JPH06320493A - 縦型食肉スライサー - Google Patents

縦型食肉スライサー

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JPH06320493A
JPH06320493A JP13689693A JP13689693A JPH06320493A JP H06320493 A JPH06320493 A JP H06320493A JP 13689693 A JP13689693 A JP 13689693A JP 13689693 A JP13689693 A JP 13689693A JP H06320493 A JPH06320493 A JP H06320493A
Authority
JP
Japan
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round blade
meat
pressure air
piece
sliced
Prior art date
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Pending
Application number
JP13689693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yanagida
信次 柳田
Kensho Yamada
健正 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANJO TEKKO KK
Original Assignee
NANJO TEKKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NANJO TEKKO KK filed Critical NANJO TEKKO KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食肉塊から切り離されつつあるスライス片に
圧力空気を吹きつけ、その前縁部分を厚み調節板の裏面
側に湾曲させて受け取り面に接地させ、該スライス片の
後縁部分をその上に二つ折りに重ねることによって、生
肉のような軟らかいスライス片を切断に続いて自動的に
折り畳まれるようにする。 【構成】 丸刃4の裏面カバー9の前縁部10に、材料
を切り込む丸刃の刃先に沿って小孔14を配設した圧力
空気の供給管13を取り付け、食肉塊から切り離されつ
つあるスライス片11に圧力空気を吹きつけて該スライ
ス片の前縁部分16を厚み調節板5の裏面側に湾曲せし
めつつ受け取り面8に接地させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧力空気の吹きつけ
によって食肉塊から切り離されるスライス片を折り畳み
状に受け取り面上に落下させるようにした縦型食肉スラ
イサーに関する。
【0002】
【従来の技術】食肉塊を前後から挟みつつ下方へ送り出
す材料送りコンベアと、材料送りコンベアの下方で水平
回転する丸刃と該丸刃と一体に往復する厚み調節板を備
えて水平方向に揺動するアームとを備えて、材料送りコ
ンベアから下降する食肉塊を上記厚み調節板と丸刃との
間に形成した段差に応じて所望の厚さのスライス片に切
断し、このスライス片を切断位置の下方に設置した受け
取り面に受け取らせるようにした従来の縦型食肉スライ
サーは、丸刃の裏面に接近して上記アームに取り付けら
れ、食肉塊から切り離されるスライス片を回転する丸刃
から分離させるようにした裏面カバーを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スライスする食肉塊が
ある程度硬い場合あるいはハムとかベーコンのように固
定形状を保ち易い材料の場合には、丸刃に切断されたス
ライス片はその平面形状を保ったまま裏面カバーに誘導
されて受け取り面上に載るが、生肉のように軟らかい材
料の場合には、丸刃とか裏面カバーとの触れ合い時の粘
着によって引きつれを生じ易く、落下するスライス片の
形状は一定し難くなる。また、生肉のスライス片を受け
取り面上からトレー等に所望枚数ずつ収容する場合には
一枚毎に折り畳んでトレー内に収容する必要がある。こ
のような場合、従来は熟練者が手作業でスライス片を折
り畳んでトレー内に収容していたので、手数を要し、コ
スト高になる欠点がある。このような欠点を除去して、
生肉のスライス片の場合でも丸刃とか裏面カバーへの粘
着を可及的に少なくし、かつ、切断と連続して同時に自
動的にスライス片が折り畳まれるようにすることが、特
に食肉の販売業者間において強く要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、所定位置で食肉塊を前後から挟
