JPH06328504A - 型内被覆方法 - Google Patents
型内被覆方法Info
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- JPH06328504A JPH06328504A JP14535993A JP14535993A JPH06328504A JP H06328504 A JPH06328504 A JP H06328504A JP 14535993 A JP14535993 A JP 14535993A JP 14535993 A JP14535993 A JP 14535993A JP H06328504 A JPH06328504 A JP H06328504A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- mold
- coating agent
- coating
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1679—Making multilayered or multicoloured articles applying surface layers onto injection-moulded substrates inside the mould cavity, e.g. in-mould coating [IMC]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧縮成形、射出成形、射出圧縮成形などの合成
樹脂成形に際して、合成樹脂の成形と同時に、その金型
内で、成形品の表面に被覆剤をコーティングする際、被
覆剤の組成物内の樹脂と顔料分の分離、色ムラ、スジな
どの発生を避けられるようにして、高い品質を確保でき
るようにした型内被覆方法を提供する。 【構成】合成樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆するため
に、合成樹脂成形のための成形型内に、合成樹脂成形
後、上記合成樹脂の表面が、上記被覆剤に対して、その
注入・流動圧力に耐え得る適正硬化または固化の時点
で、上記成形型をそのままの状態に保持しながら、成形
型内表面と上記合成樹脂成形品との境界に上記被覆剤を
注入し、上記被覆剤で、上記合成樹脂成形品の表面を被
覆する工程と、上記被覆剤を硬化させる工程とを有する
型内被覆方法において、被覆剤の注入工程で、所要の注
入速度パターンで、多段の可変速度による注入を実施す
ることを特徴とする。
樹脂成形に際して、合成樹脂の成形と同時に、その金型
内で、成形品の表面に被覆剤をコーティングする際、被
覆剤の組成物内の樹脂と顔料分の分離、色ムラ、スジな
どの発生を避けられるようにして、高い品質を確保でき
るようにした型内被覆方法を提供する。 【構成】合成樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆するため
に、合成樹脂成形のための成形型内に、合成樹脂成形
後、上記合成樹脂の表面が、上記被覆剤に対して、その
注入・流動圧力に耐え得る適正硬化または固化の時点
で、上記成形型をそのままの状態に保持しながら、成形
型内表面と上記合成樹脂成形品との境界に上記被覆剤を
注入し、上記被覆剤で、上記合成樹脂成形品の表面を被
覆する工程と、上記被覆剤を硬化させる工程とを有する
型内被覆方法において、被覆剤の注入工程で、所要の注
入速度パターンで、多段の可変速度による注入を実施す
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、合成樹脂の
圧縮成形、射出成形、射出圧縮成形などの成形に際し、
合成樹脂成形品の表面を、その成形型内で被覆剤により
被覆する型内被覆方法に関する。
圧縮成形、射出成形、射出圧縮成形などの成形に際し、
合成樹脂成形品の表面を、その成形型内で被覆剤により
被覆する型内被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、型内被覆方法は、素材として、
熱硬化性の合成樹脂の成形に広く利用されている。特
に、外観品質に対する要求度の高い自動車産業において
は、その外板(外装パネル)、外装部品などに、「SM
C」と呼ばれる、不飽和ポリエステル樹脂をマトリック
スとするガラス繊維強化プラスチックスを採用する際、
品質向上、塗装工程の短縮を目的として、上記型内被覆
方法が使用されている。
熱硬化性の合成樹脂の成形に広く利用されている。特
に、外観品質に対する要求度の高い自動車産業において
は、その外板(外装パネル)、外装部品などに、「SM
C」と呼ばれる、不飽和ポリエステル樹脂をマトリック
スとするガラス繊維強化プラスチックスを採用する際、
品質向上、塗装工程の短縮を目的として、上記型内被覆
方法が使用されている。
【0003】このような型内被覆方法としては、特許第
1020816号「複合重合体物品の成形法」がある
が、この方法は、一担、成形型の一方を合成樹脂成形品
の表面から分離し、成形型表面と合成樹脂成形品との間
にギャップを与えた後、被覆剤を注入し、再度、成形圧
力を加える方法である。この方法では、ギャップを与え
る工程、再度成形圧力を加える工程などの、工程が加わ
るために、全体として、成形サイクルが遅延する。ま
