JPH06323234A - ハイドロメカニック式の駆動ユニット - Google Patents

ハイドロメカニック式の駆動ユニット

Info

Publication number
JPH06323234A
JPH06323234A JP23444593A JP23444593A JPH06323234A JP H06323234 A JPH06323234 A JP H06323234A JP 23444593 A JP23444593 A JP 23444593A JP 23444593 A JP23444593 A JP 23444593A JP H06323234 A JPH06323234 A JP H06323234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss
planetary gear
eccentric
transmission
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23444593A
Other languages
English (en)
Inventor
Franz Forster
フォルスター フランツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Linde GmbH
Original Assignee
Linde GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE4235697A external-priority patent/DE4235697A1/de
Application filed by Linde GmbH filed Critical Linde GmbH
Publication of JPH06323234A publication Critical patent/JPH06323234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 僅かな費用で、慣性力の不都合な作用を減じ
ることができる、コンパクトな構造のハイドロメカニッ
ク式の駆動ユニットを提供する。 【構成】 ハイドロモータと、該ハイドロモータに力伝
達経路において後置されていてハイドロモータのケーシ
ング内に配置されている遊星歯車伝動装置とが設けられ
ており、該遊星歯車伝動装置が偏心駆動装置を備えてお
り、この場合ハイドロモータが、斜板構造形式のアキシ
ャルピストン機械として構成されている形式のハイドロ
メカニック式の駆動ユニットにおいて、遊星歯車伝動装
置がピン1aに支承されていて、該ピン1aの端面に、
ハイドロモータの制御面6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイドロメカニック式
の駆動ユニットであって、ハイドロモータと、該ハイド
ロモータに力伝達経路において後置されていてハイドロ
モータのケーシング内に配置されている遊星歯車伝動装
置とが設けられており、該遊星歯車伝動装置が偏心駆動
装置を備えており、この場合ハイドロモータが、斜板構
造形式のアキシャルピストン機械として構成されている
形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】極めて大きな伝達比を有しているこのよ
うな形式のハイドロメカニック式の駆動ユニットは、例
えばホイール駆動装置として使用される。
【0003】駆動モータと後置された遊星歯車伝動装置
とから成っていて偏心的な駆動装置を備えているハイド
ロメカニック式の駆動ユニットは、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第3149108号明細書に開示されてい
る。この場合駆動モータは、多数の個別の部品から成る
遊星歯車伝動装置と結合されており、この遊星歯車伝動
装置は、別体の伝動装置ケーシング内に配置されてい
る。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2311
118号明細書に基づいて公知の上記形式の駆動ユニッ
トでは、遊星歯車伝動装置はハイドロモータのケーシン
グの中に配置されており、したがってこの場合には、極
めてコンパクトでかつ極めて少ない数の個別の部品しか
有していない駆動ユニットが提供されている。そしてこ
の公知の構成では、シリンダドラムの外周部に1つの歯
車が偏心的に支承されていて、この歯車は、機械ケーシ
ングの位置固定の内側歯列とも、該内側歯列に対して平
行に配置されている、被駆動軸として構成されているウ