みつつ下方へ送り出す材料送りコンベアと、材料送りコ
ンベアの下方で水平回転する丸刃と該丸刃と一体に往復
する厚み調節板を設けて水平方向に揺動するアームとを
備えて、材料送りコンベアから下降する食肉塊を上記厚
み調節板と丸刃との間に形成した段差に応じて所望の厚
さのスライス片に切断し、このスライス片を切断位置の
下方に設置した受け取り面に受け取らせるようにした縦
型食肉スライサーにおいて、前記丸刃の裏面に接近して
上記アームに取り付けられて、前記食肉塊から切り離さ
れるスライス片を丸刃から分離させるようにした裏面カ
バーに、丸刃の刃先に沿って水平方向に湾曲した圧力空
気の供給管を設け、該供給管に配設した小孔から圧力空
気を上記食肉塊から切り離されつつあるスライス片に吹
きつけて、該スライス片の前縁部分を前記厚み調節板の
裏面側に湾曲せしめる圧力空気供給装置を付設してなる
縦型食肉スライサーを提供するものである。
【0005】
【作用】本発明縦型食肉スライサーは、図2に示すよう
に、所定位置に挟持された食肉塊に対して、それまで下
端面を支承していた厚み調節板に変わって丸刃の刃先が
切り込まれると、圧力空気供給装置が作動し、丸刃の裏
面カバーの前縁に配置した供給管の小孔から噴出する圧
力空気が食肉塊から切り離されつつあるスライス片に吹
きつけられる。圧力空気を吹きつけられるスライス片の
前縁部分は、厚み調節板の裏面側に湾曲しつつ降下して
切断位置の下方に設置した受け取り面上に接地し、引き
続いて切り離される後縁部分がその上に折り重なって、
一枚のスライス片は自動的に二つ折りに折り畳まれた状
態で受け取り面上に載る。このようにして、圧力空気を
吹きつけることによってスライス片は丸刃とか裏面カバ
ーとの触れ合い時の粘着を可及的に少なくして、かつ、
切断に連続して同時に自動的にスライス片が二つ折りに
折り畳まれる。本発明は以上のようにして前記従来の課
題を解決したものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面について説明す
る。図1において、1は所定位置で食肉塊2を前後から
挟みつつ下方へ送り出す一対の材料送りコンベア、3は
材料送りコンベア1の下方で水平回転する丸刃4と、丸
刃4の移動方向の前方に位置して該丸刃4と一体に往復
する厚み調節板5とを先端に設けて、機台6上を水平方
向に揺動するアーム、7は食肉塊2の切断位置の下方に
受け取り面8を位置させた搬送用ベルトコンベアであ
る。
【0007】9は傾斜した前縁部10を丸刃4の裏面に
接近させて左右の基部を上記アーム3の側面に取り付け
られ、食肉塊2から切り離されるスライス片11を丸刃
4から分離させるようにした裏面カバー、12は、丸刃
4の刃先に沿って裏面カバー9の前縁部10に先端部分
を取り付けられた圧力空気の供給管13と、該供給管1
3の先端部分に設けた多数の吹き出し用の小孔14と、
供給管13の基端部を接続して機台6の一側に固定した
切換弁15とを備え、図示省略のコンプレッサーに連な
る圧力空気の供給装置である。
【0008】圧力空気の供給装置12は、図2に示すよ
うに、供給管13の先端部分に配設した複数個の小孔1
4から適機に適当時間圧力空気(実施例においては4〜
6kg/cm2)を噴出させ、丸刃4の刃先によって食肉
塊2から切り離されつつあるスライス片11の前縁部分
16を厚み調節板5の裏面側に湾曲せしめる。また、圧
力空気の供給作動タイミングは、機台6の上面で回転し
て連結ロッドを介し前記アーム3を往復駆動するクラン
ク軸17に固定した供給開始用カム18と供給停止用カ
ム19によって設定されている。
【0009】なお、材料送りコンベア1は、図1中に虚
線で示すように機台6上に設置されて、上記クランク軸
17に上記カム18、19と共に固定した図示省略の材
料送りカムに作動を制御されるモーター20と、該モー
ター20に歯車伝動される原動軸21と、該原動軸21
に歯車伝動機構22とチェン伝動機構23とユニバーサ
ル伝動軸24を介して駆動される従動軸25とによって
回転駆動され、互いに垂直に向かい合わせて循環する搬
送面から突出する突起26を食肉塊2の前後面に刺して
下降させる。なお、食肉塊2の前面と接する一方の材料
送りコンベア1(図2左側)は、機台6上に設置したエ
アシリンダー27の作動により、食肉塊2の厚さ(高
さ)に応じて進退が可能である。また前記ユニバーサル
伝動軸24はスプライン軸とスリーブ軸とを組み合わせ
た伸縮軸部28を備えている。
【0010】前記アーム3内は中空で、丸刃4を回転さ
せるためのベルト駆動機構29と、厚み調節板5の基端
部30を所望高さに移動させるための歯車列31とチェ
ン伝動機構32と図示省略のねじ形昇降部とが付設さ
れ、互いに別の原動機構(図示省略)によって駆動され
る。前記スライス片11の受け取り位置に設置した搬送