た、被覆剤をコーティングするために、成形型を開く
と、型の周囲の、所謂、シェアエッジ部に形成された合
成樹脂のバリが、開閉の際に破損し、シール性が不確実
となり、被覆剤の漏れが発生する。この漏れのため、予
定した被覆表面に対する被覆剤の注入が不充分となり、
不良品の発生を招く。また、このように、被覆剤の注入
のため、成形型を一担、開放する方法では、スライドま
たは二次コアの構造を採用することができなくなり、成
形品のデザインに制約が加わる。
1020816号「複合重合体物品の成形法」がある
が、この方法は、一担、成形型の一方を合成樹脂成形品
の表面から分離し、成形型表面と合成樹脂成形品との間
にギャップを与えた後、被覆剤を注入し、再度、成形圧
力を加える方法である。この方法では、ギャップを与え
る工程、再度成形圧力を加える工程などの、工程が加わ
るために、全体として、成形サイクルが遅延する。ま
た、被覆剤をコーティングするために、成形型を開く
と、型の周囲の、所謂、シェアエッジ部に形成された合
成樹脂のバリが、開閉の際に破損し、シール性が不確実
となり、被覆剤の漏れが発生する。この漏れのため、予
定した被覆表面に対する被覆剤の注入が不充分となり、
不良品の発生を招く。また、このように、被覆剤の注入
のため、成形型を一担、開放する方法では、スライドま
たは二次コアの構造を採用することができなくなり、成
形品のデザインに制約が加わる。
【0004】これらの問題点を解決するために、既に、
特公平4−33252号公報には、「サブストレート成
形および被覆方法」が提唱されている。また、この方法
の被覆剤注入装置として、既に、米国モレル社製の「イ
ンモールド・プロセス」が知られており、ここでは、合
成樹脂の成形と同時に、その金型内で、合成樹脂成形品
に型内塗装(インモールド・コーティング)を実施する
のである。
特公平4−33252号公報には、「サブストレート成
形および被覆方法」が提唱されている。また、この方法
の被覆剤注入装置として、既に、米国モレル社製の「イ
ンモールド・プロセス」が知られており、ここでは、合
成樹脂の成形と同時に、その金型内で、合成樹脂成形品
に型内塗装(インモールド・コーティング)を実施する
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、上述の
型開け式の被覆剤注入方式において問題になった欠点は
改善されるが、被覆剤は可なりの圧力で、型表面と成形
品表面との間に隙間を作りながら注入され、流動するの
で、この際に被覆剤に働く剪断力で、被覆剤組成物中の
樹脂と顔料分との分離、色ムラ、スジなどの欠点が生じ
易い。特に、この欠陥は流動端末で生じ易いことが確認
された。
型開け式の被覆剤注入方式において問題になった欠点は
改善されるが、被覆剤は可なりの圧力で、型表面と成形
品表面との間に隙間を作りながら注入され、流動するの
で、この際に被覆剤に働く剪断力で、被覆剤組成物中の
樹脂と顔料分との分離、色ムラ、スジなどの欠点が生じ
易い。特に、この欠陥は流動端末で生じ易いことが確認
された。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、圧縮成形、射出成形、射出圧縮成形などの合成樹脂
成形に際して、合成樹脂の成形と同時に、その金型内
で、成形品の表面に被覆剤をコーティングする際、被覆
剤の組成物内の樹脂と顔料分の分離、色ムラ、スジなど
の発生を避けられるようにして、高い品質を確保できる
ようにした型内被覆方法を提供しようとするものであ
る。
で、圧縮成形、射出成形、射出圧縮成形などの合成樹脂
成形に際して、合成樹脂の成形と同時に、その金型内
で、成形品の表面に被覆剤をコーティングする際、被覆
剤の組成物内の樹脂と顔料分の分離、色ムラ、スジなど
の発生を避けられるようにして、高い品質を確保できる
ようにした型内被覆方法を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、被覆剤の流
動初期から終了までの注入速度に対応して、合成樹脂成
形品表面の被覆剤の状態に変化がある点に着目し、合成
樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆するために、合成樹脂
成形のための成形型内に、合成樹脂成形後、上記合成樹
脂の表面が、上記被覆剤に対して、その注入・流動圧力
に耐え得る適正硬化または固化の時点で、上記成形型を
そのままの状態に保持しながら、成形型内表面と上記合
成樹脂成形品との境界に上記被覆剤を注入し、上記被覆
剤で、上記合成樹脂成形品の表面を被覆する工程と、上
記被覆剤を硬化させる工程とを有する型内被覆方法にお
いて、被覆剤の注入工程で、所要の注入速度パターン
で、多段の可変速度による注入を実施することを特徴と
する。
動初期から終了までの注入速度に対応して、合成樹脂成
形品表面の被覆剤の状態に変化がある点に着目し、合成
樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆するために、合成樹脂
成形のための成形型内に、合成樹脂成形後、上記合成樹
脂の表面が、上記被覆剤に対して、その注入・流動圧力
に耐え得る適正硬化または固化の時点で、上記成形型を
そのままの状態に保持しながら、成形型内表面と上記合
成樹脂成形品との境界に上記被覆剤を注入し、上記被覆
