JPH06325496A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JPH06325496A
JPH06325496A JP11586893A JP11586893A JPH06325496A JP H06325496 A JPH06325496 A JP H06325496A JP 11586893 A JP11586893 A JP 11586893A JP 11586893 A JP11586893 A JP 11586893A JP H06325496 A JPH06325496 A JP H06325496A
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JP11586893A
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Inventor
Toshio Horiguchi
敏夫 堀口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はセクタ・タイプによらないエラー訂正
符号の情報記録フォーマットを得られるとともに、記録
媒体の使用効率を高めることができる情報記録装置を提
供する。 【構成】ECC符号化回路306により記録データにエ
ラー訂正符号を付加した記録情報をバッファメモリ30
5に記憶し、このバッファメモリ305に記憶された記
録情報をパーソナルコンピュータの記録位置を示すパラ
メータに基づいて1ラインメモリ303に書き込むとと
もに、カウンタ301のクロックに同期して、記録情報
の予め定められた長さの符号語単位のブロックを、所定
の情報単位で記録媒体の記録トラック上に空間的な分離
をもって記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、光ディ
スクや光カードなどの記録媒体に対して情報を記録再生
する情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録装置より情報を記録され
る記録媒体として、磁気ディスクや磁気カードを始めと
して、光ディスク、光磁気ディスク、光カードなどの光
学的記録媒体も実用化されている。
【0003】磁気記録媒体においては、その媒体サイズ
がますます小さくなる傾向にあり、直径2インチ以下の
磁気ディスクも実用になっているが、媒体サイズの小形
化にともない記録密度が高くなると、媒体上の欠陥が無
視できないものとなり、ユーザーの使用するデータ部分
にエラー訂正用の符号を付加することが必須となってい
る。
【0004】一方、光学的記録媒体においては、その記
録密度が磁気記録媒体と比べて極めて高いことから大量
の情報を記録するものに使用されているが、媒体の性質
から媒体上の欠陥をゼロにできないため、この場合も、
ユーザーの使用するデータ部分にエラー訂正用の符号を
付加することが必要になっている。
【0005】ところで、従来の情報記録再生装置より情
報が記録される光学的記録媒体としてライトワンス型の
光カードの場合、記録できるデータサイズを、予め定め
られたサイズの中からユーザーが任意に選択できるよう
にした、いわゆるフリーフォーマットのものが標準にな
りつつある。これは、光カードにおいては、その使用の
態様により記録するデータサイズが小さくてよい場合
と、画像データのように大きなデータサイズを必要とす
る場合があるからで、これには、データのサイズをユー
ザーが選択可能とした方が好都合なためである。
【0006】この場合のデータ記録フォーマットの例と
しては、1セクタ当たりのユーザーバイトが16、3
2、64、128、256、512、1024、134
4バイトの8通りあり、これらのセクタ・タイプを選択
可能にしている。また、これら記録フォーマットにおい
ては、1トラックあたりのセクタ数は、それぞれ16、
12、8、5、3、2、1、1となっている。
【0007】そして、このように構成したデータ部分に
エラー訂正用の符号を付加することになると、生のエラ
ーレートが低くできないことから、エラー訂正符号とし
ては2重訂正または3重訂正リードソロモン積符号が採
用され、それぞれのセクタ・タイプ毎にその符号は異な
るものとなっている。例えば、1024バイトのフォー
マットにおいては(46,40)符号と(32,26)
符号の組み合せが用いられ、64バイトのフォーマット
においては、(20,16)符号と(8,4)符号の組
