JPH06311653A - インバータの系統連系保護方法およびその装置 - Google Patents

インバータの系統連系保護方法およびその装置

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JPH06311653A
JPH06311653A JP5096199A JP9619993A JPH06311653A JP H06311653 A JPH06311653 A JP H06311653A JP 5096199 A JP5096199 A JP 5096199A JP 9619993 A JP9619993 A JP 9619993A JP H06311653 A JPH06311653 A JP H06311653A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】逆充電を信頼性良く防ぐことができるインバー
タの系統連系保護方法およびその装置を得ることにあ
る。 【構成】直流電力を交流電力に変換するインバータブリ
ッジ2と交流電力系統8とを連系するものであって、イ
ンバータブリッジ2の出力周波数が前記交流電力系統の
電圧に同期した位相の電流基準に合致するよう制御する
インバータシステムにおいて、交流電力系統8とインバ
ータブリッジ2が7により切り離されてインバータブリ
ッジ2がの出力周波数が上昇または下降した時、逆充電
時の周波数、周波数変化率、歪率の変化等に基づいて電
流位相を進める方向に電流位相を変化させる係数設定回
路30と位相・ゲイン設定回路31を具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータにより直流
電力を交流電力に変換して負荷に供給すると共に、交流
電力系統に連系して運転するインバータの系統連系保護
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置の代表例を図7に示
し、以下に説明する。太陽電池あるいは燃料電池等から
なる直流電源1の直流電力はインバータブリッジ2によ
り交流電力に変換され、この交流電力はリアクトル3と
コンデンサ4からなるフィルタによりPWM(パルス幅
変調)制御による高周波分が除去されて負荷9に供給さ
れる。
【0003】一方、交流電力系統8からしゃ断器7と柱
上変圧器6を介して供給される一般家庭用の交流電力が
負荷9に供給されており、インバータブリッジ2の交流
電力は交流電力系統8に連系して運転する。負荷9に供
給される交流電圧は電圧検出器10によって検出され、
バンドパスフィルタ16を介して電流基準回路12に正
弦波の信号VS が入力される。電流基準回路12は増幅
器11から出力される制御信号VC と上記正弦波の信号
S を乗算して電流基準I* を出力する。この電流基準
* と電流検出器5で検出したインバータブリッジ2の
出力電流Iが増幅器13に入力されPWM制御部14、
駆動部15を介して電流偏差が零になるようにインバー
タブリッジ2をPWM制御する。
【0004】電流基準I* の位相は、負荷9に供給され
る交流電圧の位相にほぼ一致しており、インバータブリ
ッジ2から高力率の交流電力が供給される。なお、直流
電源1として太陽電池を用いるとき、最大電力を取り出
すように電圧基準V* が与えられるが、本発明とは直接
関係しないので詳細説明は省略する。
【0005】このような配電系統において、柱上変圧器
6を含む負荷側の保守点検を行う場合、しゃ断器7を開
放して交流電力系統8から切り離して行われる。この場
合、電圧リレー17と周波数リレー18により負荷側の
状態を監視し、交流電力系統8から切り離されたとき異
常検出回路19によりこれを検出し、駆動部15の動作
を中止させてインバータブリッジ2を停止させるように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、しゃ断
器7を開放して交流電力系統8から切り離したとき、イ
ンバータブリッジ2から供給する電力と、負荷9の電力
がバランスしていると異常検出回路19では異常検出が
行なわれず、インバータブリッジ2が運転を維持する場
合がある。この状態をアイランディング(island
ing)又は逆充電と呼び保守点検を行うとき危険な状
態となる。
【0007】特に負荷9に誘導電動機が接続されている
場合には、この電動機の逆起電圧により交流電力系統8
の電圧や周波数が維持される傾向となり、逆充電の検出
が困難となる。
【0008】この逆充電を防ぐ方法として以下に述べる
バンドパスフィルタ方式および電力変動方式ならびに高
調波電圧監視方式の提案がなされており、以下これらに
ついて説明する。
【0009】<バンドパスフィルタ方式>図7の電流基
準I* の大きさおよび位相は、バンドパスフィルタ16
の特性により図8に示すようになる。逆充電時、インバ
ータが供給する無効電力と負荷が要求する無効電力が一
致していない場合は、交流電源の周波数は定格周波数f
0からずれることになり、電流値が低下して有効電力の
バランスがくずれ交流電源の電圧が低下し、電圧リレー
17が異常を検出してインバータが停止する。
【0010】ここで、負荷インピーダンスが図9(a)
に示すRとLの遅れ力率角φの場合を考えてみる。イン
バータが負荷インピーダンスの大きな交流電力系統に接
続されている状態では定格周波数f0 で運転しているの
で、図8のバンドパスフィルタ特性により力率1の電力
をインバータは出力している。しゃ断器7が開放される
と、負荷9の遅れ力率角φのためインバータの周波数が
上昇し、周波数がf1まで上昇すると、バンドパスフィ
ルタ16の特性で位相が遅れ力率角φだけ遅れた電力を
インバータは供給する。この場合電流値は、I0 からI
1 までわずかに減少するのみであり、電圧の変動は大き
くない。この電圧変動は、供給される有効電力と負荷が
消費する有効電力によって決まる。
【0011】ところが、バンドパスフィルタ16が無い
場合は、常に力率1の電流を流すようインバータは動作
するので、図9(a)の場合バランスする点は周波数が
無限大(実際には制御の遅れなどにより無限大にはなら
ないが極めて高い周波数となる)となる。
【0012】このように、バンドパスフィルタ16は逆
充電時系統周波数変動を抑制するよう作用する。このこ
とは進み力率負荷の場合も同様に周波数を下げる作用を
抑制するよう働くことになり、バンドパスフィルタ16
は逆充電時、電圧変動は拡大する方向であるが、周波数
変動は抑制する方向であり条件によっては逆充電検出を
遅らせることもある。