剤で、上記合成樹脂成形品の表面を被覆する工程と、上
記被覆剤を硬化させる工程とを有する型内被覆方法にお
いて、被覆剤の注入工程で、所要の注入速度パターン
で、多段の可変速度による注入を実施することを特徴と
する。
【0008】
【作用】これにより、樹脂の成形後、型内に被覆剤を充
填する際、キャビティの形状、大きさなどに応じた、適
正注入速度を保持しながら、被覆剤を合成樹脂成形品表
面に被覆するのである。
填する際、キャビティの形状、大きさなどに応じた、適
正注入速度を保持しながら、被覆剤を合成樹脂成形品表
面に被覆するのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の型内被覆方法を実施するため
の射出成形機の構成およびその成形用型の一実施例を、
図面を参照して、具体的に説明する。図において、符号
1および2は、成形機の左・右(上・下でもよい)の型
押し部材(プレスラム)であり、それぞれ、互いに対向
する成形用型部材3および4を備えている。なお、この
実施例では、型押し部材1は固定され、型押し部材2が
進退動作される構成になっている。そして、両型部材3
および4の嵌合個所には、射出成形法(あるいは、圧縮
成形法、射出圧縮成形法など)で、所要形状のキャビテ
ィ5が形成されていて、この中に溶融もしくは軟化状態
の合成樹脂を充填し、硬化するのである。溶融合成樹脂
を充填する場合、上記キャビティ5には、スクリューを
有する射出シリンダ6から、ノズル7およびスプール8
を介して、溶融合成樹脂が注入できるようになってい
る。なお、図中、符号9は離型時のエジェクタピンであ
る。
の射出成形機の構成およびその成形用型の一実施例を、
図面を参照して、具体的に説明する。図において、符号
1および2は、成形機の左・右(上・下でもよい)の型
押し部材(プレスラム)であり、それぞれ、互いに対向
する成形用型部材3および4を備えている。なお、この
実施例では、型押し部材1は固定され、型押し部材2が
進退動作される構成になっている。そして、両型部材3
および4の嵌合個所には、射出成形法(あるいは、圧縮
成形法、射出圧縮成形法など)で、所要形状のキャビテ
ィ5が形成されていて、この中に溶融もしくは軟化状態
の合成樹脂を充填し、硬化するのである。溶融合成樹脂
を充填する場合、上記キャビティ5には、スクリューを
有する射出シリンダ6から、ノズル7およびスプール8
を介して、溶融合成樹脂が注入できるようになってい
る。なお、図中、符号9は離型時のエジェクタピンであ
る。
【0010】一方、図1に示す実施例での被覆剤の注入
手段としては、シャット・オフ・ピン11Aを備えたイ
ンジェクタ11、上記インジェクタ11に所定量の被覆
剤を供給する被覆剤計量シリンダ12、および、被覆剤
をその貯蔵部13から上記計量シリンダ12に供給する
ための供給ポンプ14が装備されている。なお、上記計
量シリンダ12には被覆剤注入用のプランジャー・レギ
ュレータ12Aが備えられている。
手段としては、シャット・オフ・ピン11Aを備えたイ
ンジェクタ11、上記インジェクタ11に所定量の被覆
剤を供給する被覆剤計量シリンダ12、および、被覆剤
をその貯蔵部13から上記計量シリンダ12に供給する
ための供給ポンプ14が装備されている。なお、上記計
量シリンダ12には被覆剤注入用のプランジャー・レギ
ュレータ12Aが備えられている。
【0011】なお、上記プランジャー・レギュレータ1
2Aは、注入直前のキャビティ5内の圧力を可なり越え
る作動圧力が必要であり、例えば、この実施例では、5
00kgf/cm2 程度の作動圧力で駆動されることが
望ましい。
2Aは、注入直前のキャビティ5内の圧力を可なり越え
る作動圧力が必要であり、例えば、この実施例では、5
00kgf/cm2 程度の作動圧力で駆動されることが
望ましい。
【0012】しかして、成形に際しては、先ず、型押し
部材2を動作して、金型(成形用型部材3および4)を
閉じ、型締め圧を付加する。この型締め圧は、合成樹脂
材料の射出圧力に対抗できる必要がある。この過程で、
供給ポンプ14が作動し、計量シリンダ12に必要な量
の被覆剤を供給する。この時、プランジャー・レギュレ
ータ12Aの作動圧力は解除されていて、上記供給ポン
プ14の作動圧力で、計量シリンダ12内には被覆剤が
充填される。
部材2を動作して、金型(成形用型部材3および4)を
閉じ、型締め圧を付加する。この型締め圧は、合成樹脂
材料の射出圧力に対抗できる必要がある。この過程で、
供給ポンプ14が作動し、計量シリンダ12に必要な量
の被覆剤を供給する。この時、プランジャー・レギュレ
ータ12Aの作動圧力は解除されていて、上記供給ポン
プ14の作動圧力で、計量シリンダ12内には被覆剤が
充填される。
【0013】次いで、射出シリンダ6から、可塑化され
た合成樹脂材料がノズル7を経由してキャビティ5内に
射出される。上記合成樹脂材料が金型内で適正な(被覆
剤の注入、流動圧力に耐える程度に)硬化あるいは固化
した段階で、インジェクタ11は、そのシャット・オフ
・ピン11Aを動作し、その注入口を開放して、被覆剤
の注入圧力により、キャビティ5の内壁と合成樹脂成形
品表面との間に隙間を生じさせながら、その隙間に被覆
剤を充填させる。このようにして、成形品表面に対す
る、型内での被覆を達成するのである。