み合わせが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな記録フォーマットのものによると、それぞれの1ト
ラック当たりの記録容量が異なり、その記録容量は、順
に256、384、512、640、768、102
4、1024、1344バイトとなり、それぞれ異なっ
たものとなる。この原因は、エラー訂正符号としてリー
ド・ソロモン積符号を使用し、訂正後のエラーレートを
どのセクタ・タイプでも同じように低く抑えようとして
いるためで、例えば、16バイトのセクタではユーザー
・データ16バイトに対してエラー訂正符号48バイト
で使用効率が25%であるのに対し、64バイトのセク
タではユーザー・データ64バイトに対してエラー訂正
符号96バイトで使用効率が40%となり、ユーザー用
データの小さいものほど、セクタ内での使用効率が低下
することになる。
【0009】従って、このような記録フォーマットのも
のについて情報記録装置により情報を記録すると、選択
したフォーマットによって1トラックに記録可能な容量
が変ってしまうという問題点がある。また、このように
してフォーマットを選択して使用する場合、1つのトラ
ックをあるタイプのセクタで使用すると、このトラック
については最初に使用したセクタ・タイプでのみ使用可
能で、他のセクタ・タイプの混在は不可能であった。こ
のことは、1トラック内に十分記録可能な量の情報で
も、使用するセクタ・タイプが異なる場合には別のトラ
ックを使用しなければならず、記録媒体の使用効率が低
下することになる。
【0010】また、このような記録フォーマットのもの
では、情報記録装置による記録媒体のトラック方向の速
度変動によりデータの書き潰しなどを未然に防止するた
め、各セクタ間にギャップとプリアンブル及びポストア
ンブルを配置するようにしており、このために記録媒体
の使用効率が低下するうという問題点があった。
【0011】さらに、エラー訂正符号が各セクタ・タイ
プ毎に異なることは、各セクタ・タイプ毎にエラー訂正
能力が異なることにもなり、このため媒体上で同じ大き
さの欠陥や傷であっても、セクタ・タイプによってエラ
ー訂正が不能になる場合とそうでない場合が生じるとい
う問題点もあった。また、セクタ・タイプ毎に異なるエ
ラー訂正符号を採用したものは、それぞれのエラー訂正
符号に対応した処理回路が必要なため、装置のコストア
ップを招く虞もあった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、セクタ・タイプによらないエラー訂正符号の情報記
録フォーマットを得られるとともに、記録媒体の使用効
率を高めることができる情報記録装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の記録ト
ラックを有する記録媒体に情報を記録する情報記録装置
において、記録データにエラー訂正符号を付加した記録
情報を記憶する記憶手段と、所定のクロックを出力する
手段と、前記記録手段に記憶された記録情報を予め定め
られた長さの符号語単位のブロックに分割し該ブロック
を所定の情報単位で前記クロックに同期して前記記録媒
体の記録トラック上に予め定められた空間的な分離をも
って記録する手段とにより構成されている。
【0014】
【作用】この結果、本発明によれば、予め定められた長
さの符号語単位のブロックに分割した記録情報を、各ブ
ロックについて所定の情報単位で記録媒体の記録トラッ
ク上に空間的な分離をもって記録するようになるので、
ユーザーがアクセスする情報単位量によらず1トラック
内に記録できる記録容量を一定にすることができ、ま
た、1トラック内に論理的に複数のセクタ・タイプを混
在させることも可能になり、記録媒体の使用効率を高め
ることができる。また、各セクタ・タイプに対してエラ
ー訂正符号を同じにできることから必要なエラー訂正回
路は1種類のみでよく、装置のコストダウンも可能とな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は、同実施例の概略構成を示している。なお、
同実施例では、情報再生機能をも有するものについて示
している。
【0016】図において、1は光ヘッドで、この光ヘッ
ド1は、半導体レーザ101から出力されるライトビー
ムをライト用コリメータレンズ102によりコリメート
し、ビームスプリッタ103、104を通して、対物レ
ンズ105により光カード2に照射するようにしてい