ェブの内側歯列とも係合している。しかしながらこの公
知の構成には次のような欠点、すなわち、歯車が偏心的
に支承されていることに基づいて、慣性力に起因する著
しく大きな横力がシリンダドラムに作用するという欠点
がある。確かに前記明細書には、単数又は有利には複数
の質量バランスウエイトを配置することによって、この
ような横力の作用を抑制することが、提案されている
が、しかしながらこのような処置は、製造されかつ取り
付けられねばならない構成部材の数を増大させるのみな
らず、駆動ユニットの重量をも高めることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式のハイドロメカニック式の駆動ユ
ニットを改良して、僅かな費用で、慣性力の不都合な作
用を減じることができる、コンパクトな構造のハイドロ
メカニック式の駆動ユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、遊星歯車伝動装置がピンに支承さ
れていて、該ピンの端面に、ハイドロモータの制御面が
設けられているようにした。
【0007】
【発明の効果】本発明の主要な思想は、遊星歯車伝動装
置の駆動装置の偏心率に起因する慣性力を、ハイドロモ
ータの内部に配置されているケーシング固定の構成部材
に導入するということにあり、この構成部材は既に、ハ
イドロモータに配属された機能、つまりこの場合には制
御底部の機能を有している。制御面はこの場合、遊星歯
車伝動装置のための軸受台として働くピンの端面に直接
一体成形されているか又は、ピンの端面と結合されてい
る構成部材に一体成形されていることができる。このよ
うに構成されている結果として、シリンダドラムは制御
面における横力からの影響を回避することが可能であ
る。これに加えて、本発明による駆動ユニットは極めて
コンパクトな寸法を有している。
【0008】本発明の有利な構成では、遊星歯車伝動装
置が、偏心体・伝動装置として構成されている。
【0009】本発明の別の有利な構成では、遊星歯車伝
動装置が、サイクロ・伝動装置として構成されている。
【0010】上に述べた両方の構成のいずれににおいて
も、極めて大きな伝達比が得られるにもかかわらず、伝
動装置のためには極めて少ない数の構成部材しか必要と
しない。
【0011】本発明によるハイドロメカニック式の駆動
ユニットの特に有利な別の構成では、ハイドロメカニッ
ク式の駆動ユニットがボス式駆動装置として構成されて
いて、位置固定のボス保持体と回転可能に支承されたボ
スとを有しており、該ボス保持体とボスとが一緒にケー
シングを形成しており、該ケーシング内にハイドロモー
タと遊星歯車伝動装置が配置されており、この場合ボス
保持体に、遊星歯車伝動装置を保持するピンが固定され
ているか又は一体成形されており、しかもこの場合遊星
歯車伝動装置の被駆動エレメントがボスと結合されてい
るか又はボスに一体に形成されている。
【0012】ボス駆動装置内に偏心体・遊星歯車・伝動
装置が取り付けられる場合に、極めて大きな伝達比を得
るために、本発明の別の有利な構成では、偏心体・遊星
歯車伝動装置の被駆動エレメントとして、ボスと結合さ
れた又はボスに一体成形された中空歯車が設けられてお
り、該中空歯車が、遊星歯車と係合しており、該遊星歯
車が、ハイドロメカニック式の駆動ユニットの駆動軸線
に対して偏心的なウェブに支承されており、該ウェブ
が、第2の偏心的なウェブと結合されているか又は一体
に形成されていて、両ウェブがそれぞれ、ダブル偏心体
の2つの偏心円板のうちの1つとして構成されており、
この場合第2のウェブに、第2の平行な遊星歯車が支承
されていて、該遊星歯車が、位置固定のボス保持体と結
合されているか又はボス保持体に一体成形されている中
空歯車に係合しており、しかもこの場合、互いに結合さ
れているウェブが、偏心体・遊星歯車伝動装置の入力エ
レメントを形成していて、該入力エレメントがハイドロ
モータと駆動結合されている。このように構成されてい
ると、4つの歯列、すなわち、両中空歯車の内側歯列及
び両遊星歯車の外側歯列だけが製造されればよいことに
なる。内側歯列が、いずれにせよ設けられているボス及
びボス保持体に直接一体成形されている場合には、遊星
歯車伝動装置を構成するために3つの構成部材しか必要
でない。すなわちこれは、2つの遊星歯車とダブル偏心
体のことであり、この場合ダブル偏心体は、互いに一体
に形成されて2つのウェブから成っている。
【0013】ボス式駆動装置においてサイクロ・伝動装
置が使用される場合において、極めて大きな伝達比を得
