JPH06322282A - ピロロピロール顔料の安定化 - Google Patents
ピロロピロール顔料の安定化Info
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Abstract
複素環の芳香族基を表し、そしてDは酸素又は硫黄原子
を表す。)のピロロ[3,4−c]ピロール顔料、及び b)顔料を基準にして、1ないし100重量%のN−ハ
イドロカルビルオキシアミンからなる光安定化された顔
料組成物。 【効果】ごれらの顔料組成物は、優れた光安定性と耐候
性により識別される。
Description
−ヒドロカルビルオキシアミンの添加によるピロロピロ
ール顔料の安定化に関する。
[3,4−c]ピロールは数年前から知られており、例
えば米国特許第4 415 685号と米国特許第4
579 949号に記載されている。これらのあるもの
は高性能の顔料として成功している。それらは既に非常
に高い光安定性と耐候性を有しているというものの、驚
くべきことにこれらの性質は、その顔料をN−ヒドロカ
ルビルオキシアミンと混合すると、透明ばかりでなく不
透明の顔料型で、更に改善できるということが今や見出
された。
ALS(ヒンダードアミン系光安定剤)のN−ヒドロカ
ルビルオキシ誘導体は、化学線の分解的刺激に対するポ
リマーのための光安定剤として、例えば米国特許第4
921 962号、第5 019 613号、第5 0
21 483号、第5 021 486号、第5 02
1 577号及び欧州特許公開公報EP−A−第389
428号に開示されている。それらは、有機材料例え
ばポリオレフィン、エラストマー、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリウレタン、常温硬化と酸性触媒熱硬化
塗膜又はエナメルを安定化するのに、特に有効である。
欧州特許公開公報(EP−A−)第309 401号
は、ある種の特定の有機顔料例えばフタロシアニンとア
ゾ顔料を含有している塗膜の不適、例えば脆化、亀裂、
腐食、浸食、光沢喪失、チョーキングと黄変を予防する
のに特に効果的であることが見出されている。
ピロロピロール顔料の既に高い光安定性と耐候性は、顔
料粒子を、N−ヒドロカルビルオキシアミンと又はそれ
でもって塗布することにより、更に改善され得ることが
判明した。
複素環の芳香族基を表し、そしてDは酸素又は硫黄原子
を表す。)のピロロ[3,4−c]ピロール顔料、及び b)顔料を基準にして、1ないし100重量%のN−ハ
イドロカルビルオキシアミンからなる光安定化された顔
料組成物に関する。
である。それらは、例えば米国特許第4 415 68
5号、1,2と3欄、そして特に実施例1,6と27な
いし49に、そして米国特許第4 579 949号、
特に実施例1ないし46に、詳細に記載されている。
既知の化合物である。まだ新規であるどの化合物も周知
の方法と同様にして製造できる。
Bが、互いに独立して、次式:
ゲン原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原
子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数1ないし
18のアルキルメルカプト基、炭素原子数1ないし18
のアルキルアミノ基、CN、NO2 、フェニル基、トリ
フルオロメチル基、炭素原子数5ないし6のシクロアル
キル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル
基、ピペラジニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、ベ
ンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンズイミ
ダゾリル基、モルホリニル基、ピペリジニル基又はピロ
リジニル基を表し;Eは−O−、−S−、−SO−、−
SO2 −又は−NR7 −を表し;R3 とR4 は、互いに
独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ない
し6のアルキル基、炭素原子数1ないし18のアルコキ
シ基又はCNを表し;R5 はR6 は、互いに独立して、
水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1ないし6のア
ルキル基を表し;そしてR7 は水素原子又は炭素原子数
