０は潤滑剤付梱包材２によりその潤滑剤が付
着してある表面に接して梱包されている。更に、該潤滑
剤付梱包材２を取り外して、電子写真感光体１０の複写
機本体（図示せず）に取り付けた場合、電子写真感光体
１０表面に潤滑剤付梱包材２の固体潤滑剤６が付着して
ある為に、その後の使用においてブレード（図示せず）
の反転を防ぐことが出来る。なお、電子写真感光体１０
の使用中に、シリコーン系、モリブデン系およびフッソ
系から選ばれる粉末状の固体潤滑剤６はブレード等によ
って徐々にかき取られるため固体潤滑剤による潤滑効果
は減少して行くが、逆にトナーがブレードや感光体に徐
々に付着するためトナーによる潤滑効果が増大する他、
トナーが感光体表面を徐々に粗面化するため感光体−ブ
レード間摩擦が減少し、ブレードの反転は引き続き防止
される。
以下、本発明に係る潤滑剤付梱包材で電子写真感光体を
梱包した場合と、従来の潤滑剤を有しない梱包材で電子
写真感光体を梱包した場合とを比較した実施例を説明す
る。
梱包した場合と、従来の潤滑剤を有しない梱包材で電子
写真感光体を梱包した場合とを比較した実施例を説明す
る。
第１表は従来の梱包材と本発明に係る梱包材とで梱包さ
れた電子写真感光体を、それぞれ感光体１０本につい
て、複写機本体への取り付けテストを行ない、その後に
感光体１本について５００枚連続でコピーをして、クリ
ーニング不良の発生の有無を調べた結果を表にしたもの
である。
れた電子写真感光体を、それぞれ感光体１０本につい
て、複写機本体への取り付けテストを行ない、その後に
感光体１本について５００枚連続でコピーをして、クリ
ーニング不良の発生の有無を調べた結果を表にしたもの
である。
従来の梱包材に梱包された感光体は１０本中４本につい
て、クリーニング不良が発生したしたのに比べて、本発
明による梱包材で梱包された感光体は全くクリーニング
不良を発生しなかった。
て、クリーニング不良が発生したしたのに比べて、本発
明による梱包材で梱包された感光体は全くクリーニング
不良を発生しなかった。
又、第２表は新品（トナー等の潤滑剤などが未付着）の
ブレードが感光体をクリーニングするときの、ブレード
の反転した回数を従来の梱包材で梱包された感光体と、
本発明に係る梱包材で梱包された感光体とで各１０本に
ついてテストし、比較した結果を表にしたものである。
ブレードが感光体をクリーニングするときの、ブレード
の反転した回数を従来の梱包材で梱包された感光体と、
本発明に係る梱包材で梱包された感光体とで各１０本に
ついてテストし、比較した結果を表にしたものである。
表に示す様に、従来においては潤滑効果がないために９
本について、ブレードが反転し、正常なコピーが出来な
くなったのでに比べて、本発明は１本もブレードが反転
せずに、その後も良好な画像を得ることが出来た。
本について、ブレードが反転し、正常なコピーが出来な
くなったのでに比べて、本発明は１本もブレードが反転
せずに、その後も良好な画像を得ることが出来た。
又、第３表は感光体取付後のキズによる異常画像につい
て、従来の場合と本発明の場合とをそれぞれ各１００本
について調べた結果を表にしたものである。
て、従来の場合と本発明の場合とをそれぞれ各１００本
について調べた結果を表にしたものである。
ここで、従来例は取り付け前にブレードに潤滑剤を塗
り、正常なクリーニングを行なえる様にした。各１００
本の結果は表に示す如く、従来が１００本中１１本、本
発明が１００本中２本、それぞれキズによる異常画像が
発生した。この結果から、本発明に係る梱包材がキズに
対しても有効であることを示している。
り、正常なクリーニングを行なえる様にした。各１００
本の結果は表に示す如く、従来が１００本中１１本、本
発明が１００本中２本、それぞれキズによる異常画像が
発生した。この結果から、本発明に係る梱包材がキズに
対しても有効であることを示している。
〔発明の効果〕 以上詳細かつ具体的に説明した如く、本発明の潤滑剤を
有する梱包材を用いれば、サービスマンが電子写真感光
体の取り付け時及び交換時に潤滑剤を使用する必要がな
く、一般のユーザーでも潤滑剤等を使用しないで、簡易
に電子写真感光体を電子写真複写装置に取り付け、又は
交換することが可能となり、又取り付け及び交換までの
キズに対しても有効であり、電子写真感光体出荷時の良
好な画像形成性能を維持出来る。
有する梱包材を用いれば、サービスマンが電子写真感光
体の取り付け時及び交換時に潤滑剤を使用する必要がな
く、一般のユーザーでも潤滑剤等を使用しないで、簡易
に電子写真感光体を電子写真複写装置に取り付け、又は
交換することが可能となり、又取り付け及び交換までの
キズに対しても有効であり、電子写真感光体出荷時の良
好な画像形成性能を維持出来る。
第１図は本発明に係る電子写真感光体用梱包材の断面
図、第２図はその平面図、第３図は固体潤滑材を基本梱
包剤に付着させる方法を示す断面図、第４図は本発明に
係る梱包材で電子写真感光体を梱包した場合の断面図で
ある。 ２……潤滑剤付梱包材、４……基本梱包材、６……固体
潤滑剤、１０……電子写真感光体。
図、第２図はその平面図、第３図は固体潤滑材を基本梱
包剤に付着させる方法を示す断面図、第４図は本発明に
係る梱包材で電子写真感光体を梱包した場合の断面図で
ある。 ２……潤滑剤付梱包材、４……基本梱包材、６……固体
潤滑剤、１０……電子写真感光体。
Claims (2)
- 【請求項１】電子写真感光体をシート体で梱包したと
き、電子写真感光体表面にシリコーン系、モリブデン系
およびフッソ系から選ばれる粉末状の固体潤滑剤が付着
するように、該潤滑剤を該シート体表面に付着させてな
ることを特徴とする、電子写真感光体用梱包材。 - 【請求項２】シート体で梱包された電子写真感光体にお
いて、電子写真感光体表面に付着したシリコーン系、モ
リブデン系およびフッソ系から選ばれる粉末状の固体潤
滑剤を有することを特徴とする、シート体で梱包させた
電子写真感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26641384A JPH0633112B2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 電子写真感光体用梱包材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26641384A JPH0633112B2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 電子写真感光体用梱包材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61152581A JPS61152581A (ja) | 1986-07-11 |
| JPH0633112B2 true JPH0633112B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=17430586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26641384A Expired - Lifetime JPH0633112B2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 電子写真感光体用梱包材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633112B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011203713A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-10-13 | Ricoh Co Ltd | 保護シート、感光体の保管方法及び画像形成方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0272487U (ja) * | 1988-11-19 | 1990-06-01 |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP26641384A patent/JPH0633112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011203713A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-10-13 | Ricoh Co Ltd | 保護シート、感光体の保管方法及び画像形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61152581A (ja) | 1986-07-11 |
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