るために、本発明の別の有利な構成では、サイクロ・伝
動装置の被駆動エレメントとして、駆動円筒歯列を備え
た中空歯車が設けられており、該中空歯車が、サイクロ
イド歯列を備えた遊星歯車と係合していて、該遊星歯車
が、ハイドロメカニック式の駆動ユニットの駆動軸線に
対して偏心的な太陽歯車に支承されており、この太陽歯
車が、該太陽歯車に対して平行に配置されていて駆動軸
線に対して偏心的な第2の太陽歯車と結合されているか
又は一体に形成されており、両太陽歯車がそれぞれ、ダ
ブル偏心体の2つの偏心円板のうちの1つとして構成さ
れており、この場合第2の太陽歯車に、サイクロイド歯
列を備えた第2の遊星歯車が支承されていて、該遊星歯
車が、位置固定のボス保持体と結合されていて駆動円筒
歯列を備えた中空歯車と係合しており、この場合さら
に、ウェブが、ボス保持体に固定されている偏心的な複
数のピンによって形成されており、該ピンがそれぞれ、
同軸的なローラを備えていて、遊星歯車の孔に係合して
おり、しかもこの場合、互いに結合されている太陽歯車
が、サイクロ・伝動装置の入力エレメントを形成してい
て、該入力エレメントがハイドロモータと駆動結合され
ている。
【0014】上に述べた偏心体・伝動装置の使用時にお
いても、サイクロ・伝動装置の使用時においても、周方
向において互いに180゜ずらされた偏心率を有してい
て互いに並んで配置されている両遊星歯車によってそれ
ぞれ、アンバランスの補償と出力の分岐とが行われる。
なお残っている傾倒モーメントは、相応に大まかに寸法
設定されたボス保持体懸吊部を通して、例えば車両の軸
に容易に導入されることができる。
【0015】ハイドロメカニック式の駆動ユニットを可
能な限りコンパクトに寸法設定し、かつ構成部材の数を
少なくするために、本発明の別の有利な構成では、ハイ
ドロモータのシリンダドラムが、力伝達経路に配置され
ているモータ側の被駆動軸を介在することなしに、回動
不能にかつ横力なしに遊星歯車伝動装置の入力エレメン
トと結合されており、斜板が、シリンダドラムを貫通し
ていてボス保持体と回動不能に結合されている抗張部材
に固定されているか又は該抗張部材に一体に形成されて
おり、この場合軸受が、抗張部材とボスとの間において
斜板の範囲に設けられている。先行技術のハイドロメカ
ニック式に駆動ユニットにおいて使用されていて、シリ
ンダドラムとの力接続的な結合のためにスプラインを有
しているモータ側の被駆動軸とは異なり、抗張部材は簡
単に製造すること及び取り付けることが可能である。さ
らに、被駆動軸を使用する場合に必要であった軸受装置
を省くことができる。回転するボスと、一端でボス保持
体にかつ他端でボスに支持されている位置固定の抗張部
材との間における補償のために必要な軸受は、構造上、
極めて簡単なものである。それというのは、ボスは抗張
部材に対して低い回転数しか有していないからである。
例えばボスは、シリンダドラムの最大回転数が毎分30
00回転でかつ遊星歯車伝動装置のおける減速比が1
5:1である場合には、毎分200回転の回転数でしか
回転しないので、この箇所においては単純な滑り軸受を
設けるだけで十分である。
【0016】シリンダドラムと遊星歯車伝動装置の入力
エレメントとの間における、回動不能でかつ横力のない
結合部としては、例えばオルダム継ぎ手が適している。
このような結合部は、シリンダが制御面に沿って自由に
調節できることを、可能にする。
【0017】斜板に作業ピストンが支持されていること
及び制御面がハイドロリック式に無負荷であることによ
って生ぜしめられる駆動機構力を吸収するために、本発
明のさらに別の有利な構成では、シリンダドラムが、制
御面から離れている方の端部において抗張部材に支承さ
れている。この場合、回転するシリンダドラムと位置固
定の抗張部材との間において、斜板近傍の抗張部材の範
囲に、ころがり軸受例えばニードル軸受が配置されてい
ると、有利である。抗張部材自体が、回転するボスに支
承されているので、力は、ボスとボス保持体との間に配
置されている軸受箇所(ホイール軸受)に導入される。
【0018】本発明のさらに別の有利な構成では、シリ
ンダドラムとボスとの間に、ブレーキが配置されてお
り、このようにブレーキが配置されていると、ハイドロ
メカニック式の駆動ユニットを停止させることができ
る。
【0019】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【0020】図1に示されているハイドロメカニック式
の駆動ユニットは、ボス式駆動装置として構成されてい
て、ボス保持体1を有しており、このボス保持体1は、
例えば可動パワーショベルの車両軸に固定されている。