た合成樹脂材料がノズル7を経由してキャビティ5内に
射出される。上記合成樹脂材料が金型内で適正な(被覆
剤の注入、流動圧力に耐える程度に)硬化あるいは固化
した段階で、インジェクタ11は、そのシャット・オフ
・ピン11Aを動作し、その注入口を開放して、被覆剤
の注入圧力により、キャビティ5の内壁と合成樹脂成形
品表面との間に隙間を生じさせながら、その隙間に被覆
剤を充填させる。このようにして、成形品表面に対す
る、型内での被覆を達成するのである。
【0014】この場合、本発明では、プランジャー・レ
ギュレータ12Aの動作速度を適当な制御系で制御する
ことにより、例えば、図2に示すような3段階の注入速
度で被覆剤の注入を行なうのである。この適正注入速度
は、キャビティ5の大きさ、形状などの条件で、設定さ
れる。例えば、初期段階〓の注入速度を1とした場合
に、中間段階〓の注入速度は1.5〜6程度、最終段階
〓の注入速度は0.1〜1程度に設定するのが好まし
い。また、塗料などの被覆剤のゲル化速度を考慮に入れ
ると、全体の注入時間は、15秒以内、好ましくは、1
0秒以内が、被覆の高品質維持の点から適当である。ま
た、被覆剤注入速度の絶対値の設定は、被覆剤注入時の
金型にかかる圧力(プレス圧力)、成形品自体の硬化度
合、材質などで選択される。
ギュレータ12Aの動作速度を適当な制御系で制御する
ことにより、例えば、図2に示すような3段階の注入速
度で被覆剤の注入を行なうのである。この適正注入速度
は、キャビティ5の大きさ、形状などの条件で、設定さ
れる。例えば、初期段階〓の注入速度を1とした場合
に、中間段階〓の注入速度は1.5〜6程度、最終段階
〓の注入速度は0.1〜1程度に設定するのが好まし
い。また、塗料などの被覆剤のゲル化速度を考慮に入れ
ると、全体の注入時間は、15秒以内、好ましくは、1
0秒以内が、被覆の高品質維持の点から適当である。ま
た、被覆剤注入速度の絶対値の設定は、被覆剤注入時の
金型にかかる圧力(プレス圧力)、成形品自体の硬化度
合、材質などで選択される。
【0015】図3には、被覆剤注入手段としての、上記
プランジャー・レギュレータ12Aおよびシャット・オ
フ・ピン11Aを制御する制御油圧回路の一例が示され
ている。ここでは、油圧ポンプ16が圧力調整バルブ1
7およびソレノイドバルブ20を介してインジェクタ1
1の油圧制御シリンダ11Bの第1室111および第2
室112に接続されている。また、上記油圧ポンプ16
は圧力調整バルブ21およびソレノイドバルブ24を介
して、上記レギュレータ12Aの油圧シリンダ12Bの
第1室121および第2室122に接続されている。
プランジャー・レギュレータ12Aおよびシャット・オ
フ・ピン11Aを制御する制御油圧回路の一例が示され
ている。ここでは、油圧ポンプ16が圧力調整バルブ1
7およびソレノイドバルブ20を介してインジェクタ1
1の油圧制御シリンダ11Bの第1室111および第2
室112に接続されている。また、上記油圧ポンプ16
は圧力調整バルブ21およびソレノイドバルブ24を介
して、上記レギュレータ12Aの油圧シリンダ12Bの
第1室121および第2室122に接続されている。
【0016】また、上記レギュレータ12Aに対応し
て、そのプランジャー・ロッド12Cの動作を検出する
位置センサ25が備えられており、上記位置センサ25
の検出信号はアンプ27を介してプログラム・コントロ
ーラ28に供給される。その結果、上記プログラム・コ
ントローラ28からは、アンプ26を介して電磁フロー
ト・コントロールバルブ23に制御信号が送られ、これ
によって、キャビティ5に対する被覆剤の注入速度が制
御調整される。
て、そのプランジャー・ロッド12Cの動作を検出する
位置センサ25が備えられており、上記位置センサ25
の検出信号はアンプ27を介してプログラム・コントロ
ーラ28に供給される。その結果、上記プログラム・コ
ントローラ28からは、アンプ26を介して電磁フロー
ト・コントロールバルブ23に制御信号が送られ、これ
によって、キャビティ5に対する被覆剤の注入速度が制
御調整される。
【0017】なお、上記油圧回路には、上記油圧ポンプ
16のデリベリ圧力を調整するための圧力調整バルブ2
9が装備されている。また、図中、符号18および22
は圧力計、19は逆止弁である。
16のデリベリ圧力を調整するための圧力調整バルブ2
9が装備されている。また、図中、符号18および22
は圧力計、19は逆止弁である。
【0018】しかして、上記ソレノイドバルブ20およ
び24の駆動制御、並びに、上記プログラム・コントロ
ーラ28の指令で、油圧回路が制御され、図2に例示す
るような、被覆剤の多段階の注入速度制御がなされる。
び24の駆動制御、並びに、上記プログラム・コントロ
ーラ28の指令で、油圧回路が制御され、図2に例示す
るような、被覆剤の多段階の注入速度制御がなされる。
【0019】図4および図5は、上記制御系において、
キャビティ5に対する少量の被覆剤注入を高い精度で行
なうための実施態様を示している。ここでは、上述の実
施例において、計量シリンダ12を省略し、直接、イン
ジェクタ11に対応して、位置センサ31を装備してお
り、この位置センサ31からの情報で注入速度の制御を
行なうのである。即ち、射出シリンダ6から、可塑化さ
れた合成樹脂材料がノズル7を経由してキャビティ5内
