JPH063242Y2 - ガス遮断弁の遮断弁機構 - Google Patents

ガス遮断弁の遮断弁機構

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JPH063242Y2
JPH063242Y2 JP18715787U JP18715787U JPH063242Y2 JP H063242 Y2 JPH063242 Y2 JP H063242Y2 JP 18715787 U JP18715787 U JP 18715787U JP 18715787 U JP18715787 U JP 18715787U JP H063242 Y2 JPH063242 Y2 JP H063242Y2
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JP
Japan
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valve
gas
valve body
solenoid
nozzle
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JP18715787U
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恒男 見城
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ソレノイド式のガス遮断弁に関し、特に弁
の再開放時におけるソレノイドが負担する弁復帰エネル
ギーを大巾に減少できるようにしたガス遮断弁の遮断弁
機構に関する。
(従来の技術) ソレノイド式のガス遮断弁は、従来第4図に示すよう
に、一側部をガス上流側に開口し、下部側をガス下流側
に流通させた弁ハウジング1の上部にソレノイド2を組
み付け、ソレノイド2の下部より突出するプランジャ3
と一体の弁棒3aの先端に弁体4を設け、該弁体4をそ
の下部にあってガス上流側と下流側に仕切るノズル5に
対向させ、外部信号によって前記ソレノイド2を駆動
し、プランジャ3の突出及び弁体4の外周に介挿された
圧縮コイルスプリング6のばね圧により弁体4をノズル
5に押し付けて弁閉止作用を行うようになっている。
また、この構造の遮断弁にあっては、弁体4をガス上流
側に配置してガスの供給圧力を弁体4の背圧として利用
することによって、遮断時の弁体4の作動圧力を増加さ
せ、ガスの遮断性能を高めるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このことは逆に、弁開放時にはスプリン
グ6のばね圧及び前記背圧に打ち勝って弁体を引き上げ
なければならず、そのためソレノイドの復帰用の作動エ
ネルギーを大きくする必要があり、ソレノイドが大型化
せざるを得なかった。
そして、この傾向は、ノズル5の口径が大きいほど、す
なわち大容量のガス遮断弁であるほど問題となっている
のが現状であった。
本考案は以上の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、ガス遮断時にはガス上流側の背圧を利用し
て大きな作動エネルギーで弁体を突出でき、また、遮断
状態からノズルを開放するときには前記ガスの背圧を除
くことによって比較的小さなエネルギーで弁体を復帰で
きるようにし、これによってソレノイドの小形化を図っ
たガス遮断弁の弁機構を提供するものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、弁ハウジングの
外部に設けられたソレノイドと、ソレノイドに出没可能
に設けたプランジャと、プランジャに連動する遮断弁機
構を備えたガス遮断弁において、 前記遮断弁機構は、前記プランジャの突出先端に一端を
結合してハウジング内部のガス上流側に突出する弁棒
と、弁棒の先端に結合した小径の副弁体と、この副弁体
に対向してハウジング内に遊動可能に支持され、かつ中
央に前記副弁体に対向する小径ノズル部を設けた大径の
主弁体と、主弁体に対向してハウジング内のガス下流側
に固定配置されたノズル本体と、前記主弁体を前記ノズ
ルから離間する方向に付勢するバネ手段とからなること
を特徴とする。
(作用) 以上の構成によれば、遮断信号により、ソレノイドから
プランジャが突出した状態では副弁体は主弁体の小径ノ
ズル部を閉じた状態で主弁体をノズル本体側に押圧付勢
する。主弁体にはこの付勢力と、主弁体を離間位置側に
保持するバネ手段の付勢力に抗して作用する上流側から
の高圧のガス圧と下流側の比較的低圧のガス圧との差圧
