JPH06323479A - 排気管の球面継手 - Google Patents

排気管の球面継手

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JPH06323479A
JPH06323479A JP5110302A JP11030293A JPH06323479A JP H06323479 A JPH06323479 A JP H06323479A JP 5110302 A JP5110302 A JP 5110302A JP 11030293 A JP11030293 A JP 11030293A JP H06323479 A JPH06323479 A JP H06323479A
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JP
Japan
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bellows
spherical
pipe
curvature
exhaust pipe
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JP5110302A
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JPH086856B2 (ja
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Kimihiro Jinno
公宏 神野
Susumu Kuroyanagi
進 黒柳
Tatsufumi Suzuki
達史 鈴木
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Sango Co Ltd
Original Assignee
Sango Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ剛性の低下と小形化を両立させる。又、
ベローズ管の亀裂の発生を防止して耐久寿命を延ばす。 【構成】 連結部11a、11bの管一般部径Dよりも
小さく定めたベローズの谷部径D′は継手の曲げ剛性を
小さくする。各部11i、11jの曲率半径Ri、Rj
に対し、各部11h、11mの曲率半径Rh 、Rm は大
きく定められていて、曲げ時の応力集中を防止して、耐
久寿命を延ばす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気管の球面継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車では、エンジン振動に起因する排
気管振動を抑えて共振を緩和するために、排気管の間に
球面継手を搭載して振動対策をとっている。
【0003】図4は、球面継手1、2を排気管3、4、
5の間に連結した排気系を示す。6、7はマフラであ
る。この種の球面継手の構造を図5に示す。8は気密を
保つために内部に設けたベローズ管で、断面が波状の山
部8aと、これらの山部8aの左右に一体的に形成した
円筒形の連結部8b、8cを有する。各山部8a同志の
間には谷部8dが形成されている。
【0004】9は球面部内管で、その左端部は前記ベロ
ーズ管8の連結部8bに嵌合溶接される円筒形に形成さ
れている。又、球面部内管9の右端球面部は球面状に形
成され、球面部外管10の左端球面部と互に摺動可能に
嵌合されている。球面部外管10の右端部は、前記ベロ
ーズ管8の連結部8cに嵌合溶接される円筒形に形成さ
れている。
【0005】ベローズ管8は、左右の連結部8bと8c
の内径が、ベローズを形成する前の素材管の内径つまり
管一般部径Dであって、谷部8dの内径D′は一般部径
Dと同一寸法に形成されていた。そして山部8aの高さ
は総ての山部について同じ高さに形成されていた。又、
ベローズ部分と連結部8b、8cとの境界部分8e、8
fは図の断面形状に示すように、小さな曲率半径のRで
形成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
球面部の摺動抵抗を下げ、かつ車両搭載性を良くするた
めに球面部を小形化しようとすると、小形化によって内
部スペースが減少し、ベローズの山高さと山数を十分に
確保できなくなるため、ベローズ剛性が増大する。その
ため、継手に要求される円滑な可撓性がそこなわれると
いう問題点があった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解消
できる排気管の球面継手を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、ベローズ管(11)を内部に有する排気管
の球面継手において、ベローズの谷部径(D′)を管一
般径(D)よりも小さくするとともに、ベローズ部両端
の谷部(11h)(11m)縦断面の曲率半径(Rh )
(Rm ) を他の谷部(11i〜11l)縦断面の曲率半
径(Ri 〜Rl) よりも大きくしたことを特徴とする。
【0009】ベローズの各山部(11c〜11g)の高
さを球面部(9a)の内面形状に沿って定めると効果的
である。
【0010】
【作用】ベローズの谷部径を小さくすることで、山部の
実質的な高さが大きくなってベローズの曲げ剛性が下が
る。従って球面部の小形化と可撓性が両立する。又球面
部の小形化でその摺動抵抗が下がる。ベローズ部両端の
谷部の曲率半径を他の谷部の曲率半径より大きくするこ
とで、曲げ時のベローズ端部への応力集中が緩和され、
亀裂が生じるまでの耐久寿命が延びる。
【0011】更に、各山部の高さを球面部内面形状に沿
って定めることにより、特にベローズ中央部に位置する
山部の高さをより大きくでき、曲げ剛性が一層低下す
