JPH06315834A - 被加工回転物の放電加工機 - Google Patents

被加工回転物の放電加工機

Info

Publication number
JPH06315834A
JPH06315834A JP5745892A JP5745892A JPH06315834A JP H06315834 A JPH06315834 A JP H06315834A JP 5745892 A JP5745892 A JP 5745892A JP 5745892 A JP5745892 A JP 5745892A JP H06315834 A JPH06315834 A JP H06315834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric discharge
workpiece
tool
discharge machining
machining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5745892A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Koide
恵 小出
Niro Takano
仁郎 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5745892A priority Critical patent/JPH06315834A/ja
Publication of JPH06315834A publication Critical patent/JPH06315834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転支持される被加工物の回転面を表面仕上
がり程度良く、かつ生産性にも優れた放電加工機を提供
することを目的とする。 【構成】 被加工物Wを芯押しユニット14及び主軸ユ
ニット16により回転支持し、バイトホルダ36により
保持された放電加工バイト38を被加工物Wの回転面に
接近させてアーク放電を起こさせることにより被加工物
Wの回転面の表面研削が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車用クラ
ンクシャフト、カムシャフト、ドライブシャフト等のシ
ャフト面、あるいは外筒面等の加工に好適な放電加工機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にこれらの被加工物は、鋳造
品などを研削機に取付け、その被加工物を回転させなが
らその外周面を研削バイトにより研削していた。しかし
それらの研削物の表面仕上がり程度はあまり良くないと
言われており、せいぜい32μmZの表面あらさとされ
ている。したがって前述の自動車用クランクシャフト等
のような回転状態で使用され、その表面の摩耗損傷が心
配される製品については、バイトによる研削後には一般
にメタルコーティングすることにより、実車への取付け
状態での摺動による摩耗損傷を回避するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに研削機による被加工物の表面加工の場合、後加工と
して表面コーティング等の仕上げ工程を必要とするばか
りでなく、例えば上記したクランクシャフトのようにシ
ャフト軸方向に研削面を長く有するような場合には研削
に要する時間も長くなり、生産効率も悪かった。
【0004】また、研削バイトの刃先でシャフト軸面を
押圧する力が加わるため、一度に複数の研削バイトを使
って複数箇所のシャフト軸面を研削しようとすると過大
な押圧力が被加工物に掛かって被加工物がたわみ、寸法
精度良く加工できないという問題もあって、仲々加工時
間を短縮できないというのが実情であった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、表面
仕上がり程度の良好な、しかも生産性にも優れた放電加
工機を提供することにある。そして特にシャフト軸面や
円筒面の表面加工をその被加工物を回転させながら進め
ていく放電加工機を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の放電加工機は、被加工物を回転支持する被加
工物支持手段と、放電加工バイトを保持するバイト保持
手段と、前記被加工物支持手段により回転支持される被
加工物の回転面に向けて前記放電加工バイトを接近離間
させる駆動手段とを備えている。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明の放電加工機によれ
ば、被加工物をその支持手段により回転支持し、その状
態でバイト支持手段により支持される放電加工バイトを
駆動手段によって前記被加工物の回転面に接近させるこ
とにより、被加工物の回転面が放電加工バイトを被加工
物との間のアーク放電により放電加工される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1ないし図3にこの発明の一実施
例に係る放電加工機の概略構成を示している。
【0009】図示されるようにこの放電加工機10は、
テーブル12上の正面両側に、例えば自動車用クランク
シャフトのような被加工物Wのシャフト軸方向の両端を
支持する芯押しユニット14と主軸ユニット16とが対
向配設されている。
【0010】前記芯押しユニット14は前記テーブル1
2上に敷設されるあり溝状のレール18に沿って前記被
加工物Wの軸方向へ進退動可能に配設され、該芯押しユ
ニット14の一側には該芯押しユニット14を被加工物
Wの軸方向へ進退動させる油圧シリンダ20のピストン
軸22先端が連結されている。したがってこの油圧シリ
ンダ20の駆動により芯押しユニット14は被加工物W
の軸方向へ前進後退動し得るものである。
【0011】一方前記主軸ユニット16は前記テーブル
12上に定置して配設され、該主軸ユニット16上には
該主軸ユニット16を駆動させるギヤモータ24が取付
部材26を介して設けられている。そして該ギヤモータ
24の駆動軸プーリ28と前記主軸ユニット16の従動
軸プーリ30との間にタイミングベルト32が張架さ
れ、これによりギヤモータ24の駆動がタイミングベル
ト32を介して主軸ユニット16の主軸センタ17へ伝
達され、該主軸センタ17が回転するものである。
【0012】前記テーブル12上の正面中央には、更に
前記芯押しユニット14と主軸ユニット16とにより回
転支持される被加工物Wの回転面を放電加工により研削
する放電加工バイト用のバイト支持台34が配設され
る。該バイト支持台34上には2本の並行なレール3
6、36が敷設され、該レール36、36に沿ってバイ
トホルダ38が被加工物Wに向けて進退動可能に配設さ
れている。そして該バイトホルダ38の前進方向の先端
部に放電加工バイト40がバイト取付部材42を介して
取付けられている。
【0013】この実施例では被加工物Wとして例示され
るクランクシャフトがそのシャフト方向に4箇所の加工
面41a〜41dを有することから、これに対応して4
本の放電加工バイト40a〜40dが一度に取付けられ
るようになっている。
【0014】前記バイトホルダ38は、前記バイト支持
台34のそばに立設されるフレーム44にバイトホルダ
38を前記被加工物Wに向けて進退動させる正逆転式の
ステッピングモータ46がエンコーダ48及び減速機5
0を介して取付けられ、前記ステッピングモータ46の
駆動軸に連繋される減速機50の駆動ネジ軸52に前記
バイトホルダ38に設けられる連結部材54が螺挿され
ている。これによりステッピングモータ46の駆動によ
りバイト支持台34が被加工物Wに向けて前進あるいは