力が作用し、これによって確実にノズル本体を閉じる。
また、遮断状態からソレノイドを作動して弁体を離間さ
せる場合には、まず副弁体が小径のノズル部から離間
し、小径ノズル部を通じて上流側のガスが下流側に流れ
ることによって上流と下流のガス圧力は均衡し、この状
態で主弁体はスプリングのばね圧によってノズル本体か
ら離間する。
そして、ソレノイドの作動エネルギーは、ノズルの口径
に比例して大きくなるので、比較的小さな口径の副ノズ
ルを解放するためのエネルギーは小さくて良い。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図において、この遮断弁は、基本的に
は従来と同様に、弁ハウジング10のガス上流側aの外
側部に組付けられたソレノイド12と、ソレノイド12
内部に進退可能に設けたプランジャ14と、プランジャ
14の先端に一体化され、かつハウジング1の内側に突
出する弁棒16を有し、この弁棒16の先端に遮断弁機
構18を配置し、該弁機構18をハウジング10内部の
ガス下流側cに連通するガス流通経路bに設けたノズル
本体20に対向させたものである。
前記遮断弁機構18は、弁棒16の先端にピボット軸受
16aを介して結合した小径の副弁体22と、副弁体2
2の先端部にあって、ハウジング10の内部に突設され
たガイドスリーブ24に内周に沿って遊動可能に支持さ
れ、かつ前記ノズル本体20に対向する主弁体26を備
えている。
前記主弁体26の周縁部には前記ガイドスリーブ24の
内周部と摺動可能に嵌合するスリーブ26aが一体に突
設されているとともに、主弁体26の中央には、小径ノ
ズル部28が開口形成され、前記副弁体22と対向して
いる。
そして、前記弁棒16の外周には圧縮コイルスプリング
30が介在され、前記ソレノイド12の吸着力に抗して
常時副弁体22を小径ノズル部28側に向けて突出付勢
している。この圧縮コイルスプリング30は不等辺バネ
であり、漸次副弁体22に向けて円錐状に小径化してい
る。以上のスプリング30の形状は、前記ソレノイド1
2の吸着力が距離の2乗に反比例するのに対応して形成
したもので、円錐形状に応じてそのばね力はソレノイド
12から離れるにしたがって弱くなる。
また、前記ガイドスリーブ24の先端と主弁体26の後
端間の隙間には圧縮コイルスプリング32が介在され、
前記主弁体26を常時ノズル本体20から離間する方向
に付勢している。
以上の構成において、弁開放状態では、前記スプリング
30のばね圧に抗してソレノイド12はプランジャ14
を吸引し、副弁体22は上昇位置にあり、主弁体26は
スプリング32のばね圧によって同じく上昇位置にあ
り、その結果、第2図に示すように主弁体26はノズル
本体20から離間してガス流通経路bを開き、また副弁
体22は小径ノズル部28を閉止した状態となってい
る。
したがって、ガス上流側aから供給されるガスは主弁体
26とノズル本体20の上面に形成された隙間を伝って
ガス下流側cに流通する。
この状態で前記ソレノイド12にガス遮断信号が入力す
ると、ソレノイド12はプランジャ14を突出させ、こ
の突出エネルギーと前記スプリング30のばね圧の合力
によって副弁体22を主弁体26とともに下降させる。
下降の最終段階では、主弁体26側のスプリング32の
圧縮抵抗を受けるが、この段階では主弁体26とノズル
本体20間の隙間が極めて小さくなり、ガス上流側aの
背圧が主弁体26の背面側に大きく加わる。この背圧は
主弁体の面積に比例して大きくなるので、最終的には第
3図に示すように前記主弁体26はこれに応じた吸引力
によって急速にノズル本体20に当接し、流通経路bを
閉じる。
流通経路bを閉じた状態ではガス下流側cの圧力は漸次
低下し、閉止状態では前記主弁体26はガスの背圧と、
前記副弁体22の押圧力によって閉止状態に安定的に保
持される。
次に以上の弁閉止状態で前記ソレノイド12に復帰信号
が入力された場合について説明する。
復帰信号によって、ソレノイド12はプランジャ14を
吸引し、その結果副弁体22は小径ノズル部28から離
間する。ソレノイド12の吸引当初はプランジャ14が
離れているので吸引力は弱いが、前記スプリング30は
伸び切った状態でそのばね圧は比較的弱いので、確実に
副弁体22を引き上げることができ、その後は急速に吸
引して副弁体22をもとの開放位置に位置させる。
この状態でガス上流側aのガスは小径ノズル部28を通
じてガス下流側cに流通する結果、ガス上流側aとガス
下流側cの圧力は等しくなり、主弁体26への背圧は除
かれる。
この結果、主弁体26はスプリング32のばね圧によっ