ボス2は、この実施例では2列のアンギュラ玉軸受とし
て構成されていてO形に配置されている軸受装置3を介
して、ボス保持体1に回転可能に支承されている。軸受
装置3の内レースは、この実施例では直接ボス1に一体
成形されている。ボス2は、ディスクホイールリムのた
めの一点鎖線で示された固定ボルト4を備えていてもよ
い。ボス保持体1には複数の圧力媒体通路5が配置され
ており、これらの圧力媒体通路5は、ホイール駆動装置
の内部に配置されているハイドロモータの制御面6に開
口している。このハイドロモータは、斜板構造形式のア
キシャルピストン機械として構成されている。制御面6
は公知の形式で、腎臓形の複数の制御スロットを備えて
おり、これらの制御スロットは、ハイドロモータのシリ
ンダドラム7に配置されている駆動シリンダ8を、圧力
媒体通路5と周期的に接続するために働く。制御面6
は、ボス保持体1と結合されている(一体成形されてい
る)構成部材、つまりピン1aに形成されている。
【0021】作業シリンダ8には作業ピストン9が配置
されており、これらの作業ピストン9は斜板10に支持
されている。斜板10は抗張部材11と回動不能に結合
されており、この抗張部材11はボス保持体1におい
て、スプラインを介して回動不能に固定されている。ス
プラインの代わりに、溝・キー結合を用いることも可能
であり、このような溝・キー結合は、図示の実施例にお
いて既に、斜板10と抗張部材11との間における回動
不能な結合のために使用されている。斜板10と抗張部
材11とは互いに一体に構成されていてもよい。シリン
ダドラム7は抗張部材11とは逆に回転するので、ころ
がり軸受12がシリンダドラム7と抗張部材11との間
において斜板近傍に配置されている。
【0022】シリンダドラム7は、制御面6の範囲にお
いてそのために適したカップリングを用いて、回動不能
にかつ横力なしに、ダブル偏心体と結合されており、こ
の場合ダブル偏心体はピン1aに支承されている。シリ
ンダドラム7の横力なしの結合形式によって、制御面6
に沿ったシリンダドラム7の「自由な」調節が可能であ
る。ダブル偏心体は、互いに一体的に結合されている2
つの偏心円板から成っている。そして偏心率は周方向に
おいて互いに180゜ずらされている。各偏心円板には
遊星歯車13;14がそれぞれ支承されている。遊星歯
車13が支承されている一方の偏心円板は、偏心体・遊
星歯車伝動装置の第1のウェブ15を形成している。遊
星歯車13は、回転可能なボス2に一体成形されている
中空歯車16と係合している。遊星歯車14に支承され
ている第2の偏心円板は、偏心体・遊星歯車伝動装置の
第2のウェブ17を形成している。そして遊星歯車14
は、位置固定のボス保持体1に一体成形されている中空
歯車18と係合している。
【0023】ダブル偏心体もしくはウェブコンビネーシ
ョン15/17は、したがって遊星歯車伝動装置の入力
エレメントを形成しており、中空歯車18は出力エレメ
ントを形成している。偏心率に基づいて場合によっては
なお存在している残留慣性力、つまり互いにずらされて
いる遊星歯車によっては補償されない残留慣性力と、傾
倒モーメントとは、遊星歯車伝動装置がピン1aに支承
されていることによって、ボス保持体1に導入される。
したがって、慣性力によるシリンダドラム7に対する影
響は、存在していない。
【0024】上に述べた構成部材が本発明のように配置
されていることによって、最小の構造空間において、シ
リンダドラム7とボス2との間における大きな減速比を
備えたハイドロメカニック式の駆動ユニットが生ぜしめ
られる。回動不能な抗張部材11は斜板10の範囲にお
いても支持されねばならないので、そこには、滑り軸受
19が、少なくとも1つの嵌合ピン20を用いてセンタ
リングされていてボス2とねじ締結されているボスカバ
ー21の中に、配置されており、このボスカバー21
は、ハイドロメカニック式の駆動ユニットの保守・点検
のためには取り外される。
【0025】シリンダドラム7の外周部には歯列が設け
られており、この歯列には、多板ブレーキの複数のブレ
ーキ板22が配置されていて、この多板ブレーキを用い
て、ボス2をシリンダドラム7に対して固定することが
できる。ブレーキ板22の間には、ボス2の外周部に設
けられた歯列に配置されているブレーキ板23が、位置
している。この場合、中空歯車16に一体成形された歯
列が幾分広幅に保持されていると、有利である。多板ブ
レーキは、ハイドロリック式に負荷可能なブレーキピス
トン24によってレリーズ可能なばね蓄力器ブレーキと
して構成されている。