1ないし6のアルキル基を表す。)の基である式Iのピ
ロロ[3,4−c]ピロールが使用されている顔料組成
物である。
素、フッ素、特に臭素そして好ましくは塩素原子であ
る。
えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−アミル基、tert−ブチル基、n−ア
ミル基、tert−アミル基又はヘキシル基である。
は、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ
基、デシルオキシ基、ドデシルオキシ基、ヘキサデシル
オキシ基又はオクタデシルオキシ基である。
プト基は、例えばメチルメルカプト基、エチルメルカプ
ト基、プロピルメルカプト基、ブチルメルカプト基、オ
クチルメルカプト基、デシルメルカプト基、ヘキサデシ
ルメルカプト基又はオクタデシルメルカプト基である。
基は、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロ
ピルアミノ基、ヘキシルアミノ基、デシルアミノ基、ヘ
キサデシルアミノ基又はオクタデシルアミノ基である。
は、シクロペンチル基又は、特に、シクロヘキシル基で
ある。
に独立して、次式:
素原子、臭素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ基、炭素原子数
1ないし6のアルキルアミノ基、CN又はフェニル基を
表し;Eは−O−、−NR7 −又は−SO2 −を表し;
R3 とR4 は水素原子を表し;R7 は水素原子、メチル
基又はエチル基を表し;そしてDは酸素原子を表す。)
の基である式Iのピロロ[3,4−c]ピロール顔料、
チル基、tert−ブチル基、塩素原子、臭素原子、C
N又はフェニル基を表す。)のそれらが使用されている
顔料組成物である。
しくは、顔料に基づいて5−100重量%の量で使用さ
れる。
カルビルオキシアミン、しかし所望ならば概括的に知ら
れている方法と同様にして製造できるN−ヒドロカルビ
ルオキシアミンも、安定化のために使用できる。しか
し、次式:
素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原子数2な
いし12のアルキニル基、炭素原子数5ないし12のシ
クロアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基
又は炭素原子数7ないし12のアラルキル基を表しそし
てR8 とR9 は、互いに独立して、未置換又は炭素原子
数1ないし18のアルキル基、炭素原子数1ないし18
のアルコキシ基又は炭素原子数2ないし12のアルケニ
ル基により単又は二置換されたフェニル基又はナフチル
基を表すか;又はR8 とR9 は一緒になって、
基、エチル基又はフェニル基を表すか;又は一緒になっ
て、4−12員の脂肪族環を形成し;又はR10は水素原
子を表しそして2個のR11基は一緒になって、
を表し、そしてLは芳香族基を表す。)の少なくとも一
つの基を含有する化合物を使用するのが都合がよい。
18のアルキル基又は炭素原子数5ないし6のシクロア
ルキル基を表し;R12は炭素原子数1ないし18のアル
キル基又は炭素原子数1ないし18のアルコキシ基を表
し;Gは式:−CR13−CH2 −又は−CHR13−CH
2 −の2価の基を表し、そしてR13は炭素原子数1ない
し18のアルキル基を表し;Qは次式:
す。)の基を表し;Tは直接結合又は式:
1ないし4のアルキル基を表す。)の基を表すか;又は
−(CH2 )r −(rは1又は2を表す。)を表し;m
は数1,2,3,4又は6を表し;Xは、m=1である
場合は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル
基、未置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭
素原子数1ないし4のアルコキシ基、フェニル基又はハ
ロゲン原子により置換されたフェニル基を表し;又はT
が直接結合ではなく窒素原子に結合している条件下で
は、式:−OCO−NR15R16、−OSO2 −NR15R
16、−OCO−R16、−COOR16、−CONR
15R16、−NR15−COR16、−NR15−CONR15R
16、−OR16、−NR15R16、
アルキル基を表し;R16は炭素原子数1ないし18のア
ルキル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基、未置換又は
炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ない
し4のアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基又はニ
トロ基により置換されたフェニル基又はナフチル基、又
は−(CH2 )s −CHR17R18基(sは0、1、2又
は3を表し;R17は水素原子、メチル基又はフェニル基
を表し、そしてR18は−OH、ハロゲン原子、−COO
CH3 又は−COOC2 H5 を表す。)を表す。〕の基
を表し;m=2である場合は、−(CH2 )p −の基を
表すか又は、Tが直接結合でなく窒素原子に結合してい
る条件下では、−O−(CH2 )p −O−、−NR15−
(CH2 )p −NR15−、−OCO−F−COO−、−
NR15−CO−F−CO−NR15−、−OCO−NH−
F−NH−COO−又は−NR15−CONH−F−NH
CO−NR15−(式中、Fは−(CH2 )p −、
し;m=3である場合は、
ある場合は、炭素原子数2ないし8のアルキレン基、ヒ
ドロキシアルキレン基又は炭素原子数4ないし22のア
シルオキシアルキレン基を表し;そしてn=2である場
合は、(−CH2 )2 C(CH2 −)2 又は
の基を表し;そしてWは、n=1である場合は、−OC
OR19(式中、R19は炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基を表す。)、又は未置換又は炭素原子数1ないし4
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基又
はハロゲン原子により置換されたフェニル基又はナフチ
ル基を表し;n=2である場合は、−OCO−(C
H2 )p −COO−又は
使用する顔料組成物である。
ル置換基は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基
又はtert−ブチル基であり、そして炭素原子数1な
いし18のアルキル基はそれに追加して、例えばn−ア
ミル基、tert−アミル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ド
デシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基又はオクタ
デシル基である。
例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、
イソプロポキシ基又はブトキシ基であり、そして炭素原
子数1ないし18のアルコキシ基はそれに追加して、例
えば、ヘキシルオキシ基、デシルオキシ基、ドデシルオ
キシ基、ヘキサデシルオキシ基又はオクタデシルオキシ
基である。
に臭素そして好ましくは塩素原子である。
ケニル置換基は、例えば、ビニル基、アリル基、メタリ
ル基、2−ブテニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセ
ニル基、2−オクテニル基又は2−ドデシル基である。
アルキニル基は好ましくはプロパルギル基である。
は、例えば、フェニル基、ナフチル基又はトリル基であ
りそして炭素原子数7ないし12のアラルキル基Rは、
例えば、ベンジル基、α−メチルベンジル基又はα,α
−ジメチルベンジル基である。
基RとR16は、例えば、シクロペンチル基、シクロヘプ
チル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロド
デシル基又は好ましくはシクロヘキシル基である。
−ヒドロキシアルキレン基Vは、例えば、エチレン基、
1−メチルエチレン基、プロピレン基、2−エチルプロ
ピレン基又は2−エチル−2−ヒドロキシメチルプロピ
レン基であり、そして炭素原子数4ないし22のアシル
オキシアルキレン基Vは、例えば、2−エチル−2−ア
セトキシメチルプロピレン基である。
式VII 、VIII又はIXのN−ヒドロカルビルオキシアミン
が使用される顔料組成物である。
結合を表し;mは1、2又は3を表し;X1 は、m=1
の場合は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−O
CO−R16、−NR15−COR16又は
アルキル基を表し;そしてR16は炭素原子数1ないし1
8のアルキル基、又は未置換又は炭素原子数1ないし4