【0013】<電力変動方式>図7のゆらぎ回路21に
より電流基準回路12から出力する電流基準I* を一定
量の範囲内で低周波で変動させ、しゃ断器7が開放され
たときインバータから出力する電力(有効電力と無効電
力)と負荷の電力のバランスを崩すことにより、電圧と
周波数を変化させ逆充電を検出する。しかし、この方式
でも多数台のインバータが並列に接続されると各インバ
ータの電力変動の位相がバラバラとなり、全体として電
力変動がない状態となって検出できない場合がある。
【0014】<高調波電圧監視方式>高調波検出回路2
0により負荷側電圧の高調波を監視し、しゃ断器7が開
放されたとき高調波(第3、第5、第7高調波)が増加
することにより逆充電を検出する。しかし、この方式
は、インバータエアコン、テレビなどのようなコンデン
サインプット形の整流回路を持つ負荷が多数使用される
と定常時に第3、第5、第7高調波が増加して検出の信
頼性が著しく低下する。
【0015】本発明は、これらの問題点を解決するため
なされたもので、その目的とするところは、逆充電をよ
り確実に検出することができるインバータの系統連系保
護方法およびその装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、直流電力を交流電力に
変換するインバータと交流電力系統とを連系するもので
あって、前記インバータの出力周波数が前記交流電力系
統の電圧に同期した位相の電流基準に合致するよう制御
するインバータシステムにおいて、前記交流電力系統と
前記インバータが切り離されて前記インバータの出力周
波数が上昇または下降した時は、逆充電時の周波数、周
波数変化率、歪率の変化等に基づいて電流位相を進める
方向に変化させるインバータの系統連系保護方法であ
る。
【0017】上記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、直流電力を交流電力に変換するインバータ
と交流電力系統とを連系するものであって、前記インバ
ータの出力周波数が前記交流電力系統の電圧に同期した
位相の電流基準に合致するよう制御するインバータシス
テムにおいて、前記交流電力系統と前記インバータが切
り離されて前記インバータの出力周波数が上昇した時、
逆充電時の周波数、周波数変化率、歪率の変化等に基づ
いて電流位相を進める方向に電流位相を変化させる位相
変化手段を具備したインバータの系統連系保護装置であ
る。
【0018】上記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、請求項2記載の位相変化手段として、定格
周波数より設定値以上周波数がずれる場合位相特性を周
波数が発散する方向と逆とし周波数の発散にリミットを
かける機能を有しているインバータの系統連系保護装置
である。
【0019】上記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、請求項2記載の位相変化手段として、電流
基準を減衰させるゲイン曲線を有し、周波数や周波数変
化率、歪率の変化、電流又は電流基準に対する電圧変動
率などの組合せに基づき、前記ゲインを低下させる機能
を有しているインバータの系統連系保護装置である。
【0020】
【作用】請求項1,2に対応する発明によれば、交流電
力系統とインバータが切り離されてインバータの出力周
波数が上昇または下降した時は、電流位相を進める方向
に変化させるようにしたので、逆充電をより確実に検出
することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図であり、図中1〜15の構成は図7と同一であるの
で、ここでは同一番号を付してその説明は省略する。
【0022】電圧検出器10で検出された交流電圧は、
バンドパスフィルタ16を介して周波数検出回路22に
入力され、ここで周波数が検出され、この検出周波数V
22を周波数変化率(df/dt)検出回路23および演
算回路24に入力する。周波数変化率検出回路23にお
いて検出されたV23を演算回路24に入力し、演算回路
24において、V23とV23を設定した比率で加算し出力
V24(f+α(df/dt):αは係数である)を係数
設定回路30に入力する。
【0023】一方、電圧検出器10で検出された交流電
圧は、電圧瞬時値検出回路25を介して電圧実効値算出
回路26に入力し、電圧実効値算出回路26において実
効値V26を求め、これを電圧リレー17に入力し、ここ
で設定電圧値と比較して交流電圧の異常を検出し、これ
を異常検出回路19に入力する。また、電圧検出器10
で検出された交流電圧は、周波数リレー18に入力さ
れ、ここで系統周波数の異常を検出し、これを異常検出
回路19に入力する。さらに、電圧検出器10で検出さ
れた交流電圧は、ゼロクロス検出器28に入力し、ここ
で交流電圧のゼロクロスを検出し、この検出値を歪検出
器27に入力し、また歪検出器27に電圧瞬時値検出回
路25で検出された検出値を入力し、歪検出器27で交
流電圧のゼロクロス付近の歪を検出し、この検出値V27
を歪リレー32に入力し、ここで検出値V27が設定値よ
り大きい場合が検出され、これが異常検出回路19に入
力される。異常検出回路19において、電圧リレー1
7、周波数リレー18、歪リレー32の出力信号が入力
されたとき駆動部15に停止指令を与える。
【0024】歪検出器27の検出値V27は歪変化検出器
33に入力し、ここで歪変化が検出され、この検出値を
係数設定回路30へ入力する。電流基準回路12からの
電流基準I* と、電圧実効値算出回路26で算出された
実効値V26を変化率検出回路29に入力し、ここでdV
/dI* を検出し、これを係数設定回路30へ入力す
る。係数設定回路30では、電圧実効値Vと電流基準I
* の比dV/dI* からインバータ出力電流を変化させ
ることが原因で電圧が変化したのかどうかを判断する。
係数設定回路30において、F1 ,F2 のどこを出力す
るかで位相とゲインを自由に変化させることができる。
【0025】係数設定回路30の出力Fを位相・ゲイン
設定回路31に入力し、ここで電流基準I* の位相とゲ
インを変化させるように構成してあり、この出力はる電
圧実効値と電流基準I* の比dV/dI* からインバー
タ出力電流を変化させる電流基準回路12に入力され
る。
【0026】以下、このように構成された本発明の実施
例装置の動作について説明する。図2は位相・ゲイン設
定回路31の特性例を示すものであり、今インバータが
交流電力系統に連系され図1のしゃ断器7が閉の場合
は、系統周波数は、ほぼ定格値f0 (50Hz又は60
