JPH0632198Y2 - 媒体分離装置 - Google Patents
媒体分離装置Info
- Publication number
- JPH0632198Y2 JPH0632198Y2 JP12027190U JP12027190U JPH0632198Y2 JP H0632198 Y2 JPH0632198 Y2 JP H0632198Y2 JP 12027190 U JP12027190 U JP 12027190U JP 12027190 U JP12027190 U JP 12027190U JP H0632198 Y2 JPH0632198 Y2 JP H0632198Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- medium
- stator
- slit
- discharge hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、被処理物をビーズ、ボール等の処理媒体とと
もに処理槽内で攪拌し、分散、粉砕、攪拌等の処理を行
う装置において、処理後に媒体を被処理物から分離する
媒体分離装置に関する。
もに処理槽内で攪拌し、分散、粉砕、攪拌等の処理を行
う装置において、処理後に媒体を被処理物から分離する
媒体分離装置に関する。
（従来の技術） 媒体分散機において、処理された被処理物と媒体を分離
するには、媒体の通過を阻止する網目を有するスクリー
ンやステーターとローターで被処理物だけが通過できる
ようにした細隙を形成したギヤツプセパレーターなどの
分離装置が用いられている。
するには、媒体の通過を阻止する網目を有するスクリー
ンやステーターとローターで被処理物だけが通過できる
ようにした細隙を形成したギヤツプセパレーターなどの
分離装置が用いられている。
（考案の解決課題） 上記ギヤツプセパレーターは、第３図に示すように、ス
テーター(s)の中央に排出孔(h)を形成し、細隙(g)から
被処理物のみが上記排出孔に通過できるようにしている
ので、細隙の入口には媒体が集中し、ステーター(s)に
細隙(g)を隔てて対向するローター(r)の周縁は、そのよ
うに細隙の入口に集中するボール、ビーズ等の媒体によ
つて摩耗を生じやすい。このような摩耗は、ローター
(r)の周縁に、鎖線に示すように発生し、細隙の入口は
次第に広がつていく。そして、そのようにして広げられ
た入口に案内されて細隙内にビーズが入り込み、噛み込
みを生じ、遂にはビーズが排出路まで流出することがあ
つた。
テーター(s)の中央に排出孔(h)を形成し、細隙(g)から
被処理物のみが上記排出孔に通過できるようにしている
ので、細隙の入口には媒体が集中し、ステーター(s)に
細隙(g)を隔てて対向するローター(r)の周縁は、そのよ
うに細隙の入口に集中するボール、ビーズ等の媒体によ
つて摩耗を生じやすい。このような摩耗は、ローター
(r)の周縁に、鎖線に示すように発生し、細隙の入口は
次第に広がつていく。そして、そのようにして広げられ
た入口に案内されて細隙内にビーズが入り込み、噛み込
みを生じ、遂にはビーズが排出路まで流出することがあ
つた。
本考案の目的は、ステーターとローターの間に形成した
細隙の入口が、摩耗によつてもビーズを細隙に送り込む
ような形状には変化しないようにステーターとローター
を形成すると共に媒体が上記細隙の入口に集中しにくく
して上記のような摩耗を防止できるようにした媒体分離
装置を提供することである。
細隙の入口が、摩耗によつてもビーズを細隙に送り込む
ような形状には変化しないようにステーターとローター
を形成すると共に媒体が上記細隙の入口に集中しにくく
して上記のような摩耗を防止できるようにした媒体分離
装置を提供することである。
（課題解決の手段） 本考案によれば、ステーターの排出孔の縁部にローター
との間に媒体の通過を阻止する細隙を形成するよう***
部を突設すると共に上記ローターの周縁を該***部より
も外方に延出したことを特徴とする媒体分離装置が提供
され、上記目的が達成される。
との間に媒体の通過を阻止する細隙を形成するよう***
部を突設すると共に上記ローターの周縁を該***部より
も外方に延出したことを特徴とする媒体分離装置が提供
され、上記目的が達成される。
（作用） 被処理物と媒体の混合体は、処理槽内で処理されて排出
孔に向かい、上記ステーターとローター間の細隙で上記
媒体から分離されるが、この際細隙はステーターの排出
孔の縁部に突設した***部とローターにより形成され、
かつ該ローターの周縁は該***部の外方に延出している