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
フェニル基又はハロゲン原子により置換されたフェニル
基又はナフチル基を表す。)を表し;m=2の場合は、
−OCO−(CH2 )p −OCO−又は−NR15CO−
(CH2 )p −NR15−基(式中、pは2と8の間の数
を表す。)、
基を表し;nは数2を表し;そしてVは(−CH2 )2
C(CH2 −)2 又は
る。
ル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基又はシクロヘキ
シル基を表し;Tは直接結合を表し;X1 は、m=1で
ある場合は、ベンゾイルオキシ基又はナフチルオキシ基
を表し;m=2である場合は、基:−OCO−(C
H2 )p −OCO−(式中、pは2と8の間の数を表
す。)を表し;そしてX2 は炭素原子数8ないし18の
アルキル基を表す。〕のN−ヒドロカルビルオキシアミ
ンは好ましい。
ロール顔料は、N−ヒドロカルビルオキシアミンを混合
することにより、着色の褪色だけでなく暗色化ももたら
すかも知れない光と風化に対して、安定化される。その
顔料とN−ヒドロカルビルオキシアミンの新規の混合
は、有効であること、換言すれば、両方の場合において
安定化することが判明した。従って、本発明は更に、次
式:
複素環の芳香族基を表し、そしてDは酸素又は硫黄原子
を表す。)のピロロ[3,4−c]ピロール顔料の光安
定化のための方法であって;顔料粒子を、顔料の重量を
基準にして1ないし100重量%の上で定義したN−ヒ
ドロカルビルオキシアミンと混合するか又はそれでもっ
て塗布することからなる方法に関する。
きる: −所望量のN−ヒドロカルビルオキシアミンを有機溶媒
に溶解する。この顔料を、通常の方法によりこの溶液に
懸濁し、そして必要な場合は、常用のミル中で分散す
る。顔料混合物を蒸留により溶媒を除くことにより単離
し次いで乾燥する:
オキシアミンの必要量を、常法により準備した顔料懸濁
液に添加し次いで、それが不溶性である溶媒例えば水の
添加により、沈澱しそして共−懸濁する。次いで懸濁液
をろ過し、そして顔料混合物を常法により単離する;
材中へ所要量で常法により、顔料とN−ヒドロカルビル
オキシアミンの両方を予備混合するか又は別々に混練す
る。
を着色するための顔料として高度に適しており、特に高
い要求される高い光安定性と耐候性を付与する。
子量有機材料例は、セルロースエーテルとセルロースエ
ステル例えばエチルセルロース、ニトロセルロース、酢
酸セルロースと酪酸セルロース、天然ゴムと合成樹脂例
えば重合樹脂と縮合樹脂例えばアミノ樹脂、特に尿素−
とメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ABC、ポリフェニレンオキシド、
ゴム、カゼイン、シリコーンとシリコーン樹脂の各々又
は混合物である。
ルとポリオレフィン例えばポリエチレンとポリプロピレ
ンのために;そして顔料ペイント、塗布材料と印刷イン
キの着色のために適している。しかし、それらの高い光
安定性は、電子写真材料(例えば光電池)、着色フィル
ター(例えば液晶ディスプレイ)、情報貯蔵材料(光デ
ィスク)、非線型オプチックスとリミターに使用するの
にも高度に適している。
/又は溶媒含有のペイント、特に自動車ペイントに好ま
しく適している。
物で、プラスチック組成物、融解物、紡糸溶液、ペイン
ト、塗布材料又は印刷インキの形であってもよい。適用
法によっては、本発明の顔料組成物をトナー又は製剤の
形で本発明の組成物として使用できる。
本発明の顔料組成物は、0.01ないし40重量%、好
ましくは0.1ないし20重量%の量で使用できる。
料の着色は、ロールミル、混合機又は粉砕機を使用し
て、この型の顔料組成物を、所望ならばマスターバッチ
の形で、又は各々の成分を、これらの材料と共に実施す
る。次いで、着色した材料をそれ自体知られている方
法、例えばカレンダリング、圧縮成形、押出、塗布、注
型又は注入成形により所望の最終型に変換する。柔軟成
形の製造のためのそしてその亀裂を減少するために、成
形の前に高分子量化合物中に可塑剤を混和することが頻
繁に要求される。これらは、例えば、リン酸、フタル酸
又はセバシン酸のエステルである。可塑剤は、本発明の
顔料組成物の混和の前後にポリマー中に混和できる。異
なる色合いを得るために、本発明の顔料組成物に加えて
所望量で充填剤又は他の発色成分、例えば白色、着色又