Hz)に保たれているので、インバータからは交流電源
と同位相(力率=1)の電流を出力していて、電流基準
* はゲイン1(即ち太陽電池の最大電力点)の出力と
なっている。
【0027】次に、しゃ断器7が開放された場合の逆充
電(アイランディング)時の作用について説明する。イ
ンバータ出力の無効電力と負荷の無効電力にアンバラン
スがある時(ΔQが0)インバータは力率=1、即ち無
効電力を出さない制御を行っている。具体的には、周波
数はf0 であり、フィルタコンデンサ4は負荷と考え
る。この時、負荷が図9(e)のような遅れ力率である
場合、インバータ電流IINと負荷電流Ilが平衡するため
の交流電源の周波数がやや高くなり、コンデンサ電流を
増加させインダクタンス電流を減少させ負荷力率が1に
なろうとする。この周波数と周波数変化を検出し、V2
2,V23とし演算回路24により、V24すなわちf+α
(df/dt)(αは係数)を求め、V24として係数設
定回路30で重みづけをして図2のF1 ,F2 軸を設定
し、位相、ゲイン設定回路31によりインバータ電流の
位相と大きさを変化させる。
【0028】今、電流位相だけ変化させる場合について
動作を説明する、図9(e)の場合f+α(df/d
t)>f0 となるためこの制御によりインバータ電流位
相が進む。このため、負荷電流とインバータ電流の位相
が一致しないので、更に交流電圧の周波数は上昇する。
この作用が正帰還となり、周波数が更に上昇するが図2
に示すようにF2 がある範囲を超えると電流位相が遅れ
るような特性にしておくと、例えばFa の点で負荷とイ
ンバータの力率が一致してバランスする。
【0029】次に負荷が図9(d)に示すように進み力
率の場合は、逆充電時、インバータ力率と負荷力率が一
致しようとして交流電圧の周波数が低下しコンデンサ電
流が減少し、リアクトル電流が増加して無効電力が平衡
するように作用する。周波数が低下し、f+α(df/
dt)<f0 となるので、図2(b)においてインバー
タ電流は遅れを出力するよう制御するので、更に交流電
圧の周波数が低下する正帰還作用で周波数が上昇し位相
特性が逆転している進み力率点Fb のような点でバラン
スする。
【0030】周波数リレー18を例えばFx,Fyの点
に設定してあれば、ΔQが0でない場合は容易に逆充電
を検出してインバータを停止させることができる。この
場合、周波数を発散させる(周波数上昇時は電流位相を
進める)ことから、電圧が高くなることは負荷にとって
好ましくないので、図2(a)のゲイン特性により周波
数のずれが大きくなると、インバータ電流を下げ交流電
圧を下げて電圧リレー17を動作させる方が望ましい。
【0031】残る、逆充電保護ではΔQが略0の場合に
ついてである。この条件で負荷の有効電力とインバータ
の有効電力がアンバランスしている時、即ちΔPが0で
ない場合を考える。
【0032】図9(c)において、CとLは有効電力を
消費しないので有効電力の消費はRのみである。電圧を
V+ΔV(Vが定格電圧)とすると、Rの消費電力は、
(V+ΔV)2 /Rとなる。ただし、ΔVは逆充電時の
電圧変化分である。
【0033】従って、ΔP=[(V+ΔV)2 /R]−
[V2 /R]が成立する。よって、ΔPが一定以上あれ
ば、V+ΔVを電圧リレー17で検出してインバータを
停止することができる。
【0034】次に、検出が最も困難なΔQが略0、ΔP
が略0の場合を考える。交流電圧VACと柱上変圧器6の
励磁電流iexの関係を、図3(a)に示す。交流電圧の
ゼロクロス付近では鉄心の飽和特性により励磁電流iex
は正弦波と異なりピーク電流状態となる。しゃ断器7が
閉の場合、励磁電流iexは交流電力系統8から供給さ
れ、電圧歪の少ない正弦波のVACを保持している。
【0035】ところが、ΔQが略0、ΔPが略0でしゃ
断器7が開放されると、柱上変圧器6の励磁電流iex
インバータと負荷から受けることになる。ΔQが略0の
ため、力率1の状態で電力がバランスしているので、Δ
Pは図3(b)に示すわずかな正弦波分であり、電圧の
ゼロクロス付近でのピーク電流を充分供給することでで
きず、図3(b)の破線で示すVACのように、電圧のゼ
ロクロス付近の電圧が低下し歪が増加する。
【0036】この歪を歪検出回路27、歪変化検出回路
33で検出し、逆充電の可能性を検出して、図2のゲイ
ン特性の横軸F1 と位相特性の横軸F2 をシフトし電力
のバランスを、くずして周波数と電圧を変動させ電圧リ
レー17、周波数リレー18でインバータを停止させ
る。
【0037】横軸F2 は、f+α(df/dt)の方向
と合わせる方がベターであるが、f+α(df/dt)
=f0 の場合は−βとして周波数を低い方にずらした方
が電動機負荷に対しては逆充電のバランスを早くくずす
ことができる。
【0038】歪検出回路27の出力V27が設定値以上に
なると、歪リレー32で直接インバータを停止させるこ
とも可能となっている。次に、歪変化検出回路33で、
歪増加を検出すると、横軸F1 をシフトすると電流基準
* が変化するので、この変化と電圧の変化率(dV/
dI* )回路29で検出し、逆充電状態ではdV/dI
* が一定値超えると、横軸F1 へ正帰還させることによ
りバランスをくずす回路を追加することも可能となる。
【0039】なお、位相を変える場合はdV/dI*
osφ(cosφ=力率)有効電流に対する電圧変動を
キャッチする方が良い。また、電流基準I* は実測電流
Iとすることで、更に精度を向上できることは云うまで
もない。
【0040】以上述べた実施例によれば、インバータと
交流電力系統が連系されて運転している状態で、交流電
力系統からインバータが切離されてた時、インバータ出
力の無効電力と負荷の無効電力がわずかでもアンバラン
スしている時は周波数がわずかに上昇又は下降する。こ
の周波数のずれを検出し、周波数が上昇した場合はイン
バータ電流位相を進めることにより周波数が更に上昇し
て発散させるよう制御し、周波数が下降した場合は電流
位相を送らせて周波数を下げる方向に発散させる。
【0041】また、周波数が定格よりずれるに従ってイ
ンバータ電流値を下げ有効電力の供給を下げることによ
り電圧の低下をうながす。電力の有効分、無効分が完全
バランス時は電圧、周波数共に変化しないので、電圧波
形の歪の増大を検出して電流位相と電流の大きさを変化
させることによりバランス状態から発散動作へと移行さ
せる。このようにすることにより、逆充電をより信頼性
よく防ぐことができる。
【0042】本発明は、以上述べた実施例に限定される
ものではなく、以下のように変形して実施できる。 (1)前述の実施例では、図1においてf+α(df/