に射出された後、上記合成樹脂材料が金型内で適正な
(被覆剤の注入、流動圧力に耐える程度に)硬化(ある
いは固化)した段階で、インジェクタ11が、そのシャ
ット・オフ・ピン11Aを動作し、その注入口を開放す
ると共に、その供給シリンダ部11Cに必要量の被覆剤
を受け入れる。そして、上記位置センサ31で所定量の
被覆剤を受け入れたことが確認された段階で、インジェ
クタ11の油圧制御シリンダ11Bへの油圧供給制御を
行ない、シャット・オフ・ピン11Aを動作して、被覆
剤をキャビティ5に向けて注入する。そして、この時の
注入圧力により、キャビティ5の内壁と合成樹脂成形品
表面との間に隙間を生じさせながら、その隙間に被覆剤
を充填させる。
キャビティ5に対する少量の被覆剤注入を高い精度で行
なうための実施態様を示している。ここでは、上述の実
施例において、計量シリンダ12を省略し、直接、イン
ジェクタ11に対応して、位置センサ31を装備してお
り、この位置センサ31からの情報で注入速度の制御を
行なうのである。即ち、射出シリンダ6から、可塑化さ
れた合成樹脂材料がノズル7を経由してキャビティ5内
に射出された後、上記合成樹脂材料が金型内で適正な
(被覆剤の注入、流動圧力に耐える程度に)硬化(ある
いは固化)した段階で、インジェクタ11が、そのシャ
ット・オフ・ピン11Aを動作し、その注入口を開放す
ると共に、その供給シリンダ部11Cに必要量の被覆剤
を受け入れる。そして、上記位置センサ31で所定量の
被覆剤を受け入れたことが確認された段階で、インジェ
クタ11の油圧制御シリンダ11Bへの油圧供給制御を
行ない、シャット・オフ・ピン11Aを動作して、被覆
剤をキャビティ5に向けて注入する。そして、この時の
注入圧力により、キャビティ5の内壁と合成樹脂成形品
表面との間に隙間を生じさせながら、その隙間に被覆剤
を充填させる。
【0020】上述の各実施例において重要なことは、被
覆剤の注入速度を多段階に制御することで、これが、被
覆剤の組成物内の樹脂と顔料分の分離、色ムラ、スジな
どの発生を避け、高い品質を確保する条件となる。この
点を、以下の実施態様で具体的に説明する。
覆剤の注入速度を多段階に制御することで、これが、被
覆剤の組成物内の樹脂と顔料分の分離、色ムラ、スジな
どの発生を避け、高い品質を確保する条件となる。この
点を、以下の実施態様で具体的に説明する。
【0021】[実施態様−1](圧縮成形法) 長さ450mm、幅300mm,深さ40mmの皿など
の、長円形状の合成樹脂成形品を得るためのキャビティ
を有する金型で、成形品に対する型内被覆を実施する場
合に、上記金型温度を上型3を155℃、下型4を14
5℃に設定して、先ず、不飽和ポリエステル樹脂をマト
リックスとする熱硬化性ガラス繊維強化プラスチックス
(所謂、SMC)を金型内にセットし、成形圧力を80
kgf/cm2 、成形時間60秒の条件で成形した。
の、長円形状の合成樹脂成形品を得るためのキャビティ
を有する金型で、成形品に対する型内被覆を実施する場
合に、上記金型温度を上型3を155℃、下型4を14
5℃に設定して、先ず、不飽和ポリエステル樹脂をマト
リックスとする熱硬化性ガラス繊維強化プラスチックス
(所謂、SMC)を金型内にセットし、成形圧力を80
kgf/cm2 、成形時間60秒の条件で成形した。
【0022】次いで、成形圧力(キャビティ内の圧力)
を20kgf/cm2 に減圧した後、ウレタンアクリエ
ートオリゴマーとエポシキアクリレートオリゴマーとを
主成分とする型内被覆剤(表1参照)12cm3 を注入
した。この時の注入速度制御は初期の3cm3 を6.8
cm3 /secで、更に、次の6cm3 を13.6cm
3 /secで、残りの3cm3 を2.7cm3 /sec
で、3段階に分けて行なった。この時、注入に要した時
間は約2秒である。そして、注入完了後、再度60kg
f/cm2 に加圧し、80秒間、保持した。このように
して、成形および被覆を型内で行なった成果は良好で、
顔料分の分離、色ムラ、スジなどを発生しなかった。
を20kgf/cm2 に減圧した後、ウレタンアクリエ
ートオリゴマーとエポシキアクリレートオリゴマーとを
主成分とする型内被覆剤(表1参照)12cm3 を注入
した。この時の注入速度制御は初期の3cm3 を6.8
cm3 /secで、更に、次の6cm3 を13.6cm
3 /secで、残りの3cm3 を2.7cm3 /sec
で、3段階に分けて行なった。この時、注入に要した時
間は約2秒である。そして、注入完了後、再度60kg
f/cm2 に加圧し、80秒間、保持した。このように
して、成形および被覆を型内で行なった成果は良好で、
顔料分の分離、色ムラ、スジなどを発生しなかった。
【0023】
【表1】 因に、上記実施態様と同じ条件で、被覆剤の注入速度の
みを、全注入過程で、13.6cm3 /secとした
(比較例)場合、成形された合成樹脂成形品の被覆層の
表面には、顔料分の分離、色ムラ、スジなどが認められ
た。これは、既に本発明者によって経験しているよう
に、被覆剤の注入の際に(特に、最終段階において)、
被覆剤に働く剪断力が、顔料分の分離が起こる限界を越
えて、影響したためである。
みを、全注入過程で、13.6cm3 /secとした
(比較例)場合、成形された合成樹脂成形品の被覆層の
表面には、顔料分の分離、色ムラ、スジなどが認められ