は黒色顔料を混和することが更に可能である。
るために、高分子量有機材料と本発明の顔料組成物は、
所望ならば、他の添加剤、例えば充填剤、他の顔料、ド
ライヤー又は可塑剤を微細に分散するか、又は合わせた
有機溶媒又は溶媒混合物中に溶解する。これは各々の成
分を別々に又は一種以上を一緒にして分散するか又は溶
解しそして全ての成分を組み合わせるだけである。
オレフィンの着色の際に、本発明の顔料組成物は優れた
一般的顔料性能、例えば優れた分散性、高い着色強度と
着色純度、そして優れた移行−、熱−そして特に光−と
風化−抵抗性により特徴付けられる。
の無い限り、部は重量部である。 実施例1−14: 次式:
2 9.5g、キシレン3g及び焼付ラッカー30g〔ア
ルキド樹脂 (登録商標はALFTALAT AC451M(ヘキストAG
製, キシレン/Solvesso150(登録商標, エッソーからの
芳香族溶媒) 中 60%) 56部、メラミン樹脂 (登録商標
はMAPRENAL MF600( ヘキストAG n−ブタノール/イソ
ブタノール中65%)) 23部、キシレン20部及びシリコ
ーンオイル(キシレン中1%)からなる〕を常法により混
合した。着色したペイントをアルミニウム箔に適用し1
30℃で30分間にわたり焼き付けた。
ロカルビルオキシアミンを表1に示したN−ヒドロカル
ビルオキシアミンの同重量部により置き換える以外は、
精密に同じ方法で製造される。
ロカルビルオキシアミンの追加なしに顔料を使用する以
外は同じ方法で製造される。
00時間にわたる屋外暴露の後にDIN53387に従
ったWOM試験により測定する。示した全ての実施例に
おいて、対照ペイント着色物におけるより良い耐候性が
示される。
gと表2に示したN−ヒドロカルビルオキシアミンの
0.04gを別々に混和する以外は、実施例1と同じ方
法で、同じアルキド−メラミン焼付ラッカー(ホワイト
・リダクション(white reduction)) 中へ混和した(方
法B)。示した全ての実施例において、同じ顔料を使用
して対照着色塗膜より優れた耐候性が得られた。
ビルオキシアミン0.2gを、メタノール中の式XIV の
顔料2gの懸濁液へ添加する(前者は添加中にメタノー
ルに溶解する。)。懸濁液を2時間にわたり攪拌し、水
100mlを添加し、懸濁液を室温で一夜攪拌する。次
いで200mlの水を添加し、そして懸濁液をろ過す
る。残留物を100℃で乾燥する(方法C)。
キシアミンをクロロホルム7mlに溶解した実施例6に
記載したN−ヒドロカルビルオキシアミンの同重量部に
より置き換える以外は同じにして、繰り返した。
キド−メラミン焼付樹脂(ホワイト・リダクション(wh
ite reduction)) 中へ混和した。実施例1に記載したの
と同じにして、得られた着色塗膜の耐候性を測定した。
両方の実施例において、該当する着色塗膜におけるより
優れた耐候性が示された。
ロカルビルオキシアミンを実施例4に記載のN−ヒドロ
カルビルオキシアミンの同重量部により置き換える以外
は同じにして実施例1を繰り返した。該当する対照の着
色塗膜におけるより優れた耐候性が得られた。
キシアミンを表4に記載のN−ヒドロカルビルオキシア
ミンの同重量部により置き換える以外は同じにして、実
施例1を繰り返した。該当する対照の着色塗膜における
より優れた耐候性が観察された。
ビルオキシアミンを各々の場合において、顔料を基準に
した%で、下記の表5中に示した重量部で使用する以外
は同じにして、実施例1を繰り返した。
5%)86部、オクタン酸ジルコニウム4部、(登録商
標)ソルヴェッソ150(エッソからの芳香族溶媒)4
8部、酢酸ブチル70部とキシレン52部の8.2%溶
液〕・・・・67.1部; A2〔ポリエステル樹脂・(登録商標)ダイナポールH
700(60%、ダイナミト・ノーベルから)〕・・・
・24.8部; A3〔メラミン樹脂・(登録商標)マプレナールMF6
50(55%、ヘキストAGから)〕・・・・3.1
部;
334・・・・12.3部 (登録商標)ソルヴェッソ150・・・・8.0部 A1・・・・59.34部 A2・・・・21.92部 A3・・・・2.74部
N−ヒドロカルビルオキシアミンの5部の、常法により
得られた分散液a)と、b)分散液Bの1:1混合物
を、スプレーガンで適用する。短時間乾燥した後、熱硬
化性アクリル系ワニスを基材にして透明塗料を適用し3
0分間にわたり130℃で焼き付ける。赤色のメタル仕
上げが得られる。