る。一方、LED106から出力される広域なリードビ
ームをリード用コリメータレンズ107によりコリメー
トした後、ビームスプリッタ103、104を通して、
対物レンズ105により光カード2に照射するようにし
ている。また、光カード2からの反射光を対物レンズ1
05を介してビームスプリッタ104より結像レンズ1
08よりディテクタ109に結像して検出するようにし
ている。なお、110は光カード2にビームが最適に照
射するように対物レンズ105を上下方向に駆動するフ
ォーカシングコイル、111はビームがトラック上に位
置決めされるように対物レンズ105をトラックと直角
に駆動するトラッキングコイルである。
【0017】そして、このような光ヘッド1に対して、
コントローラ3により光カード2上のデータ書き込み開
始位置を検出し、その後、ディテクタ選択回路14を介
してクロック検出回路13が検出したクロックに同期し
て、コントローラ3からのデータを変調回路4に出力
し、変調処理を行い、この変調したデータをLD変調回
路5に与え、半導体レーザ101を駆動して、上述した
ようにライトビームを光カード2に照射し、光カード2
上にピットを形成しデータ記録を行うようにしている。
この場合、ディテクタ選択回路14は、ディテクタ10
9に結像される光カード2上のガイドパターンからクロ
ックを出力している。
【0018】一方、コントローラ3よりLED駆動回路
9に制御指令を与えると、LED106より上述したよ
うに光カード2にリードビームが照射され、光カード2
からの反射光がディテクタ109に送られる。そして、
このディテクタ109の出力をI/V変換回路10で電
圧出力に変換し、これを二値化回路11で2値信号に変
換し、その後、復調回路12で復調したデータをクロッ
ク検出回路13からのクロックに同期してコントローラ
3に取り込み、エラー訂正などのデータ処理を行い読み
出しデータとして出力するようにしている。
【0019】このようなデータの書き込み、読み出しに
おいて、コントローラ3の制御指令によりヘッド駆動回
路6は、ヘッド駆動モータ7を駆動し、リードスクリュ
ー8に接続した光ヘッド1を駆動するようにしている。
また、ディテクタ選択回路14からの出力をI/V変換
回路15で電圧出力に変換し、フォーカスエラー(F
E)信号生成回路16とトラッキングエラー(TE)信
号生成回路17に与え、ここで生成したフォーカスエラ
ー信号とトラッキングエラー信号によりフォーカス駆動
回路18とトラッキング駆動回路19はフォーカシング
コイル110とトラッキングコイル111を駆動し、フ
オーカス制御、トラッキング制御を行うようにしてい
る。
【0020】図2は、上述したコントローラ3の概略構
成を示している。この場合、301は図1で述べたクロ
ック検出回路13からの出力をカウントするカウンタ、
302はセレクタ、303はデータ記録動作時に1ライ
ンに記録するデータを記憶し、データ再生動作時には1
ラインから読み出したデータを記憶する1ライン・メモ
リ(×1ビット単位)、304はライトデータ生成/リ
ードデータ復調回路、305は符号化されたデータまた
は復調したリードデータを記憶するバッファメモリ、3
06はパーソナルコンピュータからのデータを受け取っ
てエラー訂正符号を付加するECC符号化回路、307
は読み出したリードデータをエラー訂正するエラー訂正
回路である。ここで、1ライン・メモリ303は112
64×1ビット単位のメモリで、光カード上の1ライン
分のデータ・ピットに1対1で対応している。
【0021】これらの各回路は、図示しない制御回路
(マイクロコンピュータ等が使用される)によって制御
される。ところで、このように構成した情報記録装置で
は、記憶媒体のどの位置からどれだけのデータをアクセ
スするかを外部のパーソナルコンピュータから指示され
るのが通常である。従って、同実施例装置においても光
カードのデータライン上のどのラインのどの位置のデー
タをどれだけアクセスするか外部から指示されるように
なっており、コントローラ3は図示しないパーソナルコ
ンピュータから装置の動作を指示するコマンドとアクセ
スするデータの位置とアクセス量を示すパラメータを受
け取って光カード2への情報の記録再生を行うようにし
ている。
【0022】次に、このような情報記憶装置の動作を説
明するが、その前に、かかる装置により情報の記録が行
われる光カード2の情報記録フォーマットについて簡単
に説明する。