た。これは、既に本発明者によって経験しているよう
に、被覆剤の注入の際に(特に、最終段階において)、
被覆剤に働く剪断力が、顔料分の分離が起こる限界を越
えて、影響したためである。
【0024】[実施態様−2](圧縮成形法) 長さ1,000mm、幅1,400mmの、平板形状の
合成樹脂成形品を得るためのキャビティを有する金型
で、成形品に対する型内被覆を実施する場合に、上記金
型温度を上型3を150℃、下型4を140℃に設定し
て、先ず、不飽和ポリエステル樹脂をマトリックスとす
る熱硬化性ガラス繊維強化プラスチックス(所謂、SM
C)を金型内にセットし、成形圧力を100kgf/c
m2 、成形時間60秒の条件で成形した。
合成樹脂成形品を得るためのキャビティを有する金型
で、成形品に対する型内被覆を実施する場合に、上記金
型温度を上型3を150℃、下型4を140℃に設定し
て、先ず、不飽和ポリエステル樹脂をマトリックスとす
る熱硬化性ガラス繊維強化プラスチックス(所謂、SM
C)を金型内にセットし、成形圧力を100kgf/c
m2 、成形時間60秒の条件で成形した。
【0025】次いで、成形圧力(キャビティ内の圧力)
を10kgf/cm2 に減圧した後、ウレタンアクリレ
ートオリゴマーとエポシキアクリレートオリゴマーとを
主成分とする型内被覆剤A(表2参照)を計量シリンダ
12(377cm3 計量可能)に受け、210cm3 を
計量した。この時の計量シリンダ12の計量ストローク
は85mmである。そして、キャビティ5への注入速度
制御は、初期の計量ストローク12mmを8mm/se
cで、更に、次の計量ストローク73mmを20mm/
secで、残りの計量ストロークを4mm/secで、
3段階に分けて行なった。この時、注入に要した時間は
約7.6秒である。そして、注入完了後、再度60kg
f/cm2 に加圧し、80秒間、保持し、硬化(あるい
は固化)した。このようにして、成形および被覆を型内
で行なった成果は良好で、顔料分の分離、色ムラ、スジ
などを発生しなかった。
を10kgf/cm2 に減圧した後、ウレタンアクリレ
ートオリゴマーとエポシキアクリレートオリゴマーとを
主成分とする型内被覆剤A(表2参照)を計量シリンダ
12(377cm3 計量可能)に受け、210cm3 を
計量した。この時の計量シリンダ12の計量ストローク
は85mmである。そして、キャビティ5への注入速度
制御は、初期の計量ストローク12mmを8mm/se
cで、更に、次の計量ストローク73mmを20mm/
secで、残りの計量ストロークを4mm/secで、
3段階に分けて行なった。この時、注入に要した時間は
約7.6秒である。そして、注入完了後、再度60kg
f/cm2 に加圧し、80秒間、保持し、硬化(あるい
は固化)した。このようにして、成形および被覆を型内
で行なった成果は良好で、顔料分の分離、色ムラ、スジ
などを発生しなかった。
【0026】
【表2】 [実施態様−3](射出成形法) 長さ200mm、幅100mmの、ペン皿形状の合成樹
脂成形品を得るためのキャビティを有する金型で、成形
品に対する型内被覆を実施する場合に、上記金型温度を
型部材3を130℃、型部材4を135℃に設定して、
先ず、ポリアミド樹脂を射出シリンダー6内に充填し、
250〜280℃に加熱溶融し、300トンの型締め圧
力で型締めされた金型内に約4秒かけて射出し、20秒
間、冷却した。
脂成形品を得るためのキャビティを有する金型で、成形
品に対する型内被覆を実施する場合に、上記金型温度を
型部材3を130℃、型部材4を135℃に設定して、
先ず、ポリアミド樹脂を射出シリンダー6内に充填し、
250〜280℃に加熱溶融し、300トンの型締め圧
力で型締めされた金型内に約4秒かけて射出し、20秒
間、冷却した。
【0027】次いで、型締め圧力を5トンに減圧した
後、ウレタンアクリエートオリゴマーとエポシキアクリ
レートオリゴマーとを主成分とする型内被覆剤B(表2
参照)を計量シリンダ12(20cm3 計量可能)に受
け、5cm3 を計量した。この時の計量シリンダ12の
計量ストロークは37mmである。そして、キャビティ
5への注入速度制御は、初期計量ストローク10mmを
5mm/secで、次の計量ストローク30mmを10
mm/secで、残りの計量ストロークを3mm/se
cで、3段階に分けて行なった。この時、注入に要した
時間は約6.3秒である。そして、注入完了後、再度1
0トンに加圧して、60秒間、保持し、硬化した。この
ようにして、成形および被覆を型内で行なった成果は良
好で、顔料分の分離、色ムラ、スジなどを発生しなかっ
た。
後、ウレタンアクリエートオリゴマーとエポシキアクリ
レートオリゴマーとを主成分とする型内被覆剤B(表2
参照)を計量シリンダ12(20cm3 計量可能)に受
け、5cm3 を計量した。この時の計量シリンダ12の
計量ストロークは37mmである。そして、キャビティ
5への注入速度制御は、初期計量ストローク10mmを
5mm/secで、次の計量ストローク30mmを10
mm/secで、残りの計量ストロークを3mm/se
cで、3段階に分けて行なった。この時、注入に要した
時間は約6.3秒である。そして、注入完了後、再度1
0トンに加圧して、60秒間、保持し、硬化した。この
ようにして、成形および被覆を型内で行なった成果は良
好で、顔料分の分離、色ムラ、スジなどを発生しなかっ