間の屋外暴露の後WOM試験により測定される。全ての
実施例は、対照の着色塗膜より優れた耐候性を示す。
部のXVIIの顔料により、そしてN−ヒドロカルビルオキ
シアミンを同重量部の下記の表7中に示したN−ヒドロ
カルビルオキシアミンにより置き換える以外は同じにし
て実施例38を繰り返した。全ての実施例において、該
当する対照の着色塗膜より優れた耐候性が観察された。
下記の表8に示したN−ヒドロカルビルオキシアミン
0.1g及びニトロセルロース印刷インキ〔ニトロセル
ロースA250の11g、(登録商標)ダウアノールP
M(ダウケミカル)9g、酢酸エチル20gとエタノー
ル60gを常法により混合する。得られた印刷インキを
紙に適用する。500時間の暴露の後、光安定性をフェ
ードメーター試験により測定する。
シアミンを添加しない以外は同様の方法で得た該当する
対照より優れた光安定性を示した。
の顔料の同重量部により置き換える以外は同じにして、
実施例45−47を繰り返した。これらの実施例も該当
する対照の着色塗膜より優れた光安定性を示した。
と下記の表9に示したN−ヒドロカルビルオキシアミン
0.35gを、登録商標・ヴェストレンA6016
(ヒュールス)のポリエチレン 700gと登録商標・
ミリカルブの炭酸カルシウム 1.4gと乾燥混合す
る。次いで、混合物を単式スクリュー押出機中200℃
で2回押し出す。得られた粒剤を200℃において注入
成形機中でシートに変換する。耐候性を着色塗膜につい
て実施例1に記載したのと同じにしてシートを暴露する
ことにより測定する。これらの実施例も、N−ヒドロカ
ルビルオキシアミンを添加しない該当する対照着色塗膜
におけるより優れた耐候性を示す。
Claims (15)
- 【請求項1】a)少なくとも一種の次式: 【化1】 (式中、AとBは、互いに独立して、互いに同素環又は
複素環の芳香族基を表し、そしてDは酸素又は硫黄原子
を表す。)のピロロ[3,4−c]ピロール顔料、及び b)顔料を基準にして、1ないし100重量%のN−ハ
イドロカルビルオキシアミンからなる光安定化された顔
料組成物。 - 【請求項2】顔料が、式中、AとBが、互いに独立し
て、次式: 【化2】 (式中、 R1 とR2 は互いに独立して、水素原子、ハロゲン原
子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1
ないし18のアルコキシ基、炭素原子数1ないし18の
アルキルメルカプト基、炭素原子数1ないし18のアル
キルアミノ基、CN、NO2 、フェニル基、トリフルオ
ロメチル基、炭素原子数5ないし6のシクロアルキル
基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、
ピペラジニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、ベンゾ
オキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンズイミダゾ
リル基、モルホリニル基、ピペリジニル基又はピロリジ
ニル基を表し;Eは−O−、−S−、−SO−、−SO
2 −又は−NR7 −を表し;R3 とR4 は、互いに独立
して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし6
のアルキル基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基
又はCNを表し;R5 はR6 は、互いに独立して、水素
原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1ないし6のアルキ
ル基を表し;そしてR7 は水素原子又は炭素原子数1な
いし6のアルキル基を表す。)の基である式Iのピロロ
[3,4−c]ピロールてある請求項1記載の顔料組成
物。 - 【請求項3】顔料が、式中、AとBが、互いに独立し
て、次式: 【化3】 (式中、R1 とR2 は、互いに独立して、水素原子、塩
素原子、臭素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ基、炭素原子数
1ないし6のアルキルアミノ基、CN又はフェニル基を
表し;Eは−O−、−NR7 −又は−SO2 −を表し;
R3 とR4 は水素原子を表し;R7 は水素原子、メチル
基又はエチル基を表し;そしてDは酸素原子を表す。)
の基である式Iのピロロ[3,4−c]ピロールである
