JPH06322602A - 生花をシリコンで復元した造花、並びにその製作方法 - Google Patents
生花をシリコンで復元した造花、並びにその製作方法Info
- Publication number
- JPH06322602A JPH06322602A JP14712693A JP14712693A JPH06322602A JP H06322602 A JPH06322602 A JP H06322602A JP 14712693 A JP14712693 A JP 14712693A JP 14712693 A JP14712693 A JP 14712693A JP H06322602 A JPH06322602 A JP H06322602A
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- JP
- Japan
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- flower
- gypsum
- petals
- natural
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生花特有の自然な造形美や質感、及びその色
彩を兼ね備えた、生花の立体的なコピーとして複製され
る造花を提供する。 【構成】 生花の形態を印象材で型取りし、その陰型に
シリコンを流入した後、硬化したシリコンの花弁を取り
出し、再編成して、生花を復元している。
彩を兼ね備えた、生花の立体的なコピーとして複製され
る造花を提供する。 【構成】 生花の形態を印象材で型取りし、その陰型に
シリコンを流入した後、硬化したシリコンの花弁を取り
出し、再編成して、生花を復元している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生花の表面形状を石膏
などで印象、あるいは型取りし、その陰形にシリコンを
充填して製作される、生花の複製としての造花、及びそ
の製作方法に関する。
などで印象、あるいは型取りし、その陰形にシリコンを
充填して製作される、生花の複製としての造花、及びそ
の製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の造花に於ては、花弁の素材として
布地やガラス、プラスチックなどを加工し、人為的な造
形が施されている。
布地やガラス、プラスチックなどを加工し、人為的な造
形が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の造花にあって
は、花弁の表面形状が全て人為的に施された模様や凹凸
であるために、生花の花弁が有する自然美の造形を表現
できず、またその質感も天然の花弁とは大きくかけ離れ
ているという問題点があった。
は、花弁の表面形状が全て人為的に施された模様や凹凸
であるために、生花の花弁が有する自然美の造形を表現
できず、またその質感も天然の花弁とは大きくかけ離れ
ているという問題点があった。
【0004】本発明は、生花の質感、表面形状、及び色
彩を兼ね備えた、生花の複製としての造花を提供するこ
とを目的としている。
彩を兼ね備えた、生花の複製としての造花を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の造花は、生花の表面形状を印象、あるいは
型取りして、出来上がった陰型にシリコンを充填して復
元するという手法を用いる。
に、本発明の造花は、生花の表面形状を印象、あるいは
型取りして、出来上がった陰型にシリコンを充填して復
元するという手法を用いる。
【0006】また、花弁の着色方法は、硬化前のシリコ
ンに、顔料あるいは塗料を混和、撹拌して行う方法と、
硬化したシリコンの表面に、塗布、あるいは噴射する方
法がある。
ンに、顔料あるいは塗料を混和、撹拌して行う方法と、
硬化したシリコンの表面に、塗布、あるいは噴射する方
法がある。
【0007】さらに、複製された各々の花弁をシリコン
で合着、再構成し、一輪の花として完成させる。
で合着、再構成し、一輪の花として完成させる。
【0008】
【作用】上記のように復元された造花は、生花特有の質
感や造形、あるいは色彩などの要素をリアルに表現する
ことができる。
感や造形、あるいは色彩などの要素をリアルに表現する
ことができる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、硬化前の1次石膏3を外枠1の中に満た
し、その上に、生花の花弁2を置く。このとき、生花の
花弁2と、1次石膏3の間に気泡が入らないように注意
する。
図1において、硬化前の1次石膏3を外枠1の中に満た
し、その上に、生花の花弁2を置く。このとき、生花の
花弁2と、1次石膏3の間に気泡が入らないように注意
する。
【0010】図2に示される実施例では、硬化した1次
石膏3の上に石膏分離剤4を塗布している。このとき、
石膏分離剤4が、生花の花弁2を被蓋しないよう注意す
る。
石膏3の上に石膏分離剤4を塗布している。このとき、
石膏分離剤4が、生花の花弁2を被蓋しないよう注意す
る。
【0011】図3に示される実施例では、上記の1次石
膏3と、生花の花弁2の上から2次石膏5を流入してい
る。このときも、気泡の混入に注意する。
膏3と、生花の花弁2の上から2次石膏5を流入してい
る。このときも、気泡の混入に注意する。
【0012】図4に示される実施例では、1次石膏3と
2次石膏5を分割し、生花の花弁2を除去している。ま