後退するように構成される。
【0015】前記エンコーダ48は前記ステッピングモ
ータ46の回転パルス数を検知しこの検知信号がコント
ローラに送られることにより前記放電加工バイト40の
前進後退位置が制御されるようになっている。
【0016】前記テーブル12上には前記芯押しユニッ
ト14と主軸ユニット16とにより回転支持される被加
工物W及び芯押しユニット14を囲繞するように加工液
槽56の底部には循環水路58が設けられると共に、循
環ポンプ60を介して前記加工液槽56内の加工液が循
環水路58を介して循環され、前記加工液槽56上に設
けられる給液管62を介して前記加工液槽56へ戻され
るようになっている。
【0017】尚、前記テーブル12の一側にはこの放電
加工機10の制御盤64が設けられている。また、この
放電加工機10の放電加工バイト40と前記被加工物W
とは、図示しないが放電加工用電源に接続されている。
【0018】しかしてこのように構成された放電加工機
10により被加工物Wを加工しようとすれば、この被加
工物Wを芯押しユニット14の芯押しセンタ15と主軸
ユニット16の主軸センタ17とにより支持し、ギヤモ
ータ24の駆動により被加工物Wを回転させる。
【0019】また循環ポンプ60の駆動により加工液槽
56中の加工液を循環させておく。このようにしてステ
ッピングモータ46の駆動によりバイトホルダ38を前
記被加工物Wに向けて前進させ、放電加工バイト40に
より被加工物Wの加工面をアーク放電により加工する。
【0020】このとき被加工物Wの加工面はアーク放電
熱を帯びると同時に加工液により冷却される。そのため
被加工物Wの加工表面は焼入れ効果により耐摩耗特性に
優れた表面層が形成されることとなる。
【0021】またこの放電加工によれば放電加工バイト
40は被加工物W面に対して非接触の状態で加工が進め
られる。したがって上記実施例のように4本の放電加工
バイト40a〜40dにより一度に被加工物Wを加工し
ても被加工物Wにバイトの押圧力が掛かるわけではない
ので被加工物Wの加工中のたわみも生じず、寸法精度の
良い加工仕上がりが得られる。
【0022】加工条件の一例を示すと、被加工物Wの回
転速度3.3 rpm (周速0.094〜0.157m/min)、ステッピ
ングモータ46による放電加工バイト40の送り量0.2
m/minとした場合に、被加工物の大きさ等にもよるが1
個当り約5分で加工でき、表面あらさも5〜6μmZと
従来の研削バイトの約32μmZに比べて大幅に改良さ
れた。
【0023】上記実施例は4本の放電加工バイト40a
〜40dを用いて被加工物Wの複数の加工面を一度に仕
上げるものであったが、これに把われるものではなく、
1本の放電加工バイトを用いて複数の加工面を順次仕上
げていくものであってもよい。
【0024】図4及び図5はその一例を示したものであ
るが、図示されるように、テーブル66上に前記バイト
ホルダ38を前記被加工物Wのシャフト軸方向と並行に
移動させるためのレール70、70を敷設し、このレー
ル70、70上に前記バイトホルダ38の支持台34を
設けると共に、該支持台34上には前記バイトホルダ3
8を前記被加工物Wに向けて前進後退移動させるための
前記レール36、36を敷設する。
【0025】そして前記バイト支持台34はステッピン
グモータ68にエンコーダ72及び減速ギヤ74を介し
て連繋し、一方前記バイトホルダ38自体は上記実施例
の場合と同様にステッピングモータ46にエンコーダ4
8及び減速ギヤ50を介して連繋する。そしてバイトホ
ルダ38には1本の放電加工バイト40のみがバイト取
付部材42を介して取付けられている。
【0026】このような構成によれば、ステッピングモ
ータ68の駆動によりバイト支持台34が被加工物Wの
シャフト軸と並行名方向へ移動するためバイトホルダ3
8に把持される放電加工バイト40もその被加工物Wの
シャフト軸と並行な方向へ移動し、また、ステッピング
モータ46の駆動によりバイトホルダ38が被加工物W
のシャフト軸に接近離間する方向へ移動する。
【0027】そのためにコントローラからの制御により
放電加工バイト40を被加工物Wの加工面に沿っていわ
ゆるX−Y方向へ移動させることにより、複数箇所ある
被加工物の加工面が順次アーク放電加工により仕上げら
れていくことになる。
【0028】そしてこの放電加工機では数値制御(N
C)により放電加工バイトがNC制御に基づいて被加工
物の加工面を移動し、所望の表面仕上げ加工が行われる
ようにするとよい。
【0029】尚、上記実施例では加工液中に被加工物を
浸漬した状態で放電加工を行うものであったが、必ずし
もそのようにすることも要件ではない。例えば、図示し
ないが、加工液を放電加工中被加工物の加工面に噴射さ
せるような構成とすることも勿論可能であり、同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の放電加工機によれば、放電加工特性により被加工
物の加工面の表面仕上がり程度が良好であり、また被加
工物に対して非接触状態で表面加工を行うものであるか
ら従来のように研削バイトにより被加工物のシャフト軸
面を押圧してたわませるということもなく寸法精度も良
好であり、しかも生産性にも優れた効果を奏するもので
ある。しかも放電加工時の加工面の焼入れ効果により耐
摩耗性を要求される被加工物等に適用すれば、特に従来
のようにメタルコーティングのような後処理工程も必要
でなくなる等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る放電加工機の概略構
成を示す正面図である。
【図2】図1に示した放電加工機の概略構成を示す側面
図である。
【図3】図1に示した放電加工機の概略構成を示す平面
図である。
【図4】この発明の他の実施例に係る放電加工機におけ
る放電加工バイトのホルダ部分の概略構成を示す側面図
である。
【図5】図4に示した放電加工バイトのホルダ部分の概
略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 放電加工機 14 芯押しユニット 16 主軸ユニット 24 ギヤモータ 38 バイトホルダ 40(40a〜40d) 放電加工バイト 46 ステッピングモータ 56 加工液槽 68 ステッピングモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を回転支持する被加工物支持手
    段と、 放電加工バイトを保持するバイト保持手段と、 前記被加工物支持手段により回転支持される被加工物の
    回転面に向けて前記放電加工バイトを接近離間させる駆
    動手段とを備えることを特徴とする被加工回転物の放電
    加工機。
JP5745892A 1992-02-10 1992-02-10 被加工回転物の放電加工機 Pending JPH06315834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5745892A JPH06315834A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 被加工回転物の放電加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5745892A JPH06315834A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 被加工回転物の放電加工機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06315834A true JPH06315834A (ja) 1994-11-15