用のベルトコンベア7は、図示を省略しているが、食肉
塊2の厚さ(高さ)に応じて上下に移動可能に備えら
れ、その搬送速度及び間欠的な駆動と連続的な駆動との
制御を自在にしている。
【0011】以上のように構成したこの縦型スライサー
は、図2に示すように、丸刃4の刃先が食肉塊2に切り
込まれると圧力空気の供給装置12が作動し、供給管1
3の小孔14から圧力空気を噴出し、裏面カバー9の前
縁部10に沿って下降してくるスライス片11の前縁部
分16に向けて圧力空気を吹きつけて同図に示すように
厚み調節板5の裏側へ向けて湾曲させ、後から切り離さ
れる後縁部分を受け取り面8に接地させた前縁部分16
の上に重ね合わせ、一枚のスライス片11を自動的に二
つ折りに折り畳まれる。
【0012】
【発明の効果】前記のように構成し、上記のように用い
られるようにした本発明によれば、丸刃の裏面カバーの
前縁部に沿って設けた小孔からの圧力空気の吹きつけに
より、スライス片の前縁部分を強制的に厚み調節板の裏
側へ向けて湾曲させ、後から切り離される後縁部分とと
もに一枚のスライス片を自動的に二つ折りにして受け取
り面上に載せることができるので、生肉をスライスして
トレイに収容する場合の折り畳み手数を省くことができ
る。また、食肉塊から切り離された軟らかいスライス片
が丸刃に付着したり裏面カバーに付着して、飛散した
り、原形が損なわれたりすることも防止できる。本発明
には以上のようにきわめて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示する平面図
【図2】図2はスライス片の切断状態を説明する一部切
欠拡大立面図
【符号の説明】
1 材料送りコンベア 2 食肉塊 3 アーム 4 丸刃 5 厚み調節板 6 機台 7 搬送用ベルトコンベア 8 受け取り面 9 裏面カバー 10 前縁部 11 スライス片 12 圧力空気の供給装置 13 供給管 14 小孔 15 切換弁 16 スライス片の前縁部分 17 クランク軸 18 供給開始用カム 19 供給停止用カム 20 モーター 21 原動軸 22 歯車伝動装置 23 チェン伝動装置 24 ユニバーサル伝動軸 25 従動軸 26 突起 27 エアシリンダー 28 伸縮軸部 29 ベルト駆動機構 30 厚み調節板の基端部 31 歯車列 32 チェン伝動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置で食肉塊2を前後から挟みつつ
    下方へ送り出す材料送りコンベア1と、材料送りコンベ
    ア1の下方で水平回転する丸刃4と該丸刃4と一体に往
    復する厚み調節板5を設けて水平方向に揺動するアーム
    3とを備えて、材料送りコンベア1から下降する食肉塊
    2を上記厚み調節板5と丸刃4との間に形成した段差に
    応じて所望の厚さのスライス片11に切断し、このスラ
    イス片11を切断位置の下方に設置した受け取り面8に
    受け取らせるようにした縦型食肉スライサーにおいて、
    前記丸刃4の裏面に接近して上記アーム3に取り付けら
    れて、前記食肉塊2から切り離されるスライス片11を
    丸刃4から分離させるようにした裏面カバー9に、丸刃
    4の刃先に沿って水平方向に湾曲した圧力空気の供給管
    13を設け、該供給管13に配設した小孔14から圧力
    空気を上記食肉塊2から切り離されつつあるスライス片
    11に吹きつけて、該スライス片11の前縁部分16を
    前記厚み調節板5の裏面側に湾曲せしめる圧力空気供給
    装置12を付設してなる縦型食肉スライサー。
  2. 【請求項2】 前記供給管13に配設した小孔14から
    スライス片11に圧力空気を吹きつける前記圧力空気供
    給装置12は、前記アーム3を駆動するクランク軸17
    に取り付けた供給開始用カム18と供給停止用カム19
    に設定した作動タイミングによって圧力空気の吹きつけ
    を自動的に行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の縦型食肉スライサー。
JP13689693A 1993-05-14 1993-05-14 縦型食肉スライサー Pending JPH06320493A (ja)

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JPH06320493A true JPH06320493A (ja) 1994-11-22

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Cited By (5)

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