た、1次石膏3と2次石膏5の各々に、花弁2の形状
が、空隙部位6として存在している。
2次石膏5を分割し、生花の花弁2を除去している。ま
た、1次石膏3と2次石膏5の各々に、花弁2の形状
が、空隙部位6として存在している。
【0013】図5に示される実施例では、1次石膏3の
空隙部位6にシリコン7をのせている。
空隙部位6にシリコン7をのせている。
【0014】図6に示される実施例では、図5で示され
た、1次石膏3及び、シリコン7の上に2次石膏5を嵌
合させ、加圧機8でプレスしている。そして、シリコン
7が硬化した後に、これを取り出す。
た、1次石膏3及び、シリコン7の上に2次石膏5を嵌
合させ、加圧機8でプレスしている。そして、シリコン
7が硬化した後に、これを取り出す。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように製作され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0016】生花の花弁を複製した造花なので、限りな
く生花に近い造形が得られる。
く生花に近い造形が得られる。
【0017】そして、シリコンで複製された花弁は、生
花のそれに大変類似した質感と感触を有している。
花のそれに大変類似した質感と感触を有している。
【0018】さらに、色素をシリコンに混和することに
よって、色素の劣化を防ぎ、色彩をより長く保持するこ
とができる。
よって、色素の劣化を防ぎ、色彩をより長く保持するこ
とができる。
【0019】また、シリコンは、耐熱性や耐久性などに
優れているので、日常の生活環境下では、ほとんど変形
したり、変質することがない。
優れているので、日常の生活環境下では、ほとんど変形
したり、変質することがない。
【0020】ゆえに、本発明は、非常に広い分野で、多
大な実用性と、可能性を内包した造花であると考えられ
る。
大な実用性と、可能性を内包した造花であると考えられ
る。
【図1】生花の花弁を、1次石膏の上に置いた断面図で
ある。
ある。
【図2】生花の花弁を、1次石膏の上に置き、石膏分離
剤を塗布した上面図である。
剤を塗布した上面図である。
【図3】生花の花弁と1次石膏の上に2次石膏を流入し
た断面図である。
た断面図である。
【図4】1次石膏と2次石膏を分割し、生花の花弁を除
去した断面図である。
去した断面図である。
【図5】1次石膏の上にシリコンをのせた断面図であ
る。
る。
【図6】1次石膏とシリコンの上に2次石膏を嵌合させ
た断面図である。
た断面図である。
1 外枠 2 生花の花弁 3 1次石膏 4 分離剤 5 2次石膏 6 空隙部位 7 シリコン 8 加圧機
Claims (5)
- 【請求項1】 外枠(1)に1次石膏(2)を満たし
て、その上に生花の花弁(3)を置いて花弁の片面を型
取りする方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の生花の花弁(3)及び
1次石膏(3)の上に2次石膏(5)を流して、花弁の
残りの面を型取りする方法。 - 【請求項3】 硬化した1次石膏(3)と2次石膏
(5)を分割して生花の花弁(2)を除去した後にでき
た空隙部位(6)にシリコン(7)を充填し、再び1次
石膏(3)と2次石膏(5)を嵌合させてプレスする方
法。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までに記載した
1次石膏及び、2次石膏(5)の代替物として、樹脂及
び、その他の印象材を用いる方法。 - 【請求項5】 以上のような手法によって製作された
人工の花弁を再構成して複元される造花。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14712693A JPH06322602A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 生花をシリコンで復元した造花、並びにその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14712693A JPH06322602A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 生花をシリコンで復元した造花、並びにその製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322602A true JPH06322602A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15423142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14712693A Pending JPH06322602A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 生花をシリコンで復元した造花、並びにその製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06322602A (ja) |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP14712693A patent/JPH06322602A/ja active Pending
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