【0026】図2に示された実施例が図1に示された実
施例と異なっている点は、構造上の小さな差異の他に、
偏心体・遊星歯車伝動装置の代わりに、サイクロ・伝動
装置が設けられている点である。
【0027】図2に示された実施例においても、図1に
おけるように、シリンダドラム7は制御面6の範囲にお
いて回動不能にかつ横力なしに、ピン1aに支承されて
いるダブル偏心体と結合されている。そしてダブル偏心
体は、同様に、互いに一体的に結合されている2つの偏
心円板から成っている。偏心率は周方向において互いに
対して180゜ずらされている。各偏心円板には遊星歯
車25;26がそれぞれ支承されている。遊星歯車25
が支承されている一方の偏心円板は、サイクロ・伝動装
置の第1の太陽歯車27を形成している。そして遊星歯
車25は、外周部に配置されているサイクロイド歯列を
介して、ボス2に形成されている中空歯車28と係合し
ており、この場合この中空歯車28はそのために、回転
可能なボス2に固定されている駆動円筒歯列28aを備
えている。遊星歯車26が支承されている第2の偏心円
板は、サイクロ・伝動装置の第2の太陽歯車29を形成
している。遊星歯車26も同様に、中空歯車28もしく
は駆動円筒歯列28aと係合している。サイクロ・伝動
装置の位置固定のウェブは、ボス保持体1に固定されて
いる同心的な複数のピン30によって形成されており、
これらのピン30はそれぞれ、同軸的なローラ31を備
えていて、遊星歯車25,26の孔32に係合してい
る。別の公知のサイクロ・伝動装置では、共通の中空歯
車が固定されていて、ウェブが被駆動エレメントとして
働くようになっている。
【0028】ダブル偏心体もしくは太陽歯車コンビネー
ション27/29は、遊星歯車伝動装置の入力エレメン
トを形成しており、かつ中空歯車28が出力エレメント
を形成している。この実施例においても、慣性力に基づ
くシリンダドラム7に対する影響は存在しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏心体・遊星歯車伝動装置を備えた本発明によ
るハイドロメカニック式の駆動ユニットを示す断面図で
ある。
【図2】サイクロ・伝動装置を備えた本発明によるハイ
ドロメカニック式の駆動ユニットを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボス保持体、 1a ピン、 2 ボス、 3 軸
受装置、 4 固定ボルト、 5 圧力媒体通路、 6
制御面、 7 シリンダドラム、8 駆動シリンダ、
9 作業ピン、 10 斜板、 11 抗張部材、
12 ころがり軸受、 13,14 遊星歯車、 1
5,17 ウェブ、 16,18 中空歯車、 19
滑り軸受、 20 嵌合ピン、 21 ボスカバー、
22,23ブレーキ板、 25,26 遊星歯車、 2
7 太陽歯車、 28 中空歯車、 28a 駆動円筒
歯列、 29 太陽歯車、 30 ピン、 31 ロー
ラ、 32 孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイドロメカニック式の駆動ユニットで
    あって、ハイドロモータと、該ハイドロモータに力伝達
    経路において後置されていてハイドロモータのケーシン
    グ内に配置されている遊星歯車伝動装置とが設けられて
    おり、該遊星歯車伝動装置が偏心駆動装置を備えてお
    り、この場合ハイドロモータが、斜板構造形式のアキシ
    ャルピストン機械として構成されている形式のものにお
    いて、遊星歯車伝動装置がピン(1a)に支承されてい
    て、該ピン(1a)の端面に、ハイドロモータの制御面
    (6)が設けられていることを特徴とする、ハイドロメ
    カニック式の駆動ユニット。
  2. 【請求項2】 遊星歯車伝動装置が、偏心体・伝動装置
    として構成されている、請求項1記載のハイドロメカニ
    ック式の駆動ユニット。
  3. 【請求項3】 遊星歯車伝動装置が、サイクロ・伝動装
    置として構成されている、請求項1記載のハイドロメカ
    ニック式の駆動ユニット。
  4. 【請求項4】 ハイドロメカニック式の駆動ユニットが
    ボス式駆動装置として構成されていて、位置固定のボス
    保持体(1)と回転可能に支承されたボス(2)とを有
    しており、該ボス保持体(1)とボス(2)とが一緒に
    ケーシングを形成しており、該ケーシング内にハイドロ
    モータと遊星歯車伝動装置が配置されており、この場合
    ボス保持体(1)に、遊星歯車伝動装置を保持するピン