【0023】図3は、光カード2の情報記録面の構成を
示している。図において、バンド201は、その下端に
トラッキングサーボ制御およびフォーカシングサーボ制
御を行うためのトラック方向に延在するガイドパターン
201aと、ガイドパターン201aの上側のデータを
記録するデータライン201bで構成している。データ
ライン201bは、L1からL8までの合計8ラインが
設けられている。ガイドパターン201aは、データの
書き込み、読み出しを行う際に同期を取るためのクロッ
ク・パターンの機能も合わせ持っている。ラインL1〜
L8は、ガイドパターン201aの黒白パターン1つ1
つに対応してそのデータラインにおけるデータをピット
の有無によって表現するものである。
【0024】このような情報記録フォーマットでは、デ
ータライン201bを構成するラインL1〜L8に、そ
れぞれユーザーバイトで1024バイトのデータが記録
できるものとすると、この1024バイトのユーザーデ
ータを32バイト×32ブロックに分割し、各ブロック
に6重訂正リードソロモンエラー訂正符号を付加し44
バイトとしている。リードソロモンコートは、エラー訂
正符号2バイトで1バイトのエラーを訂正するので、6
重訂正符号では12バイトの付加バイトが必要になる。
この場合の1符号単位は符号(44,32)となる。ラ
イン上の各データビットは、ガイドパターン201aの
黒白パターンに対応した位置に記録され、ガイドパター
ンの黒白パターンをともに6μmとすれば、1本のライ
ンの長さは、44×8×32×6×10-6=67.58
4mmとなり、この中に11264ビットの情報が記録
されることになる。
【0025】ところで、光カード2は、一般のクレジッ
トカードと同じサイズであり、その長手方向の長さは約
85.6mmであり、上記1本のラインを記録する上で
十分な長さである。従って、この1ラインの中に、ユー
ザーバイトで32バイト、エラー訂正符号付きで44バ
イトの独立ブロックが論理的に32個存在すると考え
る。すなわち、ユーザーが1回の処理で取り扱いたいデ
ータ量が32バイト以下の時はブロックを1個のみ使用
し、データ量が例えば256バイトの時はブロックを8
個使用することになる。1回のアクセスで1024バイ
トを取り扱いたい場合には32個のすべてのブロックを
使用するようにする。
【0026】このような情報記録フォーマットを構成す
ることにより、従来は32バイトのセクタではトラック
容量が384バイトで、256バイトのセクタではトラ
ック容量が768バイト、1024バイトのセクタでは
トラック容量が1024バイトであったものが、これら
の取り扱いたいデータ量によらずトラック容量を一定に
することが可能となる。
【0027】次に、このような情報記録フォーマットの
光カード2において1ラインの中にユーザーバイトで3
2バイト(エラー訂正符号付加後で44バイト)の1ブ
ロックデータがどのように記録されるかを説明する。
【0028】この場合、光カード2では、媒体の欠陥が
ゼロでないことと傷やゴミ等の影響で媒体上で連続的に
エラーが発生し易い、すなわちバーストエラーが発生し
易いことから、記録するデータ・ブロックは媒体上の一
部に集中させずに分散させて記録する。つまり、図4に
示すように、32個に分割したブロックの最初のブロッ
ク(ブロック1)をラインL1に記録する場合を想定す
る。そして、最初に、記録を行うブロックの第1バイト
(8ビット分)を光カード2上のデータ記録領域の先頭
である領域1にガイドパターン201aと同期を取って
8ビット分記録する。次に、第2バイト(8ビット分)
を第1バイトの先頭位置から32バイト分離れた位置、
すなわち、ガイドパターン1aを32×8=256だけ
カウントした位置である領域2にガイドパターン201
aと同期を取って8ビット分記録する。同様にして、第
3バイトから第44バイトをガイドパターン201aを
256だけカウントした位置毎に、領域3から領域44
内に順に8ビット分記録する。すなわち、44バイト分
のデータを、1バイト毎に32バイト分のインターリー
ブ・ファクタをもって1ラインに記録していく。この状
態を図5に示している。
【0029】このようにしてデータを空間的に分散させ
て記録することは、光カード2上の一部に欠陥や傷、ホ
コリ等が連続的にあっても1つのブロックとしてみると
連続的なエラーとなることがなく、1つのブロック内で
はランダムエラーとしてエラー訂正処理が可能になる。
また、エラー訂正符号として6重訂正リードソロモンコ