dt)でゲイン、位相の横軸を動かす場合を説明した
が、これをA(f−f0 )+f0 +α(df/dt)
(Aは係数)で横軸を動かすこともできる。A=0とす
れば周波数変化時にのみ位相を動かし定常時はfに無関
係に力率=1の運転も行うことができる。また、交流電
力系統8の応答に合わせて周波数変化率の帰還に時間係
数かけるなどの工夫を行ってもよい。
【0043】(2)位相特性は図4(a)に示すように
系統周波数の正常運転範囲F5 〜f0 〜F4 間はθの変
化率をゆるやか(又はゼロ)にし、その範囲をはずれる
とθの変化率を大きくすることにより定常時の力率を良
くするなど種々のバリエーションが考えられることは説
明するまでもない。
【0044】また、図4(c)に示すように定格周波数
付近のみθの変化さを大きくしてそれ以上ではθにリミ
ットをかけ力率の悪化を防ぐなども考えられる。 (3)またゲイン特性は図4(b)に示すようにx,
y,zなどの曲線を用意しdV/dI* cosφの変化
や時間関数に従ってx→zに移行するなどのバリエーシ
ョンも考えられる。
【0045】(4)図1の制御回路はマイクロプロセッ
サとメモリー回路を使用することで容易に実現できる。
特に、バンドパスタフィルタ16とゲインの関係は似て
いるが位相特性は全く逆であるような特性もメモリーに
記憶させることで自由にできる。アナログ回路ではバン
ドパスフィルタのゲイン特性とノッチフィルタの位相特
性を別々に使うことで達成できる。
【0046】(5)図1では、係数設定回路30に周波
数、周波数変化率、dV/dI* cosφ、歪率変化な
どを入力しているが、これらの組合せは自由であり、歪
率変化は高調波の変化率でキャッチできることは説明す
るまでもない。
【0047】(6)電圧の安定化にインバータの力率制
御が挿入されている場合は、力率制御角に図2の位相特
性を加算する制御であってもよい。この場合歪率が増加
したりdV/dI* cosφが一定値を超えると力率制
御をホールドすることが好ましい。
【0048】(7)図1の位相・ゲイン設定回路31は
フィルタ16の特性を図5、図6に示す特性にすること
で代用できることは勿論、バンドパスフィルタ16の特
性に位相・ゲイン設定回路31の特性を加算することも
できる。
【0049】図5、図6の特性はアナログフィルタ技術
(特にスイッチドキパシタフィルタ)を使用することで
簡単に実用化できる。例えばリニアテクノロジ社のLT
C1060のICを1個使うことで図5(a)のバンド
パスフィルタ16aとノッチフィルタ16bを直列に接
続することにより、図5(b)のゲイン位相特性を得る
ことが可能である。さらに、図6(a)に示すように中
心周波数の少し異なった(f1 とf2 )バンドパスフィ
ルタ16cと16dを直列に接続することにより、図6
(b)に示すような特性を得ることができるのは説明す
るまでもない。なお、バンドパスフィルタ16aは、f
0 を中心周波数としている。V16d の位相特性とV16a
のゲイン特性を使う。 (8)図1の位相・ゲイン設定回路31のゲイン設定を
一定としてゲイン設定回路31を省略しても基本動作は
変らないことは説明するまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、逆充電を
信頼性良く防ぐことができるインバータの系統連系保護
方法およびその装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図2】図1の位相・ゲイン設定回路の特性を説明する
ための図。
【図3】図1の動作を説明するための波形図。
【図4】他の実施例を説明するため図。
【図5】他の実施例を説明するため図。
【図6】他の実施例を説明するため図。
【図7】従来のインバータの系統連系保護装置の一例を
説明するためのブロック図。
【図8】図7の問題点を説明するための図。
【図9】図7の問題点および本発明の他の実施例を説明
するための図。
【符号の説明】
1…直流電源、2…インバータブリッジ、3…リアクト
ル、4…コンデンサ、5…電流検出器、6…柱上変圧
器、7…しゃ断器、8…交流電力系統、9…負荷、10
…電圧検出器、11…増幅器、12…電流基準回路、1
3…増幅器、14…PWM制御回路、15…駆動部、1
6…バンドパスフィルタ、17…電圧リレー、18…周
波数リレー、19…異常検出回路、20…高調波検出回
路、21…ゆらぎ回路、22…周波数検出回路、23…
周波数変化率検出回路、24…演算回路、25…電圧検
出回路、26…実効値算出回路、27…歪検出回路、2
8…ゼロクロス検出回路、29…変化率検出回路、30
…係数設定回路、31…位相・ゲイン設定回路、32…
歪リレー、33…歪変化検出回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 インバータの系統連系保護方法お
よびその装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータにより直流
電力を交流電力に変換して負荷に供給すると共に、交流
電力系統に連系して運転するインバータの系統連系保護
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置の代表例を図7に示
し、以下に説明する。
【0003】太陽電池あるいは燃料電池等からなる直流
電源1の直流電力はインバータブリッジ2により交流電
力に変換され、この交流電力はリアクトル3とコンデン
サ4からなるフィルタによりPWM(パルス幅変調)制
御による高周波分が除去されて負荷9に供給される。
【0004】一方、交流電力系統8からしゃ断器7と柱
上変圧器6を介して供給される一般家庭用の交流電力が
負荷9に供給されており、インバータブリッジ2の交流
電力は交流電力系統8に連系して運転する。負荷9に供
給される交流電圧は電圧検出器10によって検出され、
バンドパスフィルタ16を介して電流基準回路12に正
弦波の信号VS が入力される。電流基準回路12は増幅
器11から出力される制御信号VC と上記正弦波の信号
S を乗算して電流基準I* を出力する。この電流基準
* と電流検出器5で検出したインバータブリッジ2の
出力電流Iが増幅器13に入力されPWM制御部14、
駆動部15を介して電流偏差が零になるようにインバー
タブリッジ2をPWM制御する。
【0005】電流基準I* の位相は、負荷9に供給され
る交流電圧の位相にほぼ一致しており、インバータブリ
ッジ2から高力率の交流電力が供給される。
【0006】なお、直流電源1として太陽電池を用いる