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例で、9は球面部内
管、10は球面部外管で、それぞれの球面部9aと10
aは互に摺動可能に嵌合されている。球面内管9の左端
部は円筒形の連結部9bを、球面部外管10の右端部は
円筒形の連結部10bを形成している。
【0013】11はベローズ管で、左右端部は円筒形の
管一般部径Dを有する連結部11a、11bが、中央部
には山部11c、11d、11eと谷部11h、11
i、11j、11mが形成されている。谷部11h〜1
1mの径(内径)D′は連結部11a、11bの管一般
部径Dより小さく定めてある。
【0014】又、ベローズ部両端の谷部11h、11m
の縦断面の曲率半径Rh 、Rm は、他の谷部11i、1
1jの縦断面の曲率半径Ri 、Rj よりも大きく定めて
ある。
【0015】なお、この第1実施例では、各部寸法(m
m)がD:φ45.6、D′:φ43.8、Rh
m :R5、Ri =Rj :R1.6に定められている。
又、内管9と外管10の厚みはt1.2、ベローズ管1
1の厚みはt0.3である。
【0016】図2、図3は本発明の第2実施例で、9は
球面部内管、10は球面部外管、11はベローズ管であ
る。9a、10aはそれぞれ球面部内管9と球面部外管
10に形成された球面部、9b、10bはそれぞれ球面
部内管9と球面部外管10に形成された円筒形の連結部
である。
【0017】この実施例では、ベローズ管11のベロー
ズは、5個の山部11c〜11gと、6個の谷部11h
〜11mよりなる。ベローズ両端の谷部11hと11m
の縦断面の曲率半径Rh とRm は、他の谷部11iと1
1lの縦断面の曲率半径Ri〜Rl よりも大きく定めら
れている。
【0018】又、5個の山部11c〜11gは、球面内
管9の球面部9aの内面形状に沿って、中央部の山部程
高さが大きくしてある。すなわち、山部11eが最も高
く、次に山部11dと11fが高く、両端の山部11c
と11gが一番低い。
【0019】因みに、第2実施例における各部寸法(m
m)は、D:φ45.6、D′:φ43.8、Rh =R
m :R5、Ri =Rl :R2.0、Rj =Rk :R2.
3に定められている。内、外管9、10とベローズ管1
1の厚みは前記第1実施例と同じである。又、球面部9
aの内径Aはφ31.5で、図2の縦断面におけるベロ
ーズの各山部11c〜11gに接する包絡線は球面部9
aに沿った円形で、その直径Bは前記内径Aよりわずか
に小さい値φ27.5に定められている。つまり、各山
部の高さが球面部9aの内面形状に沿って決められた、
最大限の高さにしてある。こうすることで、ベローズ管
11の曲げ剛性を最低にできる。そして、曲げ剛性の低
下をそれ程望まなければ、その分継手を小形化できる。
【0020】
【発明の効果】本発明における排気管の球面継手は上述
のように構成されているので、ベローズ管の剛性が下が
り柔軟性が良くなる。従って球面部の小形化と可撓性が
両立可能である。又、ベローズ両端の縦断面の曲率半径
を大きくしたので、曲げ時のベローズ端部への応力集中
が緩和され、亀裂発生が防止されて耐久寿命が延びる。
【0021】更に又、球面部内でベローズの山部の高さ
を最大にできるため、この面からも曲げ剛性が一層低下
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の一部縦断側面図。
【図2】 本発明の第2実施例の縦断側面図。
【図3】 図2の要部拡大図。
【図4】 排気系の斜視図。
【図5】 従来技術の一部縦断側面図。
【符号の説明】
9a 球面部 11 ベローズ管 11c〜11g 山部 11h〜11l 谷部 Rh 〜Rm 曲率半径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズ管を内部に有する排気管の球面
    継手において、ベローズの谷部径を管一般部径よりも小
    さくするとともに、ベローズ部両端の谷部縦断面の曲率
    半径を他の谷部縦断面の曲率半径よりも大きくしたこと
    を特徴とする排気管の球面継手。
  2. 【請求項2】 ベローズの各山部の高さを球面部の内面
    形状に沿って定めたことを特徴とする請求項1の排気管
    の球面継手。
JP5110302A 1993-05-12 1993-05-12 排気管の球面継手 Expired - Fee Related JPH086856B2 (ja)

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JPH06323479A true JPH06323479A (ja) 1994-11-25
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177999A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Showarasenkan Seisakusho Co Ltd 防振用ベローズ管継手
WO2014006811A1 (ja) 2012-07-02 2014-01-09 オイレス工業株式会社 球面排気管継手

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US9683687B2 (en) 2012-07-02 2017-06-20 Oiles Corporation Spherical exhaust pipe joint

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JPH086856B2 (ja) 1996-01-29

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