ードを使用しているので、1つのブロック内では6バイ
トのランダムエラーまで訂正可能であり、媒体の生のエ
ラーレード10-3から10-4程度であれば、訂正能力と
しては十分である。
【0030】なお、図6は、1ライン内の任意のブロッ
クn(1≦n≦32)を記録する場合の情報の配置を示
している。このようにすれば、1ラインは論理的にユー
ザーバイトが32バイトのセクタが32個存在するもの
として取り扱うことができ、かつ、データ・ビットに同
期しているガイドパターンの数をカウントすることによ
ってそれぞれのセクタの位置を認識し、アクセスを行う
ことができる。なお、これらのセクタは必ずしも連続的
に使用する必要はなく、間欠的に使用しても良い。
【0031】次に、論理的なユーザーバイトが256バ
イトの場合を述べると、この256バイトは32バイト
のブロックが8個あるものと考え、256バイトのデー
タを先頭から32バイト毎のブロック1〜8に分割す
る。そして、各ブロック1〜8にエラー訂正符号を付加
して44バイトとし、ブロック1を上記ユーザーバイト
が32バイトの場合に説明したように各領域1〜44の
先頭バイトに記録する。次いで、ブロック2を各領域1
〜44の2番目のバイトに、以下同様にブロック3を各
領域の3番目に、…、ブロック8を各領域の8番目にそ
れぞれ記録する。上記ブロック1〜8は、物理的にそれ
ぞれ32バイトのブロックに分けられて記録されるが、
論理的にはこれらはつながっているものとして認識すれ
ば256バイトのセクタとして取り扱うことが可能とな
る。
【0032】このように構成した光カード2の情報記録
フォーマットによれば、取り扱う情報の最小単位を32
バイトとし、いかなる情報もその集合体として扱うよう
になるで、記録時に256バイトのデータとして扱った
が、再生時には32バイトのセクタ8個分として分割し
てアクセスすることが可能になり、その逆も可能であ
る。これにより、あるラインを最初に32バイト単位で
扱うものと決めても、その後、同じラインに32バイト
単位以外で情報を記録再生することが可能になり、1つ
のラインの中に情報単位の異なる情報を混在させること
ができることが可能になる。
【0033】なお、このような情報記録フォーマットに
ついては、下記のような変形例が考えられる。 (a1)1トラック内の最小ブロックは32バイトとし
たが他の値でもよい。
【0034】また、インターリーブ・ファクタは32と
して1トラック内の最小ブロックサイズに合わせている
が、他の値でも良い。 (a2)エラー訂正符合は6重訂正リード・ソロモン符
号とし、符号単位を符号(44,32)としたが、記録
媒体の生のエラーレートによっては、他のエラー訂正符
号でもよい。また、記録媒体の生のエラーレートによっ
ては、同じリード・ソロモン符号でも訂正能力を変化さ
せ、符号単位を変更してもよい。
【0035】(a3)トラック方向の符号の配置はバイ
ト毎としたが、ビット毎に配置してもよい。特に、エラ
ー訂正符号として、差集合巡回多数決符号を用いる場合
には、ビット毎の方が望ましい。
【0036】(a4)ガイドパターンはライン8本のデ
ータラインにつき1本配置しているが、これに限定され
るものではない。 (a5)ガイドパターンは6μmの黒白パターンとした
が、これ以外の値でもよい。ただし、その値によって1
ラインに記録可能な容量は変化する。
【0037】(a6)データラインを構成する8本のラ
インは、光カード上のトラック方向に延在し、ライン1
本1本を独立したトラックのように扱うようにしている
が、ガイドラインの1つの黒白パターンの垂直方向に対
応する位置に8ビット分のデータを記録するようにして
もよい。この場合、図2の1本のラインの分割方法と同
様に、ライン8本をまとめたデータラインをトラックの
長さ方向の256ビット毎の44ブロックに分割してお
き、記録する44バイト分のデータを各ブロックに1バ
イトずつ記録するようにする。この時、1バイト分のデ
ータは、トラックと垂直方向に8本のラインを用いて8
ビット分を記録するようにする(図5ではトラックに平
行な方向に8ビット分を記録するようにしている)。図
7にこのような変形例の場合の情報記録フォーマットに
おけるデータの配置を示し、斜線部が44ブロックに分
割された1バイト分の情報を示している。
【0038】しかして、このような情報記録フォーマッ
トの光カード2について、上述の図1に示す情報記憶装
置によりデータの記録を行うことになるが、この場合、