とき、最大電力を取り出すように、電圧基準V* と直流
電源1の電圧との差を増幅器11で増幅して制御信号V
C を出力することにより直流電源1の電圧一定制御を行
なっているが、本発明とは直接関係しないので詳細説明
は省略する。
【0007】このような配電系統において、柱上変圧器
6を含む負荷側の保守点検を行う場合、しゃ断器7を開
放して交流電力系統8から切り離して行われる。この場
合、電圧リレー17と周波数リレー18により負荷側の
状態を監視し、交流電力系統8から切り離されたとき異
常検出回路19によりこれを検出し、駆動部15の動作
を中止させてインバータブリッジ2を停止させるように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、しゃ断
器7を開放して交流電力系統8から切り離したとき、イ
ンバータブリッジ2から供給する電力と、負荷9の電力
がバランスしていると異常検出回路19では異常検出が
行なわれず、インバータブリッジ2が運転を維持する場
合がある。この状態をアイランディング(island
ing)又は逆充電と呼び保守点検を行うとき危険な状
態となる。
【0009】特に負荷9に誘導電動機が接続されている
場合には、この電動機の逆起電圧により交流電力系統8
の電圧や周波数が維持される傾向となり、逆充電の検出
が困難となる。
【0010】この逆充電を防ぐ方法として以下に述べる
バンドパスフィルタ方式および電力変動方式ならびに高
調波電圧監視方式の提案がなされており、以下これらに
ついて説明する。
【0011】<バンドパスフィルタ方式>図7の電流基
準I* の大きさおよび位相は、バンドパスフィルタ16
の特性により図8に示すようになる。逆充電時、インバ
ータが供給する無効電力と負荷が要求する無効電力が一
致していない場合は、交流電源の周波数は定格周波数f
0からずれることになり、電流値が低下して有効電力の
バランスがくずれ交流電源の電圧が低下し、電圧リレー
17が異常を検出してインバータが停止する。
【0012】ここで、負荷インピーダンスが図9(a)
に示すRとLの遅れ力率角φの場合を考えてみる。イン
バータが電源容量の大きな交流電力系統に接続されてい
る状態では定格周波数f0 で運転しているので、図8の
バンドパスフィルタ特性により力率1の電力をインバー
タは出力している。しゃ断器7が開放されると、負荷9
の遅れ力率角φのためインバータの出力する無効電力と
負荷の無効電力がバランスしようとして周波数が上昇
し、周波数がf1 まで上昇すると、バンドパスフィルタ
16の特性で位相が遅れ力率角φだけ遅れた電力をイン
バータは供給する。この場合電流値は、I0 からI1
でわずかに減少するのみであり、電圧の変動は大きくな
い。この電圧変動は、供給される有効電力と負荷が消費
する有効電力によって決まる。
【0013】ところが、バンドパスフィルタ16が無い
場合は、常に力率1の電流を流すようインバータは動作
するので、図9(a)の場合バランスする点は周波数が
無限大(実際には制御の遅れなどにより無限大にはなら
ないが極めて高い周波数となる)となる。
【0014】このように、バンドパスフィルタ16は逆
充電時系統周波数変動を抑制するよう作用する。このこ
とは進み力率負荷の場合も同様に周波数を下げる作用を
抑制するよう働くことになり、バンドパスフィルタ16
は逆充電時、電圧変動は拡大する方向であるが、周波数
変動は抑制する方向であり条件によっては逆充電検出を
遅らせることもある。
【0015】<電力変動方式>図7のゆらぎ回路21に
より電流基準回路12から出力する電流基準I* を一定
量の範囲内で低周波で変動させ、しゃ断器7が開放され
たときインバータから出力する電力(有効電力と無効電
力)と負荷の電力のバランスを崩すことにより、電圧と
周波数を変化させ逆充電を検出する。しかし、この方式
でも多数台のインバータが並列に接続されると各インバ
ータの電力変動の位相がバラバラとなり、全体として電
力変動がない状態となって検出できない場合がある。
【0016】<高調波電圧監視方式>高調波検出回路2
0により負荷側電圧の高調波を監視し、しゃ断器7が開
放されたとき高調波(第3、第5、第7高調波)が増加
することにより逆充電を検出する。しかし、この方式
は、インバータエアコン、テレビなどのようなコンデン
サインプット形の整流回路を持つ負荷が多数使用される
と定常時に第3、第5、第7高調波が増加して検出の信
頼性が著しく低下する。
【0017】本発明は、これらの問題点を解決するため
なされたもので、その目的とするところは、逆充電をよ
り確実に検出することができるインバータの系統連系保
護方法およびその装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、次のように構成する。
【0019】請求項1に対応する発明は、直流電力を交
流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバ
ータの系統連系保護方法において、前記交流電力系統及
び前記インバータ出力の電圧位相に同期し所定の位相で
出力する電流基準に合致するように前記インバータの出
力電流の制御を行い、前記インバータが前記交流電力系
統から切り離されたとき、前記インバータの出力電圧の
周波数、周波数変化率、ゼロクロス付近の歪電圧に基づ
いて前記周波数が所定値に変化するように前記電流基準
の位相を変化させる方法とする。
【0020】請求項2に対応する発明は、直流電力を交
流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバ
ータの系統連系保護装置において、電流基準に応じて前
記インバータの出力電流を制御する電流制御手段と、前
記交流電力系統及び前記インバータの出力電圧の位相に
同期し、別途に与えられる位相指令に応じて前記電流基
準の位相を決定する電流基準回路と、前記インバータの
出力電圧の周波数、周波数変化率に基づいて前記周波数
が正帰還ループで変化するように前記電流基準の位相を
変化させる制御手段を設ける。
【0021】請求項3に対応する発明は、請求項2記載
の制御手段として、前記インバータの出力電圧の周波数
が定格周波数から所定値以上離れたとき位相変化率が逆
転する特性とする。
【0022】請求項4に対応する発明は、請求項2記載
の電流基準回路として別途に与えられるゲイン指令に応
じて増幅率を変える特性を有し、前記制御手段は前記イ
ンバータの出力電圧の周波数、周波数変化率に基づき前
記ゲイン指令を低下させる特性を持たせる。
【0023】請求項5に対応する発明は、請求項2記載