請求項2記載の顔料組成物。 - 【請求項4】顔料が次式: 【化4】 (式中、R1 とR2 は、互いに独立して、水素原子、メ
チル基、tert−ブチル基、塩素原子、臭素原子、C
N又はフェニル基を表す。)のピロロ[3,4−c]ピ
ロールである請求項2記載の顔料組成物。 - 【請求項5】N−ハイドロカルビルオキシアミンが、顔
料に基づいて5−100重量%の量で使用される、請求
項1記載の顔料組成物。 - 【請求項6】N−ハイドロカルビルオキシアミンが次
式: 【化5】 の化合物又は次式: 【化6】 (式中、Rは炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭
素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原子数2な
いし12のアルキニル基、炭素原子数5ないし12のシ
クロアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基
又は炭素原子数7ないし12のアラルキル基を表しそし
てR8 とR9 は、互いに独立して、未置換又は炭素原子
数1ないし18のアルキル基、炭素原子数1ないし18
のアルコキシ基又は炭素原子数2ないし12のアルケニ
ル基により単又は二置換されたフェニル基又はナフチル
基を表すか;又はR8 とR9 は一緒になって、 【化7】 の基を表し;R10とR11は、互いに独立して、メチル
基、エチル基又はフェニル基を表すか;又は一緒になっ
て、4−12員の脂肪族環を形成し;又はR10は水素原
子を表しそして2個のR11基は一緒になって、 【化8】 と共に4−,5−又は6−員環を形成する2価の基を表
し、そしてLは芳香族基を表す。)の少なくとも一つの
基を含有する化合物である請求項1記載の顔料組成物。 - 【請求項7】R10とR11がメチル基である式IV又はVの
少なくとも一つの基を含有するN−ハイドロカルビルオ
キシアミンが使用される請求項6記載の顔料組成物。 - 【請求項8】次式: 【化9】 [式中、Rはtert−ブチル基、炭素原子数7ないし
18のアルキル基又は炭素原子数5ないし6のシクロア
ルキル基を表し;R12は炭素原子数1ないし18のアル
キル基又は炭素原子数1ないし18のアルコキシ基を表
し;Gは式:−CR13−CH2 −又は−CHR13−CH
2 −の2価の基を表し、そして、R13は炭素原子数1な
いし18のアルキル基を表し;Qは次式: 【化10】 (式中、*により記される結合はTに導く結合を表
す。)の基を表し;Tは直接結合又は式: 【化11】 (式中、R14は水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数
1ないし4のアルキル基を表す。)の基を表すか;又は
−(CH2 )r −(rは1又は2を表す。)を表し;m
は数1,2,3,4又は6を表し;Xは、m=1である
場合は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル
基、未置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭
素原子数1ないし4のアルコキシ基、フェニル基又はハ
ロゲン原子により置換されたフェニル基を表し;又はT
が直接結合ではなく窒素原子に結合している条件下で
は、式:−OCO−NR15R16、−OSO2 −NR15R
16、−OCO−R16、−COOR16、−CONR
15R16、−NR15−COR16、−NR15−CONR15R
16、−OR16、−NR15R16、 【化12】 〔式中、R15は水素原子又は炭素原子数1ないし18の
アルキル基を表し;R16は炭素原子数1ないし18のア
ルキル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基、未置換又は
炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ない
し4のアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基又はニ
トロ基により置換されたフェニル基又はナフチル基、又
は−(CH2 )s −CHR17R18基(sは0、1、2又
は3を表し;R17は水素原子、メチル基又はフェニル基
を表し、そしてR18は−OH、ハロゲン原子、−COO
CH3 又は−COOC2 H5 を表す。)を表す。〕の基