光カード2全体に記録される情報を32バイト単位の符
号語単位に分割し、各符号語に対し書き込み位置の仮想
アドレスとして番号0(または1)からの通し番号を付
してアクセス位置を示し、また、アクセス量に関してア
クセスする符号語の数によって示すようにしている。
【0039】ところで、一般にパーソナルコンピュータ
は、外部記憶装置をMS−DOSのようなオペレーティ
ングシステム(OS)のもとで専用のデバイスドライバ
を通して動作させるが、OSが取り扱う場合、通常のユ
ーザーデータは256バイトや512バイトのような2
のn乗単位の大きい値、ディレクトリ情報は32バイト
単位等の小さい値であることが多い。
【0040】磁気ディスク等の書換え可能な媒体の場合
には、通常のデータとディレクトリ情報の記録フォーマ
ットを分ける必要はないが、光カードのようにライトワ
ンス型媒体の場合には、書き換えが出来ないことからデ
ータの性質によって記録フォーマットを分けて効率良く
記録媒体を使用することが必要になる。ここでは、上記
のようなOSのもとでの使用を想定して通常のデータを
512バイト単位で、ディレクトリ情報を32バイト単
位で記録する場合を説明する。
【0041】まず、32バイトのディレクトリ情報を記
録する場合、1つのデータラインには1024バイトの
データが記録できるので、32バイトのディレクトリ情
報は32個記録可能である。つまり、32バイトのセク
タが32個存在すると考えてよい。従って、OSからは
各ラインをトラックと見て、各トラックには32個の3
2バイト・セクタがあるように見えることになり、OS
はディレクトリ情報を記録する際に、そのトラットの記
録開始先頭セクタ番号と記録セクタ数をパラメータとし
て情報記録装置に与えるようになる。
【0042】この場合、情報記録装置では、コントロー
ラ3のECC符号化回路306がパーソナルコンピュー
タからの記録データを受け取る。そして、このデータに
エラー訂正符号を付加してバッファメモリ305に書き
込む。
【0043】次に、ライトデータ生成/リードデータ復
調回路304がライトデータ生成回路として動作してバ
ッファメモリ305の内容を読み出し、パーソナルコン
ピュータから送られてきた記録位置を示すパラメータ
(記録開始先頭セクタ番号と記録セクタ数)に基づいて
1ライン・メモリ303の記録位置に対応するアドレス
に1ビットずつのデータとして書き込んで行く。
【0044】この時、セレクタ302はライトデータ生
成回路/リードデータ復調回路304からのアドレスが
選択されている。ここで、32バイトのディレクトリ情
報の光カード2上のピットとは、『セクタ番号nのデー
タ』が『図6の各領域内のnバイト目の集まり』のよう
に対応し、これが1ライン・メモリ303のリニアなメ
モリ・アドレスに対応するので、例えばパーソナルコン
ピュータからのコマンドが『セクタ5から2セクタ分ラ
イトする』のであれば、1ライン・メモリ303にはア
ドレス5番地から32バイトおきにセクタ5に対応する
44バイトのデータ(エラー訂正符号が付加されてい
る)が順に、アドレス6番地から32バイトおきにセク
タ6に対応する44バイトのデータが順に記録される。
上記以外アドレスの1ライン・メモリ303には何もデ
ータを書き込まない(0)状態としておく。これは記録
を行う前に1ライン・メモリ303を0でクリアしてお
けばよい。
【0045】次に、カウンタ301をクリアした後、セ
レクタ302を切り替えてカウンタ301の出力が1ラ
イン・メモリ303のアドレスに入力されるようにし、
光カード2をトラック方向に駆動する。光カード2の移
動に伴ってガイドパターンが読み出され、その出力がク
ロック検出回路13によってクロック信号となり、カウ
ンタ301に供給される。カウンタ301の出力は光ビ
ームが光カード上で照射している位置に対応しており、
かつ、1ライン・メモリ303のアドレス入力となって
いるので、ライトすべきピットに対応したライトデータ
信号が1ライン・メモリ303のデータ出力から次々に
現れることになる。ライトデータ信号は、図1に示す変
調回路4に供給され、それに対応してLD変調回路5が
動作して半導体レーザ101を発光させてガイドパター
ンに同期して光カード2上にピットを形成するようにな
る。
【0046】次に、通常データである512バイトのデ
ータを記録する場合を説明する。この場合、512バイ
トのデータは32バイトのブロックが16個あるものと
し、それをブロック1〜16までに分割し、各ブロック
