JPH063234A - 引張試験機 - Google Patents

引張試験機

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JPH063234A
JPH063234A JP18292792A JP18292792A JPH063234A JP H063234 A JPH063234 A JP H063234A JP 18292792 A JP18292792 A JP 18292792A JP 18292792 A JP18292792 A JP 18292792A JP H063234 A JPH063234 A JP H063234A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引張方向の長さが小さい試験片でも強固に把
持して小さい誤差で測定できる引張試験機を提供する。 【構成】 引張試験機10は、試験片Tの各端部を把持
する一対の把持具12、14と、把持具の一方に引張方
向の荷重を課す駆動装置とを備える。把持具は、保持具
40を有し、保持具は、他方の保持具とは反対の側にあ
る肩部47から試験片に向かって底面48が傾斜する溝
42を有し、溝内に試験片の一方の端部を受容する。更
に、把持具は、後端部55で溝の肩部に当接し、先端部
57で溝内の試験片の端部に当接する押え治具50と、
押え治具を保持具に対して押圧するネジ60とを有す
る。ネジをネジ込んでネジ頭64で押え治具を押圧する
と、押え治具は、後端部で当接している溝の肩部を支点
として回動してテコの原理で押え治具の先端部と溝底面
との間で試験片を挟持し、明確に試験片の伸びの始点を
規定する。変位センサー30は、ロードセル16を介す
ることなく直接試験片の伸びを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引張試験機に関するも
のであり、より詳細には、引張方向の長さの短い試験片
でも取り扱える引張試験機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引張試験は、材料の機械試験の一手法と
して、張力下にある試料の機械的諸性質を測定するため
に広く行われている。かかる引張試験により、試料の引
張強さ、降伏点、耐力、伸び及び絞りなどの測定を同時
に行うことができ、弾性係数、応力─歪曲線、弾性限度
などを求めることができる。かかる引張試験には、試験
片の両端を把持して試験片に張力を課す引張試験機が一
般に用いられる。図7は、従来の引張試験機の構成を例
示する概略平面図である。
【0003】引張試験機100は、試験片Tの一端を把
持する固定把持具102と、試験片Tの他端を把持する
可動把持具104とを有する。固定把持具102は、引
張試験機100の所定位置に固定され、可動把持具10
4は、歪ゲージを装着したロードセル106を介して、
自動ステージ108に連結されている。ロードセル10
6、一般には鋼製の円柱の周囲に、歪みを電気抵抗に変
換する歪みゲージを接着したもので、歪みゲージは、ロ
ードボタンに結合されている。ロードボタンに荷重が加
わると、応力に比例した歪みが発生し、歪みに応じて歪
みゲージの電気抵抗が変化し、そのため流れる電流が変
化する。ロードセルは、その電流変化を計測して歪み量
を検出する。自動ステージ108は、試験片Tの長さ方
向に駆動され、ロードセル106を介して試験片Tに張
力を課す。引張試験機100は又、自動ステージ108
の変位を測定する変位センサ110を備えている。
【0004】図8及び図9は、固定把持具102及び可
動把持具104の構造を示す斜視図及び側面図である。
把持具102、104は、実質的に同じ構造を有し、ネ
ジ114によって互いに平行に支持された、一対の把持
板112、112を夫々備える。把持板112、112
の間には、試験片T(仮想線で示す)の端を介挿する間
隙が形成されている。ネジ114は同軸状に配置され、
保持具116の各板状アームに螺合している。ネジ11
4のローレット付きヘッド118を手指で回転させるこ
とにより、把持板112、112は、互いに接近し、試
験片Tの端部を挟持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような把持具で