    (1a)が固定されているか又は一体成形されており、
    しかもこの場合遊星歯車伝動装置の被駆動エレメントが
    ボス(2)と結合されているか又はボス(2)に一体に
    形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記
    載のハイドロメカニック式の駆動ユニット。
  5. 【請求項5】 偏心体・遊星歯車伝動装置の被駆動エレ
    メントとして、ボス(2)と結合された又はボス(2)
    に一体成形された中空歯車(16)が設けられており、
    該中空歯車(16)が、遊星歯車(13)と係合してお
    り、該遊星歯車(13)が、ハイドロメカニック式の駆
    動ユニットの駆動軸線に対して偏心的なウェブ(15)
    に支承されており、該ウェブ(15)が、第2の偏心的
    なウェブ(17)と結合されているか又は一体に形成さ
    れていて、両ウェブ(15,17)がそれぞれ、ダブル
    偏心体の2つの偏心円板のうちの1つとして構成されて
    おり、この場合第2のウェブ(17)に、第2の平行な
    遊星歯車(14)が支承されていて、該遊星歯車(1
    4)が、位置固定のボス保持体(1)と結合されている
    か又はボス保持体(1)に一体成形されている中空歯車
    (18)に係合しており、しかもこの場合、互いに結合
    されているウェブ(15,17)が、偏心体・遊星歯車
    伝動装置の入力エレメントを形成していて、該入力エレ
    メントがハイドロモータと駆動結合されている、請求項
    2又は4記載のハイドロメカニック式の駆動ユニット。
  6. 【請求項6】 サイクロ・伝動装置の被駆動エレメント
    として、駆動円筒歯列を備えた中空歯車(28)が設け
    られており、該中空歯車(28)が、サイクロイド歯列
    を備えた遊星歯車(25)と係合していて、該遊星歯車
    (25)が、ハイドロメカニック式の駆動ユニットの駆
    動軸線に対して偏心的な太陽歯車(27)に支承されて
    おり、この太陽歯車(27)が、該太陽歯車(27)に
    対して平行に配置されていて駆動軸線に対して偏心的な
    第2の太陽歯車(29)と結合されているか又は一体に
    形成されており、両太陽歯車(27,29)がそれぞ
    れ、ダブル偏心体の2つの偏心円板のうちの1つとして
    構成されており、この場合第2の太陽歯車(29)に、
    サイクロイド歯列を備えた第2の遊星歯車(26)が支
    承されていて、該遊星歯車(26)が、位置固定のボス
    保持体(1)と結合されていて駆動円筒歯列を備えた中
    空歯車(28)と係合しており、この場合さらに、ウェ
    ブが、ボス保持体(1)に固定されている偏心的な複数
    のピン(30)によって形成されており、該ピン(3
    0)がそれぞれ、同軸的なローラ(31)を備えてい
    て、遊星歯車(25,26)の孔(32)に係合してお
    り、しかもこの場合、互いに結合されている太陽歯車
    (27,29)が、サイクロ・伝動装置の入力エレメント
    を形成していて、該入力エレメントがハイドロモータと
    駆動結合されている、請求項3又は4記載のハイドロメ
    カニック式の駆動ユニット。
  7. 【請求項7】 ハイドロモータのシリンダドラム(7)
    が、力伝達経路に配置されているモータ側の被駆動軸を
    介在することなしに、回動不能にかつ横力なしに遊星歯
    車伝動装置の入力エレメントと結合されており、斜板
    (10)が、シリンダドラム(7)を貫通していてボス
    保持体(1)と回動不能に結合されている抗張部材(1
    1)に固定されているか又は該抗張部材(11)に一体
    に形成されており、この場合軸受(19)が、抗張部材
    (11)とボス(2)との間において斜板(10)の範
    囲に設けられている、請求項4から6までのいずれか1
    項記載のハイドロメカニック式の駆動ユニット。
  8. 【請求項8】 シリンダドラム(7)が、制御面から離
    れている方の端部において抗張部材(11)に支承され
    ている、請求項7記載のハイドロメカニック式の駆動ユ
    ニット。
  9. 【請求項9】 シリンダドラム(7)とボス(2)との
    間に、ブレーキが配置されている、請求項4から8まで
    のいずれか1項記載のハイドロメカニック式の駆動ユニ
    ット。