毎にエラー訂正符号を付加して44バイトのデータとす
る。そしてブロック1〜16の第1バイトを図4の領域
1に順に16バイト分記録し、以下、第2バイトを領域
2に、第3バイトを領域3、…、第43バイトを領域4
3に、第44バイトを領域44に、順に16バイト分記
録することになる。
【0047】この場合、上述した32バイトのデータを
記録するのと同じで、1ライン・メモリ303内にライ
トするデータを生成させ、光カード2にビットを形成さ
せる。すなわち、1ライン・メモリ303内にライトす
るデータを生成させるまでのプロセスが若干異なるだけ
で、それ以外の動作は32バイトの情報を記録する場合
と基本的に同じである。
【0048】次に、光カード2のデータの再生を説明す
る。この場合、再生動作時には図2に示すセレクタ30
2では、カウンタ301の出力を選択するように設定さ
れている。
【0049】最初にカウンタ301をクリアしておき、
光カード2の駆動を指示すると、図1のクロック検出出
力13の出力が表れると同時に2値化されたリード信号
がカウンタ301の出力に従って復調回路の出力に表
れ、1ライン・メモリ303に順に書き込まれる。この
場合、上述したように、光カード2の1ラインには11
264ビットの記憶容量があり1ライン・メモリ303
も同じ容量があることから、この1ライン・メモリ30
3に各ビットが光カード2上のビットの有無を表わすよ
うにして、ラインの先頭から読み出したデータが格納さ
れる。
【0050】そして、1ライン分のデータが1ライン・
メモリ303に格納されると、セレクタ302は、ライ
トデータ生成/リードデータ復調回路304より出力す
るアドレスが1ライン・メモリ303に供給されるよう
に切り換える。
【0051】次に、ライトデータ生成/リードデータ復
調回路304が1ライン・メモリ303内の読み出しデ
ータを、図6に示した各領域と各ブロックとの対応を取
ることによってバッファ・メモリ305内にブロック毎
のデータとしてデータを並び変える。並び変えられたデ
ータはそれぞれ44バイトを有し、それらが32ブロッ
ク存在することになる。パーソナルコンピュータからの
コマンドで要求されるアクセス開始論理セクタ番号(通
し番号)とセクタサイズ、及びアクセス・セクタ数から
これらのブロックのどのブロックをアクセスするかが決
まるので、その対応するブロックの読み出しデータをエ
ラー訂正回路307によってエラー訂正を行い、パーソ
ナルコンピュータに訂正結果を転送する。すなわち、本
実施例の情報記録装置においては、記録時のセクタ・フ
ォーマットと再生時のセクタ・フォーマットが異なって
いても正常に再生することが可能となる。
【0052】以上説明した再生動作ではライン1本分に
ついてであるが、この回路を複数持つことによって同時
に読み出せる複数トラックのデータを並列に処理するこ
とも可能である。また、1ライン・メモリ303を複数
本用意して読み出した生データをその中にいったん格納
しておいて、順次、復調/エラー訂正処理を行ってもよ
い。また、再生した情報を1ライン・メモリ303に格
納する際に、1ライン・メモリ303に対する書き込み
アドレスを予め定められているインターリーブ方法に従
って発生させるようにすれば、バッファ・メモリ305
内でのデータの並び換えは不要になり、処理速度の向上
と回路の縮小化が図れる。
【0053】また、上述の(a6)で述べた情報記録フ
ォーマットの光カードをアクセスする場合には、記録動
作において、例えば特願平4−288918号明細書に
述べられているようにトラック(ライン)と垂直な方向
にライトビームをシフトさせながら、8ライン分のデー
タを記録してもよいし、8本分のライト用LDを用意し
て同時に書き込むようにしてもよい。この時、書き込み
用の制御回路は8本分必要となる。
【0054】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能であ
る。例えば、上述では、光カード上の情報の記録/再生
においては、ガイドパターンとデータラインをLEDに
よる円形の光ビームによって広域を証明するものとした
が、光源にLDを用いてトラックを横切る方向に細長い
光ビームによって照射するようにしてもよい。また、光
カードのトラック方向への搬送手段はローラ駆動による
直接駆動としたが、光カードを載置台に格納して載置台
を駆動するようにしてもよい。また、上述では、情報再
生機能を有するものについて述べたが、情報記録の機能