試験片を把持するためには、試験片は少なくとも50mm
の引張方向長さであることが必要であるが、近年におけ
る試料の多様化に伴い、より短い試験片に対する引張試
験が必要となっている。しかし、短い試験片、特に長さ
が20mm以下の試験片の場合、上記構造の把持具が試験
片の端部を緊密に把持できない結果、従来の引張試験機
では、かかる短い試験片の引張試験自体が実施不能であ
ったり、或いは得た引張試験測定値の信頼性が低いと言
う問題があった。また、短い試験片の伸び量を測定する
場合、ロードセル自体の変位、変形などが測定結果にか
なりの影響を及ぼし、試験片の伸び量を正確に測定でき
なかった。ロードセルを設ける代わりに、試験片自体に
歪みゲージを取付ける方法を採用することもできるが、
近年の試料には、歪みゲージの取付けが極めて困難なも
の、例えばフィルム等の薄い軟質のシート状物が多く含
まれ、実質的な解決策となり得なかった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、従来実施できなか
った引張方向の長さが短い試験片でさえも強固に把持し
て正確な引張試験結果を得ることのできる引張試験機を
提供することにある。本発明は又、引張方向の長さが短
い試験片の伸び量を、試験片自体に歪み測定手段を取付
けることなく、正確に測定できる引張試験機を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明に係る引張試験機は、試験片の各端
部を把持する一対の把持具と、試験片の引張方向の荷重
を把持具の一方に課す駆動装置とを備えた引張試験機に
おいて、把持具は、他方の把持具とは反対側の端部近傍
に肩部を形成し、対向する端部開口に向かって該肩部の
下端から下方に底面を傾斜させた溝を備え、該溝内に試
験片の端部を受容する保持具と、溝の肩部に後端部を当
接させ、該溝内に受容された試験片端部上に先端部を当
接させて、溝内に自在に嵌合する押え治具と、及び該押
え治具を保持具に対して押圧し、溝の底面と押え治具の
先端部と間で試験片を挟持させる押圧手段とからなるこ
とを特徴としている。
【0008】かかる構成の引張試験機によれば、押さえ
治具の後端部が当接している溝の肩部が試験片を挟持す
る際の支点を形成するので、押圧手段は、テコの原理で
押え治具の先端部を試験片の端部に押圧し、該先端部と
溝の底面との間で試験片の端部を緊密に挟持する。従っ
て、狭小な端部領域を有する短い試験片でも、把持具に
よって強固に把持できる。また、押え治具は、支点で回
動自在に支持されていることにより、その先端部で試験
片に対して角度を成して当接する。このため、押え治具
の先端部が試験片の固定端となって試験片の伸びの始点
を厳密に規定することができる。しかも、傾斜した底面
は、底面の先端部分から試験片を離間させ、底面の先端
部分が試験片に接触して試験片の伸びを阻害しないよう
にしている。かくして、上記構成の引張試験機は、試験
片の固定端を明確に規定し、長さが小さい試験片でもそ
の引張測定を正確に行うことができる。
【0009】好適には、本発明に係る上記引張試験機に
おいて、押え治具の先端部と試験片との間に、軟質金属
を介装する。押え治具の先端部に装着された軟質金属
は、好適には変形性の点でビッカース硬度で20以下が
好ましく、例えばインジウム、鉛、錫等が使用できる。
軟質金属は、押圧手段による押圧時、自在に変形して試
験片の表面に面状に接触し、押え治具と試験片との滑り
をなくす。従って、押え治具による試験片の拘束力を高
め、長さが短い試験片を一層強固に相互変位なく把持す
ることが可能となる。
【0010】本発明は、上記目的を達成するために、試
験片の一端部を把持する固定把持具と、該試験片の他端
部を把持する可動把持具と、ロードセルを介して可動把
持具に試験片の引張方向の荷重を課す駆動装置とを備え
た引張試験機において、可動把持具を一体的に支持する
可動ブロックと、該可動ブロックを試験片の引張方向に
案内する案内手段と、及び定点と可動ブロックとの距離
を測定する測定装置とを備え、試験片の引張方向の伸び
を測定装置により測定することを特徴とする引張試験機
を提供する。
【0011】本発明の上記構成によれば、引張試験にお
いて、可動ブロックが案内手段により試験片の引張方向
に案内されつつ、駆動装置により駆動されて試験片を引