の電流制御手段として前記インバータの出力電圧のゼロ
クロス付近の電圧歪に基づいて前記周波数が正帰還ルー
プで変化するように前記電流基準の位相を変化させる特
性を持たせる。
【0024】請求項6に対応する発明は、請求項4記載
の電流制御手段として前記インバータの出力電圧のゼロ
クロス付近の電圧歪、電流基準あるいはインバータの出
力電流の変化に対するインバータの出力電圧の変化に基
づき前記ゲイン指令を低下させる特性を持たせる。
【0025】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、インバータ
が交流電力系統から切り離されたとき、インバータ出力
電圧の周波数、周波数変化率及びゼロクロス付近の歪電
圧に基づいて電流位相を変化させ、これにより周波数が
所定値に変化するので、確実にインバータを停止させる
方法が得られる。
【0026】請求項2に対応する発明によれば、インバ
ータが交流電力系統から切り離されたとき、前記制御手
段によりインバータの出力電圧の周波数、周波数変化率
に基づいて前記周波数が正帰還ループで変化するように
電流基準の位相を変化させ、これにより急速に周波数を
変化させ、高速にインバータを停止させることが可能と
なる。
【0027】請求項3に対応する発明によれば、インバ
ータの出力電圧の周波数が定格周波数から所定値以上離
れたとき前記制御手段の位相変化率が逆転することによ
り、進み電流と遅れ電流がバランスする周波数で安定さ
せることが可能となり、周波数の発散を防止することが
可能となる。
【0028】請求項4,6に対応する発明によれば、イ
ンバータが交流電力系統から切り離され、周波数を変化
させるとき、インバータの出力電圧の周波数、周波数変
化率に基づきゲイン指令を低下させる特性を有している
ので、電流振幅を小さくすることができ、インバータを
安全に停止させることができる。
【0029】請求項5に対応する発明によれば、軽負荷
あるいは無負荷の状態でインバータの交流電力系統から
切り離されたとき、インバータの出力電圧のゼロクロス
付近の電圧歪に基づいて周波数が正帰還ループで変化す
るように電流基準の位相を変化させ、高速に逆充電状態
を検出してインバータを停止させることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図であり、図中1〜15の構成は図7と同一であるの
で、ここでは同一番号を付してその説明は省略する。
【0031】本発明で用いる電流基準回路12は増幅器
11の出力電圧Vcと位相ゲイン設定回路31から与え
られるゲインGに応じて振幅が変化し、位相ゲイン設定
回路31から与えられる位相θに応じた位相の電流基準
* を出力する。なお、位相θは交流電圧の位相との位
相差を意味する。
【0032】電圧検出器10で検出された交流電圧は、
バンドパスフィルタ16を介して周波数検出回路22に
入力され、ここで周波数が検出され、この検出周波数V
22を周波数変化率(df/dt)検出回路23および演
算回路24に入力する。周波数変化率検出回路23にお
いて検出されたV23を演算回路24に入力し、演算回路
24において、V22とV23から出力V24(f+α(df
/dt):αは係数である)を出力し係数設定回路30
に入力する。
【0033】一方、電圧検出器10で検出された交流電
圧は、電圧瞬時値検出回路25を介して電圧実効値算出
回路26に入力し、電圧実効値算出回路26において実
効値V26を求め、これを電圧リレー17に入力し、ここ
で設定電圧値と比較して交流電圧の異常を検出し、これ
を異常検出回路19に入力する。
【0034】また、周波数検出回路22で検出された信
号V22は、周波数リレー18に入力され、ここで系統周
波数の異常を検出し、これを異常検出回路19に入力す
る。
【0035】さらに、電圧検出器10で検出された交流
電圧は、ゼロクロス検出器28に入力し、ここで交流電
圧のゼロクロス付近であることを検出し、この検出値を
歪検出器27に入力し、また歪検出器27に電圧瞬時値
検出回路25で検出された検出値を入力する。歪検出器
27は交流電圧のゼロクロス付近の歪を検出し、この検
出値V27を歪リレー32に入力し、ここで検出値V27が
設定値より大きい場合が検出され、これが異常検出回路
19に入力される。異常検出回路19は、電圧リレー1
7、周波数リレー18、歪リレー32の出力信号が入力
されたとき駆動部15に停止指令を与える。
【0036】歪検出器27の検出値V27は歪変化検出器
33に入力し、ここで歪変化が検出され、この検出値を
係数設定回路30へ入力する。電流基準回路12からの
電流基準I* と、電圧実効値算出回路26で算出された
実効値V26を変化率検出回路29に入力し、ここでdV
/dI* を検出し、これを係数設定回路30へ入力す
る。係数設定回路30では、電圧実効値Vと電流基準I
* の比dV/dI* からインバータ出力電流を変化させ
ることが原因で電圧が変化したのかどうかを判断する。
【0037】係数設定回路30は位相・ゲイン設定回路
31が出力するゲインGと位相θを決定するための変数
1 ,F2 を決定し、これにより電流基準I* の位相と
振幅を変化させるように構成してある。
【0038】以下、このように構成された本発明の実施
例装置の動作について説明する。
【0039】図2は位相・ゲイン設定回路31の特性例
を示すものであり、係数設定回路30から与えられる変
数F1 ,F2 に応じてゲインGと位相θを決定する。今
インバータが交流電力系統に連系され図1のしゃ断器7
が閉の場合は、系統周波数は、ほぼ定格値f0 (50H
z又は60Hz)に保たれているので、インバータから
は交流電源と同位相(力率=1)の電流を出力してい
て、電流基準I* はゲイン1(即ち太陽電池の最大電力
点)の出力となっている。
【0040】次に、しゃ断器7が開放された場合の逆充
電(アイランディング)時の作用について説明する。
【0041】しゃ断器7が開放され、インバータ出力の
無効電力と負荷の無効電力にアンバランスがある時差分
無効電力ΔQを発生する。この時、負荷電流Ilが図9
(e)のような遅れ力率である場合、常時はインバータ
の力率がほぼ1で、無効電力を出さない制御を行ってい
るので、インバータ電流IINと負荷電流Ilが平衡する
ようにインバータ出力の周波数がやや高くなり、フィル
タコンデンサ4の進み電流を増加させ負荷インダクタン
スの遅れ電流を減少させ負荷力率が1になろうとする。
この周波数V22と周波数変化率V23を検出し、演算回路
24により、f+α(df/dt)(αは係数)を求
め、V24として係数設定回路30で重みづけをして図2