JP23444593A 1992-09-23 1993-09-21 ハイドロメカニック式の駆動ユニット Pending JPH06323234A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4231765 1992-09-23
DE4235697A DE4235697A1 (de) 1992-09-23 1992-10-22 Hydromechanisches Antriebsaggregat
DE4231765.7 1992-10-22
DE4235697.0 1992-10-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06323234A true JPH06323234A (ja) 1994-11-22

Family

ID=25918758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23444593A Pending JPH06323234A (ja) 1992-09-23 1993-09-21 ハイドロメカニック式の駆動ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06323234A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016153042A1 (ja) * 2015-03-26 2016-09-29 Kyb株式会社 液圧モータ、そのブレーキ装置及びブレーキ装置の製造方法
CN111515813A (zh) * 2020-04-30 2020-08-11 陈英杰 一种连接装置及设置该连接装置的工具单元

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016153042A1 (ja) * 2015-03-26 2016-09-29 Kyb株式会社 液圧モータ、そのブレーキ装置及びブレーキ装置の製造方法
JP2016183621A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 Kyb株式会社 液圧モータ、そのブレーキ装置及びブレーキ装置の製造方法
CN111515813A (zh) * 2020-04-30 2020-08-11 陈英杰 一种连接装置及设置该连接装置的工具单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8403789B2 (en) Transmission
US5024636A (en) Planetary wheel hub
US6220984B1 (en) Planetary gear
JP3952457B2 (ja) 動力伝達装置用アクチュエータ
WO2015068821A1 (ja) 動力伝達装置
US8727931B2 (en) Gear train unit and arrangement for a stamping press
JPH0611013A (ja) 液圧・機械式駆動システム
JP3462496B2 (ja) 差動装置
JP2000220559A (ja) 油圧モ―タ―装置
US5391122A (en) Hydromechanical drive system
US6165099A (en) Planetary gear
GB2265872A (en) Hydromechanical final drive.
US11781278B2 (en) Unbalance arrangement for a compactor roller of a soil compactor
JP3877465B2 (ja) 動力伝達機構
US5368527A (en) Hydromechanical drive unit
JPH06323234A (ja) ハイドロメカニック式の駆動ユニット
US20200080598A1 (en) Dual clutch unit with electric drive
JPS6116441Y2 (ja)
JPH03255249A (ja) 差動装置
US5255895A (en) Gear transmission in a lifting machinery
JPH08159229A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3674264B2 (ja) 無段変速装置
JP2003048441A (ja) 車両用四輪駆動装置
JPS6120745B2 (ja)
CA1317126C (en) Gear transmission for lifting machine