て上昇してノズル本体20から離間し、副弁体22の開
放状態から一瞬ではあるが所定時間遅れて再び第2図に
示すようにガス流通経路bを開放するのである。
[考案の効果] 以上実施例で詳細に説明したようにこの考案によるガス
遮断弁の遮断弁機構によれば、遮断信号により、ソレノ
イドからプランジャが突出した状態では副弁体は主弁体
の小径ノズル部を閉じた状態で主弁体をノズル本体側に
押圧付勢する。主弁体にはこの付勢力と、主弁体を離間
位置側に保持するばね手段の付勢力に抗して作用する上
流側からの高圧のガス圧と下流側の比較的低圧のガス圧
との差圧力が作用し、これによって確実にノズル本体を
閉じる。
また、遮断状態からソレノイドを作動して弁体を離間さ
せる場合には、まず副弁体が小径のノズル部から離間
し、小径ノズル部を通じて上流側のガスが下流側に流れ
ることによって上流と下流のガス圧力は均衡し、この状
態で主弁体はスプリングのばね圧によってノズル本体か
ら離間する。
そして、ソレノイドの作動エネルギーは、ノズルの口径
に比例して大きくなるので、比較的小さな口径の副ノズ
ルを開放するためのエネルギーは従来に比べて小さく設
定することができる。
したがって、この考案によれば、使用するソレノイドの
作動エネルギーが小さく、小形であっても遮断時には大
きな作動エネルギーで遮断動作ができ、また復帰動作時
には弁体が弁座より確実に離間し、弁開放状態とするの
で、この種のソレノイド式ガス遮断弁の小形化に好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるソレノイド式ガス遮断弁の全
体構成を示す断面図、第2図はガス開放状態における遮
断弁機構の要部断面図、第3図はガス閉止状態における
遮断弁機構の要部断面図、第4図は従来のガス遮断弁の
全体構成を示す断面図である。 10……弁ハウジング 12……ソレノイド 14……プランジャ 16a…弁棒 18…遮断弁機構 20…ノズル本体 22…副弁体 26…主弁体 28…小径ノズル部 30…副弁体閉止用圧縮コイルスプリング 32…主弁体弁開放用圧縮コイルスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁ハウジングの外部に設けられたソレノイ
    ドと、ソレノイドに出没可能に設けたプランジャと、プ
    ランジャに連動する遮断弁機構を備えたガス遮断弁にお
    いて、 前記遮断弁機構は、前記プランジャの突出先端に一端を
    結合してハウジング内部のガス上流側に突出する弁棒
    と、弁棒の先端に結合した小径の副弁体と、この副弁体
    に対向してハウジング内に遊動可能に支持され、かつ中
    央に前記副弁体に対向する小径ノズル部を設けた大径の
    主弁体と、主弁体に対向してハウジング内のガス下流側
    に固定配置されたノズル本体と、前記主弁体を前記ノズ
    ルから離間する方向に付勢するばね手段とからなること
    を特徴とするガス遮断弁の遮断弁機構。
JP18715787U 1987-12-10 1987-12-10 ガス遮断弁の遮断弁機構 Expired - Lifetime JPH063242Y2 (ja)

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JP18715787U JPH063242Y2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10 ガス遮断弁の遮断弁機構

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JPH0191177U JPH0191177U (ja) 1989-06-15
JPH063242Y2 true JPH063242Y2 (ja) 1994-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0875029A (ja) * 1994-09-07 1996-03-19 Nichiden Kogyo Kk 電磁弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2559679Y2 (ja) * 1989-09-05 1998-01-19 矢崎総業株式会社 遮断弁
JP5827068B2 (ja) * 2011-08-11 2015-12-02 株式会社鷺宮製作所 電磁弁

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