張し、それにより試験片が伸びた際、測定装置は、試験
片の伸びにより生じた可動ブロックの定点からの変位を
検出する。それにより、ロードセルを介することなく、
試験片の伸び量が直接測定される。かくして、本引張試
験機は、ロードセル等の介在物の変位、変形に影響され
ることなく、しかも試験片自体に歪み測定手段を取付け
ることなく、試験片の伸び量を正確に測定することがで
きる。尚、本発明は、請求項1に記載の発明に容易に適
用することができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好ましい
実施例について詳細に説明する。図1は、請求項1に記
載の第一発明と請求項3に記載の第二発明の両発明に係
る引張試験機の一実施例を示す全体斜視図である。引張
試験機10は、試験片Tの一端を把持する固定把持具1
2と、試験片Tの他端を把持する可動把持具14とを有
する。固定把持具12は、引張試験機10の台盤(図示
せず)の所定位置に配設された固定ブロック22に一体
的に取付けられ、可動把持具14は、引張方向(矢印で
示す)に移動可能な可動ブロック24の上面に固定され
ている。リニアスライダ28は、引張試験機10の台盤
の所定位置に固定されていて、可動ブロック24を摺動
自在に支持し、試験片の引張方向に案内する。
【0013】可動ブロック24を挟んで試験片Tと反対
側の領域には、歪みを電気抵抗に変換する歪ゲージが装
着されたロードセル16が、引張方向に可動ブロック2
4と整列して配置されている。ロードセル16は、駆動
装置(図示せず)によって引張方向に移動する自動ステ
ージ18に固定されている。ロードセル16の牽引要素
17が可動ブロック24に向かって延び、その拡大端部
が、可動ブロック24上の中空リテーナ26内で可動ブ
ロック24に連結されている。試験片Tの側方には、変
位センサ30が、定点と記可動ブロック24との距離を
測定する測定装置として、台盤上に配設されていて、試
験片Tの伸び量を測定する。変位センサ30の検出端
(図示せず)は、可動ブロック24から側方に延びる舌
片状指標20と対向するように位置決めされていて、指
標20との間の距離を測定する。
【0014】図2は、把持具12、14の構造を示す分
解斜視図である。図2に示すように、把持具12、14
は夫々、固定ブロック22及び可動ブロック24に取付
けられた保持具40と、保持具40の溝42内に嵌入す
る板状の押え治具50と、押え治具50を保持具40に
押圧するためのネジ60とから略構成されている。保持
具40の溝42は、試験片Tの幅よりも大きな幅を隔て
て形成された側壁44、44と、試験片Tの一端と対向
する端壁46と、端壁46の上縁の肩部47と、試験片
Tの中央に向かって下方に傾斜した底面48とによって
画成され、試験片Tを受入れる側が開口している。ネジ
孔49が、端壁46側に偏った位置にて底面48に穿設
されていて、ネジ60が螺入する。
【0015】押え治具50は、溝42に自在に嵌入し、
かつ溝内で回動しないように溝幅より僅かに狭い幅を有
したほぼ板状の部材であって、平坦な下面と、試験片T
側にテーパが付けられた上面とを備えている。押え治具
50の略中央部に、ネジ60を挿通可能なやや溝と同方
向の長孔状の貫通孔52が穿設されている。ネジ60
は、ネジ孔49に螺合する外ネジが付けられたネジ部6
2と、手指にて握持可能なローレット付き拡大ヘッド6
4とを有する。
【0016】図3は、試験片Tの一端部を把持した状態
の把持具12、14を示す縦断面図であり、図4は、引
張試験機10の作動を示す概略平面構成図である。使用
に際し、ネジ60の拡大ヘッド64を手指にて握持し、
ネジ部62を押え治具50の貫通孔52に挿通する。次
いで、押え治具50の両側部を溝42の側壁44、44
に対して位置決めし、ネジ部62をネジ孔49に或る程
度螺入させる。更に、試験片Tの一端を、底面48と押
え治具50の先端部57の下面との間に介挿し、ネジ6
0を保持具40にしっかりと締付ける。
【0017】この状態が図3に示されており、押え治具
50は、拡大ヘッド64によって全体的に下方に押圧さ
れ、端壁46の上縁により形成された肩部47に後端部
55を当接させて支点とし溝底面48に向かって回動
し、テコの原理で試験片Tの一端部を押え治具50の先