を表し;m=2である場合は、−(CH2 )p −の基を
表すか又は、Tが直接結合でなく窒素原子に結合してい
る条件下では、−O−(CH2 )p −O−、−NR15−
(CH2 )p −NR15−、−OCO−F−COO−、−
NR15−CO−F−CO−NR15−、−OCO−NH−
F−NH−COO−又は−NR15−CONH−F−NH
CO−NR15−(式中、Fは−(CH2 )p −、 【化13】 を表し;そしてpは2と10の間の数を表す。)を表
し;m=3である場合は、 【化14】 の基を表し、そしてm=4である場合は、 【化15】 の基を表し;そしてm=6である場合は、 【化16】 の基を表し;nは1又は2の数を表し;Vは、n=1で
ある場合は、炭素原子数2ないし8のアルキレン基、ヒ
ドロキシアルキレン基又は炭素原子数4ないし22のア
シルオキシアルキレン基を表し;そしてn=2である場
合は、(−CH2 )2 C(CH2 −)2 又は 【化17】 の基を表し;そしてZは、 【化18】 (式中、*により記される結合はWに導く結合を表
す。)の基を表し;そしてWは、n=1である場合は、
−OCOR19(式中、R19は炭素原子数1ないし18の
アルキル基を表す。)又は未置換又は炭素原子数1ない
し4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ
基又はハロゲン原子により置換されたフェニル基又はナ
フチル基を表し;n=2である場合は、−OCO−(C
H2 )p −COO−又は 【化19】 の基を表す。]のN−ハイドロカルビルオキシアミンを
使用する請求項6記載の顔料組成物。 - 【請求項9】請求項8で定義された式VII 、VIII又はIX
のN−ヒドロカルビルオキシアミンが使用される請求項
8記載の顔料組成物。 - 【請求項10】次式: 【化20】 〔式中、Rは請求項8中と同じに定義され;Tは直接結
合を表し;mは1、2又は3を表し;X1 は、m=1の
場合は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−OC
O−R16、−NR15−COR16又は 【化21】 (式中、R15は水素原子又は炭素原子数1ないし18の
アルキル基を表し;そしてR16は炭素原子数1ないし1
8のアルキル基、又は未置換又は炭素原子数1ないし4
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、
フェニル基又はハロゲン原子により置換されたフェニル
基又はナフチル基を表す。)を表し;m=2の場合は、
−OCO−(CH2 )p −OCO−又は−NR15CO−
(CH2 )p −NR15−基(式中、pは2と8の間の数
を表す。)、 【化22】 を表し;そしてm=3の場合は、 【化23】 の基を表し;X2 は炭素原子数1ないし18のアルキル
基を表し;nは数2を表し;そしてVは(−CH2 )2
C(CH2 −)2 又は 【化24】 の基を表す。〕のN−ヒドロカルビルオキシアミンを使
用する請求項8記載の顔料組成物。 - 【請求項11】式XI又はXII 〔式中、Rはtert−ブ
チル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基又はシクロヘ
キシル基を表し;Tは直接結合を表し;X1は、m=1
である場合は、ベンゾイルオキシ基又はナフチルオキシ
基を表し;m=2である場合は、基:−OCO−(CH
2 )p −OCO−(式中、pは2と8の間の数を表
す。)を表し;そしてX2 は炭素原子数8ないし18の
アルキル基を表す。〕のN−ヒドロカルビルオキシアミ
ンを使用する請求項10記載の顔料組成物。 - 【請求項12】次式: 【化25】 (式中、AとBは、互いに独立して、互いに同素環又は
複素環の芳香族基を表し、そしてDは酸素又は硫黄原子
を表す。)のピロロ[3,4−c]ピロール顔料の光安
定化のための方法であって;顔料粒子を、顔料の重量を
基準にして1ないし100重量%のN−ヒドロカルビル
オキシアミンと混合するか又はそれでもって塗布するこ
とからなる方法。 - 【請求項13】請求項1記載の顔料組成物からなる高分
子量有機材料。 - 【請求項14】ペイント型の請求項13記載の高分子量
有機材料。 - 【請求項15】自動車用ペイント型の請求項14記載の
高分子量有機材料。
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