た。
【0028】なお、上記各実施態様でも理解されるよう
に、本発明において、多段に分けられた注入速度の制御
は、キャビティの大きさ、形状などの条件に対応して、
適宜設定されることは勿論である。
に、本発明において、多段に分けられた注入速度の制御
は、キャビティの大きさ、形状などの条件に対応して、
適宜設定されることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、合
成樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆するために、合成樹
脂成形のための成形型内に、合成樹脂成形後、上記合成
樹脂の表面が、上記被覆剤に対して、その注入・流動圧
力に耐え得る適正硬化または固化の時点で、上記成形型
をそのままの状態に保持しながら、成形型内表面と上記
合成樹脂成形品との境界に上記被覆剤を注入し、上記被
覆剤で、上記合成樹脂成形品の表面を被覆する工程と、
上記被覆剤を硬化させる工程とを有する型内被覆方法に
おいて、被覆剤の注入工程で、所要の注入速度パターン
で、多段の可変速度による注入を実施するので、樹脂の
成形後、型内に被覆剤を充填する際、キャビティの形
状、大きさなどに応じた、適正注入速度を保持しなが
ら、被覆剤を合成樹脂成形品表面に被覆することがで
き、成形サイクルを遅延することなく、また、成形型の
構造などに設計上の制約を課することなく、型内被覆
が、高い品質の下で、実現できる。
成樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆するために、合成樹
脂成形のための成形型内に、合成樹脂成形後、上記合成
樹脂の表面が、上記被覆剤に対して、その注入・流動圧
力に耐え得る適正硬化または固化の時点で、上記成形型
をそのままの状態に保持しながら、成形型内表面と上記
合成樹脂成形品との境界に上記被覆剤を注入し、上記被
覆剤で、上記合成樹脂成形品の表面を被覆する工程と、
上記被覆剤を硬化させる工程とを有する型内被覆方法に
おいて、被覆剤の注入工程で、所要の注入速度パターン
で、多段の可変速度による注入を実施するので、樹脂の
成形後、型内に被覆剤を充填する際、キャビティの形
状、大きさなどに応じた、適正注入速度を保持しなが
ら、被覆剤を合成樹脂成形品表面に被覆することがで
き、成形サイクルを遅延することなく、また、成形型の
構造などに設計上の制約を課することなく、型内被覆
が、高い品質の下で、実現できる。
【図1】本発明の方法を実現するための成形用型の一実
施例を示す模式的な断面図である。
施例を示す模式的な断面図である。
【図2】上記実施例での被覆剤注入速度制御を示すグラ
フである。
フである。
【図3】上記被覆剤注入速度制御の油圧制御回路を示す
回路図である。
回路図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す模式図である。
【図5】同じく、被覆剤注入直前の状態を示す模式図で
ある。
ある。
1、2 型押し部材 3、4 型部材 5 キャビティ 6 射出シリンダ 7 ノズル 8 スプール 9 エジェクタ 11 インジェクタ 12 計量シリンダ 12A プランジャー・レギュレータ 13 貯蔵部 14 供給ポンプ 16 油圧ポンプ 17、21、29 圧力調整バルブ 20、24 ソレノイドバルブ 23 電磁フロー・コントロールバルブ 25 位置センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂成形品の表面に被覆剤を被覆す
るために、合成樹脂成形のための成形型内に、合成樹脂
成形後、上記合成樹脂の表面が、上記被覆剤に対して、
その注入・流動圧力に耐え得る適正硬化または固化の時
点で、上記成形型をそのままの状態に保持しながら、成
形型内表面と上記合成樹脂成形品との境界に上記被覆剤
を注入し、上記被覆剤で、上記合成樹脂成形品の表面を
被覆する工程と、上記被覆剤を硬化させる工程とを有す
る型内被覆方法において、 被覆剤の注入工程で、所要の注入速度パターンで、多段
の可変速度による注入を実施することを特徴とする型内
被覆方法。 - 【請求項2】 上記合成樹脂は熱可塑性樹脂であること
を特徴とする請求項1に記載の型内被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14535993A JPH06328504A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 型内被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14535993A JPH06328504A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 型内被覆方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328504A true JPH06328504A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15383379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14535993A Pending JPH06328504A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 型内被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328504A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004041503A1 (en) * | 2002-10-31 | 2004-05-21 | Omnova Solutions Inc. | Dispense and control apparatus and method for coating an injection molded article |