ので、媒体はステーターの側面に当り反転してから上記
細隙に向かうと共にローター周縁の延出部によつて外方
に飛散され、上記細隙の入口に集中しにくくでき、上記
ローターの周縁の摩耗が防止される。
孔に向かい、上記ステーターとローター間の細隙で上記
媒体から分離されるが、この際細隙はステーターの排出
孔の縁部に突設した***部とローターにより形成され、
かつ該ローターの周縁は該***部の外方に延出している
ので、媒体はステーターの側面に当り反転してから上記
細隙に向かうと共にローター周縁の延出部によつて外方
に飛散され、上記細隙の入口に集中しにくくでき、上記
ローターの周縁の摩耗が防止される。
（実施例） 以下実施例と共に説明する。
本考案は横型等の媒体分散機にも適用することができる
が、第１図には竪型媒体分散機の一部が示されている。
図において、処理槽(1)の上板(2)には、取付フランジ
(3)をボルト(4)により取付けてあり、該取付フランジ
(3)の中央を通つて後方に通じる排出路(5)が形成されて
いる。該排出路に面して中央に排出孔(6)を形成した環
状のステーター(7)がボルト(8)により取付けられてい
る。上記処理槽内には、図示を省略した複数の回転翼を
具備する回転軸(9)が設けられている。該回転軸(9)には
取付筒(10)を嵌挿してあり、該取付筒(10)は、図示を省
略した適宜の手段により該回転軸に一体的に連結され、
回転軸とともに回転する。該取付筒(10)には、キー(11)
を介しローター取付板(12)を取付けてある。該ローター
取付板(12)には、上記排出孔(6)に対向してローター(1
3)を設けてある。該ローター(13)は、ローター取付板(1
2)にボルト(14)で取付けた支承板(15)により、該ロータ
ー取付板(12)に固着されている。該ローター取付板(12)
はロツクナツト(16)により取付筒(10)に固定される。
が、第１図には竪型媒体分散機の一部が示されている。
図において、処理槽(1)の上板(2)には、取付フランジ
(3)をボルト(4)により取付けてあり、該取付フランジ
(3)の中央を通つて後方に通じる排出路(5)が形成されて
いる。該排出路に面して中央に排出孔(6)を形成した環
状のステーター(7)がボルト(8)により取付けられてい
る。上記処理槽内には、図示を省略した複数の回転翼を
具備する回転軸(9)が設けられている。該回転軸(9)には
取付筒(10)を嵌挿してあり、該取付筒(10)は、図示を省
略した適宜の手段により該回転軸に一体的に連結され、
回転軸とともに回転する。該取付筒(10)には、キー(11)
を介しローター取付板(12)を取付けてある。該ローター
取付板(12)には、上記排出孔(6)に対向してローター(1
3)を設けてある。該ローター(13)は、ローター取付板(1
2)にボルト(14)で取付けた支承板(15)により、該ロータ
ー取付板(12)に固着されている。該ローター取付板(12)
はロツクナツト(16)により取付筒(10)に固定される。
上記ステーター(7)の排出孔(6)の縁部には、上記ロータ
ー(13)との間にボール、ビーズ等の処理媒体の通過を阻
止する細隙(17)を形成するよう***部(18)を突設してあ
り、また上記ローター(13)の周縁(19)は上記***部(18)
よりも外方に延出している。なお、上記***部(18)の高
さは、媒体(20)が上記ステーター(7)とローター(13)の
間でくい込みを生じないよう媒体(20)の大きさ、充填量
等に応じた適宜の高さに形成されている。上記ローター
(13)の周縁(19)は、平面に形成してあるが、上記媒体(2
0)を積極的に飛散させるよう適宜の案内溝、突起等を設
けたりすることもできる。
ー(13)との間にボール、ビーズ等の処理媒体の通過を阻
止する細隙(17)を形成するよう***部(18)を突設してあ
り、また上記ローター(13)の周縁(19)は上記***部(18)
よりも外方に延出している。なお、上記***部(18)の高
さは、媒体(20)が上記ステーター(7)とローター(13)の
間でくい込みを生じないよう媒体(20)の大きさ、充填量
等に応じた適宜の高さに形成されている。上記ローター
(13)の周縁(19)は、平面に形成してあるが、上記媒体(2
0)を積極的に飛散させるよう適宜の案内溝、突起等を設
けたりすることもできる。
而して、上記回転軸(9)を回転すると、処理槽(1)内に送
り込まれた被処理物は処理媒体(20)と共に攪拌され、分
散、粉砕、攪拌等の処理が為される。そして、ステータ