のみであっても勿論よい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、予め定められた長さの
符号語単位のブロックに分割した記録情報を、各ブロッ
クについて所定の情報単位で記録媒体の記録トラック上
に空間的な分離をもって記録するようになるので、ユー
ザーがアクセスする情報単位量によらず1トラック内に
記録できる記録容量を一定にすることができ、しかも、
1トラック内に論理的に複数のセクタ・タイプを混在さ
せることも可能になり、記録媒体の使用効率を高めるこ
とができる。また、各セクタ間に配置されるギャップと
プリアンブル及びポストアンブルも不要にでき、この点
でも記録媒体の使用効率が低下を防止できる。さらに、
各セクタ・タイプに対してエラー訂正符号を同じにでき
ることから必要なエラー訂正回路を1種類のみでよく、
装置のコストダウンも実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】一実施例のコントローラの概略構成を示す図。
【図3】光カードの情報記録フォーマットを説明する
図。
【図4】光カードの情報記録フォーマットを説明する
図。
【図5】光カードの情報記録フォーマットを説明する
図。
【図6】光カードの情報記録フォーマットを説明する
図。
【図7】光カードの情報記録フォーマットを説明する
図。
【符号の説明】
1…光ヘッド、101…半導体レーザ、102…ライト
用コリメータレンズ、103、104…ビームスプリッ
タ、105…対物レンズ、106…LED、107…リ
ード用コリメータレンズ、108…結像レンズ、109
…ディテクタ、2…光カード、201…バンド、201
a…ガイドパターン、201b…データライン、3…コ
ントローラ、301…カウンタ、302…セレクタ、3
03…1ライン・メモリ、304…ライトデータ生成/
リードデータ復調回路、305…バッファメモリ、30
6…ECC符号化回路、307…エラー訂正回路、4…
変調回路、5…LD変調回路、6…ヘッド駆動回路、7
…ヘッド駆動モータ、8…リードスクリュー、9…LE
D駆動回路、10…I/V変換回路、11…二値化回
路、12…復調回路、13…、14…ディテクタ選択回
路、15…、16…フォーカスエラー(FE)信号生成
回路、17…トラッキングエラー(TE)信号生成回
路、18…フォーカス駆動回路、19…トラッキング駆
動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録トラックを有する記録媒体に
    情報を記録する情報記録装置において、 記録データにエラー訂正符号を付加した記録情報を記憶
    する記憶手段と、 所定のクロックを出力する手段と、 前記記憶手段に記憶された記録情報を予め定められた長
    さの符号語単位のブロックに分割し該ブロックを所定の
    情報単位で前記クロックに同期して前記記録媒体の記録
    トラック上に予め定められた空間的な分離をもって記録
    する手段とを具備したことを特徴とする情報記録装置。
JP11586893A 1993-05-18 1993-05-18 情報記録装置 Withdrawn JPH06325496A (ja)

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JP11586893A JPH06325496A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 情報記録装置

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ID=14673150

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100546583B1 (ko) * 1999-01-30 2006-01-26 엘지전자 주식회사 패킷 방식으로 기록된 광기록 매체의 데이터 버퍼링 장치 및 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100546583B1 (ko) * 1999-01-30 2006-01-26 엘지전자 주식회사 패킷 방식으로 기록된 광기록 매체의 데이터 버퍼링 장치 및 방법

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