端部57下面と、底面48との間で緊密に挟持する。押
え治具50が肩部47に支持されているので、押え治具
50の先端部57の下面は試験片Tに対して角度をなし
て当接し、押え治具50の先端部57は、試験片Tの固
定端41を、即ち試験片Tの伸びの始点を厳密に規定す
る。また、底面48が傾斜しているので、底面48の先
端43は、水平に延在する試験片Tの下面から離間して
おり、従って、固定端41から底面48の先端43まで
の試験片の伸びが阻害されることは無い。可動把持具1
4の場合も固定把持具12と同様である。
【0018】図5は、溝42の底面48が水平に配向さ
れた固定把持具の比較例を示す縦断面図である。図5に
示す如く、底面48に傾斜を付けずに水平に配向した場
合、試験片Tの下面が底面48と広範に密接してしま
い、試験片Tの固定端を明確に規定できない。殊に、図
5に示すように固定把持具全体が若干傾斜すると、底面
48の先端43が試験片Tの固定端を規定することとな
り、短い試験片の測定にあっては、伸び量の大きな測定
誤差を生じさせてしまう。これに対し、本例の固定把持
具12では、底面48が試験片Tに向かって下方に傾斜
しているので、押え治具50の先端が試験片Tの固定端
41を明確に規定し、固定把持具12が僅かに傾斜した
場合でも試験片Tの固定端、即ち伸びの始点を明確に規
定できる。
【0019】かくして、固定把持具12及び可動把持具
14によって試験片Tの両端部を把持した後、引張試験
機10の駆動装置を作動させる。図4に矢印で示す引張
方向の駆動力が、自動ステージ18及びロードセル16
を介して、可動ブロック24に伝達され、可動把持具1
4は試験片Tに引張力を課す。引張試験機10が駆動力
を増大させるにつれて、把持具12、14間の試験片T
は伸長し、可動ブロック24及び可動把持具14は、リ
ニアスライダ28の案内により引張方向に変位する。変
位センサ30は、その測定部と可動ブロック24の指標
20との間の距離Dを測定し、可動把持具14の変位
量、即ち、試験片Tの伸び量を測定する。
【0020】このように、上記引張試験機10では、試
験片Tの各端部を把持する把持具12、14が、肩部4
7を支点として回動することにより、一層強固に押圧力
を加え得る押え治具50の先端部54と、試験片Tの中
央に向かって傾斜した底面48との間で試験片Tを挟持
するので、比較的短い試験片Tの端部をしっかりと把持
するとともに、試験片Tの所望の位置に固定端を規定で
きる。また、本実施例の引張試験機10では、変位セン
サ30によって可動把持具14の変位量を測定し、それ
により試験片Tの伸び量を検出するように構成さている
ので、試験片T自体に歪み測定手段を取付けることな
く、しかも、ロードセル16の変形量に影響されること
なく、試験片Tの伸び量を正確に測定できる。
【0021】本発明者らの実験によれば、従来の引張試
験機を用いた試験片の伸び量の測定誤差は20乃至20
0%であったのに対し、本例の引張試験機10を用いた
伸び量の測定誤差は、通常の測定態様では5%以下であ
り、困難性を伴う測定の場合でも10%以下であった。
かくして、上記引張試験機10により、測定精度を大き
く向上させることができた。
【0022】図6は、別の実施例に係る把持具の構成を
示す縦断面図である。本例の把持具12、14において
は、軟質金属、例えばインジウムの板体54が押え治具
50の先端部57下面に貼着されている。板体54は、
試験片Tの端部に比較的自在に弾力的に変形して面状に
接触し、押え治具50と試験片Tとの間の滑りをなく
す。かくして、試験片Tに対する押え治具50の押圧力
が、試験片Tに対する保持具40及び押え治具50の把
持力に効率良く変換され、把持具12、14による試験
片Tの一層確実な挟持が達成される。板体54は、押え
治具50の押圧力で変形可能な硬さの軟質金属、例え
ば、ビッカース硬度20以下の金属であれば良く、好ま
しくは、上記インジウム、鉛、又は錫などが使用され
る。
【0023】以上、本発明の好ましい実施例について詳
細に説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるこ
となく特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種
々の変更又は変形が可能であり、それらも本発明の範囲