WO2004041502A1 (en) * | 2002-10-31 | 2004-05-21 | Omnova Solutions Inc. | Method and apparatus for metering and controlling dispense rate |
US6884056B2 (en) | 2002-04-03 | 2005-04-26 | Omnova Solutions Inc. | Mold runner for prevention of in-mold coating flow |
US6887550B2 (en) | 2001-10-22 | 2005-05-03 | Omnova Solutions Inc. | Removable defined flange for in-mold coating containment |
US7045213B2 (en) | 2001-10-22 | 2006-05-16 | Omnova Solutions Inc. | In-mold coating injection inlet flow control |
JP2010228355A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Honda Motor Co Ltd | 型内被覆方法 |
US7832999B2 (en) | 1999-07-27 | 2010-11-16 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold |
CN101890785A (zh) * | 2009-03-23 | 2010-11-24 | 本田技研工业株式会社 | 模内涂覆用模具和模内涂覆方法 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP14535993A patent/JPH06328504A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7832999B2 (en) | 1999-07-27 | 2010-11-16 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold |
US7837918B2 (en) | 1999-07-27 | 2010-11-23 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold |
US6887550B2 (en) | 2001-10-22 | 2005-05-03 | Omnova Solutions Inc. | Removable defined flange for in-mold coating containment |
US7045213B2 (en) | 2001-10-22 | 2006-05-16 | Omnova Solutions Inc. | In-mold coating injection inlet flow control |
US6884056B2 (en) | 2002-04-03 | 2005-04-26 | Omnova Solutions Inc. | Mold runner for prevention of in-mold coating flow |
WO2004041503A1 (en) * | 2002-10-31 | 2004-05-21 | Omnova Solutions Inc. | Dispense and control apparatus and method for coating an injection molded article |
WO2004041502A1 (en) * | 2002-10-31 | 2004-05-21 | Omnova Solutions Inc. | Method and apparatus for metering and controlling dispense rate |
CN101890785A (zh) * | 2009-03-23 | 2010-11-24 | 本田技研工业株式会社 | 模内涂覆用模具和模内涂覆方法 |
JP2010228355A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Honda Motor Co Ltd | 型内被覆方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020514 |