の変数F1 ,F2 を設定し、位相、ゲイン設定回路31
によりゲインGと位相θを決定し、インバータ電流の位
相と大きさを変化させる。
【0042】今、電流位相だけ変化させる場合について
動作を説明する、図9(e)の場合f+α(df/d
t)>f0 となるためこの制御により図2(b)に示す
変数F2 をf0 の位置から右側に移動させ、インバータ
電流位相を進める。このため、負荷電流とインバータ電
流の位相が離れるので、更に交流電圧の周波数は上昇す
る。この作用が正帰還となり、周波数が更に上昇する
が、図2(b)に示すようにF2 がある範囲を超えると
進み位相の極大値を越え逆に位相が遅れるような特性に
しておく。これによりコンデンサ4に流れる進み電流が
負荷インダクタンスに流れる遅れ電流より大きくなりF
a の点で負荷とインバータの力率が一致してバランスす
る。
【0043】なお、図2(b)に示した直線φL は負荷
の電流位相であり、周波数f0 において力率=1の場合
を示したものである。従って、実際にはFa の点より少
し右へ移動した位置でバランスする。
【0044】次に負荷が図9(d)に示すように進み力
率の場合は、逆充電時、インバータ力率と負荷力率が一
致しようとして交流電圧の周波数が低下しコンデンサ電
流が減少し、リアクトル電流が増加して無効電力が平衡
するように作用する。周波数が低下し、f+α(df/
dt)<f0 となるので、図2(b)においてインバー
タ電流は遅れを出力するよう制御するので、更に交流電
圧の周波数が低下する正帰還作用で周波数が下降し位相
特性が逆転している点Fb でバランスする。
【0045】周波数リレー18を例えばFx,Fyの点
に設定してあれば、ΔQが0でない場合は容易に逆充電
を検出してインバータを停止させることができる。
【0046】この場合、周波数を発散させることから、
電圧が高くなることは負荷にとって好ましくないので、
図2(a)のゲイン特性により周波数のずれが大きくな
ると、インバータ電流を下げ交流電圧を下げて電圧リレ
ー17を動作させる方が望ましい。
【0047】残る、逆充電保護ではΔQが略0の場合に
ついてである。
【0048】この条件で負荷の有効電力とインバータの
有効電力がアンバランスしている時、即ちΔPが0でな
い場合を考える。
【0049】図9(c)において、CとLは有効電力を
消費しないので有効電力の消費はRのみである。電圧を
V+ΔV(Vが定格電圧)とすると、Rの消費電力は、
(V+ΔV)2 /Rとなる。ただし、ΔVは逆充電時の
電圧変化分である。
【0050】従って、ΔP=[(V+ΔV)2 /R]−
[V2 /R]が成立する。よって、ΔPが一定以上あれ
ば、V+ΔVを電圧リレー17で検出してインバータを
停止することができる。
【0051】次に、検出が最も困難なΔQが略0、ΔP
が略0の場合を説明する。
【0052】交流電圧VACと柱上変圧器6の励磁電流i
exの関係を、図3(a)に示す。交流電圧のゼロクロス
付近では鉄心の飽和特性により励磁電流iexは正弦波と
異なり歪電流となる。しゃ断器7が閉の場合、励磁電流
exは交流電力系統8から供給され、電圧歪の少ない正
弦波のVACを保持している。
【0053】ところが、ΔQが略0、ΔPが略0でしゃ
断器7が開放されると、柱上変圧器6の励磁電流iex
インバータと負荷から受けることになる。ΔQが略0の
ため、力率1の状態で電力がバランスしているので、Δ
Pは図3(b)に示すわずかな正弦波分であり、電圧の
ゼロクロス付近でのピーク電流を充分供給することでで
きず、図3(b)の破線で示すVACのように、電圧のゼ
ロクロス付近の電圧が低下し歪が増加する。
【0054】この歪を歪検出回路27、歪変化検出回路
33で検出し、逆充電の可能性を検出して、図2のゲイ
ン特性の横軸F1 と位相特性の横軸F2 をシフトし電力
のバランスを、くずして周波数と電圧を変動させ電圧リ
レー17、周波数リレー18でインバータを停止させ
る。
【0055】横軸F2 は、f+α(df/dt)の方向
と合わせる方がベターであるが、f+α(df/dt)
=f0 即ち周波数が変化しない場合は−βとして周波数
を低い方にずらした方が電動機負荷に対しては逆充電の
バランスを早くくずすことができる。
【0056】歪検出回路27の出力V27が設定値以上に
なると、歪リレー32で直接インバータを停止させるこ
とも可能となっている。
【0057】次に、歪変化検出回路33で、歪増加を検
出すると、横軸F1 をシフトすると電流基準I* が変化
するので、dV/dI* 回路29で検出し、逆充電状態
ではdV/dI* が一定値超えると、横軸F1 へ正帰還
させることによりバランスをくずす回路を追加すること
も可能となる。
【0058】なお、位相を変える場合はdV/dI*
osφ(cosφ=力率)有効電流に対する電圧変動を
キャッチする方が良い。また、電流基準I* は実測電流
Iとすることで、更に精度を向上できることは云うまで
もない。
【0059】以上述べた実施例によれば、インバータと
交流電力系統が連系されて運転している状態で、交流電
力系統からインバータが切離されてた時、インバータ出
力の無効電力と負荷の無効電力がわずかでもアンバラン
スしている時は周波数がわずかに上昇又は下降する。こ
の周波数のずれを検出し、周波数が上昇した場合はイン
バータ電流位相を進めることにより周波数が更に上昇し
て発散させるよう制御し、周波数が下降した場合は電流
位相を送らせて周波数を下げる方向に発散させる。
【0060】また、周波数が定格よりずれるに従ってイ
ンバータ電流値を下げ有効電力の供給を下げることによ
り電圧の低下をうながす。
【0061】電力の有効分、無効分が完全バランス時は
電圧、周波数共に変化しないので、電圧波形のゼロクロ
ス付近の歪の増大を検出して電流位相と電流の大きさを
変化させることによりバランス状態から発散動作へと移
行させる。このようにすることにより、逆充電をより信
頼性よく防ぐことができる。
【0062】本発明は、以上述べた実施例に限定される
ものではなく、以下のように変形して実施できる。
【0063】(1)前述の実施例では、図1においてf
+α(df/dt)でゲイン、位相の横軸を動かす場合
を説明したが、これをA(f−f0 )+f0 +α(df
/dt)(Aは係数)で横軸を動かすこともできる。A
=0とすれば周波数変化時にのみ位相を動かし定常時は
fに無関係に力率=1の運転も行うことができる。
【0064】また、交流電力系統8の応答に合わせて周
波数変化率の帰還に時間係数かけるなどの工夫を行って
もよい。
【0065】(2)位相特性は図4(a)に示すように