Family

ID=13056233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5745892A Pending JPH06315834A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 被加工回転物の放電加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06315834A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106991A (en) * 1977-02-24 1978-09-18 Santouru Tech Deiendeisutourie Flectrochemical machining method
JPS6464726A (en) * 1987-09-01 1989-03-10 Sanyo Machine Works Manufacturing device for rotary mold

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106991A (en) * 1977-02-24 1978-09-18 Santouru Tech Deiendeisutourie Flectrochemical machining method
JPS6464726A (en) * 1987-09-01 1989-03-10 Sanyo Machine Works Manufacturing device for rotary mold

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110508832B (zh) 多刀高效同步动平衡车削加工机床及加工方法
WO2004014606A8 (de) Verfahren und vorrichtung zum aussen- und innenschleifen eines mit einer längsbohrung versehenen rotationssymmetrischen maschinenbauteils
RU2247641C2 (ru) Способ шлифования выпуклых рабочих поверхностей и наружных диаметров у валообразных заготовок за один установ, а также шлифовальный станок для осуществления способа
CN114226868A (zh) 成形砂轮磨齿机床
US20040023600A1 (en) Multi-purpose machine
CN101143425A (zh) 研磨抛光机
KR100297270B1 (ko) 복합가공장치 및 그 가공방법
CN211916413U (zh) 一种细长轴类抛光加工装置
CN109175913B (zh) Man系列船用低速柴油机十字头销的加工方法
JP4381542B2 (ja) クランクシャフトの複合加工装置
CN100526012C (zh) 一种研磨抛光机
JPS5845850A (ja) 偏心的な軸横断面を円形加工するための方法及び工作機械
CN100448609C (zh) 中低挡数控加工中心
JP4270421B2 (ja) 複合加工機械及び複合加工方法
JPH06315834A (ja) 被加工回転物の放電加工機
CN110977668B (zh) 一种数控全自动一次成型凸轮轴毛坯打磨机床
CN106584220A (zh) 一种三轨式多功能磨床
TW201817516A (zh) 銑床之臥式車削裝置(一)
JP2004090203A (ja) ルーツロータ加工方法及び加工装置
JPH11320299A (ja) 整流子加工機における外径研磨仕上装置
CN216473483U (zh) 一种激光熔覆机夹具装置
KR20100094407A (ko) 홀 가공을 위한 드릴링 머신
CN214922581U (zh) 一种异形工件的工装夹具
CN220515649U (zh) 数控加工用外螺纹磨床
JPS61159342A (ja) ロ−ル加工装置