内に含まれるものであることはいうまでもない。例え
ば、上記変位センサ30として、指標20の変位を正確
に測定可能な種々の形式のものを用いることができ、従
来の形式の光学式距離センサや、変位測定の際にロード
セルに無用の力を加えないように非接触式若しくは軽荷
重で変位する距離測定器などを使用し得る。また、可動
ブロック24を引張方向に案内するための構造は、上記
実施例におけるリニアスライダ28に限定されるもので
はなく、種々の案内機構を採用することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の第1の発明の構成によ
れば、狭小な端部領域を有する短い試験片でも把持具に
よって強固に挟持するとともに、試験片の固定端、即ち
伸びの始点を明確に規定することができる。これによ
り、引張方向の長さが短い試験片でも正確な引張試験結
果を得ることができる。請求項3に記載の第2の発明の
構成によれば、ロードセルなどの変形に影響されること
なく、しかも試験片自体に歪み測定手段を取付けること
なく、試験片の伸び量をより正確に測定できる。かく
て、試験片自体に歪み測定手段を取付けることが出来な
い軟質のフィルム状であって、引張方向の長さが短い試
験片でも、その伸び量を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による引張試験機の一実施例を示す全体
斜視図である。
【図2】図1に示す把持具の分解斜視図である。
【図3】試験片の一端部を把持した状態で示す把持具の
縦断面図である。
【図4】図1に示す引張試験機の作動を示す概略平面構
成図である。
【図5】溝の底面が水平に配向された把持具の比較例を
示す縦断面図である。
【図6】他の実施例に係る把持具の構成を示す縦断面図
である。
【図7】従来の引張試験機の構成を例示する概略平面図
である。
【図8】図7に示す把持具の構造を示す斜視図である。
【図9】図7に示す把持具の構造を示す側面図である。
【符号の説明】
10 引張試験機 12 固定把持具 14 可動把持具 16 ロードセル 18 自動ステージ 20 舌片状指標 22 固定ブロック 24 可動ブロック 26 中空リテーナ 28 リニアスライダ 30 変位センサ 40 保持具 41 試験片の固定端 42 溝 43 溝の先端 44 側壁 46 端壁 47 肩部 48 底面 50 押え治具 52 貫通孔 55 後端部 57 先端部 60 ネジ 62 ネジ部 64 拡大ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片の各端部を把持する一対の把持具
    と、前記試験片の引張方向の荷重を前記把持具の一方に
    課す駆動装置とを備えた引張試験機において、 前記把持具は、他方の把持具とは反対側の端部近傍に肩
    部を形成し、対向する端部開口に向かって該肩部の下端
    から下方に底面を傾斜させた溝を備え、該溝内に前記試
    験片の端部を受容する保持具と、 前記溝の肩部に後端部を当接させ、該溝内に受容された
    試験片端部上に先端部を当接させて、前記溝内に自在に
    嵌合する押え治具と、及び該押え治具を前記保持具に対
    して押圧し、前記溝の底面と前記押え治具の先端部と間
    で前記試験片を挟持させる押圧手段とからなることを特
    徴とする引張試験機。
  2. 【請求項2】 前記押え治具の先端部と前記試験片との
    間には、軟質金属が介装されていることを特徴とする請
    求項1に記載の引張試験機。
  3. 【請求項3】 試験片の一端部を把持する固定把持具
    と、該試験片の他端部を把持する可動把持具と、ロード
    セルを介して前記可動把持具に前記試験片の引張方向の
    荷重を課す駆動装置とを備えた引張試験機において、 前記可動把持具を一体的に支持する可動ブロックと、 該可動ブロックを前記試験片の引張方向に案内する案内
    手段と、及び定点と前記可動ブロックとの距離を測定す
    る測定装置とを備え、前記試験片の引張方向の伸びを前
    記測定装置により測定することを特徴とする引張試験
    機。
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