ー(7)の***部(18)とローター(13)の間に形成された細
隙(17)を通つて、被処理物のみが排出路(5)へ流出す
る。上記細隙の入口に集中してくる処理媒体(20)は、ス
テーター(7)の下面に当つてから細隙の入口方向へ向か
うが、ローター(13)の周縁(19)によつて外方に飛散さ
れ、上記入口に集中しにくく、入口部の摩耗は減少され
る。
り込まれた被処理物は処理媒体(20)と共に攪拌され、分
散、粉砕、攪拌等の処理が為される。そして、ステータ
ー(7)の***部(18)とローター(13)の間に形成された細
隙(17)を通つて、被処理物のみが排出路(5)へ流出す
る。上記細隙の入口に集中してくる処理媒体(20)は、ス
テーター(7)の下面に当つてから細隙の入口方向へ向か
うが、ローター(13)の周縁(19)によつて外方に飛散さ
れ、上記入口に集中しにくく、入口部の摩耗は減少され
る。
（考案の効果） 本考案は上記のように構成され、細隙の入口部の摩耗を
減少できるので、ビーズ等の媒体がステーターとロータ
ーの間に入り込んだり、排出路へ流出してくるようなこ
とがなく、安心して使用することができる。
減少できるので、ビーズ等の媒体がステーターとロータ
ーの間に入り込んだり、排出路へ流出してくるようなこ
とがなく、安心して使用することができる。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は処理槽の上部の
断面図、第２図はステーターとローターの端部の拡大断
面図、第３図は従来のステーターとローターの関係を示
す断面図である。 １……処理槽、６……排出孔、７……ステーター、13…
…ローター、17……細隙、18……***部
断面図、第２図はステーターとローターの端部の拡大断
面図、第３図は従来のステーターとローターの関係を示
す断面図である。 １……処理槽、６……排出孔、７……ステーター、13…
…ローター、17……細隙、18……***部
Claims (1)
- 【請求項１】中央に排出孔を形成したステーターと該排
出孔に対向して回転可能に設けたローターを具備し、上
記ステーターの排出孔の縁部に上記ローターとの間に媒
体の通過を阻止する細隙を形成するよう***部を突設す
ると共に上記ローターの周縁を該***部よりも外方に延
出したことを特徴とする媒体分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12027190U JPH0632198Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 媒体分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12027190U JPH0632198Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 媒体分離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0478944U JPH0478944U (ja) | 1992-07-09 |
| JPH0632198Y2 true JPH0632198Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31868184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12027190U Expired - Lifetime JPH0632198Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 媒体分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632198Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6808212B2 (ja) | 2016-06-14 | 2021-01-06 | アシザワ・ファインテック株式会社 | メディア循環型粉砕機 |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP12027190U patent/JPH0632198Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0478944U (ja) | 1992-07-09 |
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