系統周波数の正常運転範囲F5 〜f0 〜F4 間はθの変
化率をゆるやか(又はゼロ)にし、その範囲をはずれる
とθの変化率を大きくすることにより定常時の力率を良
くするなど種々のバリエーションが考えられることは説
明するまでもない。
【0066】また、図4(c)に示すように定格周波数
付近のみθの変化さを大きくしてそれ以上ではθにリミ
ットをかけ力率の悪化を防ぐなども考えられる。
【0067】(3)またゲイン特性は図4(b)に示す
ようにx,y,zなどの曲線を用意しdV/dI* co
sφの変化や時間関数に従ってx→zに移行するなどの
バリエーションも考えられる。
【0068】(4)図1の制御回路はマイクロプロセッ
サとメモリー回路を使用することで容易に実現できる。
特に、図2に示すようにバンドパスタフィルタ16とゲ
インの関係は似ているが位相特性は全く逆であるような
特性もメモリーに記憶させることで自由にできる。アナ
ログ回路ではバンドパスフィルタのゲイン特性とノッチ
フィルタの位相特性を別々に使うことで達成できる。
【0069】(5)図1では、係数設定回路30に周波
数、周波数変化率、dV/dI* 、歪率変化などを入力
しているが、これらの組合せは自由であり、歪率変化は
高調波の変化率でキャッチできることは説明するまでも
ない。
【0070】(6)電圧の安定化にインバータの力率制
御が挿入されている場合は、力率制御角に図2の位相特
性を加算する制御であってもよい。
【0071】この場合歪率が増加したりdV/dI*
一定値を超えると力率制御をホールドすることが好まし
い。
【0072】(7)図1の位相・ゲイン設定回路31は
フィルタ16の特性を図5、図6に示す特性にすること
で代用できることは勿論、バンドパスフィルタ16の特
性に位相・ゲイン設定回路31の特性を加算することも
できる。
【0073】図5、図6の特性はアナログフィルタ技術
(特にスイッチドキパシタフィルタ)を使用することで
簡単に実用化できる。例えばリニアテクノロジ社のLT
C1060のICを1個使うことで図5(a)のバンド
パスフィルタ16aとノッチフィルタ16bを直列に接
続することにより、図5(b)のゲイン位相特性を得る
ことが可能である。
【0074】さらに、図6(a)に示すように中心周波
数の少し異なった(f1 とf2 )バンドパスフィルタ1
6cと16dを直列に接続することにより、図6(b)
に示すような特性を得ることができるのは説明するまで
もない。また、16cと16dを加算することでも同様
な特性を得ることができる。なお、バンドパスフィルタ
16aは、f0 を中心周波数としている。V16d の位相
特性とV16a のゲイン特性を使う。
【0075】(8)図1の位相・ゲイン設定回路31の
ゲイン設定を一定としてゲイン設定回路31を省略して
も基本動作は変らないことは説明するまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、逆充電を
信頼性良く防ぐことができるインバータの系統連系保護
方法およびその装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図2】図1の位相・ゲイン設定回路の特性を説明する
ための図。
【図3】図1の動作を説明するための波形図。
【図4】他の実施例を説明するため図。
【図5】他の実施例を説明するため図。
【図6】他の実施例を説明するため図。
【図7】従来のインバータの系統連系保護装置の一例を
説明するためのブロック図。
【図8】図7の問題点を説明するための図。
【図9】図7の問題点および本発明の他の実施例を説明
するための図。
【符号の説明】 1…直流電源、2…インバータブリッジ、3…リアクト
ル、4…コンデンサ、5…電流検出器、6…柱上変圧
器、7…しゃ断器、8…交流電力系統、9…負荷、10
…電圧検出器、11…増幅器、12…電流基準回路、1
3…増幅器、14…PWM制御回路、15…駆動部、1
6…バンドパスフィルタ、17…電圧リレー、18…周
波数リレー、19…異常検出回路、20…高調波検出回
路、21…ゆらぎ回路、22…周波数検出回路、23…
周波数変化率検出回路、24…演算回路、25…電圧検
出回路、26…実効値算出回路、27…歪検出回路、2
8…ゼロクロス検出回路、29…変化率検出回路、30
…係数設定回路、31…位相・ゲイン設定回路、32…
歪リレー、33…歪変化検出回路。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を交流電力に変換するインバー
    タと交流電力系統とを連系するものであって、前記イン
    バータの出力周波数が前記交流電力系統の電圧に同期し
    た位相の電流基準に合致するよう制御するインバータシ
    ステムにおいて、 前記交流電力系統と前記インバータが切り離されて前記
    インバータの出力周波数が上昇または下降した時は、逆
    充電時の周波数、周波数変化率、歪率の変化等に基づい
    て電流位相を進める方向に変化させるインバータの系統
    連系保護方法。
  2. 【請求項2】 直流電力を交流電力に変換するインバー
    タと交流電力系統とを連系するものであって、前記イン
    バータの出力周波数が前記交流電力系統の電圧に同期し
    た位相の電流基準に合致するよう制御するインバータシ
    ステムにおいて、 前記交流電力系統と前記インバータが切り離されて前記
    インバータの出力周波数が上昇または下降した時、逆充
    電時の周波数、周波数変化率、歪率の変化等に基づいて
    電流位相を進める方向に電流位相を変化させる位相変化
    手段と、 を具備したことを特徴とするインバータの系統連系保護
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位相変化手段は、定格周
    波数より設定値以上周波数がずれる場合位相特性を周波
    数が発散する方向と逆とし周波数の発散にリミットをか
    ける機能を有しているインバータの系統連系保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の位相変化手段は、電流基
    準を減衰させるゲイン曲線を有し、周波数や周波数変化
    率、歪率の変化、電流又は電流基準に対する電圧変動率
    などの組合せに基づき、前記ゲインを低下させる機能を
    有しているインバータの系統連系保護装置。
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